この発明は,ウェブ・ページの機能を利用できるようにすることを目的とする。
第1の発明は,互いに通信可能な画像表示制御装置と画像サーバとを含むウェブ・ページ表示システムについてのものである。上記画像サーバから上記画像表示制御装置に,アクション領域に相当する画像領域ではあるが,アンクリッカブル領域である画像領域を含むウェブ・ページ画像を表すデータが送信される。
上記画像表示制御装置は,上記画像サーバから送信されたウェブ・ページ画像データによって表わされるウェブ・ページ画像を表示画面上に表示する表示装置,上記表示装置の表示画面上に表示されるウェブ・ページに含まれるアクション相当領域がクリックされたかどうかを判定する判定手段,および上記判定手段によって,アクション相当領域がクリックされたと判定されたことに応じて,クリックされた内容を表すデータを上記画像サーバに送信する第1の送信手段を備えている。
また,上記画像サーバは,上記画像表示制御装置の上記第1の送信手段から送信されたクリック内容を表すデータにもとづいて,クリック内容に応じて上記ウェブ・ページ画像の一部が更新されたウェブ・ページ画像を表すデータを生成する生成手段,および上記生成手段によって生成された更新ウェブ・ページ画像データを上記画像表示制御装置に送信する第2の送信手段を備えている。
上記画像表示制御装置と上記画像サーバとをそれぞれ単独で構成してもよい。
第2の発明による画像サーバは,アクション領域に相当する画像領域ではあるが,アンクリッカブル領域である画像領域を含むウェブ・ページ画像を表すデータを生成する第1の生成手段,上記第1の生成手段によって生成されたウェブ・ページ画像データを,画像表示制御装置に送信する第1の送信手段,上記第1の送信手段から送信されたウェブ・ページ画像データによって表される上記ウェブ・ページ画像に含まれるアクション相当領域が,上記画像表示制御装置においてクリックされたことに応じて,上記画像表示制御装置から送信されるクリックされた内容を表すデータを受信する受信手段,上記受信手段によって受信したクリック内容を表すデータにもとづいて,クリック内容に応じた上記ウェブ・ページ画像の更新後のウェブ・ページ画像を表すデータを生成する第2の生成手段,および第2の上記生成手段によって生成された更新ウェブ・ページ画像データを上記画像表示制御装置に送信する第2の送信手段を備えていることを特徴とする。
上記第2の発明に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,アクション領域に相当する画像領域を含むウェブ・ページ画像を表すデータを画像表示制御装置に送信し,送信したウェブ・ページ画像データによって表される上記ウェブ・ページ画像に含まれるアクション相当領域が,上記画像表示制御装置においてクリックされたことに応じて,上記画像表示制御装置から送信されるクリックされた内容を表すデータを受信し,受信したクリック内容を表すデータにもとづいて,クリック内容に応じて上記ウェブ・ページ画像の一部が更新されたウェブ・ページ画像を表すデータを生成し,生成された更新ウェブ・ページ画像データを上記画像表示制御装置に送信するものである。
また,この発明は,上記画像サーバの制御方法を実施するためのプログラムおよびそのプログラムを格納した記録媒体も提供している。
この発明によると,画像サーバから画像表示制御装置に,アクション領域に相当する画像領域ではあるが,アンクリッカブル領域(クリックに応じて領域が変化するサブミット・ボタン,リセット・ボタンなどのボタン領域,リンクが貼られている領域など通常の画像領域と同様にクリックされることが想定されていない領域)である画像領域を含むウェブ・ページ画像を表す画像データが送信される。
ウェブ・ページ画像データが画像表示制御装置において受信されると,そのウェブ・ページ画像データによって表されるウェブ・ページ画像が表示装置の表示画面上に表示される。ウェブ・ページ画像には,アクション領域(クリッカブル・マップ,ラジオ・ボタンなどユーザのクリック動作等に応じて,クリック動作等の前後においてウェブ・ページが変わる領域である。)に相当する領域(ユーザのクリック動作等に応じて直接アクション領域が変化するのではなく,画像サーバとの通信後にアクション領域が変化する領域)ではあるが,アンクリッカブル領域である画像が含まれている。ユーザによってアクション相当領域がクリックされたかどうかが判定され,クリックされたと判定されると,クリックされた内容を表すデータが画像表示制御装置から画像サーバに送信される。
画像サーバにおいて,クリックされた内容を表すデータが受信されると,クリック内容に応じた更新後のウェブ・ページ画像を表すデータが生成される。生成された更新ウェブ・ページ画像データが画像サーバから画像表示制御装置に送信される。
画像表示制御装置の表示装置の表示画面には,クリックに応じて一部が更新されたウェブ・ページの画像が表示されるようになる。画像表示制御装置が,アクション領域の動作に応じてウェブ・ページの画像を更新できないものであっても,更新されたウェブ・ページの画像を表示できるようになる。
更新後のウェブ・ページ画像の更新部分は,ラジオ・ボタン,チェック・ボックスのように,上記アクション領域に相当するものでもよい。
また,上記アクション領域はクリック可能なキーボードに相当するものでもよい。この場合,更新後のウェブ・ページ画像の更新部分として,上記キーボードのクリックに対応した文字が表示されるものとなろう。このように,更新後のウェブ・ページ画像の更新部分は上記アクション領域と異なる領域に相当するもでもよい。
上記画像サーバが変換サーバとウェブ・サーバとを含むものでもよい。この場合,上記変換サーバは,上記第1の送信手段,上記受信手段および上記第2の送信手段を備え,上記ウェブ・サーバは,上記生成手段を備えるものとなろう。
第3の発明による画像表示制御装置は,画像サーバから送信されたウェブ・ページ画像データによって表され,かつキーボード画像領域およびテキスト・ボックス領域を含むウェブ・ページ画像を表示画面上に表示する表示装置,上記表示装置の表示画面上に表示されるウェブ・ページ画像に含まれるキーボード画像領域のうち,クリックされたキー領域に形成されているキャラクタ画像を,上記キーボード画像領域からコピーするコピー手段,ならびに上記コピー手段によってコピーされたキャラクタ画像を上記テキスト・ボックス領域にペーストするペースト手段を備えていることを特徴とする。
第3の発明は,上記画像表示制御装置に適した画像表示制御方法も提供している。すなわち,この方法は,画像サーバから送信されたウェブ・ページ画像データによって表され,かつキーボード画像領域およびテキスト・ボックス領域を含むウェブ・ページ画像を表示画面上に表示し,上記表示画面上に表示されるウェブ・ページ画像に含まれるキーボード画像領域のうち,クリックされたキー領域に形成されているキャラクタ画像を,上記キーボード画像領域からコピーし,コピーされたキャラクタ画像を上記テキスト・ボックス領域にペーストするものである。
また,この発明は,画像表示制御方法を実現するためのプログラムおよびそのプログラムを格納した記録媒体も提供している。
第3の発明によると,画像サーバから画像表示制御装置に,ウェブ・ページ画像データが送信される。すると,画像表示制御装置の表示装置の表示画面上にウェブ・ページ画像が表示される。ウェブ・ページ画像には,キーボード画像領域とテキスト・ボックス領域とが含まれている。キーボード画像領域のキー領域がクリックされると,そのクリックされたキー領域に形成されているキャラクタ(文字,数字など)がコピーされる。コピーされたキャラクタがテキスト・ボックス領域にペーストされる。
第3の発明によると,キー領域がクリックされる度に,画像表示制御装置と画像サーバとの間で通信をすることなく,クリックされたキー領域に形成されているキャラクタがテキスト・ボックス領域に表示されるようになる。
上記ウェブ・ページ画像は,上記キーボード画像領域を構成するキー領域がキー領域ごとに独立した複数駒の画像でもよい。
キー領域がそれぞれ独立しているので,キー領域上に形成されているキャラクタをコピーするためにコピーする範囲を指定する必要がなくなる。比較的簡単にキー領域上に形成されているキャラクタをコピーすることができる。
送信指令が与えられることにより,テキスト・ボックス領域に表示されているキャラクタを表すデータが画像表示制御装置から画像サーバに送信される送信手段をさらに設けるようにしてもよい。画像表示制御装置において入力されたキャラクタが画像サーバにおいて認識できるようになる。
図1は,この発明の実施例を示すもので,ウェブ・ページ表示システムの概要を示している。
ウェブ・ページ表示システムには,ディジタル・カメラ1,変換サーバ(プロキシ・サーバ)2およびウェブ・サーバ4が含まれている。これらのディジタル・カメラ1,変換サーバ2およびウェブ・サーバ4は,ネットワークに接続されている。
CD-ROM(コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ)3には,後述するように変換サーバ2の動作プログラムが格納されている。CD-ROM3が変換サーバ2に装填され,CD-ROM3に格納されている動作プログラムが変換サーバ2にインストールされることにより,後述するように変換サーバ2が動作する。同様に,CD-ROM5にはウェブ・サーバ4の動作プログラムが格納されている。CD-ROM5がウェブ・サーバ4に装填され,CD-ROM5に格納されている動作プログラムがウェブ・サーバ4にインストールされることにより,後述するようにウェブ・サーバ4が動作する。
ディジタル・カメラ1,変換サーバ2およびウェブ・サーバ4には,それぞれネットワークに接続するための通信回路(図示略)が含まれている。また,変換サーバ2およびウェブ・サーバ4には,それぞれCPU,メモリ,CD-ROMドライバ,表示装置,キーボード(いずれも図示略)などが含まれている。
ディジタル・カメラ1には,表示装置(図示略)が含まれている。ディジタル・カメラ1は,ラジオ・ボタンなどウェブ・ページに特有の機能を実現できないことが多い。このために,ディジタル・カメラ1は,ウェブ・サーバ4と通信できたとしてもウェブ・ページに特有の機能を実現できないことがある。この実施例においては,ウェブ・ページに特有の機能を実現するものである。
図2および図3は,ディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャート,図4および図5は,変換サーバの処理手順を示すフローチャート,図6は,ウェブ・サーバの処理手順を示すフローチャートである。
以下に述べる処理においては,ディジタル・カメラ1から変換サーバ2にウェブ・ページを取得するためのhttp(hyper-text transfer protocol)リクエストが送信される。httpリクエストは変換サーバ2からウェブ・サーバ4に送信され,ウェブ・サーバ4においてhttpリクエストに対応してhttpレスポンスが生成される。生成されたhttpレスポンスがウェブ・サーバ4から変換サーバ2に送信される。変換サーバ2において,ウェブ・サーバ2から送信されたhttpレスポンスに含まれるファイルがhtml(hyper-text markup language)ファイルからウェブ・ページを表す画像ファイルに変換される。変換された画像ファイルが変換サーバ2からディジタル・カメラ1に送信される。テキスト・データによって表されるテキストを表示できないディジタル・カメラであっても,テキストが画像として表示されるので,ウェブ・ページに含まれるテキストを見ることができる。
とくに,この実施例によるウェブ・ページ表示システムにおいては,ウェブ・ページにアクション領域(ラジオ・ボタン,クリッカブル・マップなどユーザからアクションが与えられることに応じてウェブ・ページが変化する領域をアクション領域ということにする。)が含まれている場合には,アクション領域がクリックされたことに応答して,更新後のウェブ・ページが変換サーバ2において生成される。生成されたウェブ・ページを表す画像データが変換サーバ2からディジタル・カメラ1に送信される。ディジタル・カメラ1の表示装置の表示画面上には,ユーザのアクションに応じて更新されたウェブ・ページが表示される。ウェブ・ページの機能を実現するための機能をもたないディジタル・カメラであっても実質的にウェブ・ページの機能に応じたウェブ・ページを表示させることができるようになる。
変換サーバ2のアドレスは,convert.net,ウェブ・サーバ4のアドレスは,www.○○○.comとする。
まず,ディジタル・カメラ1から変換サーバ2に,ウェブ・ページを取得するための第1のhttpリクエストが送信される(図2ステップ11,ディジタル・カメラ1は,ウェブ・サーバ4ではなく,変換サーバ2にアクセスするように設定されている。)。第1のhttpリクエストの内容が図7に示されている。第1のhttpリクエストには,ウェブ・ページの取得を示す指令(GET),取得すべきウェブ・ページのファイル(enquete.html),httpのバージョン(HTTP/1.1),取得すべきウェブ・ページのファイルが格納されているウェブ・サーバ4のアドレス(HOST:www.○○○.com)などが含まれている。
ディジタル・カメラ1から送信された第1のhttpリクエストが変換サーバ2において受信されると,その受信されたhttpリクエストは変換サーバ2からウェブ・サーバ4に送信される(図4ステップ31)。
変換サーバ2から送信された第1のhttpリクエストがウェブ・サーバ4において受信されると,その受信された第1のhttpリクエストに応じて,図16に示す第1のhttpレスポンスが生成される(図6ステップ51)。第1のhttpレスポンスには,ヘッダとボディとが含まれている。ヘッダには,第1のhttpレスポンスのバージョン(HTTP/1.1),ステータス・コード(200 OK)などが含まれている。ボディには,第1のhttpリクエストによって要求されたウェブ・ページを表わすhtmlファイル(www.○○○.com/enquete.html)が格納されている。このhtmlファイルの内容の一部(ボディ部分)が図17に示されている。
図17の第2行から,htmlファイル71によって表される画像の上部に「ご感想をお聞かせ下さい」という文字列が表示され,第4行から文字列「ご感想をお聞かせ下さい」の下の行に「ご感想」という文字列が表示されることが分かる。また,第5行から第7行により,「よい」,「ふつう」および「わるい」という文字列に対応してラジオ・ボタンがそれぞれ表示されることが分かる。さらに,第9行および第10行からそれぞれ,「送信」および「やり直し」という文字列が表示されるボタンが表示されることが分かる。さらに,第13行から,「戻る」という文字列が表示され,top.htmlファイルにリンクされる領域が表示されることが分かる。
このようにして生成された第1のhttpレスポンスがウェブ・サーバ4から変換サーバ2に送信される(図6ステップ51)。
ウェブ・サーバ4から送信された第1のhttpレスポンスが変換サーバ2において受信されると,変換サーバ2において,その第1のhttpレスポンスの内容が解析される(図4ステップ32)。この解析にもとづいて,第1のhttpレスポンスに格納されているhtmlファイルによって表されるウェブ・ページのレイアウトが行われ,図18に示すレイアウト画像と図19に示すレイアウト情報とが生成される(図4ステップ33)。図17に示すhtmlファイルによって表されるウェブ・ページは,上述したようにユーザによるラジオ・ボタンの入力,クリックに応答してクリック内容の送信,クリックに応答してリンク先のウェブ・ページの表示などが行われるものであるが,図18に示すレイアウト画像は,一駒の画像であり,ラジオ・ボタンの機能,ボタンの機能,リンク機能などは有していない。この実施例においては,レイアウト画像のラジオ・ボタンに相当する領域等がディジタル・カメラ1のユーザによってクリックされると,そのクリック内容を示すデータがディジタル・カメラ1から変換サーバ2に与えられる。変換サーバ2において,クリックされた後のウェブ・ページ(レイアウト画像)を表す画像ファイルが格納されたhttpレスポンスが生成され,生成されたhttpレスポンスがディジタル・カメラ1に送信される。ディジタル・カメラ1の表示画面上には,クリックに応じて更新されたウェブ・ページが表示される。
図18に示すレイアウト画像73は,その上部に「ご感想をお聞かせ下さい」という文字列が表示されており,この文字列「ご感想をお聞かせ下さい」の下に,「ご感想」の文字列が表示されている。これらの文字列は,上述したように,テキスト・データによって表されるテキストではなく,文字が画像化されているものである。
また,「ご感想」の文字列の右側には,第1のラジオ・ボタン,第2のラジオ・ボタンおよび第3のラジオ・ボタンに相当する領域63,64および65が表示されている。これらのラジオ・ボタンに相当する領域63,64および65は,実際には,ラジオ・ボタンの機能は持っていないが,これらの領域63,64または65がクリックされると,上述したように,クリックされたことを示すマークが表示された画像が変換サーバ2において生成される。領域63,64および65に対応して,「よい」,「ふつう」および「わるい」の文字列が表示されている。
さらに,「送信」の文字が表示されたボタンに相当する領域66および「やり直し」の文字が表示されたボタンに相当する領域67ならびに「戻る」の文字が表示されたリンクに相当する領域68が表示されている。
図18に示すレイアウト画像73は,上述した図17に示すhtmlファイル71から生成できることは理解されよう。
図19に示すレイアウト情報72を参照して,第1行から第3行は,ウェブ・ページのベースとなる基本画像を示すものである。この基本画像は,幅320画素,高さ240画素をもつもので,あらかじめ定められている。第5行から第6行,第7行から第8行,および第9行から第10行(図17に示すhtmlファイル71の第5行,第6行および第7行から生成される)は,図18に示すレイアウト画像73のラジオ・ボタン相当領域63,64および65がそれぞれラジオ・ボタンに相当する領域であることを示している。したがって,ラジオ・ボタン相当領域63,64および65上がクリックされたことに応じてクリック後のラジオ・ボタンを表す画像が生成されることとなる。
レイアウト情報72の第11行から第12行および第13行から第14行(図17に示すhtmlファイルの第9行および第10行から生成される)は,それぞれ図18に示すレイアウト画像73のボタン相当領域66および67がボタンに対応する領域であることを示している。また,レイアウト情報72の第15行(図17に示すhtmlファイルの第13行から生成される)は,図18に示すレイアウト画像73のリンク相当領域68がリンク領域であることを示している。
図4に戻って,変換サーバ2においてレイアウト画像73とレイアウト情報72とが生成されると,変換サーバ2のメモリ内に入力項目の変数領域が確保され,初期化される(ステップ34)。
図20は,変数領域の一部を示している。この変数領域(comment)は,上述したレイアウト画像73に含まれるラジオ・ボタン相当領域63,64および65のチェック結果を記憶するものである。領域63がチェックされると,変数領域(comment)には,GOODが記憶される。他の領域64または65がチェックされた場合には,それぞれの領域64または65に対応したコメントが記憶される。
変換サーバ2において,レイアウト画像73およびレイアウト情報72が生成されると,ボディにレイアウト情報72が格納された第2のhttpレスポンス(図21参照)が変換サーバ2からディジタル・カメラ1に送信される(図4ステップ35)。図21に示すように,第2のhttpレスポンスにもヘッダに,バージョン情報(HTTP/1.1),ステータス・コード(200 OK)などが含まれている。
変換サーバ2から送信された第2のhttpレスポンスがディジタル・カメラ1において受信されると,その内容が解析される(図2ステップ12)。内容の解析結果にしたがって,第2のhttpリクエスト(図8参照)がディジタル・カメラ1から変換サーバ2に送信される(図2ステップ13)。第2のhttpリクエストにも第1のhttpリクエストと同様に,ウェブ・ページの取得を示す指令(GET),取得すべきウェブ・ページが画像化された画像を表わすファイル(www.○○○.com/enquete.html/enquete.jpg),httpのバージョン(HTTP/1.1),取得すべきウェブ・ページのファイルが格納されているサーバのアドレス(HOST:www.convert.net)などが含まれている。
第2のhttpリクエストが変換サーバ2において受信されると,変換サーバ2において,第2のhttpリクエストに応答して第3のhttpレスポンス(図22参照)が生成される。この第3のhttpレスポンスのボディには,図22に示すように,レイアウト画像73を表す画像ファイルが格納されている。生成された第3のhttpレスポンスが変換サーバ2からディジタル・カメラ1に送信される(図4ステップ36)。
変換サーバ2から送信された第3のhttpレスポンスがディジタル・カメラ1において受信されると,その第3のhttpレスポンスのボディに格納されている画像ファイルによって表される画像化されたウェブ・ページ(図18のレイアウト画像73)がディジタル・カメラ1の表示画面上に表示される。
ディジタル・カメラ1の表示画面上に表示されたレイアウト画像73のうち,ラジオ・ボタン相当領域63上がクリックされると(図2のステップ15),図12に示す第3のhttpリクエストが生成される。第3のhttpリクエストには,ウェブ・ページの取得を示す指令(GET),取得すべきのファイル(www.○○○.com/enquete.html/input#radio#1/cgi,第1のラジオ・ボタン相当領域63がクリックされたことを示す。第1のラジオ・ボタン相当領域63がクリックされたことは,レイアウト情報にもとづいて判定される。),httpのバージョン(HTTP/1.1),取得すべきウェブ・ページのファイルが格納されているサーバのアドレス(HOST:www.convert.net)などが含まれている。生成された第3のhttpリクエストがディジタル・カメラ1から変換サーバ2に送信される(図2ステップ16)。
ディジタル・カメラ1から送信された第3のhttpリクエストが変換サーバ2において受信されると,変換サーバ2において,ウェブ・ページのレイアウト更新が行われ,レイアウト画像の更新およびレイアウト情報の更新が行われる(図4ステップ37)。
図9は更新後のレイアウト情報61を示し,図10は更新後のレイアウト画像62を示している。
図9に示す更新後のレイアウト情報(/www.○○○.com/enquete.html/enquete#modified.html)の内容は,ウェブ・ページの機能は変化しないから,図19に示す更新前のレイアウト情報(/www.○○○.com/enquete.html/enquete.html)の内容と同じとなる。ファイル名が変わる。
図10に示す更新後のレイアウト画像62は,ディジタル・カメラ1のユーザによる第1のラジオ・ボタン相当領域63のクリックに応答して,第1のラジオ・ボタン相当領域63に黒丸が付されている。
つづいて,変換サーバ2の入力項目の変数領域が更新される(図5ステップ38)。図11に示すように,変数領域(comment)に,クリックされた第1のラジオ・ボタン相当領域63に対応してGOODと記憶される。
変換サーバ2において,図23に示す第4のhttpレスポンスが生成される。生成された第4のhttpレスポンスが変換サーバ2からディジタル・カメラ1に送信される(図5ステップ39)。第4のhttpレスポンスには,図23に示すように,そのボディに更新されたレイアウト情報(図9参照)61が格納されている。
変換サーバ2から送信された第4のhttpレスポンスがディジタル・カメラ1において受信されると,その内容が解析される(図2ステップ17)。この解析に応答して,図13に示す第4のhttpリクエストが生成される。この第4のhttpリクエストは,更新後のレイアウト画像の送信を要求するもので,要求すべきレイアウト画像のファイル名(/www.○○○.com/enquete.html/enquete#modified.jpg)が格納されている。生成された第4のhttpリクエストがディジタル・カメラ1から変換サーバ2に送信される(図3ステップ18)。
ディジタル・カメラ1から送信された第4のhttpリクエストが変換サーバ2において受信されると,変換サーバ2において図24に示す第5のhttpレスポンスが生成される。この第5のhttpレスポンスのボディには,上述した図10に示す更新後のレイアウト画像62を表す画像ファイル(/www.○○○.com/enquete.html/enquete#modified.jpg)が格納されている。
変換サーバ2から送信された第5のhttpレスポンスがディジタル・カメラ1において受信されることにより,ディジタル・カメラ1の表示画面に更新後のレイアウト画像(第1のラジオ・ボタン相当領域63に黒丸が付されたもの)62が表示される(図3ステップ19)。ディジタル・カメラ1のユーザは,クリックしたことを確認できるようになる。
ディジタル・カメラ1のユーザによってレイアウト画像62のクリッカブル・マップ相当領域66がクリックされると(図3ステップ20でYES),図14に示す第5のhttpリクエストがディジタル・カメラ1から変換サーバ2に送信される(図3ステップ21)。図14に示す第5のhttpリクエストには,クリッカブル・マップ相当領域に対応する機能の指定を示すデータ(/www.○○○.com/enquete.html/input#submit#1.cgi)が格納されている。レイアウト画像62のその他の領域がクリックされると(図3ステップ20でNO),クリックされた領域に対応した処理が行われる。
ディジタル・カメラ1から送信された第5のhttpリクエストが変換サーバ2において受信されると,その第5のhttpリクエストに応答して図15に示す第6のhttpリクエストが生成される。第6のhttpリクエストは,ディジタル・カメラ1のユーザによって行われた操作(第1のラジオ・ボタン相当領域63のクリック)をウェブ・サーバ4に報知するためのものである。図15に示す第6のhttpリクエストには,ディジタル・カメラ1のユーザによって操作された内容が格納されている(comment=GOODなど)。変換サーバ2において生成された第6のhttpリクエストがウェブ・サーバ4に送信される(図5ステップ42)。
変換サーバ2から送信された第6のhttpリクエストがウェブ・サーバ4において受信されると,その第6のhttpリクエストの内容がウェブ・サーバ4のメモリに記憶される。たとえば,第6のhttpリクエストの内容から把握されるアンケート結果がウェブ・サーバ4に蓄積される。また,ウェブ・サーバ4において,第6のhttpリクエストに応じて,第6のhttpリクエストを取得したことを示す第6のhttpレスポンス(図示略)が生成される。生成された第6のhttpレスポンスがウェブ・サーバ4から変換サーバ2に送信される(図6ステップ52)。
ウェブ・サーバ4から送信された第6のhttpレスポンスが変換サーバ2において受信されると,変換サーバ2において第6のhttpレスポンスの内容が解析される(図5ステップ43)。第6のhttpレスポンスの解析の結果,第6のhttpリクエストがウェブ・サーバ4において受信されたことが確認されると,ウェブ・サーバ4において,ディジタル・カメラ1のユーザの操作を示すデータを受信したことを示す終了のレイアウト画像(たとえば,「アンケートのご協力ありがとうございました」などの文字列が画像化されたレイアウト画像およびそのレイアウト情報が生成される(図5ステップ44)。生成されたレイアウト画像,レイアウト情報等が格納された第7のhttpレスポンス(図示略)が変換サーバ2において生成され,生成された第7のhttpレスポンスがディジタル・カメラ1に送信される。
ディジタル・カメラ1の表示画面上には,終了のレイアウト画像が表示されることとなる。ディジタル・カメラ1のユーザは,表示画面上に表示された終了のレイアウト画像を見ることにより,自己の操作を示すデータがウェブ・サーバ4に送信されたことを確認できる。
ラジオ・ボタンの機能を実現できないディジタル・カメラ1においても,実質的にラジオ・ボタンの機能を実現させることができるようになる。
図25から図31は,変形例を示している。
上述の実施例においては,ラジオ・ボタンのクリックに応じて,ディジタル・カメラ1の表示画面上に表示されるウェブ・ページを更新するものであるが,この変形例は,ディジタル・カメラ1の表示画面上にキーボードを表示させ,キーボードを構成する各キーがクリックされたことに応答して対応する文字列を入力し,表示するものである。
上述したのと同様に,変換サーバ2のメモリには,図25に示す入力項目の変数領域が確保される。入力項目の変数には,名前(NAME)とコメント(comment)とが含まれている。コメントには,上述したようにユーザによるクリックに応答して変数GOODが記憶されている。
また,上述したのと同様に,ディジタル・カメラ1から変換サーバ2を介してウェブ・サーバ4に送信されるhttpリクエストに応答して,図27に相当するウェブ・ページを表示するためのhtmlファイルがウェブ・サーバ4から変換サーバ2に送信される。変換サーバ2において,htmlファイルから図26に示すレイアウト情報74および図27に示すレイアウト画像80が生成される。
図27に示すレイアウト画像80は,図10および図18に示すレイアウト画像62および73と同様に一駒の画像であり,ボタンなどウェブ・ページの機能を実際にもつものではなく,上述したように擬似的にウェブ・ページの機能をもつものである。
レイアウト画像80には名前表示領域81,感想(よい)表示領域82,感想(ふつう)表示領域83,感想(わるい)表示領域84,送信ボタン表示領域85,やり直しボタン表示領域86および戻るボタン表示領域87が含まれている。
レイアウト画像80には,さらに,クリッカブル・キーボード88が含まれている。このクリッカブル・キーボード88には,多数のキー画像89が含まれている。このクリッカブル・キーボード88は,擬似的なクリッカブル・マップであり,上述した実施例と同様に,キーボード88のいずれかのキー画像89がクリックされることにより,クリック後のウェブ・ページを表すレイアウト画像が変換サーバ2において生成される。生成されたレイアウト画像を表すhttpレスポンスがディジタル・カメラ1に送信されることにより,クリック後のウェブ・ページのレイアウト画像がディジタル・カメラ1の表示画面上に表示される。
図26に示すレイアウト情報74は,図27に示すレイアウト画像80の機能を示すものである。上述した図9に示すレイアウト情報61と同様に,第2行から第4行は,図27に示すレイアウト画像80のベース画像を示している。第6行から第7行は,キーボード88の左上隅のキー画像89がクリッカブル・マップに相当することを示している。同様に,第8行から第9行,第10行から第11行,第12行から第13行,第14行から第15行および第16行から第17行は,それぞれキーボード88の第1行目の第2番目,第3番目,第4番目,第5番目,第6番目および第7番目のキー画像89がクリッカブル・マップに相当していることを示している。
上述した実施例と同様に,変換サーバ2において図26に示すレイアウト情報74および図27に示すレイアウト画像80を表すhttpレスポンスが生成される。生成されたhttpレスポンスが変換サーバ2からディジタル・カメラ1に送信されることにより,ディジタル・カメラ1の表示画面上に図27に示すレイアウト画像80が表示されることとなる。
図27に示すレイアウト画像80が表示されているときに,キーボード88の中の「t」のキー画像89上がユーザによってクリックされると,「t」がクリックされたことを示すhttpリクエストがディジタル・カメラ1から変換サーバ2に送信される。すると,変換サーバ2において,レイアウト処理が再び行われ,レイアウト情報およびレイアウト画像がそれぞれ更新される。更新されたレイアウト情報およびレイアウト画像をそれぞれ表すファイルが格納されたhttpレスポンスが変換サーバ2において生成される。生成されたhttpレスポンスが変換サーバ2からディジタル・カメラ1に送信される。また,変換サーバ2の入力項目の変数領域が図28に示すように更新され,ユーザによって入力された文字が記憶される(NAME="t")。
変換サーバ2から送信されたhttpレスポンスがディジタル・カメラ1において受信されると,ディジタル・カメラ1の表示画面には,図29に示すように,更新後のレイアウト画像80Aが表示されるようになる。更新後のレイアウト画像80Aには,名前表示領域81にユーザによって入力された「t」の文字が表示されている。ユーザは,ディジタル・カメラ1にクリッカブル・マップを用いた文字の入力機能が無い場合であっても文字の入力ができ,その確認ができるようになる。
例えば,「tanaka」という文字列が入力された場合には,変換サーバ2の入力項目の変数領域には,図30に示すように,その入力された文字列が記憶されることとなる(NAME=tanaka)。
ディジタル・カメラ1の操作が終了し,送信ボタン85がクリックされると,ディジタル・カメラ1に入力された文字列の内容を表すデータ(name=tanaka&comment=GOODなど)が格納されているhttpリクエスト(図31)が変換サーバ2からウェブ・サーバ4に送信される。ウェブ・サーバ4はディジタル・カメラ1において入力された文字列を確認することができる。
図32から図37は,さらに他の変形例を示すものである。
この変形例においては,ディジタル・カメラの表示画面上に擬似的なクリッカブル・キーボード(キーボード画像)が表示される。クリッカブル・キーボードを構成するキー画像(キー領域)がクリックされることにより,そのクリックされたキー画像に表されているキャラクタ画像がコピーされ,コピーされたキャラクタ画像がテキスト入力ボックスに相当する領域にペーストされるものである。
図32は,レイアウト画像の一例である。
上述したように,変換サーバ2から送信されたhttpレスポンスがディジタル・カメラ1において受信されたことによりディジタル・カメラ1の表示画面上にレイアウト画像80Aが表示される。レイアウト画像80Aは,上述したように,全体で一駒の画像である。図32に示したレイアウト画像の構成は,図27に示したレイアウト画像80の構成(同じ構成でもよいのはいうまでもない)と異なるが,図27に示したレイアウト画像80の機能と同じ機能については同一符号を付して説明を省略する。クリッカブル・キーボード88を構成する各キー領域89には,文字,数字などのキャラクタが形成されている。
図33は,図32に示すレイアウト画像80Aのレイアウト情報の内容を示している。
レイアウト情報の第2行および第3行は,レイアウト画像80Aのベースとなる基本画像を示している。上述したレイアウト画像80と同様に幅320画素,高さ240画素のものが利用されている。第4行は,基本画像の名前を示している。
第5行は,名前表示領域81がテキスト入力ボックスに相当する領域であることを示している。第6行から第8行は,領域82,83および84がラジオ・ボタンに相当する領域であることを示している。第9行は,領域85がサブミット・ボタンに相当する領域であることを示している。第10行は,領域86がリセット・ボタンに相当する領域であることを示している。
第11行から第n行までは,クリッカブル・キーボード88を構成する各キー領域89の範囲および各キー領域89に形成されているキャラクタの内容を示している。第m行は,領域87がバック・ボタンに相当する領域であることを示している。
レイアウト画像80Aがクリックされた場合に,そのクリックされた位置を検出し,かつ情報ファイルを参照することにより,どの機能に相当する領域がクリックされたかが分かる。
図34は,ディジタル・カメラ1のユーザによって,クリッカブル・キーボード88のクリック後のレイアウト画像の一例である。
上述したように,この変形例においては,クリッカブル・キーボード88を構成するキー領域89上がクリックされると,そのクリックされたキー領域89に形成されているキャラクタ画像がコピーされ,コピーされたキャラクタ画像が名前表示領域81上にペーストされる。
たとえば,クリッカブル・キーボード88のうち,キャラクタ「t」,「a」,「n」,「a」,「k」および「a」が形成されているキー領域89が順にクリックされることにより,名前表示領域81上には,図34に示すように,「tanaka」の文字が画像として表示されるようになる。
図35は,ディジタル・カメラ1の処理手順の一部を示すフローチャートである。
上述したように,変換サーバ2から送信されたhttpレスポンスがディジタル・カメラ1において受信されると,ディジタル・カメラ1の表示画面上に図32に示すレイアウト画像80Aが表示される(ステップ91)。
ディジタル・カメラ1のユーザによって,レイアウト画像80Aに含まれるクリッカブル・キーボード88がクリックされると(ステップ92),クリッカブル・キーボード88を構成する多数のキー領域89のうち,どのキー領域89がクリックされたかが検出される(ステップ93)。レイアウト画像80Aの機能等を表すレイアウト情報(図33参照)にもとづいて,どのキー領域89がクリックされたかを検出することができる。
クリックされたキー領域89が検出されると,その検出されたキー領域89の範囲が指定されて,その範囲内に形成されているキャラクタがコピーされる(ステップ94)。コピーされたキャラクタが名前表示領域(テキスト・ボックス)81にペーストされる(ステップ95)。送信ボタン表示領域85上がクリックされるまで(ステップ96),キー領域89のクリックに応じて,クリックされたキー領域89に形成されているキャラクタがコピーされ,名前表示領域81上にペーストする処理が繰り返される。ユーザがクリックするごとにディジタル・カメラ1と変換サーバ2との間で通信を行うことなく,ユーザによってクリックされたキー領域89に形成されているキャラクタを名前表示領域81に表示させることができるようになる。
たとえば,上述したように,ディジタル・カメラ1のユーザによってクリッカブル・キーボード88の中のキー領域89のうち,キャラクタ「t」,「a」,「n」,「a」,「k」および「a」が順にクリックされることにより,図34に示すように,「tanaka」の文字が画像として名前表示領域81上に現れる。
入力すべきキャラクタに対応するキー領域89がすべてクリックされると,ユーザによって送信ボタン表示領域85がクリックされる(ステップ96でYES)。すると,名前表示領域81に表示されているキャラクタを表すデータがディジタル・カメラ1から変換サーバ2に送信される(ステップ97)。キャラクタ・データが変換サーバ2からウェブ・サーバ4に送信されることにより,ディジタル・カメラ1において入力されたキャラクタの内容がウェブ・サーバ4において認識される。
上述した実施例においては,クリッカブル・キーボード88は,一駒の画像(レイアウト画像80Aが一駒の画像)であったが,クリッカブル・キーボード88を構成する多数のキー領域89のそれぞれが独立した駒の画像であってもよい。
図36(A),(B)および(C)は,レイアウト画像を構成するそれぞれの画像を示している。
(A)は,レイアウト画像のうち,上部の部分であるアンケート画像100Aを示している。アンケート画像100Aは,一駒の画像である。アンケート画像100A中に,上述した名前表示領域81,ラジオ・ボタン82,83および84,送信ボタン表示領域85ならびにやり直し表示領域86が含まれている。
(B)は,レイアウト画像のうち,中央の部分であるクリッカブル・キーボード88に相当する集合画像100Bを示している。集合画像100Bは,アンケート画像100Aと異なり,それぞれが別個独立の多数のキー画像の集まりである(quatejpg,1jpg,2jpgなど)。クリッカブル・キーボード88を構成するキー領域89の数に対応する駒数のキー画像から集合画像100Bが構成されている。
(C)は,レイアウト画像のうち,下部の部分であるバック画像100Cを示している。バック画像100Cもアンケート画像100Aと同様に,一駒の画像である。バック画像100Cには,戻る表示領域87が含まれている。
図37は,図36(A),(B)および(C)から構成されるレイアウト画像のレイアウト情報の内容を示している。
クリッカブル・キーボード88を構成する多数のキー領域89のそれぞれが独立した駒の画像である場合,上述したように,キー領域のキャラクタをコピーする場合に,そのコピーする範囲を指定する必要が無くなる。このために,コピー処理が比較的簡単になる。
レイアウト情報において,第2行目から第3行目は,幅320画素高さ120画素の大きさをもつ第1のベース画像(レイアウト画像80Aの上半分の画像)を示し,第4行目は,第1のベース画像の名前を示している。
第5行目は,レイアウト画像80の名前表示領域81がテキスト・ボックスに相当する領域であることを示している。第6行目から第8行目は,領域82,83および84がラジオ・ボタンに相当する領域であることを示している。第9行目および第10行目は,それぞれ送信ボタン表示領域85がサブミット・ボタンに相当する領域であることおよびやり直しボタン表示領域86がリセット・ボタンに相当する領域であることを示している。
第12行目以降は,クリッカブル・キーボード88を構成する各キー領域89がそれぞれ独立した画像であることを示している。また,それぞれのキー領域89の座標位置も示されている。クリックされた位置のキー領域89に形成されているキャラクタの内容が分かる。
第m行および第m+1行は,バック画像100Cのベースとなる画像を示し,その大きさが幅320画素,高さ60画素であることを示している。図m+2行は,バック画像の名前を示している。
第m+3行は,バック画像100C中において,領域87がバック・ボタンに相当する領域であることを示している。
このように,クリッカブル・キーボード88を構成する各キー画像89がそれぞれ独立していると,上述したように,キー画像89上に形成されているキャラクタをコピーする場合に,その範囲を指定する必要が無くなる。比較的簡単にキャラクタのコピーおよびコピーされたキャラクタ画像のアンケート画像100Aへのペーストを行うことができるようになる。キャラクタ画像がアンケート画像100Aにペーストされることにより,図34に示すように,ユーザによるクリックに応じて名前表示領域81にクリックしたキー領域89に形成されているキャラクタが表示されるようになる。