JP4765654B2 - バックドアのダブテール構造 - Google Patents

バックドアのダブテール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4765654B2
JP4765654B2 JP2006040235A JP2006040235A JP4765654B2 JP 4765654 B2 JP4765654 B2 JP 4765654B2 JP 2006040235 A JP2006040235 A JP 2006040235A JP 2006040235 A JP2006040235 A JP 2006040235A JP 4765654 B2 JP4765654 B2 JP 4765654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back door
side member
movable
grease
receiving recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006040235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007216853A (ja
Inventor
裕治 北
岳也 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006040235A priority Critical patent/JP4765654B2/ja
Publication of JP2007216853A publication Critical patent/JP2007216853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4765654B2 publication Critical patent/JP4765654B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、バックドアのがたつきを防止するバックドアのダブテール構造に関し、特に、可動側部材における摺動面のグリス管理技術に関する。
従来のバックドアのダブテール構造としては、例えば、上部を支点として上下に回動するバックドアの下部左右外側面とドア開口部の左右内側面との間に、可動側部材と固定側部材とから成り、バックドアを閉じた時に全閉直前から全閉となる間に固定側部材が可動側部材に当接してバックドアを所定の位置に導くダブテールが設けられ、可動側部材は支持ブラケットに対し該支持ブラケットの摺動面に沿ってバックドアの略開閉方向に摺動自在に収容されると共に、バックドアの閉方向に向けて付勢手段により押圧付勢され、支持ブラケットの摺動面と可動側部材の摺動面相互間にグリスが供給されるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−192915号公報
しかしながら、上述の従来の技術にあっては、上述のように、支持ブラケットの摺動面と可動側部材の摺動面相互間にグリスが供給されるが、この供給されたグリスは可動側部材が摺動することで該可動側部材の先端側へ掻き出されるため、この掻き出されたグリスが可動側部材の先端面側に付着し、これにより、バックドアを開けた時の見栄えを悪くするばかりでなく、手や衣服、荷物等にグリスが付着する虞があるという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、バックドアを明けた際の見栄えの悪化を防止すると共に、バックドア開閉の際に人の手や衣服、荷物等にグリスが付着することを防止することができるバックドアのダブテール構造を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本願請求項1に記載のバックドアのダブテール構造は、上部を支点として上下に回動するバックドアの下部左右外側面とドア開口部の左右内側面とにそれぞれ備えられる可動側部材と固定側部材とから成り、前記バックドアを閉じた時に全閉直前から全閉となる間に前記固定側部材が前記可動側部材に当接してバックドアを所定の位置に導くダブテールが設けられ、前記可動側部材は支持ブラケットに対し該支持ブラケットの摺動面に沿って前記バックドアの略開閉方向に摺動自在に収容されると共に、前記固定側部材に当接する方向に向けて付勢手段により押圧付勢され、前記支持ブラケットの摺動面と前記可動側部材の摺動面相互間にグリスが供給されるように構成されたバックドアのダブテール構造において、前記可動側部材の先端縁部に、前記可動側部材の摺動面側と先端面側とに開口するグリス受け凹部が形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項1に記載のバックドアのダブテール構造では、上述のように、前記可動側部材の先端縁部に、前記可動側部材の摺動面側と先端面側とに開口するグリス受け凹部が形成されている構成とすることにより、支持ブラケットの摺動面と可動側部材の摺動面相互間に供給されたグリスが、可動側部材の摺動で該摺動面相互間から可動側部材の先端縁部側に掻き出される際に、グリス受け凹部内に収容されるため、可動側部材の先端面側への付着が防止される。
従って、バックドアを明けた際の見栄えの悪化を防止することができると共に、バックドア開閉の際に人の手や衣服、荷物等にグリスが付着することを防止することができるようになるという効果が得られる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの実施例1のバックドアのダブテール構造が適用されたワンボックスカーの後面図、図2は図1のA−A線における拡大横断面図、図3はダブテールの可動側部材を示す斜視図、図4は図3のB−B線における拡大中央縦断面図、図5は図4のC―C線における横断面図、図6は図5のD−D線における縦断面図、図7は図5のE−E線における縦断面図、図8は図5のF−F線における縦断面図である。
この実施例1のバックドアのダブテール構造が適用されたワンボックスカーは、図1に示すように、車体1の後面に開口するドア開口部が、上端部に設けられた図示を省略したヒンジを支点として上下に回動するバックドア2で開閉自在になっている。
そして、図2に示すように、バックドア2の下部左右外側面とドア開口部の左右内側面との間に、可動側部材31と固定側部材32とから成り、バックドア2を閉じた時に全閉直前から全閉となる間に固定側部材32が可動側部材31に当接してバックドア2を所定の位置に導くと共にバックドア2の揺れを抑制するダブテール3が設けられている。
ダブテール3は、図2に示すように、その固定側部材32がバックドア2の下部左右外側面に設けられ、可動側部材31がドア開口部の左右内側面に設けられている。
可動側部材31は、図2〜4に示すように、支持ブラケット33に対し該支持ブラケット33における取付基板33aの内面に貼られた摺動案内シート34の面に沿ってバックドア2の開閉方向に摺動自在に収容されると共に、固定側部材32方向に向けて摺動するようにコイルスプリング(付勢手段)35により押圧付勢されている。
また、可動側部材31は、図3、5に示すように、その先端面が中央部に向かって次第に基端側へ窪む内向き円弧状に形成されている。
また、図4〜8に示すように、支持ブラケット33における取付基板33aの摺動面34aを構成する摺動案内シート34の面に沿って摺動する可動側部材31の摺動面31aの基端側中央部には、グリス収容凹部31bが形成されていて、該グリス収容凹部31bから支持ブラケットの摺動案内シート34と可動側部材31との摺動面34a−31a相互間にグリスGが供給されるように構成されている。
また、可動側部材31における摺動面31aの内向き円弧状の先端縁部に沿ってグリス受け凹部31cが形成され、このグリス受け凹部31cの中央部からグリス収容凹部31bへ連通するセンター連通溝31dが形成され、さらに、可動側部材31における摺動面31aの左右両側縁部付近にも、該左右両側縁部に沿ってセンター連通溝31dの両側縁部を可動側部材31の基端側へ連通させるサイド連通溝31e、31eが形成されている。
次に、実施例1の作用・効果について説明する。
この実施例1のバックドアのダブテール構造では、バックドア2の開閉操作により可動側部材31が支持ブラケット33に対しバックドア2の開閉方向に沿って往復移動することで、グリス収容凹部31bから支持ブラケット33の取付基板33aの摺動面34aを構成する摺動案内シート34の面と可動側部材31の摺動面31a相互間にグリスGが供給されるが、この供給されたグリスGは可動側部材31が摺動することで該可動側部材31の先端側へ掻き出されようとするが、可動側部材31における摺動面31aの先端縁部に沿ってグリス受け凹部31cが形成されているため、このグリス受け凹部31c内に収容され、これにより、可動側部材31の可動側部材の先端面側への付着が防止される。
従って、バックドアを明けた際の見栄えの悪化を防止することができると共に、バックドア開閉の際に人の手や衣服、荷物等にグリスが付着することを防止することができるようになるという効果が得られる。
また、可動側部材31の摺動面31aにはグリス受け凹部31cから可動側部材31の基端側へ連通するセンター連通溝31dとサイド連通溝31e、31eが形成されることで、可動側部材31が往復移動する際にグリス受け凹部31c内に溜まったグリスGを可動側部材31の基端側へ移動させ、これにより、グリス受け凹部31内に溜まったグリスGが可動側部材31の先端面側にはみ出すことを防止することができるようになる。
また、可動側部材31における摺動面31aの左右両側縁部付近に該左右両側縁部に沿ってセンター連通溝31dの両側縁部を可動側部材31の基端側へ連通させるサイド連通溝31e、31eが形成されることで、可動側部材31の横ぶれ作動により両サイドに溜まりやすいグリスGを可動側部材31の基端側へ効率的に移動させることができるようになる。
また、上記センター連通溝31dはその基端側がグリス収容凹部31bに連通されることで、グリス受け凹部31cとグリス収容凹部31bとの間でグリスGを行き来させ、これにより、先端基端側のグリスGの均一化が図れるようになる。
また、グリス受け凹部31cが可動側部材31の両側部から中央部に向かって次第に基端側へ窪む内向き円弧状に形成され、センター連通溝31dがグリス受け凹部31cの中央部に連通されることで、可動側部材31が往復移動する際に、グリス受け凹部31cに溜まったグリスGが中央部へ掻き集められるため、余分なグリスGをセンター連通溝31dを経由してグリス収容凹部31bに戻し易くなる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2は、前記実施例1におけるバックドアのダブテール構造の変形例を示すものであり、図9の要部拡大平面図に示すように、センター連通溝31dがグリス受け凹部31cに近づくにつれて次第に幅広になるように形成されている点が前記実施例1とは相違したものである。
即ち、この実施例2では、可動側部材31が往復移動する際に、グリス受け凹部31cの中央部のセンター連通溝31dに掻き集められたグリスGを、センター連通溝31dにおいてさらに効率的にグリス収容凹部31b方向に移動させることができるようになるという追加の効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、可動側部材31の先端面が中央部に向かって次第に基端側へ窪む内向き円弧状に形成されている構造を例に採って説明したが、平面状の物にも適用することができる。
また、実施例では、可動側部材31が車体1側で、固定側部材32がバックドア2側にそれぞれ設けられたタイプを例に採って説明したが、逆であってもよい。
実施例1のバックドアのダブテール構造が適用されたワンボックスカーの後面図である。 図1のA−A線における拡大横断面図である。 ダブテールの可動側部材を示す斜視図である。 図3のB−B線における拡大中央縦断面図である。 図4のC―C線における横断面図である。 図5のD−D線における縦断面図である。 図5のE−E線における縦断面図である。 図5のF−F線における縦断面図である。 実施例2のフィメールダブテールを示す図である。
符号の説明
G グリス
1 車体
2 バックドア
3 ダブテール
31 可動側部材
31a 摺動面
31b グリス収容凹部
31c グリス受け凹部
31d センター連通溝
31e サイド連通溝
32 固定側部材
33 支持ブラケット
33a 取付基板
34 摺動案内面
34a 摺動面
35 コイルスプリング(付勢手段)

Claims (6)

  1. 上部を支点として上下に回動するバックドアの下部左右外側面とドア開口部の左右内側面とにそれぞれ備えられる可動側部材と固定側部材とから成り、前記バックドアを閉じた時に全閉直前から全閉となる間に前記固定側部材が前記可動側部材に当接してバックドアを所定の位置に導くダブテールが設けられ、前記可動側部材は支持ブラケットに対し該支持ブラケットの摺動面に沿って前記バックドアの略開閉方向に摺動自在に収容されると共に、前記固定側部材に当接する方向に向けて付勢手段により押圧付勢され、前記支持ブラケットの摺動面と前記可動側部材の摺動面相互間にグリスが供給されるように構成されたバックドアのダブテール構造において、
    前記可動側部材の先端縁部に、前記可動側部材の摺動面側と先端面側とに開口するグリス受け凹部が形成されていることを特徴とするバックドアのダブテール構造。
  2. 前記支持ブラケットの摺動面に沿って摺動する前記可動側部材の摺動面の基端側にグリス収容凹部が形成され、
    前記可動側部材の摺動面には前記グリス受け凹部から前記可動側部材の基端側へ連通する第1連通溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバックドアのダブテール構造。
  3. 前記第1連通溝はその基端側が前記グリス収容凹部に連通されていることを特徴とする請求項2に記載のバックドアのダブテール構造。
  4. 前記グリス受け凹部が前記可動側部材の両側部から中央部に向かって次第に基端側へ窪む状態に形成され、前記第1連通溝が前記グリス受け凹部の中央部に連通されていることを特徴とする請求項3に記載のバックドアのダブテール構造。
  5. 前記第1連通溝が前記グリス受け凹部に近づくにつれて次第に幅広になるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のバックドアのダブテール構造。
  6. 記可動側部材の両側部付近に、前記グリス受け凹部から前記可動側部材の基端縁部まで延びる第2連通溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のバックドアのダブテール構造。
JP2006040235A 2006-02-17 2006-02-17 バックドアのダブテール構造 Expired - Fee Related JP4765654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040235A JP4765654B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 バックドアのダブテール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040235A JP4765654B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 バックドアのダブテール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007216853A JP2007216853A (ja) 2007-08-30
JP4765654B2 true JP4765654B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=38494583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006040235A Expired - Fee Related JP4765654B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 バックドアのダブテール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4765654B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5629728B2 (ja) * 2012-06-13 2014-11-26 株式会社陽洋 戸当たり

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134174Y2 (ja) * 1981-04-30 1986-10-06
JP2686080B2 (ja) * 1987-07-28 1997-12-08 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007216853A (ja) 2007-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4294623B2 (ja) 車両用収納装置
US20100207414A1 (en) Console box
JP5260199B2 (ja) コンパクト容器
US7703627B2 (en) Vanity case
ATE553949T1 (de) Schiebemechanismus für einen fahrzeugsitz
JP6352859B2 (ja) アシストグリップ
JP2008024099A (ja) 蓋装置及び収納装置
JP5186804B2 (ja) ヘッドレスト装置
JP2003276516A (ja) ガイド機構、該ガイド機構を用いた蓋体の開閉機構、及び該開閉機構を用いた車載用内装品
JP2012176498A (ja) ラベルプリンタ
CN102395488A (zh) 拉出装置
EP2868525B1 (en) Vehicle center console
JP4765654B2 (ja) バックドアのダブテール構造
MY151375A (en) Wiring duct cover
KR102164757B1 (ko) 캔 뚜껑
JP4841626B2 (ja) 自動車車両内における後部棚板の構成
JP4156643B2 (ja) ルーフモール用キャップ及びその取付構造
US20100321944A1 (en) Detent spring and end cap structures for a visor vanity
JP2009149131A (ja) 車両用トノボード装置
JP6125198B2 (ja) 車両用コンソールボックス
JP5666269B2 (ja) 車両用収納ボックス
JP4509076B2 (ja) スライド蓋付きケース
JP4397331B2 (ja) 可動体の動作機構
JP2008105543A (ja) 自動車のスライドドア構造
KR101007880B1 (ko) 자동차용 도어체커의 케이스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees