JP4765519B2 - センサ装置およびセンサ装置用のコントローラ - Google Patents

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Description

本発明はセンサ装置およびセンサ装置用のコントローラに関し、特に、複数の種類のセンサ装置を想定してそれぞれ用意された複数のセンサヘッド部と、その複数のセンサヘッド部に共通して利用されるコントローラとを組合せたセンサ装置、および、このようなセンサ装置に用いられるコントーラに関する。
いわゆる「センサ装置」には、たとえば変位センサや視覚センサ、近接センサ等、動作原理の違いに応じたさまざまな種類の装置がある。また、動作原理が同一である複数のセンサ装置間で信号処理や搭載する機能などが異なる場合がある。
これらセンサ装置の利用目的や使用態様が多様化するのに伴い、ユーザが個々のセンサ装置に求める機能や性能も多様化している。このような市場のニーズに応じ、多くのメーカではいわゆる多品種少量生産制を導入している。多品種少量生産制はユーザの個々のニーズに適切に対応できるというメリットが得られる。しかし、生産に必要な部品点数が増加するため、これまで行なわれてきたような大量生産制に比べてコスト高となる上に部品管理が煩雑になるというデメリットがある。
よって、昨今ではセンサヘッド部とコントローラとが分離した分離型センサ装置が市場に投入されている。このようなセンサ装置では、コントローラに接続されるセンサヘッド部が検出動作を行ない、コントローラはセンサヘッド部に対して電源電圧を供給したりセンサヘッド部から受ける信号を処理したりする。センサヘッド部は仕様や性能に対応して複数存在し、コントローラは複数のセンサヘッド部に共通して利用可能となっている。
たとえば特開2003−75117号公報(特許文献1)では、1つの信号処理装置(コントローラ)で複数の検出部に対応可能な光学式センサ装置が開示される。このセンサ装置は検出部から取り込んだ検出信号に対応して計測処理を実行する信号処理装置を備える。信号処理装置は取り込んだ検出信号に対し、あらかじめ用意された複数の計測処理方式の中から選択した計測処理方式を適用する。信号処理装置については従来どおり1品種大量生産とすることができるため、センサ装置の生産コストを抑えることができる。
特開2003−75117号公報
従来の分離型センサ装置の場合、同一種類のセンサ装置(たとえば光学式センサ)において複数のセンサヘッド部が用意され、これら複数のセンサヘッド部に対して1つのコントローラが用意される。つまり、分離型センサ装置の種類が異なるとコントローラの種類も異なる。具体的にはコントローラが行なう信号処理やコントローラがセンサヘッド部に供給する電源電圧などがコントローラの種類ごとに異なる。
一方、生産コストの低減のため、センサ装置に用いられる部品がセンサ装置の種類によらず共通であることが多い。たとえばセンサヘッド部とコントローラとを接続するコネクタが分離型センサ装置の種類によらず共通化されている。
しかしながら、ユーザが複数の分離型センサ装置を有し、かつ、これらの分離型センサ装置の種類が異なる場合、ユーザは接続すべきコントローラと異なるコントローラにセンサヘッド部を接続する可能性がある。誤接続が行なわれた状態でセンサ装置を起動するとセンサヘッド部の仕様と異なる電源電圧がコントローラからセンサヘッド部に供給される。よってセンサヘッド部が動作しなかったり、センサヘッド部やコントローラが損傷したりする可能性がある。
本発明の目的は、電源電圧が互いに異なる複数のセンサヘッド部に共通して利用可能なコントローラを備えるセンサ装置および、このようなセンサ装置用のコントーラを提供することである。
本発明は要約すれば、センサ装置であって、動作する電源電圧が互いに異なる複数のセンサヘッド部の中から選択された選択ヘッド部と、コントローラとを備える。複数のセンサヘッド部の各々は、電源電圧を受けて動作する検出部と、センサヘッド部の動作する電源電圧に対応付けられる識別情報を不揮発的に記憶する第1の記憶部とを含む。コントローラは、コネクタと、第1の電源部と、制御部と、選択部とを含む。コネクタは、複数のセンサヘッド部の各々と接続可能であり、かつ、接続される選択ヘッド部に対して電源電圧を供給する。第1の電源部は、複数のセンサヘッド部のそれぞれに供給される電源電圧である複数の出力電圧を出力可能である。制御部は、識別情報に応じて電源電圧を決定する。選択部は、制御部による決定結果に応じ、複数の出力電圧の中から選択した電源電圧を選択ヘッド部に供給する。
好ましくは、制御部は、複数のセンサヘッド部のそれぞれに対応する複数の信号処理を実行可能であり、識別情報に応じて選択ヘッド部に対応する信号処理を決定する。
より好ましくは、制御部は、第2の記憶部と、処理装置とを有する。第2の記憶部は、複数の信号処理のそれぞれに対応する複数のプログラムを不揮発的に記憶し、複数のプログラムの少なくとも1つを変更可能である。処理装置は、識別情報に応じ、複数のプログラムの中から選択したプログラムを第2の記憶部から読出し、対応する信号処理を実行する。
好ましくは、コントローラは、第1の記憶部を動作させるための給電を行なう第2の電源部をさらに含む。
好ましくは、制御部は、選択ヘッド部に供給すべき電源電圧が複数の出力電圧の中に存在しない場合には、複数の出力電圧のいずれも出力しないよう選択部に指示する。
本発明の他の局面に従うと、複数のセンサヘッド部の中から選択された選択ヘッド部に供給される電源電圧を決定するセンサ装置用のコントローラであって、複数のセンサヘッド部の電源電圧は、互いに異なる。複数のセンサヘッド部の各々は、電源電圧を受けて動作する検出部と、識別情報を不揮発的に記憶する記憶部とを含む。コントローラは、選択ヘッド部から取得した識別情報に応じ、選択ヘッド部に供給される電源電圧を決定する。
本発明のセンサ装置およびセンサ装置用のコントローラによれば、複数のセンサヘッド部の電源電圧が互いに異なる場合にも、コントローラは接続されるセンサヘッド部を駆動することができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1のセンサ装置の構成を示す図である。
図1を参照して、センサ装置100はコントローラ1と、コントローラ1に接続可能な複数のセンサヘッド部2のうち、ユーザにより選択されたセンサヘッド部2(選択ヘッド部2A)とを備える。複数のセンサヘッド部2の各々は識別情報を不揮発的に記憶する。コントローラ1は選択ヘッド部2Aから取得した識別情報に応じ、選択ヘッド部に供給される電源電圧を決定する。なお、複数のセンサヘッド部2は動作する際の電源電圧が互いに異なる。また、識別情報は、センサヘッド部の動作する電源電圧に対応付けられる。
ユーザは、コントローラ1に接続されるセンサヘッド部2を他のセンサヘッド部2と交換することにより、センサ装置100を様々な種類のセンサ装置として利用することができる。具体的に説明すると、センサ装置100は測定対象の移動量を測定する変位センサや測定対象の表面検査や座標を求める視覚センサとして利用可能である。
コントローラ1は、本体部10、コネクタ11、表示部12、外部直流電源13および電源スイッチ14を備える。
本体部10はコントローラ1の主要部であり、センサヘッド部2への電源電圧の供給およびセンサヘッド部2から受ける検出信号の処理を行なう。なお本体部10の構成は後述する。コネクタ11は複数のセンサヘッド部2の各々と接続可能であり、かつ、接続される選択ヘッド部2Aに対して電源電圧を供給するために設けられる。表示部12はたとえば液晶表示装置であり、センサ装置100の各種の設定値や検出結果を表示したり、コントローラ1とセンサヘッド部2との接続が誤りの場合に通知を表示したりする。本体部10は外部直流電源13から直流電圧(たとえば24Vの直流電圧)を受けて動作する。電源スイッチ14は外部直流電源13から本体部10への直流電圧の供給および供給停止を行なうために設けられる。
複数のセンサヘッド部2は、本体部20A〜20Nをそれぞれ含む。また、複数のセンサヘッド部2の各々は、コネクタ11と接続するためのコネクタ21およびケーブル22を含む。本体部20A〜20Nの各々は、コネクタ21およびケーブル22を介してコントローラ1から電源電圧を受けたり、検出動作の結果である検出信号をコントローラ1に送ったりする。
本体部20A〜20Nは、コントローラ1から電源電圧を受けて動作する。また、本体部20A〜20Nに供給される電源電圧は互いに異なる。なお、以下では複数のセンサヘッド部2を「機種A〜N」として区別する。
本体部20A〜20Nに含まれる素子の種類が異なることにより、本体部に供給される電源電圧の大きさが異なる場合がある。具体例を示すと、たとえば本体部20Aが変位センサ用のセンサヘッド部の本体部であれば、本体部20Aの内部には半導体レーザ等の発光素子が設けられる。この半導体レーザを駆動する回路には12Vの直流電圧が供給される。また、本体部20Bが視覚センサ用のセンサヘッドの本体部であれば本体部20Bの内部にはCCD(charge coupled device)等の撮像素子が設けられる。このCCDを駆動する回路には15Vの直流電圧が供給される。
なお、本実施の形態においては、本体部20A〜20Nに供給される電源電圧が互いに異なり、かつ、本体部20A〜20Nに含まれる素子の種類が同一であってもよい。
コントローラ1は複数の種類のセンサヘッド部2を動作させることができる。よってユーザはセンサヘッド部の種類ごとに専用のコントローラを用意する必要がない。たとえばユーザがセンサ装置の導入に際し、複数のセンサヘッド部を試験的に使用することがある。この場合にもユーザは1つのコントローラのみ用意すればよい。ユーザにとってはセンサヘッド部の種類によらずコントローラの仕様(たとえば操作ボタンや表示内容など)が統一されているので、利便性が向上する。また、センサ装置を購入する際にも、ユーザはコントローラを1つのみ購入すればよい。よってユーザ側では購入コストを低減することができる。また、センサ装置を生産するメーカ側では部品の調達や在庫管理が容易になる。
図2は、図1の本体部10の構成を詳細に示すブロック図である。
図2を参照して、本体部10は電源部15,18、選択部16および制御部17を含む。
電源部15は複数のセンサヘッド部2のそれぞれに対応した複数の出力電圧(以下「電源電圧」とも称する)を出力する。これらの出力電圧はセンサヘッド部2の電源電圧となる。
電源部15は外部直流電源13から入力される24Vの直流電圧を所定の大きさの直流電圧(出力電圧)に変換するDC−DCコンバータ15A〜15Cを含む。DC−DCコンバータ15A〜15Cからはそれぞれ12V,15V,48Vの直流電圧が出力される。また、電源部15は入力される24Vの直流電圧をそのまま出力する。電源部15が出力する出力電圧の大きさは上記の値に限定されない。また、電源部15の出力数は4つに限定されない。
選択部16は、電源部15から出力される複数の直流電圧(出力電圧)のうち、コントローラ1に接続されるセンサヘッド部2に供給する電源電圧を選択して出力する。選択部16は切換部16A〜16Dを含む。切換部16A〜16Dにはそれぞれ12V,15V,24V,48Vの直流電圧が入力される。切換部16A〜16Dの各々は、たとえばトランジスタを含むスイッチ回路であり、制御部17の指示により入力される直流電圧を出力するか否かを切換える。
制御部17は、CPU(central processing unit)171およびEEPROM(electrically erasable and programmable read only memory)172を含む。CPU171は、接続されるセンサヘッド部に与える電源電圧を決定する。また、CPU171は接続されるセンサヘッド部から信号SNS(検出信号)に応じた信号処理を行なう。CPU171は複数のセンサヘッド部のそれぞれに対応する複数の信号処理を実行することができる。
EEPROM172は、複数のセンサヘッド部2のそれぞれに対応する複数の識別情報を記憶する。識別情報は、たとえば機種を示す情報、電源電圧およびCPU171が行なう信号処理パターンに関する情報などを含む。上述のようにセンサヘッド部2は識別情報を不揮発的に記憶する。
CPU171はセンサヘッド部2から送られる識別情報IDをEEPROM172に記憶される識別情報と照合し、接続されるセンサヘッド部2に与える電源電圧を決定する。CPU171の決定結果は選択部16に送られ、選択部16は複数の直流電圧の中から選択した電源電圧を接続されるセンサヘッド部2に供給する。また、CPU171はセンサヘッド部2から送られる識別情報に応じ、信号SNSに対応する信号処理を決定する。よって、複数のセンサヘッド部の電源電圧が互いに異なる場合にもコントローラ1は接続されるセンサヘッド部を駆動することができる。なおCPU171による処理結果は表示部12に表示される。
電源部18は、DC−DCコンバータ18A,18Bと3端子レギュレータ19A,19Bとを含む。
DC−DCコンバータ18Aは表示部12に電源電圧を供給するため、入力される24Vの直流電圧を8.5Vの直流電圧に変換する。DC−DCコンバータ18Bは入力される24Vの直流電圧を3.3Vの直流電圧に変換する。この3.3Vの直流電圧はCPU171、EEPROM172に与えられる。3端子レギュレータ19A,19BはDC−DCコンバータ18Bから入力される3,3Vの直流電圧を2.5V,1.8Vの直流電圧にそれぞれ変換する。変換後の直流電圧はセンサヘッド部2の本体部に送られる。
ここで、コントローラ1がセンサヘッド部2に供給する電源電圧をセンサヘッド部2の種類によらず共通にする(たとえば24Vの直流電圧に固定する)ことが考えられる。この場合、複数のセンサヘッド部2の各々は自己の仕様に応じた電源電圧を生成するための電源回路を内部に持つ必要がある。しかし、センサヘッド部2の内部に電源回路を設けるとセンサヘッド部2の容積および重量が増える。また、センサヘッド部2で無駄な電力消費による発熱が生じ、センサヘッド部2の動作が不安定になる可能性がある。さらにセンサヘッド部2では発熱による温度上昇が生じるので、電源投入後から安定した検出動作が可能になる(センサヘッド部の温度が安定する)までのウォームアップ時間が長くなる可能性がある。これらの理由により、コントローラ1側でセンサヘッド部2に与える電源電圧を切換えることが好ましい。
図3は、図1の本体部20Aの構成を詳細に示すブロック図である。
図3を参照して、本体部20Aは検出部23、EEPROM24(第1の記憶部)および送信回路25を含む。なお、本体部20B〜20Nの各々の構成は本体部20Aと同様であるので、以後の説明は繰り返さない。
検出部23はコントローラ1から電源電圧(たとえば12Vの直流電圧)を受けて動作し、信号SNSをCPU171に送信する。EEPROM24は識別情報IDを不揮発的に記憶する。なお識別情報IDはセンサ装置100の製品出荷時にEEPROM24に書込まれる。送信回路25はEEPROM24から識別情報IDを読み出してCPU171に送信する。図示しないが送信回路25はデータの入出力を行なうI/O部およびデータ処理を行なうコア部を有する。たとえば送信回路25はマイクロコンピュータやFPGA(field programmable gate array)により構成される。
EEPROM24、送信回路25は図2に示す電源部18により給電されて動作する。具体的にはEEPROM24にはDC−DCコンバータ18Bにより3.3Vの電源電圧が与えられ、送信回路25には3端子レギュレータ19A,19Bから2.5Vおよび1.2Vの電源電圧がそれぞれ供給される。送信回路25のI/O部には2.5Vの電源電圧が供給され、送信回路25のコア部には1.2Vの電源電圧が供給される。
なお、本体部20Aは識別情報IDを不揮発的に記憶する第1の記憶部として、EEPROM24に代え、たとえばフラッシュROMを含んでいてもよい。
次に、コネクタ11の端子の割り当て(ピンアサイン)について説明する。EEPROM24、送信回路25は本体部20A〜20Nの各々に設けられる。本実施の形態において、3.3V、2.5V、1.5Vの電源電圧の出力に割り当てられる端子は固定されている。このため図2に示すように、DC−DCコンバータ18B、3端子レギュレータ19A,19Bに対しては切換部16A〜16Dのような切換部が設けられていない。これによりコントローラ1の回路規模を小さくすることができる。
図4は、図1のコネクタ11の端子の割り当ての一例を示す図である。
図4を参照して、機種A〜Cはセンサ装置の種類であり、それぞれ「変位センサ」、「モノクロ視覚センサ」および「カラー視覚センサ」を示す。なお「モノクロ視覚センサ」とは撮影した白黒画像に基づいて処理を行なう視覚センサであり、「カラー視覚センサ」とは撮影したカラー画像に基づいて処理を行なう視覚センサである。
コネクタ11は20個の端子を有する。ピン番号1〜3の3つの端子はそれぞれEEPROM24への電源電圧(3.3V)の出力用、送信回路25への電源電圧(2.5Vおよび1.2V)の出力用の端子である。機種A〜Cのいずれの場合にもピン番号1〜3の各端子から出力される電源電圧は同じである。
一方、検出部23への電源電圧の供給に用いられる端子はセンサヘッド部の機種、すなわちセンサ装置の機種に対応して異なる。その理由はコントローラに接続されるセンサヘッド部に応じ、切換部16A〜16Dの各々の導通状態および非導通状態が異なるためである。機種Aでは、ピン番号19の端子が12Vの電源電圧の出力用の端子となる。機種Bではピン番号17,18の端子が15Vの電源電圧の出力用の端子となる。機種Cではピン番号5,6の端子が48Vの電源電圧の出力の端子となり、ピン番号17,18の端子が15Vの電源電圧の出力用の端子となる。
機種Aではピン番号19の端子が12Vの電源電圧を出力するための端子である。一方、機種B,Cではピン番号19の端子は電源電圧の供給に用いられない。このため機種Bおよび機種Cの各々のセンサヘッド部2がコントローラ1に接続される場合、切換部16Aは非導通状態(図4において「NC」と示す)となり、ピン番号19の端子からは12Vの電源電圧が出力されない。ピン番号5,6,17,18の各端子についても同様である。
同一の電源電圧の出力に対して2つの端子が割り当てられる理由は、端子に接続されるケーブルに流れる電流をそのケーブルの電流容量以下とするためである。また、機種C(カラー視覚センサ)の場合、15Vの電源電圧は検出部そのものの動作のために必要な電圧であり、48Vの電源電圧はカラー画像の色を明確にするために測定対象を照明する照明装置に与えられる。
また、ピン番号8〜15の各端子は、コントローラ1とセンサヘッド部2との間で伝送される信号用の端子である。
仮にセンサヘッド部の機種ごとに形状が異なるコネクタをコントローラ1に複数設けた場合、ユーザによるセンサヘッド部とコントローラとの誤接続を防ぐことができる。よってセンサヘッド部に過大な電源電圧を供給することがなくなるのでセンサヘッド部の損傷を防ぐことができる。しかし、この場合、コントローラの内部に多くの配線を設けたり、コントローラの外形に多くのコネクタを設けたりしなければならないためコントローラが大きくなる。コントローラが大きくなるとユーザの利用において不便になることが多い。よって、センサヘッド部の種類によらず共通のコネクタをコントローラに設けることが好ましい。
図5は、図1のコネクタ11の端子の割り当ての別例を示す図である。
図5を参照して、機種Bおよび機種Cのセンサヘッド部に15Vの電源電圧を供給するための端子は、機種Aのセンサヘッド部に12Vの電源電圧を供給するための端子と共通であり、ピン番号19の端子である。本実施の形態では、コントローラ1の内部に切換部16A〜16Dを設け、各切換部の導通状態および非導通状態を制御することによりセンサヘッド部に電源電圧を供給するためのコネクタ端子をセンサヘッドの機種によらず共通にすることが可能である。これにより、小型のコネクタ(すなわち端子数が少ないコネクタ)をコントローラおよびセンサヘッド部に用いることができるため、センサ装置を小型化することができる。
図6は、図2の本体部10による処理を示すフローチャートである。
図6を参照して、電源スイッチ14がユーザによって押されると24Vの直流電圧が外部直流電源13から本体部10に入力され、動作が開始する。まず、ステップS1において本体部10はセンサヘッド部2の本体部に低圧系電源電圧(3.3V、2.5Vおよび1.2Vの電源電圧)を供給する。
ステップS2において本体部10はイニシャル処理を行なう。このイニシャル処理ではCPU171はEEPROM24に格納された識別情報とEEPROM172に格納された識別情報との照合を行なう。
ステップS3においてCPU171は照合結果からコントローラ1に接続されるセンサヘッド部2の形式(機種)が予め想定された形式か否かを判定する。接続想定外のセンサヘッド部の場合(ステップS3においてNG)、ステップS4においてCPU171はエラー表示を行なうよう表示部12に指示する。なお、ステップS4においてCPU171は切換部16A〜16Dのすべてが非導通状態になるよう制御する。これにより、選択部16は、電源部15から出力される複数の電圧のいずれもセンサヘッド部2に出力しない。これにより、センサヘッド部2に仕様を上回る電源電圧が供給されることによるセンサヘッド部2の損傷を防ぐことができる。
一方、ステップS3において想定された機種のセンサヘッド部2がコントローラ1に接続された場合(ステップS3においてOK)、ステップS5において「個別電源ON」処理が行なわれる。CPU171は識別情報から決定した電源電圧を出力するよう選択部16に指示する。選択部16は複数の電源電圧の中から選択した電源電圧を出力する。
ステップS6において全システムのブート(起動)のためのイニシャル処理が行なわれる。この際、CPU171はセンサヘッド部から取得した識別情報に応じ、複数の信号処理の中から実行すべき信号処理を決定する。
続いて、ステップS7においてCPU171は、ユーザにより設定情報が入力されたか否かを判定する。ステップS7において、CPU171に設定情報が入力されていない場合(ステップS7においてNO)、ステップS8においてCPU171は計測処理を実行する。ステップS8において計測処理が実行されると処理は再びステップS7に戻る。つまり、ステップS7,S8の各々の処理が繰り返されることにより、通常の検出動作が行なわれる。
一方、ステップS7において設定情報がCPU171に入力された場合(ステップS7においてYES)、ステップS9においてCPU171は設定情報に応じた設定処理を行なう。次にステップS10において、CPU171は設定終了情報がユーザにより入力されたか否かを判定する。設定終了情報がCPU171に入力された場合(ステップS10においてYES)、処理は再びステップS3に戻る。一方、設定終了情報がまだCPU171に入力されていない場合(ステップS10においてNO)、処理は再びステップS9に戻る。
以上のように、実施の形態1によれば、複数のセンサヘッド部の電源電圧および検出動作が互いに異なる場合にも、1つのコントローラでこれら複数のセンサヘッド部に対応可能であるので、異なる種類のセンサ装置を容易に実現することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2においてセンサヘッド部の構成は実施の形態1と同様であるので以後の説明は繰り返さない。以下ではコントローラの構成について説明する。
図7は、実施の形態2のセンサ装置に含まれるコントローラの構成を示す図である。
図7を参照して、コントローラ1Aは制御部17に代えて制御部17Aを備える点、およびI/F(インターフェース)部31をさらに備える点で図2に示すコントローラ1と異なる。コントローラ1Aの他の部分の構成はコントローラ1と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
制御部17AはフラッシュROM173をさらに備える点で制御部17と異なる。フラッシュROM173は複数の信号処理にそれぞれ対応する複数のプログラムを不揮発的に記憶する。また、フラッシュROM173は複数のプログラムの少なくとも1つを変更可能である。なお、フラッシュROMの代わりにEEPROMが用いられてもよい。
CPU171は、複数のプログラムの中から識別情報に応じて選択したプログラムをフラッシュROM173から読出して信号処理を実行する。
I/F部31はRS−232CやUSB(Universal Serial Bus)等の規格に準じたインターフェース回路であり、たとえばパーソナルコンピュータ等の装置からCPU171が実行するプログラムを受ける。
フラッシュROM173はI/F部31に入力されたプログラムを記憶する。この場合、フラッシュROM173では、既に記憶されるプログラムが入力されたプログラムに更新されてもよいし、入力されたプログラムが追加されてもよい。
なお、図示しないが、制御部17AはI/F部31から入力されるプログラムをフラッシュROM173に書込むとともに、フラッシュROM173から読出したプログラムをCPU171に送る専用の処理回路を含んでいてもよい。
コントローラ1Aが供給可能な電源電圧に変更がない場合、ユーザはフラッシュROM173に記憶される内容を変更することによりコントローラ1Aを高機能化することができる。よってユーザは新たなコントローラを購入しなくてもよくなる。また、メーカ側では、部品の追加をしなくてもコントローラを高機能化することができる。よってメーカ側ではコスト上昇を抑えることができるとともに、センサ装置の生産に必要な部品の在庫管理の負担を減らすことができる。
なお、CPU171が実行する複数のプログラムの追加や削除が可能な記憶部(第2の記憶部)はフラッシュROMに限定されず、たとえば以下のような回路であってもよい。
図8は、図7の制御部17Aの変形例を示す図である。
図8を参照して、制御部17BはフラッシュROM173に代えて、バス34およびEPROM(erasable programmable read only-memory)35A〜35Cを備える点で制御部17Aと異なる。制御部17Bの他の部分の構成は制御部17Aと同様であるので以後の説明は繰り返さない。EPROM35A〜35Cの各々はソケット(図示せず)に着脱可能である。なおEPROM35A〜35Cは本発明の「第2の記憶部」に相当する。
EPROM35A〜35CにはCPU171が信号処理を実行するためのプログラムが記憶される。EPROM35A〜35Cに記憶されるプログラムは互いに異なる。図8に示す構成によればEPROMの数を増減したり、あるEPROMを別のプログラムが記憶されるEPROMに置換したりすることにより、CPU171が実行可能な複数の信号処理を容易にすることができる。
なお図8の場合、記憶されるプログラムを変更する必要がないので、不揮発性メモリとしてEPROMが用いられる。ただしEPROMに代え、不揮発性メモリとしてEEPROMが用いられてもよい。
以上のように、実施の形態2によれば、制御部に記憶される複数のプログラムを変更することが容易になるので、センサ装置の多機能化や高機能化を容易に行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1のセンサ装置の構成を示す図である。 図1の本体部10の構成を詳細に示すブロック図である。 図1の本体部20Aの構成を詳細に示すブロック図である。 図1のコネクタ11の端子の割り当ての一例を示す図である。 図1のコネクタ11の端子の割り当ての別例を示す図である。 図2の本体部10による処理を示すフローチャートである。 実施の形態2のセンサ装置に含まれるコントローラの構成を示す図である。 図7の制御部17Aの変形例を示す図である。
符号の説明
1,1A コントローラ、2 センサヘッド部、2A 選択ヘッド部、10,20A〜20N 本体部、11,21 コネクタ、12 表示部、13 外部直流電源、14 電源スイッチ、15,18 電源部、15A〜15C,18A,18B DC−DCコンバータ、16 選択部、16A〜16D 切換部、17,17A,17B 制御部、19A,19B 3端子レギュレータ、22 ケーブル、23 検出部、24,172 EEPROM、25 送信回路、31 I/F部、34 バス、100 センサ装置、171 CPU、173 フラッシュROM、S1〜S10 ステップ。

Claims (6)

  1. 動作する電源電圧が互いに異なる複数のセンサヘッド部の中から選択された選択ヘッド部と、コントローラとを備え、
    前記複数のセンサヘッド部の各々は、
    前記電源電圧を受けて動作する検出部と、
    センサヘッド部の動作する前記電源電圧に対応付けられる識別情報を不揮発的に記憶する第1の記憶部とを含み、
    前記コントローラは、
    前記複数のセンサヘッド部の各々と接続可能であり、かつ、接続される前記選択ヘッド部に対して前記電源電圧を供給するコネクタと、
    前記複数のセンサヘッド部のそれぞれに供給される前記電源電圧である複数の出力電圧を出力可能な第1の電源部と、
    前記識別情報に応じて前記電源電圧を決定する制御部と、
    前記制御部による決定結果に応じ、前記複数の出力電圧の中から選択した前記電源電圧を前記選択ヘッド部に供給する選択部とを含む、センサ装置。
  2. 前記制御部は、前記複数のセンサヘッド部のそれぞれに対応する複数の信号処理を実行可能であり、前記識別情報に応じて前記選択ヘッド部に対応する信号処理を決定する、請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記制御部は、
    前記複数の信号処理のそれぞれに対応する複数のプログラムを不揮発的に記憶し、前記複数のプログラムの少なくとも1つを変更可能な第2の記憶部と、
    前記識別情報に応じ、前記複数のプログラムの中から選択したプログラムを前記第2の記憶部から読出し、前記対応する信号処理を実行する処理装置とを有する、請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記第1の記憶部を動作させるための給電を行なう第2の電源部をさらに含む、請求項1に記載のセンサ装置。
  5. 前記制御部は、前記選択ヘッド部に供給すべき前記電源電圧が前記複数の出力電圧の中に存在しない場合には、前記複数の出力電圧のいずれも出力しないよう前記選択部に指示する、請求項1に記載のセンサ装置。
  6. 複数のセンサヘッド部の中から選択された選択ヘッド部に供給される電源電圧を決定するセンサ装置用のコントローラであって、
    前記複数のセンサヘッド部の電源電圧は、互いに異なり、
    前記複数のセンサヘッド部の各々は、
    前記電源電圧を受けて動作する検出部と、
    識別情報を不揮発的に記憶する記憶部とを含み、
    前記コントローラは、前記選択ヘッド部から取得した前記識別情報に応じ、前記選択ヘッド部に供給される前記電源電圧を決定する、センサ装置用のコントローラ。
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