JP4758260B2 - 遊技場用呼出システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機毎に設置された呼出表示手段及び複数台の遊技機から成る遊技機島毎に設置された補助表示手段を備えた遊技場用呼出システムに関する。
パチンコホールのような遊技場においては、遊技機(パチンコ台、スロットマシン)と1対1で対応した位置に呼出ランプを設置すると共に、遊技機を列状に配置して成る所謂「島」に遠方から視認可能な島端トップランプを補助ランプとして設置することが行われており、遊技機でトラブル(遊技続行の障害となる不具合や、補給用メダルの不足(スロットマシンの場合)など)が発生した場合には、上記呼出ランプ及び島端トップランプを点灯させることで、遊技場係員を呼び出し得る構成とされている。具体的には、遊技者は、所定位置に設けられた呼出ボタンの操作に応じて呼出ランプを点灯させることになり、この点灯に連動して島端トップランプも点灯し、これらの点灯を視認した遊技場係員が、当該遊技者の元に出向いてトラブルの内容を確認したところで、呼出ボタンを操作して呼出ランプを消灯させるシステム構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、島端トップランプは、自身に対応した島内において他の呼出ランプが点灯されている状態では、点灯状態を継続するように構成される。
特開平05−212153号公報
上記従来の遊技場用呼出システムを運用するに当たって、例えば、同じ島に属する2台の遊技機で同時期にトラブルが発生した場合において、先に発生したトラブルへの対応が短時間で済むような状況下では、同一係員がトラブル解消に当たるほうが効率的である。しかしながら、従来システムでは、遊技者による呼出操作が行われた状態しか表示しておらず、また、2台目の遊技機への処理が済んでいない状態では、遠方から視認可能な島端トップランプの点灯状態が継続されたままになるため、同一係員が同時期に発生した2台の遊技機でのトラブルに連続的に対応しようとしている場合であっても、点灯状態が継続されたままの島端トップランプを見た他の遊技場係員が、わざわざ遠方から出向いてくる可能性が極めて高くなり、これが係員による作業効率の低下原因になるという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、近隣に位置した複数台の遊技機でのトラブル発生に同一の遊技場係員が対応する際に、他の遊技場係員の作業効率が低下する事態を未然に防止できるようになる遊技場用呼出システムを提供することにある。
請求項1記載の手段によれば、遊技者は、遊技機でのトラブルが発生した場合に、操作手段による呼出操作を行い、これにより遊技機用呼出表示手段で呼出表示を実行させる。このような呼出表示が開始されたときには、その遊技機用呼出表示手段が属する遊技機島と対応した位置に遠方から視認可能な状態で配置された補助表示手段において補助呼出表示が行われる。この補助呼出表示により、遊技場係員は、トラブルが発生中の遊技機が存在する遊技機島を遠方から容易に確認可能になり、また、前記遊技機用呼出表示手段での呼出表示により、その遊技機島内でトラブルが発生した遊技機を確認できるようになる。このような確認を行った遊技場係員は、呼出表示が行われている遊技機まで出向き、その遊技機に係るトラブルの解消などの対応を行うものである。
この場合、判定手段は、遊技場係員が遊技機用呼出表示手段による呼出表示に対応中であるか否かを判定するようになる。また、前記補助表示手段は、前記補助呼出表示を行っていない状態で、遊技機用呼出表示手段による呼出表示が開始されたときには、前記判定手段において遊技場係員が遊技機用呼出表示手段による呼出表示に対応中でないと判定される状態では、補助呼出表示を開始するが、対応中であると判定される状態では、補助呼出表示を開始しない。要するに、補助表示手段に対応した遊技機島内の遊技機で発生したトラブルに対して遊技場係員が対応中である場合には、当該補助表示手段において呼出表示が行われることがない。従って、同じ遊技機島に属する複数台の遊技機で同時期にトラブルが発生し、先に発生したトラブルへの対応が短時間で済むような状況下、つまり、同一係員がトラブル解消に当たるほうが効率的な状況下において、従来のように、他の遊技場係員が、わざわざ遠方から出向いてくる恐れがなくなる。この結果、近隣に位置した複数台の遊技機でのトラブル発生に同一の遊技場係員が対応する際に、他の遊技場係員に余分な負担がかかる恐れがなくなり、その係員の作業効率が低下する事態を未然に防止できるようになる。
請求項2記載の手段によれば、補助表示手段は、これに対応した遊技機島内の遊技機で発生したトラブルに対して遊技場係員が対応中の場合であっても、その遊技機島内で予め設定された変更条件が成立したときには、第2の補助呼出表示を開始するようになる。この場合、遊技機島内でのトラブルに一人の遊技場係員では対応不可能な異常状態が発生したとき(例えば、対応する島内において多数の遊技機用呼出表示手段で同時期に呼出表示があったとき、トラブルに対応中の遊技場係員が対応不可能と判断したときなど)に、上記変更条件が成立するように設定できるものであり、従って、他の遊技場係員は、補助表示手段で開始された第2の補助呼出表示を確認することで、その補助表示手段に対応した遊技機島まで応援に駈け付け得るようになり、結果的に、上記のような異常状態が発生した場合でも、これに迅速に対応可能になる。
請求項3記載の手段によれば、補助表示手段に対応した遊技機島内において、予め設定された上限値を超えた数の遊技機用呼出表示手段で同時期に呼出表示が実行される事態が発生した場合に、補助表示手段が、他の遊技場係員の応援を要請する第2の対応中表示に切換えられるようになるから、そのような事態に迅速に対応可能になる。
請求項4記載の手段によれば、遊技機用呼出表示手段による呼出表示に対応中の遊技場係員の個人認識処理が、個人認識手段により実行され、その結果、呼出表示に対応中の遊技場係員が当該遊技機用呼出表示手段が属する遊技機島の担当外の係員であった場合(このような状況は、当該遊技機島の担当係員がトイレ休憩などにより不在となったときに、他の係員が呼出表示に臨時に対応することにより起こり得る)には、補助表示手段での対応中表示での表示形態が、担当係員が対応している場合と異なる形態の特別表示モードとされるから、その表示に基づいて、担当外の係員がトラブルに対応している旨が報知されることになる。この結果、担当遊技機島を離れている遊技場係員に対して早期に持ち場に戻るように喚起できるようになり、また、当該遊技機島でのトラブルには誰かが臨時に対応している旨が報知されることになるから、トラブルへの対応業務を円滑に行う上で有益になる。
請求項5記載の手段によれば、補助表示手段での表示形態が特別表示モードとされた期間(つまり、補助表示手段に対応した遊技機島内の遊技機用呼出表示手段からの呼出表示に、その遊技機島の担当外の係員が対応している期間)において、当該遊技機島内の遊技機用呼出表示手段において新たな呼出表示が開始された場合には、補助表示手段が、前記補助呼出表示と異なる表示形態の第3の補助呼出表示を行うようになる。従って、このような第3の補助呼出表示が行われたタイミングで、上記新たな呼出表示への対応を、臨時に対応している担当外の係員から本来の担当係員へ引継ぐようにすれば、それらの対応の引継ぎが中途半端なタイミングで行われることがなくなり、結果的に、作業効率の向上を図る上で有益になる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1にはパチンコホールにおける遊技場機器の設置状態が示されている。尚、この図1は、パチンコ台1(遊技機に相当)を列状に配置して成る所謂「島」(遊技機島に相当)を斜め右方向から見た状態で示したものである。
図1において、多数台ずつ設置されたパチンコ台1及び台間玉貸機2は、互いに隣接して配置されており、パチンコ台1の上方には呼出ランプユニット3(遊技機用呼出表示手段に相当)が設けられている。また、島の端には、遠方から容易に視認可能な位置である例えば天井部に、島端トップランプ4(補助表示手段に相当)が設けられている。尚、図示しないが、上記呼出ランプユニット3は、CPUなどを含んで構成された制御回路(判定手段に相当)を内蔵しており、島端トップランプ4も、同様構成の制御回路を内蔵している。
この場合、パチンコ台1は、その遊技中において、予め設定された条件が成立したとき、例えば、スタート入賞口への入賞に伴い行われる抽選機能により大当たりに当選したときに、その大当たりの内容に応じて、入賞確率を大幅に高めた大当たり状態並びに大当たりの当選確率を高めた確変状態を呈する構成となっており、このような大当たり状態や確変状態が発生したときには、所定の演出を伴った表示が、呼出ランプユニット3により行われるものである。
また、パチンコ台1は、アウト玉数(盤面への発射パチンコ玉数)を示すアウト信号(パチンコ台1に付随して設置されたアウト玉回収器から出力される信号を代用可能)、セーフ玉数(払出パチンコ玉数)を示すセーフ信号(パチンコ台1に付随して設置されたセーフ玉補給器から出力される信号を代用可能)、大当たり抽選を行ったことを示すスタート信号、大当たり状態にあることを示す大当たり信号、確変状態にあることを示す確変信号などを出力するように構成されている。
台間玉貸機2は、例えば、現金の投入に応じてパチンコ玉を放出する機能や、遊技者が遊技店に預けた貯玉の範囲内でパチンコ玉を放出する貯玉再プレイ機能などを備えたものである。尚、台間玉貸機2から放出されるパチンコ玉は、パチンコ台1の上皿(符号なし)へノズル2aを介して供給されるようになっている。この台間玉貸機2は、現金による売上(遊技者側から見た場合には投資金額)を示す売上信号などを出力するように構成されている。
図2には遊技場用呼出システムを含む遊技場管理システム全体の概略的構成が示され、図3には当該管理システムの接続状態が機能ブロックの組み合わせにより示されている。ている。これら図2及び図3において、呼出ランプユニット3は、中継装置5に接続されており、この中継装置5には、パチンコ台1及び台間玉貸機2も接続(図3参照)されている。中継装置5は、マイクロコンピュータを搭載した制御基板を内蔵しており、パチンコ台1に係る遊技データを、当該パチンコ台1から出力されるアウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当たり信号などに基づいて個別に演算・集計する機能を備えており、集計した遊技データを島管理装置6に与えるようになっている。また、中継装置5は、呼出ランプユニット3及び島端トップランプ4間での信号の送受信を中継する機能を備えている。
島管理装置6は、島全体のパチンコ台1に係る遊技データを、中継装置5及び信号線8を通じて収集する機能、島端トップランプ4へ信号線8を通じて信号を送信する機能、並びに管理装置7との間でのLAN9を介したデータ中継機能を備えている。尚、図示しないが、LAN9には、周知構成の遊技場用端末装置(遊技者向けの種々のデータを表示するための集中情報公開端末(例えばデータロボ(登録商標))、遊技者の獲得パチンコ玉を計数するためのパチンコ玉計数機、景品交換に使用するためのPOS端末など)も接続される。
管理装置7は、島管理装置6からの転送データに基づいて、遊技場内の全部のパチンコ台1についての遊技データ(アウト玉数、セーフ玉数、差玉数、稼動率、出玉率、ベース、スタート数など)、並びに遊技場内の全部の台間玉貸機2についての貸出高データ(売上金額、割数など)を集計して格納するという周知のデータ集計機能を備えた構成となっている。
図4には呼出ランプユニット3の正面図が示されている。この図4において、呼出ランプユニット3は、中央に配置された例えばバックライト付きのカラー液晶パネルより成るデータ表示部3a、このデータ表示部3aの左右に例えば3段に配置された表示ランプ3b〜3d、赤外光を受信可能なリモコン受光部3e、呼出ボタン3f、データ表示部3aによる表示内容を切換えるためのデータ切換ボタン3gなどを備えた構成となっている。この場合、呼出ボタン3f及びデータ切換ボタン3gは、押圧操作された期間のみオンするモーメンタリ型に構成されたものである。
尚、遊技場係員は、赤外光を送信媒体としたリモコン10(図2参照)を携帯するものであり、呼出ランプユニット3に設けられたリモコン受光部3eに向けて種々の信号(各種設定情報に関する信号、空台信号、後述するリモコン対応信号など)を送信できる構成となっている。
図5には島端トップランプ4の斜視図が示されている。この図5において、島端トップランプ4は、基台部4aに対し、当該基台部4aから斜め上方へ延びるように支持された長尺矩形状の本体部4bを備えた構成となっており、この本体部4bには、例えば4列に配置された棒状の点灯部4c〜4fが設けられている。各点灯部4c〜4fは、例えば、それぞれ異なる色で発光するようになっており、それらの点灯或いは点滅状態に応じて、遊技場用呼出システムに関連した以下(a)〜(c)のような表示を行うようになっている。
(a)島端呼出表示……対応する島に属するパチンコ台1での遊技者から呼び出しがあることを報知するための表示(つまり、遊技場係員を呼び出すための表示)で、例えば、全ての点灯部4c〜4fが連続点灯される(補助呼出表示に相当)。
(b)島端対応中表示……対応する島に属するパチンコ台1での遊技者からの呼び出しに対して、当該パチンコ台1に出向いた遊技場係員が対応中であることを報知するための表示で、例えば、全ての点灯部4c〜4fが同時に点滅される(対応中表示に相当)。
(c)応援要請表示……対応する島に属するパチンコ台1での遊技者から呼び出しが所定件数以上重複し早期の対応が困難な状況になった場合などに、その呼び出しに対応中の遊技場係員が他の係員に応援を要請するための表示であり、例えば、点灯部4c〜4fが一つずつサイクリックに点灯される(第2の対応中表示に相当)。
尚、島端トップランプ4は、対応する島内のパチンコ台1の遊技状態(大当たりなど)や、当該パチンコ台1或いはこれに対応した台間玉貸機2に対する不正行為の発生などを報知する機能も備えている。具体的には、このような報知は、パチンコ台1における報知対象遊技状態や不正行為、或いは台間玉貸機2での不正行為が、それらに設けられた検出手段を通じて検出された場合などに、各検出対象に割り当てられた点灯部4c〜4fを選択的に連続点灯或いは点滅させることにより行われる。
さて、以下においては、呼出ランプユニット3、島端トップランプ4及び島管理装置6の機能及び動作内容のうち、本発明の要旨に関係した部分について関連した作用と共に説明する。
<1>呼出ランプユニット3の機能及び動作内容
呼出ランプユニット3は、最上段及び中段の表示ランプ3b、3cの点灯により、遊技場係員を呼び出すための「呼出表示」を行い、最下段の表示ランプ3dのみの点灯により、遊技場係員が対応するパチンコ台1での遊技者からの呼出に対応中であることを報知するための「対応中表示」を行うようになっている。
図6〜図9には、呼出ランプユニット3内に設けられた制御回路(図示せず)による制御内容が示されている。即ち、制御回路は、図6に示すように、呼出ボタン操作処理ルーチンR11、リモコン信号入力処理ルーチンR12、台毎信号受信処理ルーチンR13から成るメインプログラムを反復実行する構成となっている。
図7には、呼出ボタン操作処理ルーチンR11の内容が示されている。このルーチンR11では、呼出ボタン3fのオン操作の有無を判断し(ステップA1)、非操作状態では初期状態へリターンする。これに対して、呼出ボタン3fがオン操作されたときには、「呼出表示」、「対応中表示」の何れかを実行中であるか否かを順次判断する(ステップA2、A3)。
尚、遊技場係員は、「呼出表示」中の呼出ランプユニット3の呼出ボタン3fをオン操作することはなく、従って、上記ステップA2で「YES」と判断される状況は、遊技者が自ら開始させた「呼出表示」をキャンセルするために呼出ボタン3fをオン操作した状況に該当するものである。
「呼出表示」、「対応中表示」が何れも実行されていない場合(ステップA2、A3の双方で「NO」)には、表示ランプ3b、3cを点灯させる「呼出表示」を開始し(ステップA4)、この後に、島管理装置6へ中継装置5を通じて呼出開始信号を送信するステップA5を実行してリターンする。
一方、呼出ボタン3fのオン操作時に「呼出表示」が実行されていた場合(ステップA2で「YES」)には、その「呼出表示」を終了させるステップA6、島管理装置6へ中継装置5を通じて呼出終了信号を送信するステップA7を順次実行した後にリターンする。
また、呼出ボタン3fのオン操作時に「対応中表示」が実行されていた場合(ステップA3で「YES」)には、その「対応中表示」を終了させるステップA8、島管理装置6へ中継装置5を通じて対応終了信号を送信するステップA9を順次実行した後にリターンする。
図8には、リモコン信号処理ルーチンR12の内容が示されている。このルーチンR12では、リモコン10からのリモコン対応信号の入力の有無を判断し(ステップB1)、非入力状態では初期状態へリターンする。これに対して、リモコン対応信号が入力されたときには、「対応中表示」、「呼出表示」の何れかを実行中であるか否かを順次判断する(ステップB2、B3)。
「対応中表示」、「呼出表示」が何れも実行されていない場合(ステップB2、B3の双方で「NO」)には、島管理装置6へ中継装置5を通じて対応開始信号を送信するステップB5を実行してリターンする。つまり、リモコン対応信号が入力された場合には、呼出ランプユニット3は、「呼出表示」を実行の有無に関係なく、当該リモコン対応信号を受け付けて対応開始信号の送信動作を行うものである。尚、呼出ランプユニット3内に設けられた制御回路は、この対応開始信号の受信により、遊技場係員が「呼出表示」に対応中である旨の判定を行うことになる。
一方、リモコン対応信号の入力時に「呼出表示」が実行されていた場合(ステップB3で「YES」)には、表示ランプ3dのみを点灯させる「対応中表示」を開始し(ステップB4)、この後に、前記ステップB5を実行してリターンする。
また、リモコン対応信号の入力時に「対応中表示」が実行されていた場合(ステップB2で「YES」)には、その「対応中表示」を終了させるステップB6、島管理装置6へ中継装置5を通じて対応終了信号を送信するステップB7を順次実行した後にリターンする。
図9には、台毎信号受信処理ルーチンR13の内容が示されている。このルーチンR13では、島管理装置6から後述のようなタイミングで送信されてくる台毎対応開始信号の受信の有無を判断し(ステップB11)、非入力状態ではそのままリターンする。これに対して、台毎対応開始信号を受信したときには、「呼出表示」を実行中であるか否かを判断(ステップB12)する。そして、「呼出表示」が実行されていない場合には、そのままリターンするが、その「呼出表示」が実行中であった場合には、表示ランプ3dのみを点灯させる「対応中表示」を開始するステップB13を実行してリターンする。
要するに、呼出ランプユニット3では、以下のような処理が行われるものである。
・表示ランプ3b〜3dを消灯させた初期状態において、呼出ボタン3fのオン操作(本発明でいう呼出操作に相当)が行われたときに、表示ランプ3b、3cを点灯させた「呼出表示」を開始すると共に、島管理装置6へ呼出開始信号を送信する。
・「呼出表示」状態において、呼出ボタン3fがオン操作されたときには、表示ランプ3b、3cを消灯させて「呼出表示」を終了すると共に、島管理装置6へ呼出終了信号を送信する。
・「呼出表示」状態において、リモコン10からリモコン対応信号が入力されたときには、表示ランプ3dのみを点灯させた「対応中表示」を開始すると共に、島管理装置6へ対応開始信号を送信する。
・「呼出表示」状態において、島管理装置6から台毎対応開始信号を受信したときには、「対応中表示」を開始する。
・「対応中表示」状態において、呼出ボタン3fがオン操作されたとき、或いは、リモコン10からリモコン対応信号が入力されたときには、表示ランプ3dを消灯させて「対応中表示」を終了すると共に、島管理装置6へ対応終了信号を送信する。
<2>島管理装置の機能及び動作内容
図10〜図14には、島管理装置6による制御内容が示されている。即ち、島管理装置6は、図10に示すように、呼出開始信号受信処理ルーチンR21、呼出終了信号受信処理ルーチンR22、対応開始信号受信処理ルーチンR23、対応終了始信号受信処理ルーチンR24から成るメインプログラムを反復実行する構成となっている。
図11には、呼出開始信号受信処理ルーチンR21の内容が示されている。このルーチンR21では、自身の管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3からの呼出開始信号の受信の有無を判断し(ステップC1)、非受信状態では初期状態へリターンする。これに対して、呼出開始信号を受信したときには、対応フラグが初期値である「0」であるか否かを判断し(ステップC2)、「0」であった場合には、呼出フラグが初期値である「0」であるか否かを判断する(ステップC3)。尚、対応フラグは、島管理装置6の管理対象となる島内に対応した島端トップランプ4において前記「島端対応中表示」が行われている状態で「1」にセットされるもので、呼出フラグは、当該島端トップランプ4において前記「島端呼出表示」が行われている状態で「1」にセットされるものある。
上記呼出フラグも「0」であった場合には、島端トップランプ4に対して島端呼出開始信号を送信するステップC4、呼出フラグを「1」にセットするステップC5を順次実行した後にステップC6へ移行する。このステップC6は、前記ステップC2、C3で「NO」と判断された各場合(呼出開始信号の受信時点で、対応フラグ及び呼出フラグの少なくとも一方が「1」であった場合)にも実行されるものであり、ここでは、初期値が「0」とされた呼出数に対して「1」を加算する。尚、この『呼出数』は、島管理装置6の管理対象となる島内において、「呼出表示」を実行中の呼出ランプユニット3の台数を示す数値であり、また、後の説明で出現する『対応数』は、当該島内において、「対応中表示」を実行中の呼出ランプユニット3の台数を示す数値である。
ステップC6の実行後には、応援フラグが初期値である「0」であるか否かを判断する(ステップC7)。この応援フラグは、島管理装置6の管理対象となる島内に対応した島端トップランプ4において前記「応援要請表示」が行われている状態で「1」にセットされるものであり、これが「1」であった場合には初期状態へリターンする。これに対して、応援フラグが「0」であった場合には、前記呼出数及び対応数の合計が予め設定された上限値である例えば「3」を超えたか否かを判断する(ステップC8)。
呼出数及び対応数の合計が「3」を超えていない場合には、そのままリターンするが、超えている場合には、島端トップランプ4に対して島端応援開始信号を送信するステップC9、応援フラグを「1」にセットするステップC10を順次実行した後にリターンする。
図12には、呼出終了信号受信処理ルーチンR22の内容が示されている。このルーチンR22では、自身の管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3からの呼出終了信号の受信の有無を判断し(ステップD1)、非受信状態では初期状態へリターンする。これに対して、呼出開始信号を受信した場合(対応する島に属する呼出ランプユニット3において、呼出ボタン3fのオン操作に応じて「呼出表示」が終了させられた場合に相当)には、呼出数から「1」を減算(ステップD2)する。
この後には、応援フラグが「0」であるか否かを判断し(ステップD3)、「0」であった場合には、対応数が「0」であるか否か及び呼出数が「0」であるか否か順次判断する(ステップD4、D5)。対応数及び呼出数の何れか一方が「0」でなかった場合には初期状態へリターンするが、対応数及び呼出数が双方とも「0」であった場合には、呼出フラグを「0」にリセットするステップD6、島端トップランプ4へ島端表示終了信号を送信するステップD7を順次実行した後にリターンする。
一方、前記応援フラグが「1」であった場合(ステップD3で「NO」)には、呼出数及び対応数の合計が「3」を超えているか否かを判断し(ステップD8)、超えている場合にはそのままリターンする。これに対して、呼出数及び対応数の合計が「3」以下であった場合には、応援フラグを「0」にリセットし(ステップD9)、この後に対応数が「0」であるか否かを判断する(ステップD10)。
そして、対応数が「0」であった場合には、島端トップランプ4へ島端呼出開始信号を送信するステップD11を実行した後にリターンし、対応数が「1」以上であった場合には、島端トップランプ4へ島端対応開始信号を送信するステップD12を実行した後にリターンする。
図13には、対応開始信号受信処理ルーチンR23の内容が示されている。このルーチンR23では、自身の管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3からの対応開始信号の受信の有無を判断し(ステップE1)、非受信状態ではそのままリターンする。これに対して、対応開始信号を受信したときには、対応数に対して呼出数を加算するステップE2、呼出数を「0」にリセットするステップE3、呼出フラグを「0」にリセットするステップE4、管理対象となる島に属する全部の呼出ランプユニット3に対し台毎対応開始信号を送信するステップE5を順次実行した後に、応援フラグが「0」であるか否かを判断する(ステップE6)。
応援フラグが「1」であった場合には、その応援フラグを「0」にリセットするステップE7、島端トップランプ4に対して島端対応開始信号を送信するステップE10を順次実行した後にリターンする。
これに対して、応援フラグが「0」であった場合には、対応フラグが「0」であるか否かを判断する(ステップE8)。対応フラグが「1」であった場合には初期状態へリターンするが、「0」であった場合には、その対応フラグを「1」にセットするステップE9、前記ステップE10を順次実行した後にリターンする。
図14には、対応終了信号受信処理ルーチンR24の内容が示されている。このルーチンR24では、自身の管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3からの対応終了始信号の受信の有無を判断し(ステップF1)、非受信状態ではそのままリターンする。これに対して、対応終了信号を受信したときには、対応数から「1」を減算するステップF2、対応数に対して呼出数を加算するステップF3、呼出数を「0」にリセットするステップF4、管理対象となる島に属する全部の呼出ランプユニット3に対し台毎対応開始信号を送信するステップF5を順次実行した後に、対応数が「0」であるか否かを判断する(ステップF6)。
対応数が「1」以上あった場合には初期状態へリターンするが、「0」であった場合には、島端トップランプ4に対して島端表示終了信号を送信するステップF7、対応フラグを「0」にリセットするステップF8を順次実行した後にリターンする。
要するに、島管理装置6では、以下のような処理が行われるものである。
・管理対象となる島内において「呼出表示」を実行中の呼出ランプユニット3の台数を示す呼出数、並びに、当該島内において「対応中表示」を実行中の呼出ランプユニット3の台数を示す対応数を、それら呼出ランプユニット3から送信されてくる呼出開始信号、呼出終了信号、対応開始信号、対応終了信号に基づいてリアルタイムで集計する。
・管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3から呼出開始信号を受信したとき(当該呼出ランプユニット3で「呼出表示」が開始されたとき)に、その島に対応した島端トップランプ4において「島端呼出表示」及び「島端対応中表示」が何れも行われていないことを前提に、当該島端トップランプ4に対して島端呼出開始信号を送信する。
・上記呼出開始信号の受信時において、上記島端トップランプ4にて「応援要請表示」が行われていない状態で、呼出数及び対応数の合計が「3」を超えたとき、つまり、島内において「呼出表示」または「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が4台以上となったときには、その島端トップランプ4へ島端応援開始信号を送信する。
・管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3から呼出終了信号を受信したとき(当該呼出ランプユニット3での「呼出表示」が終了したとき)に、その島に対応した島端トップランプ4において「応援要請表示」が行われていないこと、並びにその島に属する呼出ランプユニット3の何れにおいても「呼出表示」または「対応中表示」が行われていないことを前提に、島端トップランプ4に対して島端表示終了信号を送信する。
・上記呼出終了信号の受信時に、上記島端トップランプ4において「応援要請表示」が行われていた場合には、島内において「呼出表示」または「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が3台以下になったか否かを判断し、3台以下になったと判断したときには、その島内において「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が存在しない場合に、島端トップランプ4に対して島端呼出開始信号を送信し、「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が存在する場合に、島端トップランプ4に対して島端対応開始信号を送信する。
・管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3から対応開始信号を受信したとき(当該呼出ランプユニット3で「対応中表示」が開始されたとき)に、当該島に属する全部の呼出ランプユニット3へ台毎対応開始信号を送信する。また、上記対応開始信号の受信時点で、上記島に対応した島端トップランプ4において、「島端対応中表示」が行われていなかった場合(「応援要請表示」が行われている場合も含む)には、その島端トップランプ4へ島端対応開始信号を送信する。尚、上記台毎対応開始信号を受信した呼出ランプユニット3は、その時点で「呼出表示」状態を実行中のものが、当該台毎対応開始信号の受信に応じて「対応中表示」を行った状態に切換えられる(前記図9参照)。
・管理対象となる島に属する呼出ランプユニット3から対応終了信号を受信したとき(当該呼出ランプユニット3での「対応中表示」が終了したとき)に、当該島に属する全部の呼出ランプユニット3へ台毎対応開始信号を送信する。また、上記対応終了信号の受信時点で、上記島内において「対応中表示」または「呼出表示」を行っている呼出ランプユニット3が存在しない場合には、島端トップランプ4に対して島端表示終了信号を送信する。尚、上記台毎対応開始信号を受信した呼出ランプユニット3は、前述同様に、その時点で「呼出表示」状態を実行中のものが、当該台毎対応開始信号の受信に応じて「対応中表示」を行った状態に切換えられる。
<3>島端トップランプ4の機能及び動作内容
図15には、島端トップランプ4内に設けられた制御回路(図示せず)による制御内容が示されている。即ち、制御回路は、それぞれ島管理装置6から送信されてくる島端呼出開始信号、島端対応開始信号、島端応援開始信号、島端表示終了信号の受信の有無を順次判断する(ステップG1、G3、G5、G7)。そして、島端呼出開始信号を受信したときには、全ての点灯部4c〜4fを連続点灯させる「島端呼出表示」を開始し(ステップG2)、島端対応開始信号を受信したときには、全ての点灯部4c〜4fを同時に点滅させる「島端対応中表示」を開始し(ステップG4)、島端応援開始信号を受信したときには、点灯部4c〜4fを一つずつサイクリックに点灯させる「応援要請表示」を開始する(ステップG6)。また、島端表示終了信号を受信したときには、上記のような表示状態を終了(初期化)するステップG8を実行した後に初期状態へリターンする。
要するに、島端トップランプ4では、以下のような処理が行われるものである。
・島管理装置6からの島端呼出開始信号を受信したとき、つまり、『対応する島に属する呼出ランプユニット3の何れかで「呼出表示」が開始されたとき』、または、『当該島に属する呼出ランプユニット3の何れかにおいて呼出表示が終了した時点において、点灯部4c〜4fを一つずつサイクリックに点灯させる「応援要請表示」を実行中で、尚且つ上記島内で「呼出表示」または「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が3台以下になり、さらに、その島内において「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が存在しない状態となったとき』には、全ての点灯部4c〜4fを連続点灯させる「島端呼出表示」を開始する。
・島管理装置6からの島端対応開始信号を受信したとき、つまり、『対応する島に属する呼出ランプユニット3で「対応中表示」が開始された時点で、「島端対応中表示」が行われていなかったとき』、または、『当該島に属する呼出ランプユニット3の何れかにおいて呼出表示が終了した時点において、「応援要請表示」を実行中で、尚且つ上記島内で「呼出表示」または「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が3台以下になり、さらに、その島内において「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が存在する状態となったとき』には、全ての点灯部4c〜4fを同時に点滅させる「島端対応中表示」を開始する。つまり、遊技場係員が呼出ランプユニット3による呼出表示に対応中であると判定される状態では、「島端呼出表示」を開始しない構成となっている。
・島管理装置6からの島端応援開始信号を受信したとき、つまり、「応援要請表示」が行われていない状態で、島内において「呼出表示」または「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が4台以上となったときには、点灯部4c〜4fを一つずつサイクリックに点灯させる「応援要請表示」を開始する。
・島管理装置6からの島端表示終了信号を受信したとき、つまり、『対応する島に属する呼出ランプユニット3の何れかで「呼出表示」が終了した時点で、「応援要請表示」が行われておらず、且つ当該島に属する呼出ランプユニット3の何れにおいても「呼出表示」または「対応中表示」が行われていないとき』、または、『対応する島に属する呼出ランプユニット3の何れかで「対応中表示」が終了した時点で、島内において「対応中表示」を行っている呼出ランプユニット3が存在しないとき』には、表示内容を初期化する。
上記した本実施例の構成によれば、遊技者は、遊技中のパチンコ台1でトラブルが発生した場合に、呼出ボタン3fをオン操作することにより呼出ランプユニット3の表示ランプ3b、3cを点灯させた「呼出表示」を実行させることができる。このような「呼出表示」が開始されたときには、その呼出ランプユニット3が属する島に遠方から視認可能な状態で配置された島端トップランプ4において「島端呼出表示」が行われる。この「島端呼出表示」により、遊技場係員は、トラブルが発生中のパチンコ台1が存在する島を遠方から容易に確認可能になり、また、島内の何れかの呼出ランプユニット3での「呼出表示」により、トラブルが最寄りの呼出ランプユニット3(「呼出表示」中のものでなくても良い)のリモコン受光部3eに向けて、リモコン10によりリモコン対応信号を送信する。つまり、リモコン対応信号は、「呼出表示」を行っていない呼出ランプユニット3においても受付可能な構成となっているものである。遊技場係員は、このようなリモコン対応信号の送信操作後に、「呼出表示」が行われている呼出ランプユニット3に対応したパチンコ台1まで出向き、そのパチンコ台1に係るトラブルの解消などの対応を行うものである。
この場合、呼出ランプユニット3内の制御回路は、遊技場係員が呼出ランプユニット3による「呼出表示」に対応中であるか否かを、島内に属する呼出ランプユニット3の何れかにおいて、当該係員が携帯するリモコン10から受信したリモコン対応信号により判定できるものであり、その対応がまだ開始されていない状態では、島端トップランプ4による「島端呼出表示」が継続されるが、対応が開始されたと判定したときには、島端トップランプ4が、上記「呼出表示」とは表示形態が異なる「島端対応中表示」に切換えられるようになる。このような表示により、当該島端トップランプ4に対応した島内のパチンコ台1で発生したトラブルに対して、遊技場係員が対応中である旨の報知が行われるようになる。
このように島端トップランプ4が「島端対応中表示」へ切換えられた状態は、上記遊技場係員がトラブルに対応中の期間はそのまま保持されることになり、従って、同じ島に属する複数台のパチンコ台1で同時期にトラブルが発生し、先に発生したトラブルへの対応が短時間で済むような状況下、つまり、同一係員がトラブル解消に当たるほうが効率的な状況下において、従来のように、他の遊技場係員が、わざわざ遠方から出向いてくる恐れがなくなる。この結果、近隣に位置した複数台のパチンコ台1でのトラブル発生に同一の遊技場係員が対応する際に、他の遊技場係員に余分な負担がかかる恐れがなくなり、その係員の作業効率が低下する事態を未然に防止できるようになる。尚、遊技場係員は、呼出ランプユニット3での「呼出表示」への対応が終了したときに、当該呼出ランプユニット3の呼出ボタン3fをオン操作することになり、この後に、島内の他の呼出ランプユニット3で「呼出表示」が行われているか否かを確認することになる。この確認時において、他の呼出ランプユニット3で「呼出表示」が行われていた場合には、その呼出ランプユニット3に対応したパチンコ台1に向かうまでの時間を短縮できることになる。
また、島端トップランプ4で「島端対応中表示」が行われている状態、つまり、遊技場係員が呼出ランプユニット3による「呼出表示」に対応中である旨の報知が行われている状態において、上記島端トップランプ4に対応した島内で予め設定された変更条件が成立したとき、具体的には、その島内において、4台以上の呼出ランプユニット3で同時期に「呼出表示」や「対応中表示」が実行される事態が発生したときには、島端トップランプ4が「応援要請表示」を行った状態に切換えられる。これにより、他の遊技場係員は、「応援要請表示」に切換えられた島端トップランプ4を確認することで、その島端トップランプ4に対応した島まで応援に駈け付け得るようになり、結果的に、上記のような事態が発生した場合でも、これに迅速に対応可能になる。
尚、上記変更条件は、例えば、トラブルに対応中の遊技場係員が、一人では対応不可能と判断したときに、リモコン10から呼出ランプユニット3のリモコン受光部3eに対して、その旨の信号を送信したときに成立する構成であっても良いものである。また、本発明は、呼出ランプユニット3において「対応中表示」を実行しないシステム構成も対象とするものであり、このようなシステム構成であった場合には、島端トップランプ4で「島端対応中表示」が行われている状態で、島内において、上限台数以上の呼出ランプユニット3で「呼出表示」が実行される事態が発生したときには、島端トップランプ4が「応援要請表示」を行った状態に切換えることになる。
本実施例では、リモコン10から呼出ランプユニット3のリモコン受光部3eへリモコン対応信号を送信することで、当該呼出ランプユニット3で「対応中表示」を開始させ得る構成となっている。このため、例えば、呼出ランプユニット3での「呼出表示」に応じて、パチンコ台1に係るトラブルの解消に当たった遊技場係員が、その場でトラブルを解消できずにパチンコ台1から一旦離れた後に元の場所に戻る場合、上記「対応中表示」を目印にすることができる。この結果、遊技場係員がトラブル解消対象のパチンコ台1を見失ってしまう恐れがなくなり、その係員側の作業効率が低下する事態を未然に防止できるようになる。
(その他の実施例)
本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
例えば、遊技場係員毎に担当する遊技機島が予め決められている場合に、リモコン10の送信信号中に、持ち主である遊技場係員の個人認識処理を行うためのID番号が含まれるように構成した上で、その送信信号に含まれるID番号に基づいて呼出ランプユニット3による「呼出表示」に対応中の遊技場係員の個人認識処理を実行する個人認識手段を設け、島端トップランプ4において、以下のような制御を行う構成としても良い。
即ち、島端トップランプ4は、「島端対応中表示」に切換えられた状態において、前記個人認識処理により認識した遊技場係員が、当該島端トップランプ4に対応した島の担当係員である場合には、上記実施例と同様の制御を行うが、その島の担当係員と異なる場合には、上記「島端対応中表示」の表示形態を、これとは異なる形態の特別表示モード(例えば、点灯部4c〜4fの点灯色を異ならせた表示モード)に変更する制御を行う。
このような構成によれば、呼出ランプユニット3による「呼出表示」に対応中の遊技場係員が、その呼出ランプユニット3が属する島の担当外の係員であった場合(このような状況は、当該島の担当係員がトイレ休憩などにより不在となったときに、他の係員が呼出表示に臨時に対応することにより起こり得る)には、島端トップランプ4での「島端対応中表示」での表示形態が、これとは異なる形態の特別表示モードに変更されるから、その表示に基づいて、担当外の係員がトラブルに対応している旨が報知されることになる。この結果、担当の島を離れている遊技場係員に対して早期に持ち場に戻るように喚起できるようになり、また、当該島でのトラブルには誰かが臨時に対応している旨が報知されることになるから、トラブルへの対応業務を円滑に行う上で有益になる。
この場合、遊技場係員がトイレ休憩などにより担当の島を離れる場合には、リモコン10を通じて所定の休憩開始信号を送信することを前提とした上で、その休憩開始信号を受信した呼出ランプユニット3が当該信号を島端トップランプ4へ転送すると共に、このような休憩開始信号を受信した島端トップランプ4において、「島端呼出表示」と異なる表示形態の第3の補助呼出表示(つまり、担当係員が不在であることを示す表示)を行う構成とすれば、担当係員が不在の島に属する呼出ランプユニット3からの呼出に、他の遊技場係員が迅速に対応できるようになる。尚、上記のような担当係員の不在時における島端トップランプ4での表示動作は、担当の島に戻った係員からリモコン10を通じて休憩終了信号が送信されたときに、初期化されるように構成されることになる。
また、上記表示変更手段は、島端トップランプ4の「島端対応中表示」での表示形態が前記特別表示モードに変更された期間に、対応する島内の呼出ランプユニット3において新たな「呼出表示」が開始された場合に、当該島端トップランプ4で「島端対応中表示」と異なる表示形態の「第2の島端対応中表示」(第2の補助呼出表示に相当)を実行する構成としても良い。
このような構成によれば、島端トップランプ4の「島端対応中表示」での表示形態が特別表示モードに変更された期間(つまり、島端トップランプ4に対応した島内の呼出ランプユニット3からの「呼出表示」に、その島の担当外の係員が対応している期間)において、当該島内の呼出ランプユニット3において新たな「呼出表示」が開始された場合には、島端トップランプ4が「第2の島端対応中表示」を行うようになる。従って、このような「第2の島端対応中表示」が行われたタイミングで、上記新たな「呼出表示」への対応を、臨時に対応している担当外の係員から本来の担当係員へ引継ぐようにすれば、それらの対応の引継ぎが中途半端なタイミングで行われることがなくなり、結果的に、作業効率の向上を図る上で有益になる。
尚、上記の例では、「呼出表示」に対応中の遊技場係員の個人認識処理を、リモコン10に係るID番号により行う構成としたが、遊技場係員が所持したRFIDタグと、島に対応した領域内に上記RFIDタグが存在するか否かを検出する通信手段との組み合わせにより個人認証処理を行うなどの構成としても良い。
補助表示手段として、島の端に位置させた状態の島端トップランプ4を設ける構成としたが、補助表示手段は、遠方から容易に視認できる位置であれば、島の端に設ける必要はないものである。
呼出ランプユニット3での「対応中表示」の表示形態は、上記実施例のような事例(表示ランプ3dのみ点灯)に限定されるものではなく、「呼出表示」との区別がつけば良いものである。つまり、例えば、「呼出表示」と「対応中表示」とで、表示ランプ3b〜3dの表示色を異ならせること、或いは表示ランプ3b〜3dの連続点灯と間欠点灯とにより区別することも可能である。
島端トップランプ4における「島端対応中表示」は、点灯部4c〜4fを点灯しない無表示状態も含む概念であり、このような概念を実際に採用する場合には、当該無表示による「島端対応中表示」が行われている状態で、対応する島内の呼出ランプユニット3で新たに「呼出表示」が開始された場合であっても、「島端呼出表示」を行わずに無表示状態を継続する構成とすることになる。
呼出ランプユニット3の上方位置に、これと対をなす台毎トップランプを設置し、この台毎トップランプにおいて、「呼出表示」及び「対応中表示」を上記呼出ランプユニット3と同期した状態で行う構成としても良い。
呼出ランプユニット3を「対応中表示」状態へ切換えるための操作は、上記実施例のような操作(リモコン10によるリモコン対応信号の送信操作)に限らないものであり、例えば、所定時間内での呼出ボタン3fの連続操作、或いはその呼出ボタン3fの操作毎に、「呼出表示」→「対応中表示」→「無表示」というようにサイクリックに切換える構成であっても良い。また、呼出ランプユニット3での「対応表示」の終了条件は、ドア開放信号の入力などのような他の条件であっても良い。
同一の島に属する呼出ランプユニット3において、「呼出表示」が開始された順番を示す呼出順位を表示する構成としても良い。このような構成は、例えば、呼出順位に応じて、呼出ランプユニット3における「呼出表示」や「対応中表示」での表示色を変更することにより実現可能である。また、例えば、何れかの呼出ランプユニット3がリモコン10からの「リモコン確認信号」を受信した場合に、その信号を受信した呼出ランプユニット3にて呼出順位が上位となる呼出ランプユニット3の台番号及びその待ち時間(「呼出表示」開始後の経過時間)を表示する手段などでも実現可能である。
呼出ランプユニット3から島管理装置6へ、「呼出表示」に係る呼出開始信号及び呼出終了信号、「対応中表示」に係る対応開始信号及び対応終了信号を送信する構成としたが、「呼出表示」及び「対応中表示」にある各期間を通じて、その旨を示す信号を継続的に送信する構成としても良い。勿論、島管理装置6から島端トップランプ4へ送信する信号(島端呼出開始信号など)についても同様である。
島管理装置6での制御(図10〜図14)を、呼出ランプユニット3や管理装置7などで行う構成としても良い。本実施例のシステムを実現するに当たって、管理装置7、島管理装置6、中継装置5は特に必要な要件ではない。また、管理装置7において、呼出ランプユニット3での「呼出表示」及び「対応中表示」の実行状態や、島端トップランプ4での「島端呼出表示」、「島端対応中表示」及び「応援要請表示」の実行状態などの一覧や履歴などを出力(モニタ出力や印字出力)する構成としても良い。
上記実施例においては、パチンコ台1を対象に呼出ランプユニット3を設ける構成したが、対象となる遊技機はスロットマシンなどであっても良い。
本発明の一実施例における遊技場用機器の設置状態を示す斜視図 遊技場用呼出システムを含む遊技場管理システム全体の概略的構成図 遊技場管理システムの接続状態を示す図 呼出ランプユニットの正面図 島端トップランプの斜視図 呼出ランプユニットでの制御内容を示すフローチャート(その1) 呼出ランプユニットでの制御内容を示すフローチャート(その2) 呼出ランプユニットでの制御内容を示すフローチャート(その3) 呼出ランプユニットでの制御内容を示すフローチャート(その4) 島管理装置での制御内容を示すフローチャート(その1) 島管理装置での制御内容を示すフローチャート(その2) 島管理装置での制御内容を示すフローチャート(その3) 島管理装置での制御内容を示すフローチャート(その4) 島管理装置での制御内容を示すフローチャート(その5) 島端トップランプでの制御内容を示すフローチャート 1はパチンコ台(遊技機)、2は台間玉貸機、3は呼出ランプユニット(遊技機用呼出表示手段)、3b〜3dは表示ランプ、3fは呼出ボタン(操作手段)、4は島端トップランプ(補助表示手段)、4c〜4fは点灯部、6は島管理装置、7は管理装置、10はリモコンを示す。

Claims (5)

  1. 遊技機毎に設置され、操作手段による呼出操作に応じて遊技場係員を呼び出すための呼出表示を実行する遊技機用呼出表示手段と、
    遊技機島と対応した位置に遠方から視認可能な状態で配置され、その遊技機島に属する前記遊技機用呼出表示手段による呼出表示に関わる補助呼出表示を行う補助表示手段と、
    を備えた遊技場用呼出システムにおいて、
    遊技場係員が前記遊技機用呼出表示手段による呼出表示に対応中であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記補助表示手段は、
    前記補助呼出表示を行っていない状態で前記遊技機用呼出表示手段による呼出表示が開始されたときに、前記判定手段において対応中でないと判定される状態では前記補助呼出表示を開始する一方、対応中であると判定される状態では前記補助呼出表示を開始しないことを特徴とする遊技場用呼出システム。
  2. 前記補助表示手段は、
    前記判定手段において対応中であると判定される状態であっても、対応する遊技機島内で予め設定された変更条件が成立したときに、第2の補助呼出表示を開始することを特徴とする請求項1記載の遊技場用呼出システム。
  3. 前記変更条件は、前記補助表示手段に対応した遊技機島内において、予め設定された上限値を超えた数の遊技機用呼出表示手段で前記呼出表示が同時期に実行された状態であることを特徴とする請求項2記載の遊技場用呼出システム。
  4. 遊技場係員毎に担当する遊技機島が予め決められている場合に、
    前記遊技機用呼出表示手段による呼出表示に対応中の遊技場係員の個人認識処理を実行する個人認識手段を備え、
    前記補助表示手段は、
    前記個人認識手段による個人認識処理により認識された遊技場係員が、前記遊技機島の担当係員と異なる場合に、表示形態を担当する係員が対応している場合とは異なる形態である特別表示モードとすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技場用呼出システム。
  5. 請求項4記載の遊技場用呼出システムにおいて、
    前記補助表示手段は、表示形態を前記特別表示モードとしている期間に、対応する遊技機島内の遊技機用呼出表示手段において新たな呼出表示が開始された場合に、前記補助呼出表示と異なる表示形態の第3の補助呼出表示を実行することを特徴とする遊技場用呼出システム。
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