JP2002520942A - 改良型cdma受信器およびその作動方法 - Google Patents

改良型cdma受信器およびその作動方法

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JP2002520942A JP2000559651A JP2000559651A JP2002520942A JP 2002520942 A JP2002520942 A JP 2002520942A JP 2000559651 A JP2000559651 A JP 2000559651A JP 2000559651 A JP2000559651 A JP 2000559651A JP 2002520942 A JP2002520942 A JP 2002520942A
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Abstract

(57)【要約】 AMPS干渉波があっても正確にCDMA信号を処理できる、二重モードCDMA無線受信器を提供する。本発明のCDMA受信器は、廉価で製造しやすいデジタルフィルタと、高相関信号を減衰させるノイズ相殺回路網とを組み合わせて使用する。本CDMA受信器はベース帯変換プロセスにデジタルIFサンプリングを採用し、重畳したDC電圧をベース帯データから除去する。そのため、DCオフセット電圧発生器が不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [関連出願との相互参照] 下記の共有に係る下記の出願が同時係属中であり、すべての目的上、ここにそ
の全部を引用する。 「改良型CDMAトランシーバおよび周波数利用計画」(代理人書類番号9
39A−456) 「CDMA受信器用可変クロック速度相関回路およびその作動方法」(予備
出願、代理人書類番号939A−458)」
【0002】 [発明の背景] 本発明は受信器に関し、一実施例ではAMPS干渉波があっても正確にCDM
A信号を処理できる、二重モードCDMA/AMPS無線受信器に関する。
【0003】 遠隔通信の分野では直接シーケンス(Direct Sequence、DS)コード分割多
重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)送信が普及した通信
形態である。その理由は多数のユーザーが干渉することなく同一周波数帯を使っ
て通信できるからである。DS−CDMAシステムではデータは、送信すべきデ
ータに対応するアドレスを初めに発生することにより、意図された受信者へ送信
される。次いでそのアドレスが、固有の疑似ランダムビットシーケンス(PNシ
ーケンス)と結合されて結合波形を形成する。この疑似ランダムシーケンスによ
って、結合波形はきわめて相関のない様相を呈する。次いで結合波形は、PCS
帯域システムでは1931.25MHz−1988.75MHzの範囲の、また
セル電話帯域システムでは869.04MHz−893.97MHzの範囲の、
特定の一搬送周波数で変調される。多数のユーザーが特定の一周波数帯(普通、
1.23MHz幅)内の信号にアクセスするが、誰もその結合波形を解読するこ
とはできない。なぜならばその結合波形はランダムなものとして現れるからであ
る。意図された受信者のみが当該結合波形を復号できる。なぜならば、彼の受信
のみが、当該送信器内で当該データを符号化するのに使用したものと同一のPN
シーケンスを発生することができるからである。
【0004】 送信データは、普通は直交する位相をもつ二つのデータストリーム(Iデータ
およびQデータ)から成り、これらのデータストリームは送信前に単一のデータ
ストリーム上にインターリーブ化される。IデータおよびQデータの方向が直交
していることにより、両者の干渉を生じることなく二つのデータストリームのコ
ンパイルと送信とが可能となる。変調されたデータストリームはその後、受信器
へ「チップ」として送信される。受信器は変調を取り除き、単一のデータストリ
ームから元のIデータおよびQデータを分離する。
【0005】 図1は直交型DS−CDMA信号受信用の典型的な受信器を示す。このCDM
A受信器100は、RF増幅器110、下方変換器120、自動利得増幅器(A
GC)130、ベース帯変換回路140、ベース帯アナログフィルタ152,1
54、Iチャンネルアナログ-デジタル変換器(ADC)162およびQチャン
ネルアナログ−デジタル変換器(ADC)164を含む。アナログ回路網は白色
で、またデジタル回路網は灰色で図示してある。
【0006】 受信時、CDMA信号102はアンテナ(図示せず)のような電磁的収集装置
によって受信され、CDMA受信器100へ供給される。RF増幅器110の典
型例は低ノイズ増幅器(LNA)で、これがCDMA信号102を増幅するため
に使用される。入力信号105を後続の回路網が処理できる低周波のIF信号1
25に変換するため、下方変換器120を使用する。RF信号を最終のIF周波
数へ周波数変換するため、下方変換器120は単一または多重の下方変換段で構
成することができる。
【0007】 IF信号125はAGC回路130に供給される。AGC回路130は当該受
信信号が伝播しうる距離の変化を許容するための可変信号利得を与える。AGC
回路130は利得制御信号132を介して、いろいろの程度の減衰または利得を
与えるように制御することができて、AGC出力信号134を生成する。AGC
回路130は普通、アナログ−デジタル変換器162,164に供給されるI信
号またはQ信号の増幅レベルが最適な入力電力範囲にあるようにするに十分な利
得または減衰を与える。
【0008】 ベース帯変換回路140は普通、アナログ直角下方変換器回路であり、これが
AGC出力信号134からI信号及びQ信号を抽出するのに使用され、Iチャン
ネルベース帯信号142及びQチャンネルベース帯信号144を発生する。普通
、このプロセスはAGC出力信号134をもっと低い周波数のIベース帯信号1
42およびQベース帯信号144に周波数変換するプロセスを含む。
【0009】 Iチャンネルアナログフィルタ152およびQチャンネルアナログフィルタ1
54は、ADC162,164にかける前に、すべての帯域外信号を濾波して除
くのに使用される。帯域外のものを除去するため、受信器100内に追加のフィ
ルタ127が必要であることがある。
【0010】 Iアナログフィルタ152およびQアナログフィルタ154はまた、正確なグ
ループ遅延応答をもつように設計されている。送信に先立って、CDMA信号の
位相は最適な信号送信のため、予備歪みを与えられる。IデータおよびQデータ
が受信器出力として適切に再構築されるためには、通信チャンネル(たとえば送
信器入力側−受信器出力側間の通信チャンネル)における位相応答はほぼ線形に
すべきである。したがって、アナログフィルタ152,154はある特定の位相
応答を与えるように設計しなければならない。この位相応答は、CDMA送信器
(図示せず)に使用されるフィルタと組み合わされるとき、一つの特定値をもつ
【0011】 さらに、IおよびQチャンネルアナログフィルタ152,154は、実質上同
一の振幅と位相応答を与えるように、密接にマッチしていなければならない。こ
のような密接な増幅および位相のマッチングによって、Iチャンネルデータおよ
びQチャンネルデータが等しくフィルタ段の影響を受けることを確実に果たせる
。アナログフィルタ152,154は、普通、スイッチキャパシタ形式で実現さ
れており、ICの形に製造し、または別個のコンポーネントから製造することが
できる。
【0012】 IチャンネルACD162およびQチャンネルACD164は濾波されたIベ
ース帯信号およびQベース帯信号を受信し、受信した信号をそれぞれIチャンネ
ルデータ172およびQチャンネルデータ174に変換する。下方変換およびア
ナログ-デジタル(A−D)変換プロセスの付随効果として濾波されたベース帯
信号142,144上に重畳されたDC電圧レベルを矯正するため、ADC16
2,164に二つのDCオフセット電圧175a,175bが与えられる。次い
で、Iチャンネルデータ172およびQチャンネルデータ174はIチャンネル
およびQチャンネル相関器(図示せず)に供給され、受信器のアドレスコードと
の相関の程度が決定される。
【0013】 従来のCDMA受信器の一つの欠点は、その相関した干渉信号を排除すること
ができない点である。そのような欠点をもつ信号形式の一例が進歩的移動電話シ
ステム(AMPS)であり、これは今日ではセル電話にも広く使用されている。
AMPSシステムは周波数変調(FM)を使ってデータを通信するアナログ式周
波数分割多重アクセス(FDMA)システムである。各ユーザーは或特定の、普
通は30KHzの、搬送帯域を割り当てられ、この搬送波がユーザーの送信を搬
送する。AMPS信号はCDMA信号(1.23MHz)に比べて帯域が狭く(
30KHz)、きわめて相関が高い。
【0014】 残念ながら、AMPSシステムはCDMA受信器の帯域である869.97−
893.97MHzの範囲内でFM信号を送信する。CDMA信号102及びA
MPS信号104の両方がCDMA受信器内のRF増幅器105等の非線形装置
によって受信されると、増幅器出力にはCDMA受信帯域内にある2トーン3次
相互変調信号(two-tone third order intermodulation product)すなわち「A
MPS干渉波」が発生される可能性がある。一旦CDMA受信帯域内でこの干渉
が起きると、AMPS干渉波は偽CDMA信号として伝播する可能性があり、そ
の結果、誤データを出力し、信号歪を起こす。従来のCDMA受信器には高い相
関をもつAMPSその他の信号が伝播する環境で動作することができない不能性
があって、それが従来のCDMA受信器の使用性および作動性を著しく制限して
いる。
【0015】 従来のCDMA受信器のもう一つの欠点は、コストが高いこと、およびIチャ
ンネルアナログフィルタ152およびQチャンネルアナログフィルタ154に関
連した限界性能(marginal performance)があることである。Iチャンネルアナ
ログフィルタ152およびQチャンネルアナログフィルタ154は帯域外信号を
排除し、入力信号への位相補正を追加するために必要である。加えて、Iチャン
ネルアナログフィルタ152およびQチャンネルアナログフィルタ154は相互
に密接にマッチしていなければならない。アナログフィルタ152,154はも
しも別個のコンポーネントから製作されると、各フィルタをチューニングし試験
するために多量の時間と労力とを必要とすることになり、CDMA受信器の大き
なコスト高の要因となる。
【0016】 それに代えて、バイポーラCMOS(Bi-CMOS)を使ってアナログフィルタ1
52,154を集積回路(IC)の形に製作することができる。バイポーラCM
OS IC処理は同一のICダイ上にアナログ回路網およびデジタル回路網を製
作することを可能にする。この集積回路プロセスを使用すればアナログフィルタ
はチューニングをすることなくICの形に製作することができる。しかし、バイ
ポーラCMOS技術はより高価であり、もっと円熟したデジタルCMOS技術あ
るいはアナログバイポーラIC処理技術と比較すると歩留まりが悪い。
【0017】 在来のCDMA受信器アーキテクチャのもう一つの欠点は、分離したIチャン
ネルADC152およびQチャンネルADC154を用いることである。分離し
たIチャンネルADC152およびQチャンネルADC154では振幅およびま
たは位相応答特性がわずかに異なることがある。分離したADCを与えると、I
チャンネルデータ172およびQチャンネルデータ174の振幅およびまたは位
相が或程度の不均衡を呈する可能性が高まる。
【0018】 在来のCDMA受信器のさらなる欠点は、下方変換およびA−D変換した付随
的効果としてDC電圧が生じ、これがIF信号およびベース帯信号に重畳される
ので、これを補正するためのDCオフセット電圧源175a,175bが必要と
なることである。もしもこれを補正しないままに放置すると、付加されたDC電
圧が誤ったIチャンネルデータ値およびQチャンネルデータ値を生じ、受信器ビ
ットエラーレート(BER)が劣化する。
【0019】 在来のCDMA受信器の上記欠点を改善する新規なCDMA受信器アーキテク
チャが必要とされている。特に、AMPS干渉信号及び他の相関信号を受信信号
から弁別し除去することができる新規なCDMA受信器が必要である。また、必
要とされる帯域外の信号を排除できる、廉価で製作可能性が高いフィルタを使用
したCDMA受信器アーキテクチャが必要とされている。IF信号をデジタルデ
ータストリームに変換するための単一のADCからなるCDMA受信器アーキテ
クチャが必要である。単一のADCを使用すると、IチャンネルデータおよびQ
チャンネルデータ間の振幅およびまたは位相の不均衡を来す可能性が低減する。
最後の注目点として、重畳されたDC電圧を補正するためのDCオフセット電圧
源を必要としない新規なCDMA受信器アーキテクチャが必要とされている。
【0020】 [発明の概要] 本発明は、CDMA受信時にAMPS干渉波その他の任意の強い相関をもつ信
号を受信器から除去するためのデジタルノイズ相殺回路網を使用する、新規なC
DMA受信器を与える。この新規なCDMA受信器はまた、Iチャンネルデータ
およびQチャンネルデータの適切な再構築に必要とされる、隣接チャンネルの必
須の排除を行うため、また必要な位相応答を与えるため、あまり高価でなく製作
性の高いデジタルICフィルタを使用する。さらに、この新規なCDMA受信器
は、IF信号を、直交位相をもつIデータおよびQデータを含むデジタルデータ
ストリームに変換するため、単一のADCを使用する。さらに新規なこのCDM
A受信器は、ベース帯変換処理において重畳された任意のDC電圧をベース帯デ
ータから除去するため、IFサンプリングを用いる。
【0021】 本発明の一実施例では、CDMA受信器は、RF増幅器と、下方変換器と、ア
ナログ-デジタル変換器(ADC)と、ベース帯変換回路と、Iチャンネルデジ
タルノイズ相殺回路と、Qチャンネルデジタルノイズ相殺回路とを含む。RF増
幅器はCDMA信号を受信して増幅し、下方変換器はCDMA信号を、AMPS
干渉成分を有するIF信号に下方変換する。ADCは(CDMA信号+AMPS
干渉信号)を受信し、これをデジタルデータに変換する。ベース帯変換回路は、
出力データワードを交互に否定処理し、かつその後、データ語の対を加算して一
体にすることにより、IFサンプリング技術を使ってデジタルデータから重畳さ
れた任意のDC電圧を除去する。AMPS干渉成分は、AMPS信号等の強く相
関した信号を検出して除去するノイズ相殺回路網により、低減される。
【0022】 ここに開示する本発明の性質及び利点は、本明細書の残りの部分及び添付の図
面を参照することにより、いっそうよく理解できよう。
【0023】 [好適実施例の説明] 図2は本発明に基づくCDMA受信器の一実施例を示す。この新規CDMA受
信器200はRF増幅器210、下方変換器220、AGC回路230、ADC
240、利得制御回路250、デジタルベース帯変換回路260、Iチャンネル
デジタルフィルタ268、Qチャンネルデジタルフィルタ269、Iチャンネル
デジタルノイズ相殺回路272、Qチャンネルデジタルノイズ相殺回路274、
及びレイク(rake)受信器280を含む。
【0024】 作動時、受信器200はCDMA信号202およびAMPS信号204を受信
する。RF増幅器210はAMPS信号202およびCDMA信号204を受信
し、受信した信号を増幅する。本出願と同時係属中の「改良型CDMAトランシ
ーバおよび周波数利用計画」と題する特許出願に記載されているように、好適な
実施例ではRF増幅器210は、PCS帯域(1931.25MHz−1988
.75MHz)またはセル帯域(869.04MHz−893.97MHz)の
いずれかで動作するように設計されたFET−ベースのLNAである。上記同時
係属出願を参考としてここに引用する。
【0025】 RF増幅器210がもっている固有の非線形性のため、このRF増幅器は帯域
内AMPS干渉波を発生し、それが増幅されたCDMA信号に加わってRF増幅
器出力端215に(CDMA+AMPS干渉波)が発生する。RF増幅器210
は発生したこのAMPS干渉波の振幅を最小限にとどめるように高い線形性をも
つように選択される。
【0026】 (CDMA+AMPS干渉波信号)215は下方変換器220に供給される。
これに応答して、下方変換器220は、AMPS干渉波の一部を保持するIF信
号225を生成する。好ましい実施例では、前記同時係属出願「改良型CDMA
トランシーバおよび周波数利用計画」に記載されているように、下方変換器22
0は2段のスーパーへテロダイン下方変換器である。
【0027】 AGC回路230はCDMA成分およびAMPS干渉波成分の両方を含むIF
信号225を受信し、AGC出力信号235を生成するための信号利得を提供す
る。好適な実施例では、AGC回路230の利得は−45dBから+45dBま
での範囲にある。この利得は、以下にさらに詳細に説明する利得制御回路250
から受信する制御信号259により制御される。
【0028】 AGC出力信号235は単一のADC240に供給される。ADC240はA
GC出力信号235をデジタルデータに変換し、そのデジタルデータは好適な実
施例では10ビットデータワードのストリームで、各データワードは+511か
ら−512までの範囲の値をもっている。好適な実施例では、ADC240は各
相関周期毎に偶数個の10ビットデータワードを出力する。
【0029】 ADC240はクリップされていないデータワードを生じる入力振幅範囲をも
つように設計される。すなわち、発生されたデータワードはその大きさが+51
1ないし−512を越えないように設計されている。入力振幅の計算にはAMP
S干渉波信号の統計的にもっとも確からしい振幅を考慮に入れる。好適な実施例
では、ADC240は、時間の99.7%で、クリップされないデータを発生す
る範囲内(「3σ統計」と呼ぶ)の入力振幅をもつように設計されている。した
がって、AGC増幅器230の利得は、ADC240に供給される全信号(CD
MA+AMPS干渉波)の振幅が所望の「3σ」振幅範囲内にあるように、制御
される。
【0030】 利得の大きさとAGC回路230からの信号振幅出力とを制御するため、AD
C240はそれが関知した入力レベルを利得制御回路250へ通信する。その応
答として、利得制御回路250は利得制御信号259を発生し、AGC回路23
0へ送って利得を上げまたは下げる。
【0031】 図3は利得制御回路250の一実施例を示す。利得制御回路250は信号遅延
回路251、絶対値演算器252a,252b、加算器253、クリップ閾発生
装置254、比較器255、クリップカウンタ256、パルス密度変調器257
、およびループフィルタ258を含む。
【0032】 作動中、10ビットデータワード241がADC240の出力に発生され、利
得制御回路250の二つの枝路に供給される。第一絶対値演算器252aが現デ
ータワードの大きさを決定する。第二絶対値演算器252bが信号遅延装置25
1を使って前回のデータワードの大きさを測定する。過大な絶対値はADC24
0がクリッピングに近いこと、および入力信号強度が高すぎることを示唆してい
る。過小な絶対値は信号対量子化ノイズの比が低すぎること、およびさらなる入
力信号強度が必要であることを示唆している。現在と前回のデータワードが加算
器253によって平均され、比較器255の非反転端子に与えられる。
【0033】 比較器255の反転端子にはクリップ閾値254が供給される。クリップ閾値
254は、所定期間中にデータワード数が超える所定数に設定される。好適な実
施例では、このクリップ閾値254は、10,000ワード分の周期をかけてク
リップした信号が30乃至50個生じるようなデータワードの大きさ(約509
)に対応する。したがって、利得制御回路250はAGC回路230の利得を安
定化させることを試み、その結果ADC回路240が10,000データワード
のうち、30乃至50データワードをクリップする。図3に示す実施例では、こ
のクリップ閾値254は各10ビットデータワードの値の約2倍である。という
のは、二つの10ビットデータワードが加算され、比較に使用されるからである
【0034】 加算されたデータワードの大きさがクリップ閾値254の大きさを超えると、
比較器255がクリップカウンタ256を増数する。所定周期後、クリップカウ
ンタ256はその累積したカウント数をパルス密度変調器パルス密度変調器25
7に供給する。その応答として、パルス密度変調器257は所定パルス周期内に
或数のパルスを発生する。そのパルス数はクリップカウンタ256から受信する
カウンタ数に対応する。クリップカウントが小さいならただ数個のパルスが発生
されるに過ぎないので、生じるパルス密度は低い。クリップ数が大きいなら大き
な数のパルスが発生され、生じるパルス密度は高い。
【0035】 生じたパルス密度はローパスフィルタ(LPF)258に与えられる。ローパ
スフィルタ258は単純なDACとして作動し、平均値の大きさのDC電圧を発
生する。平均されたDC電圧は利得制御信号259として機能し、AGC回路2
30に供給される。この電圧はAGC回路を制御して信号利得を、したがってA
GC出力信号235の出力信号強度を、増大させまたは減少させるのに使われる
【0036】 他の利得制御回路も実現可能である。例えば、別の実施態様として、利得制御
回路250は、AGC信号235をADCに注入する前にサンプル採取すること
ができる。上述した利得制御回路251乃至259はアナログベースもしくはデ
ジタルベースの回路網として実現することができ、ICの形あるいは離散した形
のいずれにも製作することができる。好適な実施例では、信号遅延回路251、
絶対値演算器252a,252b、加算器253,254、比較器255、クリ
ップカウンタ256、およびパルス密度変調器257はIC CMOSデジタル
回路であり、ループフィルタ258は外付けRCローパスフィルタである。
【0037】 ADC出力242はベース帯変換回路260に供給され、このベース帯変換回
路260がそれに応答してIチャンネルデータ260IおよびQチャンネルデー
タ260Qを発生する。ベース帯変換回路260はレイク受信器280と一緒に
下方変換およびAD変換オペレーションの際に信号に加算されたかもしれないす
べてのDC電圧を除去する。
【0038】 図4は直角位相下方変換器(QDC)回路としてのベース帯変換回路260
の実施例を示す。このベース帯変換回路260はADCデータ242をIチャン
ネルベース帯データ260IおよびQチャンネルベース帯データ260Qに変換
するデジタル下方変換器として動作する。さらに、このベース帯変換回路260
は第一IFサンプリングオペレーションを行い、重畳されているDC電圧レベル
をADCデータ242から除去する。この処理は交互にIチャンネルデータワー
ドおよびQチャンネルデータワードを否定処理することにより行われる。レイク
受信器280は交互に否定されたデータワードに第二のオペレーションを行い、
以下に説明するように、データワードの大きさからDC電圧を除去する。
【0039】 作動時、ベース帯変換回路260は与えられたサンプリング周波数の正確に1
/4の負数だけ、スペクトル上、ADCデータ242をシフトさせ、同位相の(
Iチャンネル)データ260Iと直交位相の(Qチャンネル)データ260Qに
分割する。好適な実施例ではQDC260は信号遅延装置261、否定回路26
2,263、及びIチャンネルマルチプレクサ264、Qチャンネルマルチプレ
クサ265からなる。さらにサンプリングソース266はADCデータレート(
1.2288MHzの8倍)で、すなわち9.8304MHz)で作動すること
が好ましい。9.8304MHzサンプリング信号を、ADCデータレートの4
倍すなわち4.9152MHzに変換するために1/2周波数分割器267が使
用される。
【0040】 QDC260はADC出力242を受信し、方程式(1) (1)Iデータ=(ADC出力)*cos(1/4 * 2π* fs * tw + 6) で記述されるIチャンネルデータ260iを発生し、方程式(2) (2)Qデータ=(ADC出力)* -sin(1/4 * 2πfs * tw + 6) で記述されるQチャンネルデータを発生する。ただし、 fs=サンプリング周波数 tw=ワード周期 θ=ワード位相 である。
【0041】 Iチャンネル余弦波マルチプライヤの実現可能な一形態はシーケンス1,0,
−1,0, ....である。同様に、Qチャンネル正弦波マルチプライヤはシ
ーケンス0,−1,0,1, ...を発生する。したがって、QDC260は
ADC出力データ242のデータワードにゼロと±1を逐次乗じる演算を行う。
例を挙げると、仮にa,b,c,dが一サンプル周期期間中のADC242から
出力された逐次データワードであるとすると、Iチャンネル出力データ260I
はa,0,−c,0となる。Qチャンネル出力データ260Qは0,−b,0,
dとなる。さらに、ADC240はすべての情報を再生するのに必要とされるナ
イキストレートの2倍よりも大きなレートでサンプル採取されるので、情報を失
うことなく出力データ(ゼロ値データ)の半分を抹消することができる。Iチャ
ンネルデータ260Iはa,−c,となり、Qチャンネルデータ260Qは−b
,dとなる。総合すればすべての情報(a,b,c,およびd)が保持されるが
、各IチャンネルおよびQチャンネル内のデータワードは交互に否定処理される
。IチャンネルおよびQチャンネルデータワードの交互の符号は、以下に述べる
ようにデータワードの大きさの中に根強く残っているかもしれないすべてのDC
電圧レベルを除去するため、レイク受信器280がこれを使用する。
【0042】 Iチャンネルデータワード260IおよびQチャンネルデータワード260Q
はその後、それぞれIチャンネルデジタルフィルタ268とQチャンネルデジタ
ルフィルタ269に供給される。デジタルフィルタ268,269は当該データ
ワードから、隣接して生じる帯域外干渉波を除去するように設計されており、C
MOS IC処理を使って製造することが好ましい。CMOS IC処理は、在来
のCDMA受信器のアナログベース帯フィルタ152,154と比べてもっと信
頼性がありもっと安価な製造プロセスを可能にする。加えて、各フィルタの排除
機能および位相応答は従来技術で知られているように、IC設計技術を使って厳
格に制御することができる。デジタルフィルタ268,269は、933MHz
で60dBの排除を示す6次のデジタル楕円ローパスフィルタであることが好ま
しい。
【0043】 濾波されたIチャンネルデータワード260IおよびQチャンネルデータワー
ド260Qはそれぞれ、Iチャンネルノイズ相殺回路272およびQチャンネル
ノイズ相殺回路274に供給される。ノイズ相殺回路272,274は、信号処
理に先だって、Iチャンネルデータワード260I及びQチャンネルデータワー
ド260QからAMPS干渉波を除去するのに使用される。ノイズ相殺回路27
2,274は各々、当該データワードから高い相関をもつ信号成分を除去するよ
うに作動する。CDMAデータ成分は疑似的にランダムであり、相関性がなく、
それ故、ノイズ相殺回路によって減衰されない。これとは対照的に、AMPS干
渉波データ成分はその性質上、高い相関をもっている。ノイズ相殺回路は高い相
関をもっているAMPS干渉波成分を同定し、除去し、出力データワードのCD
MA成分のみを後に残す。
【0044】 図5はIチャンネルノイズ相殺回路272およびQチャンネルノイズ相殺回路
274の一実施例を示す。各ノイズ相殺回路は、「4で抹消する」回路272a
、線形適応予測器272b、加算器272c,272f、重み更新回路272d
、「4で補間する」回路272e、および遅延回路272gを含む。
【0045】 作動時、AMPS干渉波とCDMA成分とを有するIチャンネルチャンネルデ
ータワード260IおよびQチャンネルデータワード260Qが図2に示すIチ
ャンネル及びQチャンネル信号路を介して受信される。「4で抹消する」回路2
72aが各周期毎に、4個のデータワーのうちの3個を除去し、各周期あたり1
個のデータワードを出力する。データワード数を減少させることは予測不能に見
えるCDMA成分を生じる。しかし、AMPS干渉波の場合、一周期あたり一デ
ータワード程度のデータワード数ならデータワードは予測不能にならない。好適
な本実施例ではIチャンネルデータワード260IおよびQチャンネルデータワ
ード260Qがベース帯変換回路260から4.9152MHzのレートで供給
され、「4で抹消する」回路272aは係数4で実効サンプリングレートを1.
2288MHzに低減する。この実効サンプリングレートはAMPSデータレー
ト(30KHz)と比較して依然としてかなり大きく、その結果、一サンプリン
グ期間に40回以上サンプル採取され、AMPS干渉波成分が発生する。AMP
S干渉波成分は非常に過剰にサンプル採取されるので、その信号としての振る舞
いは正確に予測できる。
【0046】 抹消を受けた(CDMA+AMPS)データワードは線形適合予測器272b
に入力される。このCDMA成分はその予測を可能にするには不十分にサンプル
採取されており、したがって予測器272bはCDMA成分に作用しない。AM
PS干渉波は予測可能性が高く、予測器272bはAMPS成分に作用し、次に
発生するAMPS成分を予測する。予測されたAMPS成分は否定処理されて加
算器272cに供給され、それを、次に発生する抹消済み(AMPS+CDMA
)ワードから減算する。その差は重み更新回路272dに入力される。CDMA
成分が予測可能でないと仮定すると、加算器272cによって発生された差は予
測器272bがAMPS成分を予測するときにしたエラーに他ならない。重み更
新回路272dは予測されたAMPS成分と実際のAMPS成分との間の差を読
みとり、次のサンプル採取期間にこれら二つの間のエラーが最小になるように予
測器272bをチューニングする。予測器272bはこうして常に、一番最近に
行われた比較によって更新され、次に起きるワードサンプルを正確に予測する。
【0047】 予測されたAMPS成分はまた「4で補間する」回路272eへ送られる。「
4で補間する」回路272eはAMPS成分を線形補間し、再構築した元の4サ
ンプル/周期をもつAMPS干渉波成分とする。この線形補間された元の長さを
もつAMPS干渉波は否定処理されて、加算器272fを使って(AMPS+C
DMA)ワードの遅延バージョンに加算され、二つのワード間の差を生ずる。こ
の(AMPS+CDMA)ワードをLサンプル周期だけ遅延させるのに信号遅延
装置272gが使用される。これによって予測器272bが正確にAMPS干渉
波成分を予測し再構築することが可能となる。加算器272fは(CDMA+A
MPS)ワードのCDMA成分のみを受信器出力へ出力する。このプロセスは、
全ワードストリームが処理されるまで、各10ビットワード毎に連続して反復さ
れる。この処理はIチャンネル及びQチャンネルに対して並列に行われ、AMP
Sの減衰されたIチャンネルデータワード270I及びQチャンネルデータワー
ド270Qを発生する。
【0048】 AMPS分が減少されたこのIチャンネルデータ270IおよびQチャンネル
データ270Qはレイク受信器280に供給される。上に述べたように、このレ
イク受信器レイク受信器280はQDC240と共にオペレーションを行い、当
該データワードの振幅中に根強く残っているかもしれないすべてのDC電圧レベ
ルを除去する。図6はレイク受信器280の一実施例を示す。この受信器280
はIおよびQチャンネルのPNコード発生器282I,282Q、相関器284
I,284Q、累積器286I,286Q、およびレジスタ288I,288Q
を含む。
【0049】 これらIチャンネル相関器284IおよびQチャンネル相関器284Qは、I
チャンネルデータ270IとQチャンネルデータ270Q、およびPNコード発
生器282I,282QからのIチャンネルPNコードとQチャンネルPNコー
ドを受信する。普通、PNコード発生器282I,282Qは1と0からなるラ
ンダムなシーケンスを発生する。このシーケンスは、当該受信器に与えるように
意図されたIチャンネルデータ270IおよびQチャンネルデータ270Qと高
い相関を有する。本発明は1および−1のシーケンスからなるPNコードを使用
して、到来する正値および負値をもつIチャンネルおよびQチャンネルデータの
相関を決定する。
【0050】 その結果得られるIチャンネルおよびQチャンネルの相関は累積器286I,
286Qに供給される。累積器286I,286Qで、IチャンネルおよびQチ
ャンネルの相関値が所定の閾値と比較される。IチャンネルおよびQチャンネル
相関値が高い相関を表す閾値よりも高いときは、両者がマッチしていることを示
しており、IチャンネルおよびQチャンネルデータは、さらなる処理をするため
、レジスタ288Iおよび288Qに格納される。IチャンネルおよびQチャン
ネルの相関が閾値より小さいなら、相関が低いことを示している。この場合、当
該IチャンネルおよびQチャンネルデータは破棄され、次のサンプリング期間に
、高い相関が存在するか否かを決定するため、次のデータワードのシーケンスが
処理される。
【0051】 Iチャンネルのデータワード270IおよびQチャンネルのデータワード27
0Qの振幅および符号によって、当該データワード内に符号化されている定数D
Cオフセット値の抽出が可能にする。上述したように、AMPS干渉波成分は信
号処理のこの時点で効率的に低減されまたは除去され、重畳されたDC電圧のみ
が残留エラーとして残る。相関器284I,284Qは一サンプル期間に偶数個
のデータワードを処理する。上に示したように、QDC260はデータワードを
発生するが、その半分は負であり、残りの半分は正である。Iチャンネルデータ
ワード270IおよびQチャンネルデータワード270QがローカルIチャンネ
ルPNコード282I及びQチャンネルPNコード282Qと高度に相関してい
るなら、累積器286I、286Qは上記正負のデータワードを保持する。同数
のデータワードに同じ振幅の正値および負値(±1)が割り当てられているので
、データワードを加算することによって、両者の間に通常生じる任意のオフセッ
トを除去することができる。このようにして、上記累積期間中に各Iチャンネル
データ270IおよびQチャンネルデータ270QからすべてのDCオフセット
信号が除去される。さらに信号処理する必要があれば、レイク受信器280は補
正したデータ280I,280Qを出力する。
【0052】 上述したCDMA受信器は、例えばAMPS信号が干渉波としてのみ現れる
PCS帯域システムにおける専用の受信器として、あるいは受信器がCDMAデ
ータを受信したときはAMPS干渉波を除去するのみならずAMPS信号および
CDMA信号の両方を処理することができる二重モードCDMA/AMPS受信
器として、使用することができる。後者の場合には、CDMA受信器は、AMP
S信号処理が要望されるときはデジタルフィルタ268,269の出力に結合さ
れた相関回路網(図示せず)を含む。これらのフィルタは制御により、ノイズ相
殺回路網272,274を迂回しうるものである。この相関回路網は例えば、キ
ャリヤロックループおよびまたは遅延ロックループを含むことができる。これら
のループの好適な実施例は前記同時係属中の予備出願「CDMA受信器用可変ク
ロックレート相関回路及びその作動方法」に記載されている。もちろん当業者は
、AMPS信号を検出し処理するための他のAMPS受信器回路網を、図2に示
すCDMA受信器に種々のロケーションで結合することができることが理解でき
よう。
【0053】 上記の説明は本発明の好適な実施例の完全な記述であるが、種々の設計変更お
よび均等例を実施できる。上記の実施例に適当な設計変更を行うことにより本発
明が等しく適用可能であることは明白であろう。それ故、上記の説明は前記特許
請求の範囲によって確定される本発明の範囲を限定するものとして解してはなら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知技術による在来のCDMA受信器のブロック図を示す。
【図2】 本発明に基づく新規CDMA受信器アーキテクチャのブロック図
を示す。
【図3】 本発明に基づく利得制御回路の実施例を示す。
【図4】 本発明のベース帯回路の実施例を示す。
【図5】 本発明に基づくノイズ相殺回路の実施例を示す。
【図6】 本発明に基づくレイク受信器の実施例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 EE35 5K059 CC03 DD31

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来するアナログ信号を受信するように結合されたADC
    入力とADC出力とをもつアナログ-デジタル変換器と、 前記ADC出力に結合された入力とデジタルベース帯出力とをもつデジタルベ
    ース帯変換回路と、 前記デジタルベース帯出力に結合された入力とデジタルフィルタ出力とをもつ
    デジタルフィルタ回路網と、 前記デジタルフィルタ出力に結合された入力とデータ出力とをもつレイク受信
    器回路と を含むことを特徴とするCDMA受信器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCDMA受信器であってさらに、 前記到来信号を受信するように結合された信号入力、前記アナログ-デジタル
    変換器に結合された出力、およびAGC制御入力を有する自動利得制御増幅器と
    、 制御信号を受信すべく前記アナログ-デジタル変換器に結合された入力と前記
    AGC制御入力に結合された出力とを有する利得制御回路と を含んでおり、 前記アナログ-デジタル変換器が入力飽和レベルを含み、前記自動利得制御増
    幅器の出力電力と前記アナログ-デジタル変換器の前記入力飽和レベルとの間の
    マージンを前記制御信号が指示するようにされている ことを特徴とするCDMA受信器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のCDMA受信器であってさらに、 高い相関をもつ信号(高相関信号)を排除するためのデジタルノイズ相殺回路
    網を含み、 前記デジタルノイズ相殺回路網が、前記デジタルフィルタ出力に結合された入
    力と、前記レイク受信器入力に結合されたノイズ相殺出力とを有する ことを特徴とするCDMA受信器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のCDMA受信器において、前記自動利得制
    御増幅器の前記出力電力が、前記高相関信号の少なくとも一部を含むことを特徴
    とするCDMA受信器。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のCDMA受信器であってさらに、 前記デジタルフィルタ回路網に結合された、前記高相関信号を処理するための
    相関回路網 を含むことを特徴とするCDMA受信器。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のCDMA受信器において、 前記デジタルベース帯出力がIチャンネルデータストリームとQチャンネルデ
    ータストリームとを含み、 前記デジタルフィルタ回路が、前記Iチャンネルデータストリームを濾波する
    ためのIチャンネルデジタルフィルタと、前記Qチャンネルデータストリームを
    濾波するためのQチャンネルデジタルフィルタとを含み、 前記ノイズ相殺回路網が、Iチャンネルノイズ回路と、Qチャンネルノイズ回
    路とを含み、 前記レイク受信器が、処理済みIチャンネルデータストリームと処理済みQチ
    ャンネルデータストリームとを生成する ことを特徴とするCDMA受信器。
  7. 【請求項7】 CDMA信号を受信し、かつ高い相関をもつ信号(高相関信
    号)を排除するCDMA受信器であって、 該CDMA受信器が、入力と出力とを有するアナログ-デジタル変換器と、デ
    ジタルノイズ相殺回路とを含み、 前記アナログ-デジタル変換器は、 前記CDMA信号と前記高相関信号とを受信し、その応答としてCDMA信
    号成分と高相関信号成分とを含むデジタルデータを発生し、 前記高相関信号を内在させる最適入力振幅範囲を有し、 前記CDMA受信器がさらに、前記アナログ-デジタル変換器の出力に結合さ
    れた入力と、出力とを有するように構成され、 前記デジタルノイズ相殺回路は、 前記デジタルデータを受信し、その中に含まれる前に生じた高相関信号成分
    をサンプル採取し、 該サンプルに基づいて、予測される高相関信号成分を生成し、 前記予測される高相関信号成分を前記デジタルデータから減算してCDMA
    信号成分のみを出力するように構成されている ことを特徴とするCDMA受信器。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のCDMA受信器であってさらに、 該CDMA受信器がデジタルベース帯変換回路網とレイク受信器とを含み、 前記デジタルベース帯変換回路網は、 前記アナログ-デジタル変換器に結合された入力と前記デジタルノイズ相殺
    回路網に結合された出力とを有し、 交互に否定処理されるデータを出力し、 前記交互に否定処理されるデータが各々にDCオフセット電圧成分を含むよ
    うに構成されており、 前記レイク受信器は、 前記デジタルベース帯変換回路網に結合された入力端と出力端とを有し、 前記交互に否定処理されるデータの少なくとも一対を受信して加算し、 該加算が、前記各少なくとも一対の交互に否定処理されたデータに含まれる
    前記DCオフセット電圧成分を算術的に相殺するように作用するように構成され
    ている ことを特徴とするCDMA受信器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のCDMA受信器であってさらに、 前記ベース帯変換回路網に結合された入力と、前記デジタルノイズ相殺回路網
    に結合された出力とを有するデジタルフィルタ回路網を含み、 前記デジタルフィルタ回路網が、前記CDMA受信器中に受信された、隣接す
    る帯域外信号を減衰させる ことを特徴とするCDMA受信器。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のCDMA受信器において、 前記アナログ-デジタル変換器がさらに、前記受信したCDMA信号及び高い
    高相関信号の入力振幅を示すADC制御信号を発生するための制御信号出力を含
    み、 前記CDMA受信器がさらに自動利得制御回路と、利得制御回路とを含み、 前記自動利得制御回路は、 前記CDMA信号及び高相関信号を受信するための信号入力と、 AGC制御信号を受信するための制御入力と、 前記アナログ-デジタル変換器の入力に接続され、AGC出力信号を与える
    ための信号出力とを含み、 前記CDMA信号および高相関信号に適用された利得/減衰を変化させ、 前記利得/減衰のレベルが前記利得制御信号によって決定されるように構成
    されており、 前記利得制御回路は、 前記ADC制御信号を受信し前記AGC制御信号を発生するため、前記アナ
    ログ-デジタル変換器に結合されており、 前記高相関信号を含む前記AGC出力信号の振幅が前記アナログ-デジタル
    変換器の前記最適な入力電力範囲内にあるように、前記受信したADC制御信号
    に応答して前記AGC制御信号を発生するように構成されている ことを特徴とするCDMA受信器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のCDMA受信器において、 前記デジタルノイズ相殺回路網が、入力と出力とを有する線形適合予測器と、
    第一加算器と、重み更新回路と、信号遅延回路と、第二加算器とを含み、 前記線形適合予測器は、前記CDMA成分と前記高相関信号成分とを含む前記
    デジタルデータを受信し、該受信した信号に基づいて、予測される高相関信号成
    分を発生し、該予測される高相関信号成分がそれ以後のデジタルデータに実質的
    に等価であるように構成されており、 前記第一加算器は、前記予測される高相関信号成分を否定処理したものを受信
    する第一入力と、高相関信号成分を含む次に起きる実際のデジタルデータワード
    を受信するための第二入力と、出力とを有し、前記実際の、次に起きる高相関信
    号成分と、前記予測される高相関信号成分との間の差を予測するように構成され
    ており、 前記重み更新回路は、前記第一加算器に結合された入力端と、前記線形適合予
    測器に結合された出力端とを有し、前記差信号を受信し、前記差信号に基づいて
    その後の予測を改善するためのチューニング信号を前記適合線形予測器へ送信す
    るように構成されており、 前記信号遅延回路は、デジタルデータを受信する入力と、L個のサンプル周期
    分だけ遅延させて前記デジタルデータを与える出力とを有し、 前記Lサンプル分の周期が、前記予測される高相関信号成分を前記実際の、次
    に起きる高相関信号成分に接近させるに十分であり、 前記L周期分遅延した前記デジタルデータを受信するため、前記L単位の信号
    遅延回路に結合された第一入力端と、前記予測される高相関信号成分を受信する
    ため、前記適合線形予測器の前記出力に結合された第二入力端と、 出力端とを有し、前記CDMA信号成分のみを実質的に生成するように構成され
    ている ことを特徴とするCDMA受信器。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のCDMA受信器において、前記ノイズ
    相殺回路網がさらに、「Nで抹消する」回路と、「Nで補間する」回路とを含み
    、 前記「Nで抹消する」回路は、 各々に前記CDMA干渉波成分及びAMPS干渉波成分を含む前記データワ
    ードの少なくとも一つを受信するための入力と、前記線形適合予測器に結合され
    た第一出力と、前記L単位信号遅延回路に結合された第二出力とを有し、 各サンプル周期毎に前記データワードのうちのNサンプルを除去して前記少
    なくとも一つのデータワードの前記CDMA成分をいっそう予測不能にするが、
    前記抹消によっては前記AMPS干渉波成分が予測不能にならないように構成さ
    れており、 前記「Nで補間する」回路は、 前記予測器出力に結合された入力端と、前記第二加算器の前記第二入力に結
    合された出力とを有し、 前記第二加算器は前記Nで抹消されたワードを線形補間し、置換することに
    より、前記抹消されたデータワードを再構築するようにされている ことを特徴とするCDMA受信器。
  13. 【請求項13】 CDMA信号を処理し、かつアナログ-デジタル変換処理
    後に、前記CDMA信号に対応するデジタルデータに重畳されたDC電圧を除去
    するCDMA受信器であって、 前記CDMA信号を受信する入力と、そのCDMA信号に対応するIF信号を
    生成する出力とを有する下方変換器と、 前記下方変換器に結合されて前記IF信号をそれに対応するデータワードへ変
    換する、アナログ-デジタル変換器と、 前記アナログ-デジタル変換器に結合されて前記データワードに正負の符号を
    交互に割り当てるデジタルベース帯変換回路と、 前記デジタルベース帯変換回路に結合されおり、正符号を付されたデータワー
    ドの振幅と負符号を付されたデータワードの振幅とを加算し、その加算の結果に
    前記データワードから除去された前記重畳DC電圧が含まれるように構成された
    レイク回路と を含むことを特徴とするCDMA受信器。
  14. 【請求項14】 CDMA信号を処理する方法であって、 CDMA信号を受信するステップと、 前記受信したCDMA信号をデジタル化してCDMA信号データを生成するス
    テップと、 前記CDMA信号データをデジタル的に周波数変換してCDMAベース帯デー
    タを生成するステップと を含むことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法であってさらに、前記CDMAベ
    ース帯データをデジタル的に濾波するステップを含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の方法において、 前記受信するステップが、CDMA信号と高い相関をもつ信号(高相関信号)
    を受信するステップを含み、 前記デジタル化するステップが、前記受信したCDMA信号と前記高相関信号
    とをデジタル化して、(CDMA+高相関信号)データを発生するステップと、 前記デジタル化周波数変換をするステップが、前記(CDMA信号+高相関信
    号)をデジタル的に周波数変換し、(CDMA+高相関信号)ベース帯データを
    発生するステップとを含み、 前記方法がさらに、 前記高相関信号ベース帯データを同定するステップと、 前記(CDMA+高相関信号)ベース帯データから前記高相関信号ベース帯デ
    ータを除去するステップと を含むことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、前記同定ステップが、 (CDMA+高相関信号)ベース帯データを抹消するステップと、 前記抹消した(CDMA+高相関信号)ベース帯データを予測し、予測される
    高相関ベース帯データを生成するステップと を含み、 前記除去するステップが、前記(CDMA+高相関信号)ベース帯データから
    前記予測される高相関ベース帯データを減算するステップを含む ことを特徴とする装置。
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