JP4760062B2 - 指針式表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指針式表示装置に関するものである。
従来、表示装置として、例えば、自動車用空調装置(カーエアコン)の操作パネル(エアコンパネル)があり、エアコンパネルとして、送風ファン速度、吹き出しモード、設定温度等のカーエアコンの制御状態をセグメントにより表示するものがある。
一方、他のエアコンパネルとして、スピードメータ等のアナログメータと同様に、指針を用いて、設定温度等のカーエアコンの制御状態を表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−71389号公報
しかし、上記したような従来のエアコンパネルでは、その電源がオフとなったとき、単に、表示が消えたり、指針が停止したりするだけで、ユーザに対して、視覚的に訴える魅力という点が欠けていた。
本発明は、上記点に鑑み、指針式表示装置の電源がオフになる場合において、ユーザに対して視覚的に訴える魅力のある表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1、2に記載の発明では、制御部(51、52)が、指針式表示装置の電源がオフになる場合に、指針部(3)を、操作対象の操作動作状態に対応した表示部(2、4)の位置から、所定の停止位置に、所定の動作で移動させるように、駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴としている。
これにより、指針式表示装置の電源がオフになる場合において、指針部によって視覚的な演出を図ることができる。この結果、魅力のある指針式表示装置を提供することができる。
なお、指針式表示装置の電源がオフになる場合とは、指針式表示装置の電源オフのスイッチがユーザに押される等により、制御部が電源オフの指示を受け、電源オフモードになる場合を意味する。
停止位置については、例えば、一番左端の表示部の位置(いわゆるゼロ点)とすることができる。
具体的には、請求項1に記載の発明では、すべての指針部(3)を同時に移動開始させ、かつ、すべての指針部(3)が同時に停止位置に到達するように、指針部(3)の移動速度を停止位置までの移動距離に応じた速度とする。
すなわち、移動距離が長い指針部ほど移動速度を速くすることで、すべての指針部を停止位置に同時に到達させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、すべての指針部(3)を同じ速度で移動させ、かつ、すべての指針部(3)が同時に停止位置に到達するように、指針部(3)の停止位置までの移動距離に応じて、指針部(3)の移動の開始時期を異ならせる。
このように、指針部の停止位置までの移動距離に応じて、指針部が移動を開始するタイミングを異ならせることで、すべての指針部を同時にゼロ点に到達させることができる。
また、請求項に示すように、少なくとも文字盤(1)および指針部(3)のどちらか一方を照明する照明装置(24、28)を有し、制御部(51、52、54)が、照明装置(24、28)の点灯、消灯を制御するようになっている場合では、制御部(51、52、54)に、指針部(3)を停止位置に移動させた後、照明装置(24、28)が点灯している場合、照明装置(24、28)を消灯させる制御を行わせることができる。
また、請求項に示すように、指針式表示装置は車両に搭載されるものであって、操作対象は車両用空調装置であり、指針部(3)と文字盤(1)の少なくとも一方を照明する指針式表示装置用の照明装置(24、28)を有し、制御部(51、52、54)が、照明装置(24、28)を消灯させる制御を行うようになっている場合では、制御部(51、52、54)に、イグニッションスイッチがオンからオフになって、指針式表示装置の電源がオフになった場合に、車両用計器が有する計器用照明装置の消灯に対応させて、指針式表示装置の照明装置(24、28)を消灯させる制御を行わせることができる。
指針式表示装置を車両用空調装置の操作パネルに適用した場合では、例えば、イグニッションスイッチがオンからオフになった場合にタイマーをスタートさせ、所定時間後に、指針部を移動させることができる。
もしくは、請求項に示すように、制御部(51、52、54)に、車両用計器を制御する計器制御部(56)から、計器用照明装置の消灯に関する第1の同期信号が入力されるようになっている場合では、制御部(51、52、54)に、イグニッションスイッチがオンからオフになって、指針式表示装置の電源がオフになる場合に、入力された第の同期信号に基づいて、指針式表示装置の照明装置(24、28)を消灯させる制御を行わせることができる。
また、請求項に示すように、制御部(51、52)に、イグニッションスイッチがオンからオフになって、前記指針式表示装置の電源がオフになる場合に、車両用計器が有する計器用指針部の動きに対応させて、指針式表示装置の指針部(3)を移動させるように、駆動部(26)を制御させることができる。
指針式表示装置を車両用空調装置の操作パネルに適用した場合、イグニッションスイッチがオンからオフになったとき、計器用指針部が、所定の停止位置に移動するようになっている場合がある。また、イグニッションスイッチがオンからオフになった場合に、指針式表示装置の電源がオフとなる。
そこで、イグニッションスイッチがオンからオフになった場合では、計器用指針部の動きに対応させて、指針式表示装置の指針部(3)を移動させることが好ましい。
例えば、イグニッションスイッチがオンからオフになった場合にタイマーをスタートさせ、所定時間後に、指針部を移動させることができる。
もしくは、請求項に示すように、制御部(51、52)に、車両用計器を制御する計器制御部(56)から、車両用計器の計器用指針部の動きに関する第2の同期信号が入力されるようになっている場合では、制御部(51、52)に、イグニッションスイッチがオンからオフになって、指針式表示装置の電源がオフになる場合に、入力された第2の同期信号に基づいて、駆動部(26)を制御させることができる。
また、上記した各請求項の発明を、請求項に示すように、ユーザによって操作され、操作に応じて、制御部(51、52)に対して、移動目標の表示部(2、4)を指示するための操作部(12)を有し、操作部(12)は、その内側が開口したリング形状であって、回転可能となっており、操作部(12)の内側に、文字盤(1)、複数の表示部(2、4)、指針部(3)が配置されている指針式表示装置に適用することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態では、指針式表示装置を車両のエアコンパネルに適用した場合を例として説明する。したがって、本実施形態では、カーエアコンが本発明の操作対象に相当する。図1に、本発明の第1実施形態における指針式表示装置の正面図を示す。
本実施形態の指針式表示装置は、表示器11とダイアルノブ12の配置が従来の指針式表示装置と異なるものであるが、基本的な構成は、従来の指針式表示装置と同じである。また、本実施形態の指針式表示装置は、エアコンパネルの電源OFF時での指針の動きや、エアコンパネルの照明の消灯の仕方が従来の表示装置と異なっている。
図1に示すように、本実施形態の指針式表示装置は、3つの表示器11と、3つの操作部としてのベゼルダイアルノブ12と、4つの操作ボタン13と、カバー14とを有している。なお、以下では、ベゼルダイアルノブ12をベゼル12と呼ぶ。
ベゼル12は内側が開口したリング形状である。なお、本実施形態では、後述するが、スモークレンズ21がベゼル12の内側に配置されている。このため、ベゼル12の内側は、実際には開口していないが、スモークレンズ21が透明であるため、ベゼル12の内側が開口しているように視認される。
そして、各ベゼル12の内側に、1つずつ表示器11が配置されている。言い換えると、表示器11の外周にベゼル12が配置されている。したがって、本実施形態では、表示器11とベゼル12とが一体化している。
このように、表示器11とベゼル12とを一体化させることで、ユーザに対して、あたかも、表示器11に表示されている操作動作内容を操作する操作スイッチが存在しないように見せることができる。これにより、エアコンパネルの外観をすっきりさせることができ、外観が煩雑であることによるユーザの操作の混乱を抑制することができる。
なお、このように配置された1つの表示器11と1つのベゼル12とを一組として、3組の表示器およびベゼル12が、独立して、3つ存在している。
3つの表示器11は、カーエアコンに関連する内容を表示するものである。3つの表示器11は、文字盤1と、指針部としての指針3とを有している。文字盤1には、文字やイラスト2や目盛り4が円弧状に配置されている。文字やイラスト2や目盛り4が本発明の表示部に相当し、1つの表示器における文字盤1および指針3が本発明の一組の文字盤および指針部に相当する。
具体的には、図1中の左側に位置する表示器11aは、送風ファン速度に関連する情報を表示するものであり、文字盤1に「OFF」、「LO」、「1」、「2」、「HI」の文字2や、目盛り4が示されている。
図1中の中央に位置する表示器11bは、吹き出しモードに関連する情報を表示するものであり、文字盤1に、「足元吹き出し」、「バイレベル吹き出し」、「頭部吹き出し」、「足元+デフォッガ吹き出し」、「デフォッガ吹き出し」のイラスト2や目盛り4が示されている。
図1中の右側に位置する表示器11cは、温度に関連する情報を表示するものであり、文字盤1に、温度を表す数字2や目盛り4が示されている。
ベゼル12は、いわゆるダイアルスイッチの一部であり、ベゼル12の中央を中心として、ベゼル12の外周方向に沿って、その場で回転するようになっている。また、ベゼル12は、文字盤1と独立して回転するようになっている。ベゼル12がユーザによって操作されることにより、指針3が所望の文字やマーク2を指し、かつ、カーエアコンが所望の操作動作を実行する。
図2に、ベゼル12の動きと指針3の動きとを説明するための図を示す。図2は、図1に対応する図であるが、操作ボタン13を省略している。ベゼル12は、図2中の実線の矢印で示すように、文字盤1に対して時計回りや、図2中の破線の矢印で示すように、反時計回りのどちらの方向にも回転可能となっている。
また、ベゼル12は、例えば、60°ずつ回転するようになっている。すなわち、ベゼル12は、図2に示すように、文字盤1の外周部に示された小さな円と、ベゼル12に示された小さな円とが一致する位置で止まるようになっている。なお、これらの小さな円は、ここでの説明のために、図2中に便宜上示したものである。
そして、送風ファン速度を表示する表示器11aと吹き出しモードを表示する表示器11bでは、ベゼル12が60°回転する毎に、指針3が、例えば60°ずつ移動するようになっている。一方、温度を表示する表示器11cでは、ベゼル12が60°回転する毎に、指針3が一目盛りずつ移動するようになっている。
このように、ベゼル12と指針3の回転角度を同じ設定にしたり、異なる設定にしたりすることができる。なお、ベゼル12の回転角度は、任意に設定可能である。
また、ベゼル12によってカーエアコンが操作される場合では、例えば、送風ファン速度を表示する表示器11aでは、設定が5段階であり、指針3は、「OFF」、「LO」、「1」、「2」、「HI」のいずれか1つを指し示す。これに対して、カーエアコンが自動で制御されている場合では、設定が5段階以上あり、「OFF」から「HI」の間のいずれかの部分を、指し示すようになっている。
また、図1に示すように、操作ボタン13は、隣り合うベゼル12同士の間に配置されている。操作ボタン13は、カーエアコン設定用の操作ボタン(A/Cボタン)13、自動送風設定用の操作ボタン(AUTOボタン)13、デフォッガの操作ボタン(リヤDEFボタン)13、エアー循環モード設定用の操作ボタン(内外気ボタン)13である。そして、カバー14によって、表示器11、ベゼル12、操作ボタン13を除く領域が覆われている。
次に、指針式表示装置の機械的構成(内部構造)を説明する。図3、4、5に、それぞれ、図1中のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図を示す。図3、4では図中上側が、図5では図中左側が、指針式表示装置の前面側である。前面とはユーザに視認される面をいう。
本実施形態の指針式表示装置は、図3、5に示すように、ベゼル12の内側において、指針式表示装置の前面側から、スモークレンズ21、文字盤1、導光レンズ22、指針3が順に配置されている。
文字盤1は導光レンズ22と一体に成形されており、透明なアクリル樹脂からなる。文字盤1には文字やマーク2、目盛り4が透光性着色層として印刷されている。文字盤1のうち、これら透光性着色層を除く領域は透明とされている。このため、文字盤照明用LED24および後述する指針照明用LED28が点灯すると、文字盤1を通して、文字やマーク2、目盛り4、ならびに指針3が重畳した状態でこれらを視認できるようにされている。
また、導光レンズ22も含めて文字盤1は、円形状となっている。これは、文字盤1が、筒状であるベゼル12の内部に配置されているためである。
また、文字盤1は、ベゼル12と別体であり、文字盤用ハウジング23に固定されている。このように、文字盤1は、文字盤用ハウジング23に固定されているため、ベゼル12が回転しても、文字盤1は回転しない。
導光レンズ22は、図5に示すように、文字盤照明用LED24の光を文字盤1に導くものである。この導光レンズ22、照明装置としての文字盤照明用LED24により、文字盤1が照明されるようになっている。
文字盤照明用LED24は、図4、5に示すように、第1の回路基板25上に設けられている。第1の回路基板25は、文字盤用ハウジング23に固定されている。第1の回路基板25には、図示しないが、照明用制御部としてのICチップが設けられている。なお、文字盤照明用LED24は、図5に示すように、指針3の下側に配置されている。
指針3は、透明なアクリル樹脂から構成されており、その先端からステップモータ26との接続部の略全長に渡って透光性着色層が形成され、この着色層を除く領域は遮光層が形成されており、後述する指針照明用LED28が点灯すると、この着色層が発光するようにされている。
指針3は、駆動部としてのステッパモータ26の回転軸26aと接続されている。ステッパモータ26により、指針3が駆動するようになっている。ステッパモータ26は、ステッパモータ用の第2の回路基板27上に設けられている。また、第2の回路基板27には、図示しないが、駆動制御部としてのICチップが設けられている。
また、指針3を照明する照明装置としての指針照明用LED28は、指針3の裏側に配置されている。指針照明用LED28は、第3の回路基板29に固定されている。第3の回路基板29は文字盤用ハウジング23に固定されている。第3の回路基板29には、図示しないが、照明制御部としてのICチップが設けられている。
スモークレンズ21は、ベゼル12に固定されている。スモークレンズ21は透過率を低く設定されており、文字盤1のLED24および指針3のLED28の点灯時には、その文字盤1の文字やマーク2、目盛り4、ならびに指針3が視認され、それらの消灯時には文字盤1の文字やマーク2、目盛り4、ならびに指針3が視認されないように文字盤1の全体がブラックフェースとなるように上記透過率が設定されている。なお、デザインの観点からスモークレンズ21を省略することもできる。
ベゼル12は、図3、5に示すように、ベゼル用ハウジング30と、結合部31を介して、結合されている。ベゼル用ハウジング30は、ロータリースイッチ32と接続されている。ベゼル12が回ることで、ベゼル用ハウジング30を介して、ロータリースイッチ32の切り替えが行われるようになっている。
ロータリースイッチ32は、ロータリースイッチ用の第4の回路基板33上に配置されている。第4の回路基板33には、図示しないが、ベゼル12の位置を読み込むICチップが設けられている。ロータリースイッチ32としては、コードスイッチなどの絶対位置信号出力スイッチを用いることができる。
次に、本実施形態の指針式表示装置の電気的構成を説明する。図6に、指針式表示装置の構成のブロック図を示す。
上記したように、本実施形態の指針式表示装置は、文字盤1、指針3、ステッパモータ26、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28、操作ボタン13、ベゼル12、ロータリースイッチ32等の読み込みスイッチ59を備えている。なお、読み込みスイッチ59は、操作ボタン13から信号も読み込むようになっている。
その他に、この指針式表示装置は、駆動制御部51、駆動信号制御部52、空調信号制御部53、照明制御部54を有している。駆動制御部51、駆動信号制御部52、照明制御部54が本発明の制御部に相当する。
なお、駆動制御部51は、上記した第2の回路基板27上に設けられたICチップである。駆動信号制御部52、空調信号制御部53は、上記した第4の回路基板33上に設けられたICチップである。照明制御部54は、上記した第1の回路基板25、第3の回路基板29上に設けられたICチップである。
駆動制御部51は、指針3が所定の文字やイラスト2を指し示すように、ステッパモータ26を制御するものである。駆動制御部51は、駆動信号制御部52から入力された駆動信号に基づいて、3つの指針3に対応する各ステッパモータ26に対して駆動指示信号を出力するようになっている。
駆動信号制御部52は、駆動制御部51を作動させるか否かの制御を行うところである。駆動信号制御部52は、空調信号制御部53および車両に別途搭載されている車両信号制御部55から入力された信号に基づいて、駆動制御部51に対して駆動信号を出力するようになっている。ここで、車両信号制御部55から入力される信号とは、例えば、イグニッション(IG)スイッチがON(オン)、OFF(オフ)である旨の信号である。
駆動信号制御部52は、後述するが、イグニッションスイッチがONからOFFになり、エアコンパネルの電源がOFFとなる場合、すなわち、エアコンパネルの表示を終了する場合に、指針3を停止位置まで所定の動作で作動させる等のエアコンパネルの表示終了処理を実行するようになっている。例えば、駆動信号制御部52には図示しない記憶部に停止位置および所定動作内容が記憶されており、表示終了処理時では、この停止位置および所定動作内容を読み出すようになっている。
なお、駆動信号制御部52は、車両信号制御部55からイグニッションスイッチがOFFである旨の信号が入力された場合、空調信号制御部53を介して、空調制御部58に対して、エアコンシステム57の作動を終了させる旨の信号を出力するようになっている。
また、駆動信号制御部52は、照明制御部54に対して、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28や、操作ボタン用LED等の照明装置の点灯、消灯を指示する旨の信号を出力するようになっている。
また、駆動信号制御部52は、スピードメータ等のメータを制御するメータ制御部56に信号を出力したり、メータ制御部56から信号が入力されたりするようになっている。例えば、イグニッションスイッチがONからOFFになった際、メータ指針の動きや、メータ照明の消灯等の同期信号がメータ制御部56から駆動信号制御部52に入力されるようになっている。
このように、駆動信号制御部52とメータ制御部56との間で信号のやりとりをさせているのは、後述するように、エアコンパネルの表示終了時において、スピードメータ等のメータ(車両用計器)がアナログメータである場合に、エアコンパネルの指針3の動きとメータの指針の動きとを関連づけさせたり、エアコンパネルの照明をメータの照明に協調させて消灯させたりするためである。
また、駆動信号制御部52は、図示しないタイマーを有している。このタイマーは、例えば、イグニッションスイッチがOFFである旨の信号が、駆動信号制御部52に入力された場合に、時間計測を開始するようになっている。なお、後述するが、このタイマーは、必要に応じて、エアコンパネルの表示終了処理に利用される。
空調信号制御部53は、ロータリースイッチ32から入力された信号に基づき、車両に搭載されたエアコンシステム57を制御する空調制御部58に対して、所定の制御を行うように、空調信号を出力するものである。なお、エアコンシステム57は、各種センサ、ブロアモータ、コンプレッサ、ポテンシォメータ等を備えている。
また、空調信号制御部53は、ロータリースイッチ32から入力された信号に基づき、指針3を駆動させるため、駆動信号制御部52に対して、制御信号を出力するようになっている。
また、空調信号制御部53は、空調制御部58から制御信号が入力されるようになっている。これは、空調制御部58が自動でエアコンシステム57を制御している場合に、その制御に応じて、指針3を駆動させるためである。なお、空調信号制御部53は、ロータリースイッチ32から信号が入力された場合、その信号を、空調制御部58から入力された制御信号よりも、優先するようになっている。
照明制御部54は、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28の作動を制御するものである。車両信号制御部55もしくは駆動信号制御部52から入力された信号に基づいて、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28に対して、点灯もしくは消灯の作動指示信号を出力するようになっている。
次に、このように構成された指針式表示装置の基本作動について説明する。以下では、図2に示すように、ユーザが送風ファン速度を「OFF」から「LO」に切り替える操作をする場合を例として説明する。
ユーザは、送風ファン速度を表示器11aのベゼル12を、図2中の実線で示す矢印のように、時計回りの方向、すなわち、右方向に60°回転させる。これにより、ロータリースイッチ32が切り替わり、図6に示すように、空調信号制御部53に、ロータリースイッチ32から送風ファン速度を「LO」にする旨の信号が入力される。
この信号を受けて、空調信号制御部53は、空調制御部58に対して、「LO」で作動する旨の空調信号を出力する。これにより、エアコンシステム57は、空調制御部58に制御され、送風ファン速度を「LO」とする。
また、このとき、空調信号制御部53は、駆動信号制御部52に対して、指針3が「LO」を指し示すように、制御信号を出力する。
そして、駆動信号制御部52は、この制御信号を受けた後、車両信号制御部55から入力された信号に基づいて、駆動制御部51を駆動させてもよいか否かを判定する。その結果、駆動信号制御部52が駆動制御部51を駆動させても良いと判定した場合に、駆動信号制御部52は、駆動制御部51に対して、指針3が「LO」を指し示すように、駆動信号を出力する。
駆動制御部51は、この駆動信号を受けて、ステッパモータ26に駆動指示信号を出力する。これにより、ステッパモータ26を介して、指針3が駆動し、指針3が「LO」を指し示す。このようにして、送風ファン速度が「OFF」から「LO」に切り替えられる。
次に、駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの表示終了処理を説明する。図7に、駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの表示終了処理のフローチャートを示す。
ユーザがイグニッションスイッチをONからOFFに切り替える操作をして、イグニッションスイッチがONからOFFになった場合、ステップ61では、車両信号制御部55からイグニッションスイッチがOFFである旨の信号が入力される。これにより、ステップ62以降では、エアコンパネルは電源OFFモードとなる。なお、この場合が本発明の指針式表示装置の電源がオフになる場合に相当する。
ステップ62では、この信号を受けて、この信号が入力される前のエアコンシステム57の制御状態(操作動作状態)に対応した文字やイラスト2、目盛り4の位置から、所定の停止位置としてのゼロ点まで、指針3を所定動作で移動させる旨の駆動信号を出力する。この駆動信号を受けて、駆動制御部51は、ステッパモータ26に駆動信号を出力する。
ここで、ゼロ点および所定動作について説明する。図8に、エアコンパネルの正面図を示す。図8では、図2と同様の構成部に、図2と同じ符号を付している。
ゼロ点とは、1つの表示器において、一端側から他端側まで連続して円弧状に並べられている文字やイラスト2、目盛り4のうち、一番左端に位置するものを指し示す位置である。この位置は、例えば、スピードメータの指針が0km/kを指すときの位置と同じ位置であり、具体的には、送風ファン速度を示す表示器11aでは「OFF」、吹き出しモードを示す表示器11bでは「足元吹き出し」、温度を示す表示器11cでは「18℃」の位置である。
所定の動作については、例えば、各表示器11a〜11cの指針3の移動開始時期を同じとし、指針3の移動速度を同じとすることができる。
したがって、ステッパモータ26は、駆動制御部51からの駆動信号を受けて、図8に示すように、各表示器11a〜11cの各指針3を、実際の表示位置(図中破線で示す指針3)から同時に移動開始させ、同じ移動速度で、ゼロ点まで移動させる。
なお、イグニッションスイッチをOFFにしても、指針3を動かすことができるのは、エアコンパネルの駆動信号制御部52、駆動制御部51、ステッパモータ26に対してバッテリから電力が供給され続けているからである。
そして、ステップ63では、照明制御部54に対して、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を消灯させる旨の信号が出力される。この信号を受けて、照明制御部54は、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を消灯させる。
このとき、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28が消灯するタイミングを、例えば、指針3がゼロ点に到達した時点とする。
なお、各表示器11a〜11cの指針3がゼロ点に戻るタイミングは、イグニッションスイッチがONからOFFになったときの指針3の位置によって決まるため、各指針3がゼロ点に同時に戻る場合や、ゼロ点に戻るタイミングがバラバラの場合がある。そのため、ゼロ点に指針3が移動した表示器11a〜11bから順次消灯させることとする。もしくは、すべての指針3がゼロ点に到達したときに、すべての表示器11a〜11cを同時に消灯させることとする。
これにより、イグニッションスイッチがONからOFFになり、指針3が実際の表示位置からゼロ点に戻る際、ユーザが照明を消灯させた場合を除いて、指針3の動きを最後までユーザに見せることができる。
具体的には、例えば、以下のようにして、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を消灯させることができる。
駆動信号制御部52は、ステップ61で、イグニッションスイッチがOFFである旨の信号が入力されたとき、そのときの指針3の表示位置からゼロ点までの距離(角度)と、指針3の移動速度とから、指針3がゼロ点に移動するまでにかかる時間を算出する。
そして、ステップ63では、イグニッションスイッチがOFFとなってから、その算出した時間後に、駆動信号制御部52から照明制御部54に対して消灯させる旨の信号が出力される。これにより、指針3がゼロ点に到達した時点で、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28が消灯する。
以上のようにして、エアコンパネルの表示終了処理が実行されることで、エアコンパネルの表示が終了する。
次に、本実施形態の主な特徴について説明する。
上記したように、本実施形態では、駆動信号制御部52、駆動制御部51が、イグニッションスイッチがONからOFFになった場合に、実際のエアコンシステム57の操作動作状態に対応した文字やイラスト2、目盛り4の位置からゼロ点まで、各表示器11a〜11cの指針3を、同時に移動開始させ、同じ移動速度で移動させるように、ステッパモータ26を制御するようになっている。
このように、イグニッションスイッチがONからOFFとなり、エアコンパネルの電源がOFFとなる場合に、指針3を電源OFF直前の表示位置から異なる位置に、移動させるようにしているので、指針3による視覚的な演出を図ることができる。この結果、本実施形態によれば、エアコンパネルを魅力あるものとすることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、イグニッションスイッチがONからOFFになった場合、3つの指針3をゼロ点まで移動させる際の指針3の所定動作として、各指針3を同時に移動開始させ、同じ速度で移動させる場合を例として説明したが、本実施形態のように、他の動作を採用することもできる。
第1実施形態では、上記したように、イグニッションスイッチがONからOFFになった場合の各指針3の表示位置が違うとき、3つの指針3がゼロ点に戻るタイミングがバラバラとなる。これに対して、本実施形態では、所定の動作として、3つの指針3がゼロ点に戻るタイミングを同じとする場合を、3つの例を挙げて説明する。
(1)図9に、本実施形態の第1の例における指針3の所定動作を説明するためのエアコンパネルの正面図を示す。図9では、図2と同様の構成部に、図2と同じ符号を付している。第1の例は、すべての指針3の移動速度を同じとする場合である。
まず、3つの表示器11a〜11cのうち、イグニッションスイッチがONからOFFになったときの指針3の表示位置が、ゼロ点の位置から遠い表示器11a〜11cの順に、指針3を移動開始させる。例えば、図9では、送風ファン速度を示す表示器11aの指針3の表示位置が最もゼロ点から遠い位置であるため、この指針3をゼロ点に向けて移動開始させる。
そして、指針3の表示位置がゼロ点の位置から2番目、3番目に遠い表示器11a〜11cの指針3の移動開始時期を、移動している他の表示器の指針3が、同じ表示位置(ゼロ点までの距離が同じ)となったときとする。
例えば、図9では、送風ファン速度を示す表示器11aの指針3が、破線で示すように、「1」に位置したとき、吹き出しモードを示す表示器11bの指針3をゼロ点に向けて移動開始させる。
さらに、送風ファン速度を示す表示器11aの指針3が、破線で示すように、「Lo」と「OFF」の間に位置するとともに、吹き出しモードを示す表示器11bの指針3が「バイレベル吹き出し」と「足元吹き出し」の間に位置したときに、温度を示す表示器11cの指針3をゼロ点に向けて移動開始させる。
指針3の所定動作をこのようにすることで、3つの指針3がゼロ点に戻るタイミングを同じとすることができる。
(2)図10に、本実施形態の第2の例における指針3の所定動作を説明するためのエアコンパネルの正面図を示す。図10では、図2と同様の構成部に、図2と同じ符号を付している。第2の例も、すべての指針3の移動速度を同じとしている。
3つの表示器11a〜11cの指針3をすべて同じ位置に移動させた後、同時に、各指針3をゼロ点まで移動させる。
例えば、図10に示すように、各指針3を、MAXの位置(一番右端)に移動させる。このとき、各指針3の移動開始時期は、同じ、もしくは、異ならせることができる。そして、MAXの位置から、同時に、各指針3をゼロ点に移動させる。
この場合、各指針3が、同じ位置から同じ速度でゼロ点に移動するので、同時にゼロ点に到達する。また、各指針3の動きが一致しており、各指針の動きに統一感を持たせることができる。なお、MAXの位置に限らず、他の位置とすることもできる。
(3)第3の例は、指針3の移動速度を異ならせる場合である。すなわち、各指針3の移動を開始するタイミングを同じとする場合、各指針3が同時にゼロ点に到達するように、各指針3がゼロ点の位置まで移動させる距離に応じて、各指針3の移動速度を異ならせる。
例えば、図8に示すように、送風ファン速度を示す表示器11a、吹き出しモードを示す表示器11b、温度を示す表示器11cの順に、ゼロ点までの指針3の移動距離が長いので、送風ファン速度を示す表示器11a、吹き出しモードを示す表示器11b、温度を示す表示器11cの順に、指針3の移動速度を速くする。
これにより、各指針3の移動を開始するタイミングを同じとする場合であっても、3つの指針3がゼロ点に戻るタイミングを同じとすることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、指針3の所定動作を、第1、第2実施形態と異なる動作とする場合を説明する。本実施形態のように、3つの指針3の移動開始時期、ゼロ点に到達する時期を異ならせることもできる。図11に、本実施形態における指針3の所定動作を説明するためのエアコンパネルの正面図を示す。図11では、図2と同様の構成部に、図2と同じ符号を付している。
例えば、図11に示すように、左端に位置する送風ファン速度を示す表示器11a、その隣の中央に位置する吹き出しモードを示す表示器11b、その隣の右端に位置する温度を示す表示器11cの順に、指針3をゼロ点に向けて移動開始させる。
このとき、左端の表示器11aの指針3がゼロ点に到達する前に、隣の表示器11bの指針3を移動開始させたり、左端の表示器11aの指針3がゼロ点に到達した後に、隣の表示器11bの指針3を移動開始させたりすることができる。
このように、3つの表示器11a〜11cの各指針3のうち、一端側に配置された表示器11aから反対側に配置された表示器11cの順に、各指針3を順次、ゼロ点まで移動開始させる。これにより、3つの指針3の動きを、スタジアムで観客が行うウェーブのように見せることができ、指針3による演出を図ることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、イグニッションスイッチがONからOFFになった場合に、エアコンパネルの指針3の動きや消灯を、車両に搭載されているアナログメータ(指針を有する車両用計器)の指針の動きや消灯に協調させる場合を説明する。アナログメータは、例えば、スピードメータ、タコメータ等である。
図12に、本実施形態における駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの表示終了処理のフローチャートを示す。本実施形態の表示終了処理は、図7に示す各ステップにおいて、ステップ61と、ステップ62との間のステップ71と、ステップ72とが追加されたものであるため、以下では、図7と異なる点について、主に説明する。
ステップ61の後、ステップ71では、メータ制御部56から同期信号が入力されたか否かが判定される。
この同期信号とは、メータの指針の動きや、照明の消灯に関する信号である。すなわち、メータ制御部56に車両信号制御部55からイグニッションスイッチがONである旨の信号が入力された場合に、メータ制御部56がメータの指針を動かしたり、照明を消灯させたりする前に駆動信号制御部52に対して出力する信号である。なお、この同期信号が本発明の第1、第2の同期信号に相当する。
そして、メータ制御部56から同期信号が入力された場合、YESと判定され、ステップ62に進む。
一方、メータ制御部56から同期信号が入力されない場合、NOと判定され、ステップ72に進む。なお、メータ制御部56から同期信号が入力されない場合としては、例えば、故障により、メータ制御部56から駆動信号制御部52に対して信号が出力されない場合や、駆動信号制御部52とメータ制御部56との間で通信が行われない車両に本実施形態の指針式表示装置が搭載された場合が該当する。
ステップ72では、駆動信号制御部52のタイマーが所定時間を経過したかが判定され、所定時間を経過した場合に、ステップ62に進む。
ステップ62では、第1実施形態で説明したように、各指針3がゼロ点に戻される。このとき、指針3の所定の動作を、例えば、第1実施形態と同様に、各表示器11a〜11cの指針3の移動開始時期を同じとし、指針3の移動速度を同じとする。
ただし、本実施形態では、メータ制御部56から同期信号が入力された場合では、駆動信号制御部52は、その同期信号に基づいたタイミングで、各指針3を移動させるようにする。一方、タイマーが所定時間を経過した場合では、駆動信号制御部52は、そのタイミングで、各指針3を移動させるようにする。
続いて、ステップ63では、第1実施形態で説明したように、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28が消灯する。
ただし、本実施形態では、メータ制御部56から同期信号が入力された場合では、駆動信号制御部52、照明制御部54は、その同期信号に基づいたタイミングで、各照明装置24、28を消灯させる。一方、タイマーが所定時間を経過した場合では、駆動信号制御部52、照明制御部54は、そのタイミングで、各照明装置24、28を消灯させるようにする。
このようにして、駆動信号制御部52の表示終了処理が実行される。
次に、本実施形態の主な特徴を説明する。
(1)本実施形態では、ステップ71で、メータ制御部56から同期信号が入力されたと判定された場合、ステップ62で、駆動信号制御部52は、その同期信号に基づいたタイミングで、各指針3を移動させるように制御している。
一方、ステップ71で、メータ制御部56から同期信号が入力されなかったと判定された場合、ステップ72で、タイマーで時間を計測し、所定時間経過後に、ステップ62で、駆動信号制御部52が、各指針3を移動させるように、制御している。
これにより、イグニッションスイッチがONからOFFになった場合、アナログメータの指針がゼロ点に移動するようになっている場合、エアコンパネルの各指針3がゼロ点に移動開始するタイミングを、アナログメータの指針がゼロ点に移動開始するタイミングと一致(同期)させることができる。
また、これに限らず、各指針3がゼロ点に戻るタイミングを、スピードメータ、タコメータ等の車両用計器の指針がゼロ点に戻るタイミングと一致させることもできる。この場合、各指針3の動きを、第2実施形態で説明した動きとすることが好ましい。
なお、各指針3の動きが、メータの指針の動きと連動しているなとユーザに感じさせることができれば、エアコンパネルの指針3と、メータの指針とにおいて、移動開始やゼロ点に到達するタイミングが異なっていても良い。
(2)本実施形態では、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28の消灯についても、指針3と同様に、ステップ71で、メータ制御部56から同期信号が入力されたと判定された場合、ステップ63で、駆動信号制御部52、照明制御部54が、その同期信号に基づいたタイミングで、各照明装置24、28を消灯させるように制御している。
一方、ステップ71で、メータ制御部56から同期信号が入力されなかったと判定された場合、ステップ72で、タイマーで時間を計測し、所定時間経過後に、ステップ63で、駆動信号制御部52、照明制御部54が、各照明装置を消灯させるように、制御している。
これにより、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を消灯させるタイミングを、車両用計器が有する計器用照明装置が消灯するタイミングと一致させることができる。
らす。
また、これに限らず、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を消灯させるタイミングと、車両用計器が有する計器用照明装置が消灯するタイミングとを、一定時間ずらすこともできる。
このような制御を駆動信号制御部52に実行させることで、指針3の動きと、メータの指針の動きとを対応、すなわち、連動させ、エアコンパネルの照明の消灯のタイミングを、メータの照明の消灯のタイミングに対応させることができる。
なお、本実施形態では、エアコンパネルの指針3の動きと、エアコンパネルの消灯のタイミングの両方を、メータと協調させる場合を例として説明したが、指針3の動き、消灯のタイミングのどちらか一方のみをメータと協調させることもできる。
また、本実施形態では、文字盤照明用LED24と指針照明用LED28の両方が備えられている場合を例として説明したが、少なくとも、これらのどちらか一方を有する場合においても、本発明を適用することができる。
(他の実施形態)
(1)図13に他の実施形態の第1の例におけるエアコンパネルのブロック図を示す。図13では、図6と同様の構成部には、図6と同一の符号を付しているので、図6と異なる点について説明する。
上記した各実施形態では、車両信号制御部55から駆動信号制御部52にイグニッションスイッチがOFFである旨の信号が入力された場合に、駆動信号制御部52が表示終了処理(ステップ61を除くステップ)を実行していた。
これに対して、本実施形態では、車両信号制御部55から空調制御部58にイグニッションスイッチがOFFである旨の信号が入力された場合、空調制御部58から空調信号制御部53、駆動信号制御部52に向けて、エアコンパネルを電源オフモードとする旨の信号が出力される。
そして、この電源オフモードとする旨の信号が入力された場合に、駆動信号制御部52が、表示終了処理(ステップ61を除くステップ)を実行するようにすることもできる。
(2)上記した各実施形態では、ゼロ点の位置を、図に示すように左端の位置(左下を指す位置)とする場合を例として説明したが、他の位置とすることもできる。なお、ゼロ点の位置は、スピードメータ等の車両用計器の指針の動きと連動させる場合では、例えば、スピードメータでのスピードがゼロのときの指針の位置に対応する位置であることが好ましい。
(3)上記した各実施形態では、エアコンパネルの電源がOFFになる場合に、ゼロ点の位置に指針3を移動させる場合を例として説明したが、他の位置に移動させることもできる。すなわち、停止位置としては、任意の文字やイラスト2、目盛り4を選択することでき、エアコンパネルの電源がOFFになる場合、電源OFF直前のエアコンシステム57の操作動作状態に関係無く、設定した停止位置に指針3を移動させれば良い。
(4)上記した各実施形態では、エアコンパネルが3つの表示器11a、11b、11cを有する場合を例として説明したが、表示器の数を、2つ以下や4つ以上等の他の数とすることもできる。
(5)上記した各実施形態では、駆動制御部51、駆動信号制御部52、空調信号制御部53、照明制御部54、空調制御部58を別々の制御部とする場合を例として説明したが、これらのすべてを1つの制御部としたり、これらのうちの2つ以上を1つの制御部としたりすることもできる。
(6)上記した各実施形態では、リング状のベゼル12の内側に、文字盤1や指針3からなる表示器11が配置されている場合を例として説明したが、この場合に限らず、表示器11とダイアルノブ12との配置を変更することもできる。例えば、操作スイッチと、文字盤1および指針3とが離間して配置された指針式表示装置に、本発明を適用することもできる。
(7)上記した各実施形態では、本発明を車両のエアコンパネルに適用した場合を例として説明したが、オーディオ、カメラ等の他の技術分野における操作パネルに対して本発明を適用することもできる。この場合、操作対象がオーディオ、カメラ等となる。
本発明の第1実施形態におけるエアコンパネルの正面図である。 図1に示すエアコンパネルにおいて、ベゼル12の動きと指針3の動きとを説明するための図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1中のB−B線断面図である。 図1中のC−C線断面図である。 本発明の第1実施形態におけるエアコンパネルの構成を示すブロック図である。 図6中の駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの表示終了処理のフローチャートである。 エアコンパネルの表示終了時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第2実施形態の第1の例において、エアコンパネルの表示終了時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第2実施形態の第2の例において、エアコンパネルの表示終了時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第3実施形態において、エアコンパネルの表示終了時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第4実施形態において、駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの表示終了処理のフローチャートである。 本発明の他の実施形態におけるエアコンパネルの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…文字盤、2…文字やイラスト、3…指針、4…目盛り、
11…表示器、12…ベゼルダイアルノブ、13…操作ボタン、14…カバー、
21…スモークレンズ、22…導光レンズ、23…文字盤用ハウジング、
24…文字盤照明用LED、25…第1の回路基板、26…ステッパモータ、
27…第2の回路基板、28…指針照明用LED、29…第3の回路基板、
30…ベゼル用ハウジング、31…結合部、32…ロータリースイッチ、
33…第4の回路基板。

Claims (8)

  1. 操作対象の操作動作内容を表示する表示部(2、4)が複数配置された文字盤(1)と、
    前記複数の表示部(2、4)のいずれか1つを指すように駆動される指針部(3)と、
    前記指針部(3)を駆動する駆動部(26)と、
    前記操作対象の操作動作状態に対応した前記表示部(2、4)に前記指針部(3)を移動させるように、前記駆動部(26)を制御する制御部(51、52)とを備える指針式表示装置において、
    1つの前記文字盤(1)に対応して配置された1つの前記指針部(3)を一組として、前記文字盤(1)および前記指針部(3)を複数組備えており、
    前記制御部(51、52)は、前記指針式表示装置の電源がオフになる場合に、すべての前記指針部(3)を、前記操作対象の操作動作状態に対応した前記表示部(2、4)の位置から、すべての組の前記文字盤(1)および前記指針部(3)で同じ位置とされた停止位置に、所定の動作で移動させるように、前記駆動部(26)を制御するようになっており、
    前記制御部(51、52)は、前記所定の動作として、すべての前記指針部(3)を同時に移動開始させ、かつ、すべての前記指針部(3)が同時に前記停止位置に到達するように、前記指針部(3)の移動速度を前記停止位置までの移動距離に応じた速度として、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする指針式表示装置。
  2. 操作対象の操作動作内容を表示する表示部(2、4)が複数配置された文字盤(1)と、
    前記複数の表示部(2、4)のいずれか1つを指すように駆動される指針部(3)と、
    前記指針部(3)を駆動する駆動部(26)と、
    前記操作対象の操作動作状態に対応した前記表示部(2、4)に前記指針部(3)を移動させるように、前記駆動部(26)を制御する制御部(51、52)とを備える指針式表示装置において、
    1つの前記文字盤(1)に対応して配置された1つの前記指針部(3)を一組として、前記文字盤(1)および前記指針部(3)を複数組備えており、
    前記制御部(51、52)は、前記指針式表示装置の電源がオフになる場合に、すべての前記指針部(3)を、前記操作対象の操作動作状態に対応した前記表示部(2、4)の位置から、すべての組の前記文字盤(1)および前記指針部(3)で同じ位置とされた停止位置に、所定の動作で移動させるように、前記駆動部(26)を制御するようになっており、
    前記制御部(51、52)は、前記所定の動作として、すべての前記指針部(3)を同じ速度で移動させ、かつ、すべての前記指針部(3)が同時に前記停止位置に到達するように、前記指針部(3)の前記停止位置までの移動距離に応じて、前記指針部(3)の移動の開始時期を異ならせて、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする指針式表示装置。
  3. 少なくとも前記文字盤(1)および前記指針部(3)のどちらか一方を照明する照明装置(24、28)を有し、
    前記制御部(51、52、54)は、照明装置(24、28)の点灯、消灯を制御するようになっており、
    前記制御部(51、52、54)は、前記指針部(3)を前記停止位置に移動させた後、前記照明装置(24、28)が点灯している場合、前記照明装置(24、28)を消灯させる制御を行うようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の指針式表示装置。
  4. 前記指針式表示装置は車両に搭載されるものであって、前記操作対象は車両用空調装置であり、
    前記指針部(3)と前記文字盤(1)の少なくとも一方を照明する指針式表示装置用の照明装置(24、28)を有し、
    前記制御部(51、52、54)は、前記照明装置(24、28)を消灯させる制御を行うようになっており、
    前記制御部(51、52、54)は、イグニッションスイッチがオンからオフになって、前記指針式表示装置の電源がオフになる場合に、車両用計器が有する計器用照明装置の消灯に対応させて、前記指針式表示装置の前記照明装置(24、28)を消灯させる制御を行うようになっていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の指針式表示装置。
  5. 前記制御部(51、52、54)は、前記車両用計器を制御する計器制御部(56)から、前記計器用照明装置の消灯に関する第の同期信号が入力されるようになっており、
    前記制御部(51、52、54)は、前記イグニッションスイッチがオンからオフになって、前記指針式表示装置の電源がオフになる場合に、入力された前記第1の同期信号に基づいて、前記指針式表示装置の前記照明装置(24、28)を消灯させる制御を行うようになっていることを特徴とする請求項に記載の指針式表示装置。
  6. 前記指針式表示装置は車両に搭載されるものであって、前記操作対象は車両用空調装置であり、
    前記車両には計器用指針部を有する車両用計器が搭載されているとともに、前記車両用計器は、イグニッションスイッチがオンからオフになったとき、前記計器用指針部が所定の停止位置に移動するようになっており、
    前記制御部(51、52)は、前記イグニッションスイッチがオンからオフになって、前記指針式表示装置の電源がオフになる場合に、前記計器用指針部の動きに対応させて、前記指針式表示装置の前記指針部(3)を移動させるように、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の指針式表示装置。
  7. 前記制御部(51、52)は、前記車両用計器を制御する計器制御部(56)から、前記車両用計器の計器用指針部の動きに関する第2の同期信号が入力されるようになっており、
    前記制御部(51、52)は、前記イグニッションスイッチがオンからオフになって、前記指針式表示装置の電源がオフになる場合に、入力された前記第の同期信号に基づいて、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする請求項に記載の指針式表示装置。
  8. ユーザによって操作され、前記操作に応じて、前記制御部(51、52)に対して、移動目標の前記表示部(2、4)を指示するための操作部(12)を有し、
    前記操作部(12)は、その内側が開口したリング形状であって、回転可能となっており、
    前記操作部(12)の前記内側に、前記文字盤(1)、前記複数の表示部(2、4)、前記指針部(3)が配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の指針式表示装置。
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