JP4763908B2 - 無線通信端末及びその制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信端末及びその制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スペクトラム拡散通信方式により基地局と、移動局としての携帯端末との間で無線通信を行うことが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯端末が通話している基地局の信号にはその隣接チャネルに大きな干渉信号が存在し、その影響でRROF(ルートコサインロールオフ)フィルタに入力される受信信号と、当該RROFフィルタにより処理されて出力される信号とを比較した場合、フィルタ処理後の信号が小さくなり、その有効ビット数が小さくなってしまうことがある。この場合、フィルタ処理後の信号はRAKE受信機に入力されるときの受信性能に大きな影響を与えてしまう。
【0004】
また、隣接チャネルの干渉信号は、ある周波数での通話中に異なる周波数をサーチするコンプレスドモード(Compressed Mode)においても影響を及ぼすが、従来、このような影響については何ら考慮がされていなかったので、コンプレスドモードでの信号サーチの性能が劣化するという問題があった。
【0005】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、隣接チャネル信号が存在する場合に、RAKE受信機への有効ビット落ちの影響を軽減することができる無線通信端末及びその制御回路を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の目的は、異なる周波数で信号をサーチするコンプレスドモードにおいて隣接チャネル信号が存在する場合に、サーチ性能の劣化を軽減することができる無線通信端末及びその制御回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明に係る無線通信端末は、基地局との間で無線による通信を行なう無線通信端末であって、受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段からのデジタル信号に含まれる干渉信号を除去して自端末宛の信号を抽出するためのルートロールオフフィルタと、ルートロールオフフィルタに入力される信号と、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号とに基いて所定の係数を計算する係数計算部と、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号に、上記係数計算部で計算した係数を乗算して得られるデジタル信号を後段のデジタル信号処理回路に出力する係数乗算部とを具備し、上記係数計算部は、上記ルートロールオフフィルタに入力される信号の平均電力を、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号の平均電力で除算した値の平方根をとることにより、上記所定の係数を計算する。
【0009】
また、第の発明は、第1の発明に係る無線通信端末において、上記係数計算部は、求めるべき係数の値を調整するための調整量設定手段を有する。
【0010】
また、第の発明は、第1の発明に係る無線通信端末において、上記ルートロールオフフィルタは、上記係数計算部に入力される信号のビット数よりも大きいビット数の信号を上記係数乗算部に入力する。
【0011】
また、第の発明は、第1の発明に係る無線通信端末において、第1の周波数による通話時に所定の時間間隔を生成する時間間隔生成手段と、時間間隔生成手段により生成された時間間隔内で上記第1の周波数とは異なる第2の周波数をサーチするサーチ手段と、上記第1の周波数から上記第2の周波数への切り替え時に上記係数計算部で求めた係数を保存する保存手段と、上記第2の周波数による通話の後に当該第2の周波数から上記第1の周波数に切り替えるときに、上記保存した係数を復帰させる復帰手段とを有する。
【0012】
また、第の発明は、第4の発明に係る無線通信端末において、上記第1の周波数から上記第2の周波数に切り替えた後、前回の第2の周波数のサーチで保存した係数を復帰させ、係数を初期値として第2の周波数のサーチのための係数を計算し、上記第1の周波数への切り替えに先立って当該計算した係数を保存する。
【0013】
また、第の発明は、基地局との間で無線による通信を行なう無線通信端末の制御回路であって、受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段からのデジタル信号に含まれる干渉信号を除去して自端末宛の信号を抽出するためのルートロールオフフィルタと、ルートロールオフフィルタに入力される信号と、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号とに基いて所定の係数を計算する係数計算部と、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号に、上記係数計算部で計算した係数を乗算して得られるデジタル信号を後段のデジタル信号処理回路に出力する係数乗算部と
を具備し、上記係数計算部は、上記ルートロールオフフィルタに入力される信号の平均電力を、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号の平均電力で除算した値の平方根をとることにより、上記所定の係数を計算する。
【0015】
また、第の発明は、第の発明に係る無線通信端末の制御回路において、上記係数計算部は、求めるべき係数の値を調整するための調整量設定手段を有する。
【0016】
また、第の発明は、第の発明に係る無線通信端末の制御回路において、上記ルートロールオフフィルタは、上記係数計算部に入力される信号のビット数よりも大きいビット数の信号を上記係数乗算部に入力する。
【0017】
また、第の発明は、第の発明に係る無線通信端末の制御回路において、第1の周波数による通話時に所定の時間間隔を生成する時間間隔生成手段と、時間間隔生成手段により生成された時間間隔内で上記第1の周波数とは異なる第2の周波数をサーチするサーチ手段と、上記第1の周波数から上記第2の周波数への切り替え時に上記係数計算部で求めた係数を保存する保存手段と、上記第2の周波数による通話の後に当該第2の周波数から上記第1の周波数に切り替えるときに、上記保存した係数を復帰させる復帰手段とを有する。
【0018】
また、第10の発明は、第の発明に係る無線通信端末の制御回路において、上記第1の周波数から上記第2の周波数に切り替えた後、前回の第2の周波数のサーチで保存した係数を復帰させ、係数を初期値として第2の周波数のサーチのための係数を計算し、上記第1の周波数への切り替えに先立って当該計算した係数を保存する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
まず、本実施形態の概略を説明する。本実施形態の無線通信端末としての携帯端末は、受信信号に含まれる干渉信号を除去して基地局信号のみを抽出するためのRROFフィルタ等のフィルタ手段と、このフィルタ手段に入力される信号と、上記フィルタ手段から出力される信号とに基いて所定の係数を計算する係数計算部と、上記フィルタ手段から出力される信号に、上記係数計算部で計算した係数を乗算して出力する係数乗算部とを具備することにより、隣接チャネル信号の影響によるRAKE受信機への有効ビット落ちを軽減するものである。
【0020】
また、本実施形態は、第1の周波数での基地局との通話中に、この第1の周波数とは異なる第2の周波数で信号サーチを行うコンプレスドモードに適用可能である。すなわち、周波数の切り替えに先立って切り替え前の周波数の係数を保存するとともに、切り替え時の周波数を以前のサーチの段階で求めて保存した係数を復帰させて使用することにより、サーチ性能の劣化を押さえることができる。
【0021】
以下、本発明の第1実施形態を従来の構成と比較して説明する。図3は、隣接チャネルの影響を軽減するための構成を有していない従来の携帯端末の概略構成を示す図である。図3において、11はアンテナ、12はRF部、13−1,13−2はADC(アナログデジタルコンバータ)、14−1,14−2はRROF(ルートコサインロールオフ)フィルタ、15−1,15−nはフィンガ受信器1〜n、16はRAKE合成部、17はサーチャ、18は受信AGC制御部である。
【0022】
以下に図2(A)〜図2(C)を用いて隣接チャネルの影響について説明する。
【0023】
図2(A)は携帯端末が通話している基地局信号の5MHz隣に大きな干渉信号が存在する例を示している。RF部12のRFフィルタにより処理された受信信号には、図2(A)のように隣接チャネルの干渉分がカットされてI成分だけの残留成分が含まれている。これをデジタルフィルタで実現されているRROF(ルートロールオフ)フィルタ14−1でカットするとD成分が自基地局の信号となる。
【0024】
図2(B),(C)は、RROFフィルタ14−1の前後でモニタされた信号波形を示している。すなわち、図3のモニタポイント1におけるモニタ信号が図2(B)であり、図3のモニタポイント2におけるモニタ信号が図2(C)である。この図から容易にわかるように、図2(C)は図2(B)に比べてI成分が除去されてしまうために小さい出力となる。このため従来では、隣接チャネル信号が存在する場合に、有効ビット落ちの影響でRAKE受信機の性能が劣化するという問題があった。
【0025】
本実施形態はこのような不具合を克服するためになされたもので、RROFフィルタ14−1前後の信号の平均電力を計算し、その計算処理結果に基き係数αを算出し、算出した係数αをRROF出力に乗算することにより、隣接チャネルが存在する場合に、有効ビット落ちの影響でRAKE受信機の性能が劣化するのを防止することを意図している。
【0026】
図1は、本発明の実施形態に係る携帯端末の概略構成を示す図である。本実施形態の動作について図1を用いて詳細に説明する。アンテナ11から入力された信号はRF部12でRFフィルタによりフィルタリングされて、図2(A)に示すように受信信号のD成分+I成分が出力される。この信号はADC13−1でA/D変換されて、例えば図2(B)に示すような8ビットのデジタル信号に変換されてRROFフィルタ14−1に出力される。このRROFフィルタ14−1では受信信号のI成分がカットされて図2(C)に示すような信号が出力される。
【0027】
なお、図1の受信AGC制御部18は、ADC13−1の出力の平均電力を受信して、通常は図2(B)に示すRROF前信号が飽和しない大きさでRROFフィルタ14−1に入力されるようにRF部12を制御する。
【0028】
係数α計算部19は、RROFフィルタ14−1から出力される図2(C)に示すような信号を受信して係数α(20)を計算して乗算器21に出力する。
【0029】
図4(A)は、この係数α計算部19の構成を示すブロック図であり、図4(B)は係数αを計算するのに用いられる計算式を示している。
【0030】
係数α計算部19では、Iチャネル用の自乗器41、積分器42と、Qチャネル用の自乗器43、積分器44と、加算器45によりRROF前の信号平均電力Aを計算する。また、Iチャネル用の自乗器46、積分器47と、Qチャネル用の自乗器48、積分器49と、加算器50によりRROF後の信号平均電力Bを計算する。これら平均電力A,Bには長い時定数が設定され通常では100mから500msec程度である。
【0031】
計算部51では2つの信号平均電力A,Bと、調整値Cから図4(B)の計算式を用いて係数αを計算する。調整値Cは、α値の経験的な微調整を行なうため分母の調整値として用いられる。通常はC=0と設定される。
【0032】
図1のRROFフィルタ14−1は、有効ビット落ちを無くすため、小数点ビットを含めた形でRROF出力を乗算器21に対して出力する。すなわちRROFフィルタ14−1は、係数α計算部19へはnビット(例えばn=8ビット)の信号を出力するが、乗算器21に対してはmビット(m=8+3=11ビット、少数分3ビット)の信号を出力する。乗算器21での演算後、再び有効ビット数をnビットとする。このように乗算でビットシフトとせず乗算器を適用したことにより有効ビット落ちをきめ細かく制御できる。
【0033】
なお、上記した説明では受信信号のI成分について説明したが、Q成分についても同様の方法が適用でき、係数α計算部19において係数αを計算し、これを乗算器22においてRROFフィルタ14−2の出力に乗算すれば同様の効果が得られる。
【0034】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、ハードハンドオフに備えて現在通話している基地局の第1の周波数と異なる第2の周波数の信号をサーチするモードであるコンプレスドモードに適用したことを特徴とする。コンプレスドモードでは図6に示すような現在通話中の基地局受信信号(周波数f1)の受信中に数スロットのGAP(時間間隔)を空け、このGAPを利用して現在通話中の基地局周波数f1とは異なる周波数f2の基地局をサーチする。
【0035】
図6に示すように、コンプレスドモードでのサーチ対象の周波数f2に対しても干渉信号が存在し、コンプレスドモード時のGAPにおける周波数f2のサーチ性能を劣化させてしまう。そこで第2実施形態では、当該GAP中にRROFフィルタの前後の信号を入力し、図1の係数α計算部19で計算した計算値αを保存しておく。そして、次のコンプレスドモード時のGAPでの周波数サーチでは、この保存した計算値αを復帰して使用する。復帰した直後はこの復帰値を初期値としてGAP中の平均処理を続ける。
【0036】
以下に図5を参照して第2実施形態の動作を説明する。図5の[1]の位置は、サーチ周波数がf1からf2に切り替わる境界であり、それまでの計算結果α1をRAMなどのメモリへ保存しておく。図5の[2]の位置ではシンセサイザが周波数f1からf2に切り替わり、AGCがノーマルとなったところで前回のf2サーチで保存した係数α2を復帰する。
【0037】
f2サーチでは、復帰された係数α2を初期値として係数の演算を続け、図5の[3]の位置では、周波数がf2からf1に切り替わるため周波数f2用の係数α2を保存する。図5の[4]の位置では、周波数がf2からf1に切り替るため、[1]の位置で保存した周波数f1用の係数α1を復帰させる。
【0038】
図7は、コンプレスドモード時の一般的な保存/復帰パラメータに本実施形態の係数αを追加した場合の周波数切替に伴うパラメータの保存/復帰の動作を示している。通常コンプレスドモードでは、係数αのほかに、AFCデータ、AGCデータの保存/復帰が行われる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、隣接チャネルに存在する干渉信号の影響を軽減でき、受信性能が良好な無線通信端末及びその制御回路が提供される。
【0040】
また、本発明によれば、コンプレスドモードにおいて、切り替え前のサーチ周波数用の係数と、切り替え後のサーチ周波数用の係数とをそれぞれ保存、復帰して使用するようにしたので、サーチ性能の劣化を軽減できる無線通信端末及びその制御回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯端末の概略構成を示す図である。
【図2】隣接チャネル信号(干渉信号)の影響について説明するための図である。
【図3】従来の携帯端末の概略構成を示す図である。
【図4】(A)は係数αを計算する係数α計算部の構成を示す図であり、(B)は係数αを計算するのに用いられる計算式を示す図である。
【図5】本発明をコンプレスドモードに適用した第2実施形態の概略を説明するための図である。
【図6】コンプレスドモードでの受信基地局信号の説明図である。
【図7】コンプレスドモードでの保存/復帰パラメータの例を示す図である。
【符号の説明】
11 アンテナ
12 RF部
13 ADC
14 ルートコサインロールオフフィルタ(RROF)
15 フィンガ受信器
16 RAKE合成部
17 サーチャ
18 受信AGC制御部
19 係数α計算部
21 乗算器

Claims (10)

  1. 基地局との間で無線による通信を行なう無線通信端末であって、
    受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からのデジタル信号に含まれる干渉信号を除去して自端末宛の信号を抽出するためのルートロールオフフィルタと、
    ルートロールオフフィルタに入力される信号と、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号とに基いて所定の係数を計算する係数計算部と、
    上記ルートロールオフフィルタから出力される信号に、上記係数計算部で計算した係数を乗算して得られるデジタル信号を後段のデジタル信号処理回路に出力する係数乗算部と
    を具備し、
    上記係数計算部は、上記ルートロールオフフィルタに入力される信号の平均電力を、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号の平均電力で除算した値の平方根をとることにより、上記所定の係数を計算することを特徴とする無線通信端末。
  2. 上記係数計算部は、求めるべき係数の値を調整するための調整量設定手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  3. 上記ルートロールオフフィルタは、上記係数計算部に入力される信号のビット数よりも大きいビット数の信号を上記係数乗算部に入力する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  4. 第1の周波数による通話時に所定の時間間隔を生成する時間間隔生成手段と、
    時間間隔生成手段により生成された時間間隔内で上記第1の周波数とは異なる第2の周波数をサーチするサーチ手段と、
    上記第1の周波数から上記第2の周波数への切り替え時に上記係数計算部で求めた係数を保存する保存手段と、
    上記第2の周波数による通話の後に当該第2の周波数から上記第1の周波数に切り替えるときに、上記保存した係数を復帰させる復帰手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  5. 上記第1の周波数から上記第2の周波数に切り替えた後、前回の第2の周波数のサーチで保存した係数を復帰させ、係数を初期値として第2の周波数のサーチのための係数を計算し、上記第1の周波数への切り替えに先立って当該計算した係数を保存する
    ことを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  6. 基地局との間で無線による通信を行なう無線通信端末の制御回路であって、
    受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からのデジタル信号に含まれる干渉信号を除去して自端末宛の信号を抽出するためのルートロールオフフィルタと、
    ルートロールオフフィルタに入力される信号と、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号とに基いて所定の係数を計算する係数計算部と、
    上記ルートロールオフフィルタから出力される信号に、上記係数計算部で計算した係数を乗算して得られるデジタル信号を後段のデジタル信号処理回路に出力する係数乗算部と
    を具備し、
    上記係数計算部は、上記ルートロールオフフィルタに入力される信号の平均電力を、上記ルートロールオフフィルタから出力される信号の平均電力で除算した値の平方根をとることにより、上記所定の係数を計算することを特徴とする無線通信端末の制御回路。
  7. 上記係数計算部は、求めるべき係数の値を調整するための調整量設定手段を有する
    ことを特徴とする請求項記載の制御回路。
  8. 上記ルートロールオフフィルタは、上記係数計算部に入力される信号のビット数よりも大きいビット数の信号を上記係数乗算部に入力する
    ことを特徴とする請求項記載の制御回路。
  9. 第1の周波数による通話時に所定の時間間隔を生成する時間間隔生成手段と、
    時間間隔生成手段により生成された時間間隔内で上記第1の周波数とは異なる第2の周波数をサーチするサーチ手段と、
    上記第1の周波数から上記第2の周波数への切り替え時に上記係数計算部で求めた係数を保存する保存手段と、
    上記第2の周波数による通話の後に当該第2の周波数から上記第1の周波数に切り替えるときに、上記保存した係数を復帰させる復帰手段と
    を有することを特徴とする請求項記載の制御回路。
  10. 上記第1の周波数から上記第2の周波数に切り替えた後、前回の第2の周波数のサーチで保存した係数を復帰させ、係数を初期値として第2の周波数のサーチのための係数を計算し、上記第1の周波数への切り替えに先立って当該計算した係数を保存する
    ことを特徴とする請求項記載の制御回路。
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