JP4764012B2 - ポータブルメディアデバイスを使用するアドホック無線ネットワークの構成 - Google Patents

Description

本発明は、コンピュータネットワークの分野に関し、具体的には、無線コンピュータネットワーク内でノードを構成するプロセスを単純化する機構に関する。

従来、データ通信ネットワークの使用が、成長を続けている。小企業および大企業の設置の中で、有線ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）および広域ネットワーク（ＷＡＮ）は、ビジネス運営の確立された特徴になっており、無線ネットワークが、ますます使用されている。家庭における、有線および無線の両方のネットワーク技術の使用は、より最近の現象であり、進展が遅かった。インターネット接続性を容易にする他に、ホームネットワーキングは、家庭内のパーソナルコンピューティングデバイスならびに様々な消費者電子デバイスおよび消費者電子機器が互いに通信することを可能にする。ＩＥＥＥ ８０２．１１無線ネットワークおよびブルートゥース対応デバイスのネットワークなどの無線技術は、便利さ、モビリティ、および柔軟性の理由から、家庭ならびに企業環境で魅力的である。

家庭および他の非企業環境において、ネットワーク技術がより広範囲に採用されるのを主に妨げているものは、ネットワークデバイスを構成する際に非専門家のユーザが経験する問題であった。これは、特にセキュアアドホック無線ネットワークのセットアップにあてはまる。アドホック無線ネットワークにおいては、ピア無線デバイス（無線ＰＣ、タブレット、無線プリンタ、ＰＤＡなど）が、無線アクセスポイント（ＡＰ）または無線ネットワークを使用せずに、互いに直接に通信する。アドホック無線は、多くのシナリオ、特にインフラストラクチャ無線ネットワークが使用可能でない時に、非常に有用である。例えば、会議で参加者が文書を交換するために、バスまたは駐車場で１対１ファイル交換のために、または家庭内で友人とビデオゲームを遊ぶために、アドホック無線を形成することができる。無線通信のプライバシーを保証するために、Ｗｉｒｅｄ Ｅｑｕｉｖａｌｅｎｔ Ｐｒｉｖａｃｙ（ＷＥＰ）キーなどのセキュリティキーが、アドホック無線ネットワークの参加者によって、無線通信に使用される。

しかしながら、アドホック無線ネットワークのセットアップは、複雑な作業である。各ピアデバイスが、同一のネットワーク設定を持っていなければならず、セキュアアドホックネットワークは、通常は、各ピアデバイスが、共通のＷＥＰキーを有することを必要とし、このＷＥＰキーは、ピアデバイスのユーザに伝えられ、手作業で入力されなければならない。ピアデバイスのそれぞれでのネットワーク設定およびＷＥＰキーの入力は、面倒であり、間違いやすい。例えば、ランダムな文字からなる長いＷＥＰキー（例えば１０４ビット長）は、無線伝送のセキュリティを高めることができる。しかし、そのような長いキーは、ユーザにより転送するのは難しく、無線ネットワークに参加するマシンに入力するのは、時間がかかるうえ難しい。

本発明によれば、ＵＳＢフラッシュドライブまたはＳＤメモリカードなどのコンピュータ読取り可能ポータブルメディアデバイスが、アドホック無線ネットワークの構築するためにネットワークデバイスを構成する作業を単純にするのに使用される。コンフィギュレーションアプリケーションが、無線コンフィギュレーション設定を生成する際にユーザを助ける。ネットワーク暗号化キーを自動的に生成することができ、その結果、ユーザは、長い暗号化キーを手作業で入力する必要がなくなる。このコンフィギュレーションアプリケーションは、無線ネットワーク設定を実施するＥｘｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ（ＸＭＬ）ファイルを生成し、そのファイルをポータブルメディアデバイスに書き込む。ユーザは、ポータブルメディアデバイスを１つまたは複数の他のネットワークデバイスにインストールして、これらのネットワークデバイスにコンフィギュレーション設定を自動的に転送して、無線デバイスのそれぞれを構成することができる。その結果、ユーザがネットワーク設定を手作業で入力することを必要とせずに、無線デバイスに、無線ネットワークに参加するのに必要な無線コンフィギュレーション設定をプロビジョニングすることができる。

本発明のさらなる特徴および長所は、添付図面を参照しながら進められる例示的な実施形態の下の詳細な説明から、明らかになる。

添付された請求項に、本発明の特徴を具体的に示すが、本発明およびその長所は、次の詳細な説明を添付図面と共に読むことによって、最もよく理解される。

以下、図面を参照しながら、ポータブルメディアデバイスを使用して、アドホック無線ネットワーク用のネットワークデバイスを構成する方法およびシステムが、ある実施形態に関して説明される。当業者であれば、本明細書に記載されている方法およびシステムが、単に例示であることと、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに変形した形態を作ることができることを理解するであろう。

本発明は、添付図面と共に読まれる次の詳細な説明によって完全に理解されるだろう。この説明においては、類似する符号が、本発明の様々な実施形態の類似する要素を示す。本発明を、適当なコンピューティング環境で実施されるものとして示す。必要ではないが、本発明を、手順など、パーソナルコンピュータによって実行されるコンピュータ実行可能命令の全般的な文脈の中で説明する。一般に、手順には、特定のタスクを実行するか特定の抽象データ型を実施するプログラムモジュール、ルーチン、関数、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などが含まれる。さらに、本発明を、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラマブル民生用電子デバイスを含む他のコンピュータシステム構成と共に実施できることを、当業者は理解するであろう。本発明は、通信ネットワークを介してリンクされたリモート処理デバイスによってタスクが実行される分散コンピューティング環境で実施することもできる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールを、ローカルおよびリモートの両方のメモリ記憶装置に配置することができる。用語「コンピュータシステム」は、分散コンピューティング環境において見ることができるコンピュータのシステムを指すのに使用することができる。

図１に、本発明を実施できる適切なコンピューティングシステム環境１００の例を示す。コンピューティングシステム環境１００は、適切なコンピューティング環境の一例にすぎず、本発明の使用または機能性の範囲に関する限定を示唆することを意図したものではない。コンピューティング環境１００を、例示的な動作環境１００に示された構成要素のいずれかまたはその組合せに関する依存性または必要条件を有するものと解釈してもならない。本発明の少なくとも１つの実施形態には、例示的オペレーティング環境１００に示された各コンポーネントが含まれるが、本発明のもう１つのより典型的な実施形態においては、例えばネットワーク通信に必要なもの以外の入出力デバイスなど、本質的でないコンポーネントの一部またはすべてが除外されている。

図１を参照すると、本発明を実施する例示的なシステムには、コンピュータ１１０の形の汎用コンピューティングデバイスが含まれる。コンピュータ１１０のコンポーネントには、処理ユニット１２０、システムメモリ１３０、およびシステムメモリを含む様々なシステムコンポーネントを処理ユニット１２０に結合するシステムバス１２１を含めることができるが、これに制限はされない。システムバス１２１は、メモリバス、メモリコントローラ、周辺バス、および様々なバスアーキテクチャのいずれかを使用するローカルバスを含む複数のタイプのバス構造のいずれかとすることができる。

コンピュータ１１０に、通常は、様々なコンピュータ読取り可能媒体が含まれる。コンピュータ読取り可能媒体は、コンピュータ１１０によってアクセスでき、揮発性および不揮発性の媒体、取外し可能および取外し不能の媒体の両方を含む使用可能な媒体のいずれかとすることができる。制限ではなく例として、コンピュータ読取り可能媒体には、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含めることができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を保存する任意の方法または技術で実施された揮発性および不揮発性、取外し可能および取外し不能の媒体が含まれる。コンピュータ記憶媒体に、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、および他のメモリ技術、光学ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは所望の情報の保存に使用でき、コンピュータ１１０によってアクセスできる他のすべての媒体が含まれるが、これに制限はされない。通信媒体によって、通常は、搬送波または他のトランスポート機構などの変調されたデータ信号内のコンピュータ読取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータが実施され、通信媒体には、すべての情報配布媒体が含まれる。用語「変調されたデータ信号」は、信号内で情報をエンコードする形で、その特性の１つまたは複数を設定または変更された信号を意味する。制限ではなく例として、通信媒体に、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体と、音響、ＲＦ、赤外線、および他の無線媒体などの無線媒体が含まれる。上記のいずれかの組合せも、コンピュータ読取り可能媒体の範囲に含まれる。

システムメモリ１３０に、読取専用メモリ（ＲＯＭ）１３１およびランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１３２などの揮発性メモリおよび／または不揮発性メモリの形のコンピュータ記憶媒体が含まれる。制限ではなく例として、図１に、オペレーティングシステム１３４、アプリケーションプログラム１３５、他のプログラムモジュール１３６、およびプログラムデータ１３７を示す。

コンピュータ１１０に、他の取外し可能および取外し不能、揮発性および不揮発性のコンピュータ記憶媒体も含めることができる。例のみとして、図１に、取外し不能不揮発性磁気媒体から読み取るかこれに書き込むハードディスクドライブ１４１、取外し可能不揮発性磁気ディスク１５２から読み取るかこれに書き込む磁気ディスクドライブ１５１、ＣＤＲＯＭなどの取外し可能不揮発性光ディスク１５６から読み取るかこれに書き込む光ディスクドライブ１５５を示す。例示的な動作環境で使用できる他のコンピュータ記憶媒体には、磁気テープカセット、フラッシュメモリカード、ＤＶＤ、デジタルビデオテープ、固体ＲＡＭ、固体ＲＯＭ、および類似物が含まれるが、これに制限はされない。ハードディスクドライブ１４１は、通常は、インターフェース１４０などの取外し不能メモリインターフェースを介してシステムバス１２１に接続される。磁気ディスクドライブ１５１および光ディスクドライブ１５５は、通常、インターフェース１５０などの取外し可能メモリインターフェースによってシステムバス１２１に接続される。コンピュータシステムに、追加のタイプの取外し可能不揮発性ストレージデバイスのインターフェースを含めることができる。例えば、コンピュータが、ＵＳＢフラッシュドライブ（ＵＦＤ）１５４を受け入れることができるＵＳＢポート１５３、またはＳｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ（ＳＤ）メモリカード１５８を受けることができるＳＤカードスロット１５７を持つことができる。ＵＳＢフラッシュドライブは、様々なコンピューティングデバイスのＵＳＢポートに挿入できる、ＵＳＢコネクタが取り付けられたフラッシュメモリデバイスである。ＳＤメモリカードは、切手サイズのフラッシュメモリデバイスである。ＵＳＢフラッシュドライブおよびＳＤカードの両方が、小さいパッケージの大きい記憶容量と、高いデータ転送レートを提供する。他のタイプの取外し可能記憶媒体も、本発明を実施するために使用することができる。

上で説明し、図１に示したドライブおよびそれに関連するコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ１１０のコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、および他のデータのストレージを提供する。図１では、例えば、ハードディスクドライブ１４１が、オペレーティングシステム１４４、アプリケーションプログラム１４５、他のプログラムモジュール１４６、およびプログラムデータ１４７を格納するものとして図示されている。これらのコンポーネントを、オペレーティングシステム１３４、アプリケーションプログラム１３５、他のプログラムモジュール１３６、およびプログラムデータ１３７と同一のまたは異なるもののいずれかとすることができることに留意されたい。オペレーティングシステム１４４、アプリケーションプログラム１４５、他のプログラムモジュール１４６、およびプログラムデータ１４７は、最低限でも異なるコピーであることを示すために、異なる符号が与えられている。ユーザは、タブレット、電子デジタイザ１６４、マイクロホン１６３、キーボード１６２および、一般にマウス、トラックボール、またはタッチパッドと称するポインティングデバイス１６１などの入力デバイスを介して、コンピュータ１１０にコマンドおよび情報を入力することができる。上記および他の入力デバイスは、しばしば、システムバスに結合されたユーザ入力インターフェース１６０を介して処理ユニット１２０に接続されるが、パラレルポート、ゲームポート、またはｕｎｉｖｅｒｓａｌ ｓｅｒｉａｌ ｂｕｓ（ＵＳＢ）などの他のインターフェースおよびバス構造によって接続することができる。モニタ１９１または他のタイプのディスプレイデバイスも、ビデオインターフェース１９０などのインターフェースによってシステムバス１２１に接続される。モニタ１９１を、タッチスクリーンパネルまたは類似物と一体化することもできる。タブレット型パーソナルコンピュータの場合のように、モニタおよび／またはタッチスクリーンパネルを、コンピューティングデバイス１１０が組み込まれるハウジングに物理的に結合できることに留意されたい。さらに、コンピューティングデバイス１１０などのコンピュータに、スピーカ１９７およびプリンタ１９６など、出力周辺インターフェース１９４または類似物を介して接続できる他の周辺出力デバイスも含めることができる。

コンピュータ１１０は、リモートコンピュータ１８０などの１つまたは複数のリモートコンピュータへの論理接続を使用して、ネットワーク化された環境で動作するか、動作するように適合されることが好ましい。リモートコンピュータ１８０は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ピアデバイス、または他のネットワークノードとすることができ、通常は、上でコンピュータ１１０に関して説明した要素の一部またはすべてが含まれるが、図１には、メモリストレージデバイス１８１だけを示した。図１に示された論理接続に、ＬＡＮ１７１およびＷＡＮ１７３が含まれるが、他のネットワークも含めることができる。例えば、本発明においては、コンピュータ１１０に、データがそこから移植されるソースマシンを含めることができ、リモートコンピュータ１８０に、デスティネーションマシンを含めることができる。しかし、ソースマシンおよびデスティネーションマシンが、ネットワークまたは他の形態で当初に接続される必要はなく、代わりに、ソースプラットフォームによって書き込むことができ、１つまたは複数のデスティネーションプラットフォームによって読み取ることができる任意の媒体によってデータを移植できることに留意されたい。例えば、そのようなメディアの非制限的な例の１つが、時々メモリ「キー」またはメモリ「スティック」と称するポータブルフラッシュメモリメディアである。他の非制限的な例を、下で示す。

ＬＡＮネットワーキング環境で使用される時に、コンピュータ１１０は、ネットワークインターフェースまたはネットワークアダプタ１７０を介してＬＡＮ１７１に接続可能である。コンピュータ１１０に、ＷＡＮ１７３を介して通信を確立するモデム１７２、または他の手段も含めることができる。モデム１７２は、内蔵または外付けとすることができるが、ユーザ入力インターフェース１６０または他の適当な手段によってシステムバス１２１に接続することができる。ネットワーク化された環境においては、コンピュータ１１０に関して図示されたプログラムモジュールまたはその一部を、リモートメモリストレージデバイスに格納することができる。制限ではなく例として、図１に、メモリデバイス１８１に常駐するものとしてリモートアプリケーションプログラム１８５を示す。図示のネットワーク接続が例示的であり、コンピュータの間の通信リンクを確立する他の手段を使用できることを理解されたい。

図２に移ると、本発明は、ユーザが無線アドホックネットワークをセットアップする単純で便利な方法を対象としている。すなわち、アドホックネットワークに参加する無線デバイスのそれぞれにネットワーク設定およびセキュリティキーを入力するという面倒で複雑なプロセスを経る必要ない。図２からわかるように、アドホック無線ネットワーク２１０に、無線通信の能力を有する複数のデバイスを含めることができる。無線デバイスは、異なるタイプのものとすることができ、異なるレベルの処理能力を有することができる。例えば、図２からわかるように、無線デバイスに、ラップトップ（またはノートブック）ＰＣ２１２、２１４、２１６、およびタブレットコンピュータ２１８が含まれる。アドホックネットワーク内のコンピュータ２１２などの無線デバイスの１つは、アクセスポイント２０４とも通信することができ、これによって、アドホック無線ネットワーク２１０がインフラストラクチャ無線ネットワークにブリッジされる。アドホック無線ネットワーク２１０においては、無線デバイスが、アクセスポイントを使用せずに、ピア・ツー・ピアの形で互いに通信する。アドホック無線ネットワーク２１０を形成するために、各無線デバイスを、無線ネットワーク用の設定およびセキュリティキーを持つように構成しなければならない。従来、アドホック無線ネットワーク２１０に参加するための無線デバイスの設定は、特に長いセキュリティキーを各無線デバイスに手動で入力しなければならない場合、非常に複雑な作業になり得る。

本発明は、ネットワークに関する無線デバイスのセットアップの作業を非常に単純化する、セキュア無線アドホックネットワークを確立する方法を提供する。図３を参照すると、本発明によれば、第１コンピュータ２１２のコンフィギュレーションプログラム２２２が、無線ネットワークのネットワーク設定およびセキュリティキーを生成する際にユーザを助ける。一旦、設定が生成されたならば、第１コンピュータ２１２に接続されたポータブルメディア（ＰＭ）デバイス２２６に保存される。ポータブルメディアデバイスは、例えば、ＵＳＢポート２３０に挿入できるＵＳＢフラッシュドライブ２２８、またはＳＤカードスロット２３６に挿入できるＳＤメモリカード２３４とすることができる。本発明が、この２つのポータブルメモリメディアに制限されず、他のタイプのポータブルメディアを本発明の実施に使用できることを理解されたい。説明を簡単にするために、次の説明では、アドホック無線デバイスのセットアップに使用されるポータブルメディアデバイスはＵＳＢフラッシュドライブ２２８である実施形態を説明する。

無線ネットワークの設定がポータブルメディアデバイス２２６に保存された後に、ポータブルメディアデバイスは、第１コンピュータ２１２から切り離され、アドホック無線ネットワークへの参加を望む他の無線デバイスに、無線ネットワーク設定を転送するのに使用される。好ましい実施形態においては、無線アドホックネットワークに参加するために無線デバイスをセットアップするためにユーザが行わなければならないことは、このポータブルメディアを無線デバイスに接続することだけである。無線ネットワーク設定は、そのデバイスに自動的にロードされて、そのデバイスがアドホック無線ネットワーク内の他の無線デバイスとの通信を開始できるようになる。例えば、図２に示された例では、無線アドホックネットワークの設定が、第１コンピュータ２１２で定義され、その後、ポータブルメディアデバイス２２６に転送される。その後、ポータブルメディアデバイス２２６は、ノートブックコンピュータ２１４、２１６、およびタブレットコンピュータ２１８のそれぞれに接続されて、ネットワーク設定が転送される。

図３を再び参照すると、ユーザが、第１コンピュータでネットワーク設定を定義した後に、無線コンフィギュレーションプログラムが、その設定を使用して、アドホックネットワークに関して第１コンピュータ２１２をセットアップし、第１コンピュータ２１２は、その設定によって定義される送信バンドでのビーコン信号２４０の送信を開始する。ポータブルメディアデバイス２２６が、第２コンピュータ２１４に接続される時に、無線アドホックネットワークの設定が、第２コンピュータにロードされ、無線コンフィギュレーションプログラム２４４によって、無線ネットワークに接続するために第２コンピュータ２１４をセットアップするのに使用される。無線ネットワーク２１０への参加のために構成された後に、第２コンピュータ２１４は、ビーコン信号２４６の送出を開始する。ポータブルメディアデバイス２２６を受け入れる他のコンピュータは、アドホック無線ネットワーク２１０を介して通信するように同様に構成される。この方法においては、一般に、アドホックネットワーク２１０へのアクセスは、ポータブルメディアデバイス２２６に物理的に接続できるコンピュータに制限される。ポータブルメディアデバイス２２６がないと、ユーザは、無線ネットワーク２１０にアクセスするために、ネットワーク名およびセキュリティキーを含むコンフィギュレーション設定を入力しなければならない。ポータブルメディアデバイス２２６を接続することによって、コンピュータは、すばやくユーザに意識をさせないで、無線ネットワーク２１０へのアクセスを許可される。

アドホック無線ネットワークのセットアップの作業をさらに単純化するために、無線コンフィギュレーションプログラムは、ユーザが、ネットワーク設定を定義し、他のコンピュータに設定を転送するのにポータブルメディアデバイス２２６を使用するプロセスのステップをすべて行うのを助けるユーザインターフェースを提供する。例示的ユーザインターフェーススクリーンを、図４Ａから４Ｆに示す。説明のために、これらのＵＩスクリーンによって示される例で使用されるポータブルメディアデバイスは、ＵＳＢフラッシュドライブである。図４Ａに示されたユーザインターフェーススクリーン２６０においては、コンフィギュレーションプログラムはユーザが無線ネットワークの設定を作成するのを助け、次に、その設定が、ＵＳＢフラッシュドライブに保存され、無線ネットワークに参加する他のコンピュータまたはデバイスの構成に使用されることが、ユーザに知らされる。図４Ｂに示された第２のＵＩスクリーン２６２では、ユーザに、インフラストラクチャ無線ネットワークをセットアップするかアドホック無線ネットワークをセットアップするオプションが与えられ、ユーザは、アドホックネットワークのセットアップを選択する。

図４Ｃに示されたＵＩスクリーン２６４では、ユーザに、無線アドホックネットワークの名前を選択するフィールド２７６、およびネットワークキーを選択するフィールド２７８が表示される。一実施形態においては、ユーザが行わなければならない作業を最小にするために、コンフィギュレーションプログラムは、ユーザのためにネットワーク名およびセキュリティキーを生成することができる。ユーザが望む場合には、ユーザは、それを拒絶し、自分自身のネットワーク名およびキーを入力することができる。そのために、名前フィールド２７６およびキーフィールド２７８には、無線コンフィギュレーションプログラムによって、任意のデータまたはコンピュータに保存された識別子を使用して選択されるデータのいずれかを含む値を最初に入力しておくことができる。例えば、コンピュータオペレーティングシステムが、「Ｊｏｈｎ Ｓｍｉｔｈ」に登録されている場合に、無線コンフィギュレーションプログラムは、デフォルトネットワーク名として「ＪｏｈｎＳｍｉｔｈｓＮｅｔｗｏｒｋ」を生成することができる。無線コンフィギュレーションプログラムは、オペレーティングシステムの機能を呼び出して、無線ネットワークのセキュリティキーを生成することができる。ユーザは、「Ｎｅｘｔ」をクリックすることによって、コンフィギュレーションプログラムによって提案されたネットワーク名およびキーを受け入れることができ、あるいは、フィールドを手作業で編集することができる。さらに、「Ａｄｖａｎｃｅｄ」ボタン２８０をクリックすることによって、ユーザは、様々な他のネットワークコンフィギュレーション設定を編集することを可能にされ、これらの設定は、そうでない場合に、無線コンフィギュレーションプログラムによって自動的に生成される。コンピュータによって生成されたキーを提供することの長所は、キーを、ランダム化された文字を含むフルサイズキーにすることができることである。そのようなキーは、ユーザが入力するキーと比較して、強化されたセキュリティを提供することができる。すなわち、ユーザが入力するキーは短く、ユーザが覚えやすいパターンを含む傾向があるからである。セキュリティキーを含むネットワーク設定は、ポータブルメディアデバイスによって他のコンピュータに転送されるので、ユーザは、自分が覚えられるキーの作成を試みようとする必要がなく、コンピュータによって生成されたキーを使用する可能性が高い。

図４Ｄに示されたＵＩスクリーン２６６では、無線コンフィギュレーションプログラムが、ＵＳＢフラッシュドライブを挿入し、認識するように求めるプロンプトをユーザに出す。ユーザが、このスクリーンの「Ｎｅｘｔ」をクリックしてＵＳＢフラッシュドライブが挿入されたことを示す時に、無線コンフィギュレーションプログラムは、無線アドホックネットワークに関する生成されたネットワーク設定を、ＵＳＢフラッシュドライブに保存する。

ネットワーク設定が、ＵＳＢフラッシュドライブに完全に保存された時に、ユーザに、図４Ｅに示すもう１つのＵＩスクリーン２６８が表示され、ポータブルメディアデバイスを取り外し、アドホックネットワークに参加するすべての追加デバイスに挿入するように求めるプロンプトがユーザに出される。ＵＩスクリーン２６８は、ユーザに、「Ｐｒｉｎｔ」ボタン２８２も提示し、ユーザが、ネットワーク設定のハードコピーを印刷できるようにできる。このハードコピーによって、ポータブルメディアデバイスを受け付けることができないネットワークデバイス、またはネットワークに対して自動的に構成できないネットワークデバイスを、ユーザは手動で構成できるようになる。

ユーザが、ＵＳＢフラッシュドライブを使用して、無線ネットワークに関する別のコンピューティングデバイスをセットアップする時に、その別のデバイス上の確立された設定が、ＵＳＢフラッシュドライブに書き戻される。ユーザは、ＵＳＢフラッシュドライブを使用して、アドホック無線ネットワークに関する他のコンピューティングデバイスをセットアップした後に、第１のコンピュータ３１２に戻り、ＵＳＢフラッシュドライブをそのコンピュータのＵＳＢポートに挿入する。コンフィギュレーションプログラムは、他のデバイスによって書き込まれた設定を読み取り、図４Ｆに示されたＵＩスクリーン２７０を表示する。ＵＩスクリーン２７０では、無線ネットワークに関して、セットアップに成功したデバイスが確認される。さらに、コンフィギュレーションプログラムは、ＵＳＢフラッシュドライブから設定を除去するオプションを表示する。これによって、ＵＳＢフラッシュドライブが、後に、他のコンピュータにデータを転送するのに使用される時に、ネットワーク設定を他者に誤って漏らしてしまうことがなくなる。一部のユーザは、同一のネットワーク名またはキーを使用する傾向があるので、ネットワーク設定を除去するこのオプションが、強化されたセキュリティを提供するために設けられる。

次に図５に移ると、無線ネットワークコンフィギュレーション設定を生成し、保存する、本発明の実施形態で使用されるソフトウェアアーキテクチャを説明する。無線コンフィギュレーションプログラム５０２が、コンピュータ上で実行され、無線コンフィギュレーションアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）５０４を介してコンピュータと通信して、無線ネットワークコンフィギュレーション設定を生成する。例えばＭｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ社のＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）オペレーティングシステム環境では、ＷＺＣＤＬＧ．ＤＬＬライブラリを使用することができる。

この実施形態の特徴によれば、無線アドホックネットワークに関するネットワーク設定は、Ｅｘｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ（ＸＭＬ）ファイルのフォーマットによって保存される。ＸＭＬファイルの使用によって、多くの異なるデバイスによって認識できる標準フォーマットが提示される。無線コンフィギュレーションプログラム５０２は、無線プロビジョニングＡＰＩ５０６を介してコンピュータにＸＭＬファイルを出力する。無線コンフィギュレーションプログラム５０２は、さらに、ＵＳＢフラッシュドライブ５０８などの、接続されたポータブルメディアデバイスへの書込のためのＸＭＬファイルを出力する。そのために、フラッシュコンフィギュレーションデバイスドライバ５１０が、コンフィギュレーションファイルを読み取り、プロビジョニングされる時にＵＳＢフラッシュドライブにデバイスコンフィギュレーションファイルを書き込む。

コンフィギュレーションプログラムは、ネットワークコンフィギュレーションプロセスでの使用のために、複数のファイルをＵＳＢフラッシュドライブ５０８に保存する。図５に示された実施形態においては、これらのファイルに、生成されたネットワークコンフィギュレーション設定を表すＸＭＬファイルが含まれる。一実施形態においては、ネットワーク設定を含むＸＭＬファイルに、図５に示されているように「ｗｆｃ」などの特殊な拡張子名を与えて、そのファイルに無線コンフィギュレーション設定が含まれることを示す。したがって、ＵＳＢフラッシュドライブが、別のコンピューティングデバイスに挿入される時に、そのデバイスのオペレーティングシステムが、無線ネットワークセットアップ情報を含むものとしてファイルを認識し、そのデバイスで無線コンフィギュレーションプログラムを呼び出して、ファイルを処理させる。さらに、ネットワークセットアップアプリケーション５１０（図５では、「ダウンレベルフラッシュコンフィグウィザード」と称する）を、他のデバイスのネットワーク設定の構成を容易にするために、ＵＳＢフラッシュドライブ５０８に保存しておくことができる。ＵＳＢフラッシュドライブ５０８が、別のデバイスに接続される時に、そのデバイスは、ネットワークセットアップアプリケーションを実行して、ＵＳＢフラッシュドライブ５０８から他のデバイスに関連ネットワーク設定をロードすることができる。やはり図５に示されているように、ＵＳＢフラッシュドライブ５０８を使用することで、このフラッシュドライブを使用して無線ネットワークをプロビジョニングするデバイスによって、フラッシュデバイスに書き込まれるデバイスコンフィギュレーションファイル５１６を保存しておくことができる。一実施形態においては、各デバイスコンフィギュレーションファイルは、ＡＳＣＩＩ−ＨＥＸフォーマットでプロビジョニングされるデバイスのＭＡＣアドレスの最後の８バイトを含むファイル名によって識別される。このファイル名によって、ネットワーク設定が作成されるコンピュータが、プロビジョニングされるデバイスを識別できるようになる。

本発明の一実施形態においては、ＵＳＢフラッシュドライブ５０８に、さらに、ｗｉｒｅｌｅｓｓ．ｃｆｇ ５１８などのオートラン（ａｕｔｏｒｕｎ）ファイルが保存される。ＵＳＢフラッシュドライブ５０８が、オートランファイルを認識する互換デバイスに接続される時に、ｗｉｒｅｌｅｓｓ．ｃｆｇ ５１８の検出によって、デバイスによるネットワークセットアッププログラム５１０の実行がトリガされる。このようにして、ＵＳＢフラッシュドライブ５０８が接続された後に、ネットワーク設定をデバイスに転送するのに、ユーザは介入する必要はない。

本発明の実施形態に従って、アドホック無線ネットワークをセットアップするため、他のデバイスにネットワークコンフィギュレーション設定を転送するのにポータブルメディアデバイスを使用する方法を、図６を参照しながら説明する。アドホックネットワークは、一般に、一時的な時間および地理的構成を持っている。例えば、会議室での１０人の午後の会議の間、または飛行機の２人の間の場合などである。説明される方法は、ユーザがネットワークの名前またはセキュリティキーのいずれかを知ったり、入力したりすることを必要とせず、アドホックネットワークの効率的に構成するのを容易にする。この方法は、ステップ６０２において、アドホックネットワークの開始コンピュータでネットワーク設定を生成することから始まる。ネットワーク設定には、８０２．１１ビーコニングプロセス中に使用されるＳＳＩＤストリングなどの、ネットワークを識別するのに使用されるＮａｍｅストリングと、ネットワーク認証に使用されるＰｒｅ−Ｓｈａｒｅｄ Ｋｅｙストリングが含まれることが好ましい。認証タイプには、例えばＷＥＰ、ＷＰＡ ＰＳＫ、または８０２．１１ｉ ＰＳＫ暗号化を含めることができる。キーフォーマットは、２進数、１６進数、英数字ストリング、またはキーワードとすることができる。

ステップ６０４において、設定が、ＸＭＬスキーマまたは他の適当なデータフォーマットを使用して、ＵＳＢフラッシュドライブなどのポータブルメディアデバイスに保存される。ＸＭＬは、データを保存する標準フォーマットを提供する。すなわち、異なる製造業者のデバイスが、アドホックネットワークに参加するために必要なデータを解析し、使用する一貫した方法を持つことができる。長いセキュリティキー（１０４ビットのＷＥＰキーなど）を生成することによって、ポータブルメディアデバイスに保存されるネットワーク設定が、アドホックネットワークが安全であることを保証することができる。ステップ６０６において、ポータブルメディアデバイスが、開始コンピュータから取り外され、別のデバイスに配布される。さらに、ステップ６０８において、ポータブルメディアデバイスを接続することによってこの別のデバイスアがセットアップされ、アドホックネットワークに追加される。プロビジョニングされるデバイスは、保存されたネットワーク設定をポータブルメディアデバイスからアップロードし、適切なネットワークを選択し、認証および暗号化など、そのアドホックネットワークに参加するのに必要なアクティビティを実行する。プロビジョニングされたデバイスは、そのコンフィギュレーションデータをコンフィギュレーションログファイル５１６（図５参照）としてポータブルメディアデバイスに書き込むこともできる。一実施形態においては、前にアップロードされたコンフィギュレーション設定が、複数のプロファイルとして保存される。このプロファイルを使用することによって、ユーザは、ネットワークコンフィギュレーション設定をもう一度取得する必要とすることなしに、簡単に前のネットワーク設定に戻り、他のネットワークに切り替えることができる。この方法は、ステップ６１０において、プリンタまたは別のユーザのコンピュータなどの追加デバイスをアドホックネットワークに追加するかどうかをユーザが判断することによって継続される。そうである場合には、ステップ６０６において、ポータブルメディアデバイスを新しいデバイスに配布し、この新しいデバイスが、ステップ６０８においてネットワークに参加する。任意の数のデバイスを、この方法により、アドホックネットワークに追加することができる。アドホック無線ネットワークに参加するすべてのデバイスを構成した時に、ステップ６１２で、ポータブルメディアデバイスが、開始コンピュータに戻される。開始コンピュータのコンフィギュレーションプログラムは、プロビジョニングされたデバイスのコンフィギュレーションファイルをポータブルメディアから取り出し、ユーザが見られるように、プロビジョニングされたデバイスの設定を表示することができる。さらに、コンフィギュレーションプログラムは、ステップ６１４において、ＵＳＢフラッシュドライブから設定を除去するオプションを提示する。図４ＦのＵＩスクリーン２７０において、このオプションがチェックボックス２７２として表示されている。ユーザがこのオプションを選択する場合に、コンフィギュレーションプログラムは、ステップ６１８において、ネットワーク設定およびコンフィギュレーションログファイルを、ポータブルメディアデバイスから削除する。これによって、ＵＳＢフラッシュドライブが、後に他のコンピュータにデータを転送するのに使用される時に、ネットワーク設定が他者に誤って漏れてしまうのを防止する。一部のユーザは、同一のネットワーク名またはキーを使用する傾向があるので、ネットワーク設定を除去するこのオプションが、強化されたセキュリティを提供するために設けられている。

図７は、アドホックネットワークを作成するために、ネットワークコンフィギュレーション設定の生成と、ポータブルメディアデバイスによる転送を示すアクションの例示的シーケンスを表す。図７に示されているように、ユーザ７００は、開始コンピュータ７１０と対話して、ネットワーク設定を作成する。設定は、ＸＭＬファーマットのファイルとしてポータブルメディアデバイス７２０で保存される。ポータブルメディアデバイス７２０が、無線アドホックネットワークの別のピアデバイスの構成に使用される。

図８に、一実施形態においてポータブルメディアデバイスでアドホック無線ネットワーク設定を保存するのに使用されるＸＭＬファイルに対応するスキーマ８００の概念化を示す。スキーマ８００の各要素は、無線コンフィギュレーション設定を表す。サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）８１０は、無線ネットワークの名前を表す、１バイトから３２バイトまでのストリングである。ＳＳＩＤ ８１０は、１回だけ現れることができる。ネットワークキー８１５は、ＰＣが自動的に生成するか、その代わりに、ＰＣユーザから受け取るストリングである。ネットワークキー８１５は、無線ネットワークでの暗号化に使用される。認証タイプ８２０は、その無線ネットワークによって使用される認証プロトコルを示す。認証タイプ８２０は、オープン、共有、ＷｉＦｉ Ｐｒｏｔｅｃｔｅｄ Ａｃｃｅｓｓ（ＷＰＡ）、ＷＰＡ Ｐｒｅ−Ｓｈａｒｅｄ Ｋｅｙ（ＰＳＫ）、ＷＰＡ−ｎｏｎｅ、ＷＰＡ２、またはＷＰＡ２ ＰＳＫを含むある範囲の可能な値を許容する。暗号化タイプ８２５は、無線ネットワークによって使用される暗号化プロトコルを示す。暗号化タイプ８２５は、なし、Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｅｎｃｒｙｐｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ（ＷＥＰ）、Ｔｅｍｐｏｒａｌ Ｋｅｙ Ｉｎｔｅｇｒｉｔｙ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ（ＴＫＩＰ）、およびＡｄｖａｎｃｅｄ Ｅｎｃｒｙｐｔｉｏｎ Ｓｔａｎｄａｒｄ（ＡＥＳ）を含む、ある範囲の可能な値を許容する。

タイプ８３０は、接続タイプを示し、その値として、アドホックネットワークの場合にｅｘｔｅｎｄｅｄ ｓｅｒｖｉｃｅ ｓｅｔ（ＥＳＳ）またはインフラストラクチャネットワークの場合にｉｎｆｒａｓｔｒｕｃｔｕｒｅ ｂａｓｉｃ ｓｅｒｖｉｃｅ ｓｅｔ（ＩＢＳＳ）のいずれかを有することができる。キーインデックス８３５は、メッセージを暗号化するのに使用される特定のキーの位置を示し、１、２、３、または４の値を有することができる。キーインデックス８３５は、ＷＥＰと共に使用される。キー提供情報８４０は、キーが自動的に提供されたかどうかを示し、０または１のいずれかの値を有することができる。８０２．１Ｘ ８４５は、ＩＥＥＥ ８０２．１Ｘプロトコルがネットワークで使用されるかどうかを示し、０または１のいずれかの値を有することができる。２．４ＧＨｚチャネル８５０は、２．４ＧＨｚチャネルが使用される場合にどの２．４ＧＨｚチャネルが無線ネットワークによって使用されているかを示し、１から１４までの範囲の値を有することができる。５ＧＨｚチャネル８５５は、５ＧＨｚチャネルが使用される場合にどの５ＧＨｚチャネルが無線ネットワークによって使用されているかを示し、３６、４０、４４、４８、５２、５６、６０、６４、１４９、１５３、１５７、または１６１の値を有することができる。ＷＡＰモード８６０は、無線アクセスポイントが動作しているモードを示す。ＷＡＰモード８６０は、インフラストラクチャ、ブリッジ、リピータ、またはステーションの値を有することができる。

例示的なＸＭＬスキーマは、次の通りである。

ＷＳＥＴＴＩＮＧＳ．ＸＭＬファイルの例示的なインスタンスを、下に示す。このインスタンスは、例えば、上で示した無線コンフィギュレーションＸＭＬスキーマを使用して、ＰＣによって生成されたものである。

無線ネットワークデバイス構成用の改善されたシステムおよび方法が、本明細書で開示されたことを理解されたい。本発明の原理を適用できる多数の可能な実施形態に鑑みて、図面に関する本明細書に記載の実施形態は、例示的であることだけを意図されている。したがって、本発明の範囲を制限するものと解釈されてはならないことを理解されたい。例えば、当業者は、図示された実施形態を、本発明の趣旨から逸脱せずに配置および詳細を変更できることを理解できるであろう。本発明を、ソフトウェアモジュールまたはソフトウェアコンポーネントに関して説明したが、当業者は、これを、ハードウェアコンポーネントによって同等に置換できることを理解するであろう。したがって、本明細書に記載の発明では、そのような実施形態のすべてが、請求項およびその同等物の範囲に含まれることが意図されている。

本発明の実施形態によるコンピュータネットワークの構成を実行するコンピューティングデバイスの例示的アーキテクチャを示す単純化された概略図である。 本発明の方法に従って確立されるアドホック無線ネットワークの概略図である。 アドホック無線ネットワークに参加するために無線デバイスをセットアップするネットワーク設定を転送するためのポータブルメディアデバイスの使用を示す概略図である。 本発明の実施形態による、ネットワーク設定生成および設定のポータブルメディアデバイスへの保存のためのウィザードアプリケーションのスクリーンショットである。 本発明の実施形態による、ネットワーク設定生成および設定のポータブルメディアデバイスへの保存のためのウィザードアプリケーションのスクリーンショットである。 本発明の実施形態による、ネットワーク設定生成および設定のポータブルメディアデバイスへの保存のためのウィザードアプリケーションのスクリーンショットである。 本発明の実施形態による、ネットワーク設定生成および設定のポータブルメディアデバイスへの保存のためのウィザードアプリケーションのスクリーンショットである。 本発明の実施形態による、ネットワーク設定生成および設定のポータブルメディアデバイスへの保存のためのウィザードアプリケーションのスクリーンショットである。 本発明の実施形態による、ネットワーク設定生成および設定のポータブルメディアデバイスへの保存のためのウィザードアプリケーションのスクリーンショットである。 本発明の実施形態によるコンピュータネットワークの構成を実行するソフトウェアアーキテクチャを示す概略図である。 本発明の実施形態によるアドホックネットワークを作成する方法を示すフロー図である。 本発明の実施形態による無線アクセスポイントを構成する方法を示すプロセス図である。 本発明の実施形態による無線ネットワークコンフィギュレーション設定を表すＸＭＬスキーマの諸フィールドを有するデータ構造を示す概略図である。

符号の説明

１００ コンピューティング環境
１１０ コンピュータ
１２０ 処理ユニット
１３０ システムメモリ
１４１ ハードディスクユニット
１５１ 磁気ディスクドライブ
１５２ 取外し可能不揮発性磁気ディスク
１５５ 光ディスクドライブ
１５６ 取外し可能不揮発性光ディスク
１８１ メモリメモリストレージデバイス
１９１ モニタ
２０４ アクセスポイント
２１０ アドホック無線ネットワーク
２１２、２１４、２１６、２１８ コンピュータ
２２８ ＵＳＢフラッシュドライブ
２３４ ＳＤメモリカード

Claims (20)

1. アドホック無線ネットワークを形成するために無線デバイスを構成するステップを実行するコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ読取り可能媒体であって、
   開始コンピュータのユーザインターフェースを介して、ユーザに前記アドホック無線ネットワークのネットワーク設定を作成するように求めるプロンプトを出すステップと、
   前記アドホック無線ネットワークの前記ネットワーク設定を収集するステップと、
   前記アドホック無線ネットワークの前記ネットワーク設定を含むＥｘｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ（ＸＭＬ）ファイルを生成するステップと、
   前記開始コンピュータに接続されたポータブルメディアデバイスに前記ＸＭＬファイルを書き込むステップと、
   前記開始コンピュータから前記ポータブルメディアデバイスを取外すように、そして、前記アドホック無線ネットワークに参加するのにピアコンピューティングデバイスを構成するために、前記ピアコンピューティングデバイスに前記ポータブルメディアデバイスを接続するように、前記ユーザインターフェースを介して、前記ユーザに指示するステップと、
   前記開始コンピュータへの前記ポータブルメディアデバイスの再接続を検出するステップと、
   前記アドホック無線ネットワークへの参加のための前記ピアコンピューティングデバイスの構成に関連して、前記ピアコンピューティングデバイスによって前記ポータブルメディアデバイスに書き込まれるコンフィギュレーションデータを、前記開始コンピュータによって取り出すステップと、
   を備えることを特徴とするコンピュータ読取り可能媒体。
2. ネットワーク設定を収集する前記ステップは、前記開始コンピュータによって選択されたネットワーク設定のデフォルト値を生成するステップを含むことを特徴とする請求項１に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
3. デフォルト値を生成する前記ステップは、前記選択されたネットワーク設定の前記デフォルト値を生成するために、前記開始コンピュータのオペレーティングシステムのアプリケーションプログラムインターフェース（ＡＰＩ）を呼び出すステップを含むことを特徴とする請求項２に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
4. ネットワーク設定を収集する前記ステップは、前記アドホック無線ネットワークのセキュリティキーを生成するステップを含むことを特徴とする請求項２に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
5. ネットワーク設定を収集する前記ステップは、前記ユーザによって入力されるネットワーク設定データを受け取るステップを含むことを特徴とする請求項１に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
6. 前記アドホック無線ネットワークに参加するためのステップが、
   前記ピアコンピューティングデバイス上において、ポータブルメディアデバイスのインストールを検出するステップであって、前記ポータブルメディアデバイスは、前記アドホック無線ネットワークのネットワーク設定を含むことと、
   前記ポータブルメディアデバイスに含まれる前記ネットワーク設定を使用して、前記アドホック無線ネットワークに参加するために前記ピアコンピューティングデバイスを自動的に構成するステップと、
   を備えることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
7. 前記自動的に構成するステップは、前記ポータブルメディアデバイスがネットワーク設定を有することを認識するステップと、前記ピアコンピューティングデバイスで前記ネットワーク設定を実施するためにコンフィギュレーションプログラムを呼び出すステップと、を含むことを特徴とする請求項６に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
8. 前記ピアコンピューティングデバイスが前記コンフィギュレーションデータを書き込むステップを、実行するコンピュータ実行可能命令をさらに含むことを特徴とする請求項６に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
9. 前記ポータブルメディアデバイスは、ｕｎｉｖｅｒｓａｌ ｓｅｒｉａｌ ｂｕｓ（ＵＳＢ）フラッシュドライブであることを特徴とする請求項１または６に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
10. 前記ポータブルメディアデバイスは、フラッシュメモリカードであることを特徴とする請求項１または６に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
11. アドホック無線ネットワークに参加するためにネットワーク設定を無線コンピューティングデバイスにプロビジョニングする方法であって、
    前記アドホック無線ネットワークのネットワーク設定を決定するステップであって、前記ネットワーク設定は、前記アドホック無線ネットワークのネットワーク名およびネットワークセキュリティキーを含むことと、
    前記アドホック無線ネットワークの前記ネットワーク設定を含むＥｘｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ（ＸＭＬ）ファイルを生成するステップと、
    ポータブルメディアデバイスに前記ＸＭＬファイルを書き込むステップであって、前記決定するステップ、前記生成するステップ、および前記書き込むステップは、前記アドホック無線ネットワークの開始コンピュータによって実行されることと、
    前記アドホック無線ネットワークに参加するために、ピアコンピューティングデバイスに前記ポータブルメディアデバイスを接続するステップと、
    前記開始コンピュータへの前記ポータブルメディアデバイスの再接続を検出するステップと、
    前記アドホック無線ネットワークへの参加のための前記ピアコンピューティングデバイスの構成に関連して、前記ピアコンピューティングデバイスによって前記ポータブルメディアデバイスに書き込まれるコンフィギュレーションデータを、前記開始コンピュータによって取り出すステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
12. 前記ポータブルメディアデバイスの前記ＸＭＬファイル内の前記ネットワーク設定を使用して、前記ピアコンピューティングデバイスを自動的に構成するために、前記ピアコンピューティングデバイス上においてコンフィギュレーションプログラムを実行するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
13. 前記決定するステップは、前記アドホック無線ネットワークのネットワークセキュリティキーを前記開始コンピュータによって生成するステップを含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
14. 前記決定するステップは、ユーザに前記アドホック無線ネットワークのネットワークセキュリティキーを入力するように求めるプロンプトを出すステップを含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
15. 前記決定するステップは、前記ネットワーク設定を提供するために前記開始コンピュータのオペレーティングシステムのアプリケーションプログラムインターフェース（ＡＰＩ）を呼び出すステップを含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
16. 前記アドホック無線ネットワークに参加するためのステップが、
    前記ピアコンピューティングデバイス上において、ポータブルメディアデバイスのインストールを検出するステップであって、前記ポータブルメディアデバイスは、前記アドホック無線ネットワークのネットワーク設定を含むことと、
    前記ポータブルメディアデバイスに含まれる前記ネットワーク設定を使用して、前記アドホック無線ネットワークに参加するために前記ピアコンピューティングデバイスを自動的に構成するステップと、
    を備えることを特徴とする請求項１１に記載の方法。
17. 前記自動的に構成するステップは、前記ポータブルメディアデバイスがネットワーク設定を有することを認識するステップと、前記ピアコンピューティングデバイス上において、前記ネットワーク設定を実施するためにコンフィギュレーションプログラムを呼び出すステップと、を含むことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
18. 前記ピアコンピューティングデバイスが前記コンフィギュレーションデータを書き込むステップをさらに備えることを特徴とする請求項１６に記載の方法。
19. 前記ポータブルメディアデバイスは、ｕｎｉｖｅｒｓａｌ ｓｅｒｉａｌ ｂｕｓ（ＵＳＢ）フラッシュドライブであることを特徴とする請求項１１または１６に記載の方法。
20. 前記ポータブルメディアデバイスは、フラッシュメモリカードであることを特徴とする請求項１１または１６に記載の方法。

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