JP4765881B2 - 情報管理装置、情報管理方法及びそのプログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報管理装置、情報管理方法及びそのプログラムに関する。
従来、情報管理装置としては、受信したFAXデータのうち、配信先のユーザの情報が記載されている可能性の高い1ページ目の上半分の画像であるプレビュー画像を作成し、作成したプレビュー画像をユーザへ配信するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように、表示範囲を制限したプレビュー画像をユーザへ送信するため、配信先ではない他のユーザに内容の全部を見られてしまうことを抑制可能である。
特開2004−96151号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された情報管理装置では、配信先のユーザを特定しこの特定したユーザへFAXデータを配信するものではなく、閲覧に関係しない他のユーザへもFAXデータが配信されてしまうものであるため、閲覧を望むユーザへ適切にFAXデータを提供することができなかった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、閲覧を望むユーザへより適切にFAXデータを提供することができる情報管理装置、情報管理方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の情報管理装置は、
複数のFAX装置によって受信された1以上のFAXデータを管理する情報管理装置であって、
情報を取得する情報取得手段と、
情報を出力する情報出力手段と、
ユーザの情報であるユーザ情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とを対応付けた対応情報を記憶すると共に、FAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを記憶する情報記憶手段と、
前記FAX装置によって受信されたFAXデータを前記情報取得手段が取得したときには、該取得したFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを前記情報記憶手段に記憶させると共に、前記記憶したFAXデータに関する情報を前記対応情報に基づいて前記ユーザへ前記情報出力手段に出力させる制御手段と、
を備えたものである。
この情報管理装置では、複数のFAX装置のうちいずれかによって受信されたFAXデータを取得したときには、この取得したFAXデータとこのFAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様でこのFAXデータを情報記憶手段に記憶すると共に、ユーザの情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とを対応付けた対応情報に基づいてFAXデータに関する情報をユーザへ出力する。このように、ユーザの情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とが対応付けられていると共に、FAXデータを受信したFAX装置と受信したFAXデータとが対応付けられており、FAX装置ごとに対応付けられたユーザへFAXデータに関する情報を出力するのである。したがって、閲覧を望むユーザへより適切にFAXデータを提供することができる。ここで、「ユーザ情報」には、ユーザを特定可能な識別情報、例えばユーザ名称、ユーザIDなどが含まれる。また、「FAXデータに関する情報」には、FAXデータを特定可能な情報、例えばFAXデータのファイル名や記憶されているアドレスなどの情報が含まれるほか、FAXデータ自体も含まれる。
なお、前記制御手段は、前記取得したFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを記憶するに際して、前記受信したFAX装置に対応づけられた前記情報記憶手段のアドレスに前記FAXデータを記憶させるものとしてもよいし、前記取得したFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けたFAX管理情報に該FAXデータを格納し該格納したFAX管理情報を前記情報記憶手段に記憶させるものとしてもよい。
本発明の情報管理装置において、前記情報出力手段は、電子メールを出力可能であり、前記制御手段は、前記FAXデータに関する情報を前記ユーザへ出力するに際して、前記電子メールを用いて前記FAXデータに関する情報を前記情報出力手段に出力させるものとしてもよい。こうすれば、電子メールを用いて比較的に容易にFAXに関する情報をユーザへ出力することができる。このとき、前記制御手段は、前記電子メールに前記FAXデータの記憶先のアドレスを含めた前記電子メールを作成し、該作成した電子メールを前記情報出力手段に出力させるものとしてもよい。こうすれば、例えば複数のユーザへ電子メールにFAXデータを添付して出力するものに比して、FAXデータに関する情報を比較的低負荷でやりとりすることができる。
本発明の情報管理装置において、前記情報取得手段は、ユーザ情報とFAXデータの出力指示とを前記ユーザから同時又は別々に取得し、前記制御手段は、前記情報取得手段が前記ユーザ情報とFAXデータの出力指示とを取得したときには、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能か否かを前記対応情報に基づいて判定し、該判定結果に基づいて前記出力指示されたFAXデータを前記情報記憶手段から読み出し該読み出した前記FAXデータを前記ユーザへ前記情報出力手段に出力させるものとしてもよい。こうすれば、対応情報を用いてFAXデータを閲覧可能か否かを判定し、ユーザへFAXデータを提供することができる。このとき、前記制御手段は、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能か否かを前記対応情報に基づいて判定するに際して、前記取得手段が取得したユーザ情報と一致する前記対応情報に含まれるユーザ情報に対応づけられた閲覧可能なFAX装置によって前記ユーザが出力指示したFAXデータが受信されたときには前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能であると判定するものとしてもよい。
本発明の情報管理装置において、前記制御手段は、前記出力指示されたFAXデータが閲覧可能でないと判定されたときには前記FAXデータに関する情報を前記ユーザへ出力しないものとしてもよい。あるいは、前記制御手段は、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能か否かを前記対応情報に基づいて判定し、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能でないと判定されたときには、前記出力指示されたFAXデータが前記出力指示したユーザにより閲覧可能となる閲覧許可情報を該出力指示されたFAXデータに付与するものとしてもよい。ここで、例えばFAXデータを閲覧可能なユーザが、そのFAXデータを閲覧可能でない他のユーザへFAXデータに関する情報を含む電子メールを転送することがある。このような場合、転送された他のユーザが閲覧可能でないものとすると、他のユーザは電子メールを用いてFAXデータの内容を確認できない。ここでは、閲覧可能なユーザがFAXデータに関する情報を含む電子メールを閲覧可能でない他のユーザへ転送したときには、この閲覧可能なユーザが転送先の他のユーザに対してFAXデータの閲覧権を付与したものとして取り扱うのである。こうすれば、FAXデータのやり取りをより柔軟に行うことができる。
本発明の情報管理装置において、前記情報取得手段は、特定のユーザが閲覧可能なFAXデータ群の情報であるFAX一覧情報の出力指示を該特定ユーザより取得し、前記制御手段は、前記情報取得手段が前記FAX一覧情報の出力指示を取得したときには、前記情報記憶手段に記憶されたFAXデータのうち前記特定ユーザが閲覧可能なFAXデータを前記対応情報に基づいて抽出し該抽出したFAXデータに関する情報をFAX一覧情報として前記特定ユーザへ前記情報出力手段に出力させるものとしてもよい。こうすれば、ユーザにより閲覧可能なFAXデータに関する情報が一覧として得られるため、ユーザはどのようなFAXデータが来ていたかをあとで確認しやすい。特に、出力指示したユーザがFAXデータを閲覧可能でないと判定されたあと閲覧許可情報を出力指示されたFAXデータに付与する態様を採用した情報管理装置では、もともと閲覧権のないFAXデータに関する情報が転送されてきても、それがFAXデータの一覧に含まれるため、ユーザは、確実にあとで確認することができる。
本発明の情報管理方法は、
ユーザの情報であるユーザ情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とを対応付けた対応情報を記憶すると共にFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを記憶する情報記憶手段と、を備え、複数のFAX装置によって受信された1以上のFAXデータを管理する情報管理装置を利用したコンピュータ・ソフトウエアによる情報管理方法であって、
(a)前記FAX装置によって受信されたFAXデータを取得したときには、該取得したFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを前記情報記憶手段に記憶するステップと、
(b)前記ステップ(a)で記憶したFAXデータに関する情報を前記対応情報に基づいて前記ユーザへ出力させるステップと、
を含むものである。
この情報管理装置では、複数のFAX装置のうちいずれかによって受信されたFAXデータを取得したときには、この取得したFAXデータとこのFAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様でこのFAXデータを情報記憶手段に記憶すると共に、ユーザの情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とを対応付けた対応情報に基づいてFAXデータに関する情報をユーザへ出力する。このように、ユーザの情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とが対応付けられていると共に、FAXデータを受信したFAX装置と受信したFAXデータとが対応付けられており、FAX装置ごとに対応付けられたユーザへFAXデータに関する情報を出力するのである。したがって、閲覧を望むユーザへより適切にFAXデータを提供することができる。なお、この情報管理方法において、上述した情報管理装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した情報管理装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明のプログラムは、上述した情報管理方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるためのものである。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、上述した情報管理方法の各ステップが実行されるため、情報管理方法と同様の作用効果が得られる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるFAX情報管理システム10の構成の概略を示す構成図であり、図2は、FAXサーバ40が備えるHDD45に記憶された情報の説明図である。本実施例のFAX情報管理システム10は、図示しない電気通信回線としての電話回線からFAXデータを送受信する複数のFAX装置21,32,33と、このFAX装置21,32,33とネットワークとしてのLAN12を介して接続され本発明の情報管理装置としての機能を備えたFAXサーバ40と、FAX装置21やFAXサーバ40とLAN12を介して接続された複数のユーザパソコン(以下ユーザPCとする)51,62,63によって構成されている。なお、このFAX情報管理システム10では、FAX装置を3台、ユーザPCを3台としたが、それぞれを2以上を備えたものとしてもかまわない。
FAX装置21は、各種制御を実行するCPU22と、各種処理プログラムを記憶したROM23と、データを一時的に記憶するRAM24と、記録紙に画像を印刷する印刷機構25と、記録紙上の画像を読み取る読取機構26と、LAN12と接続され外部機器との間で信号の送受信が可能なインタフェース(I/F)27とを備えている。このCPU22は、図示しないバスによって情報のやり取りが可能なように印刷機構25や読取機構26などと接続されている。RAM24には、印刷機構25に印刷させる画像情報を一時的に記憶する印刷バッファや読取機構26により読み取られた画像情報を一時的に記憶するスキャナバッファなど複数の領域が設けられている。印刷機構25は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の印刷装置として構成されており、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された各色ごとの画像の静電潜像をトナー像として現像し、記録紙に転写し加熱溶着させるものである。読取機構26は、ガラス面に載置された記録紙に向かってラインイメージセンサにより発光した後の反射光をレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色に分解してスキャンデータとする、いわゆるフラットベッド型のスキャナとして構成されている。なお、FAX装置32,33は、FAX装置21と同様の構成であるため、その説明を省略する。
FAXサーバ40は、各種制御を実行するCPU42と、各種制御プログラムを記憶するROM43と、データを一時記憶するRAM44と、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶する大容量メモリであるHDD45と、LAN12に接続された外部機器との間で信号の送受信が可能なI/F46とを備えている。このCPU42は、図示しないバスによって情報のやり取りが可能なようにHDD45やI/F46などと接続されている。このFAXサーバ40は、LAN12を介してFAX装置21やユーザPC51とデータを送受信する際には、RAM44の所定領域に設けられた受信バッファ及び送信バッファを利用して行う。HDD45には、図2に示すように、LAN12に接続されたFAX装置の情報であるFAX装置情報45aやこのシステムに登録されたユーザに関する情報であるユーザ管理情報45b,FAX装置21などが外部から受信したFAXデータやこのFAXデータに関する送信元の情報などを含むFAXデータ管理情報45cなどが記憶されている。FAX装置情報45aには、FAX装置の名称やそのFAXの設置場所、FAX装置により受信されたFAXデータの保存期間、閲覧可能に設定されているユーザ数、FAXデータの受信をメールで通知する通知人数などが含まれている。ここでは、FAX装置21が「FAX−1」、FAX装置32が「FAX−2」、FAX装置33が「FAX−3」に設定されているものとした。ユーザ管理情報45bには、本システムを利用するユーザの名称や、ユーザに固有のユーザID,ユーザIDに対応付けられたパスワード、FAXデータの受信を通知するためのユーザのメールアドレス、各FAX装置が受信したFAXデータを閲覧可能であるか否か及び電子メールでの通知を行うか否かを示す受信後処理情報などが含まれている。この受信後処理情報では、例えば部門で定められた特定の人だけがFAXデータの受信を通知する電子メールを受けるように取り決め、この特定の人が部門の他のユーザへ通知するような態様の運用があるため、FAXデータの閲覧権と電子メールによる通知が別々に設定できるよう設定されている。ここでは、ユーザAがFAX装置21(FAX−1)で受信したFAXデータを閲覧可能及び電子メール通知され、ユーザBがFAX装置32(FAX−2)で受信したFAXデータを閲覧可能及び電子メール通知され、ユーザCがFAX装置21,32(FAX−1,2)で受信したFAXデータを閲覧可能及び電子メール通知されるよう設定されているものとした。なお、受信後処理情報に含まれる「−」は、閲覧可能でない、又は電子メールによる通知を行わないことを示している。また、FAX装置情報45aの閲覧可能なユーザ数や通知人数は、この受信後処理情報の内容が反映されるものとした。FAXデータ管理情報45cには、FAXデータの受信順に付与される受信番号、各FAX装置で受信されて付与されたFAXデータ名、FAXデータを受信した装置名である受信FAX装置名、FAXデータの記憶先のアドレスである保存フォルダ、FAXデータの受信日時、FAXデータの送信元の電話番号などの送信元情報、ユーザ管理情報45bの設定ではユーザが閲覧可能でないFAX装置で受信したFAXデータに対してそのFAXデータに限ってそのユーザが閲覧可能であることを示す情報である閲覧許可ユーザ情報のほか、図示しないがFAXデータのサイズ、総ページ数などの情報が含まれている。なお、閲覧許可ユーザ情報に含まれる「−」は、そのようなユーザが設定されていないことを示している。
ユーザPC51は、ユーザが使用する情報処理装置として構成された周知の汎用パソコンであり、図1に示すように、各種制御を実行するCPU52と、各種制御プログラムを記憶するROM53と、データを一時記憶するRAM54と、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶する大容量メモリであるHDD55と、LAN12に接続された外部機器との間で信号の送受信が可能なI/F56とを備えている。このユーザPC51は、インストールされたプログラムによりファイルの印刷指令をLAN12を介してFAX装置21に送信したり、FAXサーバ40に情報を送信したりFAXサーバ40から送信されたFAXデータを受信したりする。このユーザPC51は、各種情報を画面表示するディスプレイ58や、ユーザが各種指令を入力するキーボード等の入力装置59などを備え、ディスプレイ58に表示されたカーソル等をユーザが入力装置59を介して入力操作するとその入力操作に応じた動作を実行する機能を有している。なお、ユーザPC62,63は、ユーザPC51と同様の構成であるため、その説明を省略する。また、ここでは、ユーザPC51をユーザAが使用し、ユーザPC62をユーザBが使用し、ユーザPC63をユーザCが使用しているものとする。
次に、こうして構成された本実施形態のFAX情報管理システム10の動作について、まず、ユーザにより閲覧可能なFAX装置の設定を行う動作について説明する。図3は、ユーザの情報及びユーザが閲覧可能なFAX装置の設定の説明図であり、図3(a)がFAX装置情報表示画面80の説明図、図3(b)がユーザ設定入力画面82の説明図である。まず、例えばシステム管理者の権限を有するユーザが入力装置59を操作しブラウザを立ち上げ、ユーザPC51からFAXサーバ40にログインする。すると、FAXサーバ40のCPU42は、HDD45に記憶された図示しない管理設定プログラムを実行する。このプログラムは、FAX装置情報45a,ユーザ管理情報45b及びFAXデータ管理情報45cの内容に追加や変更などを行うものである。このプログラムを実行すると、CPU42は、FAX装置情報表示画面80をユーザPC51へ出力し、これを受けたユーザPC51がこの画面をディスプレイ58に表示させる。このFAX装置情報表示画面80は、図3(a)に示すように、FAX装置情報45aの内容を反映した情報、例えば、FAX装置に付けられた名称であるFAX装置名や設置場所、FAX番号、FAXデータの保存期間、閲覧可能ユーザ数及び電子メール通知ユーザ数などが含まれており、これらの各欄にカーソル81を合わせてクリックするとその欄の内容を書き換え可能になっている。また、FAX装置名の欄をクリックすると、そのFAX装置名に対応するFAX装置で受信したFAXを閲覧可能なユーザの情報が含まれるユーザ設定入力画面82に切り替わるよう設定されている。FAX装置情報表示画面80でFAX装置名がクリックされることにより選択されると、CPU42は、選択されたFAX装置で受信したFAXデータを閲覧可能に設定されているユーザを、ユーザ管理情報45bの受信後処理情報に含まれている内容に基づいて抽出し、この抽出したユーザの情報を配列してユーザ設定入力画面82を作成する。このユーザ設定入力画面82は、図3(b)に示すように、ユーザ管理情報45bの内容を反映した情報、例えば、FAXデータの閲覧可能を示す「閲覧」、電子メールを通知することを示す「通知」のチェックボックスや、このFAX装置で閲覧可能なユーザ名、ユーザに対応付けられたユーザID及びパスワード、FAXデータを受信した情報をユーザへ送信する際に用いるメールアドレスなどが含まれており、これらの各欄にカーソル81を合わせてクリックするとその欄の内容を書き換え可能になっている。なお、ここでは、画面上の「ユーザの追加」をクリックすると、このシステムに登録されている他のユーザ名がプルダウンで表示され(図示せず)、この表示された中からユーザを選択して追加可能になっている。また、プルダウン中にある「新たなユーザ」(図示せず)を選択するとユーザ設定入力画面82に各欄が空欄の新たなユーザが追加されこの欄に入力することにより、新たなユーザを追加可能になっている。また、「閲覧」のチェックボックスのチェックを外すと、そのユーザがそのFAX装置のユーザ設定入力画面82から外される、つまり閲覧可能でなくなるように設定されている。このように、FAX装置情報表示画面80で入力した内容に基づいてFAX装置情報45aが更新され、ユーザ設定入力画面82で入力した内容に基づいてユーザ管理情報45bが更新される。
次に、FAX装置により受信されたFAXデータをFAXサーバ40に保存する動作について説明する。ここでは、説明の便宜によりFAX装置21で受信したFAXデータを保存する場合について説明するが、FAX装置32,33でも同様である。FAX装置21が図示しない電話回線を介してFAXデータを受信すると、FAX装置21のCPU22は、受信したFAXデータへ予め定められた形式(例えば受信日時など)に基づいてファイル名を付与し、このFAXデータをI/F27及びLAN12を介してFAXサーバ40へ送信する。このFAXデータを受信すると、FAXサーバ40のCPU42は、FAX情報管理提供処理ルーチンを実行する。図4は、FAXサーバ40のCPU42により実行されるFAX情報管理提供処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。このルーチンは、FAXサーバ40が起動したあとFAX装置21などより送信された画像情報を含むFAXデータを受信したときに実行される。
このルーチンが実行されると、CPU42は、このFAXデータを受信したFAX装置に対応するフォルダにこのFAXデータを記憶する(ステップS100)。FAXデータの記憶は、FAX装置情報45aの保存フォルダ欄に入力されている内容に基づいて行うものとした。例えば、FAX−1で受信したFAXデータは「c:¥FAX¥1」のフォルダへ記憶し、FAX−2で受信したものは「c:¥FAX¥2」のフォルダへ記憶し、FAX−3で受信したものは「c:¥FAX¥3」のフォルダへ記憶する。次に、CPU42は、受信したFAXデータに関する情報、例えばFAXデータ名や受信したFAX装置、受信日時、送信元などの情報を用いてFAXデータ管理情報45cを更新する(ステップS110)。続いて、CPU42は、FAXデータが記憶されているアドレスを含む電子メールを作成する(ステップS120)。図5は、FAXデータの受信を通知する電子メール表示画面83の一例を表す説明図である。この電子メール表示画面83には、FAXデータの記憶先であるフォルダのアドレスとFAXデータ名とを含む、FAXデータに直接アクセス可能なリンクが含まれている。なお、この電子メールには、この電子メールを受けた閲覧権を有するユーザがFAX情報管理システム10に登録されていない閲覧権を有しない他のユーザへ転送したあと、この他のユーザがFAXデータの内容を閲覧できるように、システム外のユーザの閲覧用ユーザIDとパスワードが付記されている。そして、CPU42は、ユーザ管理情報45bに基づいてFAX装置に閲覧可能に対応付けられたユーザのメールアドレスへ作成した電子メールを送信出力し(ステップS130)、このルーチンを終了する。ここで、ユーザのメールアドレスに電子メールを送信する処理は、FAX装置でFAXデータを受信したときに電子メールによる通知を行うよう設定されているユーザをユーザ管理情報45bの受信後処理情報に含まれている内容に基づいて抽出し、この抽出した全てのユーザの電子メールアドレスに電子メールを送信出力するよう設定されている。このように、FAX装置ごとに対応付けられたユーザのアドレスへ電子メールを送信することにより、ユーザへFAXデータの受信を通知するのである。
次に、FAXサーバ40より送信された電子メールに含まれるリンクをクリックし、受信したFAXデータをユーザがFAXサーバ40からダウンロードする動作について説明する。ここでは、説明の便宜によりユーザPC51を操作しFAX装置21で受信したFAXデータをダウンロードした場合について主に説明する。ユーザがFAXサーバ40より送信されユーザPC51のディスプレイ58に表示された電子メールに含まれるリンクにカーソル81を合わせてクリックすると、ユーザPC51のCPU52は、リンク先のFAXデータをユーザPC51へ送信する旨の出力指示をFAXサーバ40へ送信する。この出力指示を受けると、FAXサーバ40のCPU42は、図6に示す、HDD45に記憶されたFAXデータ提供処理ルーチンを実行する。図6は、HDD45に記憶されたFAXデータ提供処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。
このルーチンを開始すると、CPU42は、アクセスしたユーザが正規のユーザであるか否かを確認するため、ユーザID及びパスワードを入力する図示しないユーザID入力画面をユーザPC51に送信し(ステップS200)、ユーザID及びパスワードが入力されたユーザID入力画面を受信することによりユーザID及びパスワードを取得したか否かを判定する(ステップS210)。ユーザID及びパスワードを取得していないと判定されたときには、CPU42は、そのまま待機する。ここで、ユーザID入力画面を受信したユーザPC51は、ユーザID入力画面をディスプレイ58に表示させ、ユーザによりユーザIDとパスワードが入力されたのち、図示しない送信ボタンがクリックされると、ユーザIDなどが入力されたユーザID入力画面をFAXサーバ40へ送信する。さて、ユーザID及びパスワードを取得したと判定されたときには、FAXサーバ40のCPU42は、取得したユーザID及びパスワードと、ユーザ管理情報45bに格納されたユーザID及びパスワードとが照合されたか否かを判定する(ステップS220)。ユーザID及びパスワードが照合されなかったときには、CPU42は、その旨のメッセージをユーザPC51へ送信し(ステップS230)、ステップS200以降の処理を実行する。
一方、ユーザID及びパスワードとが照合されたときには、CPU42は、アクセスしたユーザが正規のユーザであるものとみなし、ユーザ管理情報45b及びFAXデータ管理情報45cを読み出し(ステップS240)、出力指示したユーザにFAXデータの閲覧権があるか否かを判定する(ステップS250)。FAXデータの閲覧権があるか否かの判定は、ユーザ管理情報45bにおいて、照合されたユーザの受信後処理情報が、受信したFAX装置に対して閲覧可能になっているか否かに基づいて行う。FAXデータの閲覧権がないと判定されたときには、CPU42は、出力指示したユーザがFAX情報管理システム10に登録されており且つ閲覧権がないことから、閲覧権を有するユーザより転送された電子メールのリンクからこの閲覧権のないユーザがアクセスしてきたものとみなし、出力指示されたFAXデータに出力指示したユーザの閲覧権を付与し(ステップS260)、出力指示されたFAXデータをユーザへ送信出力し(ステップS270)、このルーチンを終了する。即ち、電子メールを転送した閲覧権を有するユーザがこの閲覧権のないユーザに対して閲覧権を付与したものとして取り扱うのである。FAXデータの閲覧権の付与は、図7に示すように、FAXデータ管理情報45cの該当するFAXデータの閲覧許可ユーザ欄に、閲覧可能でないがアクセスしてきたユーザの情報(例えばユーザ名など)を格納することにより行う。図7は、FAXデータ管理情報45cでFAXデータの閲覧権を付与する説明図である。図7のFAXデータ管理情報45cは、ユーザAが閲覧可能でないFAX−2(FAX装置32)で受信したFAXデータ名「bbb.pdf」(図2参照)へのリンクを含む電子メールがユーザAに転送され、このリンクに基づいてこのFAXデータをユーザAが閲覧しようとしたあと、FAXサーバ40により閲覧権が付与された場合を示している。一方、FAXデータの閲覧権があると判定されたときには、CPU42は、出力指示されたFAXデータをユーザへ送信出力し(ステップS270)、このルーチンを終了する。なお、ステップS210でシステム外のユーザの閲覧用ユーザID及びパスワードを取得したときには、ステップS220で、HDD45に記憶されたFAXデータに対応する閲覧用ユーザID及びパスワードとを照合し、ステップS250で閲覧権があるものとして処理するものとした。このように、ユーザは、電子メールにより通知された単独のFAXデータを閲覧することができる。
続いて、ユーザがFAXサーバ40にログインしユーザに送信されたFAXデータの一覧を表示する処理の動作について説明する。ここでは、説明の便宜により、ユーザAがユーザPC51を操作しFAXデータの一覧を確認する場合について主に説明する。まず、ユーザAがユーザPC51の入力装置59を操作しブラウザを立ち上げ、FAXデータの一覧表示を選択すると、ユーザPC51のCPU52は、ユーザAが閲覧可能なFAXデータの一覧を表示する受信FAX一覧表示画面の出力指示をFAXサーバ40へ送信する。この出力指示を受けると、FAXサーバ40のCPU42は、図8に示す、HDD45に記憶されたFAXデータ一覧提供処理ルーチンを実行する。図8は、HDD45に記憶されたFAXデータ一覧提供処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。
このルーチンを開始すると、上述のFAX情報提供ルーチンのステップS200〜S230と同様の処理を、ステップS300〜S330で行う。即ち、アクセスしたユーザが正規のユーザであるかを照合する処理を行う。そして、ユーザID及びパスワードが照合されることにより、正規のユーザであると照合されたときには、CPU42は、ユーザ管理情報45bとFAXデータ管理情報45cとに基づいてユーザが閲覧可能なFAXデータに関する情報を読み出す(ステップS340)。ここでは、ユーザに対応づけられた閲覧可能なFAX装置をユーザ管理情報45bに格納された受信後処理情報に基づいて抽出し、この抽出したFAX装置が受信したFAXデータの情報としてのFAXデータ名などをFAXデータ管理情報45cの受信FAX装置名に基づいて読み出す処理を行う。このとき、FAXデータ管理情報45cの閲覧許可ユーザ欄に出力指示したユーザ名が入力されているFAXデータのFAXデータ名なども読み出す。続いて、CPU42は、読み出したFAXデータに関する情報としてのFAXデータ名を含むFAXデータ一覧表示画面を作成し(ステップS350)、作成したFAXデータ一覧表示画面を要求元であるユーザPC51へ送信出力する(ステップS360)。図9は、FAXデータ一覧表示画面84の一例を示す説明図である。このFAXデータ一覧表示画面84には、FAXデータのファイル名であるFAXデータ名、受信日時、ファイルサイズ、送信元のFAX番号、総ページ数などFAXデータ管理情報45cに格納された情報が含まれている。このFAXデータ一覧表示画面84を受信したユーザPC51は、ディスプレイ58に受信した画面を表示させる。次に、FAXサーバ40のCPU42は、FAXデータのダウンロード指示があったか否かを判定する(ステップS370)。ここでは、ディスプレイ58に表示されたFAXデータ一覧表示画面84のFAXデータ名にカーソル81を合わせてクリックするとダウンロード指示がFAXサーバ40に送信されるよう設定されている。FAXデータのダウンロード指示があったと判定されたときには、CPU42は、指示があったFAXデータをユーザPC51へ送信出力する(ステップS380)。ステップS380のあと、または、ステップS370でダウンロード指示がないと判定されたあと、CPU42は、FAXデータの一覧表示処理の終了指示があったか否かを判定し(ステップS390)、FAXデータの一覧表示処理の終了指示がないと判定されたときには、ステップS370以降の処理を繰り返し、FAXデータの一覧表示処理の終了指示があったと判定されたときには、そのままこのルーチンを終了する。なお、上述のように、ユーザAが閲覧権を有さないFAXデータへのリンクを含む電子メールを受け、図6に示したFAXデータ提供処理ルーチンで、FAXサーバ40に閲覧権を付与されたあと(図7参照)では、ユーザ管理情報45bでは閲覧権がないが、あとから閲覧権がFAXサーバ40により付与されたFAXデータ(ここでは、FAXデータ名「bbb.pdf」)の情報も一覧に含まれるのである(図10参照)。このように、ユーザが閲覧可能なFAX装置で受信されたFAXデータのほか、あとで他のユーザから送られたFAXデータをも含めた、ユーザに送信された過去のFAXデータのすべてを確認可能である。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のI/F46が本発明の情報取得手段及び情報出力手段に相当し、HDD45が情報記憶手段に相当し、CPU42が制御手段に相当し、ユーザ管理情報45bが対応情報に相当する。なお、本実施形態では、FAX情報管理システム10の動作を説明することにより本発明の情報管理方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態のFAX情報管理システム10によれば、FAXサーバ40が、複数のFAX装置21,32,33のうちいずれかによって受信されたFAXデータを取得したときには、受信したFAX装置に対応付けられたHDD45内のフォルダにこの取得したFAXデータを記憶すると共に、ユーザの情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とを対応付けたユーザ管理情報45bに基づいてFAXデータの記憶先のアドレスを含む電子メールをユーザPCへ出力する。このように、ユーザの情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とが対応付けられていると共に、FAXデータを受信したFAX装置と受信したFAXデータとが対応付けられており、FAX装置ごとに対応付けられたユーザへFAXデータの記憶先のアドレスを含む電子メールを出力するのである。したがって、閲覧を望むユーザへより適切にFAXデータを提供することができる。また、受信したFAX装置に対応づけられたフォルダにFAXデータを記憶させるため、そのFAX装置で受信したFAXデータを閲覧可能でないユーザにFAXデータの内容を見られてしまうのを抑制することができる。また、電子メールを用いてユーザにFAXデータの受信を通知するため、比較的に容易にFAXデータに関する情報をユーザへ出力することができる。また、FAXデータの記憶先のアドレスを含めた電子メールを作成し、この作成した電子メールをユーザに送信するため、例えば複数のユーザへ電子メールにFAXデータを添付して出力するものに比して、FAXデータに関する情報を比較的低負荷でやりとりすることができる。このため、他のユーザへFAXデータに関する情報を転送しやすい。更に、ユーザ管理情報45bを用いてユーザがFAXデータを閲覧可能か否かを判定し、ユーザへFAXデータを提供することができる。
また、出力指示したユーザがFAXデータを閲覧可能でないときには、出力指示されたFAXデータが出力指示したユーザにより閲覧可能となる閲覧権を出力指示されたFAXデータに付与するため、例えばFAXデータを閲覧可能なユーザが、そのFAXデータを閲覧可能でない他のユーザへFAXデータに関する情報を含む電子メールを転送した場合などにこの他のユーザが閲覧可能となり、FAXデータのやり取りをより柔軟に行うことができる。更にまた、FAXデータ一覧表示の出力指示をユーザより取得したときには、HDD45に記憶されたFAXデータのうちそのユーザが閲覧可能なFAXデータをユーザ管理情報45bに基づいて抽出しこの抽出したFAXデータに関する情報をFAXデータ一覧表示画面84としてユーザへ出力させるため、ユーザにより閲覧可能なFAXデータに関する情報が一覧として得られ、ユーザはどのようなFAXデータが来ていたかをあとで確認しやすい。特に、出力指示したユーザがFAXデータを閲覧可能でないと判定されたあと閲覧権をFAXサーバ40に設定された場合は、それがFAXデータ一覧に含まれることから、ユーザは、受信したFAXデータのすべてを確実にあとで確認することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、FAXデータをFAX装置21が受信したあと、FAXサーバ40がFAXデータの記録先のアドレスを含む電子メールをユーザへ送信出力するものとしたが、電子メールにFAXデータ自体を添付して送信するものとしてもよいし、電子メールを用いずにFAXデータの記録先のアドレスをユーザPCに送信出力するものとしてもよいし、FAXデータ自体をユーザPCに直接、送信出力するものとしてもよい。こうしても、閲覧を望むユーザへより適切にFAXデータを提供することができる。
上述した実施形態では、図6に示したFAXデータ提供処理ルーチンのステップS250で、出力指示されたFAXデータが出力指示したユーザに閲覧権がないものと判定されたときにはこのFAXデータにこのユーザの閲覧権を付与するものとしたが、出力指示されたFAXデータが出力指示したユーザに閲覧可能でないと判定されたときにはこのFAXデータに関する情報をユーザへ出力しないものとしてもよい。こうすれば、閲覧権が設定されていないユーザへのFAXデータの出力を制限し、情報の漏洩を防止することができる。
上述した実施形態では、FAX装置に対応づけられたフォルダにFAXデータを記憶するものとしたが、各FAX装置で受信されたFAXデータを同一フォルダに記憶してもよい。こうしても、FAXデータ管理情報45cを用いてFAXデータの管理が可能であるため、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、上述した実施形態では、FAXデータ管理情報45cを用いるものとしたが、FAXデータ管理情報45cを省略してもよい。こうしても、FAXデータは、FAX装置に対応づけられたフォルダに保存されることから、閲覧を望むユーザへより適切にFAXデータを提供することができる。この場合、FAXデータ一覧表示の出力指示があったときには、ユーザが閲覧可能なFAX装置に対応づけられたフォルダに保存されているFAXデータを読み出すことにより、FAXデータの一覧を提供することができる。
上述した実施形態では、FAX装置21,32,33が受信したFAXデータをFAXサーバ40で管理するものとしたが、FAXサーバ40の機能をFAX装置のいずれかに持たせてもよい。なお、上述した実施形態では、本発明の情報管理装置としてのFAXサーバ40として説明したが、情報管理方法の形態としてもよいし、情報管理方法を実行するプログラムの形態としてもよい。
FAX情報管理システム10の構成の概略を示す構成図である。 FAXサーバ40のHDD45に記憶された情報の説明図である。 ユーザの情報及びユーザが閲覧可能なFAX装置の設定の説明図である。 FAX情報管理提供処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。 FAXデータの受信を通知する電子メール表示画面83の説明図である。 FAXデータ提供処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。 FAXデータの閲覧権を付与する説明図である。 FAXデータ一覧提供処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。 FAXデータ一覧表示画面84の一例を示す説明図である。 FAXデータ一覧表示画面84の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 FAX情報管理システム、12 LAN、21,32,33 FAX装置、22 CPU、23 ROM、24 RAM、25 印刷機構、26 読取機構、27 インタフェース(I/F)、40 サーバ、42 CPU、43 ROM、44 RAM、45 HDD、45a FAX装置情報、45b ユーザ管理情報、45c FAXデータ管理情報、46 インタフェース(I/F)、51,62,63 ユーザPC、52 CPU、53 ROM、54 RAM、55 HDD、56 インタフェース(I/F)、58 ディスプレイ、59 入力装置、80 装置情報表示画面、81 カーソル、82 ユーザ設定入力画面、83 電子メール表示画面、84 FAXデータ一覧表示画面。

Claims (6)

  1. 複数のFAX装置によって受信された1以上のFAXデータを管理する情報管理装置であって、
    情報を取得する情報取得手段と、
    情報を出力する情報出力手段と、
    ユーザの情報であるユーザ情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とを対応付けた対応情報を記憶すると共に、FAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを記憶する情報記憶手段と、
    前記FAX装置によって受信されたFAXデータを前記情報取得手段が取得したときには、該取得したFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを前記情報記憶手段に記憶させると共に、前記記憶したFAXデータに関する情報を前記対応情報に基づいて前記ユーザに対応付けられた情報処理装置へ前記情報出力手段に出力させる制御手段と、を備え、
    前記情報取得手段は、ユーザ情報とFAXデータの出力指示とを前記ユーザに対応付けられた情報処理装置から同時又は別々に取得し、
    前記制御手段は、前記情報取得手段が前記ユーザ情報とFAXデータの出力指示とを取得したときには、前記取得したユーザ情報が前記対応情報に含まれているか否かを照合すると共に、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能か否かを前記対応情報に基づいて判定し、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能でないと判定されたときであっても前記取得したユーザ情報が前記記憶されている対応情報に照合されたときには、前記出力指示されたFAXデータが前記出力指示したユーザにより閲覧可能となる閲覧許可情報を該出力指示されたFAXデータに付与して該FAXデータを閲覧可能と判定し、該判定結果に基づいて前記出力指示されたFAXデータを前記情報記憶手段から読み出し該読み出した前記FAXデータを前記出力指示したユーザに対応付けられた情報処理装置へ前記情報出力手段に出力させる、情報管理装置。
  2. 前記情報出力手段は、電子メールを出力可能であり、
    前記制御手段は、前記FAXデータに関する情報を前記ユーザへ出力するに際して、前記電子メールを用いて前記FAXデータに関する情報を前記情報出力手段に出力させる、
    請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記制御手段は、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能か否かを前記対応情報に基づいて判定するに際して、前記取得手段が取得したユーザ情報と一致する前記対応情報に含まれるユーザ情報に対応づけられた閲覧可能なFAX装置によって前記ユーザが出力指示したFAXデータが受信されたときには前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能であると判定する、請求項1又は2に記載の情報管理装置。
  4. 前記情報取得手段は、特定のユーザが閲覧可能なFAXデータ群の情報であるFAX一覧情報の出力指示を該特定ユーザより取得し、
    前記制御手段は、前記情報取得手段が前記FAX一覧情報出力指示を取得したときには、前記情報記憶手段に記憶されたFAXデータのうち前記特定ユーザが閲覧可能なFAXデータを前記対応情報に基づいて抽出し該抽出したFAXデータに関する情報をFAX一覧情報として前記特定ユーザへ前記情報出力手段に出力させる、請求項1〜3のいずれかに記載の情報管理装置。
  5. ユーザの情報であるユーザ情報とユーザが閲覧可能なFAX装置の情報とを対応付けた対応情報を記憶すると共にFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを記憶する情報記憶手段と、を備え、複数のFAX装置によって受信された1以上のFAXデータを管理する情報管理装置を利用したコンピュータ・ソフトウエアによる情報管理方法であって、
    (a)前記FAX装置によって受信されたFAXデータを取得したときには、該取得したFAXデータと該FAXデータを受信したFAX装置の情報とを対応付けた態様で該FAXデータを前記情報記憶手段に記憶するステップと、
    (b)前記ステップ(a)で記憶したFAXデータに関する情報を前記対応情報に基づいて前記ユーザに対応付けられた情報処理装置へ出力させるステップと、
    (c)前記ユーザ情報とFAXデータの出力指示とを前記ユーザに対応付けられた情報処理装置から同時又は別々に取得するステップと、を含み、
    (d)前記ユーザ情報とFAXデータの出力指示とを取得したときには、前記取得したユーザ情報が前記対応情報に含まれているか否かを照合すると共に、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能か否かを前記対応情報に基づいて判定し、前記出力指示したユーザが前記FAXデータを閲覧可能でないと判定されたときであっても前記取得したユーザ情報が前記記憶されている対応情報に照合されたときには、前記出力指示されたFAXデータが前記出力指示したユーザにより閲覧可能となる閲覧許可情報を該出力指示されたFAXデータに付与して該FAXデータを閲覧可能と判定し、該判定結果に基づいて前記出力指示されたFAXデータを前記情報記憶手段から読み出し該読み出した前記FAXデータを前記出力指示したユーザに対応付けられた情報処理装置へ出力させるステップと、
    を含む情報管理方法。
  6. 請求項5に記載の情報管理方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるためのプログラム。
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