JP4765697B2 - 分析試料の形成方法 - Google Patents

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本発明は、分析試料の形成方法に関し、特に、分析試料に生じたクラックや付着した異物などを分析する分析試料の形成方法に関する。
上記した分析試料は、例えば図6に示すように、基板101上に液体の流路を仕切るための複数の障壁(キャビティ)102を有する。分析試料103の分析は、例えば、障壁102aと障壁102bとの間の底部に生じたクラック104の状態の観察や、付着した異物105の特定を行う。分析に用いる装置は、例えば、特許文献1に記載のように、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)や、エネルギー分散型X線分析装置(Energy Dispersive X-ray Spectrometer:EDX)などである。以下、分析試料103を分析する方法を説明する。
まず、基板101上の分析領域107に電子線106を照射する。このあと、電子線106が分析領域107を反射して二次電子として放出する。この二次電子を検出器(図示せず)で検出し、二次電子の量を輝度の信号に変換したあと、表示装置(図示せず)などに画像として表示することにより観察することが可能となっている。また、同時に放出された特性X線を検出器で検出して、異物105の元素を特定する。しかし、分析領域107を挟むように形成された障壁102a,102bが邪魔となって(例えば、障壁102a,102bが高く検出器が近づけられなかったり、信号が遮られたりするため)、反射した二次電子や特性X線の量が正確に検出できないという問題があった。よって、分析領域107の近傍にある障壁102a,102bを倒して取り除くことにより、二次電子や特性X線の検出に影響を及ぼさないようにして分析試料103の分析を行っている。
特開2005−345347号公報
しかしながら、障壁102a,102bを倒した際に、障壁102a,102bと繋がっている基板101の一部分101aから分析領域107に亀裂108が伝わり、分析領域107がダメージを受ける場合があった。これにより、分析領域107が崩れてしまい正確な分析が出来なかったり、分析領域107が破壊されて分析が出来なくなったりするという問題があった。
本発明は、分析領域にダメージを与えることなく分析可能な分析試料をつくることができる、分析試料の形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る分析試料の形成方法は、基板上における分析する領域である分析領域と、前記基板上における前記分析領域の近傍に形成された障壁と、の間の前記基板に溝を形成する工程と、前記障壁に応力を加えて前記基板から前記障壁を取り除く工程と、を有する。
この方法によれば、基板上における分析領域と障壁との間に溝を形成することにより、応力を加えて障壁を取り除いた際に、障壁と繋がっている基板の一部分から分析領域に向かって衝撃が進行したとしても、衝撃が溝に達した時点で衝撃の進行を止めることができ、分析領域に衝撃が伝わることを抑えることができる。よって、分析領域の状態を、障壁を取り除く前の状態に維持することができ、例えば引き続く工程で、分析領域の正確な分析を行うことができる。
本発明に係る分析試料の形成方法では、前記溝を形成する工程は、前記分析領域の周囲を囲むように前記溝を形成する。
この方法によれば、分析領域の周囲に溝を形成し分析領域が溝によって囲われていることにより、応力を加えて障壁を取り除いた際に、障壁から分析領域に向かって直進してくる衝撃や、分析領域に複雑に回り込んでくる衝撃に対しても、分析領域に衝撃が進行することを抑えることができる。よって分析領域の状態を障壁を取り除く前の状態に維持することができる。
本発明に係る分析試料の形成方法では、前記溝を形成する工程は、前記障壁を取り除いた際に、前記分析領域に進行する衝撃を止めることが可能な大きさに前記溝を形成する。
この方法によれば、溝の大きさを、衝撃の進行を止められる大きさ(例えば、幅や深さ)に形成するので、分析領域に向かって浅く進行する衝撃や、深く進行する衝撃に対しても、溝から分析領域内に進行することを抑えることが可能となる。よって、分析領域の状態を障壁を取り除く前の状態に維持することができる。
本発明に係る分析試料の形成方法では、前記衝撃は、亀裂であり、前記障壁を取り除く工程は、前記障壁を取り除くことによって前記障壁と繋がった基板の一部分から前記分析領域に向かう前記亀裂の進行を前記溝によって止める。
この方法によれば、障壁を取り除いた際に亀裂が発生したとしても、障壁と分析領域との間に形成した溝によって、亀裂が溝に達した段階でそれ以上に亀裂が進行することを抑えることができる。よって、分析領域に亀裂が入ることを抑えることができる。
本発明に係る分析試料の形成方法では、前記溝を形成する工程は、前記溝を収束イオンビーム加工装置(FIB)で形成する。
この方法によれば、収束イオンビーム加工装置(FIB)で溝を形成するので、例えば、アスペクト比が大きかったり、障壁と分析領域との間の領域が狭かったりする場合においても、分析領域と障壁との間に収束イオンビームを照射して溝を形成することができる。
以下、本発明に係る分析試料の形成方法の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は、分析試料の形成方法を示す模式図である。図1〜図5の各図(a)は模式平面図であり、各図(b)は各図(a)におけるA−A´断面に沿う模式断面図である。以下、分析試料の形成方法を、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1に示す工程では、分析を行う分析試料11を用意する。分析試料11は、例えば、プリンタのヘッド部に用いられるキャビティ基板であり、インクの流路を仕切る障壁(キャビティ)12が基板13上に複数形成されている。分析試料11は、例えば、製造する際に、障壁12と障壁12との間における基板13に生じたクラック14や、障壁12と障壁12との間における基板13上に付着した異物15などを有する。このクラック14の状態を観察したり異物15を特定するために、分析装置(図示せず)を用いて解析を行う。
分析装置は、クラック14の状態を観察するのに、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)が用いられる。また、異物15の元素を特定するのに、例えば、エネルギー分散型X線分析装置(EDX)が用いられる。
基板13は、例えば、シリコン基板上に、酸化膜層及び金属層などが形成されている。基板13上に形成された障壁12は、例えば、シリコンで形成されている。また、障壁12は、比較的アスペクト比が高く、例えば、高さHが70μmであり、間隔Pが55μmである。障壁12の厚みWは、例えば、20μmである。また、障壁12の長さLは、例えば、5mmである。加えて、分析する領域の深さは、例えば、1μmである。
図2に示す工程(溝を形成する工程)では、基板13上における分析領域21の周囲に溝としての亀裂防止溝22を形成する。亀裂防止溝22は、分析装置による分析を行う際、例えば、分析領域21の周囲に発生した衝撃としての亀裂31(図3参照)が分析領域21に伝わることを止めるために用いられる。亀裂防止溝22を形成するのに、例えば、収束イオンビーム加工装置(Focused Ion Beam:FIB)23が用いられる。以下、収束イオンビーム加工装置23を用いて、分析領域21の周囲に亀裂防止溝22を形成する方法を説明する。
まず、分析試料11を、例えば、収束イオンビーム加工装置23に設けられたステージ(図示せず)上に載置固定する。次に、収束イオンビーム加工装置23のイオン源から基板13における分析領域21の周囲に、例えば、ガリウムイオンからなる収束ビーム24を照射する。これにより、照射された部分がスパッタリング現象を起こし、分析領域21の周囲に亀裂防止溝22が形成される。
亀裂防止溝22は、分析領域21の周囲を囲むように(例えば、略四角形状になるように)、収束ビーム24を走査させて形成する(図2(a)参照)。なお、亀裂防止溝22は、周囲から伝わる亀裂31の進行を止められればよく、略四角形状に限定されず、例えば、丸形状や楕円形状でもよい。亀裂防止溝22の深さは、例えば、3μmである。また、収束ビーム24の直径は、例えば、0.5μmである。なお、亀裂防止溝22の深さは、基板13に生じる亀裂31の深さを考慮した上で決めることが望ましい。また、亀裂防止溝22の幅や形成位置は、障壁12とクラック14及び異物15との距離を確認した上で決めることが望ましい。
図3に示す工程(障壁12を取り除く工程の一つ)では、分析領域21の近傍にある障壁12a,12bを倒す。障壁12a,12bを倒す方法として、例えば、針(図示せず)を用いて手作業で行う。まず、針を手で持ち、障壁12a,12bを分析領域21側に対して反対側(矢印方向)に応力を加えて(押して)倒す。これにより、障壁12a,12bと繋がっている基板13の一部分13aが剥がれる。更に、基板13の一部分13aが剥がれることに伴って、基板13における一部分13aの周囲に亀裂31が広がる。
しかしながら、分析領域21の周囲に亀裂防止溝22を形成したことにより、分析領域21に進行する亀裂31が亀裂防止溝22に達した段階で、亀裂31の進行を止めることが可能となる。よって、分析領域21の中に亀裂31が入ったり分析領域21内を破壊したりすることが抑えられ、その結果、分析領域21にあるクラック14や異物15を、障壁12a,12bを倒す前の状態に維持することができる。
図4に示す工程(障壁12を取り除く工程の一つ)では、障壁12a,12bを基板13上から取り除いて、分析試料11を完成させる。まず、障壁12a,12bと基板13とを分離する。この際、基板13の一部分13aを引っ張ることとなり、更に亀裂31が周囲に進行する恐れが考えられる。しかしながら、障壁12a,12bを倒したときと同様、分析領域21の周囲に亀裂防止溝22を形成したことにより、亀裂防止溝22に達していなかった亀裂31や、亀裂防止溝22に達している亀裂31に対しても、亀裂31が分析領域21の中に進行することを抑えることができる。亀裂防止溝22は、例えば、亀裂防止溝22a,22b,22c,22dによって構成されている。
なお、分析領域21を囲むように、亀裂防止溝22を略四角形状に形成したことにより、障壁12a,12bを倒したときや取り除いた際に、亀裂31が直線的な方向だけでなく複雑な方向(障壁12a,12bがない方向)に進行したとしても、亀裂防止溝22c,22dなどによって、分析領域21内に影響を及ぼすことを抑えることができる。
以上により、分析領域21にあるクラック14や異物15にダメージを与えることなく、分析する際に邪魔となる分析領域21近傍の障壁12a,12bを、基板13から取り除くことができるとともに、分析領域21が略島状に残った分析試料11が完成する。
図5に示す工程では、分析試料11を分析する。なお、図5において、図4に示す亀裂31の図示を省略する。基板13に生じたクラック14の観察には、例えば、上記したような走査型電子顕微鏡(SEM)を用いる。基板13上に付着した異物15の元素を特定するには、例えば、上記したようなエネルギー分散型X線分析装置(EDX)を用いる。
まず、分析試料11をステージ(図示せず)上に載置固定する。次に、電子銃(図示せず)から電子線51を、基板13における分析領域21に照射するとともに、分析領域21内を走査する。これにより、例えば、分析領域21から二次電子が放出する。この二次電子を検出器(図示せず)で検出して、二次電子の量を輝度の信号に変換したあと、例えば、拡大された画像として表示装置(図示せず)に表示する。画像は、クラック14の部分の凹凸などが立体的に表示される。この拡大表示された画像を表示装置で観察することにより、クラック14の状態を解析する。
一方、分析領域21から二次電子とともに放出された特性X線を検出器によって検出し、この特性X線の量を基に、異物15の元素を特定する。
以上のように、分析を行う際、例えば、アスペクト比が高く分析領域21を分析するのに邪魔となる障壁12a,12bを、亀裂防止溝22を形成してから除去することにより、分析領域21にダメージを与えずに分析試料11を作成できる。これにより、障壁12a,12bの高さなどに影響されることなく、正常な状態で二次電子やX線など(信号など)を検出することが可能となり、その結果、より正規の状態に近づけてクラック14の状態を観察できたり、異物15の元素を特定することができる。
以上詳述したように、本実施形態の分析試料の形成方法によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)本実施形態によれば、基板13における障壁12a,12bと分析領域21との間の部分を含む分析領域21の周囲に、収束イオンビーム加工装置(FIB)23などを用いて亀裂防止溝22を形成することにより、分析するときに邪魔となる障壁12a,12bに応力を加えて除去した際に、障壁12a,12bと繋がっている基板13の一部分13aから分析領域21に向かって亀裂31が進行したとしても、亀裂31が亀裂防止溝22に達した段階で亀裂31の進行を止めることが可能となる。よって、分析領域21に亀裂31が伝わることを抑えることができ、分析領域21にあるクラック14や異物15状態を、障壁12a,12bを除去する前の状態に維持することが可能となる。その結果、正規の状態で分析することが可能な分析試料11を形成することができる。
(2)本実施形態によれば、分析領域21の周囲に亀裂防止溝22を形成することにより、分析領域21に亀裂31などのダメージを与えることなく、障壁12a,12bを基板13から除去することができる。これにより、分析領域21を分析する際に、分析領域21で反射した二次電子やX線など(信号など)を障壁12a,12bで遮られることなく取得することが可能となり、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)などを用いて正確にクラック14の状態を観察できたり、エネルギー分散型X線分析装置(EDX)などを用いて正確に異物15の元素を特定することができる。
(3)本実施形態によれば、分析領域21の近傍にある障壁12a,12bを除去することにより、例えば、プローブなどによって分析領域21の部分のみ採取する場合であっても、障壁12a,12bに邪魔されることなく取り出すことができる。
なお、本実施形態は上記に限定されず、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例1)上記したように、亀裂防止溝22を、分析領域21の周囲を囲むように略四角形状に形成することに限定されず、分析領域21に亀裂31が進行することを止められればよく、例えば、障壁12aと分析領域21との間、及び、障壁12bと分析領域21との間に、それぞれ障壁12a,12bに沿って直線状の溝のみを形成するようにしてもよい。これによれば、予め、障壁12a,12bを除去した際に、規則に従った亀裂31(例えば、障壁12a,12bから分析領域21に向かって直線的に進行する亀裂31)が基板13に生じることがわかっていれば、上記した実施形態と同様、分析領域21にダメージを与えずに分析可能な分析試料11を形成することができる。
(変形例2)上記したように、分析領域21の周囲に亀裂防止溝22を形成する装置として収束イオンビーム加工装置(FIB)23に限定されず、障壁12a,12bと分析領域21との間に、上記したような亀裂防止溝22が加工できるものであればよい。
(変形例3)上記したように、クラック14の状態を観察したり異物15の元素を特定したりする分析装置として、走査型電子顕微鏡(SEM)やエネルギー分散型X線分析装置(EDX)を用いたことに限定されず、以下のような分析装置を用いるようにしてもよい。例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)にエネルギー分散型X線分析装置(EDX)を組み込んだSEM−EDXや、X線検出器を備えた走査型電子顕微鏡(Electron Probe Micro Analyzer of X-ray:EPMA)、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)、走査型イオン顕微鏡(Scanning Ion Microscopy:SIM)、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope:AFM)、X線マイクロアナライザ(X-ray Micro Analysis:XMA)、オージェ電子分光分析装置(Auger Electron Spectroscopy:AES)、蛍光X線分光装置(X-Ray Fluorescence spectrometer:XRF)、二次イオン質量分析装置(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIMS)などを、用途に応じ選択して用いるようにしてもよい。
(変形例4)上記したように、亀裂防止溝22を形成して成る分析試料11は、キャビティ基板に限定されず、例えば、アスペクト比の大きい壁が設けられた分析試料に適用するようにしてもよい。また、分析する対象試料は、クラック14の観察や異物15の特定のみに限定されず、例えば、他の要因を分析をする試料においても適用することが可能である。
一実施形態における、分析試料の形成方法を示す模式図であり、(a)は分析試料の形成方法を示す模式平面図、(b)は分析試料の形成方法を示す模式断面図。 分析試料の形成方法を示す模式図であり、(a)は分析試料の形成方法を示す模式平面図、(b)は分析試料の形成方法を示す模式断面図。 分析試料の形成方法を示す模式図であり、(a)は分析試料の形成方法を示す模式平面図、(b)は分析試料の形成方法を示す模式断面図。 分析試料の形成方法を示す模式図であり、(a)は分析試料の形成方法を示す模式平面図、(b)は分析試料の形成方法を示す模式断面図。 分析試料の形成方法を示す模式図であり、(a)は分析試料の形成方法を示す模式平面図、(b)は分析試料の形成方法を示す模式断面図。 従来の分析試料の形成方法を示す模式図であり、(a)は分析試料の形成方法を示す模式平面図、(b)は分析試料の形成方法を示す模式断面図。
符号の説明
11…分析試料、12,12a,12b…障壁、13…基板、14…クラック、15…異物、21…分析領域、22,22a,22b,22c,22d…溝としての亀裂防止溝、23…収束イオンビーム加工装置、24…収束ビーム、31…衝撃としての亀裂、51…電子線。

Claims (5)

  1. シリコン基板上に突出する障壁の近傍の前記シリコン基板を分析するための分析試料の形成方法であって
    前記障壁と、前記シリコン基板における分析する領域となる分析領域と、の間の前記シリコン基板に溝を形成し、前記障壁を前記分析領域側に対して反対側に応力を加えて前記シリコン基板から前記障壁を取り除くことを特徴とする分析試料の形成方法。
  2. 請求項1に記載の分析試料の形成方法であって、
    前記溝は、前記分析領域の周囲を囲むように形成することを特徴とする分析試料の形成方法。
  3. 請求項1又は2に記載の分析試料の形成方法であって、
    前記溝は、前記障壁を取り除いた際に、前記分析領域に進行する衝撃を止めることが可能な大きさに形成することを特徴とする分析試料の形成方法。
  4. 請求項3に記載の分析試料の形成方法であって、
    前記衝撃は、亀裂であり、
    前記溝は、前記障壁を取り除くことによって前記障壁と繋がった前記シリコン基板の一部分から前記分析領域に向かう前記亀裂の進行を止めることを特徴とする分析試料の形成方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の分析試料の形成方法であって、
    前記溝は、収束イオンビーム加工装置(FIB)で形成することを特徴とする分析試料の形成方法。
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