JP4765368B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するもので、特に、沸騰検知機能を有する誘導加熱調理器に関するものである。
従来、誘導加熱調理器における沸騰検知は、液体の入った鍋などの調理容器が載置される天板を介して、サーミスタで調理容器の温度を検出することにより行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−7444号公報
しかしながら、上記従来の誘導加熱調理器では、天板を介してサーミスタで調理容器の温度を測定しているため、天板の温度が高い場合や、調理容器が反って、天板のサーミスタが配置された部分の上に正しく接していない場合には、調理容器の温度を正しく測定することはできず、そのため調理容器の反りを判定するための複雑な処理を行う必要があり、制御回路が複雑になり、製品コストが著しく高価になるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、複雑な処理を行うことなく安価な構成で、調理容器内の液体の沸騰を精度良く検知することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、調理容器が載置される天板と、前記天板の下方に位置し前記調理容器を加熱する加熱コイルと、前記天板の下に設けられ前記調理容器の底面から放射される赤外線を検知する赤外線検出手段と、前記赤外線検出手段の出力から前記調理容器の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱コイルへの入力電力を制御するとともに、略一定の勾配で上昇する前記調理容器の温度が略変化しなくなった場合に前記調理容器内の液体が沸騰したと判断する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記加熱コイルにより加熱され略一定の勾配で上昇する前記調理容器の温度が、前記一定の勾配より大きな勾配で変化した後、略変化しなくなることを検知することにより、前記調理容器内の液体がふきこぼれたと判定するようにしたもので、ふきこぼれを正確に検知することができるので、ふきこぼれを検知した時、すばやく加熱コイルへの入力電力を抑制または停止するようにすれば、吹き出した液体による調理容器や天板の汚れを最小限にすることができ、使用勝手の良い誘導加熱調理器を提供することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、鍋底面の形状にかかわらずふきこぼれをすばやく検知し、かつ精度良く沸騰を検知することができる。
第1の発明は、調理容器が載置される天板と、前記天板の下方に位置し前記調理容器を加熱する加熱コイルと、前記天板の下に設けられ前記調理容器の底面から放射される赤外線を検知する赤外線検出手段と、前記赤外線検出手段の出力から前記調理容器の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱コイルへの入力電力を制御するとともに、略一定の勾配で上昇する前記調理容器の温度が略変化しなくなった場合に前記調理容器内の液体が沸騰したと判断する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記加熱コイルにより加熱され略一定の勾配で上昇する前記調理容器の温度が、前記一定の勾配より大きな勾配で変化した後、略変化しなくなった場合、前記調理容器内の液体がふきこぼれたと判定するようにしたもので、ふきこぼれを正確に検知することができるので、ふきこぼれを検知した時、すばやく加熱コイルへの入力電力を抑制または停止するようにすれば、吹き出した液体による調理容器や天板の汚れを最小限にすることができ、使用勝手の良い誘導加熱調理器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施の形態の説明において、同一の構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明を行わないものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図で、図
2は、同誘導加熱調理器において、ふきこぼれた場合と鍋ずれが生じた場合の温度変化の違いを示すグラフで、図3は、同誘導加熱調理器の制御手段による処理内容を示す流れ図である。
図1において、本実施の形態における誘導加熱調理器は、調理容器である鍋1が載置される天板2と、天板2の下方に位置し、鍋1を加熱する加熱コイル3と、加熱コイル3に高周波電流を供給し、鍋1を誘導加熱で発熱させる高周波インバータ4と、天板2の下側に設置され、鍋1の底面から放射される赤外線を検知する赤外線検出手段5と、赤外線検出手段5の出力から鍋1の温度を検知する温度検知手段6と、加熱コイル3に供給する電力を制御し、温度検知手段6の出力に基づき沸騰を検知する制御手段7とを有している。そして、制御手段7は、所定時間での温度差を1秒ごとに算出し、前記所定時間内での温度差が所定温度差以内であることを連続的に検知した場合に水が沸騰したと判定するように構成されている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図示していない電源を投入し操作スイッチで湯沸かしを開始すると、制御手段7の制御により、高周波インバータ4から加熱コイル3に電力が供給される。この加熱コイル3に電力が供給されると、加熱コイル3に誘導磁界が発生し、天板2上の鍋1が加熱される。この誘導加熱によって鍋1の温度が上昇し、鍋1内の加熱物である、例えば水等の液体が沸騰するものである。
ここで、鍋1の温度が上昇すると、その温度に応じた赤外線が鍋1の底面から放射される。天板2に使用されるガラスセラミックなどは2.5μm以下の波長域の赤外線を効率よく透過できるため、赤外線検出手段5は、例えば2.5μm以下の波長を検出することができるフォトダイオードなどで構成されており、天板2を通ったこの波長域の赤外線が赤外線検出手段5に入射される。また、赤外線検出手段5は、反射率の高い鏡面反射板(図示せず)を用いてより多くの赤外線を集光し、かつ、鍋1以外からの赤外線を遮断することにより検出精度の向上を図っている。
温度検知手段6は、鍋1からの赤外線のみが赤外線検出手段5に入射し、その赤外線量に応じたダイオード電流を、I−V変換した上で増幅し、温度に変換する。この温度情報が制御手段7に入力される。制御手段7は、所定時間での温度差を1秒ごとに算出し、所定温度差以内であることを連続的に検知した場合に水が沸騰していると判定する。
図2は、鍋1内の液体のふきこぼれと鍋ずれとを判別する方法の工程をグラフに表したものである。グラフから明らかなように、吹きこぼれが生じた場合は、急激な正の温度変化を生じ、その後はほとんど温度変化しないことが実験の結果判明した。又、鍋1の加熱コイル3上にあって熱せられた部分が、天板2上でずれて、赤外線検出手段5の上に移動した場合、検知される温度が急上昇、すなわち、急激な正の温度変化が生じ、その後、一定時間内に、急激な負の温度変化が生じる。この違いを捉えることによってふきこぼれたかどうかを判定することができる。
以下、図3を用いて制御手段7におけるふきこぼれ検知方法のアルゴリズムの一例を説明する。
ステップ(以下、Sと表示する)1において、所定時間での温度差ΔT1が温度判定値Ta以上であればS2へ進み、温度判定値Ta未満であればS6へ進む。S2において、タイマー(図示せず)が時間計測tmを開始する。S3において、所定時間での温度差ΔT2が温度判定値Tb以下であればS1へ戻り、温度判定値Tbよりも大きければS4へ
進む。S4において、計測時間tmが時間判定値ta以上であればS5へ進み、時間判定値ta未満であればS3へ戻る。S5において、タイマーを停止し、加熱を停止または抑制する。S6において、沸騰したかどうかの判定を行う。S7において、沸騰を検知していれば加熱を停止または抑制し、沸騰を検知していなければS1へ戻る。
なお、所定時間での温度差の温度判定値Ta、Tb、および時間判定値taは予め最適な値を実験的に決定するものである。
以上のように本実施の形態では、ふきこぼれと鍋ずれを精度良く判定することができるので、ふきこぼれた時には直ちに加熱を停止または抑制することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器において、ふきこぼれた場合と鍋ずれが生じた場合の温度変化と、高周波インバータ4内部で高周波電流を発生させるスイッチング素子(図示せず)の導通時間(以下、Ton時間と表示する)の時間変化の違いを示すグラフで、図5は、同誘導加熱調理器の制御手段による処理内容を示す流れ図である。
本実施の形態は、制御手段7での別の判定方法を説明するものであり、それ以外は、上記第1の実施の形態と同一なので説明を省略する。
図4は、ふきこぼれか鍋ずれかを判定する方法の工程をグラフで表したものである。図から明らかなように、ふきこぼれた場合は、Ton時間は変化しないが、鍋ずれを生じた場合は、加熱コイル3に対する鍋1の位置が変わり、それにより加熱コイル3に加わる電気負荷が変化するため、Ton時間が変化する。この違いを捉えることによってふきこぼれたかどうかを判定することができる。
以下、図5を用いて制御手段7によるふきこぼれ検知方法のアルゴリズムの一例を説明する。
S11において、所定時間での温度差ΔT3が温度判定値Tc以上であればS12へ進み、温度判定値Tc未満であればS13へ進む。S12において、Ton時間が変化していなければ加熱を停止もしくは抑制し、Ton時間が変化していればS11へ戻る。S13において、沸騰したかどうかの判定を行う。S14において、沸騰を検知していれば加熱を停止または抑制し、沸騰を検知していなければS11へ戻る。
なお、所定時間での温度差の温度判定値Tcは予め最適な値を実験的に決定するものである。
以上のように本実施の形態では、ふきこぼれと鍋ずれを精度良く判定することができるので、ふきこぼれた時には直ちに加熱を停止または抑制することができる。
また、上記実施の形態では、Ton時間を用いて説明したが、インバータ駆動周波数の違いでも同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図で、図7は、同誘導加熱調理器の水量の違いおよび鍋ずれが生じた場合の温度変化の違いを示すグラフで、図8は、同誘導加熱調理器の水量判定手段8での処理内容を示す流れ図である。
なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図6に示すように、鍋1内の水量を判定する水量判定手段8を付加し、その水量判定手段8で判定された水量に応じて、鍋1内の水の沸騰を判定する際の条件を変えて、精度の良い沸騰検知を行うようにするものである。
図7において、温度判定値T1aからT1bまでの到達時間を鍋1内の水量が少ない時をtp、水量が多い時をtqとすると、鍋1内の水量が少ないほど到達時間が短くなり、水量が多いほど到達時間が長くなる。つまり、tp<tqのような関係が成立する。一方、水量判定開始前に鍋ずれが生じて温度判定値T1aに達した場合、温度判定値T1aからT1bまでの到達時間はtq’となり、実際の到達時間tqよりも長くなる。その結果、水量を誤って判定してしまうことになる。この誤判定を解消するために、鍋ずれが生じた場合は一定時間内に温度判定値T1aよりも低くなり、真に温度判定値T1aに到達した場合には温度が単純増加であるために温度判定値T1aよりも高いままであることを利用して鍋ずれが生じたかどうかを判定すればよい。
以下、図8を用いて水量判定手段8における水量判定方法のアルゴリズムの一例を説明する。
S21において、温度検知手段6で算出した温度Tが温度判定値T1a以上であればS22へ進み、温度判定値T1a未満であればS21へ戻る。S22において、タイマーが時間計測tnを開始する。S23において、温度検知手段6で算出した温度Tが温度判定値T1a以上であればS24へ進み、温度判定値T1a未満であればS21へ戻る。S24において、計測時間tnが時間判定値tb以上であればS25へ進み、tb未満であればS23へ戻る。S25において、タイマーを停止し、水量判定工程を開始する。
なお、温度Tの温度判定値T1a、タイマーによる計測時間tnの時間判定値tbは予め最適な値を実験的に決定するものである。
以上のように本実施の形態によれば、鍋ずれを精度良く判定して、それによる影響を排除できるので、水量判定を正確に開始することができる。また、本実施の形態では、温度判定値は1つしかないが、温度が達した場合と下がった場合の判定値を分けて判定すれば、鍋ずれの検知精度を向上させることができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器において、鍋ずれが生じた場合の温度変化とTon時間の時間変化の関係を示すグラフで、図10は、同誘導加熱調理器の水量判定手段8による処理内容を示す流れ図である。本実施の形態は、上記第3の実施の形態における水量判定手段8での別の判定方法を説明するものであり、それ以外は、上記第3の実施の形態と同一なので説明を省略する。
図9から明らかなように、鍋ずれが生じた場合は、Ton時間も同様に変化するので、Ton時間の変化より、鍋ずれが生じて鍋1の温度が水量判定開始の温度判定値T1aに到達したとしても、水量判定工程を開始すべきかどうかを判別することができる。
以下、図10を用いて、水量判定手段8での水量判定方法のアルゴリズムの一例を説明する。
S31において、温度検知手段6で算出した温度Tが温度判定値T1a以上であればS
32へ進み、温度判定値T1a未満であればS31へ戻る。S32において、Ton時間が変化していればS31へ戻り、Ton時間が変化していなければ水量判定手段8による水量判定工程を開始する。
なお、温度判定値T1aは、予め最適な値を実験的に決定するものである。
以上のように本実施の形態では、鍋ずれの影響を受けることなく、水量判定を正確に開始することができる。
また、上記実施の形態では、鍋ずれをTon時間を用いて説明したが、インバータ駆動周波数の違いでも同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5における誘導加熱調理器において、鍋ずれが生じた場合の温度変化の違いを示すグラフで、図12は、同誘導加熱調理器の水量判定手段8での処理内容を示す流れ図である。本実施の形態は、水量判定手段8での他の判定方法を説明するものであり、それ以外は、上記第3の実施の形態と同一なので説明を省略する。
図11において、水量判定終了前に鍋ずれが生じて鍋1の温度が温度判定値T1bに達した場合、温度判定値T1aからT1bまでの到達時間はts’となり、実際の到達時間tsよりも短くなる。その結果、水量を誤って判定してしまうことになる。この誤判定を解消するために、鍋ずれが生じた場合は、温度が一定時間内に温度判定値T1bよりも低くなり、真に温度判定値T1bに到達した場合は、温度が単純増加のために温度判定値T1bよりも高いままであることを利用して鍋ずれが生じたかどうかを判定すればよい。
以下、図12を用いて水量判定手段8における水量判定方法のアルゴリズムの一例を説明する。
S41において、温度検知手段6で算出した温度Tが、温度判定値T1b以上であればS42へ進み、温度判定値T1b未満であればS41へ戻る。S42において、タイマー(図示せず)が時間計測trを開始する。S43において、温度検知手段6で算出した温度Tが温度判定値T1b以上であればS44へ進み、温度判定値T1b未満であればS41へ戻る。S44において、計測時間trが時間判定値tc以上であればS45へ進み、tc未満であればS43へ戻る。S45において、タイマーを停止し、水量判定工程を終了する。
なお、温度Tの温度判定値T1b、タイマーによる計測時間trの時間判定値tcは予め最適な値を実験的に決定するものである。
以上のように本実施の形態によれば、鍋ずれを精度良く判定することができるので、水量判定を正確に終了することができる。また、以上の説明では温度判定値は1つしかないが、温度が達した場合と下がった場合の判定値を分けて判定すれば、鍋ずれの精度を向上させることができる。
(実施の形態6)
図13は、本発明の実施の形態6における誘導加熱調理器において、鍋ずれが生じた場合の温度変化とTon時間の時間変化の関係を示すグラフで、図14は、同誘導加熱調理器の水量判定手段による処理内容を示す流れ図である。
本実施の形態は、水量判定手段8による別の判定方法を説明するものであり、それ以外
は上記第3の実施の形態と同一であるので、説明を省略する。
図13から明らかなように、鍋ずれが生じた場合は、Ton時間も同様に変化するので、そのTon時間の変化から、鍋ずれにより、温度が水量判定終了の温度判定値T1bに到達したとしても、水量判定工程を終了すべきかどうかを判別することができる。
以下、図14を用いて水量判定手段8における水量判定方法のアルゴリズムの一例を説明する。
S51において、温度検知手段6で算出した鍋1の温度Tが温度判定値T1b以上であればS52へ進み、温度判定値T1b未満であればS51へ戻る。S52において、Ton時間が変化していればS51へ戻り、Ton時間が変化していなければ水量判定手段8による水量判定を終了する。
なお、温度Tの温度判定値T1bは予め最適な値を実験的に決定するものである。
以上のように本実施の形態によれば、鍋ずれを精度良く判定することができるので、水量判定を正確に開始することができる。
また、上記実施の形態では、Ton時間を用いて説明したが、インバータ駆動周波数の違いでも同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、調理容器の形状に関わらず精度良く沸騰を検知することが可能となるので、家庭用あるいは業務用など様々な誘導加熱調理器にも適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図 同誘導加熱調理器において、ふきこぼれた場合と鍋ずれが生じた場合の温度変化の違いを示すグラフ 同誘導加熱調理器の制御手段による処理内容を示す流れ図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器において、ふきこぼれた場合と鍋ずれが生じた場合の温度変化とTon時間の時間変化の違いを示すグラフ 同誘導加熱調理器の制御手段による処理内容を示す流れ図 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図 同誘導加熱調理器の水量の違いおよび鍋ずれが生じた場合の温度変化の違いを示すグラフ 同誘導加熱調理器の水量判定手段による処理内容を示す流れ図 本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器において、鍋ずれが生じた場合の温度変化とTon時間の時間変化の関係を示すグラフ 同誘導加熱調理器の水量判定手段による処理内容を示す流れ図 本発明の実施の形態5における誘導加熱調理器において、鍋ずれが生じた場合の温度変化の違いを示すグラフ 同誘導加熱調理器の水量判定手段による処理内容を示す流れ図 本発明の実施の形態6における誘導加熱調理器において、鍋ずれが生じた場合の温度変化とTon時間の時間変化の関係を示すグラフ 同誘導加熱調理器の水量判定手段による処理内容を示す流れ図
1 鍋(調理容器)
2 天板
3 加熱コイル
4 高周波インバータ
5 赤外線検出手段
6 温度検知手段
7 制御手段
8 水量判定手段

Claims (1)

  1. 調理容器が載置される天板と、前記天板の下方に位置し前記調理容器を加熱する加熱コイルと、前記天板の下に設けられ前記調理容器の底面から放射される赤外線を検知する赤外線検出手段と、前記赤外線検出手段の出力から前記調理容器の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱コイルへの入力電力を制御するとともに、略一定の勾配で上昇する前記調理容器の温度が略変化しなくなった場合に前記調理容器内の液体が沸騰したと判断する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記略一定の勾配で上昇する前記調理容器の温度が、前記一定の勾配より大きな勾配で変化した後、略変化しなくなった場合、前記調理容器内の液体がふきこぼれたと判定するようにした誘導加熱調理器。
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