JP4762738B2 - 工作機械群の通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の工作機械からなる工作機械群とサーバーとの間で通信を行うための通信システムに関する。
複数の工作機械からなる工作機械群の一例として、成型工場に設置された多数の成型品取出機(以下では簡単のために「取出機」と呼ぶ。)が該当する。各取出機は、成型品の取り出し動作を連携し、かつ自動的に実行するように制御され、稼動状態に関する監視データを表示器に表示して確認できるように構成されている。監視データは、例えばチャックの移動制御状態、成型品の取り出し状態、チャックを移動制御する際に必要とするチャック部の位置データ、成型機と制御データの通信状態や取り出し不良や故障に関する各種エラー情報、取り出された成型品の個数に関する情報などが該当する。
従来では、各取出機の稼動状態をリアルタイムに確認できて作業性を向上するために、各取出機に備えた通信制御部を介してデータバスに接続し、当該データバスに接続されたサーバーに監視データを伝達する技術が開示されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2002−278709号公報
ところが、従来のような専用のデータバスでは、距離が延びるにつれて抵抗値が大きくなるため、成型工場から近距離にサーバーを備えなければならない。成型工場から遠距離にサーバーを備えようとすると、専用のデータバスに代えて汎用性のある通信網(例えばLANやインターネット等)に各取出機やサーバーを接続する必要がある。この場合には、当該通信網に通信基板を直接接続するか、あるいは各取出機を動作を操作するための端末装置に通信基板を備えなければならない。
しかし、通信網に直接接続する通信基板と、端末装置に備える通信基板とは、プロトコルの相違などによって専用の通信基板を用いざるを得ない。このように専用の通信基板を用いたのでは、システム全体としてみれば大幅なコスト高になってしまう。
その一方で、上記二つの専用の通信基板を一体にしただけでは、通信網に接続するか端末装置に備えるかで通信形態を切り換える必要があるために手間がかかる。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、通信網に直接接続する通信基板と端末装置に備える通信基板とに共通の通信基板を用いてコストを低く抑えることを第1の目的とする。また、通信網に接続するか端末装置に備えるかで自動的に通信形態を切り換えて手間を軽減することを第2の目的とする。
(1)課題を解決するための手段(以下では単に「解決手段」と呼ぶ。)1は、動作状態に関する動作情報を記憶する第1記憶部と、当該第1記憶部に記憶された動作情報を送信する通信制御部とをそれぞれ備えた複数の工作機械からなる工作機械群と、前記工作機械群内で通信を行う第1通信網と、前記第1通信網との間で第2通信網を介して接続されたサーバーと、前記第1通信網に直接接続されるか、もしくは前記動作情報や通信情報等を記憶する第2記憶部を有して前記第1通信網に接続される端末装置に備えられる通信基板とを有し、前記通信基板は、前記第1通信網に直接接続された場合には前記第1通信網を通じて伝達された動作情報を前記サーバーに送信する第1送信形態と、前記端末装置に備えられた場合には前記第2記憶部に記憶された動作情報を前記サーバーに送信する第2送信形態とのうちでいずれか一方に切り換えて送信を行う構成としたことを要旨とする。
なお、第1通信網と第2通信網とは別個の通信網である。双方の通信網とも形態は任意であって、例えばLAN、インターネット、WAN等が該当する。
解決手段1によれば、通信基板は第1通信網に直接接続された場合には第1送信形態に切り換えて通信を行い、端末装置に備えられた場合には第2送信形態に切り換えて通信を行う。したがって、通信網に接続する場合と端末装置に備える場合とで共通の通信基板を用いるので、システム全体ではコストを低く抑えることができる。また、配置形態に応じて第1送信形態および第2送信形態のいずれか一方の形態に自動的に切り換えて通信を行うので、作業者の手間を軽減することができる。
(2)解決手段2は、解決手段1に記載した工作機械群の通信システムであって、通信基板は、第1通信網に接続するための接続部を備え、前記接続部から出力した検査信号を前記接続部から入力できた場合には第1送信形態によって動作情報をサーバーに送信し、前記検査信号を入力できない場合には第2送信形態によって動作情報をサーバーに送信する構成としたことを要旨とする。
なお、検査信号の種類は任意であって、例えば検査用の特別の信号であってもよく、所定のプロトコルやトークン、パルス列、データ列などであってもよい。
解決手段2によれば、通信基板は、接続部から出力した検査信号が入力端子から入力できた場合、第1通信網に接続されていると判断して第1送信形態に切り換えて通信を行う。一方、通信基板は、所定時間(例えば3秒間や1分間等)以内に入力端子から検査信号を入力できない場合、端末装置に備えられていると判断して第2送信形態に切り換えて通信を行う。したがって、第1送信形態と第2送信形態との切り換えをより的確に行うことができる。
(3)解決手段3は、解決手段1または2に記載した工作機械群の通信システムであって、第2記憶部には識別符号を記憶する記憶領域を備え、通信基板は、前記第2記憶部に対してアクセスして前記記憶領域の情報を取得し、前記記憶領域に所定の識別符号が記憶されていた場合には第2送信形態によって動作情報をサーバーに送信し、前記所定の識別符号が記憶されていない場合には第1送信形態によって動作情報をサーバーに送信する構成としたことを要旨とする。
なお、識別符号には任意のデータ情報を用い、例えば英数字や記号、数値などが該当する。また、第2記憶部に含まれる記憶領域の内容は変化しないのが望ましく、当該記憶領域については例えばROMやディップスイッチ等で設定可能なメモリなどが該当する。
解決手段3によれば、通信基板は、第2記憶部が無い場合や、第2記憶部が有っても所定の識別符号が記憶領域に記憶されていない場合、第1通信網に接続されていると判断して第1送信形態に切り換えて通信を行う。一方、通信基板は、第2記憶部の記憶領域に所定の識別符号が記憶されていた場合、端末装置に備えられていると判断して第2送信形態に切り換えて通信を行う。したがって、第1送信形態と第2送信形態との切り換えをより的確に行うことができる。
(4)解決手段4は、解決手段1から3のいずれか一項に記載した工作機械群の通信システムであって、通信基板は、第1通信網に直接接続された場合にはサーバーから送信された情報を第1通信網に伝達する第1受信形態と、端末装置に備えられた場合には前記サーバーから送信された情報を前記第2記憶部に記憶する第2受信形態とのうちでいずれか一方に切り換えて受信を行う構成としたことを要旨とする。
解決手段4によれば、通信基板は第1通信網に直接接続された場合には第1受信形態に切り換えて通信を行い、端末装置に備えられた場合には第2受信形態に切り換えて通信を行う。したがって、通信網に接続する場合と端末装置に備える場合とで共通の通信基板を用いるので、システム全体ではコストを低く抑えることができる。また、配置形態に応じて第1受信形態および第2受信形態のいずれか一方の形態に自動的に切り換えて通信を行うので、作業者の手間を軽減することができる。
(5)解決手段5は、解決手段1から4のいずれか一項に記載した工作機械群の通信システムであって、通信基板が工作機械群内のいずれかの工作機械に備えられる場合には、第1記憶部に記憶された動作情報をサーバーに送信するとともに、第1通信網を通じて他の工作機械から伝達された動作情報を受けて前記サーバーに送信する第3送信形態によって送信を行う構成としたことを要旨とする。
解決手段5によれば、工作機械には共通の通信基板を用いるので、システム全体ではコストを低く抑えることができる。また、第3送信形態に切り換えて通信を行うので、作業者の手間を軽減することができる。
本発明によれば、共通の通信基板を用いるのでコストを低く抑えることができ、第1送信形態または第2送信形態のいずれか一方の形態に自動的に切り換えて通信を行うので作業者の手間を軽減することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。まず、図1には通信基板の接続例を模式的に表す。具体的には、LANに接続した例を図1(A)に表し、端末装置内に備えた例を図1(B)に表す。
図1(A)の構成例について説明する。第1通信網N1には、端末装置Tや、通信基板C、多数の取出機M1、M2、…、Mxなどが接続されている。本例の第1通信網N1は、トークンリング形式のLANである。成型工場に設置される取出機M1、M2、…、Mxは、全体として樹脂成型品を取り出す産業用ロボット(上述した成型品取出機に相当)であって、工作機械群を構成する。なお、以下では産業用ロボットを単に「ロボット」と呼ぶ。
取出機M1、M2、…、Mxはそれぞれが制御装置を備え、作業用の部品(例えば成型品を保持するチャックや当該チャックを移動させるアームなど)を移動制御して成型品を取り出しを自動的に実現する。制御装置は、各部品の駆動に関する各種信号(例えば型開完了信号や突出し完了信号など)の入出力を制御を行う駆動制御回路のほか、メモリや通信制御部などを有する。
図1(A)では図示を簡単にするため、発明を実現するのに必要なメモリおよび通信制御部を各取出機M1、M2、…、Mx内にそれぞれ表す。すなわち、取出機M1にはメモリM1aや通信制御回路M1bなどを有する。同様に、取出機M2、…、MxにはメモリM2a、…、Mxaや通信制御回路M2b、…、Mxbなどをそれぞれ有する。メモリM1a、M2a、…、Mxaはそれぞれが第1記憶部に相当し、動作状態に関する動作情報(すなわち監視データ)や、一時的データ等をそれぞれ記憶する。通信制御回路M1b、M2b、…、Mxbはそれぞれが通信制御部に相当し、第1通信網N1を通じて行う通信を制御する。
端末装置Tは、取出機M1、M2、…、Mxの全部または一部を連携して作動させるシーケンス(プログラム)を入力し、成型品の取り出しを連携して行う取出機にそれぞれ伝達する。この端末装置Tには、例えばペンダント型シーケンサが用いられる。なお、入力されたシーケンスはメモリTaに記憶する。メモリTaは第2記憶部に相当する。
通信基板Cは、例えば図2に示すような構成、すなわちLANインタフェース10、処理部12、無線インタフェース14、メモリインタフェース16、有線インタフェース18などを有する。LANインタフェース10は接続部に相当し、通信基板Cが第1通信網N1に直接接続された場合において当該第1通信網N1を通じて行う通信を制御する。このLANインタフェース10は、具体的には各取出機M1、M2、…、Mxに備えたメモリM1a、M2a、…、Mxaとの間でアクセスを行う。メモリインタフェース16は通信基板Cが端末装置T内に備えられた場合において(図1(B)を参照)、当該端末装置T内に備えられたメモリTaとの間で行うアクセスを制御する。図1(A)の構成例ではLANインタフェース10が使用され、メモリインタフェース16は使用されない。
処理部12は通信基板Cの全体を統括して制御し、CPU(プロセッサ)、ROM、RAMなどの制御に必要な要素を有する。RAMには、メモリM1a、M2a、…、Mxaから第1通信網N1を通じて伝達された動作情報や、サーバーSvから第2通信網N2を通じて伝達された情報、通信を行う際の一時的データなどを記憶する。
無線インタフェース14は、基地局Bを介して第2通信網N2(本例ではインターネットを適用する)に無線で接続し、同じく第2通信網N2に接続されたサーバーSvとの間で行う通信を制御する。有線インタフェース18、通信アダプタA(例えばモデム)を介して第2通信網N2に有線で接続し、無線インタフェース14の場合と同様にサーバーSvとの間で行う通信を制御する。なお、有線インタフェース18と通信アダプタAとの間における接続形態は任意であるが、本例ではLANで接続する。
次に、図1(B)の構成例について説明する。図1(B)の構成例は、次の二点で図1(A)の構成例と異なる。すなわち第1は通信基板Cを端末装置T内に備えた点であり、第2はメモリTaにおける所定の記憶領域に所定の識別符号を予め記憶させた点である。所定の識別符号は任意のデータ内容を適用してもよいが、偶然に一致したデータが入力されて誤判別になるのを防止するために、第1通信網N1では用いられない符号列や使用頻度が低い符号列(符号列は複数の符号で構成する)を用いるのが望ましい。この構成例ではメモリインタフェース16が使用され、LANインタフェース10は使用されない。なお、図1(A)の構成例と同じ要素には同一の符号を付して説明を省略する。
上述のように構成された通信システムにおいて、通信基板Cの処理部12で実行される接続判別処理について図3を参照しながら説明する。この接続判別処理は、通信基板Cが第1通信網N1に直接接続されたか否か、あるいは通信基板Cが端末装置T内に備えられたか否かを判別して、通信を行う形態を自動的に切り換える機能を実現する。
図3において、まずLANインタフェース10から第1通信網N1に対して自己(通信基板C)を指定して所定の識別符号を含むトークンを出力し〔ステップS10〕、トークンがLANインタフェース10を通じて入力されたか否か、さらには入力されたトークンに含まれるデータが所定の識別符号と一致するか否かについて判別を行う〔ステップS12〕。トークンは検査信号に相当する。
もしトークンを入力でき、かつ入力したトークンと出力したトークンに含まれる識別符号が一致すれば(ステップS12でYES)、通信基板Cは第1通信網N1に直接接続されていると判別し、第1送信形態および第1受信形態のうちで一方または双方の形態に切り換え〔ステップS14〕、切り換えた形態で通信を行う〔ステップS16〕。第1送信形態は、メモリM1a、M2a、…、Mxaに記憶され、その後に第1通信網N1を通じて伝達された動作情報をサーバーSvに送信する形態である。第1受信形態は、サーバーSvから送信されてきた情報を第1通信網N1を介してメモリM1a、M2a、…、Mxaに記憶する形態である。サーバーSvから送信する情報は任意に設定可能であるが、例えば機能の追加・削除等に伴う制御プログラムやシーケンスなどが該当する。
これに対してトークンを入力できないか、あるいはトークンを入力できたとしても出力したトークンとの間で所定の識別符号が一致していなければ(ステップS12でNO)、端末装置TのメモリTaにアクセスして所定の記憶領域に記憶されたデータを取得し〔ステップS20〕、取得したデータに基づいて判別を行う〔ステップS22〕。
なお、所定の記憶領域は、設定時以外に記憶内容が変化するのを防止するため、例えばROMやディップスイッチ等で設定可能なメモリなどを適用する。
もし所定の記憶領域から取得したデータが所定の識別符号と一致すれば(ステップS22でYES)、通信基板Cは端末装置T内に備えられていると判別し、第2送信形態および第2受信形態のうちで一方または双方の形態に切り換え〔ステップS24〕、切り換えた形態で通信を行う〔ステップS16〕。第2送信形態は、端末装置TのメモリTaに記憶された動作情報をサーバーSvに送信する形態である。第2受信形態は、サーバーSvから送信されてきた情報を端末装置TのメモリTaに記憶する形態である。
ステップS16で行う通信は、無線インタフェース14および有線インタフェース18のうちで一方または双方を用いて行う。いずれか一方のインタフェースを用いて通信する場合には、切り換えスイッチによって切り換えたり、通信データのヘッダ等に通信方式を選択するデータを含める等によって切り換えを行う。ただし、選択したインタフェースを用いて通信しようとしても故障や障害等によって通信できない場合には、選択していない他方のインタフェースに強制的に切り換えて通信を行うのが望ましい。こうすれば不測の事態が発生した場合でも確実に動作情報をサーバーSvに送信し、サーバーSvからの情報を受信することができる。
ステップS22に戻って、所定の記憶領域から取得したデータが所定の識別符号と一致していなければ(NO)、通信基板Cが第1通信網N1に直接接続されているとも、通信基板Cが端末装置T内に備えられているとも判別できないので、形態の切り換えおよび通信を行うことなく接続判別処理を終える。なお、通信基板Cが第1通信網N1に直接接続されていると判別して二点鎖線で表すように制御し、第1送信形態および第1受信形態のうちで一方または双方の形態に切り換え〔ステップS14〕、切り換えた形態で通信を行ってよい〔ステップS16〕。
上述した実施の形態によれば、以下に表す各効果を得ることができる。
(1)通信基板Cは、第1通信網N1に直接接続された場合には第1通信網N1を通じて伝達された動作情報をサーバーSvに送信する第1送信形態と(ステップS12、S14、S16)、端末装置Tに備えられた場合にはメモリTaに記憶されている動作情報をサーバーSvに送信する第2送信形態とのうちでいずれか一方に切り換えて送信を行う構成とした(ステップS22、S24、S16)。第1通信網N1に直接接続する場合と端末装置Tに備える場合とで共通の通信基板Cを用いるので、システム全体ではコストを低く抑えることができる。また、配置形態に応じて第1送信形態および第2送信形態のいずれか一方の形態に自動的に切り換えて通信を行うので、作業者の手間を軽減することができる。
(2)通信基板Cは、LANインタフェース10から出力したトークンを入力でき、しかも入力できたトークンに所定の識別符号が含まれていた場合には(ステップS10、S12でYES)、第1通信網N1に直接接続されていると判断して第1送信形態に切り換えて動作情報をサーバーSvに送信した(ステップS14、S16)。一方、トークンを入力できない場合やトークンが入力できても所定の識別符号と一致しない場合には(ステップS10、S12でNO)、端末装置Tに備えられていると判断して第2送信形態に切り換えて動作情報をサーバーSvに送信する構成とした(ステップS24、S16)。検査信号として所定の識別符号を有するトークンを第1通信網N1に送信してみることにより、第1送信形態と第2送信形態との切り換えをより的確に行うことができる。
本例のステップS10では、出力したトークンが入力できるか否か、入力できたトークンに所定の識別符号が含まれているか否かの双方を判別したが、簡易化のためにいずれか一方のみを判別する制御としてもよい。
(3)通信基板Cは、端末装置Tに備えられているメモリTaに対してアクセスを試み、所定の記憶領域に所定の識別符号が記憶されていた場合には第2送信形態によって動作情報をサーバーSvに送信し(ステップS22、S24、S16)、メモリTaが無い場合や有ったとしても所定の識別符号が記憶されていない場合には第1送信形態によって動作情報をサーバーSvに送信する構成とした(ステップS22、S14、S16;二点鎖線の経路)。メモリTaに対してアクセスを試みることにより、第1送信形態と第2送信形態との切り換えをより的確に行うことができる。
(4)通信基板Cは、第1通信網N1に直接接続された場合にはサーバーSvから送信された情報を第1通信網N1に伝達する第1受信形態と(ステップS12、S14、S16)、端末装置Tに備えられた場合にはサーバーSvから送信された情報をメモリTaに記憶する第2受信形態とのうちでいずれか一方に切り換えて受信を行う構成とした(ステップS22、S24、S16)。第1通信網N1に直接接続する場合と端末装置Tに備える場合とで共通の通信基板Cを用いるので、システム全体ではコストを抑えることができる。また、配置形態に応じて第1受信形態および第2受信形態のいずれか一方の形態に自動的に切り換えて通信を行うので、作業者の手間を軽減することができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することができる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
(1)上述した実施の形態では、通信基板Cを第1通信網N1に直接接続する構成と(図1(A)を参照)、通信基板Cを端末装置Tに備える構成について説明した(図1(B)を参照)。この形態に代えて、通信基板Cを取出機M1、M2、…、Mxのいずれかに備える構成としてもよい。例えば通信基板Cを取出機Mxに備えた例を図4に表す。この構成例では、端末装置TのメモリTaに記憶した識別符号とは内容が異なる所定の識別符号をメモリMxaにおける所定の記憶領域に予め記憶しておく。このメモリMxaには自己の取出機Mxにかかる動作情報だけでなく、第1通信網N1を通じて伝達された他の取出機M1、M2、…、Mx-1にかかる動作情報をも記憶する。なお、所定の記憶領域についての条件はメモリTaの場合と同様である。
図5の接続判別処理において、取出機MxのメモリMxaにアクセスして所定の記憶領域に記憶されたデータを取得し〔ステップS30〕、取得したデータに基づいて判別を行う〔ステップS32〕。もし所定の記憶領域から取得したデータが所定の識別符号と一致すれば(ステップS32でYES)、通信基板Cは取出機Mx内に備えられていると判別し、第3送信形態および第3受信形態のうちで一方または双方の形態に切り換え〔ステップS34〕、切り換えた形態で通信を行う〔ステップS36〕。第3送信形態は、取出機MxのメモリMxaに記憶された動作情報をサーバーSvに送信する形態である。第3受信形態は、サーバーSvから送信されてきた情報を取出機MxのメモリMxaに記憶する形態である。
これに対して所定の記憶領域から取得したデータが所定の識別符号と一致していなければ(ステップS32でNO)、切り換えおよび通信を行わないで接続判別処理を終える。なお、通信基板Cが第1通信網N1に直接接続されていると判別して二点鎖線で表すように制御し、第1送信形態および第1受信形態のうちで一方または双方の形態に切り換え〔ステップS38〕、切り換えた形態で通信を行ってよい〔ステップS34〕。
上述した例では通信基板Cを取出機Mxに備えたが、他の取出機M1、M2、…、Mx-1のうちでいずれかの取出機に備えた場合でも同様である。
通信基板Cが取出機M1、M2、…、Mxのいずれかに備えられる場合には、メモリM1a、M2a、…、Mxaに記憶された動作情報をサーバーSvに送信するとともに、第1通信網N1を通じて他の工作機械から伝達された動作情報を受けてサーバーSvに送信する第3送信形態によって送信を行う構成とした。取出機M1、M2、…、Mxには共通の通信基板Cを用いるので、システム全体ではコストを抑えることができる。また、第3送信形態に切り換えて通信を行うので、作業者の手間を軽減することができる。
(2)上述した実施の形態では、第1通信網N1としてトークンリング形式のLANを適用し、第2通信網N2としてインターネットを適用した。この形態に代えて、第1通信網N1としてインターネットを適用し、第2通信網N2としてトークンリング形式のLANを適用してもよい。また、第1通信網N1および第2通信網N2のいずれか一方または双方について、スター形式のLAN、バス形式のLAN、公衆交換電話網、データ通信網などの通信網を適用してもよい。例えばイーサネット(登録商標)が用いられるスター形式やバス形式のLANでは、トークンの入出力に代えて搬送波を監視することにより、通信基板Cが第1通信網N1に直接接続されているか否かを判別できる(図3のステップS10、S12)。このように通信網ごとに通常用いられる固有の信号を監視することにより、通信基板Cが第1通信網N1に直接接続されているか否かを判別できる。
(3)上述した実施の形態では、工作機械群として成型工場に設置される取出機M1、M2、…、Mx(樹脂成型品を取り出すロボット)に適用した。この形態に代えて、他の工作機械を複数用いて構成した工作機械群について本発明を適用してもよい。他の工作機械の種類や、工作機械群を構成する台数などは任意に設定可能である。例えば、製品の製造ラインに用いられる組み立て用ロボットや溶接用ロボット、塗装用ロボット、検査用ロボットなどが該当する。
また上述した実施の形態では、端末装置Tとしてペンダント型シーケンサを適用した。この形態に代えて、他の端末装置を適用してもよい。他の端末装置としては、例えばロボットの動きを教示する教示用コントローラーや、シーケンスや教示用データ等を作成可能なコンピュータなどが該当する。
このように他の工作機械や他の端末装置を用いた場合でも、共通の通信基板Cを用いるのでシステム全体ではコストを低く抑えられ、通信形態を自動的に切り換えるので作業者の手間を軽減することができる。
通信システムの構成例を模式的に表す図であって、(A)には通信基板をLANに接続した例であり、(B)には通信基板を端末装置内に備えた例である。 通信基板の構成例を表す模式図である。 接続判別処理を表すフローチャートである。 通信基板を工作機械内に備えた通信システムの構成例を模式的に表す図である。 接続判別処理を表すフローチャートである。
符号の説明
C 通信基板
10 LANインタフェース(接続部)
12 処理部
14 無線インタフェース
16 メモリインタフェース
18 有線インタフェース
M1、M2、…、Mx 取出機(工作機械)
M1a、M2a、…、Mxa メモリ
M1b、M2b、…、Mxb 通信制御部
T 端末装置
Ta メモリ
N1 第1通信網
N2 第2通信網
A 通信アダプタ
B 基地局
Sv サーバー

Claims (5)

  1. 動作状態に関する動作情報を記憶する第1記憶部と、当該第1記憶部に記憶された動作情報を送信する通信制御部とをそれぞれ備えた複数の工作機械からなる工作機械群と、
    前記工作機械群内で通信を行う第1通信網と、
    前記第1通信網との間で第2通信網を介して接続されたサーバーと、
    前記第1通信網に直接接続されるか、もしくは前記動作情報や通信情報等を記憶する第2記憶部を有して前記第1通信網に接続される端末装置に備えられる通信基板とを有し、
    前記通信基板は、前記第1通信網に直接接続された場合には前記第1通信網を通じて伝達された動作情報を前記サーバーに送信する第1送信形態と、前記端末装置に備えられた場合には前記第2記憶部に記憶された動作情報を前記サーバーに送信する第2送信形態とのうちでいずれか一方に切り換えて送信を行う構成とした工作機械群の通信システム。
  2. 請求項1に記載した工作機械群の通信システムであって、
    通信基板は、第1通信網に接続するための接続部を備え、前記接続部から出力した検査信号を前記接続部から入力できた場合には第1送信形態によって動作情報をサーバーに送信し、前記検査信号を入力できない場合には第2送信形態によって動作情報をサーバーに送信する構成とした工作機械群の通信システム。
  3. 請求項1または2に記載した工作機械群の通信システムであって、
    第2記憶部には識別符号を記憶する記憶領域を備え、
    通信基板は、前記第2記憶部に対してアクセスして前記記憶領域の情報を取得し、前記記憶領域に所定の識別符号が記憶されていた場合には第2送信形態によって動作情報をサーバーに送信し、前記所定の識別符号が記憶されていない場合には第1送信形態によって動作情報をサーバーに送信する構成とした工作機械群の通信システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載した工作機械群の通信システムであって、
    通信基板は、第1通信網に直接接続された場合にはサーバーから送信された情報を第1通信網に伝達する第1受信形態と、端末装置に備えられた場合には前記サーバーから送信された情報を前記第2記憶部に記憶する第2受信形態とのうちでいずれか一方に切り換えて受信を行う構成とした工作機械群の通信システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載した工作機械群の通信システムであって、
    通信基板が工作機械群内のいずれかの工作機械に備えられる場合には、第1記憶部に記憶された動作情報をサーバーに送信するとともに、第1通信網を通じて他の工作機械から伝達された動作情報を受けて前記サーバーに送信する第3送信形態によって送信を行う構成とした工作機械群の通信システム。
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