JP2011170754A - 光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器 Download PDF

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哲史 野呂
Takahiro Miyake
隆浩 三宅
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錬三郎 三木
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Abstract

【課題】消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】光学式ポインティング装置1は、被写体10が接触する接触面12を備えた接触部と、接触面12に光を照射するLED光源13と、被写体10の反射光を像として結像させる結像素子14と、被写体10の像を撮像する撮像素子15とを有する。接触面12の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器としての携帯電話等の携帯情報端末に搭載可能な光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器に関するものであり、詳細には、コントラストの高い被写体像を得ることができる光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器に関する。
携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯情報端末に代表される小
型の電子機器では、一般的に、情報を入力するユーザーインターフェースとしてキーパッドが採用されている。キーパッドは、通常、数字及び文字を入力するための複数個のボタンと方向ボタン(十字キー)とで構成されている。また、近年では携帯情報端末のディスプレイ部にグラフィック等の表現が可能となることに伴い、ユーザに対する情報の表示方式として、主に、ディスプレイ部を2次元で用いるGUI(Graphical User Interface)が採用されるようになってきている。
このように、携帯情報端末が高機能化し、コンピュータと同等の表示機能を備えることにより、メニューキー及びその他の機能キーを方向キーとして用いる従来の携帯情報端末の入力手段では、GUIで表現されたアイコン等の選択には適しておらず、不便であった。そのため、携帯情報端末においても、コンピュータに用いられているボール式マウス若しくは光学式マウス等のマウスやタッチパッド又はタブレットのように、直感的な操作を可能とするポインティング装置が求められるようになってきている。
しかし、携帯情報端末は携帯することを前提とするため、本体と分離した別途のポインティング装置を携帯情報端末のポインティング装置として採用するには支障を来たす。また、例えばトラックボール型(Track Ball-Type)のポインティング装置は、物理的に一
定以上の3次元空間を占有するため、薄型かつ小型の携帯情報端末に採用し難いという問題があった。
そこで、携帯情報端末に搭載可能なポインティング装置として、ポインティング装置に接触する被写体としての指の指紋を、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の光源によって照明し、被写体によって散乱された光線を、集光レンズを用いてセンサ等の撮像素子にて連続的に撮影し、接触面における被写体の指紋の移動変化である画像の変化を抽出し、入力信号に変換させることによって被写体の動きを推測し、ディスプレイ上に示されたカーソル等をディスプレイ上で移動させることが可能な光学式ポインティング装置が提案されている。
例えば特許文献1に開示された光学式ポインティング装置100では、図15に示すように、被写体101と直接接触するカバーガラス102と、カバーガラス102の背面に光を照射する光源部103と、カバーガラス102を介して被写体101によって反射された光の方向を所定方向に反射し、この所定方向の光を集光し、集光された光を撮像する受光部104とを含んでいる。これにより、被写体101として指の表面を用いてポインティングを可能にし、水平の光経路を形成して光学系の厚さを最小化しながら焦点距離を十分に提供できるようにする光学式ポインティング装置100及び個人携帯端末機を提供できるようになっている。
ところで、光学式ポインティング装置は、前述したように、被写体で散乱された光を連続的にセンサ等の撮像素子によって撮像することによって、被写体の動きを推測している
ため、センサ上で得られる像はノイズ成分が少なく、コントラストが高いことが望まれる。例えば、指等の凹凸形状を有する被写体が光学式ポインティング装置を操作する場合、撮像素子に取り込まれる像は、凸部(指紋の山の部分)又は凹部(指紋と指紋との間の溝の
部分)のいずれか一方が明るい部分として認識され、他方が暗い部分として認識される。
これらの明部と暗部との差が大きい、つまりコントラストが高い像は、入力信号に変換する際にノイズ成分が少ないため、光学式ポインティング装置の誤作動が起こり難いと考えることができる。しかし、コントラストが低い像においては、明部と暗部とをはっきりと捉えることができないため、撮像素子上でノイズ成分が多い不鮮明な像として認識され、光学式ポインティング装置は誤作動を起こし易いと考えることができる。
光学式ポインティング装置として、例えばPC(Personal Computer)等のコンピュー
タ機器に用いられているコンピュータマウスを例にとると、光源にはLEDやLD(Laser Diode:発光素子)を用いているが、これらの光源からの光を被写体に対して斜め方向
から照射することによって、被写体の明部と暗部とをはっきりと捉えることができ、コントラストが高い像を得ているため、ディスプレイ上のカーソルをスムーズに操作できる。つまり、被写体に対して照明光の照明角度を均一にすること、及び被写体全体を照度分布が均一な光線にて被写体に対して斜め方向から照射することによって、コントラストが高い被写体像を得ることができる。
前記特許文献1によると、光源部103としてLEDを用い、光源部103を被写体101に対して斜めに配置し、被写体101を斜め方向から照射することによって、コントラストの高い像を得ている。
また、例えば特許文献2においても、図16に示すように、光学式ポインティング装置200において、LED光源201から放射された光線は、反射ミラー202を介して反射し、特許文献1と同様に、被写体203に斜め方向から照射されるようになっている。
特表2008−507787号公報(2008年3月13日公表) 特表2008−510248号公報(2008年4月3日公表)
ところで、特許文献1及び特許文献2に開示されている従来の光学式ポインティング装置100・200においては、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射することにより、被写体である指の指紋の明部と暗部とをはっきりと捉えてコントラストの高い像を得る構成としている。
しかしながら、上記従来の光学式ポインティング装置では、被写体が接触される接触面は平面からなっている。このため、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射したときに、一部、全反射して被写体に照射されない光が存在する可能性がある。この結果、光源から放射された光線の中で一部の光線しか利用しておらず、光利用効率が低くなっている。したがって、被写体を明るい光線で照明し、コントラストが高い像を得るためには、大きな駆動電流が必要となり、光学式ポインティング装置の消費電力が極めて大きくなってしまう。
また、被写体の接触する接触面が平面からなっていることによって、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射した場合、接触面の各部分での照射方向が異なる。この結
果、被写体に対して角度が均一な光線を照射することができなくなり、撮像素子において画像歪みが生じるので、誤作動を起こす可能性がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器を提供することにある。
本発明の光学式ポインティング装置は、上記課題を解決するために、被写体が接触する接触面を備えた接触部と、上記接触面に光を照射する光源と、被写体の反射光を像として結像させる結像素子と、被写体の像を撮像する撮像素子とを有する光学式ポインティング装置において、上記接触面の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されていることを特徴としている。
従来の光学式ポインティング装置では、被写体が接触される接触面は平面からなっていたので、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射したときに、全反射して被写体に照射されない光が一部存在する可能性があった。そして、その結果、光源から放射された光線の中で一部の光線しか利用しておらず、光利用効率が極めて低いという問題を有していた。
また、従来の光学式ポインティング装置では、被写体が接触される接触面は平面からなっていたので、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射した場合、接触面の各領域での照射方向が異なる。この結果、被写体に対して角度が均一な光線を照射することができなくなり、撮像素子において画像歪みが生じるので、誤作動を起こす可能性があった。
この点、本発明の光学式ポインティング装置では、接触面の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されている。このため、全反射する領域について接触面を曲面としておけば、接触面に到達した光線の角度を制御することができるので、全反射の角度条件が崩れて、被写体に照射させることができる。したがって、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射したときに、全反射して被写体に照射されない光が一部存在するということがなくなる。この結果、従来のような被写体を明るい光線で照明し、コントラストが高い像を得るためには、大きな駆動電流が必要となり、光学式ポインティング装置の消費電力が極めて大きくなってしまうということもなくなる。
また、接触面の各部分での照射方向が異なる点についても、本発明の光学式ポインティング装置では、接触面の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されているので、接触面に到達した光線の角度を制御することができ、接触面の各部分での照射方向が略同じとなる曲面とすることが可能である。この結果、被写体に対して角度が均一な光線を照射することが可能となり、撮像素子における画像歪みもなくなるので、誤作動を起こす可能性を少なくすることができる。
したがって、消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置を提供することができる。
本発明の光学式ポインティング装置では、前記曲面は、被写体側に向けての凸面にて形成されていることが可能である。
すなわち、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射したときに、接触面が平面の場合において全反射する領域は光源から離れた領域である。この点、本発明では、曲面
は、被写体側に向けての凸面にて形成されているので、光源から離れた領域は平面ではなく曲面となっており、これによって、全反射の角度条件が崩れる。したがって、従来では全反射していた領域においても被写体に照射されるので、全反射して被写体に照射されない光が一部存在するということがなくなる。
本発明の光学式ポインティング装置では、前記曲面は、装置本体の被写体側表面よりも突出して形成されていることが可能である。
これにより、接触面が装置本体の被写体側表面よりも突出した曲面となっているので、被写体の接触面への接触が容易となる。
本発明の光学式ポインティング装置では、前記曲面は、光源からの光の導波方向に対して互いに曲率の異なった2つの第1曲面及び第2曲面を有していると共に、上記2つの第1曲面と第2曲面との間は滑らかに連結されていることが可能である。
これにより、曲面が、光源からの光の導波方向に対して互いに曲率半径の異なった2つの第1曲面及び第2曲面を有していることによって、光源から接触面に達した光線の角度を、光線が入射する領域によって細かく制御することができる。その結果、光源から放射された光線を、照明角度が細かく制御された光線に変換することができる。
また、2つの第1曲面と第2曲面との間を滑らかに連結することによって、互いに曲率半径の異なった2つの第1曲面及び第2曲面による照明角度の変換の遷移を滑らかにすることができる。
本発明の電子機器は、上記課題を解決するために、上記記載の光学式ポインティング装置を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置を備えた電子機器を提供することができる。
本発明の光学式ポインティング装置は、以上のように、接触面の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されているものである。
また、本発明の電子機器は、以上のように、上記記載の光学式ポインティング装置を備えているものである。
それゆえ、消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置及びそれを備えた電子機器を提供するという効果を奏する。
本発明における光学式ポインティング装置の実施の一形態を示すものであり、曲面からなる接触面を備えた光学式ポインティング装置の構成を示す断面図である。 上記光学式ポインティング装置の接触面における変形例の構成を示す断面図である。 上記光学式ポインティング装置の接触面における他の変形例の構成を示す断面図である。 上記光学式ポインティング装置の接触面がカバーから見て凹面の曲面であることによって、LED光源の発光面から放射された光線が接触面にて被写体に対して発散していることを示す断面図である。 上記光学式ポインティング装置における接触面へのLED光源からの各光路を示す断面図である。 上記光学式ポインティング装置における非球面形状の接触面へのLED光源からの各光路を示す断面図である。 上記LED光源の封止樹脂に反射用の斜面を設けた光学式ポインティング装置の要部構成を示す断面図である。 上記LED光源からの光を接触面まで導光するカバーに蒸着面を形成した光学式ポインティング装置の要部構成を示す断面図である。 2つの曲面からなる接触面を備えた上記光学式ポインティング装置の要部構成を示す断面図である。 3つの曲面からなる接触面を備えた上記光学式ポインティング装置の要部構成を示す断面図である。 本発明における光学式ポインティング装置の、他の実施の一形態を示すものであり、光学式ポインティング装置の構成を示す断面図である。 (a)は接触面が平面である場合の被写体への照明角度を示すグラフであり、(b)は接触面を曲面にした場合の被写体への照明角度を示すグラフである。 本発明における光学式ポインティング装置のさらに他の実施の一形態を示すものであり、光学式ポインティング装置の構成を示す断面図である。 (a)は本発明における光学式ポインティング装置を備えた電子機器の実施の一形態を示すものであり、光学式ポインティング装置を搭載する電子機器としての携帯電話機の外観を示す正面図であり、(b)は同背面図であり、(c)は同側面図である。 従来の光学式ポインティング装置の構成を示す断面図である。 従来の他の光学式ポインティング装置の構成を示す断面図である。
本発明の各実施形態について、光源としてLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を用いた光学式ポインティング装置を例として説明する。本発明の光学式ポインティング装置は、指先等の被写体に対して光を照射し、該被写体から反射された光を受光することによって、被写体の動きを検知するものである。以下、各実施形態の光学式ポインティング装置の構成について具体的に説明する。尚、同一の機能及び作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
〔実施の形態1〕
本発明における第1の実施の形態について図1〜10に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態における光学式ポインティング装置1の概略の構成を示す断面図である。
本実施の形態の光学式ポインティング装置1は、図1に示すように、装置本体の被写体側表面としての装置表面11と、この装置表面11の一部であって被写体10が接触される接触面12を有する接触部と、被写体10を照明する光源としてのLED光源13と、被写体10からの散乱光を結像する結像素子14と、結像素子14によって結像された像を撮像する撮像素子15と、撮像素子15を保護する樹脂モールド16と、撮像素子15の信号を変換・伝送する回路基板17と、カバー18とからなっている。上記接触面12は、装置表面11の一部であり、曲面を有している。
上記接触面12の曲面は、図1においては装置表面11よりも上側方向に突出する凸面となっているが、必ずしもこれに限らず、例えば、図2に示すように、装置表面11に対して窪んでいる部分において上側方向に突出する凸面となっているものでもよい。
また、図3に示すように、装置表面11よりも下側方向に突出する凸面となっていても
よい。すなわち、LED光源13から放射された光線は、カバー18に入射し、カバー18内部を導波し、接触面12を透過して被写体10に照明されるが、図3に示すように、接触面12を窪んだ形状にすることによって、LED光源13からの照明光が集光光線であっても、効率よく被写体10を照明することができる。尚、集光光線とは、LED光源13の発光面から放射された光線が、被写体10に対して、集光している光線をいう。一方、集光光線でない光線とは、図4に示すように、LED光源13の発光面から放射された光線が、被写体10に対して発散している光線をいう。図3及び図4においては、カバー18から見て凹面である曲面を形成することによって、集光光線を発散光線に変換することができる。これによって、光線の角度を制御することができるので、被写体10のコントラストがより高い像を得ることができる角度にて照射できる。
さらに、図2及び図3に示す構成の光学式ポインティング装置1では、装置表面11よりも上側に突起部がないため、光学式ポインティング装置1の最大厚みを削減することできる。
ここで、図1に示す光学式ポインティング装置1において、LED光源13は、接触面12に対して斜め方向に配置したり、被写体10、装置表面11及び接触面12に対して斜めから照明したりするための特別な構造を必要としないため、光学式ポインティング装置1の薄型化を達成することができる。例えば、図2に示すように、接触面12を装置表面11に対して窪ませることによって、さらなる薄型化効果を見込むことができる。
上記構成の光学式ポインティング装置1における、LED光源13から放射された光線の光路について、図1に基づいて説明する。
図1に示すように、LED光源13から放射された光線は、カバー18に入射し、カバー18内部を導波し、接触面12を透過し、被写体10に照明される。被写体10によって散乱された光線は、結像素子14によって集光され、撮像素子15上に結像する。図1において、被写体10によって散乱された光線は、カバー18を導波して結像素子14によって集光され、その後、装置表面11で反射し、撮像素子15上に結像する。カバー18内を導波する光路において、図1中に示された光路M及び光路Nは、LED光源13から放射された光線が、撮像素子15で集光されるまでの最短光路を示している。
被写体10から散乱された光線は、図1において光路Nで示すように、反射・全反射せずに結像素子14に入射する光学系でもよく、図2において光路N’で示すように、カバー18内で少なくとも1回の反射・全反射を介して結像素子14に入射する光学系でもよい。
また、光線が導波するカバー18の内側とカバー18の外部との境界面を、例えばアルミニウム等の金属によって蒸着し、反射面として用いてもよいが、蒸着面での反射ではなく、光の反射損失の少ない全反射面によって結像素子14まで導くことが望ましい。また、アルミニウム等の金属からなる蒸着面の代わりに、誘電体多層膜を蒸着し、反射面として用いてもよい。
さらに、結像素子14に集光されるまでの光路において、少なくとも1回の反射を介して結像するのと同様に、光線が結像素子14から撮像素子15に入射する経路において、光線はアルミニウム等の金属からなる蒸着面や誘電体多層膜で形成された反射面にて反射してもよいが、光の損失の少ない全反射面で反射し、撮像素子15に入射するのが望ましい。
また、撮像素子15には、一般的にCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)
センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補形金属酸化膜半導体)センサ等が用いられる。
さらに、被写体10を照射するLED光源13は、代わりにLD(Laser Diode:発光
素子)を用いてもよい。また、LED光源13は、図1に示すように、樹脂等によってモールドされておらず、むき出しで回路基板17に実装されているが、必ずしもこれに限らず、例えばポリカーボネートやアクリル系の樹脂を用いてモールドしてもよい。LED光源13をモールドすることによって、信頼性を向上することができ、また、耐用年数を長くすることができる。
また、装置表面11と接触面12とカバー18とは別々に成形されていてもよいが、同一の樹脂等で一体成形されるのが望ましい。
次に、上記LED光源13から接触面12への照射光について、図5に基づいて説明する。図5は、装置表面11、接触面12及びLED光源13を拡大して示した断面図である。尚、図5においては、結像素子14及び撮像素子15等の説明に必要ないものは図示していない。また、被写体10が接触面12に接触する際には、前記被写体10と接触面12との間の領域は、空気又は屈折率がカバー18よりも小さい材料にて満たされているものとする。さらに、説明の簡略化のために、図5においては、接触面12を領域A、領域B及び領域Cに分割して示している。これらの領域A〜Cは、接触面12をLED光源13からの距離の相違によって分割したものであり、各々の領域A〜Cの間に明確な境界面は存在しないものとする。ここで、接触面12において、LED光源13から最も近い領域を領域Aとし、LED光源13から領域Aの次に近い領域を領域Bとし、接触面12中で、LED光源13から最も遠い領域を領域Cとして示している。また、説明の簡略化のために領域Aに入射する光線をLA、領域Bに入射する光線をLB、領域Cに入射する光線をLCとし、接触面12を透過する光線のうち、領域Aを透過する光線をLA’、領域Bを透過する光線をLB’、及び領域Cを透過する光線をLC’としている。
図5に示すように、LED光源13から前記カバー18内を導波し、領域Aに到達した光線LAは、接触面12によって大きく屈折するが、領域Bに到達した光線LBは、接触面12によって大きくは屈折しない。また、光線LCに関して、接触面12に曲面を設けていない構造では、接触面12と垂直な面とのなす角が大きく、接触面12において全反射するため、装置表面11の上部に光を取り出すことができない光線がある。しかし、この場合、接触面12に光線LCと接触面12とのなす角が小さくなるような曲面を設けることによって全反射条件を崩すことができるようになり、装置表面11の上部に光線を取り出すことができる。
ここで、接触面12の中で、LED光源13から最も近い領域Aに入射する光線LAは、接触面12に対する入射角度が小さく、領域Bに入射する光線LBは接触面12に対する入射角度がLAに比べて大きい。つまり、領域Aに入射する光線LAを大きく屈折させ、領域Bに入射する光線LBを小さく屈折させることによって、接触面12から射出する光線LA’・LB’の射出角度の差をなくすことができ、均一な射出角度をもった光線に制御することができるようになり、被写体10を斜め方向から均一な照明角度をもった光線で照明することができる。
指等の被写体10は、均一な照明角度をもった光線で照射すると、その指紋においてコントラストが高い像を得られ易く、撮像素子15における被写体10の認識率が向上する。その結果、光学式ポインティング装置1は、誤作動を起こし難くなり、操作性に優れた光学式ポインティング装置1を実現することができる。また、図5に示す領域Cに照射される光線LCは、接触面12に入射角度が小さくなるような曲面を設けることにより全反
射条件を崩すことができると共に、装置表面11の上部に光線LC’として取り出すことができる。したがって、被写体10の照明領域を広くすることができ、LED光源13が放射した全光束に対して被写体10に照明される光束の割合を大きくすることができる。
この結果、LED光源13から放射される光線を被写体10に有効に照明することによって、LED光源13の消費電力を低減させることができ、低消費電力の光学式ポインティング装置1を実現することができる。
次に、接触面12を形成する曲面に関する数値例を示す。図1において、被写体10への照明角度を均一に制御するためには、接触面12は、(式1)に示す非球面にて構成することが可能である。
Figure 2011170754
ただし、Kは円錐定数、a・bは非球面係数、Hは光軸からの高さ、Rは非球面頂点の曲率半径、Zは光軸から高さHの非球面上の点における非球面頂点の接平面からの垂直方向の距離である。
上記接触面12を非球面形状にした構造の一例を表1に示す。このように、接触面12に表1に示すような非球面を設けることによって、単一の曲率を用いた球面よりも、より照明角度を均一に制御した光線を被写体10に照明することができる。
尚、接触面12に設ける曲面は、表1に示すような非球面でなくてもよく、例えば複数の曲面や自由曲面で構成されていてもよい。
Figure 2011170754
上記接触面12を非球面形状にした構造の一例を図6に示す。図6は、接触面12に非球面を形成した構造に関して、簡略的に説明するための図である。
このように、接触面12を、図6及び表1に示すような非球面にすることによって、特定の領域に照射される光線の角度のみを制御することができ、被写体10に照明する光路Mの光線の角度を、単一の曲率半径を有する球面をもった曲面よりも均一にすることができる。この結果、撮像素子15にて得られた画像の光学歪みを抑制することができるので、特別な信号処理や構成を不要とし、安価な光学式ポインティング装置1とすることが可能となる。
ところで、図6に示すように、LED光源13は、例えば、ポリカーボネートやアクリ
ル系樹脂等からなる樹脂モールド16によって封止されているとすることができるが、この場合、LED光源13を封止している樹脂モールド16に、例えば、LED光源13から高さ0.48(mm)の位置に、曲率半径が0.3(mm)の球面19を設けることが可能である。このように、樹脂モールド16に球面19を設けることによって、LED光源13から放射された光線の中でも、照明角度の均一性が高い光線の一部を取り出すことができ、接触面12方向へ照明角度が均一な光路を導くことができるようになる。そして、接触面12だけでなくLED光源13の樹脂モールド16にも照明角度を制御する球面19等の構造を設けることによって、被写体10に照明角度を細かく制御した光線を照明することができる。
尚、図6に示すLED光源13の樹脂モールド16は、LED光源13の上部に曲面である球面19を形成した構造を有しているが、樹脂モールド16の形状はこの形に限定されるわけではなく、例えば、図7に示すように、LED光源13から放射された光線を接触面12方向に導くような斜面20であってもよい。また、図8に示すように、カバー18に、アルミニウム等の金属又は誘電体多層膜を蒸着した蒸着面21を形成することによって、LED光源13からの光線を接触面12の方に導く構造であってもよい。
ところで、図6に示す接触面12に形成された非球面形状の曲面であって、紙面水平方向に対して表1に示された係数を有する曲面は、光の導波方向に対してのみ曲率を有しているシリンドリカル面であるが、必ずしもこれに限らず、被写体10の照射領域を拡大するためには、光の導波方向に対して垂直な方向においても曲率を有するトロイダル面であってもよい。
上記被写体10の照明領域を拡大できるようなトロイダル面の一例を表に示す。表2においては、トロイダル面において、光の導波方向に設けた面の曲率半径をRx(mm)とし、導波方向に対して垂直な方向に設けた面の曲率半径をRy(mm)としている。
Figure 2011170754
このように、接触面12に、非球面形状の、表2に示す紙面水平方向の曲率半径と紙面垂直方向の曲率半径とが異なる曲面であるトロイダル面を設けることによって、導波方向に対する照明角度と、導波方向と垂直な方向に対する照明角度とを別々に制御することができる。
一方、上記の説明においては、接触面12は1つの曲面からなっていたが、本実施の形態においては、必ずしもこれに限らず、例えば、接触面12に複数の曲面を有する構造を有することも可能である。
上記接触面12に例えば2つの曲面を有する構造を有する場合について、図9に基づいて説明する。図9は、実施の形態1の光学式ポインティング装置1の構成に関して、接触面12に2つの曲率を有する構造を示している。
図9に示すように、接触面12に設けられた2つの第1曲面及び第2曲面の曲率半径は
、例えば1.67(mm)及び5.0(mm)であり、2つの第1曲面と第2曲面とは、それぞれの曲面の頂点付近で滑らかに繋がっている。
このように、接触面12内において異なった曲率半径を有する構造にすることによって、LED光源13から接触面12に達した光路Mの光線の角度を、光線が入射する領域によって細かく制御することができる。その結果、LED光源13から放射された光線を、照明角度が細かく制御された光線に変換することができる。尚、図9において、接触面12に形成された曲面は光の導波方向に対してのみ曲面を有しているが、照射領域を拡大するためには、光の導波方向と垂直な方向においても複数の曲率半径を有するトロイダル面であってもよい。
次に上記接触面12に例えば3つの曲面を有する構造を有する場合について、図10に基づいて説明する。図10は、実施の形態1の光学式ポインティング装置1の構成に関して、接触面12に3つの曲率半径を有する曲面を設けた構造を示している。
図10に示すように、例えば、球面の曲率半径は1.2(mm)及び5.0(mm)であり、接触面12の中央の領域は例えば平面となっている。
上記の構造では、接触面12の中央を透過する光線は、曲面を設けて光線の角度を制御しなくても、被写体10に対して十分斜め方向から照射できる。この3つの第1曲面、第2曲面及び第3曲面からなる接触面12は、接触面12の端点に到達する光路Mの光線の角度を主に制御することができる。図10においては、接触面12の中で、LED光源13に近い領域において、曲率半径が例えば1.2(mm)の極めて小さな球面が設けられている。
本例では、LED光源13の位置が、接触面12に近く、接触面12への光線の入射角度が非常に小さい。このため、接触面12に対して入射角度が小さな光線を大きく曲げ、被写体10に対して十分に斜め方向から照明光を照射するために、接触面12の中でLED光源13に近い領域に、極めて小さな曲率半径を有する球面を設けている。LED光源13の配置にも依存するが、一般的に、LED光源13が接触面12に対して近いと、接触面12には曲率半径が小さい曲面を設けるのが望ましい。また、図10において、LED光源13が接触面12に対して近い領域と、LED光源13が接触面12に対して遠い領域との間の領域には平面構造を設けているが、この領域に照射される光線は、本例に示す光源配置によると、接触面12を透過し、被写体10に対して十分に斜め方向から光を照射できるため、曲面構造を必要としない。そのため、特に光線の照明角度を制御する必要がないため、本例では平面として記している。図10に示すような構造を設けることによって、例えば、図9に示した2つの曲面を有する構造において、2つの領域の間における領域に照射される光線の照明角度を制御できる。尚、図10中の接触面12に設けられた曲面は、光の導波方向に対してのみ曲率を有しているが、光の導波方向と垂直な方向においても曲面を有するトロイダル面であってもよい。
このように、本実施の形態の光学式ポインティング装置1は、被写体10が接触する接触面12を備えた接触部と、接触面12に光を照射するLED光源13と、被写体10の反射光を像として結像させる結像素子14と、被写体10の像を撮像する撮像素子15とを有する。そして、接触面12の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されている。
すなわち、従来の光学式ポインティング装置では、被写体が接触される接触面は平面からなっていたので、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射したときに、全反射して被写体に照射されない光が一部存在する可能性があった。そして、その結果、光源から放射された光線の中で一部の光線しか利用しておらず、光利用効率が極めて低いという
問題を有していた。
また、従来の光学式ポインティング装置では、被写体が接触される接触面は平面からなっていたので、光源からの光を被写体に対して斜め方向から照射した場合、接触面の各領域での照射方向が異なる。この結果、被写体に対して角度が均一な光線を照射することができなくなり、撮像素子において画像歪みが生じるので、誤作動を起こす可能性があった。
この点、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、接触面12の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されている。このため、全反射する領域について接触面12を曲面としておけば、接触面12に到達した光線の角度を制御することができるので、全反射の角度条件が崩れて、被写体10に照射させることができる。したがって、LED光源13からの光を被写体10に対して斜め方向から照射したときに、全反射して被写体10に照射されない光が一部存在するということがなくなる。この結果、従来のような被写体を明るい光線で照明し、コントラストが高い像を得るためには、大きな駆動電流が必要となり、光学式ポインティング装置の消費電力が極めて大きくなってしまうということもなくなる。
また、接触面12の各部分での照射方向が異なる点についても、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、接触面12の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されているので、接触面12に到達した光線の角度を制御することができ、接触面12の各部分での照射方向が略同じとなる曲面とすることが可能である。この結果、被写体10に対して角度が均一な光線を照射することが可能となり、撮像素子15における画像歪みもなくなるので、誤作動を起こす可能性を少なくすることができる。
したがって、消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置1を提供することができる。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、曲面の形状をより具体的に限定すると、曲面は、被写体10側に向けての凸面にて形成されている。
すなわち、LED光源13からの光を被写体10に対して斜め方向から照射したときに、接触面12が平面の場合において全反射する領域はLED光源13から離れた領域である。この点、本実施の形態では、曲面は、被写体10側に向けての凸面にて形成されているので、LED光源13から離れた領域は平面ではなく曲面となっており、これによって、全反射の角度条件が崩れる。したがって、従来では全反射していた領域においても被写体10に照射されるので、全反射して被写体10に照射されない光が一部存在するということがなくなる。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、曲面は、装置表面11よりも突出して形成されていることが可能である。これにより、被写体10の接触面12への接触が容易となる。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、曲面は、LED光源13からの光の導波方向に対して互いに曲率の異なった2つの第1曲面及び第2曲面を有していると共に、2つの第1曲面と第2曲面との間は滑らかに連結されていることが可能である。すなわち、曲面は、連続した複数の曲面形状から構成されているとすることが可能である。尚、単純な球面でもLED光源13から放射された光線の角度を制御する効果はある。ただし、非球面や2つの第1曲面及び第2曲面、3つの第1曲面、第2曲面及び第3曲面で構成した方が光線の照射角度を詳細に制御できるので、効果が高い。あくまで基本構成
は、接触面12が球面である。
これにより、曲面が、LED光源13からの光の導波方向に対して互いに曲率の異なった2つの第1曲面及び第2曲面を有していることによって、LED光源13から接触面12に達した光線の角度を、光線が入射する領域によって細かく制御することができる。その結果、LED光源13から放射された光線を、照明角度が細かく制御された光線に変換することができる。
また、2つの第1曲面及び第2曲面の間を滑らかに連結することによって、互いに曲率の異なった2つの第1曲面及び第2曲面による照明角度の変換の遷移を滑らかにすることができる。
さらに、点被写体へ斜めから入射する光線による画像歪みを、より低減することが可能となる。
さらに、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、接触面12に形成した少なくとも1つの曲面は、装置表面11に対して窪んでいるとすることが可能である。これにより、光学式ポインティング装置1の薄型化を達成することができる。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、被写体10の接触面12に曲面を単に設けただけでなく、光線の入射及び散乱方向に対応させて曲面形状を最適化している。これにより、具体的に、消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置1を提供することができる。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、接触面12に形成した少なくとも1つの曲面は、光の導波方向にのみ単一の曲率を持つシリンドリカル面によって構成されているとすることが可能である。これにより、接触面12に入射したLED光源13からの光が散乱されることなく、入射光と出射光とが1:1で被写体10に照射される。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、接触面12に形成したシリンドリカル面は、非球面にてなっているとすることができる。これにより、導波方向に対する照明角度と、導波方向と垂直な方向に対する照明角度とを別々に制御することができる。
すなわち、導波方向に対する曲率半径と、導波方向に対して垂直な曲率半径とが異なっているとき、トロイダル面であるといえる。一方、シリンドリカル面は、例えば、図6では、導波方向と垂直な方向(紙面垂直方向)には曲率半径を有しておらず、平面であるといえる。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、接触面12に形成したシリンドリカル面は、光の導波方向に対して少なくとも2つ以上の異なった曲面を有しており、上記少なくとも2つ以上の異なった曲面の間は平面で構成されているとすることができる。尚、2つ以上の曲面という記述は、1つが曲率半径を有する曲面であり、他方が平面(曲率半径が無限大)であるという構成を含んでいる。
これにより、接触面の中央である平面を透過する光線は、曲面を設けて光線の角度を制御しなくても、被写体に対して十分斜め方向から照射できる。このため、接触面12を形成するときの加工が容易である。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、接触面12に形成した少なく
とも1つの曲面は、光の導波方向と、該光の導波方向に対して垂直な方向とにおいて、異なった曲率を有するトロイダル面によって構成されているとすることができる。これにより、被写体の照射領域を拡大することができる。すなわち、LED光源13の配置に応じて曲面形状を最適化して形成することによって、照明領域の拡大・光利用効率の上昇に効果がある。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置1では、上記トロイダル面は、光の導波方向と、該光の導波方向に対して垂直な方向とにおいて異なった曲率半径を有する曲面をもち、それぞれの面は非球面であるとすることができる。これにより、光の導波方向に対する照明角度と、該光の導波方向と垂直な方向に対する照明角度とを別々に制御することができる。すなわち、トロイダル面形成の効果は、導波方向の光線の入射角度と、導波方向とは垂直な方向の光線の入射角度とを同時に制御できることにある。
〔実施の形態2〕
本発明における第2の実施形態の光学式ポインティング装置2について、図11及び図12に基づいて説明する。図11は、上記光学式ポインティング装置2の構成を説明するための断面図である。
本実施の形態の光学式ポインティング装置2は、前記実施の形態1の光学式ポインティング装置1に比べて、図11に示すように、前記実施の形態1では、光の導波経路において構成部材がカバー18の1つで構成されていたのに対して、実施の形態2では、光の導波経路においてカバー18と立ち下げプリズム23との2つの構成部材で構成されている点が異なっている。また、実施の形態2では、被写体10からの散乱光が折り曲げ素子22及び立ち下げプリズム23を介して撮像素子15まで導かれる点が異なっている。
上記光学式ポインティング装置2は、図11に示すように、装置本体の被写体側表面としての装置表面11と、この装置表面11の一部であって被写体10が接触される接触面12を備えた接触部と、被写体10を照明する光源としてのLED光源13と、被写体10からの散乱光を光軸に対して90°方向に折り曲げる折り曲げ素子22と、折り曲げ素子22によって光軸を変換された散乱光を結像させる結像素子14と、結像素子14によって結像された像を光軸に対して90°方向に折り曲げる立ち下げプリズム23と、立ち下げプリズム23によって立ち下げられた被写体10の像を撮像する撮像素子15と、撮像素子15を保護する樹脂モールド16と、撮像素子15の信号を変換・伝送する回路基板17と、カバー18とからなっている。上記結像素子14の周辺には、撮像素子15に入射する迷光をカットするための遮光板24が配置されている。
上記構成の光学式ポインティング装置2では、LED光源13から放射された光線は、折り曲げ素子22からカバー18に入射し、カバー18内部を導波し、接触面12を透過し、被写体10に照明される。
被写体10によって散乱された光線は、結像素子14によって集光され、撮像素子15上に結像する。具体的には、被写体10によって散乱された光線は、折り曲げ素子22によって、光軸を90°変換され、結像素子14によって集光され、立ち下げプリズム23によって再び光軸を90°変換され、撮像素子15上に結像する。図11中に示された光路M及び光路Nは、LED光源13から放射された光線が、撮像素子15で集光されるまでの最短光路を示している。
詳細には、光路Mでは、LED光源13から放射された光線は、折り曲げ素子22によって屈折され、接触面12に入射し、接触面12によって屈折され、被写体10に照明される。そして、光路Nでは、被写体10によって散乱された光線の一部は、折り曲げ素子
22によって光軸を90°変換され、結像素子14によって集光される。結像素子14によって集光された被写体10の像は、立ち下げプリズム23によって立ち下げられ、撮像素子15に結像する。
上記折り曲げ素子22及び立ち下げプリズム23は被写体10からの散乱光を反射し、光路を変換するのに用いられる反射面として機能するため、アルミニウム等の金属によって蒸着し、反射面として用いてもよいが、蒸着面での反射による光の損失が少ない全反射面によって結像素子14まで導くのが望ましい。
また、アルミニウム等の金属からなる蒸着面の代わりに、誘電体多層膜を蒸着し、反射面として用いてもよい。さらに、装置表面11と接触面12とカバー18とは別々に成形されていてもよいが、同一の樹脂等で一体成形されるのが望ましい。
本実施の形態においては、LED光源13は、例えば、接触面12の中心から回路基板17と平行な方向に−0.7(mm)の距離に配置されており、接触面12までの高さが1.33(mm)の距離に配置されている。
本実施の形態の光学式ポインティング装置2では、被写体10を照明するために、LED光源13が折り曲げ素子22の下に配置されている。そして、LED光源13は、接触面12に対して斜め方向に配置したり、接触面12に対して、斜めから照明したりするための特別な構造を必要としない。このため、光学式ポインティング装置2の薄型化を達成することができる。
ここで、接触面12に曲面を形成した構造によって、被写体10の照明角度が均一になることを示すために、図12(a)(b)に基づいて説明する。図12(a)は接触面12に曲面を形成せず、従来のように接触面を平面にした構造について、縦軸に接触面の中心を0として中心点からの距離L1(mm)を示すと共に、横軸に接触面12からの光線の射出角度Q1(°)の関係を示すグラフである。また、図12(b)は、本実施の形態の接触面12に曲面を形成した構造に関して、縦軸に接触面12の中心を0として中心点からの距離L2(mm)を示し、横軸に接触面12からの光線の射出角度Q2(°)の関係を示したグラフである。尚、図12(b)において、接触面12に形成した曲面は、曲率半径が1.67(mm)の球面とした。
まず、接触面12に曲面を形成せず、従来のように接触面を平面にした構造においては、図12(a)に示すように、接触面12から射出された光線は、射出角度に大きな分布をもっている。つまり、被写体10に対して、照明角度が均一でない。一方、本実施の形態の接触面12に曲面を形成した構造については、図12(b)に示すように、接触面12から射出された光線の射出角度は均一に制御されている。つまり、接触面12に球面を設けることによって、接触面12から射出角度が均一に制御された光線をカバー18の上部に取り出していることが分かる。
また、接触面12の中心からの距離L1(mm)、距離L2(mm)に関して、図12(a)に示す従来例では、距離L1が0.2(mm)以上の領域に入射する光線は、接触面12で全反射するため、カバー18の上部に殆ど取り出せていない。これに対して、図11(b)に示す本実施の形態では、距離L2が0.2(mm)以上の領域に入射する光線を接触面12より取り出すことができ、被写体10の照明領域を拡大している。
ここで、被写体10を照明できる接触面12の大きさは、図12(a)に示す従来例では、0.6(mm)であり、図12(b)に示す本実施の形態では、0.75(mm)である。このように、接触面12に曲面を設けることによって、被写体10の照明領域が拡
大されている。
また、図12(a)で示すような角度分布を持った光線にて照射された被写体10の像は、コントラストが低いが、図12(b)に示す角度分布を持った光線で照射された被写体10の像は、コントラストが高いため、撮像素子15において、認識率が向上する。つまり、接触面12に曲面を設けることによって、光学式ポインティング装置2の薄型化の特徴を保ったまま、操作性のよい光学式ポインティング装置2を実現することができる。
尚、本実施の形態の光学式ポインティング装置2おいては、図11に示すように、接触面12に設けられた曲面は、光の導波方向に対してのみ曲面を有しているが、必ずしもこれに限らず、被写体10の照射領域を拡大するためには、光の導波方向と垂直な方向においても曲率半径を有するトロイダル面であってもよい。
上述した被写体10の照明領域を拡大できるようなトロイダル面形状の一例を表3に示す。表3においては、光の導波方向に対する曲率半径をRx(mm)とし、光の導波方向に垂直な方向の曲率半径をRy(mm)としている。
Figure 2011170754
このように、接触面12に表3に示すようなトロイダル面を設けることによって、導波方向に対する照明角度と、該導波方向と垂直な方向に対する照明角度とを別々に制御することができる。
〔実施の形態3〕
本発明の第3の実施形態について、図13に基づいて説明する。図13は、本発明の光学式ポインティング装置における第3の実施形態の構成を説明するための断面図である。
本実施の形態の光学式ポインティング装置3は、前記実施の形態1の光学式ポインティング装置1に比べて、図13に示すように、実施の形態1では光線が結像素子14を介して順方向に導波していたのに対して、実施の形態3では光線が結像素子14を介して逆方向に導波している点、及び実施の形態1では、結像素子14から撮像素子15に到達する経路において1回の反射を介しているのに対して、実施の形態3では、結像素子14から撮像素子15に到達する経路において3回の反射を介している点が異なっている。
また、本実施の形態の光学式ポインティング装置3は、前記実施の形態2の光学式ポインティング装置2に比べて、実施の形態2では、光の導波経路においてカバー18と立ち下げプリズム23との2つの構成部材で構成されていたのに対して、実施の形態3では、光の導波経路において構成部材がカバー18の1つの構成部材で構成されている点が異なっている。また、実施の形態2では、被写体10からの散乱光が折り曲げ素子22及び立ち下げプリズム23を介して撮像素子15まで導かれていたのに対して、実施の形態3では、立ち下げプリズム23に代えて結像素子14が存在している点が異なっている。
本実施の形態の光学式ポインティング装置3は、図13に示すように、装置本体の被写
体側表面としての装置表面11と、この装置表面11の一部であって被写体10が接触される接触面12を備えた接触部と、被写体10を照明する光源としてのLED光源13と、被写体10からの散乱光を折り曲げる折り曲げ素子22と、折り曲げ素子22によって光軸を変換された散乱光を反射させる反射面25aと、反射面25aで反射した光線を結像させる結像素子14と、結像素子で集光された光線を反射させる反射面25bと、被写体10の像を撮像する撮像素子15と、撮像素子15を保護する樹脂モールド16と、撮像素子15の信号を変換・伝送する回路基板17と、カバー18とからなっている。
上記構成の光学式ポインティング装置3の光路Mでは、LED光源13から放射された光線は、折り曲げ素子22からカバー18に入射し、カバー18内部を導波し、接触面12に入射し、接触面12によって屈折され、被写体10に照明される。また、光路Nでは、被写体10によって散乱された光線の一部は、折り曲げ素子22によって光軸を変換され、反射面25aによって反射され、結像素子14によって集光される。結像素子14によって集光された光線は、反射面25a・25bによって反射し、撮像素子15上に結像する。
上記折り曲げ素子22及び反射面25a・25bは、被写体10からの散乱光を反射し、光路を変換するのに用いられる反射面として機能するため、アルミニウム等の金属によって蒸着し、反射面として用いてもよいが、蒸着面での反射による光の損失が少ない全反射面によって結像素子14まで導くのが望ましい。
また、反射面25a・25bは、アルミニウム等の金属からなる蒸着面の代わりに、誘電体多層膜を蒸着し、反射面として用いてもよい。
さらに、図13においては、結像素子14によって集光された光線は、反射面25aで2回、及び反射面25bで1回反射しているが、これに限られない。また、装置表面11と接触面12とカバー18とは別々に成形されていてもよいが、同一の樹脂等で一体成形されるのが望ましい。
本実施の形態において、LED光源13は、例えば、接触面12の中心から回路基板17と平行な方向に−0.7(mm)の距離に配置され、かつ接触面12までの高さが1.33(mm)の距離に配置されている。
本実施の形態の光学式ポインティング装置3では、被写体10を照明するために、LED光源13が折り曲げ素子22の下に配置されている。そして、LED光源13は、接触面12に対して斜め方向に配置したり、接触面12に対して、斜めから照明したりするための特別な構造を必要としない。このため、光学式ポインティング装置3の薄型化を達成することができる。
ここで、図13において、接触面12に形成された曲面は、光の導波方向にのみ曲面を有しているが、被写体10の照射領域を拡大するためには、光の導波方向と垂直な方向においても曲率半径を有するトロイダル面であってもよい。
上述した被写体10の照明領域を拡大できるようなトロイダル面形状の一例を表4に示す。表4においては、光の導波方向に対する曲率半径をRx(mm)とし、光の導波方向に垂直な方向の曲率半径をRy(mm)としている。
Figure 2011170754
このように、接触面12に表4に示すようなトロイダル面を設けることによって、導波方向に対する照明角度と、導波方向と垂直な方向に対する照明角度とを別々に制御することができる。
ここで、本実施の形態の光学式ポインティング装置3では、結像素子14もトロイダル面を有している。上記結像素子14のトロイダル面形状の一例を表5に示す。表5においては、光の導波方向に対する曲率半径をRx(mm)とし、光の導波方向に垂直な方向の曲率半径をRy(mm)としている。
Figure 2011170754
このように、結像素子14を表5に示すトロイダル面にすることによって、撮像素子15上に結像する像の歪みを補正する効果があり、より操作性に優れた光学式ポインティング装置3を実現することができる。
〔実施の形態4〕
最後に、本実施の形態の光学式ポインティング装置1・2・3を搭載した電子機器について、図14を用いて説明する。図14は、光学式ポインティング装置1・2・3のいずれか搭載した電子機器としての携帯電話機60の外観を示す図である。図14(a)は携帯電話機60の正面図であり、図14(b)は携帯電話機60の背面図であり、図14(c)は携帯電話機60の側面図である。尚、図14(a)(b)(c)においては、電子機器として携帯電話機60である例を示しているがこれに限定されるものではない。電子機器として、例えば、PC(特にモバイルPC)、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)、ゲーム機、テレビ等のリモコン等であってもよい。
図14(a)(b)(c)に示すように、携帯電話機60は、モニター側筐体61及び操作側筐体62を備えている。モニター側筐体61は、モニター部65及びスピーカー部66を含み、操作側筐体62は、マイク部63、テンキー64及び例えば光学式ポインティング装置1を含んでいる。尚、携帯電話機60に搭載される光学式ポインティング装置1は、必ずしもこれに限らず、光学式ポインティング装置2・3のいずれも適用可能である。
また、本実施の形態において、光学式ポインティング装置1は、図14(a)に示すように、テンキー64の上部に配置されているが、光学式ポインティング装置1の配置方法
及びその向きについては、これに限定されるわけではない。
スピーカー部66は、音声情報を外部に出力するものであり、マイク部63は音声情報を携帯電話機60に入力するものである。モニター部65は、映像情報を出力するものであり、本実施の形態においては、光学式ポインティング装置1からの入力情報を表示するものである。
また、本実施の形態の携帯電話機60は、図14(a)(b)(c)に示すように、上部の筐体(モニター側筐体61)と下部の筐体(操作側筐体62)とがヒンジを介して接続されている、いわゆる折りたたみ式の携帯電話機60を例として挙げている。携帯電話機60として、折りたたみ式が主流であるため、本実施の形態では折りたたみ式の携帯電話機を一例として挙げているのであって、光学式ポインティング装置1を搭載することができる携帯電話機60は、折りたたみ式に限るものではない。
ここで、一般的に、携帯電話機60の厚みを決定する部品は、マイク部63、テンキー64及び光学式ポインティング装置1となるが、この中で、光学式ポインティング装置1の厚さが最も厚い。このため、光学式ポインティング装置1の薄型化は、携帯電話機60の薄型化に直接繋がる。従来技術で達成できなかった薄型化と操作性の向上とを両立させることが可能な本実施の形態の光学式ポインティング装置1・2・3は、携帯電話機60等の電子機器に好適な発明である。
このように、本実施の形態の携帯電話機60等の電子機器は、上記記載の光学式ポインティング装置1・2・3を備えている。それゆえ、消費電力の増大を抑制し、かつ誤作動を低減し得る光学式ポインティング装置1・2・3を備えた携帯電話機60等の電子機器を提供することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態を例えて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、当該技術分野における通常の知識を有する者によって、本発明の技術思想及びカテゴリを逸脱しない範囲で多様に修正や変形できることは明らかである。
本発明は、PCや携帯電話機等の入力装置に利用することができ、特に小型、薄型を要求される携帯機器等の電子機器に好適に利用することができる。また、光学式ポインティング装置を用いた光入力インターフェイス全般に適用可能である。
1 光学式ポインティング装置
2 光学式ポインティング装置
3 光学式ポインティング装置
10 被写体
11 装置表面(装置本体の被写体側表面)
12 接触面
13 LED光源(光源)
14 結像素子
15 撮像素子
16 樹脂モールド
17 回路基板
18 カバー
19 球面
20 斜面
21 蒸着面
22 折り曲げ素子
23 立ち下げプリズム
24 遮光板
25 反射面
60 携帯電話機(電子機器)
61 モニター側筐体
62 操作側筐体
64 テンキー
65 モニター部
M 光源から接触面までの光路
N 被写体から撮像素子までの最短光路
N’ 被写体から撮像素子までの光路において、被写体から結像素子までに少なくと
も1回の反射・全反射を含む最短光路

Claims (5)

  1. 被写体が接触する接触面を備えた接触部と、上記接触面に光を照射する光源と、被写体の反射光を像として結像させる結像素子と、被写体の像を撮像する撮像素子とを有する光学式ポインティング装置において、
    上記接触面の一部は、少なくとも1つの曲面にて形成されていることを特徴とする光学式ポインティング装置。
  2. 前記曲面は、被写体側に向けての凸面にて形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学式ポインティング装置。
  3. 前記曲面は、装置本体の被写体側表面よりも突出して形成されていることを特徴とする請求項2記載の光学式ポインティング装置。
  4. 前記曲面は、光源からの光の導波方向に対して互いに曲率の異なった2つの第1曲面及び第2曲面を有していると共に、上記2つの第1曲面と第2曲面との間は滑らかに連結されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の光学式ポインティング装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学式ポインティング装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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