JP4764948B1 - シリアル型パンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】小さな寸法にもかかわらず、操作レバー等の強度を落とすことなく大きなストロークを確保できるシリアル型パンチを提供する。
【解決手段】台座10に2本のロッド刃1a、1bをシリアルに設け、台座10に対して回動自在とした操作レバー31と、操作レバー31に連結された動作レバー32とをロッド刃間を結ぶ線上に重合するように枢着し、2本のロッド刃1a、1bを、台座10に設けたパンチ穴10a、10bに貫通させて台座10に載置した紙葉に穿孔するようにしたシリアル型パンチにおいて、操作レバー31と、動作レバー32との間に連結レバー40を介在させた構造とし、操作レバー31の押圧操作によって紙葉に穿孔する際に、動作レバー32と、連結レバー40とが折り畳み動作をなす。
【選択図】図1

Description

本発明は、2本のロッド刃間を結ぶ線上に重合するように操作レバーを配したシリアル型パンチの改良に関する。
紙葉の穴あけ用具であるパンチには、2本のロッド刃をシリアルに設けた平面視薄型(幅狭)の台座と、棒状の操作レバーとを重合させ、その操作レバーの一方端を台座に枢着させた構造としたシリアル型パンチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種のシリアル型パンチによれば、パンチ本体を小型化でき、携帯用パンチとして使用することができる。
また、同文献のものでは、操作レバーの回動で一方のロッド刃を上下動させ、かつ、この操作レバーの中間部に連結され、台座上の操作レバーの枢着位置とは別の位置に枢着された動作レバーの回動で他方のロッド刃を上下動させる構造となっている。つまり、それぞれのロッド刃は、操作レバー、動作レバーのいずれかの動作に連動して動作するようになっている。
このように、操作レバーと動作レバーの個別の回動動作によって2本のロッド刃が個別に動作できる構造であるため、各ロッド刃の動作をずらすことで穿孔タイミングをずらすことができ、それによって穿孔の際に生じる紙面による抗力を分散させることを可能としている。よって、小型化による穿孔力の低下を防止できる。
なお、同文献のパンチは、操作レバーの押圧操作で同時に動作レバーを回動させるために操作レバーにスライド開口を設けて、そこに動作レバーの端部をスライド自在に連結した構造となっている。
特開平08−155898号公報
ところで、同文献のパンチは、操作レバーと動作レバーとが直接連結されているため、操作レバーの大きなストロークを確保しようとすればスライド開口を長く形成しなければならない。しかし、そのようにスライド開口を長く形成すれば操作レバーの強度が低下してしまうおそれがある。
しかも、操作レバーの押圧操作で同時に動作レバーも動作する構造であるため、両ロッド刃を動作させるための操作負担が同時にかかることとなり、操作が重くなるおそれがある。特に、各ロッド刃は、操作レバーの展開時においては、台座との間に紙葉挟み込み空隙を確保するための支えバネで弾性支持されているため、操作開始時に、両ロッド刃のそれぞれの支えバネの弾性復元力に抗する押圧力が必要とされるから、操作に大きな力が必要となる。
また、操作レバーと動作レバーとは個別回動の構造ではあるものの、同時に動作する構造であるから、ロッド刃を差動させるか、上下動速度を異ならせるか、ロッド刃の長さ寸法等を異ならせるなどしなければ、確実に穿孔タイミングをずらすことはできない。つまり、この文献に記載されたパンチには、設計、製造において微妙な調整が必要とされる。
本発明は、このような種々の問題を考慮して提案されたもので、その目的は、小さな寸法にもかかわらず、操作レバー等の強度を落とすことなく大きなストロークを確保できるシリアル型パンチを提供することにある。また、操作レバーと動作レバーの動作開始タイミングをずらすことで確実に両ロッド刃の穿孔タイミングをずらすこと、および、操作開始時の操作負担を軽減させることをさらなる目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のシリアル型パンチは、操作レバーと、該操作レバーに連結された動作レバーとを所定間隔を保持して、台座に回動自在に枢着し、操作レバー、動作レバー側のそれぞれには、平面視で、それらのレバーの枢着基端部と他端とを結ぶ方向に沿って重合するように、ロッド刃を設ける一方、台座側には、それら2本のロッド刃のそれぞれに対応したパンチ穴を形成し、上記台座側に紙葉を載置した状態で上記操作レバーを回動操作することで2本のロッド刃を鉛直動作させて紙葉に穿孔するようにしたシリアル型パンチであって、操作レバーと、動作レバーとを連結する連結レバーを有しており、連結レバーの一端側にはスライド開口が形成してあり、該スライド開口に上記動作レバーに固定したスライドピンがスライド自在となるように動作レバーがピン結合されている一方、連結レバーの他端側には上記操作レバーがピン結合されている連結構造となっており、動作レバーは、支えバネの弾性力によって、2本のロッド刃の先端と、台座との間に紙葉挟み込み空隙を形成して原位置に保持する構造になっており、操作レバーと動作レバーとは、操作レバーが動作レバーの上方に位置するようにして折り畳まれる構造になっており、操作レバーの回動折り畳み操作をしたときに、動作レバー側のロッド刃が、操作レバー側のロッド刃によりも遅れて鉛直動作する構成となっていることを特徴とする。
(削除)
請求項に記載のシリアル型パンチでは、2本のロッド刃は、それぞれにピン孔が形成されて、ピン孔にロッドピンを貫通させて、操作レバー、動作レバーのそれぞれに結合支持されるとともに、台座側には、操作レバー、動作レバーが回動操作される際に、2本のそれぞれのロッド刃の上下の鉛直動作を規制するガイド穴と、上下方向に走る長孔を形成した第1、第2のハウジングを設けている。
請求項に記載のシリアル型パンチでは、台座は、その他端側に伸縮自在な伸縮部を備えており、伸縮部は、伸張方向に弾性付勢してなるコイルばねを備え、操作レバーに掛止されることで収縮状態が保持されるようになっている。
請求項に記載のシリアル型パンチは、台座、操作レバー、動作レバー、連結レバーの各幅寸法が略同一に形成されている。
請求項1に記載のシリアル型パンチによれば、操作レバーと、動作レバーとの間に連結レバーを介在させた構造となっているので、小さな寸法にもかかわらず、操作レバーを大きな展開角度で操作できる。よって、第1、第2のロッド刃の降下量を大きくでき、より大量枚数の紙葉に穿孔することができる。
また、連結レバーが、動作レバーに負荷を与えるタイミングをずらすようにした差動機構を備えている。すなわち、動作レバーが操作レバーの起動よりも遅れて動作開始する構造であるため、2本のロッド刃の穿孔タイミングを確実にずらすことができる。
請求項に記載のシリアル型パンチによれば、2本のロッド刃は、それぞれにピン孔が形成されて、ピン孔にロッドピンを遊挿させて、操作レバー、動作レバーのそれぞれに結合支持されるとともに、台座側には、操作レバー、動作レバーが回動操作される際に、2本のそれぞれのロッド刃の上下の鉛直動作を規制するガイド穴と、上下方向に走る長孔とを形成した第1、第2のハウジングを設けているので、2本のロッド刃に鉛直動作をさせることができる。
請求項に記載のシリアル型パンチによれば、台座がロッド刃間を結ぶ線の延長方向に伸縮自在な伸縮部を備えているので、不使用時には縮めておけばよく、そのため机上でじゃまにならない。また、伸縮部はコイルばねを備え、操作レバーに掛止されることで収縮状態が保持されるようになっているので、不使用時にはよりコンパクトにしておくことができる。掛止を解けばコイルばねが復帰するので、すぐに利用できる。
請求項に記載のシリアル型パンチによれば、台座、操作レバー、動作レバー、連結レバーの各幅寸法が略同一でスリムな形状となっているので、筆入れや鉛筆立てに入れることができ、持ち運びにも便利である。
本発明のシリアル型パンチの第1実施形態(展開状態)を示す図で、(a)は部分断面正面図、(b)は概略側面図である。 (a)、(b)は、同シリアル型パンチの駆動を段階的に示した部分断面正面図、概略側面図である。 (a)、(b)は、同シリアル型パンチの駆動を段階的に示した部分断面正面図、概略側面図である。 (a)、(b)は、同シリアル型パンチの駆動を段階的に示した部分断面正面図、概略側面図である。 (a)、(b)、(c)は、同シリアル型パンチの完全に折り畳んだ状態を示す平面図、部分断面正面図、概略側面図である。 (a)は第1のロッド刃の概略正面図、(b)は第1のロッド刃を格納する第1のハウジングの概略斜視図である。 本発明のシリアル型パンチの第2実施形態の一使用例を示す部分断面正面図である。 同シリアル型パンチの他使用例を示す部分断面正面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のシリアル型パンチの第1実施形態を示す図で、図1(a)はシリアル型パンチの部分断面正面図、図1(b)は同概略側面図である。また図2〜図4は、同シリアル型パンチの駆動を段階的に示した説明図で、各図(a)、(b)は部分断面正面図、概略側面図である。図5(a)、(b)、(c)は、同シリアル型パンチの完全に折り畳んだ状態を示す平面図、部分断面正面図、概略側面図である。図6は第1のロッド刃の動作を説明するための概念図であり、図6(a)は第1のロッド刃の概略正面図、図6(b)は第1のロッド刃を格納する第1のハウジングの概略斜視図である。
このシリアル型パンチは、2本のロッド刃がシリアルに設けられ、台座10に対して回動自在に枢着された操作レバー31と、操作レバー31に連結され、台座10に対して回動自在に枢着された動作レバー32とをロッド刃間を結ぶ線上に重合させる構造となっており、2本の第1、第2のロッド刃1a、1bを、台座10に設けた2つの第1、第2のパンチ穴10a、10bに貫通させて、台座10に載置した紙葉に穿孔できるようにしたものである。
台座10は、第1、第2のロッド刃1a、1bのそれぞれに対応した第1、第2のパンチ穴10a、10bを有した中空体よりなる本体部11と、第1、第2のパンチ穴10a、10b間を結ぶ線の延長方向に伸縮自在に取り付けた伸縮部12とを備えている。
本体部11の上方には、紙葉挟み込み空隙Sが形成され、第1、第2のロッド刃1a、1bのそれぞれを格納した第1、第2のハウジング21、22が設けられている。
この紙葉挟み込み空隙Sにおける第1、第2のロッド刃1a、1bの各近傍には、紙葉ガイド片11dが取り付けられている。この紙葉ガイド片11dは紙葉挟み込み空隙Sに紙葉を差し入れるときに、紙葉がパンチ穴の直上に配されるように誘導できるとともに、差し入れた紙葉が浮き上がらないように上方より弾性的に押さえるようになっている。また、図1(b)等の概略側面図に示しているように、この紙葉ガイド片11dはロッド刃よりも紙葉挿入開口に近い箇所に取り付けられているので、紙葉挿入時の手指の安全も確保できる。
また、本体部11の中空部11aはパンチ屑を溜める空間であり、裏面側には取り外し自在な裏蓋11bが取り付けてある。この裏蓋11bの外面には磁石11cが貼り付けてあり、ステンレス製のデスク等に貼り付けておくことで紙挟み(クリップ)代わりに利用できるし、またシリアル型パンチの紛失も防止でき、利便性も向上する。さらに本体部11の上面には、第1、第2のロッド刃1a、1b間の中間位置を示す中央目印11eが付けてあり(図5参照)、穿孔位置を容易に判断できるようになっている。
伸縮部12にはコイルばね12aが内蔵してあり、パンチを使用する際にはコイルばね12aが復帰した状態となっている(図1参照)一方、使用しないときはコイルばね12aを収縮させ、伸縮部12の伸張方向に弾性付勢させた状態となっている(図5参照)。また、パンチとして使用しないときに伸縮部12が伸張復帰しないように、操作レバー31の先端に設けたフック31bで伸縮部12の端部に設けた掛止口12bを掛止できるようになっている。なお、伸縮部12の適所にA4、B5等の用紙の定形サイズの目印、または定形サイズで掛止できるような調節具を付加してもよい。
また、本シリアル型パンチには、台座10に枢着された2つの回動レバーが設けられている。一方の操作レバー31は台座10の前端部(図1(a)において右側)に枢着され、他方の動作レバー32は台座10の中間部(同左側)に枢着されている。
より具体的には、第1のロッド刃1aに対応して設けた第1のハウジング21に操作レバー31の基端部が枢着され、第2のロッド刃1bに対応して設けた第2のハウジング22に動作レバー32の基端部が枢着されている。
以下、これらの回動レバーと、これらのそれぞれに連動して動作する第1、第2のロッド刃1a、1bの動作について説明する。
第1のロッド刃1aにはピン孔1aaが形成され(図6参照)、そこにロッドピン2aが貫通しており、そのロッドピン2aの両端部が操作レバー31の両側部にて保持されており、操作レバー31がレバーピン31aを軸として回動する際に、この回動に応じて第1のロッド刃1aが上下動し、穿孔用の第1のパンチ穴10aを貫通するようになっている。操作レバー31の回動操作に応じて第1のロッド刃1aを上下動させるために、第1のハウジング21の両側部にはロッドピン移動用の長孔21aが設けられている。
この操作レバー31の回動動作によって、第1のロッド刃1aのロッドピン2aは、レバーピン31aを支点として回動するので、この回動動作で第1のロッド刃1aが第1のパンチ穴10aに対して垂直に降下できるように、ハウジングにはパンチ穴の鉛直動作をさせるための上下2つのガイド穴21b、21bが形成され、かつ、第1のロッドピン2aは第1のロッド刃1aのピン孔1aaに遊挿されている(図6参照)。
このように第1のロッド刃1aを設置することで、第1のロッド刃1aと第1のパンチ穴10aとによる適正な穿孔が行なえる。なお、第1のロッドピン2aを操作レバー31に保持させない構造にしてもよい。例えば操作レバー31の側面の下端が第1のロッドピン2aに対して摺動しながら降下する構成としてもよい。もちろん、その場合でも第1のハウジング21に第1のパンチ穴10aに対する鉛直方向の動作をガイドする必要がある。
第2のロッド刃1bの動作構造についてもほぼ同様である。つまり、第2のロッド刃1bのピン孔1aaにはロッドピン2bが貫通し、そのロッドピン2bの両端部を動作レバー32の両側部にて保持して、動作レバー32がレバーピン32aを軸として回動する際に、この回動に応じて、第2のハウジング22の両側部に設けた長孔22aに沿って第2のロッド刃1bが上下動し、第2のパンチ穴10bを貫通するようになっている。なお、ロッドピン2bの第2のロッド刃1bに対する遊挿関係、および第2のハウジング22のガイド穴についても、第1のロッド刃1aのものと同様である。
また、第2のロッド刃1bのロッドピン2bと動作レバー32のレバーピン32aとの距離、つまり第2のロッド刃1bのロッドピン2bの回動半径は、第1のロッド刃1aのロッドピン2aと操作レバー31のレバーピン31aとの距離よりも短い。このため、第1、第2のロッド刃1a、1bを降下させる場合、第1のロッド刃1aのほうが速い速度で降下する。
さらに、本実施形態では、第2のハウジング22内に、動作レバー32の回動に応じて動作できるように、レバーピン32aにねじりバネが取り付けてある。このねじりバネは第2のロッド刃1bを原位置(展開方向)へ復帰させるための支えバネ3であり、これによって2本のロッド刃の先端(下端)と、台座10との間に紙葉挟み込み空隙Sを開けた状態で動作レバー32と、それに連結された操作レバー31とが原位置に保持されている。
なお、操作レバー31側にも同様の支えバネを設けてもよいが、操作レバー31と動作レバー32は連結レバー40で連結されているので、一方のみに支えバネ3を取り付ければよい。
また、本実施形態では支えバネ3をレバーピン32aに取り付けているが、第2のロッド刃1bの動作を制約するためのものであるから、第2のロッド刃1bあるいはロッドピン2bに取り付けて動作するようなものでもよい。なお、支えバネ3にはコイルばねや板バネを用いてもよい。
本シリアル型パンチは差動機構を備えており、そのために操作レバー31、動作レバー32の他に第3のレバーとして連結レバー40を備えている。
この連結レバー40の両側部40aの一端側にはスライド開口41が設けてあり、そのスライド開口41内を、動作レバー32の端部に貫通固定したスライドピン32bがスライド開口41の長手方向に沿ってスライド自在となるように遊挿され連結されている。また、連結レバー40は、他端が操作レバー31の中間部に連結ピン42で連結されて、回動できるようになっている。
このシリアル型パンチは、操作レバー31と、動作レバー32との間に、スライド開口41を形成した連結レバー40を介在させた構造となっているので、操作レバー31を押圧操作して紙葉に穿孔する際には、操作レバー31と、動作レバー32と、連結レバー40とが折り畳み動作をなす。
このような構造によれば、図1に示すように、操作レバー31を大きな展開角度で操作することができる。連結レバー40の寸法を長くすれば、操作レバー31を垂直に立てた状態から操作することもできる。
以下に、これら3つのレバーの動作による2本のロッド刃の動作について説明する。図1〜図4は、レバーが原位置にある状態(展開状態)から折り畳み状態までの状態遷移を示した図であり、これらの図にもとづいて説明する。
図1に示した状態は、支えバネ3が作用して動作レバー32が原位置にあり、一方、操作レバー31は、連結レバー40のスライド開口41によって展開できる最も開いた状態にある。すなわち、スライド開口41の一方端41aで動作レバー32のスライドピン32を引っ張り上げている。なお本実施形態では、操作レバー31側には支えバネを設けていないため、操作レバー31を手指で持って引き上げることでこの状態を保持できる。
この状態では、第1、第2のロッド刃1a、1bの先端は第1、第2のパンチ穴10a、10bの上面よりも紙葉挟み込み空隙Sを隔てた位置にある。
この状態で操作レバー31を押圧操作すると、操作レバー31の回動にともなって、スライド開口41の形成方向に沿って連結レバー40は移動するが、支えバネ3で弾性支持されているため、スライド開口41の他方端41bが動作レバー32のスライドピン32bを押し下げるまで動作レバー32は回動することなく展開状態を保持する。
したがって、この操作によって、2本のロッド刃のうち操作レバー31に連動する第1のロッド刃1aのみが降下し始める。
その後、第1のロッド刃1aのみが下方に移動し続け、連結レバー40のスライド開口41の操作レバー31側の他方端41bが動作レバー32のスライドピン32bに当たると動作レバー32の回動が始まり、第2のロッド刃1bの降下が始まる(図2参照)。
そしてさらに操作レバー31を押圧操作すると、第1、第2のロッド刃1a、1bは、第2のロッド刃1bが降下遅れの状態を保持しながら、ともに降下してゆき、第1、第2のパンチ穴10a、10bに到達して、紙葉に穿孔する。なお、上記のようにロッドピンまでの回動半径は第1のロッド刃1aのほうが大きいため、第2のロッド刃1bの降下遅れはさらに大きくなり、穿孔タイミングも大きくずれる。
このように穿孔タイミングがずれ、穿孔の際に紙面による抗力の発生タイミングがずれる構成であるため、加えた力が第1、第2のロッド刃1a、1bに分散されることはなく、そのため小さな力で穿孔できる。
このように本シリアル型パンチは、連結レバー40のスライド開口41によって、動作レバー32が動作するタイミングを遅らすようにした差動機構を備えているので、操作レバー31のみを回動させることができ、穿孔タイミングを十分にずらすことができる。また、本実施形態では、操作レバー31は弾性支持されていないため、操作開始から動作レバー32を動作させるまではバネによる負荷がかからず、小さな力で操作できる。
また、図5(a)の平面図に示すように、シリアル型パンチを構成する台座10、操作レバー31、動作レバー32、連結レバー40は幅寸法がほぼ同じであるため、筆入れに入れてもじゃまにならないし、鉛筆立てにも入れることができる。さらに、定規機能を付加したり、消しゴム、ボールペンを付加して多機能パンチとしてもよい。
ついで、本発明のシリアル型パンチの第2実施形態について説明する。図7は同シリアル型パンチの一使用例を示す部分断面正面図であり、図8は同シリアル型パンチの他使用例を示す部分断面正面図である。なお、本実施形態のシリアル型パンチは第1実施形態のものと同一の構成部位よりなるので、第1実施形態のものと同一の符号を付して、それらの説明は省略する。
本実施形態のシリアル型パンチは、少量の紙葉に穿孔する場合と、大量の紙葉に穿孔する場合の2つの使用方法で使用できるものである。
図7には、操作レバー31と、それに連結された第1のロッド刃1aと、動作レバー32と、それに連結された第2のロッド刃1bとが、動作レバー32のレバーピン32aに取り付けられた支えバネ3によってシリアル型パンチが原位置に保持された状態を示している。
この状態では、操作レバー31と連結レバー40とが動作レバー32に対して折り畳まれて、操作レバー31と動作レバー32とはともに台座10に対し鋭角的な位置にあり、かつ、第1、第2のロッド刃1a、1bの各先端は紙葉挟み込み空隙Sの中ほどに位置し、少数枚の紙葉が差し入れできるようになっている。つまり、少数枚の紙葉に穿孔する場合には、この原位置で操作レバー31を押圧操作すればよい。
一方、図8では、ロッドピン2bの上限位置に対応して動作レバー32が最も開いた状態にあり、また操作レバー31が連結レバー40のスライド開口41によって展開できる最も開いた状態にある。この状態では、第1、第2のロッド刃1a、1bの各先端が図7の状態よりも高い位置にある。
したがって、この状態では、図7にくらべて操作レバー31、動作レバー32の展開角度が大きいので、紙葉挟み込み空隙Sに差し入れた大量の紙葉に穿孔することができる。
上記の第1、第2実施形態に説明したシリアル型パンチは、連結レバー40のスライド開口41による差動機構を備えているが、そのような差動機構を有しないものでもよい。すなわち、動作レバー32と連結レバー40とがピン一点で回動連結され、操作レバー31の操作で動作レバー32が時間遅れなく折り畳みできる構造としてもよい。なお、その場合でも、ロッド刃の寸法、ロッド刃のレバーピンからの距離等を調節することで、穿孔タイミングをずらすことは可能である。
また、差動機構を備えないものでも、操作レバー31と動作レバ32ーとの間に連結レバー40が介在しているので、パンチする際には操作レバー31を大きく展開でき、第1、第2実施形態のものと同様、大きなストロークを確保することができる。
以上の実施形態ではロッドピン2a、2bを用いてロッド刃を降下させる構造を示したが、ロッドピンを用いずに、操作レバー31、動作レバー32がそれぞれ第1、第2のロッド刃1a、2aの頭部等を押し下げる構造としてもよい。
10 台座
10a 第1のパンチ穴
10b 第2のパンチ穴
11 本体部
11a 中空部
11b 裏蓋
11c 磁石
11d 紙葉ガイド片
11e 中央目印
12 伸縮部
12a コイルバネ
12b 掛止口
1a 第1のロッド刃
1aa ピン孔
2a ロッドピン
21 第1のハウジング
21a 長孔
21b ガイド穴
31 操作レバー
31a レバーピン
31b フック
1b 第2のロッド刃
2b ロッドピン
22 第2のハウジング
22a 長孔
32 動作レバー
32a レバーピン
32b スライドピン
40 連結レバー
41 スライド開口
42 連結ピン
3 支えバネ
S 紙葉挟み込み空隙

Claims (4)

  1. 操作レバーと、該操作レバーに連結された動作レバーとを所定間隔を保持して、台座に回動自在に枢着し、操作レバー、動作レバー側のそれぞれには、平面視で、それらのレバーの枢着基端部と他端とを結ぶ方向に沿って重合するように、ロッド刃を設ける一方、台座側には、それら2本のロッド刃のそれぞれに対応したパンチ穴を形成し、上記台座側に紙葉を載置した状態で上記操作レバーを回動操作することで2本のロッド刃を鉛直動作させて紙葉に穿孔するようにしたシリアル型パンチであって、
    上記操作レバーと、上記動作レバーとを連結する連結レバーを有しており、
    上記連結レバーの一端側にはスライド開口が形成してあり、該スライド開口に上記動作レバーに固定したスライドピンがスライド自在となるように上記動作レバーがピン結合されている一方、上記連結レバーの他端側には上記操作レバーがピン結合されている連結構造となっており、
    上記動作レバーは、支えバネの弾性力によって、上記2本のロッド刃の先端と、上記台座との間に紙葉挟み込み空隙を形成して原位置に保持する構造になっており、
    上記操作レバーと上記動作レバーとは、上記操作レバーが上記動作レバーの上方に位置するようにして折り畳まれる構造になっており、
    上記操作レバーの回動折り畳み操作をしたときに、上記動作レバー側のロッド刃が、上記操作レバー側のロッド刃によりも遅れて鉛直動作する構成となっていることを特徴とするシリアル型パンチ
  2. 請求項1において、
    上記2本のロッド刃は、それぞれにピン孔が形成されて、該ピン孔にロッドピンを遊挿させて、上記操作レバー、上記動作レバーのそれぞれに結合支持されるとともに、
    上記台座側には、上記操作レバー、上記動作レバーが回動操作される際に、上記2本のそれぞれのロッド刃の上下の鉛直動作を規制するガイド穴と、上下方向に走る長孔とを形成した第1、第2のハウジングを設けていることを特徴とするシリアル型パンチ
  3. 請求項1または2において、
    上記台座は、上記操作レバーの他端側に伸縮自在な伸縮部を備えており、
    上記伸縮部は、伸張方向に弾性付勢してなるコイルばねを備え、上記操作レバーに掛止されることで収縮状態が保持されるようになっていることを特徴とするシリアル型パンチ
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記台座、操作レバー、動作レバー、連結レバーの各幅寸法が略同一に形成されていることを特徴とするシリアル型パンチ
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