JP4760146B2 - ヘルメット - Google Patents

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Description

この発明は、概略半球状をなす帽体と該帽体の外側に配置されたバイザーとを有するヘルメット、及び、これら帽体とバイザーとの間に進退可能なシールドが配置されたヘルメットに関する。
前述のような構成とされたヘルメットとしては、自動二輪車用ヘルメットや警備用ヘルメット等がある。これらのヘルメットは状況に応じてシールドを後退させた状態や進出させた状態で使用されるものであり、例えば警備用ヘルメットは、通常時にはシールドを後退させた状態で装着して視認性を向上させておき、警備時にはシールドを進出させた状態で装着して顔面等を保護するように使用される。
このようにバイザーとシールドとを備えたヘルメットとしては、例えば特許文献1および特許文献2に開示されたものが提供されている。
特許文献1および特許文献2に開示されたヘルメットは、バイザーおよびシールドにそれぞれ取付孔を設けておき、これら取付孔にバイザーの外側からネジ部材を挿通して、帽体にねじ込み、シールドとバイザーとを帽体に取り付けたものである。
この構成のヘルメットでは、ネジ部材を回転軸としてシールドを回転させることでシールドを進退できるものである。また、特許文献2に開示されたヘルメットでは、ひとつのネジ部材によってバイザーとシールドとを帽体に取り付けているので、部品点数が少なくヘルメットの構成が簡単である。
特開昭63−288207号公報 特開平04−146205号公報
ところで、前述したヘルメットでは、バイザーとシールドとを帽体に取りつけるネジ部材がバイザーの外側に露呈されているので、ヘルメットの外側からの衝撃がこのネジ部材に直接加わった際に、ネジ部材が緩んでしまうおそれがあった。ネジ部材が緩んでしまった場合には、シールドが十分に固定されずにシールドがぐらついたり衝撃で外れたりするといった問題があった。また、シールドを後退させた状態で使用しているときに、不意にシールドが落ちてくるおそれがあった。
また、ネジ部材の緩み防止のためにネジ部材に外部カバーや緩み防止部材を用いた場合には、部品点数が増えてヘルメットが複雑な構成となり、ヘルメットの製造コストが増加するといった問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、ヘルメットの外側からの衝撃によって、バイザーを帽体に取りつける連結部材が緩むことを防止できるヘルメットを提供することを目的とする。
また、シールドの取付機構が簡単な構成であるとともに、シールドを進退させた場合であってもシールドが緩むことがなく強固に固定されるヘルメットを提供することを目的とする。
本発明に係るヘルメットは、帽体と該帽体の外側に固定されたバイザーとを有するヘルメットであって、前記帽体には、前記帽体の内側から外側まで貫通した貫通孔が穿設されており、この貫通孔には、前記帽体の外側に位置される外側部材と前記帽体の内側に配置される内側部材とを備えた連結部材が挿入され、前記外側部材には、多角形平板状をなす係止部が配設されており、前記バイザーの内面には、前記係止部と回転不能に係合する多角形の係合凹部が形成され、この係合凹部は、前記バイザーの内面に対向する側面を有し、前記多角形の一方側が除去されて、前記係止部が係合可能とされており、前記係合凹部の前記側面と前記バイザーの内面との間に前記係止部が狭入されることによって、前記帽体に前記バイザーが取り付けられており、前記帽体と前記バイザーとの間に進退可能なシールドが配置され、前記外側部材が前記シールドの外側に配置され、前記外側部材と前記内側部材とによって、前記シールドと前記帽体とを挟持する構成とされていることを特徴とする。
本発明に係るヘルメットでは、連結部材に係止部が設けられるとともに、バイザー内面に係止部と係合可能な係合部が設けられているので、連結部材がバイザーの内側に配置されることになり、外側からの衝撃が直接連結部材に伝わることがなく、衝撃によって連結部材が緩むおそれがない。また、係止部と係合部とが回転不能に係合されているので、連結部材が回転することを確実に防止できる。
また、連結部材に別途外部カバーや緩み防止部材を備える必要がないので、連結部材を簡単な構成とすることができ、このヘルメットを低コストで製造することができる。
さらに、シールドの外側に配置される外側部材が設けられ、帽体の内側に配置される内側部材が設けられているので、これら内側部材と外側部材とによって、シールドと帽体とを挟持することができる。
また、前記係止部は、正六角形平板状をなしている。
さらに、前記係合凹部は、正六角形の一つの頂点を上方に向けて下方に位置する2辺を除去した構造とされている。
また、前記係合凹部には、複数のリブが形成されている。
以下、本発明の実施例によるヘルメットを添付した図面を参照して説明する。図1から図6に本発明の実施例であるヘルメットを示す。このヘルメットは例えば警備用に使用されるものであり、シールドを進出させた状態で目の部分を保護できるものである。
ヘルメットは、概略半球状に形成された帽体10と、この帽体10から前方に突出するように配置されるバイザー20と、帽体10とバイザー20との間に進退可能に配置されるシールド30と、これらバイザー20とシールド30とを帽体10に取り付けるネジ部材40とで概略構成されている。
帽体10は、図7に示すように後方側(図7において右側)が下側に向けて張り出した概略半球状のドーム型を呈しており、例えばABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)を射出成形することによって成形されている。
帽体10がなすドーム型の内側部分には、帽体10内部に配置されるハンモックHを取り付けるための取付凹部11が複数形成されており、本実施例では図12に示すように周方向で4ヶ所形成されている。
また、帽体10の前方側から側面にかけて、図7に示すように前記バイザー20を掛止するための掛止凹部12が複数形成されており、本実施例では全体で5ヶ所形成されている。
この帽体10の側面の前方側には、帽体10の外側に向けて突出する支軸13が設けられている。この支軸13は、帽体10がなす半球の中心よりも前方側に配置され、帽体10の径方向外側に向けて延びるように形成されている。この支軸13には帽体10の内側から外側まで貫通した貫通孔が穿設されており、貫通孔の内周面には、内側に突出して貫通孔の延びる方向に沿って延びる突条部14が形成されており、本実施例では、この突条部14が円周方向に120°等間隔で3本配置されている。また、支軸13の外周面は滑らかな円周面とされている。
支軸13の前方側(図7において左側)には、円柱状のガイドピン15が帽体10の外側に突出するように設けられており、図5に示すようにこのガイドピン15の帽体10外表面からの突出高さは、支軸13の突出高さよりも大きくなるように形成されている。
また、支軸13の上方側には、帽体10の外側に向けて凸曲面状に突出した突起部16が2個並列に設けられており、前方側に位置する突起部16が第1突起部16Aとされ、後方側に位置する突起部16が第2突起部16Bとされ、これら第1突起部16Aおよび第2突起部16Bは、支軸13の外周面がなす円の中心を同じく中心とした円周上に配置されている。
また、これら支軸13とガイドピン15と突起部16とは、帽体10の左側側面および右側側面に設けられており、左右対称に配置されている。
この帽体10の前方側に配設されるバイザー20は、例えばポリカーボネイトで構成されて半透明に形成され、図8に示すように前方側(図8において右側)及び上方側に向けて凸となる凸曲面板状に形成されている。より具体的には、バイザー20の中央部分が前方側へ大きく突出するとともに前方側へ向かうにしたがい漸次下側へ向かうように傾斜されており、バイザー20の両端部が後方側へ後退するとともに後方側に向かうにしたがい漸次高さが低くなるような形状とされているのである。
ここで、バイザー20の帽体10と当接する後端面21は、帽体10の外表面に合わせた曲面状に形成されている。
バイザー20の両端面の内面には、図8に示すように正六角形のひとつの頂点を上方に向けて下方に位置する2辺を除去した係合凹部22が形成されており、この係合凹部22は、バイザー20内面に対向する側面22Aを有している。
この係合凹部22のバイザー20内面には、係合方向に延びる複数(本実施例では図8に示すように3本)のリブ23が形成され、このリブ23のリブ面が前記側面22Aに対して平行となるように、リブ23のバイザー20内面からの高さが調整されている。本実施例では、バイザー20が下側に向かうにしたがい漸次広がるような形状とされているので、リブ23のバイザー20内面からの高さは、バイザー20の下側では高くなり上側に向かうにしたがい漸次低くなるように形成されているのである。
また、バイザー20の後端面21には、帽体10の掛止凹部12に掛止される爪部24が複数形成されている。
これら帽体10とバイザー20との間に配置されるシールド30は、例えばポリカーボネイトで構成されて透明に形成され、前方側に向けて凸となる凸曲面板状に形成されたシールド本体31と、このシールド本体31の両端部に設けられた取付部32とを有する。 ここで、シールド30がなす凸曲面は、シールド30を進出させた状態において帽体10の外表面と当接する部分の曲面の曲率に合わせた形状とされている。
この取付部32には、帽体10に設けられた支軸13の外周面と略同径の内周面を有する取付孔33がそれぞれ形成されている。この取付孔33の前方側には、帽体10に設けられたガイドピン15が摺動可能なガイド溝34が形成されており、このガイド溝34は、前記取付孔33の中心を同じく中心とした円弧状に延びるように形成されている。
また、取付孔33の上方には、帽体10に設けられた突起部16が嵌合可能なロック孔35が2個並列に形成されており、前方側に位置するロック孔35が第1ロック孔35Aとされ、後方側に位置するロック孔35が第2ロック孔35Bとされている。これら第1ロック孔35Aおよび第2ロック孔35Bは、取付孔33の中心を同じく中心とした円周上に配置されている。
シールド30を帽体10に取り付けるネジ部材40は、シールド30の外側に位置する外側部材41と帽体10の内側に配置される内側部材47とで構成されている。
外側部材41は、図9および図10に示すように多段軸状に形成され、最も先端側(図10において下側)に配置された概略円筒状をなす軸部42と、この軸部42より一段大径とされた押圧部45と、この押圧部45の後端側(図10において上側)に配置されて押圧部45よりも大径の係止部46とを有する。
係止部46は、概略正六角形平板状に形成されており、バイザー20の係合凹部22と係合可能な形状とされている。
また、押圧部45の軸部42側を向く面は、フラットな平面状に形成され、シールド30を帽体10側に押圧する押圧面45Aとされている。
概略円筒状をなす軸部42の内周面には雌ネジ部43が形成されており、軸部42の外周面には軸部42が延びる方向に沿って延びる溝部44が複数形成されており、本実施例では、円周方向に120°間隔で3つの溝部44が配置されている。
内側部材47は、図5および図6に示すように先端側が雄ネジ部48とされ、この雄ネジ部48の後端側に雄ネジ部48よりも一段大径とされた大径部49が形成されており、この大径部49の雄ネジ部48側の面はフラットな平面状に形成され、帽体10の内面を押圧する押圧面49Aとされている。
これら、シールド30とバイザー20とがネジ部材40によって以下のように取り付けられることによりヘルメットが構成されることになる。
まず、シールド30を進出させた状態となる位置でシールド30の内周面を帽体10の外表面に当接させ、シールド30の取付孔33を帽体10の支軸13に嵌め込む。すると、図2および図4に示すようにシールド30は、帽体10から突出されたガイドピン15がシールド30のガイド溝34の上端部に挿入され、かつ、シールド30の第2ロック孔35Bが帽体10の第1突起部16Aと係合するように配置される。
次に、外側部材41の軸部42が、シールド30の外側から支軸13に穿設された貫通孔に挿入される。ここで、軸部42の外周面に形成された3本の溝部44と支軸13の内周面に形成された突条部14とが嵌合され、係止部46がなす正六角形面のひとつの頂点が上方を向くように配置される。
帽体10の内側から内側部材47が挿入されて内側部材47の雄ネジ部48が軸部42の雌ネジ部43に螺着され、この内側部材47をねじ込むことで、外側部材41の押圧部45の押圧面45Aがシールド30を帽体10側へ押圧し、内側部材47の大径部49の押圧面49Aが帽体10をシールド30側に押圧し、図5および図6に示すように、これら押圧面45A、49Aが互いに接近してシールド30と帽体10とを挟持することになる。
この状態で、外側部材41に設けられた正六角平板状をなす係止部46に、バイザー20の内側に設けられた係合凹部22が係合されることによりバイザー20が取り付けられる。ここで、バイザー20の内側に設けられた係合凹部22には3本のリブ23が形成されており、この3本のリブ23のリブ面とバイザー20内面に対向する側面22Aとの間に係止部46が挟入されてバイザー20が取り付けられるのである。
また、バイザー20の後端面21に形成された爪部24が帽体10の掛止凹部12に掛止されることによりバイザー20が帽体10に固定される。
ここで、図5に示すように、帽体10から突出されたガイドピン15はバイザー20の内面に接触しない高さとされるとともに、ガイドピン15とバイザー20内面との隙間が、シールド30の厚みよりも小さくなるように設定されている。
このように構成されたヘルメットは、帽体10の内側に設けられた取付凹部11にハンモックHが取り付けられ、このハンモックHの中に頭部が装入されるようにして装着され、シールド30を状況に応じて進退させて使用する。
シールド30を後退させた状態では、帽体10に設けられたガイドピン15がシールド30のガイド溝34の下端部に配置され、シールド30を進出させた状態ではガイドピン15がシールド30のガイド溝34の上端部に配置されることになる。つまり、これらガイドピン15とガイド溝34とが、シールド30の進退範囲を規制する規制機構51を構成しているのである。
ここで、シールド30を後退させた状態では、第1ロック孔35Aが第1突起部16Aに係合されるとともに、第2ロック孔35Bが第2突起部16Bに係合することになり、シールド30が2箇所で固定されることになる。さらに、本実施例では、シールド30が、シールド30を進出させた状態における帽体10の外表面の曲率に合わせた凸曲面状に形成されるとともに、支軸13が帽体10の中心よりも前方側に設けられているので、シールド30を後退させた状態では、シールド30が接触する帽体10の外表面の曲率がシールド30の凸曲面の曲率よりも小さくなり、シールド30の両端部を押し広げようとする力が働くことになる。ここで、本実施例では、シールド30が弾性体であるポリカーボネイトで構成されているとともに、シールド30の両端部に設けられた取付部32を外側部材41の押圧面45Aで押圧しているので、シールド30の弾性力と外側部材41での押圧とによってシールド30が強固に帽体10側に押し付けられ、ロック孔35と突起部16との係合が確実に行われて、シールド30が強固に固定される。
一方、シールド30を後退させた状態では、シールド30のガイド溝34の上端部に配置されたガイドピン15と第2ロック孔35Bと係合した第1突起部16Aによってシールド30が固定される。
つまり、帽体10に設けられた第1突起部16Aおよび第2突起部16Bと、シールド30に設けられた第1ロック孔35Aおよび第2ロック孔35Bとが、シールド30を後退位置と進出位置とで選択的に固定する固定機構52を構成しているのである。
本実施例に係るヘルメットによれば、シールド30を取付孔33の中心を回転中心として回転させて進退させた際に、シールド30の取付孔33の内周面が支軸13の外周面と摺動するので、シールド30の回転運動がネジ部材40に伝わることが防止され、ネジ部材40が回転することを防止できる。
さらに、外側部材41には正六角形平板状をなす係止部46が設けられ、この係止部46にバイザー20の内側に形成された係合凹部22が係合されるので、外側部材41が回転することを係合凹部22と係止部46との係合により防止でき、シールド30が緩むことを確実に防止できる。
しかも、外側部材41の軸部42の外周面に形成された溝部44が支軸13の内周面に形成された突条部14に嵌挿されているので、外側部材41の回転をこの溝部44と突条部14との嵌合によりさらに確実に防止できる。
このように、ネジ部材40の回転を防止する手段が複数設けられているので、シールド30の回転運動によってネジ部材40が回転せず、シールド30が緩むことが確実に防止され、シールド30がぐらついたり、衝撃によってはずれたりするトラブルを未然に防止することができる。
また、ネジ部材40に緩み防止部材を別途設ける必要がなく、ネジ部材40の部品点数を少なくして簡単な構造とすることができ、このヘルメットを低コストで製造することができる。
また、ネジ部材40がバイザー20の内側に配置されることになるので、ヘルメットの外側からの衝撃がネジ部材40に直接伝わらず、衝撃によるネジ部材40の緩みを防止することができるとともに、ネジ部材40を保護するための外部カバーが不要となる。
また、外側からネジ部材40が視認しにくくなるので、意匠性に優れたヘルメットを提供することができる。
ここで、バイザー20の係合凹部22に、係合方向に延びる複数(本実施例では3本)のリブ23が設けられ、このリブ23のリブ面が係合凹部22のバイザー20内面に対向する側面22Aと平行となるようにリブ23高さが調整されているので、ネジ部材40の係止部46とバイザー20の係合凹部22との係合を確実にできるとともに、これらの係合強度を十分に確保することができる。また、3本のリブ面と係止部46材とが接触することになり、バイザー20を安定して取り付けることができる。
また、シールド30を後退位置と進出位置とで選択的に固定する固定機構52が設けられているので、シールド30を強固に固定した状態で使用でき、使用中にシールド30が落ちてきたり、ぐらついたりすることを防止できる。
さらに、シールド30を後退させた状態では、第1突起部16Aと第1ロック孔35Aおよび第2突起部16Bと第2ロック孔35Bとの係合と、シールド30の弾性力と、ネジ部材40での押圧力とによって、シールド30が強固に固定されているので、ヘルメットの使用中に不意にシールド30が落下することがない。
また、シールド30の進退範囲を規制する規制機構51が設けられるとともに、規制機構51を構成するガイドピン15とバイザー20内面との間の隙間が、シールド30の厚みよりも小さくなるように設定されているので、ガイドピン15がガイド溝34から外れてしまうことがなく、シールド30が外れて落下することを確実に防止でき、シールド30の進退を安定して行うことができる。
以上、本発明の実施例によるヘルメットについて説明したが、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、前記の実施例では、シールド30を目の部分を保護する形状のもので説明したが、これに限定されることはなく、鼻の部分まで保護できるものや顔面全体を防護できる形状のものであってもよい。また、警備用ヘルメットではなく、自動二輪車用ヘルメットなどであっても良い。
また、支軸13の内周面の被嵌合部として突条部14を設け、外側部材41の軸部42の外周面に嵌合部として溝部44を設けたもので説明したが、これに限定されることはなく、例えば支軸13に穿設された貫通孔を断面四角形孔とし、軸部42をこの四角形孔に嵌合可能な四角柱状としたものでもよく、外側部材41の回転を防止できるものであれば良い。
また、バイザー20内側の係合凹部22に3本のリブ23を設けたもので説明したが、これに限定されることはなく、リブ23がないものであっても良い。ただし、リブ23を複数設けたものでは、リブ23の高さを調整することで、係合凹部22と係止部46との係合強度や係合のし易さなどを簡単に調整できるので、本実施例のような構成とすることが好ましい。
本実施例に係るヘルメットのシールドを後退させた状態での側面図である。 図1のヘルメットのシールドを進出状態での側面図である。 図1のヘルメットの側面拡大図である。 図2のヘルメットの側面拡大図である。 図1におけるX−X断面図である。 図1におけるY−Y断面図である。 図1および図2のヘルメットを構成する帽体の斜視図である。 図1および図2のヘルメットを構成するバイザーの斜視図である。 図1および図2のヘルメットを構成するネジ部材(外側部材)の正面図である。 図9のネジ部材(外側部材)の側面図である。 図10におけるZ−Z断面図である。 図1のヘルメットにハンモックを付けた状態を示す底面図である。
符号の説明
10 帽体
13 支軸
14 突条部(被嵌合部)
20 バイザー
22 係合凹部(係合部)
30 シールド
40 ネジ部材(連結部材)
41 外側部材
42 軸部
43 雌ネジ部
44 溝部(嵌合部)
46 係止部
47 内側部材
48 雄ネジ部
51 規制機構
52 固定機構

Claims (4)

  1. 帽体と該帽体の外側に固定されたバイザーとを有するヘルメットであって、
    前記帽体には、前記帽体の内側から外側まで貫通した貫通孔が穿設されており、この貫通孔には、前記帽体の外側に位置される外側部材と前記帽体の内側に配置される内側部材とを備えた連結部材が挿入され、前記外側部材には、多角形平板状をなす係止部が配設されており、
    前記バイザーの内面には、前記係止部と回転不能に係合する多角形の係合凹部が形成され、この係合凹部は、前記バイザーの内面に対向する側面を有し、前記多角形の一方側が除去されて、前記係止部が係合可能とされており、
    前記係合凹部の前記側面と前記バイザーの内面との間に前記係止部が狭入されることによって、前記帽体に前記バイザーが取り付けられており、
    前記帽体と前記バイザーとの間に進退可能なシールドが配置され、
    前記外側部材が前記シールドの外側に配置され、前記外側部材と前記内側部材とによって、前記シールドと前記帽体とを挟持する構成とされていることを特徴とするヘルメット。
  2. 前記係止部は、正六角形平板状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のヘルメット。
  3. 前記係合凹部は、正六角形の一つの頂点を上方に向けて下方に位置する2辺を除去した構造とされていることを特徴とする請求項2に記載のヘルメット。
  4. 前記係合凹部には、複数のリブが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヘルメット。
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