JP4757745B2 - 空気浄化装置、空気清浄機及び空気調和装置 - Google Patents

空気浄化装置、空気清浄機及び空気調和装置 Download PDF

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本発明は、空気中の臭気ガスや粉塵を除去するためのフィルタを洗浄再生する空気浄化装置、空気清浄機及び空気調和装置に関するものである。
一般的に、空気浄化装置、空気清浄機及び空気調和装置には、空気中の微細なゴミ(粉塵等の塵埃、臭気ガスや有毒ガス等のガス状物質等)を除去するためのフィルタが設けられている。従来、このようなフィルタは、ユーザが取り外し、ユーザが洗浄して再生するようになっていた。フィルタの能力を低下させないようにするには、定期的にフィルタを洗浄しなければならない。このことがユーザにとって負担となってしまい、フィルタを洗浄せずに放置してしまうということも多かった。
また、このようなフィルタにゴミが付着しつづけると、空気の浄化能力が低下するだけでなく、フィルタに空気を通風させるためのファンへの負荷の増加や、空気清浄フィルタ下流側の機器、たとえば熱交換器等がある場合には熱交換のエネルギー効率が低下してしまう。そこで、空気清浄用のフィルタを効率よく洗浄再生することができ、空気清浄能力が長期にわたり維持でき、ユーザーの便宜を向上することができ、またエネルギー消費の低減にも寄与することができる空気浄化装置が望まれている。
そのようなものとして、「空気調和機の室内機に備えられた空気中の塵埃等を取り除くフィルタ装置において、フィルタの移動手段と、圧縮空気または蒸気の発生手段と、前記圧縮空気または蒸気を前記フィルタに向けて噴射する手段と、前記圧縮空気または蒸気の噴射および停止を制御する手段と、前記フィルタに付着した塵埃等を前記圧縮空気または蒸気とともに前記空気調和機の外部へ排出する通路とを備えた空気調和機」が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この空気調和機では、圧縮空気または蒸気を噴射することによって、フィルタ表面のゴミを除去し、圧縮空気または蒸気とともに外部に排出してフィルタの再生を行なっている。このとき、フィルタを移動しながら圧縮空気または蒸気を噴射させるので、フィルタの全体が洗浄されることになる。したがって、この空気調和機では、定期的にフィルタの洗浄を自動的に行なうことができ、フィルタの能力の低下を防止することを可能にしている。
また、「空気吸込口と空気吹出口を備える本体キャビネット内に熱交換器と送風ファンとが収納されているとともに、上記空気吸込口と上記熱交換器との間に除塵用のフィルタが配置されている空気調和機において、上記本体キャビネット内には、上記フィルタを上記本体キャビネットの内外に向けて往復的に移動させるスライド手段と、上記フィルタの移動経路に沿って上記フィルタと接触するように配置されたフィルタ清掃部とが設けられている空気調和機」が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
この空気調和機では、フィルタをスライド移動させて、フィルタ清掃部に設置されている清掃ブラシでフィルタを自動的に洗浄し、除去されたゴミがフィルタ清掃部外に持ち出されないようにしてフィルタの再生を行なっている。したがって、この空気調和機では、自動的にフィルタを洗浄し、除去したゴミを簡単に回収してフィルタの能力の低下を防止することを可能にしている。
特開平6−182130号公報(第2頁、第1図) 特開2004−28487号公報(第6頁、第1図)
特許文献1に記載の空気調和機は、圧縮空気または蒸気を噴射することによって、フィルタを再生するようにしたものである。しかしながら、静電気的にゴミがフィルタに付着している場合には、圧縮空気を吹き付けただけではフィルタ表面に付着したゴミの除去が困難であるという課題があった。また、蒸気を噴射する場合には、周辺に水が漏れないような密閉構造にする必要が生じたり、液体としての水の供給が必要なために装置が大型化したりするという課題もあった。
特許文献2に記載の空気調和機は、フィルタ清掃部に設置されている清掃ブラシでフィルタを再生するようにしたものである。しかしながら、清掃ブラシでフィルタを洗浄再生する場合においては、フィルタに付着した大型のゴミしか除去することができないといった課題があった。また、静電気的にゴミがフィルタに付着している場合には、清掃ブラシだけではフィルタ表面に付着したゴミの除去が困難であるという課題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、フィルタに付着したゴミを効率よく除去し、フィルタの洗浄再生を容易に行うことのできる空気浄化装置、空気清浄機及び空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係わる空気浄化装置は、空気中のゴミを捕集し、空気を浄化する空気清浄フィルタと、空気清浄フィルタを洗浄再生するための空気を送風する再生用ファンと、再生用ファンから送風された空気を空気清浄フィルタに導く送風ダクトと、送風ダクト内を流れる空気を加熱する加熱装置と、送風ダクト外の空気から水分を吸着し、加熱装置で加熱された空気で該水分を脱着し、該送風ダクト内の空気を加湿して相対湿度を高める吸湿剤ロータとを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係わる空気浄化装置は、空気中のゴミを捕集し、空気を浄化する空気清浄フィルタと、空気清浄フィルタを洗浄再生するための空気を送風する再生用ファンと、再生用ファンから送風された空気を空気清浄フィルタに導く送風ダクトと、送風ダクト内に排熱の一部を送り込むための室内熱交換器と、送風ダクト外の空気から水分を吸着し、室内熱交換器からの排熱で該水分を脱着し、該送風ダクト内の空気を加湿して相対湿度を高める吸湿剤ロータとを備えたことを特徴とする。
本発明に係わる空気清浄機は、上記の空気浄化装置を搭載したことを特徴とする。また、本発明に係わる空気調和装置は、上記の空気浄化装置を搭載したことを特徴とする。
本発明に係わる空気浄化装置は、空気中のゴミを捕集し、空気を浄化する空気清浄フィルタと、空気清浄フィルタを洗浄再生するための空気を送風する再生用ファンと、再生用ファンから送風された空気を空気清浄フィルタに導く送風ダクトと、送風ダクト内を流れる空気を加熱する加熱装置と、送風ダクト外の空気から水分を吸着し、加熱装置で加熱された空気で該水分を脱着し、該送風ダクト内の空気を加湿して相対湿度を高める吸湿剤ロータとを備えたので、空気清浄フィルタの洗浄再生に供する空気の相対湿度を高くでき、空気清浄フィルタを容易に洗浄再生することができる。したがって、空気清浄フィルタの洗浄効率を向上できるとともに、ユーザに要求する負担を軽減することができる。
また、本発明に係わる空気浄化装置は、空気中のゴミを捕集し、空気を浄化する空気清浄フィルタと、空気清浄フィルタを洗浄再生するための空気を送風する再生用ファンと、再生用ファンから送風された空気を空気清浄フィルタに導く送風ダクトと、送風ダクト内に排熱の一部を送り込むための室内熱交換器と、送風ダクト外の空気から水分を吸着し、室内熱交換器からの排熱で該水分を脱着し、該送風ダクト内の空気を加湿して相対湿度を高める吸湿剤ロータとを備えたので、空気清浄フィルタの洗浄再生に供する空気の相対湿度を高くでき、空気清浄フィルタを容易に洗浄再生することができる。したがって、空気清浄フィルタの洗浄効率を向上できるとともに、ユーザに要求する負担を軽減することができる。
本発明に係わる空気清浄機は、上記の空気浄化装置を搭載したので、空気浄化装置の効果を全部有することが可能になる。また、本発明に係わる空気調和装置は、上記の空気浄化装置を搭載したので、空気浄化装置の効果を全部有することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係わる空気浄化装置100の概略構成を示す概略構成図である。図1に基づいて、実施の形態1に係わる空気浄化装置100の構成及び動作について説明する。この空気浄化装置100には、送風ダクト16内の空気の相対湿度を高くする手段の一例として吸湿剤ロータ6が備えられている。なお、この空気浄化装置100は、空気清浄機や空気調和装置に搭載されて利用されてもよく、空気調和装置100のまま利用されてもよい。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、空気浄化装置100は、空気中の微細なゴミ(粉塵等の塵埃、臭気ガスや有毒ガス等のガス状物質等)を捕集する空気清浄フィルタ1と、浄化するための空気を空気清浄フィルタ1に通風させる空気清浄用ファン2と、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するためのフィルタ再生手段50と、空気清浄フィルタ1の位置とフィルタ再生手段50の位置とを相対的に変化させるための移動機構4とで構成されている。
フィルタ再生手段50は、空気清浄フィルタ1を再生するための空気を送風する再生用ファン3と、再生用ファン3から送風された空気を加熱する加熱装置であるヒータ5と、ヒータ5で加熱された空気で水分を脱着し、その水分で空気を加湿する吸湿剤ロータ6と、再生用ファン3から送風された空気を空気清浄フィルタ1に導通する送風ダクト16と、送風ダクト16の出口近傍に設けられ、空気清浄フィルタ1を洗浄する清掃ブラシ7と、清掃ブラシ7によって掻き出されたゴミを溜めるゴミ受け箱8とで構成されている。なお、空気浄化装置100には、再生用ファン3から送風された空気を所定の方向に反射させる図示省略の反射板と、空気清浄フィルタ1を通過し、反射板によって再びフィルタの風上側に送られた空気を排出する図示省略の排気ダクトとを設けるとよい。
空気清浄フィルタ1は、空気中のゴミを捕集できるものであればよい。たとえば、ポリエチレン系やポリエステル系、ポリプロピレン系等の有機高分子繊維、あるいは、ガラスやセラミック等の無機系繊維からなる不織布や織布を素材として空気清浄フィルタ1を構成するとよい。また、これらの繊維の他に、空気清浄フィルタ1には、酸化マンガンや酸化チタン、酸化鉄等の遷移金属酸化物、白金やパラジウム等の貴金属、ゼオライトやシリカゲル、活性炭等の多孔質な吸着剤等のうち1つ以上を脱臭のために添着するとよい。
なお、空気清浄フィルタ1には、銀担持リン酸塩や銅担持ゼオライト等の無機系、イミダゾール系や4級アンモニウム塩等の有機系のうち1つ以上の抗菌剤を添着することが望ましい。また、これらの材料と放電や光照射とを組み合わせれば、脱臭や殺菌の性能を向上させることが可能になる。さらに、空気清浄フィルタ1に静電気の発生を防止する帯電防止剤を添着してもよい。この空気清浄フィルタ1の構成については、図2で詳細に説明するものとする。
空気清浄用ファン2は、空気清浄用ファン1に通風可能なものであればよい。たとえば、軸流ファンやシロッコファンに代表される遠心ファン等で構成するとよい。再生用ファン3は、送風ダクト16内に設けられ、空気清浄用ファン1に通風可能なものであればよい。たとえば、軸流ファンやシロッコファンに代表される遠心ファン等で構成するとよい。移動機構4は、空気清浄フィルタ1を移動させることが可能になっていればよく、機構を特に限定するものではない。
吸湿剤ロータ6は、回転軸15を中心に回転自在となっており、送風ダクト16の外側で水分を吸着(吸湿)し、その水分を送風ダクト16の内側で脱着し、その水分で空気を加湿するようになっている。この吸湿剤ロータ6には、表面積が200m2 /gから3000m2 /gまでの範囲で、かつ、細孔径分布の極大値を与える細孔径が0.2nmから10nmまでの範囲である多孔質材料を添着するのが望ましい。また、吸湿剤ロータ6に添着される多孔質材料の材料1gあたりにおける空気中の水分の可逆的な吸脱着量が0.1g以上0.5g以下であることが望ましい。
そのような多孔質材料としては、たとえばゼオライトやシリカゲル、チタノシリケート、メソポーラスシリカ、酸化チタン、カーボンナノチューブ等の数オングストロームから10nm(ナノメートル)程度までの細孔を有する素材が望ましい。そして、吸湿剤ロータ6は、これらの素材をハニカム形状のように低圧損で空気との接触効率のよい担体に添着して構成するのが望ましい。
これらの素材には、各素材に応じた水分の吸着及び脱着に適した湿度領域が存在する。このため、空気浄化装置100の設置される場所や性能等の諸条件に合わせて最適な素材を選択し、吸湿剤ロータ6を構成することが望ましい。また、水分の脱着のためのヒータ5の入力や温度や、空気清浄フィルタ1の洗浄再生のための再生用ファン3の送風風量等は、空気清浄フィルタ1の洗浄再生に最適な温度及び湿度となるように調整することが望ましい。このような調整は、図示省略のマイコン等で構成される制御手段が行なうようになっている。
清掃ブラシ7は、送風ダクト16の出口近傍に設けられており、空気清浄フィルタ1に付着したゴミを掻き出す役目を果たすようになっている。たとえば、清掃ブラシ7を、比較的剛直性をもつ有機繊維や剛性のあるへら状のゴム、粘着性のあるスポンジ等を用いて構成するとよい。ゴミ受け箱8は、空気清浄フィルタ1から掻き出されたゴミを溜めることができる位置に配置すればよく、特に配置場所を限定するものではない。送風ダクト16は、再生用ファン3で送風される空気を空気清浄フィルタ1に導通できるものであればよい。
次に、空気浄化装置100の動作について説明する。
まず、再生用ファン3によって送風ダクト16内を空気が通風する。この空気は、ヒータ5を通過する際に加熱され、吸湿剤ロータ6に吸着している水分を揮発(脱着)させる。つまり、この水分で送風ダクト16内の空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための空気そ加湿し、相対湿度を高くしているのである。吸湿剤ロータ6は、送風ダクト16内で吸着していた水分を放出すると、回転して送風ダクト16の外へと移動し、空気清浄用ファン2によって送風されている空気中の水分を繰り返し吸湿する。この吸湿剤ロータ6に吸着した水分は、送風ダクト16内の空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための空気を加湿するのに再度用いられる。
一方、吸湿剤ロータ16を通過し加湿された空気は、送風ダクト16内を流れて空気清浄フィルタ1に到達し、空気清浄フィルタ1を通過する。空気清浄フィルタ1を通過した空気は、反射板によって反射し、再度空気清浄フィルタ1の風上側に送られて排気ダクトから排出される。すなわち、送風ダクト16内の空気を加熱及び加湿することで相対湿度を高め、空気清浄フィルタ1の洗浄再生の効率化を図っているのである。
清掃ブラシ7は、加湿された空気が空気清浄フィルタ1を通過する際に、この空気との協同作用で空気清浄フィルタ1の風上側(紙面左側)に捕集されているゴミを掻き出す。つまり、送風ダクト16内の空気の相対湿度を高くすることで、清掃ブラシ7がゴミを容易に掻き出せるようになっているのである。このとき、移動機構4によって空気清浄フィルタ1が移動しているので、空気清浄フィルタ1の全体を漏れなく洗浄再生することができる。清掃ブラシ7によって掻き出されたゴミは、ゴミ受け箱8に溜められる。
このように、フィルタ再生手段50を空気浄化装置100に設けることによって、空気清浄フィルタ1の洗浄再生効率を向上させている。つまり、空気清浄フィルタ1に静電気的にゴミが付着している場合であっても、送風ダクト16内の空気を加湿することで相対湿度を高め静電気を消失しやすくして空気清浄フィルタ1の洗浄効率を向上しているのである。静電気は、湿度と密接な関係を有しており、湿度が低いと静電気が帯電しやすく、湿度が高いと帯電しにくいという性質を有している。また、清掃ブラシ7と空気清浄フィルタ1とが擦れる際に、静電気が発生しても、空気清浄フィルタ1に到達する空気は加湿されているので静電気的にゴミが付着するのを防止できる。
なお、移動機構4は、空気清浄フィルタ1を上下や左右という直線的な方向に移動させるだけでなく、回転移動させたり、巻き取るように移動させたりしてもよい。また、清掃ブラシ7自体に回転運動を与えて移動機構4と組み合わせることで、より効率よく空気清浄フィルタ1に付着したゴミを除去できるようにしてもよい。さらに、空気清浄動作を行う部分においては、空気清浄フィルタ1の帯電を促進するように放電機構や帯電機構を組み合わせることによって、より積極的なゴミ捕集と洗浄再生とを行ってもよい。
図2は、空気清浄フィルタ1の断面形状を示す縦断面図である。図2に基づいて、空気清浄フィルタ1の構成について説明する。この空気清浄フィルタ1は、フィルタ部22を一対の電極21によって挟み込むように構成されている。そして、電極21には高圧電源20が接続されており、この高圧電源20によって高電圧が印加されるようになっている。このように空気清浄フィルタ1を構成することによって、比較的低圧損でゴミ捕集率が低いものであっても、電界の作用によってゴミ捕集率を高くできるというメリットがある。
また、電極21を多分割にすれば、空気清浄動作を行う部分、つまり空気清浄フィルタ1のフィルタ再生手段50と接触していない部分の電極21には電圧を印加し、洗浄再生を行う部分、つまり空気清浄フィルタ1のフィルタ再生手段50と接触する部分の電極21には電圧を印加することなく、加湿と組み合わせることができる。こうすれば、更に効率のよい集塵及び洗浄再生のシステムを構築することができる。なお、上述した空気清浄フィルタ1の素材に加えて、チタン酸バリウムやマイカ等の高誘電率なセラミックを添着するとよい。
この実施の形態1では、フィルタ再生手段50を固定し、移動機構4が空気清浄フィルタ1を可動する場合を例に説明したが、空気清浄フィルタ1を固定し、移動機構4がフィルタ再生手段50を可動するようにしてもよい。つまり、移動機構4は、フィルタ再生手段50と空気清浄フィルタ1との相対的な位置を移動させることができればよいのである。また、再生用ファン3は、屋内または屋外のいずれから空気を導入してもよい。なお、空気清浄フィルタ1をこのような構成に限定するものではなく、たとえば電極と組み合わせないような単純な構成としてもよい。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係わる空気浄化装置100aの概略構成を示す概略構成図である。図3に基づいて、実施の形態2に係わる空気浄化装置100aの構成及び動作について説明する。なお、この実施の形態2では上述した実施の形態1との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
この実施の形態2に係わる空気浄化装置100aには、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するためのフィルタ再生手段50aが設けられている。このフィルタ再生手段50aは、上述したフィルタ再生手段50の構成に加えて、空気清浄フィルタ1を挟んで送風ダクト16の出口の対向位置に設けられている反射板9と、送風ダクト16を囲むように設けられている排気ダクト10とを構成要素としている。反射板9は、再生用ファン3から送風された空気を所定の方向に反射させる役目を果たし、排気ダクト10は、空気を外部へ排気する役目を果たすようになっている。
次に、空気浄化装置100aの動作について説明する。
まず、再生用ファン3によって送風ダクト16内を空気が通風する。この空気は、ヒータ5を通過する際に加熱され、吸湿剤ロータ6に吸着している水分を脱着させる。この水分によって空気が加湿され、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための送風ダクト16内の空気の相対湿度を高くしている。加湿された空気は、送風ダクト16内を流れて空気清浄フィルタ1に到達し、空気清浄フィルタ1を通過する。
清掃ブラシ7は、加湿された空気が空気清浄フィルタ1を通過する際に、この空気との協同作用で空気清浄フィルタ1の風上側に捕集されているゴミを掻き出す。空気清浄フィルタ1を通過した空気は、反射板9によって反射し、再度空気清浄フィルタ1の風上側に送られて排気ダクト10から排出される。すなわち、送風ダクト16内の空気を加熱及び加湿することで相対湿度を高め、空気清浄フィルタ1の洗浄再生の効率化を図っているのである。
通常、空気清浄フィルタ1に付着するゴミの多くは、風上側に付着する。それは、空気清浄フィルタ1を空気が通過する際に、空気中のゴミが空気清浄フィルタ1に捕集されるようになっているからである。このため、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための空気は、風下側から風上側へ流れるように送風されることが望ましい。しかしながら、空気清浄フィルタ1の風下側にフィルタ再生手段50aを配置し、風上側にゴミ受け箱8等を配置してしまうと、フィルタ再生手段50a全体の厚みが増加してしまう可能性が大きくなる。
そこで、実施の形態2に係わる空気浄化装置100aでは、反射板9を用いることによって、空気清浄フィルタ1の風下側への構造物の設置を最小限に抑え、フィルタ再生手段50a全体のコンパクト化を図っている。また、図3においては、ゴミ受け箱8ではなく、排気ダクト10を設け、空気浄化装置100aの外部、望ましくは屋外へゴミを排出する構成としている。このようにゴミを屋外に排気すれば、溜まったゴミをユーザーが捨てなくて済み、利便性が更に向上する。
また、図3に示すように、送風ダクト16及び排気ダクト10の形状が筒状で、送風ダクト16の中心軸と排気ダクト10の中心軸とを一致させているような場合には、反射板9の断面形状を略M字形とすることが望ましい。このようにすれば、送風ダクト16を流れる空気は、反射板9に衝突し容易に反転して、できるだけ漏れなく空気清浄フィルタ1の風上側に戻るので、同心円の外側(つまり、送風ダクト16と排気ダクト10との間に形成される隙間)から効率よく空気が排気されることになるのである。
なお、たとえば熱電変換素子やヒータ、熱交換器等の1つ以上の高温熱源または低温熱源と反射板9とを接続して、反射の際の空気を加熱または冷却するようにしてもよい。反射の際の空気を加熱すれば、空気清浄フィルタ1に付着したゴミのうちガス状物質が揮発しやすくなる。また、反射の際の空気を冷却すれば、相対湿度が上昇するために、ゴミの除去がしやすくなるとともに、ガス状物質と水分との置換が起こり、特に疎水性臭気分子が除去しやすくなる。この実施の形態2では、実施の形態1と同様にフィルタ再生手段50aを固定し、移動機構4が空気清浄フィルタ1を可動する場合を例に説明したが、空気清浄フィルタ1を固定し、移動機構4がフィルタ再生手段50aを可動するようにしてもよい。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3に係わる空気浄化装置100bの概略構成を示す概略構成図である。図4に基づいて、実施の形態3に係わる空気浄化装置100bの構成及び動作について説明する。この空気浄化装置100bには、送風ダクト16内の空気の相対湿度を高くする手段の一例として冷却装置30が備えられている。なお、この実施の形態3では上述した実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
この実施の形態3に係わる空気浄化装置100bには、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するためのフィルタ再生手段50bが設けられている。このフィルタ再生手段50bは、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための空気の相対湿度を上げるために、実施の形態1に係わるフィルタ再生手段50及び実施の形態2に係わるフィルタ再生手段50aに設けられているヒータ5及び吸湿剤ロータ6に代えて、冷却装置30を設けるようになっている。
この冷却装置30は、熱と電力とを変換することができる熱電変換素子31と、送風ダクト16内に配置され、熱電変換素子31を介して、送風ダクト16内の空気を吸熱することで冷却する冷却側熱交換器32と、冷却側熱交換器32から伝達される熱を放熱するためのヒートシンク33とで構成されている。冷却側熱交換器32は、熱電変換素子31に接続され、この熱電変換素子31の冷却側(送風ダクト4の内部)に配設されている。また、ヒートシンク33は、熱電変換素子31に接続され、この熱電変換素子31の高温側(送風ダクト4の外部)に配設されている。この実施の形態3に係わるフィルタ再生手段50bは、送風ダクト16内の空気を冷却することによって相対湿度を高くするようになっている。
なお、フィルタ再生手段50bには、空気清浄フィルタ1とフィルタ再生手段50bとの位置を相対的に変化させるための移動機構4bが設けられている。この移動機構4bは、上述した移動機構4のように空気清浄フィルタ1を移動させるのではなく、フィルタ再生手段50b自体を移動させるようになっている。つまり、空気浄化装置100bは、空気清浄フィルタ1が固定されており、フィルタ再生手段50b、つまり清掃ブラシ7、送風ダクト16、排気ダクト10及び反射板9を可動させる構造となっているのである。
次に、空気浄化装置100bの動作について説明する。
まず、再生用ファン3によって送風ダクト16内を空気が通風する。この空気は、冷却側熱交換器31を通過する際に吸熱され、冷却される。ここで、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための空気の相対湿度を高くしているのである。冷却側熱交換器31で奪った熱は、送風ダクト16の外部のヒートシンク32に伝達され、空気清浄用ファン2からの送風で冷却され、送風ダクト16の外部に放熱される。
清掃ブラシ7は、加湿された空気が空気清浄フィルタ1を通過する際に、この空気との協同作用で空気清浄フィルタ1の風上側に捕集されているゴミを掻き出す。空気清浄フィルタ1を通過した空気は、反射板9によって反射し、再度空気清浄フィルタ1の風上側に送られて排気ダクト10から排出される。すなわち、送風ダクト16内の空気を冷却することで相対湿度を高め、空気清浄フィルタ1の洗浄再生の効率化を図っているのである。なお、移動機構4bによってフィルタ再生手段50bが移動するので、空気清浄フィルタ1の全体を漏れなく洗浄再生することができる。
この実施の形態3では、移動機構4bがフィルタ再生手段50bを可動し、空気清浄フィルタ1を固定する場合を例に説明したが、実施の形態1または実施の形態2で説明したように移動機構4bが空気清浄フィルタ1を可動し、フィルタ再生手段50bを固定するようにしてもよい。また、この実施の形態3では、図4に示すように再生用ファン3が送風ダクト16の下流側に配置され、冷却装置30が送風ダクト16の上流側に配置されているが、これに限定するものではなく、再生用ファン3と冷却部40との位置関係を逆にしてもよい。また、移動機構4bは、フィルタ再生手段50bを上下や左右という直線的な方向に移動させるだけでなく、回転移動させてもよい。
実施の形態4.
図5は、本発明の実施の形態4に係わる空気浄化装置100cの概略構成を示す概略構成図である。図5に基づいて、実施の形態4に係わる空気浄化装置100cの構成及び動作について説明する。なお、この実施の形態4では上述した実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
この実施の形態4に係わる空気浄化装置100cには、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するためのフィルタ再生手段50cが設けられている。このフィルタ再生手段50cは、実施の形態1に係わるフィルタ再生手段50及び実施の形態2に係わるフィルタ再生手段50aの構成に加えて、放電システム40を構成要素としている。この放電システム40は、突起高圧電極41とメッシュ接地電極42と高圧電源43とで構成されており、突起高圧電極41とメッシュ接地電極42とで吸湿剤ロータ6を挟むようになっている。この突起高圧電極41及びメッシュ接地電極42は、高圧電源40に接続されている。
実施の形態4に係わるフィルタ再生手段50cは、突起高圧電極41とメッシュ接地電極42との間に高圧電源を印加することで、吸湿剤ロータ6に吸着している水分の脱着を容易にしている。つまり、突起高圧電極41に高圧電源40からプラスDC、マイナスDC、ACまたはパルスのいずれかの電圧を印加し、突起高圧電極41とメッシュ接地電極42との間で放電させることによって、吸湿剤ロータ6からの水分の脱着を容易にしているのである。ここでは、高圧電源40をフィルタ再生手段50c内に設けた場合を例に説明しているが、フィルタ再生手段50cの外部に設けてもよい。
次に、空気浄化装置100cの動作について説明する。
まず、再生用ファン3によって送風ダクト16内に空気を通風する。この空気は、ヒータ5を通過する際に加熱され、吸湿剤ロータ6に吸着している水分を脱着させる。このとき、突起高圧電極41とメッシュ接地電極42との間に高圧電源が印加されており、吸湿剤ロータ6で放電が起こっている。吸湿剤ロータ6に吸着している水分は、この放電の衝撃によって容易に脱着する。
この水分によって空気が加湿され、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための送風ダクト16内の空気の相対湿度を高くしている。加湿された空気は、送風ダクト16内を流れて空気清浄フィルタ1に到達し、空気清浄フィルタ1を通過する。清掃ブラシ7は、加湿された空気が空気清浄フィルタ1を通過する際に、この空気との協同作用で空気清浄フィルタ1の風上側に捕集されているゴミを掻き出す。空気清浄フィルタ1を通過した空気は、反射板9によって反射し、再度空気清浄フィルタ1の風上側に送られて排気ダクト10から排出される。すなわち、送風ダクト16内の空気を加熱及び加湿することで相対湿度を高め、空気清浄フィルタ1の洗浄再生の効率化を図っているのである。
なお、この実施の形態4では、実施の形態1及び実施の形態2と同様にフィルタ再生手段50bを固定し、移動機構4が空気清浄フィルタ1を可動する場合を例に説明したが、実施の形態3と同様に空気清浄フィルタ1を固定し、移動機構4がフィルタ再生手段50bを可動するようにしてもよい。また、突起高圧電極41とメッシュ設置電極42との配設位置を逆にしてもよい。
実施の形態5.
図6は、本発明の実施の形態5に係わる空気浄化装置100dの概略構成を示す概略構成図である。図6に基づいて、実施の形態5に係わる空気浄化装置100dの構成及び動作について説明する。なお、この実施の形態5では上述した実施の形態1〜実施の形態4との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1〜実施の形態4と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
この実施の形態5に係わる空気浄化装置100dには、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するためのフィルタ再生手段50dが設けられている。また、空気浄化装置100dには、空気清浄フィルタ1と空気清浄用ファン2との間に室内熱交換器60が設けられている。つまり、空気浄化装置100dを空気調和装置に搭載した場合における一例を示しているのである。
この室内熱交換器60は、空気浄化装置100dの下流側で空気清浄用ファン2の上流側に配置され、冷媒配管65で室外熱交換器61と接続されるようになっている。そして、送風ダクト16は、その入り口が室内熱交換器60の出口側(紙面右側)に配置されるようになっている。なお、図6に示すように、空気浄化装置100dでは、室内熱交換器60からの空気(排熱)で吸湿剤ロータ6を加熱するようになっているのでヒータ5を設けていない。
次に、空気浄化装置100dの動作について説明する。
まず、室内熱交換器60で凝縮動作を行い、加熱された空気を再生用ファン3によって送風ダクト16を介して吸湿剤ロータ6へと通風する。この加熱された空気は、吸湿剤ロータ6に吸着している水分を脱着させる。この水分によって空気が加湿され、空気清浄フィルタ1を洗浄再生するための送風ダクト16内の空気の相対湿度を高くしている。加湿された空気は、送風ダクト16内を流れて空気清浄フィルタ1に到達し、空気清浄フィルタ1を通過する。
清掃ブラシ7は、加湿された空気が空気清浄フィルタ1を通過する際に、この空気との協同作用で空気清浄フィルタ1の風上側に捕集されているゴミを掻き出す。空気清浄フィルタ1を通過した空気は、反射板9によって反射し、再度空気清浄フィルタ1の風上側に送られて排気ダクト10から排出される。すなわち、送風ダクト16内の空気を加熱及び加湿することで相対湿度を高め、空気清浄フィルタ1の洗浄再生の効率化を図っているのである。
室内熱交換器60の排熱で空気を加熱することで、ヒータ5や冷却装置30等の電力を費やして熱を得る機構を設けなくて済み、エネルギー消費を低減できる。また、空気浄化装置100dにおいては、室内熱交換器60の排熱を利用するために、吸湿剤ロータ6に添着されている吸湿剤からの水分の脱着温度が80℃程度以下に限定されることが容易に推察される。そのため、吸湿剤ロータ6に添着する吸湿剤には、特に中心細孔径が1.5nm以上のメソポーラス材料を使用することが好ましい。
なお、実施の形態4で示した放電システム40や、他の熱源(たとえば、ヒータ5等)と組み合せれば、より効率よく水分の吸脱着をすることができる。この実施の形態5では、実施の形態1と同様にフィルタ再生手段50dを固定し、移動機構4が空気清浄フィルタ1を可動する場合を例に説明したが、空気清浄フィルタ1を固定し、移動機構4がフィルタ再生手段50dを可動するようにしてもよい。
実施の形態6.
図7は、本発明の実施の形態6に係わる空気浄化装置100eの概略構成を示す概略構成図である。図7に基づいて、実施の形態6に係わる空気浄化装置100eの構成及び動作について説明する。なお、この実施の形態6では上述した実施の形態1〜実施の形態5との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1〜実施の形態5と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
この実施の形態6に係わる空気浄化装置100eでは、空気清浄フィルタ1eが回転ロータ形状となっている。この空気清浄フィルタ1eは、軸を中心として回転することによって汚染空気中のゴミを吸着除去し、清浄化空気を送り出す役目を果たす。また、この実施の形態6に係わる空気浄化装置100eには、空気清浄フィルタ1eを洗浄再生するためのフィルタ再生手段50eが設けられいてる。
このフィルタ再生手段50eには、空気清浄フィルタ1eが回転ロータ形状となっているために空気清浄フィルタ1eまたはフィルタ再生手段50eを移動させるための移動機構が設けられていない。このフィルタ再生手段50eでは、送風ダクト16eの入り口が、空気清浄フィルタ1eの下流側に配置され、送風ダクト16e内部に配置されている再生用ファン3によって空気清浄フィルタ1eで清浄化された空気の一部を吸湿剤ロータ6へ通風するようになっている。
この送風ダクト16eは、吸湿剤ロータ6に到達する前で放湿風路70と吸湿風路71とに分岐している。放湿風路70にはヒータ5が載置されており、このヒータ5で送風ダクト16e内を通風してきた洗浄空気を加熱するようになっている。放湿風路70は、ヒータ5及び吸湿剤ロータ6に洗浄空気を導き、そこで作られる加湿空気を空気清浄フィルタ1eに導く役目を果たしている。また、放湿風路70は、空気清浄フィルタ1eを洗浄した後の汚染濃縮空気を屋外に排気する役目も果たしている。
吸湿風路71は、送風ダクト16e内の洗浄空気を水分脱着後の吸湿剤ロータ6に導く役目を果たしている。つまり、吸湿剤ロータ6は、吸湿風路71内を通風する空気清浄フィルタ1eで清浄化された空気の一部から水分を吸着するようになっているのである。また、吸湿風路71は、吸湿剤ロータ6で水分を補充(吸着)した後の除湿された空気を排気する役目も果たしている。
以上のように、この空気浄化装置100eは、一つの送風ダクト16e内を通風している洗浄空気を、放湿風路70と吸湿風路71とに流れるようにして、この洗浄空気の一部を加熱して吸湿剤ロータ6の水分を脱着し加湿空気を作り出すこと、及び、この洗浄空気の一部に含まれる水分を吸湿剤ロータ6に吸着させることを分担している。なお、吸湿風路71で吸湿剤ロータ6に水分を吸着された空気は、除湿空気となって排気されるようになっている。
また、この空気浄化装置100eには、空気清浄フィルタ1eの上流にセンサ76が設けられている。このセンサ76は、空気清浄フィルタ1eに流れる空気の汚染濃度を検知するものである。なお、このセンサ76は、空気の汚染濃度を検知できるものであればよく、特に種類を限定するものではない。たとえば、汚染センサやニオイセンサ、ガスセンサ等でセンサ76を構成するとよい。さらに、この空気浄化装置100eには、センサ76からの検知情報(出力値)に基づいてヒータ5eの加熱制御や再生用ファン3の回転制御、吸湿剤ロータ6の回転制御を行なうマイコン75が設けられている。
次に、空気浄化装置100eの動作について説明する。
まず、再生用ファン3によって送風ダクト16e内に空気清浄フィルタ1eを通過した後の洗浄空気を通風する。この洗浄空気は、吸湿剤ロータ6に到達する前で放湿風路70と吸湿風路71とに分かれて吸湿剤ロータ6に導かれる。放湿風路70を通風する洗浄空気の一部は、ヒータ5eを通過する際に加熱され、吸湿剤ロータ6に吸着している水分を脱着させる。この水分によって空気が加湿され、空気清浄フィルタ1eを洗浄再生するための放湿風路70内の空気の相対湿度を高くしている。加湿された空気は、放湿風路70内を流れて空気清浄フィルタ1eに到達し、空気清浄フィルタ1eを通過する。
清掃ブラシ7は、加湿された空気が空気清浄フィルタ1eを通過する際に、この空気との協同作用で空気清浄フィルタ1eの風上側に捕集されているゴミを掻き出す。空気清浄フィルタ1eを通過した空気は、汚染濃縮空気となって放湿風路70から屋外に排気される。このとき、空気清浄フィルタ1eから掻き出されたゴミ(付着粉塵)は、排気ダクト10を通って屋外に排気される。すなわち、放湿風路70内の空気を加熱及び加湿することで相対湿度を高め、空気清浄フィルタ1eの洗浄再生の効率化を図っているのである。
また、吸湿剤ロータ6は、回転しており、放湿風路70内で洗浄空気を加湿するのと同様に、吸湿風路71内で洗浄空気から水分を吸着することを可能にしている。このように、このフィルタ再生手段50eでは、連続的に加湿動作を実行可能としている。なお、この吸湿剤ロータ6通過後の吸湿風路71内の除湿空気を、室内等に送風し、室内等の除湿に利用するようにしてもよい。
一方、空気清浄フィルタ1eの上流側に設けられているセンサ76は、空気清浄フィルタ1eに流れ込む空気の汚染度を検知し、この情報をマイコン75に送っている。このマイコン75には、たとえば汚染濃度をC、時間をtとした場合において、センサ76から送られる情報に基づいてCまたは、C×tまたはtが予め設定してある閾値を越えたと判断したときに、ヒータ5eや再生用ファン3の動作を開始または再開させるようにプログラムしておくことが望ましい。
このような制御を行うことによって、空気の汚染状況に応じて空気清浄フィルタ1eを自動的に洗浄再生し、空気浄化装置100eの性能を維持することができるので、ユーザの負担を軽減することができる。なお、空気清浄フィルタ1eの排気側(下流側)にセンサ76を設けて、空気清浄フィルタ1eの洗浄再生の状況をモニターし、空気清浄フィルタ1eからの汚染排気が予め設定した閾値以下になるまで洗浄再生動作を続けるようにしてもよい。また、空気清浄フィルタ1eの上流及び下流のそれぞれにセンサ76を設けて、空気清浄フィルタ1eの洗浄再生の状況をモニターするようにしてもよい。
このような設定は、空気浄化装置100eの初期設定から、容易に変更できるようにソフトウェアで制御することが望ましく、また、複数台の空気浄化装置が同時に運転するようなシステムにおいては、洗浄再生動作のタイミングを一定時間づつずらすことによって、清浄化対象の部屋の空気清浄運転を停止することなく、一定以上の清浄度を維持することができる。
各実施の形態で説明した空気浄化装置100〜空気浄化装置100eは、図1〜図7に示した場合に限定するものではなく、各実施の形態を組み合わせて空気浄化装置を構成するようにしてもよい。たとえば、実施の形態1〜実施の形態5に係わる空気清浄フィルタ1を空気清浄フィルタ1eのような回転ロータ形状として移動機構4及び移動機構4bを設けなくてもよい。また、実施の形態6に係わる空気浄化装置100eのマイコン75及びセンサ76を実施の形態1〜実施の形態5に係わる空気浄化装置100〜空気浄化装置100dに設けてもよい。
なお、各実施の形態で説明した空気浄化装置100〜空気浄化装置100eは、冷凍装置やルームエアコン、パッケージエアコン、冷蔵庫、加湿器、調湿装置等の空気調和装置及び空気清浄機に適用して利用することができる。すなわち、空気浄化装置100〜空気浄化装置100eが適用される装置の目的・用途に応じて、空気浄化装置100〜空気浄化装置100eを決定したり、空気浄化装置100〜空気浄化装置100eを組み合わせたりすることが可能なのである。
実施の形態1に係わる空気浄化装置の概略構成を示す概略構成図である。 空気清浄フィルタの断面形状を示す縦断面図である。 実施の形態2に係わる空気浄化装置の概略構成を示す概略構成図である。 実施の形態3に係わる空気浄化装置の概略構成を示す概略構成図である。 実施の形態4に係わる空気浄化装置の概略構成を示す概略構成図である。 実施の形態5に係わる空気浄化装置の概略構成を示す概略構成図である。 実施の形態6に係わる空気浄化装置の概略構成を示す概略構成図である。
符号の説明
1 空気清浄フィルタ、2 空気清浄用ファン、3 再生用ファン、4 移動機構、5 ヒータ、6 吸湿剤ロータ、7 清掃ブラシ、8 ゴミ受け箱、9 反射板、10 排気ダクト、15 回転軸、16 送風ダクト、20 高圧電源、21 電極、22 フィルタ部、30 冷却装置、31 熱電変換素子、32 冷却側熱交換器、33 ヒートシンク、40 放熱システム、41 突起高圧電極、42 メッシュ設置電極、43 高圧電源、50 フィルタ再生手段、50a フィルタ再生手段、50b フィルタ再生手段、50c フィルタ再生手段、50d フィルタ再生手段、50e フィルタ再生手段、60 室内熱交換器、61 室外熱交換器、65 冷媒配管、70 放湿風路、71 吸湿風路、75 マイコン、76 センサ、100 空気浄化装置、100a 空気浄化装置、100b 空気浄化装置、100c 空気浄化装置、100d 空気浄化装置、100e 空気浄化装置。

Claims (17)

  1. 空気中のゴミを捕集し、空気を浄化する空気清浄フィルタと、
    前記空気清浄フィルタを洗浄再生するための空気を送風する再生用ファンと、
    前記再生用ファンから送風された空気を前記空気清浄フィルタに導く送風ダクトと、
    前記送風ダクト内を流れる空気を加熱する加熱装置と、
    前記送風ダクト外の空気から水分を吸着し、前記加熱装置で加熱された空気で該水分を脱着し、該送風ダクト内の空気を加湿して相対湿度を高める吸湿剤ロータとを備えた
    ことを特徴とする空気浄化装置。
  2. 空気中のゴミを捕集し、空気を浄化する空気清浄フィルタと、
    前記空気清浄フィルタを洗浄再生するための空気を送風する再生用ファンと、
    前記再生用ファンから送風された空気を前記空気清浄フィルタに導く送風ダクトと、
    前記送風ダクト内に排熱の一部を送り込むための室内熱交換器と、
    前記送風ダクト外の空気から水分を吸着し、前記室内熱交換器からの排熱で該水分を脱着し、該送風ダクト内の空気を加湿して相対湿度を高める吸湿剤ロータとを備えた
    ことを特徴とする空気浄化装置。
  3. 前記吸湿剤ロータに、
    表面積が200m2/gから3000m2/gまでの範囲で、
    かつ、細孔径分布の極大値を与える細孔径が0.2nmから10nmまでの範囲である多孔質材料を添着した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化装置。
  4. 前記吸湿剤ロータに添着する前記多孔質材料の材料1gあたりにおける空気中の水分の可逆的な吸脱着量が0.1g以上0.5g以下である
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気浄化装置。
  5. 前記吸湿剤ロータを高圧電源に接続された1対以上の電極で挟むようにした
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気浄化装置。
  6. 前記送風ダクトを放湿風路と吸湿風路とに分岐し、
    前記吸湿剤ロータは、
    前記吸湿風路を通風する空気から水分を吸着し、
    前記放湿風路を通風する空気で吸着されている水分を脱着する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気浄化装置。
  7. 前記相対湿度を高めた空気との協同作用で前記空気清浄フィルタを洗浄再生する清掃ブラシを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化装置。
  8. 前記空気清浄フィルタを、
    空気中のゴミを捕集するフィルタ部と、
    前記フィルタ部を挟み込む1対以上の電極と、
    前記電極に電圧を印加する高圧電源とで構成した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化装置。
  9. 前記フィルタ部に遷移金属酸化物を添着した
    ことを特徴とする請求項8に記載の空気浄化装置。
  10. 前記フィルタ部に多孔質な吸着剤を添着した
    ことを特徴とする請求項9に記載の空気浄化装置。
  11. 前記空気清浄フィルタの位置と前記送風ダクトの出口の位置とを相対的に変化させる移動機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の空気浄化装置。
  12. 前記空気清浄フィルタを回転ロータ形状とした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化装置。
  13. 前記空気清浄フィルタを洗浄再生した後の空気を反射させる反射板と、
    前記反射板によって反射された空気を排気するための排気ダクトとを備え、
    前記反射板を前記空気清浄フィルタを挟んで前記送風ダクトの出口の対向位置に配置し、前記排気ダクトを前記空気清浄フィルタを挟んで前記反射板の対向位置に配置した
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の空気浄化装置。
  14. 前記反射板を金属で形成し、
    前記反射板に高温熱源または低温熱源を接続した
    ことを特徴とする請求項13に記載の空気浄化装置。
  15. 前記空気清浄フィルタを通風する空気の汚染濃度を検知するセンサと、
    前記センサからの出力値に基づいて前記空気清浄フィルタの洗浄再生を制御するマイコンとを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の空気浄化装置。
  16. 前記請求項1、請求項1に従属する請求項3〜15のいずれかに記載の空気浄化装置を搭載した
    ことを特徴とする空気清浄機。
  17. 前記請求項1〜15のいずれかに記載の空気浄化装置を搭載した
    ことを特徴とする空気調和装置。
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