JP4761594B2 - 化粧料の選択法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基礎化粧料の選択などに好適な、化粧料の選択法に関する。
【0002】
【従来の技術】
基礎化粧料などの化粧料は今日では様々な効果を基に、機能別に著しい分化発展を遂げている例えば、肌の肌理をきれいにする化粧料、保湿能を向上させる化粧料、メラニンなどの色素の生成を抑え色を白く美しくする化粧料、シワの生成を抑え、改善する化粧料、これらの効果の組合せ効果を有する化粧料などが市場には数多く販売されている。機能別に明示されていることは、確かにわかりやすく、選択しやすいような印象を受けるが、自分の肌が実際どの様なトラブルを抱えているかを正確に認識できなければ、自分の肌に適合した化粧料を選択することは出来ない。この様なトラブルの正確な認識は非常に難しい。何故ならば、例えば非常に気になるシワ等があることを発見し、自分の最大のトラブルがシワであると認識していても、実際に客観的な観察を行った場合、メラニンなどの異常による色素異常のトラブルの方がより深刻である様な事態は決して珍しいことではないからである。即ち、トラブルの主観による把握ほど当てにならないものはないからである。即ち、正確、且つ、客観的に適した化粧料を選択する手段が望まれていた。
【0003】
又、色の白いは7難隠すという言葉があるように、白い美しい肌を保つことは女性であれば誰もが望んで止まないことである。この為に、種々の化粧料用の美白素材が開発されている。この様な美白素材としては、例えば、アスコルビン酸とその誘導体、グルタチオンとその誘導体、ハイドロキノンとその誘導体、種々の生薬エキス等がこれまで開発されてきている。又、皮膚の色が黒くなるメカニズムとしては多数のステップが見出されており、一口にメラニンの生成阻害と言って多くのメカニズムが存在することも知られている。この為、美白化粧料の種類は、今や膨大な数に上っている。従って、美白化粧料を使用しようとするものは、どの美白化粧料が自分に適する美白化粧料なのか、選択するのに戸惑うことが少なくなかった。即ち、的確な個人個人に適した美白化粧料の選択手段が望まれていた。更に、この色素トラブルの程度は目視により、主観的に判断されることが多いが、客観的にこれを鑑別する方法もまだ知られていないのが現状であった。
【0004】
更に加えて、化粧料の選択にあたっては、近年に於いては、急増する種々のストレス、環境の悪化などが原因となって、ほんの僅かな刺激に対しても、過敏に反応する、いわゆる敏感肌の人が著しく増加している。上記の様に肌を美しくする対応しようと、美肌を主眼にした適切な化粧料を選択しても、この様な敏感肌の人には、単なる刺激に過ぎず、徒に炎症などの原因となってしまうことが少なくなく、この様な肌の感受性に由来する安全性までも考慮した化粧料の選択法が望まれていた。又、敏感肌を選択基準として化粧料を選択することは既に行われていることであるが、この要素と美肌要素とを組み合わせて指標とすることは、全く行われていなかった。又、この様な因子を加えることにより、安全に美しい肌が具現しうることも全く知られていなかった。
【0005】
一方、適切な美白化粧料を選択するための、使用者の特性として、適用部位に於ける色ムラとメラニンの存在状態が因子となっていることは、全く知られていなかった。従って、この様なパラメーターを使用することにより、個人個人に適合した美白化粧料が選択できることも全く知られていなかった。
【0006】
更に、シワや皮膚のハリに代表される皮膚の形態変化について、その原因は様々あることが既に知られている。例えば、シワの形成は、その容貌に及ぼすマイナスの影響が非常に大きいことから、女性の多くにとっては、特に深刻な問題である。この為、各種のシワ予防用の化粧料などが開発されている。この様な化粧料としては、例えば、被膜成分を含有させ、シワを物理的に伸ばし目立たなくさせる様な化粧料に始まって、保湿機能の付与によりシワに水分を含有させ、目立たなくさせる化粧料、皮膚の表面のターンオーバーを促進させ、シワをこれによって目立たなくさせる化粧料などが次々に開発されてきた。近年に於いては、シワの形成にはコラーゲン線維束構造の崩壊が大きな役割を担っていることが明らかになり、この様な線維束構造を再構築する、ウルソール酸誘導体などが見出され、シワの対策には大きな進歩が為された。この様な状況に於いて重要なことは、シワ形成過程の初期より、その状況に合った処置を行うことであり、シワ形成の過程を正確に知る技術が望まれていた。これは、シワがまだ形成されていない、線維束構造が崩れていない状況に於いては、線維束再構築剤による処置は必要でないし、極めて初期のシワ形成状態では、保湿成分の投与でも充分効果を上げることが出来るし、シワの形成状況によって線維束再構築剤の投与量や投与方法、同時に行う処置剤の選択なども異なってくるからである。即ち、この様な皮膚の形態変化に対する適切な対応策も、選択基準がないと言わざるを得なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの様な状況下為されたものであり、トラブルを回避しながら、適切な化粧料を客観的且つ容易に選択する方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題の解決手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、トラブルが回避できて、適切な化粧料を客観的且つ容易に選択する方法を求め、鋭意研究努力を重ねた結果、角質細胞などの形状によって鑑別される肌の感受性と肌の色の不均一と皮膚形態とによって鑑別される美肌要素とを指標にすることにより、この様な選択が為しうることを見出し、発明を完成させるに至った。以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0009】
【発明の実施の形態】
<1>本発明の選択法の肌の美しさの指標である肌の色の不均一
本発明の選択法は、肌の美しさを指標とすることを特徴とする。この肌の美しさの指標は種々知られており、本発明ではこれらの何れもが使用できるが、本発明に於いては、肌の色の不均一と皮膚形態とを指標とし鑑別された軸を用いるのが好ましい。このうち、肌の色の不均一は種々の捉え方があるが、本発明ではどの様な捉え方であっても肌の不均一を表すものであれば特段の限定なく使用することが出来るが、好ましいものとしては、ミクロ的な尺度に於けるメラニンの存在状態、マクロ的な尺度に於ける顔の色ムラなどが例示できる。これらは単独で指標とすることもできるが、好ましいのはミクロ−マクロを相補的に換算して指標とすることである。以下、これらの実施形態を述べる。
【0010】
(1)メラニンの角層に於ける存在状態
メラニンは表皮組織に存在する色素であるが、その存在形態は様々に異なっている。この種々の存在形態を有するメラニンの比較には、例えば、次のような基準をもって行うと、かなり生態学的に適合した分類が出来るので好ましい。即ち、メラニンの存在状態を分類するに際して、角質細胞に於けるその存在量と、存在のバラツキを指標とした不均一性の2軸を用いることである。この様なメラニンの存在状態の鑑別は手技的には既に多くの方法が知られており、それらを用いればよい。しかしながら、最も好ましい方法は、本発明者らが考案した、粘着ディスクに角質細胞を採取し、これを透明粘着テープ上に転写し、これを硝酸銀とゲンチアナバイオレットで染色する方法である。即ち、採集された標本は、0.5%の硝酸銀水溶液にアンモニア水を滴下しpHを10に調整した銀染色液を用い、45℃10分間処理し銀染色した後、3回水洗し0.15%ゲンチアナバイオレット液で10分処理した。この標本を水洗、乾燥させ、透明シリコーン剤を染色済みの部分を覆うように流し込みカバーグラスをのせてサンプルとし、顕微鏡観察する方法である。この方法で作成された標本より、後記の如く敏感肌などの肌の感受性も鑑別できるので、この方法により、メラニンの存在状態を鑑別することが好ましい。この様に測定された、メラニンの存在量とその存在の不均一性は、メラニンの存在状態の観察印象にともに大きな影響を有しており、その関係は独立している。即ち、メラニンの存在量が多く不均一性も大きいほど肌は、美しい肌から離れ、美白物質による多重の美白メカニズムを働かせることが必要になり、逆に、メラニンの存在量も少なく、不均一性が少ないほど美しい肌になり、美白化粧料による美白作用それほど必要でなくなる。つまり、メラニンの状態について、角層に於けるメラニンの存在量と不均一性を箱形モデルを用いて一軸化することにより、指標とすることが出来る。これを用いるのが判定が行いやすい為非常に好適であるが、他の方法によってメラニンの存在状態を一軸化し、指標とすることも本発明の技術範囲に属する。前記箱形モデル軸の一例を図1に示す。この例よりわかるように、この軸でメラニンの存在状態は明白に鑑別できる。
【0011】
(2)色ムラ
本発明の化粧料の選択法では、その肌の美しさの構成要素の色の不均一性を鑑別する要素として、上記メラニンの存在状態以外に肌の色ムラの程度を指標とすることができる。肌の色ムラもメラニンの存在状態の悪さと同様に、メラニンの産生異常を原因として起こるものであり、美白化粧料など化粧料によって補正されるべき肌トラブルであり、この両者が改善されて始めて本当に美しい白い肌の基礎となりうる。これらメラニンの存在状態と色ムラとは互いに独立の関係であり、これら単独でもそれぞれ適切な美白作用に対する因子となっている。これら両者を組み合わせることにより更に適切な美白化粧料の選択が為しうる。これは角層のメラニンは主としてミクロ的なものであり、バックグランド的な要素があるのに対して、色ムラはよりマクロ的なものである為、その適切な美白作用発揮への寄与は大きい。これを後記実施例に示す如く、テストにより多変量解析してみると、その加重比はメラニンの存在状態0.2〜0.4に対して、色ムラ0.6〜0.8となる。この加重を用いて、適切な美白作用に対する軸を設定すれば、優れた美白化粧料の選択基準となる。ここで、色ムラの評価であるが、その評価法としては、顔の様子を画像としてコンピューターに取り込み、二値化等の処理を加え、その分布を求めたり、コンピューターモーフィングの手法を用い、色ムラの標準顔をいくつか作成し、この標準顔と照らし合わせて、その程度を鑑別したりすることにより、数値として表すことが出来る。この数値は、肉眼による標準顔との比較によって算出されるものであっても、その再現性は極めて良好で、客観的な数値として使用することが出来る。この様な色ムラの標準顔の例を図2に示す。この標準顔を用いて、観察者3名で、無作為に選出したパネラー3名の顔の色ムラを判定した結果を、次の表1に示す。これより、この様な鑑別手段であっても再現性が高いことがわかる。従って、簡便性を考えると、この様な方法で色ムラを鑑別し、指標として用いることが好ましい。
【0012】
【表1】
Figure 0004761594
【0013】
(3)色の不均一の指標
本発明の化粧料の選択法に於いて、色の不均一軸は、皮膚の角質細胞中のメラニンの存在状態と色ムラを関数とすることを好ましい形態とすることを特徴とする。後記に示す如く、美しい肌とメラニンの存在状況、色ムラの関係は、(肌の美しさ)=0.253×(角質細胞に於けるメラニンの存在状態)+0.936×(肌の色ムラ)+1.354で著される式に回帰している。即ち、この式からもわかるように、色の不均一値がその人の美肌形成でどの程度必要かということもわかるし、又、メラニンの存在状態を改善し、肌の色ムラを少なくすることにより、肌の美しさの値を上げることが出来ることもわかる。即ち、その人がどの程度色の不均一を改善する必要があるか、又、美白化粧料を使用しようとする人は、メラニンの存在状態と肌の色ムラより、この肌の美しさの値を算出し、この値が小さければ、より美白効果の高い化粧料を選択し、この肌の美しさの値が大きければ、さほど美白効果を有さない化粧料を選択すれば良いと言うことがわかる。これは、化粧料選択のための重要な指標となる。
【0014】
(統計処理例)無作為に抽出した女性パネラー334名(年齢16〜71歳)を用いて、右頬部より粘着ディスク法により角質細胞を採取し、粘着テープに転写し、これを0.5%の硝酸銀水溶液にアンモニア水を滴下しpHを10に調整した銀染色液を用い、45℃10分間処理し銀染色した後、3回水洗し0.15%ゲンチアナバイオレット液で10分処理した。この標本を水洗、乾燥させ、透明シリコーン剤を染色済みの部分を覆うように流し込みカバーグラスをのせてサンプルとし、顕微鏡観察し、図1に示す基準に従って、メラニンの存在状態を1(悪い)〜5(良い)の評点を付して評価した。又、専門パネラーを用い、モーフィングにより作成した図2に示す色ムラの標準顔を用いてムラの状態を1(悪い)〜5(良い)の評点を付して評価した。又、全体的に印象より、肌の美しさを1(美しくない)〜5(美しい)の評点を付し評価した。これらを重回帰分析にかけたところ重相関係数0.6617で(肌の美しさ)=0.253×(角質細胞に於けるメラニンの存在状態)+0.936×(肌の色ムラ)+1.354で著される式に回帰していることがわかった。
【0015】
【表2】
Figure 0004761594
【0016】
<2>本発明の選択法の肌の美しさの要素である皮膚形態
本発明の化粧料の選択法の肌の美しさでは、皮膚形態も指標とする。皮膚形態を表すものとしては、ミクロ的な肌の肌理の乱れやマクロ的なシワの形成状態が例示でき、これらを単独で使用しても、又、組み合わせて使用しても良い。好ましいものは、ミクロ的な肌の肌理を波動関数として捉えた指標を使用することである。この様な指標は将来来るべきシワ形成を予測する値であり、予防的な措置が講じられる点で指標として含むことが好ましい。しかも、この値はレプリカより測定できるため、私感を含まずに皮膚形態を評価できる利点を有する。勿論、ミクロ−マクロを組み合わせて指標として使用することもでき、この様にすることによりより正確な判定ができる。総合的な指標としては、マクロ0.2〜0.3に対してミクロ0.3〜0.6の加重比で総合的に換算するのが好ましい。以下、皮膚形態の指標について実施の形態を説明する。
【0017】
(1)シワ形成可能性の鑑別法
本発明の指標であるシワ形成可能性の鑑別法は、顔の皮膚の肌理の乱れを指標とすることを特徴とする。ここで、肌の肌理の乱れは、肉眼で大雑把に観察・判定することもできるが、より正確にはレプリカ標本や、実態顕微鏡或いはマイクロビデオ画像として画像処理装置などに取り込み、5〜20倍の倍率で拡大して、標準の皮膚などと比較して判定するのが好ましい。これらの手段の中では、手軽に大がかりな機器を使わずに標本が作製できる点で、レプリカを使用するのが好ましい。レプリカは既に知られている方法に従って作成すれば良く、市販のレプリカキットなどのプラスチック板を、溶剤等で軟化させ、これを皮膚上に圧着し、皮膚の形状をプラスチック板の凸凹として写し取ればよい。又、この様なレプリカを採取する位置としては、目尻と頬の間の皮膚が特に好ましい。これは、この位置の皮膚の肌理がより、シワ形成と深くかかわっているためである。この用にして得られたレプリカ標本は、顕微鏡などで観察することにより、その元の皮膚の肌理を知ることが出来る。肌理の鑑別は、一様に縦横溝が分布している状態が、肌理の良い状態であり、一方向に深い溝が出来るのが肌理の悪い状態と鑑別される。この観点に立って鑑別を行えば、正確に、そして簡便に、容易にシワ形成可能性を鑑別することが出来る。この様な肌理の良し悪しを予め標準の標本を作成し、数値として判定することにより、連続的な数値へと変換することが出来る。ビデオ画像や実態顕微鏡観察に於いても同様に処置すればよい。かくして鑑別された、皮膚の肌理の乱れ具合は、後記実施例に示す如く、将来のシワ形成と深くかかわっており、適切な処置を行わなければ、この乱れはシワ形成へと移行する。この様な、シワ形成可能性は、皮膚の肌理に従って1(非常に肌理が乱れておりシワ形成可能性が高い)〜5(非常に肌理が整っており、シワ形成可能性が低い)の5段階に分けるのが便宜上好ましい。この値を仮にハリ順調値という。
【0018】
(2)シワの形成状態の鑑別法
本発明の選択法の指標となる、皮膚形態を表す因子の一つであるシワの形成状態は、顔をマクロに観察することにより得られる。このシワの形成状態も、モーフィングにより、標準シワモデルを作成し、これと比較することにより、より客観的にその程度を観察・判定できる。この基準となる標準シワモデルの例を図4に示す。特にこの様な鑑別を行う位置としては、目尻について行うのが正確で好ましい。この値を仮に目尻順調値という。
【0019】
(3)皮膚形態に対する化粧料の選択法
皮膚形態に対する化粧料の選択法は、シワ形成過程を正確に鑑別し、そのステージに合った化粧料を選択し、シワの形成を改善し、防ぐものである。このシワの指標としては、下記に示す統計処理例2に示す如く、美肌値とこれらの値の関係は、(美肌値)=0.448×(ハリ順調値)+0.254×(目尻順調値)+1.124の式に重回帰係数0.832で回帰する。即ち、この式にハリ順調値と目尻順調値を代入して得られた値が、皮膚形態の代表値となる。上記シワ形成可能性の低いステージに於いてはヘパリン類似物質などの保湿成分の投与などの処置を行い、ステージがあがるに従って、保湿成分のみならず、ビタミンA酸類、フィトステサイド、フィトステロール、スフィンゴシンやステロイド等のターンオーバー促進成分、αーヒドロキシ酸等の角層脱離促進剤、バクガンコンエキス等のコラーゲン合成促進剤、ローズマリーエキスやウルソール酸誘導体などのコラーゲン線維束再構築剤等を投与し、処置しシワの改善や予防を行うことを特徴とする。上記シワ形成可能性の5段階に対する標準的な化粧料としては、例えば、次の表3に示すものが例示できる。
【0020】
【表3】
Figure 0004761594
【0021】
(統計処理例2)
無作為に抽出した女性パネラー334名(年齢16〜71歳)を用いて、右目尻のシワの状態を、1(悪い)〜5(良い)の評点を付して評価した。更に、目と頬の間の皮膚より採取したレプリカに斜め、45度より、平行な光線を当て、これによって生じた影の間隔を波形を求めた。この波形を、周期の均一性と振幅の大きさから、1(周期性にムラが大きく、振幅も小さく肌理が乱れている。)〜5(周期性が均一で、振幅も大きく、肌理が整っている。)の基準で判定した。又、全体的に印象より、肌の美しさを1(美しくない)〜5(美しい)の評点を付し評価した。これらを重回帰分析にかけたところ重相関係数0.832で(美肌値)=0.448×(ハリ順調値)+0.254×(目尻順調値)+1.124の式に回帰した。
【0022】
<3>本発明の選択法の指標である肌の感受性
上記の選択基準に従って、化粧料を選択することにより、通常の人に於いては、問題なく美肌を具現する化粧料を選択することが出来るが、現代に於いて急増している肌の刺激に対する感受性が高まっている、いわゆる敏感肌の人たちにとっては、美肌の観点で化粧料を選択した場合に於いて、肌トラブルを生じることがある。即ち、この様な危険を回避することにより、より効果的で安全な化粧料の選択を行うことが出来る。この点で一番問題となることは、この敏感肌の要素をどの程度の加重比で化粧料の選択基準に組み込むかである。言い換えれば、感受性により、肌をいくつに分類するかということである。本発明者らは、化粧料使用者152名を対象に、敏感肌の実態を、調査した結果、極めて頻度高く、各種刺激に対して炎症反応などの過敏反応を起こしやすい敏感肌、頻度は低く特定な場合にのみ若干の過敏な反応を起こすやや敏感肌、通常過敏な反応を起こさない普通肌に分類することにより、感受性を加味しながら美肌具現に適した化粧料を選択しうることを見出した。この様な肌の感受性については、上記粘着ディスク法により、採取した標本の角質細胞の形状を大きさ(大きいほど感受性が高い、敏感肌)と形(6角形の形状が崩れるほど感受性が高い、敏感肌)を基準として、箱型モデルにより、1(大きく、形が崩れている)〜5(形が6角形に整い、小さく均一)の軸で判定することにより、鑑別できる。即ち、この軸に於いて0〜1は敏感肌、2〜3はやや敏感肌、4〜5は普通肌と鑑別できる。本発明では、肌の感受性の代表値として、この値を用いるのが好ましい。この値の分類に従って、前記の調査結果を表4に示す。これより、敏感肌、やや敏感肌及び普通肌の3分類にすることが適当であることがわかる。ここで、これらの肌感受性に対する対応であるが、敏感肌に対しては、刺激発現の可能性のある物質を含有する化粧料の使用は避け、保湿効果に注力するのが好ましく、普通肌では、上記の色の不均一と皮膚形態を指標に化粧料の選択を行えば良く、やや敏感肌では敏感肌と普通肌の中間的な措置、即ち、保湿作用に注力しつつも、刺激が少ない色の不均一改善成分皮膚形態改善成分を含有する化粧料を、上記の色の不均一と皮膚形態を指標に選択すればよい。
【0023】
【表4】
Figure 0004761594
【0024】
<4>本発明の化粧料の選択法
本発明の化粧料の選択法は、上記手法に従って、角質細胞の形状から肌の感受性を鑑別し、しかる後に色の不均一と皮膚形態を指標とし、化粧料を選択することを特徴とする。敏感肌の要素を外せば、色の不均一と皮膚形態、前記の如く肌の美しさの値と美肌値に直線回帰する。このことが意味することは、この両者が整って始めて、美肌が具現されると言うことである。即ち、どちらかが著しく損なわれている場合には、他方をいくら改善しても美肌は具現されにくいと言うことである。従って、本発明ではこの2者を鑑みて、美肌具現の道しるべとすることを特徴とする。この2軸の評価の仕方であるが、この両者が改善され肌の美しさの値及び美肌値が向上する方法であれば特段の限定はなく、例えば、色の不均一値より算出した肌の美しさの値と皮膚形態より算出した美肌値を比較し、より低い項目を処置すべく化粧料を選択する方法や両美肌値の比に適合するように、美白成分や肌形態改善成分を化粧料に含有させた化粧料を選択する方法などが例示できる。これらの内、前者には、1カ月等短い期間に於いてモニターなどする場合に於いては、状況に適合した化粧料を選択できる強みがあり、後者にはモニター抜きで平均的に改善が出来る強みがある。本来化粧品が、季節適合、肌質適合させて使用実態を変化させて使用する特質を有することを勘案すれば、前者のような使い方が、より好ましい。やや敏感肌では、上記の如く、成分そのものの刺激を抑え、保湿作用に注力した上で、普通肌に準じた選択を行えばよい。
【0025】
【実施例】
以下に実施例を示して、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限定を受けないのは言うまでもない。
【0026】
<実施例1>
次に示す、敏感肌用化粧料1種とやや敏感肌用色不均一対応化粧料1種とやや敏感肌用皮膚形態対応化粧料1種と普通肌用色不均一対応化粧料5種と普通肌用皮膚形態対応化粧料5種とを作成し、角質細胞の形状に従って敏感肌、やや敏感肌、普通肌に分類し、敏感肌の人は敏感肌用の化粧料を選択し、やや敏感肌の人は、上記回帰式より算出される美肌値の内低い項目の対応化粧料を選択し、普通肌の人は上記重相関関係式を用いて、色ムラ対応がより重要か、皮膚形態対応がより重要かをそれぞれの美肌回帰式より算出した肌の美しさの値(色の不均一)と美肌値(皮膚形態)を比較し、低い項目のステージに合わせて、パネラーに適合した化粧料の選択を試みた。即ち、無作為に選出した女性パネラー306名を用い、肌の感受性を判定した後、これを肌の感受性構成にバラツキがないように3群に分け、色調順調度、目尻順調度及びハリ順調度を算出し、1群は肌感受性毎に肌の美しさの値(色の不均一)と美肌値(皮膚形態)を算出し、この値の小さい方の評価項目について、1以上2未満、2以上3未満、3以上4未満、4以上5未満、5以上(数値が低いほど色ムラやメラニンの状況が悪い。)に分類し、それぞれに対し、敏感肌化粧料、やや敏感肌色不均一対応化粧料、やや敏感肌皮膚形態対応化粧料、普通肌項目対応化粧料1、2、3、4、5を選択し(本発明の選択群)、1群は、肌感受性を考慮せずに回帰式に従って、重要項目を対象に普通肌項目対応化粧料1、2、3、4、5を選択し(美肌指標選択群)、残る1群は全てのパネラーに対し、普通肌皮膚形態対応化粧料3を朝用化粧料に、普通肌色不均一対応化粧料3を夜用化粧料に選択した。(対照群)これらの化粧料をそれぞれ1.5カ月使用してもらい、同様に化粧料の選択をもう一度行い、更に1.5カ月使用してもらった。炎症などのトラブルが生じた場合には直ちに使用をやめてもらった。使用前と使用後に専門家により、美肌値を、全体的に印象より、肌の美しさを1(美しくない)〜5(美しい)の評点を付し評価した。使用後の美肌値から使用前の美肌値を減じ美肌向上値を求め、これを群毎に平均し、美肌向上群平均値とした。この値は、本発明の選択群が1.31であり、美肌指標選択群が1.21であり、対照群が0.63であった。又、トラブルの発生は本発明の選択群が0であり、美肌指標選択群が2例であり、
対照群が5例であった。これにより、本発明の化粧料選択法が安全性の面でも、美肌具現効果の点でも個別対応により優れていることがわかる。
【0027】
(敏感肌用化粧料;バイアル形態)
グリセリン 3 重量部
1,3−ブタンジオール 3 重量部
コウキエキス 0.1重量部
シラカバエキス 0.1重量部
燐酸緩衝塩 0.1重量部
水 93.7重量部
【0028】
(やや敏感肌用色不均一対応化粧料)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
エタノール 5 重量部
コウキエキス 0.1重量部
シラカバエキス 0.1重量部
ローヤルゼリー 0.1重量部
ウシ胎盤抽出物 0.1重量部
水 84.6重量部
【0029】
(やや敏感肌用皮膚形態対応化粧料)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
エタノール 5 重量部
コウキエキス 0.1重量部
シラカバエキス 0.1重量部
ヘパリン類似物質 0.1重量部
ローズマリーエキス 0.1重量部
水 84.6重量部
【0030】
(色の不均一対応化粧料1;色ムラステージ1用の化粧料)
グリセリン 3 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
エタノール 10 重量部
アルブチン 0.5重量部
アスコルビン酸燐酸2マグネシウム 0.1重量部
ソウハクヒエキス 0.3重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 81 重量部
【0031】
(色の不均一対応化粧料2;色ムラステージ2用の化粧料)
グリセリン 3 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
エタノール 10 重量部
アルブチン 0.5重量部
ローヤルゼリー 0.1重量部
ソウハクヒエキス 0.3重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 81 重量部
【0032】
(色の不均一対応化粧料3;色ムラステージ3用の化粧料)
グリセリン 3 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
エタノール 10 重量部
ローヤルゼリー 0.1重量部
アスコルビン酸燐酸2マグネシウム 0.1重量部
ソウハクヒエキス 0.3重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 81.4重量部
【0033】
(色の不均一対応化粧料4;色ムラステージ4用の化粧料)
グリセリン 3 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
エタノール 10 重量部
ローヤルゼリー 0.1重量部
ソウハクヒエキス 0.3重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 81.5重量部
【0034】
(色の不均一対応化粧料5;色ムラステージ5用の化粧料)
グリセリン 3 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
エタノール 10 重量部
ローヤルゼリー 0.1重量部
ソウハクヒエキス 0.3重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 81.5重量部
【0035】
(皮膚形態対応化粧料1;肌理ステージ1用の化粧料)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ローズマリーエキス 0.1重量部
バクガコンエキス 0.1重量部
大豆蛋白 0.1重量部
ステアリルウルソレート 0.1重量部
ヘパリン類似物質 0.1重量部
乳酸ナトリウム 0.1重量部
エタノール 10 重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 79.3重量部
【0036】
(皮膚形態対応化粧料2;肌理ステージ2用の化粧料)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ローズマリーエキス 0.1重量部
バクガコンエキス 0.1重量部
大豆蛋白 0.1重量部
ステアリルウルソレート 0.1重量部
ヘパリン類似物質 0.1重量部
エタノール 10 重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 79.4重量部
【0037】
(皮膚形態対応化粧料3;肌理ステージ3用の化粧料)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
バクガコンエキス 0.1重量部
乳酸ナトリウム 0.1重量部
大豆蛋白 0.1重量部
ヘパリン類似物質 0.1重量部
エタノール 10 重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 79.5重量部
【0038】
(皮膚形態対応化粧料4;肌理ステージ4用の化粧料)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
バクガコンエキス 0.1重量部
大豆蛋白 0.1重量部
ヘパリン類似物質 0.1重量部
エタノール 10 重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 79.6重量部
【0039】
(皮膚形態対応化粧料5;肌理ステージ5用の化粧料)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
バクガコンエキス 0.1重量部
大豆蛋白 0.1重量部
ヘパリン類似物質 0.1重量部
エタノール 10 重量部
メチルパラベン 0.1重量部
水 79.6重量部
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、炎症などのトラブルを生じることなく、適切な化粧料を客観的且つ容易に選択する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メラニンの存在状態の基準を示す図である。
【図2】 色ムラの基準を示す図である。(図面代用写真)
【図3】 肌の美しさと色調順調度の関係を示す図である。
【図4】 シワの形成の基準を示す図である。(図面代用写真)

Claims (6)

  1. 刺激性、美白効果、及び皮膚形態改善効果の異なる複数の化粧料から、化粧をしようとする者の肌の感受性、肌の色の不均一、及び皮膚形態を指標として化粧料を選択する方法であって、
    化粧をしようとする者から採取された角質細胞の形状を、その大きさと形とに基づき、角質細胞が大きく六角形の形状が崩れている状態をステージ1とし、角質細胞が小さく均一で六角形に整っている状態をステージ5とする5段階に分類し、ステージ1までを敏感肌、ステージ2〜3をやや敏感肌、ステージ4〜5を普通肌に分類して前記肌の感受性の指標とし、
    化粧をしようとする者から採取された角質細胞に含まれるメラニンの存在量及び不均一性を、悪い状態をステージ1とし、良い状態をステージ5とする5段階に分類し、また化粧をしようとする者の顔の色ムラを、著しい色ムラがある状態をステージ1とし、美しい肌の状態をステージ5とする5段階に分類し、これらのステージの値を、肌の美しさと、メラニンの存在状態及び顔の色ムラとの関係を示す肌の美しさ用の回帰式に代入することにより、肌の美しさを表す数値を算出して前記肌の色の不均一の指標とし、
    化粧をしようとする者の皮膚の肌理の乱れを、非常に肌理が乱れておりシワ形成可能性が高い状態をステージ1とし、非常に肌理が整っておりシワ形成可能性が低い状態をステージ5とする5段階に分類し、また化粧をしようとする者のシワの形成状態を、シワが著しい状態をシワ形成ステージ1とし、シワがない状態をシワ形成ステージ5とする5段階に分類し、これらのステージの値を、美肌と、肌理の乱れ及びシワ形成状態との関係を示す美肌用の回帰式に代入することにより、美肌値を算出して前記皮膚形態の指標とし、
    敏感肌の者には、刺激性の低い化粧料を選択し、
    普通肌の者には、肌の色の不均一及び皮膚形態に応じて美白効果及び皮膚形態改善効果の少なくともいずれかを有する化粧料を選択し、
    やや敏感肌の者には、肌の色の不均一及び皮膚形態に応じて、刺激性、美白効果及び皮膚形態改善効果において、敏感肌の者に選択された化粧料と普通肌の者に選択された化粧料との中間の化粧料を選択し、かつ、
    前記普通肌及びやや敏感肌の者について、前記肌の美しさの値及び前記美肌値のいずれか一方又は両方が向上するように、美白効果を向上させる化粧料及び皮膚形態改善効果を向上させる化粧料のいずれか一方又は両方を選択する方法。
  2. 前記普通肌及びやや敏感肌の者について、前記肌の美しさ用の回帰式に対して前記肌の美しさの値が低く乖離し、かつ前記肌の美しさの値の乖離の度合いが、前記美肌値が前記美肌用の回帰式に対して低く乖離している度合いに比べて大きい場合には、美白効果を向上させる化粧料を選択し、前記美肌用の回帰式に対して前記美肌値が低く乖離し、かつ前記美肌値の乖離の度合いが前記肌の美しさの値が前記肌の美しさ用の回帰式に対して低く乖離している度合いに比べて大きい場合には、皮膚形態改善効果を向上させる化粧料を選択することを特徴とする、請求項1に記載の化粧料の選択法。
  3. 皮膚の肌理の乱れは、化粧をしようとする者の皮膚のレプリカにおける皮溝の方向性より観察されることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料の選択法。
  4. シワの形成状態は、モーフィングにより作成した標準シワモデルとの比較によって分類されることを特徴とする、請求項に記載の化粧料の選択法。
  5. 前記シワ形成可能性のステージをハリ順調度とし、前記シワの形成状態のステージを目尻順調度としたときに、前記美肌値が0.448×(ハリ順調度)+0.254×(目尻順調度)+1.124の回帰式によって算出されるものであることを特徴とする、請求項に記載の化粧料の選択法。
  6. 前記シワ形成可能性が大きい順にステージ5からステージ1の5段階に分類し、
    ステージ5の者には、保湿成分を含有する化粧料を選択し、
    ステージ4の者には、コラーゲン合成促進剤及び保湿成分を含有する化粧料を選択し、
    ステージ3の者には、コラーゲン合成促進剤、角質脱離促進剤及び保湿成分を含有する化粧料を選択し、
    ステージ2の者には、コラーゲン線維束再構築剤、コラーゲン合成促進剤及び保湿成分を含有する化粧料を選択し、
    ステージ1の者には、コラーゲン線維束再構築剤、コラーゲン合成促進剤、角質脱離促進剤及び保湿成分を含有する化粧料を選択することを特徴とする、請求項に記載の化料の選択法。
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