JP4757851B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、台座上で平面光波回路(PLC;Planar Lightwave Circuit)同士を直接接続したマルチチップ構造の光モジュールに関するものである。
フォトニックネットワークの高機能化に伴い、その構成要素であるWDM等光機能回路の多機能化、複合機能化が強く求められている。複合機能光モジュールを実現する手段としては、異なる機能を持つ個別モジュールを光ファイバで接続する方法、1チップに全ての機能光回路を集積する方法、異なる光機能を持つPLCチップを直接接続したマルチチップ平面光波回路集積技術を用いる方法(例えば、非特許文献1を参照。)がある。これらの中で、マルチチップ平面光波回路集積技術を用いて製造した光モジュールは、別モジュールを光ファイバで接続する方法と比較してモジュールサイズと実装コストを大幅に低減でき、また、1チップに全ての機能光回路を集積する方法とは異なり、各機能毎の製造プロセス最適化、PLCチップの個別選別が可能であるため高い歩留まりを維持できるという長所がある。非特許文献1には、マルチチップ平面光波回路集積技術を用いて製造した光部品が示されている。このような光部品は、PLCチップの直接接続部に応力が加わるのを防ぐため、PLCチップの一方のみを台座に固定している(以下、「台座に固定されたPLCチップ」を「固定PLCチップ」と略記する。)。他方のPLCチップは台座に固定せず、台座に段差を施し、台座とPLCチップ間に間隙を作り、その間隙に充填剤を充填し、ダンパと呼ばれる弾性接着剤を用いてPLCチップの一部を固定して設置する構造をとっていた。以下、非特許文献1のような構造を「従来のマルチチップ構造」と略記する。また、台座に固定されていない他方のPLCチップを「可動PLCチップ」と略記する。
「マルチチップPLCモジュールの信頼性評価結果」、著者 田村 他、2005年電子情報通信学会総合大会講演論文集1、C−3−85
しかし、従来のマルチチップ構造の光モジュールには、ダンパの経時劣化による変形で可動PLCチップが変位して接合部がずれ、接続損失に影響を及ぼすという課題があった。一方、ダンパで可動PLCチップを固定しなければ、PLCチップの面と垂直方向に衝撃が加わると、可動PLCチップ下面に充填した充填材の吸着力では衝撃を吸収しきれず、可動PLCチップが衝撃によって基板垂直方向に許容限度以上に変位し、固定PLCチップと可動PLCチップとの接合部がずれて接続損失に影響を及ぼすという課題があった。
そこで、係る課題を解決するため、本発明は、衝撃によるPLCチップ間の接合部のずれを防止でき、可動PLCチップを固定するダンパが不要である光モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光モジュールは、台座に固定していない可動PLCチップの上面をブリッジで覆い、ブリッジと可動PLCチップとの間及び台座と可動PLCチップとの間を充填材で充填した構造としている。
具体的には、本発明に係る光モジュールは、1の段差で階段状に上段部及び下段部が形成される台座と、前記台座の上段部に固定された少なくとも1つの固定平面光波回路基板と、前記台座の下段部の面の上方で前記台座の段差の高さに位置する可動平面光波回路基板と、前記可動平面光波回路基板を非接触で覆い、前記台座の下段部に固定されるブリッジと、前記ブリッジと前記台座の下段部とで囲まれた前記可動平面光波回路基板の周囲の充填領域に充填される柔軟な充填材と、を備える光モジュールであって、前記可動平面光波回路基板は、前記固定平面光波回路基板の端面又は前記固定平面光波回路基板と接続した他の可動平面光波回路基板の前記固定平面光波回路基板と反対側の端面に接続していることを特徴とする。
ここで、固定平面光波回路基板は台座に固定された固定PLCチップであり、可動平面光波回路基板は、台座に固定されていない可動PLCチップである。台座と可動平面光波回路基板間及び可動平面光波回路基板とブリッジとの間の双方に充填剤を充填している。
このため、台座面の垂直方向に、衝撃力のように時間的に急激な力が加わっても、可動平面光波回路基板とブリッジとの間の充填材が衝撃力緩衝剤として機能して衝撃を吸収する。このブリッジの垂直方向衝撃力抑制機能により、可動平面光波回路基板の垂直方向への大きな変位を防ぐことができ、ダンパによる可動平面光波回路基板の固定を不要とすることができる。
従って、本発明は、垂直方向の衝撃によるPLCチップ間の接合部のずれを防止でき、可動PLCチップを固定するダンパが不要である光モジュールを提供することができる。
本発明に係る光モジュールの前記台座は、平面板及び前記平面板上に配置されるサブマウントで構成され、前記サブマウントの前記平面板と反対側の面が前記上段部の面となり、前記平面板の面のうち前記サブマウントが配置されていない部分が前記下段部の面としてもよい。
サブマウント上に固定平面光波回路基板を固定した後台座にとりつけるため、台座への実装が簡便となる。さらに、固定平面光波回路基板をサブマウント上に固定する製造ラインと、台座に各種部品を配置するラインを別に設けることができるため作業効率が向上し生産性が向上する。
本発明に係る光モジュールの前記台座は、前記上段部の面のうち前記段差側の縁が面取り加工されていることが好ましい。
PLCチップに傷がついた場合、振動、衝撃に対する耐性が劣化する。段差部に面取り加工が施してあるため、製造時や振動が加わった場合でも固定平面光波回路基板に傷が付き難く不良率の極めて少なく信頼性の高い光モジュールを提供できる。
本発明に係る光モジュールの前記台座又は/及び前記ブリッジは、前記充填材を前記充填領域に充填する充填孔を有することが好ましい。可動平面光波回路基板とブリッジ間の間隙に容易に充填材を充填することができる。
本発明に係る光モジュールの前記台座又は/及び前記ブリッジは、前記充填領域の体積を超えた前記充填材が入り込む空隙を有することが好ましい。充填材を充填する際に、充填剤の量を精密に制御する必要がなく、過剰な充填材がはみ出して他の部品を汚すことがないため、生産効率が向上する。
本発明に係る光モジュールの前記台座の前記段差の高さ方向の熱による伸縮率と前記ブリッジの高さ方向の熱による伸縮率が等しいことが好ましい。
温度によるブリッジの伸縮に追従して可動平面光波回路基板が動くため、充填材が追従できないほど急激な温度変動が加わった場合でも、段差の高さと可動平面光波回路基板の台座からの高さとが等しくなる。そのため、固定平面光波回路基板と可動平面光波回路基板との直接接続部に不要な応力が発生せず、安定した接続特性が得られる。
本発明によれば、垂直方向の衝撃によるPLCチップ間の接合部のずれを防止でき、可動PLCチップを固定するダンパが不要である光モジュールを提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施の形態1)
図1は、本実施形態の光モジュール301の構成を示す図である。光モジュール301は、1の段差で階段状に上段部11及び下段部14が形成される台座10と、台座10の上段部11に固定された少なくとも1つの固定平面光波回路基板12と、台座10の下段部14の面の上方で台座10の段差の高さdに位置する可動平面光波回路基板13と、可動平面光波回路基板13を非接触で覆い、ネジ17で台座10の下段部14に固定されるブリッジ15と、ブリッジ15と台座10の下段部14とで囲まれた可動平面光波回路基板13の周囲の充填領域に充填される柔軟な充填材16と、を備える。
ここで充填領域とは、ブリッジ15と台座10の下段部14とで囲まれる、ブリッジ15の幅Wの空間から、該空間を貫通する可動平面光波回路基板13の部分を除いた領域である。
可動平面光波回路基板13は、固定平面光波回路基板12の端面に光学接着剤で接続されている。可動平面光波回路基板13は、固定平面光波回路基板12と反対側の端面に光学接着剤でファイバアレイ18を接続している。固定平面光波回路基板12は、固定平面光波回路基板設置部11に接着固定されている。固定平面光波回路基板12は、可動平面光波回路基板13と反対側の端面に光学接着剤でファイバアレイ18を接続している。
台座10と可動平面光波回路基板13との間の充填材16は、可動平面光波回路基板13の台座10側の面(裏面)を台座10の下段部14に吸着させている。台座10と可動平面光波回路基板13との間の充填材16は、台座10と可動平面光波回路基板13との間に熱膨張係数の差による変位に対して、流動することで台座10からの応力を開放し、台座10からの応力が可動平面光波回路基板13に伝わることを防止する。
しかし、台座10と可動平面光波回路基板13との間の充填材16だけでは、衝撃を受けたときのの可動平面光波回路基板13の急激な変位に対して追従して流動することができず、固定平面光波回路基板12と可動平面光波回路基板13との接合部がずれて接続損失が大きくなる。
光モジュール301は、ブリッジ15を備え、ブリッジ15と可動平面光波回路基板13との間にも充填材16が充填されている。ブリッジ15と可動平面光波回路基板13との間の充填材16は、可動平面光波回路基板13の台座10側と反対側の面(上面)をブリッジ15に吸着させている。ブリッジ15と可動平面光波回路基板13との間の充填材16は、台座10の面の垂直方向に対する衝撃力緩衝剤として機能する。このブリッジ15の垂直方向衝撃力抑制機能により、衝撃で可動平面光波回路基板13が垂直方向に大きく変位することを防止でき、ダンパによる可動平面光波回路基板13の固定を不要とすることができる。
従って、光モジュール301は、ブリッジ15により垂直方向の衝撃によるPLCチップ間の接合部のずれを防止でき、可動PLCチップを固定するダンパを不要とすることができる。
光モジュール301と従来のマルチチップ構造の光モジュールとに500Gの衝撃力を加える比較実験を行った。衝撃力は、PLCチップの面に対して垂直な方向に加えた。その結果、光モジュール301は、衝撃力印加前と印加後の接続損失には差異が認められなかった。従来のマルチチップ構造の光モジュールは、台座に固定されていないPLCチップが割れて破損し、光モジュールとしての機能を果たさなくなった。このように、光モジュール301は衝撃耐性が向上し、極めて信頼性が高い。
光モジュール301は、台座10の段差の高さ方向の熱による伸縮率とブリッジ15の高さ方向の熱による伸縮率が等しいことが好ましい。図7を用いて説明する。図7(a)は図1の光モジュール301のX方向からみた側面図であり、図7(b)は図1の光モジュール301のY方向からみた側面図である。
台座10の固定平面光波回路基板12を搭載する上段部11は、可動平面光波回路基板13を搭載する下段部14に対して、台座10の段差の高さdの段差が設けられている。ブリッジ15と台座10との間隙の高さはhである。可動平面光波回路基板13と台座10との間隙の高さd’は、これらの部品を実装した初期の時点では台座10の段差の高さdと等しい。
光モジュール301に緩やかな温度変化が加わった場合、台座10の熱膨張により台座10の段差の高さdが変動し、可動平面光波回路基板13をブリッジ15内で上下方向(台座10の下段部14の面に対して垂直方向)へ動かそうとする応力が働く。充填材16の流動性によってこの応力は緩和され、可動平面光波回路基板13は台座10の段差の高さdに追従して上下することができるため、固定平面光波回路基板12と可動平面光波回路基板13との接続部に不要な応力が発生せず、安定した接続特性が得られる。
一方、充填材16の流動性が追従できないほど急激な温度変動が加わった場合でも、ブリッジ15の熱膨張係数と台座10の段差部の熱膨張係数が等しいため、熱によるブリッジ15の高さ方向(台座10の下段部14の面に対して垂直方向)への伸縮に追従して可動平面光波回路基板13も上下方向に動く。そのため、台座10の段差の高さdと可動平面光波回路基板13の台座10からの高さd’とが等しくなり、固定平面光波回路基板12と可動平面光波回路基板13との接続部に不要な応力が発生せず、安定した接続特性が得られる。
これは、次の理由による。台座10及びブリッジ15の熱膨張係数をα、初期状態における台座10の段差の高さdをd、ブリッジ15の間隙の高さhをh、初期状態から温度がt℃変動したときの段差の高さdをd、ブリッジ15の間隙の高さhをh、ブリッジ15内の可動平面光波回路基板13の台座10からの高さd’をd’とする。
初期状態から温度がt℃変動したときの可動平面光波回路基板13の台座10からの高さd’(=d’)は、充填材16に生じる応力が可動平面光波回路基板13の上面と裏面とで均衡することによってブリッジ15内で所定の位置となる。その位置は数式(1)で表せる。
’=h×(d/h) (1)
ここでhは数式(2)で表せるので、数式(2)を数式(1)に代入すると数式(3)となる。
=h×(1+αt) (2)
’=(1+αt)×d (3)
一方、初期状態から温度がt℃変動したときの台座10の段差の高さd(=d)は数式(4)で表される。
=(1+αt)×d (4)
数式(3)と数式(4)の右辺が等しいため、充填材16の流動性が追従できないほど急激な温度変動が生じた場合でも、可動平面光波回路基板13の台座10からの高さd’は台座10の段差の高さdに保たれる。従って、光モジュール301は、温度変化が生じても接合部に不要な応力が発生せず、安定した接続特性が得られる。
(実施の形態2)
図2は、本実施形態の光モジュール302の構成を示す図である。光モジュール302と図1の光モジュール301との違いは、ブリッジ15の代替としてブリッジ25を備えていることである。そのため、光モジュール302の可動平面光波回路基板13の上面にある充填材16は、ブリッジ25が覆う可動平面光波回路基板13の縁の一部のみである。
ブリッジ25のようにブリッジを2つに分割しても、光モジュール302は図1の光モジュール301と同様の効果を得ることができる。耐衝撃性についても光モジュール301と比較して遜色無く、衝撃力印加前と印加後の接続損失には差異が認められなかった。
さらに、ブリッジ25を備えることで、可動平面光波回路基板13の上面上方に空間を設けることができるので、この空間部分に光モジュール以外の部品、例えば電気ボードなどの実装部品を配置することができる。このため、光モジュール302は、図1の光モジュール301より実装密度が高くコンパクトに構成することができる。
(実施の形態3)
図3は、本実施形態の光モジュール303の構成を示す図である。光モジュール303と図1の光モジュール301との違いは、可動平面光波回路基板を2つ備えていることである。光モジュール303の可動平面光波回路基板は、可動平面光波回路基板13−1及び可動平面光波回路基板13−2である。可動平面光波回路基板13−1及び可動平面光波回路基板13−2は図1で説明した可動平面光波回路基板13と同様である。光モジュール303の可動平面光波回路基板13−2は、固定平面光波回路基板12と接続した他の可動平面光波回路基板13−1の固定平面光波回路基板12と反対側の端面に接続している。
光モジュール303も、図1の光モジュール301と同様に、台座10と可動平面光波回路基板13−1間の充填材16及び台座10と可動平面光波回路基板13−2間の充填材16が可動平面光波回路基板の緩やかな変位に対する台座10からの応力を可動平面光波回路基板13−1及び可動平面光波回路基板13−2に伝わることを防止する。
また、ブリッジ15と可動平面光波回路基板13−1間の充填材16及びブリッジ15と可動平面光波回路基板13−2間の充填材16は、台座10の面の垂直方向に対する衝撃力緩衝剤として機能する。このブリッジ15の垂直方向衝撃力抑制機能により、衝撃で可動平面光波回路基板13−1及び可動平面光波回路基板13−2が垂直方向に大きく変位することを防止でき、ダンパによる可動平面光波回路基板13−1及び可動平面光波回路基板13−2の固定を不要とすることができる。
従って、光モジュール303は図1の光モジュール301と同様の効果を得ることができる。耐衝撃性についても光モジュール301と比較して遜色無く、衝撃力印加前と印加後の接続損失には差異が認められなかった。
(実施の形態4)
図4は、本実施形態の光モジュール304の構成を示す図である。光モジュール304と図1の光モジュール301との違いは、台座10が、平面板42及び平面板42上に配置されるサブマウント41で構成されていることである。光モジュール304は、サブマウント41の平面板42と反対側の面が上段部11の面となり、平面板42の面のうちサブマウント41が配置されていない部分が下段部14の面となる。
台座10が平面板42及びサブマウント41で構成されていても、光モジュール304は図1の光モジュール301と同様の効果を得ることができる。耐衝撃性についても光モジュール301と比較して遜色無く、衝撃力印加前と印加後の接続損失には差異が認められなかった。
さらに、光モジュール304は、サブマウント41上に固定平面光波回路基板12を固定した後、平面板42にとりつけるため、製造が簡便となる。また、固定平面光波回路基板12をサブマウント41上に固定する製造ラインと、平面板42に各種部品を配置する製造ラインを別にすることができるため作業効率が向上し生産性が向上する。
台座10は、上段部11の面のうち段差側の縁が面取り加工されていてもよい。光モジュール304で説明する。サブマウント41において、上段部11の平面板42と段差を形成する縁部分に面取り加工49がされている。図4では、円内部分Rを拡大して面取り加工49の部分を表示している。
固定平面光波回路基板12に傷がついた場合、振動、衝撃に対する耐性が劣化するが、面取り加工49を設けることにより、固定平面光波回路基板12をサブマウント41上に固定する際に固定平面光波回路基板12の裏面に傷を付け難くなり、振動が加わった際にも固定平面光波回路基板12の裏面に傷を付け難くなる。このように面取り加工49により固定平面光波回路基板12に傷がつく頻度は著しく減少し大量に生産しても不良率の極めて少なく信頼性の高い光モジュール構成を提供できる。
面取り加工49の効果について光モジュール304で説明したが、サブマウント41及び平面板42で構成されない図1から図3の台座10でも同様の効果が得られる。
(実施の形態5)
図5は、本実施形態の光モジュール305の構成を示す図である。光モジュール305と図1の光モジュール301との違いは、ブリッジ15が、充填材16を充填領域に充填する充填孔58を有することである。
ブリッジ15が充填孔58を有していても、光モジュール305は図1の光モジュール301と同様の効果を得ることができる。耐衝撃性についても光モジュール301と比較して遜色無く、衝撃力印加前と印加後の接続損失には差異が認められなかった。
さらに、ブリッジ15に充填孔58を設けることにより、可動平面光波回路基板13とブリッジ15間の間隙に容易に充填材16を充填することができ、光モジュール305の生産性を向上させることができる。なお、充填孔58は、充填領域と接する台座10の下段部14にあってもよい。可動平面光波回路基板13と台座10との間に容易に充填材16を充填できる。
(実施の形態6)
図6は、本実施形態の光モジュール306の構成を示す図である。光モジュール306と図1の光モジュール301との違いは、ブリッジ15が、充填領域の体積を超えた充填材16が入り込む空隙67を有することである。
ブリッジ15が空隙67を有していても、光モジュール306は図1の光モジュール301と同様の効果を得ることができる。耐衝撃性についても光モジュール301と比較して遜色無く、衝撃力印加前と印加後の接続損失には差異が認められなかった。
空隙67により、実装時に充填した余分な充填材16が空隙67に捕捉されるため、充填材16が充填領域以外にはみ出すことを防ぐことができる。そのため、台座10に実装した他の部品を充填材16で汚すことが無い。また、空隙67により充填材16の充填量の誤差を吸収できる。具体的には、充填材16の必要最低充填量よりも若干多めに充填することで、充填領域全てに充填材16が充填され、且つ必要量以上の充填材16が空隙67内に捕捉される。そのため、空隙67により、充填量の精密制御が不要となり実装時の作業効率が向上する。なお、空隙67は、充填領域と接する台座10の下段部14にあってもよい。同様の効果を得ることができる。
本発明に係る光モジュールは、異なる光機能を持つPLCチップを接続したマルチチップ構造を採用する複合機能光モジュールに使用できる。
本発明に係る光モジュールの構成を説明する図である。 本発明に係る光モジュールの構成を説明する図である。 本発明に係る光モジュールの構成を説明する図である。 本発明に係る光モジュールの構成を説明する図である。 本発明に係る光モジュールの構成を説明する図である。 本発明に係る光モジュールの構成を説明する図である。 本発明に係る光モジュールの温度変動による安定性を説明する図である。(a)は図1の光モジュールのX方向からみた側面図であり、(b)は図1の光モジュールのY方向からみた側面図である。
符号の説明
301〜306:光モジュール
10:台座
11:上段部
12:固定平面光波回路基板
13、13−1、13−2:可動平面光波回路基板
14:下段部
15、25:ブリッジ
16:充填材
17:ネジ
18:ファイバアレイ
41:サブマウント
42:平面板
49:面取り加工
58:充填孔
67:空隙
d:台座10の段差の高さ
d’:可動平面光波回路基板13の台座10からの高さ
h:ブリッジ15の間隙の高さ
W:ブリッジ15の幅
R:面取り加工の部分

Claims (7)

  1. 1の段差で階段状に上段部及び下段部が形成される台座と、
    前記台座の上段部に固定された少なくとも1つの固定平面光波回路基板と、
    前記台座の下段部の面の上方で前記台座の段差の高さに位置する可動平面光波回路基板と、
    前記可動平面光波回路基板を非接触で覆い、前記台座の下段部に固定されるブリッジと、
    前記ブリッジと前記台座の下段部とで囲まれた前記可動平面光波回路基板の周囲の充填領域全てに充填され、前記可動平面光波回路基板と前記台座及び前記ブリッジとの変位に対して流動する柔軟な充填材と、
    を備える光モジュールであって、
    前記可動平面光波回路基板は、前記固定平面光波回路基板の端面又は前記固定平面光波回路基板と接続した他の可動平面光波回路基板の前記固定平面光波回路基板に接続された端面と反対側の端面に接続していることを特徴とする光モジュール。
  2. 1の段差で階段状に上段部及び下段部が形成される台座と、
    前記台座の上段部に固定された少なくとも1つの固定平面光波回路基板と、
    前記台座の下段部の面の上方で前記台座の段差の高さに位置する可動平面光波回路基板と、
    前記可動平面光波回路基板の一対の縁の一部を非接触で覆い、前記台座の下段部に固定されるブリッジと、
    前記ブリッジと前記台座の下段部とで囲まれた前記可動平面光波回路基板の一対の縁の一部の周囲の充填領域全てに充填され、前記可動平面光波回路基板と前記台座及び前記ブリッジとの変位に対して流動する柔軟な充填材と、
    を備える光モジュールであって、
    前記可動平面光波回路基板は、前記固定平面光波回路基板の端面又は前記固定平面光波回路基板と接続した他の可動平面光波回路基板の前記固定平面光波回路基板に接続された端面と反対側の端面に接続していることを特徴とする光モジュール。
  3. 前記台座は、平面板及び前記平面板上に配置されるサブマウントで構成され、前記サブマウントの前記平面板に配置された面と反対側の面が前記上段部の面となり、前記平面板の面のうち前記サブマウントが配置されていない部分が前記下段部の面となることを特徴とする請求項1又は2に記載の光モジュール。
  4. 前記台座は、前記上段部の面のうち前記段差側の縁が面取り加工されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光モジュール。
  5. 前記台座又は/及び前記ブリッジは、前記充填材を前記充填領域に充填する充填孔を有することを特徴とする請求項1から4に記載のいずれかの光モジュール。
  6. 前記台座又は/及び前記ブリッジは、前記充填領域の体積を超えた前記充填材が入り込む空隙を有することを特徴とする請求項1から5に記載のいずれかの光モジュール。
  7. 前記台座の前記段差の高さ方向の熱による伸縮率と前記ブリッジの高さ方向の熱による伸縮率が等しいことを特徴とする請求項1から6に記載のいずれかの光モジュール。
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