JP4766446B2 - ドローダウンチャック - Google Patents

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本発明は、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボディに取り付けた回り止め部材との係合によりドローバーを回り止めして成るドローダウンチャックに関する。
従来、ドローダウンチャックは、チャックボディにチャック軸線に対して傾斜した傾斜軸線のガイド孔を複数設け、各ガイド孔には先端にジョウを備えたドローバーを摺動自在に嵌挿し、チャック軸線方向に前後移動するドロースリーブによって各ドローバーを傾斜軸線方向に進退させるようになっている。そして、円柱形状であるドローバーが傾斜軸線回りに回動しないように、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボディに取り付けた回り止め部材の先端とを係合させるものが知られている。
特許文献1には、先端を丸ピン形状としたボルト部材をチャックボディに螺合し、前記先端をドローバーの外周面に形成した回り止め溝に係合させるものである。特許文献2には、先端に一対の対向する面を形成した回り止めキーをチャックボディに螺合した取付部材に固着し、前記先端をドローバーの外周面に形成した回り止め溝に係合させるものである。
特開2002−103109号公報 特開2001−162415号公報
ところが、特許文献1のように、ボルト部材の先端が細径の丸ピン形状であると、その先端と回り止め溝とを係合させた時に、先端と回り止め溝の何れか一方の側面とが線当たりとなる。よって、ワークをクランプした時に、ジョウを介してドローバーに傾斜軸線回りに回動する力が加わった場合には、回り止め部材の先端と回り止め溝との相対的な変形が大きく、その変形に応じてドローバーが傾斜軸線回りに回動することで、ワークのクランプ精度が低下するおそれがあった。また、先端と回り止め溝の何れか一方の側面とが線当たりしたままドローバーを傾斜軸線方向に進退させると、線当たりによる高い面圧のために短期間でボルト部材の先端が摩耗するおそれがあった。
また、特許文献2のように、回り止めキーが取付部材を介してチャックボディに固着されていると、回り止めキー先端の一対の対向する面の加工精度や回り止めキーの取付精度によって、一対の対向する面の何れか一方の面の何れか一方の辺と回り止め溝の何れか一方の側面とが線当たりする。よって、特許文献1同様、ワークをクランプした時に、ジョウを介してドローバーに傾斜軸線回りに回動する力が加わった場合には、ワークのクランプ精度が低下するおそれがあった。更に、特許文献2に記載のドローダウンチャックがワークの内径を保持するように構成された場合には、ジョウがワークの内径に当接した状態でドローバーが後退すると、ドローバーによってガイド孔の後部の外側面は外方に向かって押し付けられる。よって、ガイド孔の後部の外側面に取付部材を取り付ける大径の挿入孔が開口していると、ガイド孔には前記力を受ける面積が少ないので、ガイド孔に係る面圧が高くなりドローバーの摩耗や焼付きの要因となる。
そこで本発明の課題は、上記問題点を解決するもので、回り止め部材の先端と回り止め溝の側面とを線当たりさせることのないドローダウンチャックを提供することを目的とする。
本発明のドローダウンチャックは、チャックボディにチャック軸線に対して傾斜した傾斜軸線のガイド孔を複数設け、各ガイド孔には先端にジョウを備えたドローバーを摺動自在に嵌挿し、チャック軸線方向に前後移動するドロースリーブによって各ドローバーを傾斜軸線方向に進退させるようにしたドローダウンチャックであって、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボディに取り付けた回り止め部材との係合によりドローバーを回り止めして成るドローダウンチャックにおいて、チャックボディにガイド孔に開口する段付きの取付孔を設け、取付孔の小径孔に先端に一対の対向する面を形成した鍔付きの回り止め部材を回動自在に嵌挿し、前記鍔が取付孔の段部に当接し、前記一対の面の二面幅がドローバーの回り止め溝の溝幅に対して狭く形成され、その先端を回り止め溝に係合させる回り止め部材を、取付孔の大径部に、底面が段部に当接するように螺合した栓部材によってチャックボディから抜け止めして成ることを特徴とする。
本発明では、チャックボディに設けたガイド孔に開口する取付孔を設け、取付孔に先端に一対の対向する面を形成した回り止め部材を回動自在に嵌挿したので、ドローバーが傾斜軸線回りに回動しようとすると、回り止め溝の何れか一方の側面と回り止め部材の一対の対向する面の一方の面とが面当たりすることになる。また、回り止め部材がチャックボディに螺合した栓部材で抜け止めされることで、回り止め部材をチャックボディに取り付ける取付孔が小径なものとなる。
図1,2に示すドローダウンチャック1のチャックボディ2は、取付ボルト3によって前ボディ4の後端面4aがリアカバー5で塞がれたものである。チャックボディ2のチャック軸線CL上にはドロースリーブ6が配置されている。前ボディ4にはチャック軸線CLに対して傾斜した傾斜軸線DLのガイド孔7が複数(3個)穿設されている。各ガイド孔7には円柱形状のドローバー8が摺動自在に嵌挿されている。ドロースリーブ6の大径部6aの各ドローバー8に対応する位置に切込部9が形成され、各切込部9にドローバー8の後端に設けた小径軸部10を嵌挿し、小径軸部10の後端に形成した係止片11をドロースリーブ6の大径部6aに係止させることで、各ドローバー8はドロースリーブ6に連結されている。各ドローバー8の先端には、ドローバー8の先端に設けた案内部8aに嵌合したジョウ12が取付ボルト13によって固着されている。
チャックボディ2には各ガイド孔7に開口する段付きの取付孔14が設けられている。取付孔14の小径孔14aには鍔付きの回り止め部材15が摺動自在に嵌挿され、前記鍔15aが取付孔14の段部に当接している。段付孔14の大径部14bには、底面16aが段部に当接するように栓部材16が螺合され、その栓部材16により回り止め部材15がチャックボディ2から抜け止めされている。栓部材16の底面16a側には、回り止め部材15の鍔15aを覆うように逃がし部16bが形成されている。回り止め部材15の先端はガイド孔7の内側に向かって突出し、その先端には一対の対向する面17が形成されている。ドローバー8の外周面には傾斜軸線DLに沿って回り止め溝18が形成されている。回り止め溝18に前記回り止め部材15の先端が係合されている。図4に示すように、回り止め部材15の先端と回り止め溝18とを係合させた状態でドローバー8を傾斜軸線DL方向に円滑に進退させるために、回り止め部材15の先端の二面幅L1は回り止め溝18の溝幅L2に対して微小量狭くしてある。よって、回り止め溝18と回り止め部材15の先端との間に微小な隙間が生じるので、隙間分回り止め部材15が僅かに回動できるようになっている。尚、図4は、回り止め溝18と回り止め部材15の先端との間の隙間を誇張して表わしてある。
上記構成のドローダウンチャック1は、チャックボディ2に備えた取付ボルト19により旋盤等の主軸部30前端に固着され、主軸部30の回転と共にチャックボディ2が回転するようになっている。そして、主軸部30後端に設置された回転シリンダ(図示しない)のピストン(図示しない)にコネクティングロッド31を介してドロースリーブ6が連結され、ピストンの作動によりドロースリーブ6がチャック軸線CL方向に進退すると共にドローバー8が傾斜軸線DL方向に進退するようになっている。このことから、ワークWのクランプはピストンを後退させ、ドローバー8を介してチャック軸線CLに沿って後退しつつチャック半径方向外方へ移動するジョウ12により、前ボディ4に固着したストッパ20にワークWを引き付けた状態であり、ワークWのアンクランプはピストンを前進させ、ドローバー8を介してチャック軸線CLに沿って前進しつつチャック半径方向内方へ移動するジョウ12がワークWから離れた状態である。
上記ドローダウンチャック1では、回り止め部材15を取付孔14に回動自在に嵌挿したので、ドローバー8が傾斜軸線DL回りに回動しようとすると、回り止め溝18の何れか一方の側面18a(18b)と、回り止め部材15の先端の何れか一方の面17a(17b)とが面当たりするようになっている。よって、従来のように、回り止め部材15の先端と回り止め溝18の何れか一方の側面18a(18b)とが線当たりするのではなく、回り止め部材15の先端の何れか一方の面17a(17b)と回り止め溝18の何れか一方の側面18a(18b)とが面当たりすることで、ワークWをクランプした時に、ジョウ12を介してドローバー8に傾斜軸線DL回りに回動する力が加わっても、回り止め部材15の先端と回り止め溝18との相対的な変形が小さく、ワークWのクランプ精度が高いものとなる。
また、回り止め部材15の先端の何れか一方の面17a(17b)と回り止め溝18の何れか一方の側面18a(18b)とが面当たりした状態のままドローバー8を傾斜軸線DL方向に進退させることで、線当たりに比べて面圧が低くなるために、従来のように回り止め部材15の先端が短期間に摩耗することはない。そして、回り止め部材15の一対の対向する面17の加工精度が悪くても、回り止め部材15を取付孔14に回動自在に嵌挿したので、何れか一方の面17a(17b)を確実に回り止め溝18の何れか一方の側面18a(18b)に面当たりさせることができる。更に、取付孔14の大径部14bに螺合した栓部材16によって回り止め部材15を抜け止めしたから、従来のように、回り止めキーを固着する取付部材を取り付ける大径の挿入孔を開口する必要がないので、ドローバー8によってガイド孔7の後部の外側面が外方に向かって押し付けられても、ガイド孔7には前記力を受ける面の面積が多いのでガイド孔7に係る面圧が低くなる。よって、ドローバー8の摩耗や焼付きが防止できる。
本発明のドローダウンチャックの正面図であり、ワークをクランプした状態を示す図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII視図である。 図2のIV−IV線端面図である。
符号の説明
1 ドローダウンチャック
2 チャックボディ
6 ドロースリーブ
7 ガイド孔
8 ドローバー
12 ジョウ
14 取付孔
14a 小径孔
14b 大径孔
15 回り止め部材
15a 鍔
16 栓部材
17 面
18 回り止め溝
CL チャック軸線
DL 傾斜軸線

Claims (1)

  1. チャックボディにチャック軸線に対して傾斜した傾斜軸線のガイド孔を複数設け、各ガイド孔には先端にジョウを備えたドローバーを摺動自在に嵌挿し、チャック軸線方向に前後移動するドロースリーブによって各ドローバーを傾斜軸線方向に進退させるようにしたドローダウンチャックであって、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボディに取り付けた回り止め部材との係合によりドローバーを回り止めして成るドローダウンチャックにおいて、チャックボディにガイド孔に開口する段付きの取付孔を設け、取付孔の小径孔に先端に一対の対向する面を形成した鍔付きの回り止め部材を回動自在に嵌挿し、前記鍔が取付孔の段部に当接し、前記一対の面の二面幅がドローバーの回り止め溝の溝幅に対して狭く形成され、その先端を回り止め溝に係合させる回り止め部材を、取付孔の大径部に、底面が段部に当接するように螺合した栓部材によってチャックボディから抜け止めして成ることを特徴とするドローダウンチャック。
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