JP2010135201A - 三相一括式遮断器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】三相一括式遮断器10の遮断器操作機構は、3相送電線の第3の主接点を3相送電線の第1および第2の主接点よりも1/4サイクルだけ早めに遮断させるとともに第1および第2の主接点を第3の主接点よりも1/4サイクルだけ早めに投入させる主接点遮断/投入手段として機能する遮断器操作部11、連結シャフト12、第1乃至第3のカムプレート131〜133、第1乃至第3のカムローラ13b1〜13b3、第1乃至第3のガイドローラ13c1〜13c3、第1乃至第3の連結具141〜143および操作制御部15を具備する。第1乃至第3のカムプレート131〜133には、第1乃至第3の溝13a1〜13a3がそれぞれ形成されている。
【選択図】図1
Description
図10は、3相送電線の第2相および第3相の電圧が小さい状況で三相一括式遮断器を投入したときの一試験結果を示しており、3相送電線の第1相には励磁突入電流は発生していないが、3相送電線の第2相および第3相には大きな励磁突入電流が発生している。なお、同様の投入状況であっても、変圧器が停電した電圧および電流の位相関係に応じて励磁突入電流の大きさは異なる。
しかし、このような方法は抵抗接地系などに使用される三相一括式遮断器には適用することができないため、抵抗投入方法、変圧器の残留磁束を低減する方法または残留磁束を考慮した遮断器投入方法などが採用されているのが現状である。
また、残留磁束を考慮した遮断器投入方法では、三相一括式遮断器では接点が3相一括で動作するため、各相の電流がすべて“0”になるタイミングが存在しないので、励磁突入抑制効果はあるが、実機へ適用すると安定しないという問題がある。
ここで、前記主接点遮断/投入手段が、3相送電線の前記1つの主接点に対応する相の電圧が最大になるタイミングで該1つの主接点を遮断させるとともに、該3相送電線の前記他の2つの主接点に対応する他の2つの相の線間電圧が最大になるタイミングで該他の2つの主接点を投入させてもよい。
前記主接点遮断/投入手段が、遮断器操作部(11)と、該遮断器操作部によって上下方向に移動される連結シャフト(12)と、該連結シャフトに直列に接続された、かつ、第1乃至第3の溝(13a1〜13a3)がそれぞれ形成された第1乃至第3のカムプレート(131〜133)と、第1乃至第3の連結具(141〜143)と、該第1乃至第3の連結具を介して前記3つの主接点の第1乃至第3のシャフト(31〜33)とそれぞれ連結された、かつ、前記連結シャフトが前記遮断器操作部によって上下方向に移動されると位置が前記第1乃至第3の溝に沿ってそれぞれ移る第1乃至第3のカムローラ(13b1〜13b3)とを具備してもよい。
前記第1および第2の溝が、前記第1および第2のカムプレートの下端付近から上方に直線的に延びた第1および第2の直線部と、該第1および第2の直線部の上端から斜め上方に直線的に延びた第1および第2の斜線部とからなり、前記第3の溝が、前記第3のカムプレートの下端付近から前記斜め上方に直線的に延びた第3の斜線部と、該第3の斜線部の上端から上方に直線的に延びた第3の直線部とからなってもよい。
前記第1乃至第3の溝の上下方向の長さが同じにされており、前記第1乃至第3の溝の前記第1乃至第3の直線部の上下方向の長さと該第1乃至第3の溝の前記第1乃至第3の斜線部の上下方向の長さとが同じにされていてもよい。
前記第1および第2の溝の前記第1および第2の直線部の上下方向の長さと前記第3の溝の前記第3の斜線部の上下方向の長さとが、前記第3のガイドローラの位置が該第3の斜線部の下端から上端まで移ると、該第3のガイドローラと前記第3の連結具を介して連結された前記第3のシャフトが該第3の斜線部の左右方向の長さ分だけ該左右方向の一方の方向に移動することにより前記1つの主接点が遮断される長さとされており、前記第1および第2の溝の前記第1および第2の斜線部の上下方向の長さと前記第3の溝の前記第3の直線部の上下方向の長さとが、前記第1および第2のガイドローラの位置が該第1および第2の斜線部の上端から下端までそれぞれ移ると、該第1および第2のガイドローラと前記第1および第2の連結具を介してそれぞれ連結された前記第1および第2のシャフトが該第1および第2の斜線部の左右方向の長さ分だけ該左右方向の他方の方向にそれぞれ移動することにより前記他の2つの主接点が投入される長さとされていてもよい。
前記遮断器操作部によって前記連結シャフトを下方に移動する速さが、前記第1乃至第3のガイドローラの位置が前記第1乃至第3の溝の下端から上端にそれぞれ移る間に前記1つの主接点が遮断されてから1/4サイクル経過後に前記他の2つの主接点が遮断されるように設定されており、前記遮断器操作部によって前記連結シャフトを上方に移動する速さが、前記第1乃至第3のガイドローラの位置が前記第1乃至第3の溝の上端から下端にそれぞれ移る間に前記他の2つの主接点が投入されてから1/4サイクル経過後に前記1つの主接点が投入されるように設定されていてもよい。
前記主接点遮断/投入手段が、外部から変圧器停止信号が入力されると、前記3相送電線の3つの相電圧(V1〜V3)のうち前記1つの主接点に対応する1つの相電圧が最大となるタイミングで該1つの主接点が遮断されるように前記連結シャフトを下方に移動させるよう指示する遮断指令信号を生成して、該生成した遮断指令信号を前記遮断器操作部に出力するとともに、外部から変圧器充電信号が入力されると、前記3つの相電圧のうち前記他の2つの主接点に対応する他の2つの相電圧の差電圧が最大となるタイミングで該他の2つの主接点が投入されるように前記連結シャフトを上方に移動させるよう指示する投入指令信号を生成して、該生成した投入指令信号を前記遮断器操作部に出力する操作制御部(15)をさらに具備してもよい。
(1)3つの主接点のうちの1つの主接点を他の2つの主接点よりも1/4サイクルだけ早めに遮断させるとともに、当該1つの主接点を当該他の2つの主接点よりも1/4サイクルだけ遅めに投入させる主接点遮断/投入手段を遮断器操作機構に備えさせることにより、簡単な構成の遮断器操作機構で励磁突入電流を抑制することができる。
(2)励磁突入電流を抑制することができるため、主接点の磨耗を抑制することができるので、三相一括式遮断器の内部開放点検の延伸化が可能となり、コスト低減が図れる。
(3)励磁突入電流を抑制することができるため、瞬時電圧変動を抑制することができるので、顧客サービスの向上が図れる。
(4)短絡容量が小さい電力系統に比較的大容量の変圧器を設置することができる。
まず、本発明の三相一括式遮断器における励磁突入電流抑制の原理について説明する。
一般的に、変圧器を停止したタイミングで変圧器を充電すれば、変圧器の鉄心が飽和するような電流の流れにならないので、励磁突入電流を抑制することができる。しかし、実際には、遮断器は、主接点(主回路)が開放された時点ではなく、電流が“0”になった時点付近で遮断されることになる。また、変圧器励磁電流は電圧と90度の位相差があるため、電圧が最大のタイミングで遮断器を遮断することが理想であるが、三相一括式遮断器では実現することができない。
そこで、三相一括式遮断器の3つの主接点のうち1つの主接点が他の2つの主接点に対して遮断時には先行して動作するとともに投入時には遅れて動作するように3つの主接点の動作タイミングに差を持たせて、電圧が最大のタイミングで三相一括式遮断器の遮断および投入を行えば、励磁突入電流を抑制することが可能になる。
すなわち、三相一括式遮断器の遮断時には、1/4サイクルだけ早めに遮断させる1つの主接点に対応する相の電圧が最大になるタイミングでこの1つの主接点が遮断されるように制御すれば、他の2つの主接点に対応する2つの相の線間電圧が最大になるタイミングでこの2つの主接点が遮断されることになるので、3相ともに電流が“0”付近で停電することになる。
また、三相一括式遮断器の投入時には、1/4サイクルだけ早めに投入される2つの主接点に対応する2つの相の線間電圧が最大になるタイミングでこの2つの主接点が投入されるように制御すれば、残りの1つの主接点に対応する相の電圧が最大になるタイミングでこの1つの主接点が投入されることになるので、励磁突入電流を完全に抑制することができる。
なお、この実証試験は、図5に示すように、三相一括式遮断器の第3相の遮断器可動接点(以下、「第3の遮断器可動接点513」と称する。)の長さを三相一括式遮断器の第1相の遮断器可動接点(以下、「第1の遮断器可動接点511」と称する。)および三相一括式遮断器の第2相の遮断器可動接点(以下、「第2の遮断器可動接点512」と称する。)の長さよりも短くして行った。
この実証試験では、3相送電線の第1相の図6の(a)に示す電源電圧が最小になる時刻t1において三相一括式遮断器の遮断動作を開始させ(図7(a)参照)、1/4サイクルだけ早めに遮断させる3相送電線の第3相の電源電圧が最大付近になる時刻t2で第3の遮断器可動接点513の先端が第3の遮断器固定接点523から離れるようにしたのち(図7(b)参照)、時刻t2から1/4サイクル経過後の時刻t3に第1および第2の遮断器可動接点511,512の先端が第1および第2の遮断器固定接点521,522からそれぞれ離れるようにした(図7(c)参照)。
この実証試験では、図7の(e)から(g)に示すように、3相送電線の第1相、第2相および第3相のいずれにも励磁突入電流は発生しなかった。
この実証試験では、3相送電線の第1相の図8の(a)に示す電源電圧が“0”付近になる時刻t1において三相一括式遮断器の投入動作を開始させ(図9(a)参照)、1/4サイクルだけ早めに投入させる3相送電線の第1相および第2相の線間電圧が最大になる時刻t2で第1および第2の遮断器可動接点511,512の先端が第1および第2の遮断器固定接点521,522にそれぞれ接触するようにしたのち(図9(b)参照)、時刻t2から1/4サイクル経過後の時刻t3に第3の遮断器可動接点513の先端が第3の遮断器固定接点523に接触するようにした(図9(c)参照)。
この実証試験では、図9の(e)から(g)に示すように、3相送電線の第1相、第2相および第3相のいずれにも励磁突入電流は発生しなかった。
本実施例による三相一括式遮断器10は、図1に示すように、3相送電線の第3相の主接点(以下、「第3の主接点」と称する。)を3相送電線の第1相および第2相の主接点(以下、「第1および第2の主接点」と称する。)よりも1/4サイクルだけ早めに遮断させるとともに第1および第2の主接点を第3の主接点よりも1/4サイクルだけ早めに投入させる主接点遮断/投入手段として機能する遮断器操作部11、連結シャフト12、第1乃至第3のカムプレート131〜133(第1乃至第3の溝13a1〜13a3がそれぞれ形成されている)、第1乃至第3のカムローラ13b1〜13b3、第1乃至第3のガイドローラ13c1〜13c3、第1乃至第3の連結具141〜143および操作制御部15を遮断器操作機構が具備する点で、従来の三相一括式遮断器と異なる。
第1乃至第3の連結具141〜143は、第1乃至第3のカムプレート131〜133の第3の側面とそれぞれ接触する2個ずつの第1乃至第3のガイドローラ13c1〜13c3に挟まれるようにそれぞれ設けられている。
同様に、遮断器操作部11によって連結シャフト12を上方に移動する速さは、第1乃至第3のガイドローラ13b1〜13b3の位置が第1乃至第3の溝13a1〜13a3の上端から下端にそれぞれ移る間に第1および第2の遮断器可動接点11,12の先端が第1および第2の遮断器固定接点21,22にそれぞれ接触してから1/4サイクル経過後に第3の遮断器可動接点13の先端が第3の遮断器固定接点23に接触するように設定されている。
(1)変圧器停止時には、第3の相電圧V3が最大となるタイミングで第3の主接点を遮断する(すなわち、第3の遮断器可動接点13の先端が第3の遮断器固定接点23から離れる)ように連結シャフト12を下方に移動させるように指示する遮断指令信号を生成する。
(2)変圧器充電時には、第1および第2の相電圧V1,V2の差電圧(すなわち、3相送電線の第1相および第2相間の線間電圧)が最大となるタイミングで第1および第2の遮断部を投入する(すなわち、第1および第2の遮断器可動接点11,12の先端が第1および第2の遮断器固定接点21,22に接触する)ように連結シャフト12を上方に移動させるように指示する投入指令信号を生成する。
なお、変圧器停止前においては、第1乃至第3のカムプレート131〜133の位置は、図1に示すように、第1乃至第3の溝13a1〜13a3の下端とされている。
遮断器操作部11は、遮断指令信号が操作制御部15から入力されると、連結シャフト12を下方に移動させる。その結果、第1乃至第3のカムプレート131〜133も下方に移動する。
一方、第1および第2のカムローラ13b1,13b2の位置は第1および第2の溝13a1,13a2の第1および第2の直線部に沿って上方にそれぞれ移っていくだけであるので、第1および第2の遮断器可動接点11,12は移動せずに第1および第2の遮断器固定接点21,22と完全に接触したままとなる(図2参照)。
一方、第3のカムローラ13b3の位置は第3の溝13a3の第3の直線部に沿って上方に移っていくだけであるので、第3の遮断器可動接点13は移動せずに第3の遮断器固定接点23から完全に離れたままとなる。
なお、変圧器受電前においては、第1乃至第3のカムプレート131〜133の位置は、図4に示すように、第1乃至第3の溝13a1〜13a3の上端とされている。
遮断器操作部11は、投入指令信号が操作制御部15から入力されると、連結シャフト12を上方に移動させる。その結果、第1乃至第3のカムプレート131〜133も上方に向かって移動する。
一方、第3のカムローラ13b3の位置は第3の溝13a3の第3の直線部に沿って下方に移っていくだけであるので、第3の遮断器可動接点13は移動せずに第3の遮断器固定接点23から完全に離れたままとなる。
一方、第1および第2のカムローラ13b1,13b2の位置は第1および第2の溝13a1,13a2の第1および第2の直線部に沿って下方にそれぞれ移っていくだけであるので、第1および第2の遮断器可動接点11,12は移動せずに第1および第2の遮断器固定接点21,22と完全に接触したままとなる。
21〜23,521〜523 第1乃至第3の遮断器固定接点
31〜33 第1乃至第3のシャフト
10 三相一括式遮断器
11 遮断器操作部
12 連結シャフト
131〜133 第1乃至第3のカムプレート
13a1〜13a3 第1乃至第3の溝
13b1〜13b3 第1乃至第3のカムローラ
13c1〜13c3 第1乃至第3のガイドローラ
141〜143 第1乃至第3の連結具
15 操作制御部
V1〜V3 第1乃至第3の相電圧
t1〜t3 時刻
Claims (8)
- 1つの遮断器操作機構で3つの主接点を同時に操作して遮断/投入させる三相一括式遮断器(10)であって、前記遮断器操作機構が、前記3つの主接点のうちの1つの主接点を他の2つの主接点よりも1/4サイクルだけ早めに遮断させるとともに、該1つの主接点を該他の2つの主接点よりも1/4サイクルだけ遅めに投入させる主接点遮断/投入手段を具備することを特徴とする、三相一括式遮断器。
- 前記主接点遮断/投入手段が、3相送電線の前記1つの主接点に対応する相の電圧が最大になるタイミングで該1つの主接点を遮断させるとともに、該3相送電線の前記他の2つの主接点に対応する他の2つの相の線間電圧が最大になるタイミングで該他の2つの主接点を投入させることを特徴とする、請求項1記載の三相一括式遮断器。
- 前記主接点遮断/投入手段が、
遮断器操作部(11)と、
該遮断器操作部によって上下方向に移動される連結シャフト(12)と、
該連結シャフトに直列に接続された、かつ、第1乃至第3の溝(13a1〜13a3)がそれぞれ形成された第1乃至第3のカムプレート(131〜133)と、
第1乃至第3の連結具(141〜143)と、
該第1乃至第3の連結具を介して前記3つの主接点の第1乃至第3のシャフト(31〜33)とそれぞれ連結された、かつ、前記連結シャフトが前記遮断器操作部によって上下方向に移動されると位置が前記第1乃至第3の溝に沿ってそれぞれ移る第1乃至第3のカムローラ(13b1〜13b3)と、
を具備することを特徴とする、請求項1または2記載の三相一括式遮断器。 - 前記第1および第2の溝が、前記第1および第2のカムプレートの下端付近から上方に直線的に延びた第1および第2の直線部と、該第1および第2の直線部の上端から斜め上方に直線的に延びた第1および第2の斜線部とからなり、
前記第3の溝が、前記第3のカムプレートの下端付近から前記斜め上方に直線的に延びた第3の斜線部と、該第3の斜線部の上端から上方に直線的に延びた第3の直線部とからなる、
ことを特徴とする、請求項3記載の三相一括式遮断器。 - 前記第1乃至第3の溝の上下方向の長さが同じにされており、
前記第1乃至第3の溝の前記第1乃至第3の直線部の上下方向の長さと該第1乃至第3の溝の前記第1乃至第3の斜線部の上下方向の長さとが同じにされている。
ことを特徴とする、請求項4記載の三相一括式遮断器。 - 前記第1および第2の溝の前記第1および第2の直線部の上下方向の長さと前記第3の溝の前記第3の斜線部の上下方向の長さとが、前記第3のガイドローラの位置が該第3の斜線部の下端から上端まで移ると、該第3のガイドローラと前記第3の連結具を介して連結された前記第3のシャフトが該第3の斜線部の左右方向の長さ分だけ該左右方向の一方の方向に移動することにより前記1つの主接点が遮断される長さとされており、
前記第1および第2の溝の前記第1および第2の斜線部の上下方向の長さと前記第3の溝の前記第3の直線部の上下方向の長さとが、前記第1および第2のガイドローラの位置が該第1および第2の斜線部の上端から下端までそれぞれ移ると、該第1および第2のガイドローラと前記第1および第2の連結具を介してそれぞれ連結された前記第1および第2のシャフトが該第1および第2の斜線部の左右方向の長さ分だけ該左右方向の他方の方向にそれぞれ移動することにより前記他の2つの主接点が投入される長さとされている、
ことを特徴とする、請求項5記載の三相一括式遮断器。 - 前記遮断器操作部によって前記連結シャフトを下方に移動する速さが、前記第1乃至第3のガイドローラの位置が前記第1乃至第3の溝の下端から上端にそれぞれ移る間に前記1つの主接点が遮断されてから1/4サイクル経過後に前記他の2つの主接点が遮断されるように設定されており、
前記遮断器操作部によって前記連結シャフトを上方に移動する速さが、前記第1乃至第3のガイドローラの位置が前記第1乃至第3の溝の上端から下端にそれぞれ移る間に前記他の2つの主接点が投入されてから1/4サイクル経過後に前記1つの主接点が投入されるように設定されている、
ことを特徴とする、請求項3乃至6いずれかに記載の三相一括式遮断器。 - 前記主接点遮断/投入手段が、外部から変圧器停止信号が入力されると、前記3相送電線の3つの相電圧(V1〜V3)のうち前記1つの主接点に対応する1つの相電圧が最大となるタイミングで該1つの主接点が遮断されるように前記連結シャフトを下方に移動させるよう指示する遮断指令信号を生成して、該生成した遮断指令信号を前記遮断器操作部に出力するとともに、外部から変圧器充電信号が入力されると、前記3つの相電圧のうち前記他の2つの主接点に対応する他の2つの相電圧の差電圧が最大となるタイミングで該他の2つの主接点が投入されるように前記連結シャフトを上方に移動させるよう指示する投入指令信号を生成して、該生成した投入指令信号を前記遮断器操作部に出力する操作制御部(15)をさらに具備することを特徴とする、請求項3乃至7いずれかに記載の三相一括式遮断器。
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