JP4758509B2 - 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4758509B2
JP4758509B2 JP2010019374A JP2010019374A JP4758509B2 JP 4758509 B2 JP4758509 B2 JP 4758509B2 JP 2010019374 A JP2010019374 A JP 2010019374A JP 2010019374 A JP2010019374 A JP 2010019374A JP 4758509 B2 JP4758509 B2 JP 4758509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pointing device
light source
subject
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010019374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011159052A (ja
Inventor
由紀夫 渡邉
隆浩 三宅
和人 名倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010019374A priority Critical patent/JP4758509B2/ja
Priority to PCT/JP2010/069534 priority patent/WO2011052788A1/ja
Publication of JP2011159052A publication Critical patent/JP2011159052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758509B2 publication Critical patent/JP4758509B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Description

本発明は、電子機器としての携帯電話機等の携帯情報端末に搭載可能な光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器に関するものであり、より詳細には、迷光による影響の少ない光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器に関する。
携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯情報端末に代表される小型の電子機器では、一般的に、情報を入力するユーザーインターフェースとしてキーパッドが採用されている。キーパッドは、通常、数字及び文字を入力するための複数個のボタンと方向ボタン(十字キー)とで構成されている。また、近年では携帯情報端末のディスプレイ部にグラフィック等の表現が可能となることに伴い、ユーザに対する情報の表示方式として、主に、ディスプレイ部を二次元で用いるGUI(Graphical User Interface)が採用されるようになってきている。
このように携帯情報端末が高機能化し、コンピュータと同等の表示機能を備えることにより、メニューキー及びその他の機能キーを方向キーとして用いる従来の携帯情報端末の入力手段では、GUIで表現されたアイコン等の選択には適しておらず、不便である。そのため、携帯情報端末においても、コンピュータに用いられているボール式マウス若しくは光学式マウス等のマウスやタッチパッド又はタブレットのように、直感的な操作を可能とするポインティング装置が求められるようになってきている。
そこで、携帯情報端末に搭載可能なポインティング装置として、ポインティング装置に接触する被写体としての指の指紋を撮像素子で観察し、接触面における被写体の指紋の移動変化を抽出することによって、被写体の動きを検知する光ポインティング装置が提案されている。例えば特許文献1に開示された光ポインティング装置である超薄型の光学式ジョイスティックでは、接触面上の被写体をLED等の光源によって照射し、被写体から散乱された光を集光レンズにて撮像素子に集光し、被写体の像をイメージセンサ等の撮像素子で連続的に撮像し、撮像した画像データにおける直前に撮影した画像データに対する変化量を抽出し、変化量に基づいて被写体の動きを算出し、被写体の動きを電気信号として出力する。この光ポインティング装置を用いることによって、ディスプレイ上に示されたカーソル等を被写体の動きに合わせて移動させることができる。
図14に示すように、上記特許文献1に開示された超薄型の光学式ジョイスティック100における光学系は、装置の小型化・薄型化を図るため、LED111及び反射ミラー112を含む光源部110と、第1反射面121及び第1平凸レンズ部122を有する第1導波管120と、第2反射面131及び第2平凸レンズ部132を有する第2導波管130と、イメージセンサ140と、指等の被写体101が接するカバーグラス102と、第1平凸レンズ部122と第2平凸レンズ部132との間に位置する空間に設けられた周辺のノイズ光を遮断する遮断部150との部品からなっている。
この特許文献1に開示された超薄型の光学式ジョイスティックでは、第1導波管120及び第2導波管130が反射面及びレンズ部を含むため、光学式ジョイスティックの高さを約2mm以下まで減らすことができる。このため、超薄型の光学式ジョイスティックを提供するものとなっている。
また、特許文献2においても、特許文献1と同様に、接触面の直下にプリズム等の折り曲げ光学素子を配置し、被写体からの反射光を水平方向に折り曲げて撮像素子に結像する光ポインティング装置としての光学式ジョイスティックが提案されている。これにより、光路を長く取りながら垂直方向の長さが短い光ポインティング装置を実現することができ、光ポインティング装置の薄型化を実現するものとなっている。
特表2008−510248号公報(2008年4月3日公表) 特開2009−176271号公報(2009年8月6日公開)
しかしながら、従来の光ポインティング装置において、光学部材としてプリズム及び集光レンズ等の光学要素が一体化されかつ部材内部を反射により導光していく薄型の導光板型光学部材を用いる場合には、被写体との接触面で発生するフレネル反射光が撮像素子へ入射するのを避けるために光源を接触面から離して配置すると、光源を覆う透明樹脂表面への光線の入射角度が大きくなり、透明樹脂内部に光が閉じ込められ、被写体を照明する光量が不足する。これにより撮像特性が悪化し、ポインティング装置の性能が低下する、或いは光量を補うために光源の出力を増やす必要があるため、省電力化が図り難くなる等の問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その主たる目的は、簡易な方法で、光源から照射される光線の光量を保ちつつ、フレネル反射による迷光の影響を低減することにより、被写体の検知精度の高い光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器を提供することにある。
本発明にかかる光ポインティング装置は、上記の課題を解決するために、被写体に光を照射する光源と、該被写体からの反射光を反射させて導光すると共に、反射光を撮像素子に結像させる結像反射部を有する光学部材と、該光学部材によって導光された光を受光する撮像素子とを備えた光ポインティング装置であって、上記光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、結像反射部の中心で反射されて撮像素子の中心に到達する上記反射光の光線経路を含む仮想平面に対して垂直な方向に該仮想平面から離間して配置されており、上記構造体には、光源側から上記仮想平面に向かって、構造体の光学部材側表面に対して傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴としている。
また、本発明にかかる光ポインティング装置は、上記の課題を解決するために、被写体に光を照射する光源と、該被写体からの反射光を反射させて導光すると共に、反射光を撮像素子に結像させる結像反射部を有する光学部材と、該光学部材によって導光された光を受光する撮像素子とを備えた光ポインティング装置であって、上記光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、上記被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように配置されており、上記構造体には、光源側から上記撮像素子側に向かって、構造体の光学部材側表面に対して傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、結像反射部の中心で反射されて撮像素子の中心に到達する上記反射光の光線経路を含む仮想平面に対して垂直な方向に、該仮想平面から離間して光源が配置されているので、フレネル反射光の光路が仮想平面に対して非対称な経路となり、撮像素子に入射するフレネル反射光の光量を減少させることができる。また、構造体には、光源側から上記仮想平面に向かって、構造体の光学部材側表面に対して傾斜する傾斜面が設けられているので、全反射の生じる光線の角度が緩和され、本来全反射によって構造体内部に閉じ込められていた光を、光学部材の方向へ取り出し易くなる。或いは、上記の構成によれば、被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように、光源が配置されているので、フレネル反射光の光路が上記直線を挟んで非対称な経路となり、撮像素子に入射するフレネル反射光の光量を減少させることができる。また、構造体には、光源側から上記撮像素子側に向かって、構造体の光学部材側表面に対して傾斜する傾斜面が設けられているので、全反射の生じる光線の角度が緩和され、本来全反射によって構造体内部に閉じ込められていた光を、光学部材の方向へ取り出し易くなる。それゆえ、上記光学部材を備えた光ポインティング装置において、簡易に、光源から照射される光線の光量を保ちつつ、被写体との接触面からのフレネル反射による迷光の影響を低減することができる。つまり、簡易に、光源から照射される光線の光量を保ちつつ、被写体との接触面からのフレネル反射による迷光の影響が低減された、被写体の検知精度の高い光ポインティング装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明にかかる光ポインティング装置においては、上記構造体は、上記仮想平面の前後にまたがって形成されていることがより好ましい。
本発明にかかる光ポインティング装置においては、前記傾斜面は、構造体に設けられた溝部の表面の一部であることがより好ましい。
また、本発明にかかる光ポインティング装置は、上記の課題を解決するために、被写体に光を照射する光源と、該被写体からの反射光を反射させて導光すると共に、反射光を撮像素子に結像させる結像反射部を有する光学部材と、該光学部材によって導光された光を受光する撮像素子とを備えた光ポインティング装置であって、上記光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、結像反射部の中心で反射されて撮像素子の中心に到達する上記反射光の光線経路を含む仮想平面に対して垂直な方向に該仮想平面から離間して配置されており、上記構造体には、光源から出射される光線の向きを被写体側に変換する変換領域が設けられていることを特徴としている。
また、本発明にかかる光ポインティング装置は、上記の課題を解決するために、被写体に光を照射する光源と、該被写体からの反射光を反射させて導光すると共に、反射光を撮像素子に結像させる結像反射部を有する光学部材と、該光学部材によって導光された光を受光する撮像素子とを備えた光ポインティング装置であって、上記光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、上記被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように配置されており、上記構造体には、光源から出射される光線の向きを被写体側に変換する変換領域が設けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、結像反射部の中心で反射されて撮像素子の中心に到達する上記反射光の光線経路を含む仮想平面に対して垂直な方向に、該仮想平面から離間して光源が配置されているので、フレネル反射光の光路が仮想平面に対して非対称な経路となり、撮像素子に入射するフレネル反射光の光量を減少させることができる。また、構造体には、光源から出射される光線の向きを被写体側に変換する変換領域が設けられているので、全反射の生じる光線の角度が緩和され、本来全反射によって構造体内部に閉じ込められていた光を、光学部材の方向へ取り出し易くなる。或いは、上記の構成によれば、被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように、光源が配置されているので、フレネル反射光の光路が上記直線を挟んで非対称な経路となり、撮像素子に入射するフレネル反射光の光量を減少させることができる。また、構造体には、光源から出射される光線の向きを被写体側に変換する変換領域が設けられているので、全反射の生じる光線の角度が緩和され、本来全反射によって構造体内部に閉じ込められていた光を、光学部材の方向へ取り出し易くなる。それゆえ、上記光学部材を備えた光ポインティング装置において、簡易に、光源から照射される光線の光量を保ちつつ、被写体との接触面からのフレネル反射による迷光の影響を低減することができる。つまり、簡易に、光源から照射される光線の光量を保ちつつ、被写体との接触面からのフレネル反射による迷光の影響が低減された、被写体の検知精度の高い光ポインティング装置を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明にかかる電子機器は、上記の課題を解決するために、上記光ポインティング装置を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、簡易に、光源から照射される光線の光量を保ちつつ、被写体との接触面からのフレネル反射による迷光の影響が低減された、被写体の検知精度の高い光ポインティング装置を備えた電子機器を提供することができるという効果を奏する。
以上のように、本発明にかかる光ポインティング装置は、光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、結像反射部の中心で反射されて撮像素子の中心に到達する上記反射光の光線経路を含む仮想平面に対して垂直な方向に該仮想平面から離間して配置されており、上記構造体には、光源側から上記仮想平面に向かって、構造体の光学部材側表面に対して傾斜する傾斜面が設けられている構成である。また、本発明にかかる光ポインティング装置は、光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように配置されており、上記構造体には、光源側から上記撮像素子側に向かって、構造体の光学部材側表面に対して傾斜する傾斜面が設けられている構成である。さらに、本発明にかかる光ポインティング装置は、光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、結像反射部の中心で反射されて撮像素子の中心に到達する上記反射光の光線経路を含む仮想平面に対して垂直な方向に該仮想平面から離間して配置されており、上記構造体には、光源から出射される光線の向きを被写体側に変換する変換領域が設けられている構成である。また、本発明にかかる光ポインティング装置は、光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように配置されており、上記構造体には、光源から出射される光線の向きを被写体側に変換する変換領域が設けられている構成である。さらに、本発明にかかる電子機器は、上記光ポインティング装置を備えている構成である。
これにより、簡易に、光源から照射される光線の光量を保ちつつ、被写体との接触面からのフレネル反射による迷光の影響が低減された、被写体の検知精度の高い光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器を提供することができるという効果を奏する。
本発明における光ポインティング装置の実施の一形態を示すものであり、(a)はポインティング装置の外観の一例を示す平面図であり、(b)はポインティング装置の概略の構造を示す上記(a)のA−A’線断面図であり、(c)はポインティング装置の概略の構造を示す上記(a)のB−B’線断面図であり、(d)は光ポインティング装置が備える透明樹脂の斜視図である。 上記光ポインティング装置が備える撮像素子上でのフレネル反射による光の分布を説明する平面図である。 (a),(b)共に、光源の位置の違いによる、フレネル反射による光の経路を説明する平面図である。 光ポインティング装置が備える透明樹脂内部に光が閉じ込められる状況を説明する断面図である。 上記光ポインティングが備える透明樹脂の変形例を示すものであり、(a)は断面図であり、(b)は平面図である。 上記光ポインティング装置が備える透明樹脂の他の変形例を示す断面図である。 上記光ポインティング装置が備える透明樹脂のさらに他の変形例を示すものであり、(a)は側面図であり、(b)は要部の斜視図である。 上記光ポインティング装置が備える透明樹脂のさらに他の変形例を示すものであり、(a)は要部の側面図であり、(b)は透明樹脂の溝部における要部の斜視図である。 上記光ポインティング装置が備える透明樹脂の溝部の端面に傾斜をつけた場合に奏する効果を説明するグラフである。 上記光ポインティング装置が備える透明樹脂のさらに他の変形例を示す断面図である。 上記光ポインティング装置が備える透明樹脂のさらに他の変形例を示す断面図である。 本発明における光ポインティング装置の、実施の他の形態を示すものであり、ポインティング装置の概略の構造を示す断面図である。 本発明における光ポインティング装置を搭載した電子機器としての携帯電話機の一例を示すものであり、(a)は上記携帯電話機の外観の一例を示す正面図であり、(b)は上記携帯電話機の外観の一例を示す背面図であり、(c)は上記携帯電話機の外観の一例を示す側面図である。 従来の光ポインティング装置の一例を示す断面図である。
本発明の各実施形態について、光源としてLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を用いた光ポインティング装置を例に挙げて説明する。本発明の光ポインティング装置は、指先等の被写体に対して光を照射し、該被写体から反射された光を受光することによって、被写体の動きを検知するものである。以下、各実施形態の光ポインティング装置の構成について具体的に説明する。尚、同一の機能及び作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
〔実施の形態1〕
本発明における光ポインティング装置の実施の一形態について、図1〜9に基づいて説明する。図1は、本発明における光ポインティング装置の実施の一形態を示すものであり、(a)はポインティング装置30の外観の一例を示す平面図であり、(b)はポインティング装置30の概略の構造を示すA−A’線断面図であり、(c)はポインティング装置30の概略の構造を示すB−B’線断面図であり、(d)は光ポインティング装置30が備える構造体としての透明樹脂20の斜視図である。尚、図1(a)において光源16、撮像素子15及び結像素子14は本来、上からは見えないが、その位置関係を示すために図示している。また図1(b)において光源16は本来、A−A’線断面上にはないが、説明の便宜上、位置を示している。
本実施の形態にかかる光ポインティング装置30は、図1(b)に示すように、基板部26と、光路変換手段及び結像反射部が一体化された光学部材である導光板型光学部材24dを備えたカバー部24とを備えている。尚、本実施の形態においては、導光板型光学部材24dはカバー部24と一体的に形成されているが、導光板型光学部材24d及びカバー部24は別体で形成されていても構わない。
基板部26は、回路基板21、光源16、撮像素子15及び透明樹脂20からなっている。カバー部24は、被写体10が接触する接触面11を有すると共に、プリズム及び集光レンズ等の光学要素が一体化されかつ部材内部を反射により導光していく導光板型光学部材24dを備えている。導光板型光学部材24dは、傾斜面13を形成する光路変換手段及びプリズムとしての折り曲げ素子12、反射光を撮像素子15に結像させる結像反射部としての結像素子14及び反射面17・18を含んでいる。つまり、導光板型光学部材24dは、被写体10からの反射光Lを折り曲げ素子12によって反射させて導光すると共に、反射光Lを撮像素子15に結像させる結像素子14及び反射面17・18を有している。
カバー部24の接触面11に接触している被写体10は、指先等の被写体であり、光ポインティング装置30が指の指紋の動きを検知する対象物である。尚、ここでは光ポインティング装置30に対する被写体10の状態を分かり易くするために、被写体10を光ポインティング装置30に対して便宜的に小さく記載している。
ここで、説明の便宜上、光ポインティング装置30の厚さ方向(図1(b)の縦方向)をZ軸とし、光ポインティング装置30の幅方向(図1(a),(b)の横方向)をY軸とする。そして、光ポインティング装置30の下部から上部に向かう方向をZ軸の正方向とし、光源16から撮像素子15に向かう方向をY軸の正方向とする。また、Z軸の正方向を垂直方向、Y軸の正方向を水平方向とも称する。また、光ポインティング装置30の奥行き方向(縦方向及び横方向と直交する方向)をX軸とし、図1(a),(b)に示す光ポインティング装置30の奥側から手前側に向く方向をX軸の正方向とする。
まず、カバー部24の構成について説明する。
カバー部24は、光ポインティング装置30を構成する光源16及び撮像素子15等の各部・各素子を保護するものである。カバー部24は、基板部26の上側に位置し、基板部26の側面及び上表面に密着して接している。すなわち、カバー部24の裏面における一部の当接面24a・24bは、基板部26の側面及び上表面と密着して接している。尚、本実施の形態において、カバー部24におけるZ軸の負方向の表面であって、基板部26上に搭載され光ポインティング装置30として形成されているときの外部に露出していない表面部分を、カバー部24の裏面と称する。
また、カバー部24の底面24cは、基板部26の底面26aと同一平面を形成している。さらに、カバー部24の上表面と、カバー部24における当接面24bと、基板部26の底面26a及びカバー部24の底面24cとは互いに平行となっており、カバー部24の両側面がカバー部24の上表面、及びカバー部24における当接面24b並びに基板部26の底面26a及びカバー部24の底面24cに対して、或る角度を持つ面で形成されている。つまり、図1(b)に示すように、光ポインティング装置30の断面図において、カバー部24は台形状となっている。ただし、カバー部24は、この形状に限るものではなく、前記側面が底面24cに対して垂直になっていても構わない。
カバー部24における側面の底部の付近にはフランジ25が設けられており、本実施の形態の光ポインティング装置30が電子機器に搭載され、指等の被写体10によってカバー部24の接触面11からZ軸の負方向側に押された場合に、基板部26の底面26aに設けられる図示しない板バネ状の接点スイッチによるZ軸の正方向側へ生じる力を或る位置で規制して、押ボタンスイッチとして必要な一定のストローク量を確保するために使用される。
カバー部24における接触面11は、被写体10が光ポインティング装置30と接する面である。接触面11は、カバー部24の上表面における光源16の上方に位置する。
上記折り曲げ素子12は、プリズムになっており、光源16の上方、かつ接触面11の下方に位置し、カバー部24の裏面の基板部26と接しない部分に位置する、カバー部24の裏面の凹部を形成している。折り曲げ素子12には、傾斜面13が形成されており、図1(b)に示すように、該傾斜面13とカバー部24の上表面とがなす狭角を傾斜角度θとする。折り曲げ素子12は、光源16から照射された照射光Mを傾斜面13で屈折させて、被写体10に向かうように照射光Mの経路を変換するものである。
また、折り曲げ素子12は、被写体10から反射された反射光L(信号光)を傾斜面13で全反射させて、カバー部24の内部におけるY軸の正方向に反射光Lの経路を変換するものである。傾斜面13にて全反射された、被写体10から反射された反射光Lは、後述する反射面17に向かう。このように、折り曲げ素子12の傾斜面13は、照射光Mを透過し、反射光Lを全反射するものである。そのため、カバー部24には、光源16の上方における、カバー部24と基板部26との間の空間の屈折率よりも大きい屈折率を有する材質が用いられる。例えば、カバー部24には屈折率が1.5程度の可視光吸収タイプのポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂を用いると共に、上記空間は空気層とすればよい。また、折り曲げ素子12には、切り欠き部19が形成されている。
上記結像素子14は、被写体10からの反射光Lを反射して、撮像素子15上に被写体10の像を結像するものである。結像素子14は、撮像素子15の上方、かつ撮像素子15よりもY軸の正方向側に位置し、カバー部24の裏面における基板部26とは接しない部分に位置する、カバー部24の裏面の凹部を形成している。結像素子14には、直交する二方向の曲率が異なる例えばトロイダル面が形成されている。結像素子14は、このトロイダル面で反射光Lを撮像素子15に結像するように反射している。結像素子14において効率的に反射光Lを反射させるために、結像素子14のトロイダル面には、例えば、アルミニウム、ニッケル、金、銀、誘電体ダイクロ膜等の金属の反射膜が蒸着されている。
尚、上記の説明では、結像素子14には例えばトロイダル面が形成されているとしているが、必ずしもこれに限らず、例えば、球面、非球面等の反射体であって、撮像素子15に反射光Lを結像できるものであれば使用することが可能である。
上記反射面17は、傾斜面13で全反射された反射光Lを結像素子14に入射させ、結像素子14から反射された反射光Lを撮像素子15に入射させるために、反射光Lを反射するものである。反射面17は、撮像素子15の上方であって、カバー部24の上表面に位置する。反射面17は、カバー部24の上表面に反射膜を蒸着させて形成される。反射面17を形成する反射膜は、外部に露出しており使用者によく見えるため、外観上、できるだけ目立たない膜とすることが望ましい。例えば、光源16が照射する光の波長が可視波長外の赤外波長(例えば、800nm以上)の場合には、反射面17を形成する反射膜は、光源16から照射された800nm以上の波長帯の赤外光を反射し、800nm以下の可視波長帯の光を透過するものであればよい。このように、光源16が照射する光の波長と、反射面17を形成する反射膜の反射率及び透過率の特性を適宜設定することによって、被写体10からの反射光Lを効率的に反射し、かつ外観上は目立たない反射面17を形成することができる。
また、光源16が照射する光の波長が可視波長外の赤外波長(例えば、800nm以上)の場合、カバー部24の材質は赤外光のみを透過する可視光吸収型のポリカーボネート樹脂またはアクリル樹脂にすればよい。このような材質でカバー部24を形成することによって、カバー部24の外部から進入してくる不要光のうち、可視光成分をカバー部24で遮断することができる。そして、上述のように、赤外光を反射する反射面17を形成することによって、上記不要光のうち、赤外光成分を反射面17で遮断することができる。光ポインティング装置30に入射する不要光を遮断することによって、該不要光による誤動作を防ぐことができる。
反射面18は、結像素子14から反射されて反射面17で反射された反射光Lを再度反射面17に向けて反射するものである。反射面18は、撮像素子15の上方、かつ撮像素子15よりY軸の正方向側に位置し、カバー部24の裏面に位置する。反射面18は、カバー部24の裏面に反射膜を蒸着させて形成される。反射面18を形成する反射膜は、効率的に光を反射するものが好ましい。例えば、反射面18は、アルミニウム、ニッケル、金、銀、誘電体ダイクロ膜等の金属を蒸着させて形成される。
次に、上記基板部26の構成について説明する。
本実施の形態にかかる基板部26においては、1つの回路基板21上に光源16と撮像素子15とを搭載している。光源16及び撮像素子15は、ワイヤボンド又はフリップチップ実装にて回路基板21と電気的に接続されている。回路基板21には、回路が形成されている。当該回路は、光源16の発光タイミングを制御したり、撮像素子15から出力された電気信号を受けて、被写体10の動きを検知したりするものである。回路基板21は、同一材料からなる平面状のものであり、例えば、プリント基板やリードフレーム等からなっている。
光源16は、カバー部24の接触面11に向けて光を照射するものである。光源16から照射された照射光Mは、透明樹脂20を介してカバー部24の折り曲げ素子12により屈折され、進行方向が変換されて接触面11に到達する。すなわち、照射光Mは、接触面11に対して斜め方向から、つまり接触面11に対して或る入射角で入射する。光源16は、例えばLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の光源で実現され、特に高輝度の赤外発光ダイオードで実現されることが好ましい。
カバー部24は、後述するように、空気よりも屈折率が大きい材質であるため、接触面11に到達した照射光Mは、接触面11上に被写体10が無い場合、その一部が接触面11を透過し、残りの一部が接触面11で反射する。このとき、照射光Mの接触面11に対する入射角が全反射の条件を満たす場合には、照射光Mは、接触面11を透過せず、接触面11で全て反射してカバー部24内に向かう。
一方、接触面11上に被写体10がある場合には、照射光Mは、接触面11と接している被写体10の表面で反射し、カバー部24内に入射される。したがって、カバー部24内に向かう反射光は、主に、上記全反射による反射光、指先等の被写体10での散乱による反射光、後述するフレネル反射による反射光の三つがある。
撮像素子15は、光源16から照射され、被写体10で反射された反射光Lを受光し、受光した光に基づいて接触面11上の像を結像し、画像データに変換するものである。具体的には、撮像素子15は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補形金属酸化膜半導体)やCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)等のイメージセンサからなっている。撮像素子15は、図示しないDSP(Digital Signal Processor:算出部)を含み、受光した反射光LをDSPに画像データとして取り込む。撮像素子15は、回路基板21の指示にしたがって、接触面11上の像を一定の間隔で撮影し続ける。
接触面11に接している被写体10が移動した場合には、撮像素子15が撮影する画像は、その直前に撮影した画像とは異なる画像となる。撮像素子15は、DSPにおいて、撮影した画像データとその直前の画像データとの同一箇所の値をそれぞれ比較し、被写体10の移動量及び移動方向を算出する。すなわち、接触面11上の被写体10が移動した場合には、撮影した画像データは、その直前に撮影した画像データに対して所定量ずれた値を示す画像データである。撮像素子15は、DSPにおいて、該所定量に基づいて被写体10の移動量及び移動方向を算出する。撮像素子15は、算出した移動量及び移動方向を電気信号として回路基板21に出力する。尚、DSPは、撮像素子15内ではなく、回路基板21に含まれるものであってもよい。その場合、撮像素子15は、撮像した画像データを順番に回路基板21に送信する。
撮像素子15の処理をまとめると、撮像素子15は、接触面11上に被写体10が無い場合には、接触面11の像を撮像する。次に、接触面11に被写体10が接触すると、撮像素子15は、接触面11と接している被写体10の表面の像を撮像する。例えば、被写体10が指先の場合には、撮像素子15は、指先の指紋の像を撮像する。ここで、撮像素子15が撮像した画像データは、接触面11上に被写体10が無いときの画像データと異なる画像データとなっているため、撮像素子15のDSPは、接触面11に被写体10が接触していることを示す信号を回路基板21に送信する。そして、被写体10が移動すると、撮像素子15が撮像した画像データを、DSPが直前に撮像した画像データと比較して、被写体10の移動量及び移動方向を算出し、算出した移動量及び移動方向を示す信号を回路基板21に送信する。
上記光源16及び撮像素子15は、透光性樹脂である透明樹脂20によってその周囲が樹脂封止(モールド)されている。つまり、光源16及び撮像素子15は、透明樹脂20に収容されている。透明樹脂20の形状については後述する。透明樹脂20の底面は、回路基板21の上表面と密着して接しており、光源16及び撮像素子15にそれぞれ密着する凹部が形成されている。透明樹脂20を構成する透光性樹脂としては、例えば、シリコーン樹脂若しくはエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、又はポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。
このように、回路基板21上に搭載された光源16及び撮像素子15がそれぞれ透明樹脂20によって樹脂封止されているため、回路基板21、光源16、撮像素子15及び透明樹脂20が一体となっている基板部26を形成することができる。そのため、光ポインティング装置30の部品点数を減らすことができ、組み立て工程数も減らすことができる。よって、光ポインティング装置30の製造コストを削減することができると共に、被写体10の検知精度の高い光ポインティング装置30を実現することができる。
そして、本実施の形態の光ポインティング装置30は、基板部26の透明樹脂20の側面及び上表面を基準面として、基板部26の上方に、カバー部24を組み立ててなっている。また、カバー部24には、基板部26の透明樹脂20に当て決めを行うための基準面となる当接面24a・24bが、接触面11、折り曲げ素子12や結像素子14を含む導光板型光学部材24d、及びフランジ25と一体的に形成されている。そのため、当接面24a・24bと、接触面11、折り曲げ素子12、結像素子14及びフランジ25とが、金型公差で高精度に配置されている。したがって、カバー部24の当接面24a・24bを、基板部26の透明樹脂20の側面及び上表面にコンタクトさせることによって、カバー部24との位置関係を高精度に配置することができる。それゆえ、光ポインティング装置30を構成する各部・各素子を精度良く配置することができるため、被写体10の検知精度の高い光ポインティング装置30を実現することができるものとなっている。
上記構成の光ポインティング装置30において、光源16から照射された光が被写体10で反射して撮像素子15に入射するまでの経路を、図1(b)に基づいて整理して説明する。
図1(b)に示すように、まず、光源16から照射された照射光Mは、折り曲げ素子12の傾斜面13で屈折透過されて、接触面11に到達する。接触面11上に被写体10がある場合には、被写体10の接触面11に接している表面上で、光源16から照射された照射光Mは散乱反射する。被写体10の表面で反射された反射光Lは、折り曲げ素子12の傾斜面13で全反射されて、進路がY軸の正方向に変わる。傾斜面13で全反射された反射光Lは、反射面17で反射し、結像素子14に到達する。そして、反射光Lは、結像素子14にて折り返し反射されて、反射面17、反射面18、及び反射面17にて次々と反射されて最終的に撮像素子15に入射する。
ここで、光源16の位置について説明する。図1(c)に示すように、光源16の位置は、接触面11の中心からX軸方向に離れた位置に配置されている。これは次の理由による。
接触面11で反射する光は、上述したような被写体10の表面での散乱による光や、接触面11での全反射による光の他に、フレネル反射によっても発生する。これは、カバー部24の屈折率と、空気層或いは接触面11におかれた被写体10の屈折率とが異なるために生じる。このフレネル反射による光の経路が、結像光学系の反射光Lの光路と重なる場合には、フレネル反射光が撮像素子15で検出される。すなわち、フレネル反射光が、傾斜面13及び反射面17を介して結像素子14に到達し、さらに反射面17・18を介して撮像素子15で検出される。
撮像素子15上で検出されるフレネル反射光の領域は、光源16の発光領域の大きさと接触面11との位置関係、および、結像光学系の取り込み角度(画角)によって決まることになるが、光源16の発光領域が小さかったり、結像光学系の取り込み角度が狭かったりする場合は、図2に示すように、撮像素子15全体で検出されるのではなく、撮像素子15の一部の領域Fで検出される。このフレネル反射光の光量が、本来、信号光となる接触面11におかれた被写体10からの散乱光(反射光L)の光量と比較して大きくなると、被写体10の像を正しく撮像することができない、或いは、撮像素子15上で極端な光の強度分布ができるため、被写体10の動きを正しく検出することができなくなる。このフレネル反射光は信号光となる反射光Lの光路と同じ光路を通って撮像素子15に導かれるため、折り曲げ素子12に切り欠き部19を設ける、或いは、カバー部24の側面を遮光する等の対策では上記不都合を解消することができない。
ところで、このフレネル反射光は、光源16の位置を結像光学系の光軸面と離して配置することで低減することができる。ここで結像光学系の光軸面とは、導光板型光学部材24dの内部で、撮像素子15の中央に到達する光線の経路が含まれる面を意味し、図1(a)においてはA−A’線で示される断面となる。
図3は、光源16の位置の違いによる、フレネル反射による光の経路を説明する平面図であり、(a)は光源16が結像光学系の光軸面の近傍にある場合、(b)は光源16が結像光学系の光軸面から離れた位置にある場合を示す。そして、図3(a),(b)においては、カバー部24の上側から見て、結像素子14を介して撮像素子15或いは撮像素子15の近傍に到達するフレネル反射光の経路を、矢印で簡易的に表している。図3(a)に示すように、光源16が結像光学系の光軸面の近傍にある場合には、フレネル反射光の光路はA−A’線に対して対称的な経路となる。これに対して、図3(b)に示すように、光源16が結像光学系の光軸面から離れた位置にある場合には、フレネル反射光の光路はA−A’線に対して非対称な経路となる。それゆえ、光源16をA−A’線で示される断面から離せば離すほど、撮像素子15に入射するフレネル反射光の光量は減少する。よって、フレネル反射光が撮像素子15に入射しないように、光源16の位置を、結像光学系の光軸面と離して配置すればよい。
したがって、本発明にかかる光ポインティング装置30における光源16は、結像素子14の中心で反射されて撮像素子15の中心に到達する上記反射光Lの光線経路を含む仮想平面(図1(a)においてA−A’線を含むZ−Y平面)に対して垂直な方向(図1(a)においてX軸方向)に該仮想平面から離間して配置されている。換言すれば、本発明にかかる光ポインティング装置30における光源16は、被写体10側から見たときに、撮像素子15の中心結像素子14の中心とを結ぶ直線(A−A’線)上に位置しないように配置されている。
しかしながら、この場合には、光源16を接触面11の中心から離して配置することになるため、接触面11を照明する光の光量の低下が問題となる。光量の低下の要因としては、光源16と接触面11との距離が離れることと、透明樹脂20内部に光が閉じ込められ易くなることによる。光源16から出た光は透明樹脂20及び空気層を介してカバー部24に入射するが、上記光の閉じ込めは、図4に示すように、接触面11の直下付近では透明樹脂20の上表面への光線の入射角度が大きくなるため、その境界での全反射によって透明樹脂20内部に戻る光が多くなり、光量が一層低下することによって生じる。
そこで、この問題を解決するために、本実施の形態では、図1(c)・(d)に示すように、透明樹脂20の上表面に、折り曲げ素子12のX軸方向の幅にわたって溝部40が形成されている。上記溝部40の形状は、カバー部24における折り曲げ素子12の形成端を開始線として、光源16側の端面が傾斜面となっている。つまり、透明樹脂20に設けられた溝部40の表面の一部として傾斜面が形成されている。端面にこのような傾斜をつけることによって、全反射の生じる光線の角度が緩和されるため、本来全反射によって透明樹脂20内部に閉じ込められていた光を、カバー部24の方向へ取り出し易くなり、接触面11を照明する光の光量が増加する。
すなわち、透明樹脂20の上表面は、光源16から出射される光線を照射光Mとして被写体10に照射する出射領域となっており、溝部40の端面40aは、光源16から出射される光線の向きを被写体10側に変換して照射光Mとする変換領域となっている。換言すれば、透明樹脂20には、光源16から出射される光線を照射光Mとして被写体10に照射する出射領域と、光源16から出射される光線の向きを被写体10側に変換して照射光Mとする変換領域とが設けられている。
尚、図1(c)に示す構成では、透明樹脂20の溝部40において傾斜が形成されている端面40aに対向する端面は、Z軸方向と平行になっている。しかしながら、この端面は、Z軸方向と平行である必要はなく、Z軸方向に対して傾斜していてもよい。また、溝部40の底面についても傾斜面となっていてもよい。
また、図5(a),(b)に示すように、透明樹脂20の溝部40の端面40aは、X軸方向(B−B’線)に対して傾斜していてもよい。つまり、透明樹脂20の溝部40は、X軸方向(B−B’線)に対して斜め方向に形成されていてもよい。透明樹脂20の溝部40の形成方向は、光源16と接触面11との位置関係によって、X軸方向(B−B’線)に対して最適な角度に設定される。
さらに、構造体としての透明樹脂20の上表面に溝部40を形成する代りに、図6に示すように、透明樹脂20を二つの構造体に分割して、これら構造体の端面40bを溝部40に相当する構成としてもよい。カバー部24と透明樹脂20との接触面積が大きいほうが、光ポインティング装置30の強度が強くなる。また、基板部26とカバー部24との位置関係をより高精度に配置し、両者を固定することができる。それゆえ、光ポインティング装置30を構成する各部・各素子をより精度良く配置することができるので、光ポインティング装置30をより簡便に組み立てることができる。つまり、図6に示すように、構造体としての透明樹脂20を分割して形成し、カバー部24との接触面積をより広くするほうが望ましい。
さらにまた、透明樹脂20の溝部40の傾斜面は平面でなくてもよく、カバー部24の方向へ取り出す光(有効光線)の光量を増加させるために、凹面や凸面等の曲面で構成されていてもよいし、図7に示すように、球面で形成されていてもよい。図7(a)は傾斜面が球面で形成されている透明樹脂20の側面図であり、(b)はその透明樹脂20の要部の斜視図である。つまり、透明樹脂20の溝部40の傾斜面は、凹面や凸面、球面等の曲面で構成されていてもよい。
また、図8に示すように、透明樹脂20の溝部40の表面に複数の凹凸構造を設けることによって、カバー部24の方向への光の取り出し効率をさらに高めることもできる。図8(a)は溝部40の傾斜面に複数の凹凸構造として微細な突起構造が設けられている透明樹脂20の要部の側面図であり、(b)は上記溝部40の傾斜面における要部の斜視図である。具体的には、図8(b)は、透明樹脂20の溝部40の傾斜面に、例えば微細な半球面が規則的に形成されている場合を示している。また、突起構造は溝部40の傾斜面だけでなく、溝部40の底面にも形成されていてもよい。つまり、透明樹脂20の溝部40は、少なくとも一つの表面(傾斜面或いは底面)に複数の凹凸構造を備えていてもよい。
透明樹脂20の溝部40の端面40aに傾斜をつけた(傾斜面とした)場合に奏する効果について説明する。図9は、大きさ300um角の光源16が、接触面11の中心からZ軸方向,X軸方向にそれぞれ0.8mm,1.0mm離れた位置に配置されている場合における、接触面11を照明する光の光量のシミュレーション結果を示すグラフである。上記グラフは、溝部40の端面40aの上表面からの傾斜角度(φ/deg.)(図1(c)に示す)を横軸にし、光量の相対強度を縦軸にして表している。そして、傾斜角度は0°(水平)〜80°の範囲内で変化させており、相対強度は傾斜をつけていない場合の光量を1としている。グラフから、溝部40の端面40aの傾斜角度が大きくなるにつれて、接触面11における光量が増加していることを確認することができる。この結果から、傾斜角度を大きくすればするほど良い結果が得られることが判るものの、傾斜角度を大きくすると、接触面11を照明する光の照度分布の偏りが大きくなる。すなわち、接触面11における光源16側に近い部分の照度が他の部分と比べて強くなる傾向がある。そのため、溝部40の端面40aの傾斜角度は、20°〜60°の範囲内に設定することが望ましい。つまり、透明樹脂20の溝部40における端面40aの傾斜角度は、接触面11に対して、20°〜60°の範囲内に設定することが望ましい。
したがって、本発明にかかる光ポインティング装置30における透明樹脂20には、光源16側から、結像素子14の中心で反射されて撮像素子15の中心に到達する上記反射光Lの光線経路を含む仮想平面(図1(a)においてA−A’線を含むZ−Y平面)に向かって、換言すれば、光源16側から撮像素子15側に向かって、透明樹脂20の上表面に対して傾斜角度φで傾斜する傾斜面が設けられている。また、透明樹脂20は、光源16及び撮像素子15を収容しているので、上記仮想平面の前後にまたがって形成されている。
尚、本発明は上記実施の形態1に記載の構成に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態1では、透明樹脂20の表面は透明になっているが、当該表面に遮光を行うための措置が施されていてもよい。
具体的には、例えば、透明樹脂20の側面上、及び被写体10からの反射光Lが透過する箇所を除く透明樹脂20の上表面上に、遮光性樹脂を樹脂封止してもよい。遮光性樹脂としては、透明樹脂20を構成する透光性樹脂と同様に、例えば、シリコーン樹脂若しくはエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、又はポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。ただし、遮光性樹脂は、透光性樹脂と異なり、カーボンブラックを含んでいる。このように、透明樹脂20の周囲に遮光性樹脂を樹脂封止することによって、光源16から照射された光が直接、又は被写体10ではない箇所で反射して、撮像素子15に入射することを防ぐことができる。すなわち、被写体10からの反射光Lではないいわゆる迷光が撮像素子15に入射することを防ぐことができる。よって、迷光による光ポインティング装置30の誤動作を防ぐことができ、被写体10を高精度に検知することができる。
さらに、透明樹脂20の形状を対称にすることにより、光源16を複数設けることができる。つまり、光源16は、図1(b)に示すように一つ設けた構成としてもよく、図10,11に示すように接触面11を挟んで両側に二つ設けた構成としてもよい。また、光源16を二つ設ける場合においては、図10に示すように、構造体としての透明樹脂20の上表面に溝部40を形成してもよく、図11に示すように、透明樹脂20を二つの構造体に分割して、これら構造体の端面40bを溝部40に相当する構成としてもよい。何れの場合においても、溝部40の傾斜面(端面40a)又は構造体の傾斜面(端面40b)は、各々の光源16に対応するように二カ所に形成すればよい。接触面11を挟んで両側に光源16を二つ設けることにより、接触面11を照明する光の光量を増大させることができる。
〔実施の形態2〕
本発明における光ポインティング装置の、実施の他の形態について、図12に基づいて説明する。図12は、ポインティング装置50の概略の構造を示す断面図である。尚、実施の形態1に記載のポインティング装置30の構成と同様の構成については、同一の符号を付記してその説明を省略する。
本実施の形態におけるポインティング装置50は、実施の形態1に記載のポインティング装置30の構成に加えて、カバー部24の接触面11を除く上表面及び側面に、ポインティング装置50内部に外部から入射する光を遮光する遮蔽膜51a・51bが形成されている点が異なっている。
つまり、本実施の形態における光ポインティング装置50は、図12に示すように、カバー部24の接触面11を除く上表面に遮蔽膜51aが形成されると共に、側面に遮蔽膜51bが形成されている。具体的には、カバー部24における接触面11が形成されている上表面(図12中、「P」で示すウィンドエリア)には遮蔽膜51aが形成されておらず、上表面における上記ウィンドエリア以外の領域に遮蔽膜51aが形成されている。
接触面11以外の領域から光ポインティング装置30内部に外部から光が入射すると、結像素子14における良好な特性が得られる光以外の光、すなわち、接触面11上の被写体10からの反射光L以外の光が、カバー部24内部で多重反射して、撮像素子15に入射する場合がある。このため、カバー部24の結像素子14を含めた結像光学系を通過する反射光L(信号光)に対して外乱光となり、撮像素子15で撮像される像のコントラストが低下するおそれがある。尚、被写体10を透過して光ポインティング装置30内部に入射する外部からの光の経路は、反射光Lの光路と重なり、信号光の一部となるため、撮像素子15で撮像される像のコントラストが向上する。
しかしながら、本実施の形態における光ポインティング装置50の構成によれば、ポインティング装置50内部に外部から入射する光を遮光する遮蔽膜51a・51bが形成されているので、上記外乱光の影響を抑制し、信号光のみを増強することができる。したがって、撮像素子15で撮影される像のコントラストが向上する。
上記遮蔽膜51a・51bは、具体的には、外乱光を反射する例えば、アルミニウム、ニッケル、金、銀、誘電体ダイクロ膜等の金属の反射膜であってもよく、また、外乱光を吸収する例えば、カーボンブラックを含む塗料や墨等で形成された吸収膜であってもよい。遮蔽膜51a・51bが上記反射膜である場合は、図12中、「P」で示すウィンドエリアをマスクして上記金属を蒸着させて形成すればよく、遮蔽膜51a・51bが上記吸収膜である場合は、インクジェットやパッド印刷により形成すればよい。
カバー部24における遮蔽膜51a・51bを形成する領域は、フランジ25よりもZ軸の正方向側であればよい。つまり、フランジ25は光ポインティング装置50を搭載する携帯情報端末の筐体内部に配置されるため、遮蔽膜51a・51bを形成する必要が無い。遮蔽膜51a・51bは、カバー部24における、フランジ25よりもZ軸の正方向側の、携帯情報端末の筐体から突出している部分に形成されていればよい。また、携帯情報端末の筐体は或る程度の厚さを有しており、その厚さに応じて外乱光が遮光される。このため、遮蔽膜51bは必ずしも必要ではなく、筐体の厚さが厚い場合には遮蔽膜51aのみを形成する等の措置を適宜行えばよい。
このように、本実施の形態におけるポインティング装置50は、カバー部24の接触面11を除く上表面及び側面に、ポインティング装置50内部に外部から入射する光を遮光する遮蔽膜51a・51b(少なくとも、遮蔽膜51a)が形成されている。したがって、ポインティング装置50内部に外部から入射する上記外乱光の影響を抑制し、信号光のみを増強することができるので、撮像素子15で撮影される像のコントラストを向上させることができる。
〔実施の形態3〕
本発明における光ポインティング装置30または光ポインティング装置50を搭載した携帯情報端末の一例について、図13に基づいて説明する。図13は、光ポインティング装置30または光ポインティング装置50を搭載した電子機器としての携帯電話機(携帯情報端末)60を示すものであり、(a)は上記携帯電話機60の外観の一例を示す正面図であり、(b)は上記携帯電話機60の外観の一例を示す背面図であり、(c)は上記携帯電話機60の外観の一例を示す側面図である。尚、図13においては、電子機器が携帯電話機60である場合を例示しているが、これに限定されるものではない。電子機器としては、例えば、PC(特に、モバイルPC)、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)、ゲーム機、テレビジョン等のリモートコントローラ(リモコン)等が挙げられる。
図13に示すように、携帯電話機60は、モニター側筐体61及び操作側筐体62を備えている。図13(a)に示すように、モニター側筐体61は、モニター部65及びスピーカー部66を含んでいる。操作側筐体62は、マイク部63、テンキー64、及び例えば光ポインティング装置30を含んでいる。光ポインティング装置30は、例えばテンキー64の上方に配置されている。もちろん、携帯電話機60は光ポインティング装置30の代りに光ポインティング装置50を搭載していてもよい。また、光ポインティング装置30の配置及びその向きは、図13(a)に示す配置及びその向きに限定されるものではない。
スピーカー部66は、音声情報を外部に出力するものであり、マイク部63は音声情報を携帯電話機60に入力するものである。モニター部65は、映像情報を出力するものであり、本実施形態においては、光ポインティング装置30からの入力情報を表示するものである。
尚、本実施形態の携帯電話機60は、図13(a)〜(c)に示すように、上部の筐体(モニター側筐体61)と下部の筐体(操作側筐体62)とがヒンジ部を介して接続されている、いわゆる折り畳み式の携帯電話機である。ここで、現在では折り畳み式が主流であるため、本実施の形態では携帯電話機60として、折り畳み式の携帯電話機を一例として挙げているのであって、光ポインティング装置30等を搭載することができる携帯電話機は、折り畳み式に限るものではない。
近年、折り畳み式の携帯電話機においては、折り畳んだ状態で厚さが10mm以下のものも登場してきている。携帯電話機の携帯の利便性を考慮するならば、その厚さは極めて重要な要素となっている。図13(a)〜(c)に示す携帯電話機60の操作側筐体62において、図示されない内部の回路基板等を除いて、その厚さを決定する部品は、マイク部63、テンキー64、光ポインティング装置30である。この中で、光ポインティング装置30の厚さが最も厚く、光ポインティング装置30の薄型化は、携帯電話機60の薄型化に直接繋がる。よって、上述のように薄型化可能な本発明の光ポインティング装置は、携帯電話機のような薄型化を必要とする電子機器に対して好適な発明である。
このように、本実施形態の電子機器としての携帯電話機60は、光ポインティング装置30(または光ポインティング装置50)を備えている。したがって、光路変換手段及び結像反射部が一体化された導光板型光学部材24dを備えたカバー部24を備えているので、迷光による影響の少ない光ポインティング装置30(または光ポインティング装置50)を備えた携帯電話機60を提供することができる。
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、PCや携帯電話機等の電子機器の入力装置に利用することができ、特に小型化、薄型化を要求される携帯情報端末に好適に利用することができる。
10 被写体
11 接触面
12 折り曲げ素子(光路変換手段、プリズム)
13 傾斜面
14 結像素子(結像反射部)
15 撮像素子
16 光源
17・18 反射面
19 切り欠き部
20 透明樹脂(構造体)
21 回路基板
24 カバー部
24a (Y軸方向の)当接面
24b (Z軸方向の)当接面
24c 底面
24d 導光板型光学部材(光学部材)
25 フランジ
26 基板部
26a 底面
30 光ポインティング装置
40 溝部
40a 端面
50 光ポインティング装置
51a 遮蔽膜
51b 遮蔽膜
60 携帯電話機(携帯情報端末)
L 反射光(信号光)
M 照射光
P ウィンドエリア
θ 傾斜角度
φ 傾斜角度

Claims (4)

  1. 被写体に光を照射する光源と、
    該被写体からの反射光を反射させて導光すると共に、反射光を撮像素子に結像させる結像反射部を有する光学部材と、
    該光学部材によって導光された光を受光する撮像素子とを備えた光ポインティング装置であって、
    上記光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、上記被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように配置されており、
    上記構造体には、光源側から上記撮像素子側に向かって、構造体の光学部材側表面に対して傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とする光ポインティング装置。
  2. 前記傾斜面は、構造体に設けられた溝部の表面の一部であることを特徴とする請求項記載の光ポインティング装置。
  3. 被写体に光を照射する光源と、
    該被写体からの反射光を反射させて導光すると共に、反射光を撮像素子に結像させる結像反射部を有する光学部材と、
    該光学部材によって導光された光を受光する撮像素子とを備えた光ポインティング装置であって、
    上記光源は、透光性樹脂からなる構造体に収容されており、かつ、上記被写体側から見たときに、撮像素子の中心と結像反射部の中心とを結ぶ直線上に位置しないように配置されており、
    上記構造体には、光源から出射される光線の向きを被写体側に変換する変換領域が設けられていることを特徴とする光ポインティング装置。
  4. 請求項1〜の何れか一項に記載の光ポインティング装置を備えていることを特徴とする電子機器。
JP2010019374A 2009-11-02 2010-01-29 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器 Expired - Fee Related JP4758509B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019374A JP4758509B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器
PCT/JP2010/069534 WO2011052788A1 (ja) 2009-11-02 2010-11-02 光ポインティング装置およびそれを備えた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019374A JP4758509B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011159052A JP2011159052A (ja) 2011-08-18
JP4758509B2 true JP4758509B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=44590962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010019374A Expired - Fee Related JP4758509B2 (ja) 2009-11-02 2010-01-29 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4758509B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4060908B2 (ja) * 1997-07-14 2008-03-12 オリンパス株式会社 指紋読取光学系
US7274808B2 (en) * 2003-04-18 2007-09-25 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore)Pte Ltd Imaging system and apparatus for combining finger recognition and finger navigation
US20070063130A1 (en) * 2004-07-29 2007-03-22 Ahn Keon J Optical pointing apparatus and personal portable device having the optical pointing apparatus
WO2006019218A1 (en) * 2004-08-20 2006-02-23 Crucialtec Co., Ltd. Ultra thin optical joystick and personal portable device having ultra thin optical joystick
US20080218769A1 (en) * 2007-03-08 2008-09-11 Crucialtec Co., Ltd. Optical Pointing Device for Mobile Terminals
EP2083347A3 (en) * 2008-01-21 2011-04-27 Crucial Tec Co., Ltd. Optical input device and portable electronic device having the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011159052A (ja) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4902714B2 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備える電子機器、並びに、導光体および導光方法。
JP4842363B2 (ja) ポインティング装置および電子機器
JP4902768B2 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備えた電子機器
JP4699551B2 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備える電子機器
JP4865820B2 (ja) 光ポインティング装置および該装置を搭載した電子機器
JP4746118B2 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備える電子機器
JP2011198083A (ja) 光学式ポインティング装置およびそれを備える電子機器
WO2011052788A1 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備えた電子機器
JP4695704B2 (ja) 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器
JP4758509B2 (ja) 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器
JP2011170754A (ja) 光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器
JP4758511B1 (ja) 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器
JP5220885B2 (ja) 光ポインティング装置及びそれを備えた電子機器
US20110181506A1 (en) Optical pointing device
JP4902769B2 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備えた電子機器
JP4699550B2 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備える電子機器
JP2012048569A (ja) 光ポインティング装置およびそれを備える電子機器
JP2011095851A (ja) 光ポインティング装置および該装置を搭載した電子機器
WO2011052790A1 (ja) 光ポインティング装置およびそれを備える電子機器
JP2011253441A (ja) 光ポインティング装置およびそれを備えた電子機器
JP2012203545A (ja) 光ポインティング装置および電子機器
JP2012014615A (ja) 光学式ポインティング装置および当該装置を搭載した電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110408

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees