JP4766815B2 - ボリューム・ホログラフィ・ディフューザ - Google Patents

ボリューム・ホログラフィ・ディフューザ Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は広く、ボリューム・ホログラフィ・ディフューザに関する。
【0002】
(発明の背景)
ホログラフィ・ディフューザは当技術分野ではよく知られている。さらに、ホログラフィ・ディフューザを利用するLCD表示器も当技術分野ではよく知られている。典型的には、LCD表示器は、ホログラフィ・ディフューザを使用してLCD表示器の背面照明(バックライト)を増強し、または特定の視野角域内に位置する視る者に送信された表示光を向ける。これを達成するために、ホログラフィ・ディフューザは、特定の視野角域を占めるように設計された特定の伝搬路に拡散された光を向ける。
【0003】
例えば、航空機のコクピットの表示器がホログラフィ・ディフューザを有する場合、パイロットのヘッド・ボックスはパイロットの眼によって占有可能であるはずの領域であり、パイロットはそこから表示装置の出力を視るものと考えられる。したがって、LCD表示器によって送信された光をパイロットのヘッド・ボックスへ向けるためのホログラフィ・ディフューザを設計することは利点がある。このようにホログラフィ・ディフューザを使用して光を向け直すことが知られている。
【0004】
しかし、所望の視野角域にわたって均一の輝度を維持し、かつ視野角域の縁部で急激な輝度の減衰を生じさせることは困難である。このような困難さが存在するのは、各々のホログラフィ・ディフューザの設計によって、表示輝度が視野角の可変関数にされているからである。その結果、パイロットのヘッド・ボックス内から視るとき、表示輝度に好ましくない変化が起こり得るからであり、かつ視野の外縁部での輝度カットオフが急激ではないからである。これは一般に、知られているホログラフィ・ディフューザの2つの望ましくない特性に起因する。第1に、ホログラフィ・ディフューザ上の光の入射角が、その設計に適合する許容入射角の限界に近づくにつれて、ホログラムの拡散特性が衰え始め、その入射光が伝搬角で拡散または偏向されずにホログラムを透過し始める。第2に、視野角の関数としての表示輝度の対応するグラフはベル形曲線に類似する。このため視られる表示像は、視野角が視野角域の縁部に接近するにつれて不明瞭になる。さらに、重要な視野角域の外縁部での輝度減衰が急激でないために、有用視野角域の外側にかなりの無駄な光が注ぐ。
【0005】
図1は、当技術分野における従来の拡散スクリーン配置の側面図である。図1を参照すると、平行または部分的に平行な白色光入力ビーム10が、屈折媒体基体12およびボリューム・ホログラフィ・フィルム・ディフューザ13を直角入射で照明する。このホログラム・フィルム13は、投射された出力ビーム14を角域λにわたって拡散する。図2に示す角λは、半ピーク20間の輝度角分布断面の半ピーク全幅角である。顕著な色分散は、ほとんど、または一切ない。
【0006】
図1Aを参照すると、平行または部分的に平行な白色光入力ビーム10が90度よりも大きいかまたは小さい角φで屈折媒体基体12上に入射するとき、ボリューム・ホログラムを励起するビームが、直角入射に関する拡散角と同一の(またはほとんど同一の)拡散角λを維持するように設計され得ることは注目に値する。あるいは、図1Bを参照すると、平行または部分的に平行な白色光入力の直角入射に関して、拡散角λを有する出力ビームが、基体に対して直角でない方向へ投射され得る。これによって、パイロットの視線水準より下方に位置し、かつ計器表示面の法線がパイロットの直視線に対してかなりの角度(20度から30度またはそれ以上)をなす航空機のコクピットの計器表示装置の輝度を向上させることができる。これは、計器面の法線から離れかつパイロットのヘッド・ボックスの中心に向かって拡散された出力を投射することによって達成することができる。
【0007】
同様に、入力白色光の平行または部分的に平行なビームおよび拡散された出力ビームの伝搬方向が、両方とも基体(または計器表示面)の法線から偏向するボリューム・ホログラフィ・ディフューザの設計も可能である。
【0008】
これら従来技術のディフューザの設計では、視野角域の外縁部での(およびこれらの外縁部を越える角度での)漸進的な輝度減衰が光の無駄を引き起こし、表示輝度の低下を生じる。したがって、無駄な光を最小にし、かつ重要な視野角域内に捕捉される光束を最大にするために、輝度角分布曲線の半ピーク点での傾きを極大にすることに利点がある。
【0009】
(発明の概要)
本発明は、航空機のコクピット内のLCD計器盤モジュールおよびヘッドアップ表示装置などの、その用途は表示装置に限定されるものではないが、表示装置用のビーム偏向拡散スクリーンとして特に有用である。それらの半ピーク全幅点で急激な輝度のカットオフを有する1組の狭い重ね合わせられた偏向され拡散されたビーム断面が、複合角輝度分布を形成する。表示パネルから投射するこれらの重ね合わせられた光ビームを集中させることによって、かつパイロットのヘッド・ボックス内でそれらを捕捉することによって、パイロットのヘッド・ボックス外に投射されることによる無駄な光を最小にすることにより効率を向上させる。個々の投射された狭いビーム角断面は、単独では視野角の関数としての表示輝度を均一にしないが、複数の個々の狭いビームの重ね合わせは、重要な広い視野角域にわたって均一な輝度を生成するように設計することができる。
【0010】
本発明は、本発明の構成および方法を用いて、入れ子式の複数の個々の接合された幾何学形ホログラフィ・セルを含むフィルム・マトリックスを有する基体を通過する平行または部分的に平行な光を送出することによって達成される。このマトリックスを含むセルはグループに細分化される。1つのグループ内の各セルは、固有にパターン付けしたボリューム・ホログラフィ・ディフューザを内蔵する。このディフューザは、そのグループ内の他のどのセルによって投射される方向とも異なる方向へ投射される、拡散された狭い光ビームを生成する。各セルのグループから投射された様々な方向に向かう拡散された狭い光ビームを重ね合わせることによって、結合されて得られる拡散された広い光ビームが生成される。この得られる光ビームは、その半ピーク点での急激に垂直な傾きおよび重要な広い視野角域にわたる実質的に平坦かつ幅広いピークをもつ輝度角分布断面を有する。よって生成される表示輝度は、広い視野角域にわたって均一である。この角域は、パイロットのヘッド・ボックスの中点を通過する特定のビーム偏向角上の中心に位置する。よって表示器上のセルのマトリックスは、その表示面全体にわたって、かつパイロットのヘッド・ボックス内の任意点から視るときに、均一の輝度を生成する。この得られる表示輝度は、当技術分野で知られる視野角域より広い視野角域にわたって実質的に均一であり、かつ角分布断面の半ピーク点での急激な輝度減衰は当技術分野で知られているものより大きい。好ましい実施の形態では、別個の右眼用の像と別個の左眼用の像とを交代させずに、非交代式に単一像を両眼に提供することもできる。
【0011】
本発明は、平行または部分的に平行な光が表示器上に入射する用途に最も有用であり、表示器によって送信された光をより広くかつより多くの拡散ビーム中へ投射する必要が存在する。この投射された拡散ビームが、所望の広い視野角域にわたってかつその領域の縁部で急激に輝度がカットオフされて均一に分布されるとき、その有用性がさらに高まる。この投射された拡散ビームはまた、非対称の(すなわち、直交する断面平面内の異なる角幅)出力ビーム包絡面も有することが可能であり、その面は高い効率性を有し、かつ色分散がほとんどまたは一切ない。入力ビーム方向とは異なる角度で、このような出力ビーム包絡面の軸を任意選択で偏向させることも望まれ得る。非対称の出力ビーム包絡面および/または入力ビーム軸とは異なる軸を有する包絡面は、非対称の次元を有するパイロットのヘッド・ボックス内に届かない光束および/または表示器の法線から離れて位置する光束を最小にするために有用である。
【0012】
拡散スクリーン面上または面内で、規則的なパターンで配置されたボリューム・ホログラムのマトリックスを創出することによって、そのマトリックスのサブグループの隣接セルが異なるホログラム設計を有し、各々のセルがそのセルから異なる方向に投射される拡散ビームを偏向する。各々の投射された出力ビームのビーム分散方向および偏向方向は、各々の異なるサブグループ・セルのホログラム設計によって制御することができる。このように生成した拡散された投射出力ビームを重ね合わせることによって、その半ピーク点での急激な断面の傾きおよび実質的に平坦な幅広いピークを有する複合角輝度分布が生成される。この複合投射ビームは、所望の拡散分散および伝搬方向を有する。
【0013】
よって、本発明は、入れ子式の個々に接合された幾何学形セルを通して、表示器からの光ビームを送出するための方法および装置を使用する。セルはサブグループに細分化され、1つのサブグループの各セルは、最適の拡散が生じるように異なる設計角または投射角を有するパターン付けしたボリューム・ホログラフィ・ディフューザを内蔵する。1つのサブグループの各セルは、そのサブグループのその他のセルの伝搬角とは異なる伝搬角を有する、拡散された光ビームを投射する。
【0014】
セル・サブグループのホログラフィ・ディフューザの反復パターンによって、ビーム投射方向よりも数が多いセルが存在する。したがって、各セルはマトリックス内の他の多数のセルとビーム投射方向を共有する。ホログラフィ・ディフューザ・セル上の入射光の角分布は、そのセルの拡散特性によって拡大され得る。よって、そのセルから投射されたビームの角分布は、入射光ビームの角分布よりも広くなり得る。さらに、そのセルから投射されたビームは、そのセル・サブグループの他のセルの方向とは異なる方向へ伝搬することができる。したがって、セル・サブグループから投射された複合ビームの角分布は、複合ビームを含む個々の構成要素ビームのうちのどれよりも広く、かつ可能性としてさらに角非対称であり得る。さらに、複合ビームは、狭い角分布(複合ビームの分布と比較して)を有する複数の個々のビームからなるので、複合ビームの半ピーク点での角分布断面の傾きは、狭いビームの傾きに類似して、急激であり、ほとんど垂直であり得る。表示器をパイロットのヘッド・ボックス内の点から視ると、ピークの複合投射ビームの角分布が、広い視野角域にわたって実質的に平坦であるので、表示輝度は視野角の一様関数であり得る。よって、所定のビーム分散角および偏向角が視る者に対して創出される。セル・サブグループから表示面全体に投射された輝度角分布断面の縁部で生成された、大きなほとんど垂直な傾き角によって、光度効率が最大化される。
【0015】
(詳細な説明)
図3および4は、本発明に従ってホログラフィ・ディフューザ30を示す図である。図3を参照すると、このホログラフィ・ディフューザ30は、ホログラフィ・ディフューザ30全体に配置されたセルのマトリックスを形成する入れ子式の個々の接合された幾何学形セルから構成される。これらのセルは、パターンを付けたホログラフィ・ディフューザ30を共に形成する入れ子式のセル・サブグループ301の連続配置で一群にされる。セル・サブグループ301の個々の接合された幾何学形セルは各々、個々のパターン付けしたホログラフィ・ディフューザ要素を含む。セル・サブグループのホログラフィ・ディフューザ要素は各々、入力光を拡散し、かつその拡散されたビームを、そのセル・サブグループの他のディフューザ要素によって投射された方向とは異なる独自の方向に投射する。表示器1が図3に示されているが、通常、それは背面照明のLCD表示器でよい。表示器1から様々な伝搬方向を有する光線5からなる入射光2が、ホログラフィ・ディフューザ30へ入射する。
【0016】
表示器1とホログラフィ・ディフューザ30の間の距離は、等しい縮尺で描かれておらず、実際には、表示器がディフューザに接近すればするほど、それだけ解像力を損失せずに明瞭な像を生成することが容易になることに留意されたい。したがって、ホログラフィ・ディフューザ30は、表示器1に積層されるかまたは付着されることが好ましい。
【0017】
ホログラフィ表示スクリーン30による解像力の損失を防ぐために、ホログラフィ・セルのサブグループ301の大きさは、表示画素より小さくなければならない。だいたいにおいて経験則によれば、サブグループの大きさは、対応する画素の大きさの半分を超えない。よって、サブグループの面積は、表示画素の面積の1/4を超えない。
【0018】
さらに、隣接するホログラフィ・セル間の境界での縁効果が、セル間の移行領域におけるホログラフィ特性の望ましい急激な「階段関数」変化を妨げる恐れがあることを当業者なら理解するであろう。したがって、ホログラフィ特性の損失が2つのセル間の境界域で生じる。このような損失は、小さいセルほどセル間の移行領域が占める比率が大きいので、小さいホログラフィ・セルにはより顕著である。したがって、サブグループ301を含むホログラフィ・セルは、解像力の損失を防ぐのに必要な面積以上にしなければならない。
【0019】
図3では、ホログラフィ・ディフューザ30上に入射する部分的に平行な光2が、その複数のセル構造を通過する。このような構造の個々の入れ子式ホログラフィ要素は各々、それが捕捉する光を拡散し、かつパイロットのヘッド・ボックスの一定部分に向けて投射する。セル・サブグループ301を含む各セルは、そのサブグループの他のセルとは異なる方向へその拡散ビームを投射する。様々に投射されたすべてのビームを重ね合わせることによって、パイロットのヘッド・ボックス内のすべての点から視ることができる複合ビームを形成する。図8の輝度対視野角のグラフは、パイロットのヘッド・ボックス内の視点に関する視野角の関数としてのサブグループの輝度の一例である。図8は、(パイロットのヘッド・ボックス領域を通過する光束伝搬の方向を表す)2つの直交する角次元および輝度次元を表す三次元グラフを貫通して取った断面図であることに留意されたい。したがって、9個のホログラフィ・セルのサブグループから、様々な投射設計角で投射される拡散ビームの3×3の配列があり得る。図8のグラフは、9つの投射されたビームのうちの3つを貫通して取った断面スライスであり得る。図8の3本の破線グラフ80は、個々の投射されたビームの輝度角断面を表し、その特有の投射設計角上にその中心が各々位置する。実線83は、個々の投射されたビーム輝度角分布80の複合合計を表す。
【0020】
各ビームのグラフは、両ビームの共通の半ピーク点で隣接するビームのグラフと交差することに留意されたい。このような条件は、視野角の均一な輝度を生成するのに必要であるが、個々のビームの半ピーク点の角分離に等しくなるように、それらの投射設計角の角分離を選択することによって実現される。
【0021】
図8によって例示した拡散されたビームの3×3の配置断面図は、数多くの可能な配置のうちの1つである。図9は、ホログラフィ・ディフューザのセル・サブグループ301から投射されたビームの1×2、2×2、3×2またはN×2の配置であり得る一対の投射ビームの中心を貫通してとった断面図の一例である。当然のことであるが、3×4,3×5,4×4または一般にN×Mなどの、ただしNおよびMは常識範囲内の任意の整数であり得るが、他に多くの可能な配置が存在する。
【0022】
投射されたビーム305の一部分が、位置100(図4に視る者の眼の位置として示されている)で交わるが、それはパイロットのヘッド・ボックスなどの指定された空間領域内にある。放射されたビームのこれらの部分は、眼の位置100からホログラフィ・ディフューザ30上の複数のセル・サブグループ301の各々までの個々の視野角である。位置100では、視野角305に沿って投射された拡散ビーム部分が重ね合わされる。
【0023】
これらの重ね合わされたビーム部分が、加え合わされて所望の曲線83を形成する曲線80によって、出力角分布断面曲線として図8にグラフで示されている。図8の広い視野角域にわたる均一な輝度によって、その均一な輝度角域内にある視野角305に関する表示輝度も同様に均一である。したがって、表示輝度が視る位置100で最適化される。さらに、半ピーク点82でほとんど垂直な傾きを有する曲線83によって、従来のホログラフィ・ディフューザの重要な視野角域の外側で無駄にされる光が解消される。
【0024】
このような改良が、図8を図2に比較することによって例示されている。本発明では、半ピーク点の近傍における輝度は、非常に急激な態様で増減することが図8から容易に理解される。これは従来技術の図2と対照的であり、そこでは輝度が、均一な輝度の比較的小さな角域および半ピーク点の角の近傍における輝度の緩やかな変化を有する遥かにベル形の関数である。生じる無駄な光束が表示器で望ましくないのは、それが適正な輝度の角視野域を減少させるからである。このような現象は、当技術分野では一般に、「半ピーク点における小さな傾き問題」と呼ばれている。
【0025】
再び図3および4を参照すると、隣接する入れ子式のホログラフィ・セル・サブグループ301は、無限に多様な入れ子式幾何学形で実施され得る。それらのうちの3例が、図5、6および7で例示されている。図5は、18辺の多角形セル・サブグループ501の入れ子式マトリックスからなるホログラフィ・ディフューザ50を例示する図である。図6は、長方形のセル・サブグループ601の入れ子式マトリックスからなるホログラフィ・ディフューザ60を例示する図である。図7は、三角形のセル・サブグループ701の入れ子式マトリックスからなるホログラフィ・ディフューザ70を例示する図である。
【0026】
これらのサブグループ形状の各々に、ホログラフィ・セルの入れ子式マトリックスが埋められている。これらの例が、図5A、6Aおよび7Aに例示されている。図5Aφかにセル・サブグループ501に、7個の入れ子式六角形ホログラフィ・セル602を埋めることができるかを示す図である。図6Aφかに長方形のセル・サブグループ601に、9個の入れ子式長方形ホログラフィ・セル602を埋めることができるかを示す図である。図7Aは、三角形セル・サブグループ701に、いかに16個の入れ子式三角形ホログラフィ・セル702を埋めることができるかを示す図である。
【0027】
異なる幾何学形状各々が、得られる拡散ビームを均一な輝度角分布において拡大する目的に寄与するホログラフィ光分布特性をそれ自体のものとして有し、しかも本発明を可能にするために重要な角域の外側の無駄が最小限である。
【0028】
セル・サブグループおよびそれらを含むセルを入れ子式にすることが有利なのは、サブグループ間またはそれを含むセル間の間隙が一切のホログラフィ拡散特性を有さない空白域を創出することになるからである。前記空白域を通過して光が漏出することによって、光損失または非均一的な拡散特性による望ましくない非均一的な表示輝度を引き起こすことになる。
【0029】
セル・サブグループおよびそれらを含むセルのホログラフィ特性は多様である。各セル・サブグループのホログラフィ特性は、ホログラフィ・ディフューザの他のどのセル・サブグループのホログラフィ特性とも同一である。これによって各セル・サブグループから投射される複合ビームに関して同一の拡散特徴が確保される。各セル・サブグループを含むホログラフィ・セルのホログラフィ特性は互いに異なる。これは、図1、1Aおよび1Bで定義された従来技術の拡散角14を増大するために必要である。さらに、先に説明したように、これは、視野角の設計域にわたる輝度均一性を獲得するために必要である。
【0030】
部分的に平行な光に関して輝度角断面が図9に例示されているが、図10は、そのような部分的に平行な光に関して設計されたホログラム拡散スクリーンに対して、平行な光が入力されるときに得られる結合された輝度角断面の一例である。図9の分布セルは、共通の輝度半ピーク点で2つの輝度角断面を交差させる量だけ異なる設計角を有する。これによって、2つのセルから投射された2つの輝度分布断面の結合または重ね合わせに関する輝度角分布が、2つのホログラフィ・セル設計角の間でほとんど均一になることを確実にする。しかし、平行な光に関してそれら2つの設計角が構成されているが、その平行な光よりも多量の光によってそれら2つのセルを照明すると、図10に例示した得られる分布断面150は、図9の断面よりも狭いことになる。したがって、図10の輝度断面150は、共通の半ピーク点で交差せず、これら2つの輝度断面150間で深い輝度の谷間を有する結合された輝度断面を生成する。図10の生じる輝度角の非均一性は、それら2つの個々の輝度断面を共通の半ピーク点で交差させるために、それら2つのセルの投射設計角の間で十分に小さい角分離を有するようにホログラフィ・ディフューザを再設計することによって是正することができる。このような方法で、平行またはほとんど平行な光入力に関して、無駄な光を減らし、かつ輝度の均一性を維持することも可能である。これによって、複数の個々に接合された幾何学形のセル・サブグループ301またはこのようなセル・サブグループの拡散された出力ビームの重ね合わせを使用しない従来技術に比べて大きな視野角域にわたって均一の表示輝度が生成されることになる。
【0031】
特に、再度図3および4を参照すると、上で注目したように、本発明は、ディフューザ30の面全体および/または基体内に分布されたホログラフィ・セル・サブグループ301のパターンを有するホログラフィ・ディフューザ30を創出する。各セル・サブグループ301内の入れ子式の隣接セルが、異なるホログラフィ・ディフューザ設計を有する場合、平行または部分的に平行な白色の(または単色の)光ビームの入力は、2つ以上のディフューザ出力ビームの角分布(図8および図9を参照)の重ね合わせを生成することができる。これは少なくとも2つの異なる方向へ出力拡散ビームを生成することによって達成される。
【0032】
したがって、本発明は、各セルが、視る位置100で、異なる角度で投射された拡散ビームの合計からの重ね合わされた得られる像を生成するので、平行な光および部分的に平行な光で機能することができる。それによって、狭い出力分布80のその構成要素から図8の複合出力分布83が生成される。それによってまた、図1Bに示したように入射光5がディフューザ30に対して直角の場合または図1Aに示したようにそれがディフューザ30に対して直角でない場合、重要な視野角域を埋めるように拡散された光ビームを向け直すことも可能である。
【0033】
平行または部分的に平行な光でLCD表示器を背面照明することによって、前記表示器のコントラストが顕著に向上することが当技術分野では知られている。しかし、背面照明のコリメーションが大きいほど、現行技術による拡散スクリーンが、広い視野角を均一かつ効率的に(光束を著しく無駄にせずに)照明することがそれだけ困難になる。本発明は、平行または部分的に平行な背面照明を利用して、現行技術の表示スクリーンによって提供されるもの以上に、広い視野角域に関して表示コントラスト、すなわち均一性、および効率性を同時に向上させることができる。
【0034】
よって全体として、本発明は角均一性を向上させるが、それは、視野角の関数としてのマトリックス内の任意のセル・サブグループの輝度均一性である。
本発明の第2の実施形態は、2つ以上のボリューム・ホログラフィ・ディフューザを使用して、以下で詳細に論じる第1ホログラフィ・ディフューザを通過する第1パス中に拡散されなかった通過光を拡散させる。
【0035】
ボリューム・ホログラフィ・ディフューザの別の特性は、入射ビームの方向がその設計投射角と十分異なるとき、透明すなわち非拡散トランスミッタとなる傾向である。この特性が図11によって例示されている。詳細には、図11を参照すると、拡散ビーム7を創出するように、入射ビーム5がディフューザ30によって拡散される。ビーム5aは投射角に対してある角度で入射し、さらに、上で論じたように、ビーム5aはディフューザによって拡散されずに送信される。入力ビーム5および5aが、例示目的のために空間的に分離されていることにも留意されたい。実際は、これらのビームが同一領域上または基体30全体で重ね合わされているべきである。
【0036】
しかし、図12に示したように、投射角に対してある角度で入射するビーム5aの非拡散透過特性を取り除くために、第2のボリューム・ホログラフィ・ディフューザ30を第1のものに追加することができる。第2の追加されたホログラフィ・ディフューザ30aは、第1ホログラフィ・ディフューザ30から空気を介して離間され得る。好ましくは、それは第1ホログラフィ・ディフューザ30に積層される。そうすることによって、フレネル反射の損失およびエアギャップに存在することになる表示器と拡散スクリーンの間の大きな間隙による解像力の損失を抑止する。第2ホログラフィ・ディフューザ30aは、第1ホログラフィ・ディフューザ30によって拡散されずに送信されたビーム5aを拡散させるように設計されることになる。この第2ホログラフィ・ディフューザ30aはまた、第1ビーム5による拡散断面の大部分を送信することになる。それらの第1ビームの拡散断面部分は、第2ビームの入射角と密接に位置合わせされ、拡散の第2段階を経ることになる。同様に、両方のホログラムの設計も、両者間の界面が積層されているか、または空気を介して離間されているかどうかに依存する。
【0037】
さらに、3つ以上のホログラフィ・ディフューザ層を使用して拡散すべき、さらに大きな入力ビーム角域に適応することができる。また拡散断面の対称軸を対応する入力ビームに平行であるように設計する必要もない。
【0038】
本発明は、本明細書において説明された好ましい実施の形態によって範囲が限定されるものと考えるべきではない。本明細書および本発明の実施を考慮することによって、当業者はさらなる利点および修正を容易に思いつくことであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の拡散スクリーン配置の側面図である。
図1Aは、入力光の入射角がホログラフィ・ディフューザ面に対して直角ではない従来技術のホログラフィ・ディフューザの側面図である。
図1Bは、出力された光がホログラフィ・ディフューザ面に対して直角ではない従来技術のホログラフィ・ディフューザの側面図である。
【図2】 特定の投射角に関する輝度対視野角の従来技術のベル形関数を表すデカルト座標における断面図である。
【図3】 本発明のホログラフィ・ディフューザの入力側の斜視図である。
【図4】 本発明のホログラフィ・ディフューザの出力側の斜視図である。
【図5】 18辺のセル・サブグループ形状を使用する本発明のホログラフィ・ディフューザの斜視図である。
図5Aは、図5のセル・サブグループの入れ子式ホログラム・セルを描く図である。
【図6】 長方形のホログラム・セル・サブグループ形状を使用する本発明のホログラフィ・ディフューザの斜視図である。
図6Aは、図6のセル・サブグループの入れ子式ホログラム・セルを描く図である。
【図7】 三角形のホログラム・セル・サブグループ形状を使用する本発明のホログラフィ・ディフューザの斜視図である。
図7Aは、図7のセル・サブグループの入れ子式ホログラム・セルを描く図である。
【図8】 部分的に平行な光がホログラフィ・ディフューザに入力されるときの、本発明の3つの重ね合わされた拡散断面に関する得られる輝度対投射角のデカルト座標におけるグラフである。
【図9】 部分的に平行な光がホログラフィ・ディフューザに入力されるときの、本発明の2つの重ね合わされた拡散断面に関する得られる輝度対投射角のデカルト座標におけるグラフである。
【図10】 平行な光をホログラフィ・ディフューザに入力されるときの、本発明の2つの重ね合された拡散断面に関する得られる輝度対投射角のデカルト座標におけるグラフである。
【図11】 本発明の第2の実施形態の第1要素の側面図である。
【図12】 両方の要素が定位置にある完全な第2の実施形態の側面図である。

Claims (19)

  1. 表示器のために光を拡散させる方法において、
    複数の、入れ子式の、個々の接合された幾何学形セルの基体マトリックスを通して一群の平行または部分的に平行な光ビームを送出するステップであって、前記複数の、入れ子式の、個々の接合された幾何学形セルは、複数のセル・サブグループから構成され、各セル・サブグループが複数のセルを含み、各セル・サブグループ内のセルの各々が、互いに異なる設定された投射角を有するパターン付けされたボリューム・ホログラフィ・ディフューザを内蔵することにより、拡散角を増大させるとともに、各セル・サブグループが同一のホログラフィティ特性を有することにより各セル・サブグループから送信された拡散光ビームが同一の拡散特徴を有するように構成されている前記ステップと、
    前記セルの各々から、半ピーク点で急激に垂直な断面の傾きをもつ狭い角輝度分布断面曲線を有する、送信された拡散光ビームを生成するステップと、
    前記セルの各々からの送信された拡散光ビームを各々重ね合わせ、半ピーク点で急激に垂直な断面の傾きをもち、且つ、結合されて得られる拡散光ビームを視る所定の箇所に対して所定のビーム分散角およびビーム偏向角を有する広い視野角域にわたって均一に得られる輝度を生成するよう実質的に平坦かつ幅広いピークをもつ角輝度分布断面曲線を有する、結合されて得られる拡散光ビームを生成するステップと、を含む、表示器のために光を拡散させる方法。
  2. 基体マトリックスを通して前記一群の平行または部分的に平行な光ビームを送出する前記ステップが、前記複数の入れ子式の個々の接合された幾何学形セルの前記基体マトリックスの入力面に対して直角ではない入射角で光ビームを各々送出する、請求項1に記載の方法。
  3. 結合されて得られる拡散光ビームを生成するように、前記セルの各々からの送信された拡散光ビームを各々重ね合わせる前記ステップが、セルの前記基体マトリックスの入力面に対して直角ではない視野角で前記結合されて得られる拡散光ビームを生成する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が長方形である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が正方形である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が三角形である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が六角形である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が多角形である、請求項1に記載の方法。
  9. 急激に垂直な断面形状をもち、且つ、所定のビーム分散角およびビーム偏向角を有する広い視野域にわたって均一に得られる輝度を生成するように実質的に平坦かつ幅広いピークをもつ角輝度分布断面曲線を有する、結合されて得られる拡散光ビームを形成するために構成された設定投射角を有するホログラフィ・ディフューザのパターン付けされた個々の接合された幾何学形セルを具備する追加の基体マトリックスを提供するステップと、
    前記追加の基体マトリックスを前記最初に述べた基体マトリックスに配置するステップと、
    前記追加の基体マトリックスを通して、前記最初に述べたマトリックスからの非拡散光を拡散させるステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 結合され重ね合わされて得られる拡散光ビームであって、急激に垂直な断面形状をもち、且つ、前記結合されて得られる拡散光ビームを視る箇所に対して所定のビーム分散角およびビーム偏向角を有する広い視野域にわたって均一な輝度を生成するように実質的に平坦かつ幅広いピークをもつ角輝度分布断面曲線を有する前記結合され重ね合わされて得られる拡散ビームを形成するために構成されたホログラフィ・ディフューザのパターン付けされた入れ子式の個々の接合された幾何学形セルを具備する基体内にマトリックスを含み、
    前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、複数のサブグループから構成されており、各サブグループが複数のセルを含み、各セル・サブグループ内のセルの各々が、互いに異なる設定された投射角を有するパターン付けされたボリューム・ホログラフィ・ディフューザを内蔵することにより、拡散角を増大させるとともに、各セル・サブグループが同一のホログラフィティ特性を有することにより各セル・サブグループから送信された拡散光ビームが同一の拡散特徴を有するように構成されている、ボリューム・ホログラフィ・ディフューザ。
  11. 前記マトリックスが、少なくとも1つの非拡散光ビームを受信かつ拡散する少なくとも1つのホログラフィ・ディフューザを有する、請求項10に記載のディフューザ。
  12. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が多角形である、請求項10に記載のディフューザ。
  13. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が正方形である、請求項10に記載のディフューザ。
  14. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が三角形である、請求項10に記載のディフューザ。
  15. 前記入れ子式の個々の接合された幾何学形セルは、形状が長方形である、請求項10に記載のディフューザ。
  16. 前記入れ子式の個々の幾何学形セルは、形状が六角形である、請求項10に記載のディフューザ。
  17. 結合されて得られる拡散光ビームであって、急激に垂直な断面形状をもち、且つ、前記結合されて得られる拡散光ビームを視る箇所に対して所定のビーム分散角およびビーム偏向角を有する広い視野域にわたって均一な得られる輝度を生成するように実質的に平坦かつ幅広いピークをもつ角輝度分布断面曲線を有する前記結合されて得られる拡散光ビームを形成するために構成されたホログラフィ・ディフューザのパターン付けされた入れ子式の個々の接合された幾何学セルを具備する追加のマトリックスをさらに含み、
    前記追加のマトリックスは前記最初に延びたマトリックスと平行に配置されており、前記追加のマトリックスを通して、前記最初に述べたマトリックスからの非拡散光を拡散させる、請求項10のディフューザ。
  18. 表示画素を含む表示器のためのボリューム・ホログラフィ・ディフューザであって、
    前記ディフューザの個々のセルが、入れ子式のサブグループの連続的な配置で一群にされ、各セル・サブグループが複数のセルを含み、前記セル・サブグループの各々のサイズが表示画素より小さく、
    各セル・サブグループ内のセルの各々が、互いに異なる設定された投射角を有するパターン付けされたボリューム・ホログラフィ・ディフューザを内蔵することにより、拡散角を増大させるとともに、各セル・サブグループが同一のホログラフィティ特性を有することにより各セル・サブグループから送信された拡散光ビームが同一の拡散特徴を有するように構成されており、
    これにより、前記ボリューム・ホログラフィ・ディフューザは、結合され重ね合わされて得られる拡散光ビームであって、急激に垂直な断面形状をもち、且つ、前記結合されて得られる拡散光ビームを視る箇所に対して所定のビーム分散角およびビーム偏向角を有する広い視野域にわたって均一な輝度を生成するように実質的に平坦かつ幅広いピークをもつ角輝度分布断面曲線を有する前記結合され重ね合わされて得られる拡散ビームを形成する、ボリューム・ホログラフィ・ディフューザ。
  19. 前記ディフューザが前記表示器に直接付着されている、請求項18に記載のボリューム・ホログラフィ・ディフューザ。
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