JP4757705B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4757705B2
JP4757705B2 JP2006130719A JP2006130719A JP4757705B2 JP 4757705 B2 JP4757705 B2 JP 4757705B2 JP 2006130719 A JP2006130719 A JP 2006130719A JP 2006130719 A JP2006130719 A JP 2006130719A JP 4757705 B2 JP4757705 B2 JP 4757705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
sect
holding
damper device
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006130719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007306155A (ja
Inventor
芳彰 池端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2006130719A priority Critical patent/JP4757705B2/ja
Publication of JP2007306155A publication Critical patent/JP2007306155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4757705B2 publication Critical patent/JP4757705B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、装置本体の上面に対して開閉可能に付設された原稿読取装置などの蓋部材を有する画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような、本体に対して開閉可能な排出用紙を受けるスタッカ(本発明の蓋部材に対応)を備えた画像形成装置(特許文献1ではインクジェットプリンタ)が知られている。スタッカと本体との間にはスタッカの開閉動作に応じてギヤ軸回りに正逆一体回転するギヤと、ギヤ軸の回転を制動する制動部(本発明のダンパー装置に対応)とが緩衝機構として介設されている。
制動部には、ギヤ軸の回転を制動機構に中継するワンウエイクラッチが設けられている。ワンウエイクラッチは、互いに対向して離接可能に構成されたた一対のクラッチ板を有し、スタッカが閉止されるに際しては、クラッチ板が接続されてスタッカの当該閉止動作がギヤ軸およびワンウエイクラッチを介して制動部の制動機構に伝達される一方、スタッカが開放されるに際してはクラッチ板が離間されることで当該開放動作が制動部の制動機構に伝達されないようになっている。
かかる構成を備えた画像形成装置にあっては、スタッカの閉止時に制動部が機能してスタッカの閉止動作が緩やかに行われる一方、スタッカの開放時には当該開放動作が制動部とは縁切り状態になるため、スタッカを速やかに開放することができる。
特開2005−154115号公報
ところで、特許文献1に記載されているような画像形成装置にあっては、緩衝機構としてスタッカと制動部の制動機構との間にワンウエイクラッチを設けるとともに、当該ワンウエイクラッチを動作させる制御機構を設けなければならず、緩衝機構が部品点数の多い複雑な構造になることから、部品コストおよび組み付けコストが嵩むという問題点を有していた。
本発明は、従来のかかる問題点を解消するべくなされたものであって、装置本体に対する蓋部材の開動作が容易で、かつ、蓋部材の閉動作が緩やかに行われることを確保した上で極めて簡単な構造にすることにより部品コストおよび組み付けコストの低減化に貢献することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、画像形成用の各種部材が内装された装置本体と、前記装置本体の上部の一縁部に設けられた水平軸回りに正逆回動することにより装置本体の上面に対し閉止姿勢と開放姿勢との間で姿勢変更する蓋部材とを備えてなる画像形成装置において、前記装置本体と前記蓋部材との間に蓋部材の開閉動作を緩衝する緩衝機構が介設され、前記緩衝機構は、前記蓋部材から突設されて前記装置本体内に侵入し、かつ、前記水平軸の軸心を曲率中心とするセクトギヤと、前記装置本体に設けられ、かつ、前記セクトギヤに噛合する、ギヤ軸回りに回転可能な中継ギヤを備えたダンパー装置と、前記ダンパー装置を保持する保持部材とを有し、前記保持部材は、前記蓋部材の開放動作に応じ前記ダンパー装置を前記中継ギヤの前記セクトギヤに対する噛合が解消される退避位置に案内する一方、前記蓋部材の閉止動作に応じ前記ダンパー装置を前記中継ギヤが前記セクトギヤに噛
合する噛合位置に案内する案内部材を有し、前記ダンパー装置は、前記案内部材に案内される被案内部材を有し、前記保持部材は、前記セクトギヤの歯面に前記中継ギヤの歯面を対向させた状態で前記被案内部材を保持する保持溝を有し、前記案内部材は、前記保持溝における前記セクトギヤの歯面と対向し、かつ、セクトギヤから離間した方の溝壁によって形成され、前記溝壁は、溝底から先上がりに傾斜していることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、開放状態の蓋部材を閉止するに際しては、この閉止動作は、蓋部材に設けられたセクトギヤおよびこのセクトギヤに噛合した中継ギヤを介して噛合位置に位置しているダンパー装置に伝達され、これによるダンパー装置の緩衝作用で蓋部材の閉止動作が緩衝されるため、蓋部材は緩やかに閉止される。
これに対し、閉止状態の蓋部材を開放するに際しては、この開放動作によりダンパー装置の位置が案内部材の作用により噛合位置から中継ギヤのセクトギヤに対する噛合が解消される退避位置に位置変更されるため、蓋部材の開放動作は、ダンパー装置とは縁切り状態になり、これによって蓋部材はダンパー装置の緩衝作用を受けることなく容易、かつ、速やかに開放される。
このように、ダンパー装置を保持する保持部材に、蓋部材の開放動作に応じダンパー装置を中継ギヤのセクトギヤに対する噛合が解消される退避位置に案内する一方、蓋部材の閉止動作に応じダンパー装置を中継ギヤがセクトギヤに噛合する噛合位置に案内する案内部材を設けることにより、従来のように複雑な構造の高価なワンウエイクラッチを設ける必要がなくなり、その分、部品点数および部品コストの削減が実現する。
又、蓋部材が閉止された状態では、ダンパー装置の被案内部材が保持部材の保持溝の溝底に位置して中継ギヤがセクトギヤに噛合している。この状態で蓋部材を開放するとセクトギヤが中継ギヤとの噛合位置で水平軸回り上方へ向かって回転するため、これによって中継ギヤがセクトギヤと反対方向に向けて回動しようとするが、保持溝におけるセクトギヤの歯面と対向し、かつ、セクトギヤから離間した方の溝壁によって形成された案内部材としての溝壁は、溝底から先上がりに傾斜しているため、セクトギヤからの力の伝達を受けた中継ギヤは、この溝壁の傾斜面を上方に向けて斜めに移動し、これによってセクトギヤとの噛合状態が解消される。
そして、この移動で中継ギヤの歯がセクトギヤの歯から外れると、中継ギヤは、自重によって下降しようとするが、中継ギヤの歯がセクトギヤの次の歯によって再度押し上がられるため、中継ギヤは、セクトギヤと対向した歯がセクトギヤの水平軸回りの回転に応じて順次上昇してくるセクトギヤの歯とカチカチと衝突した状態になって常に押し上げられ、結局、中継ギヤおよび被案内部材を備えたダンパー装置は、蓋部材が開放動作を行っている間中保持溝の溝底に戻ることはなく、蓋部材の開放動作は、ダンパー部材とは縁切り状態になる。
これに対し、一旦開放された蓋部材を閉止するに際しては、蓋部材の閉止動作によりセクトギヤは水平軸回りに開放時とは逆方向に回転して中継ギヤと噛合しているセクトギヤの歯は下降するため、セクトギヤと噛合している中継ギヤの歯に上方へ向かう力が作用しなくなるばかりか、逆に下方へ向かう力が作用し、これによって被案内部材が自重およびダンパー装置の重量で傾斜した溝壁に沿って下降して溝底に到達する。そして、被案内部材が保持溝の溝底に到達すると、中継ギヤとセクトギヤとの噛合状態が確実になり、以後、セクトギヤの水平軸回りの回転が中継ギヤを介してダンパー装置に伝達され、これによって蓋部材の閉止動作が緩やかになる。
このように、ダンパー装置に案内部材に案内される被案内部材を設けるとともに、保持部材に、セクトギヤの歯面に中継ギヤの歯面を対向させた状態で被案内部材を保持する保持溝を設け、案内部材を、保持溝における前記セクトギヤの歯面と対向し、かつ、セクトギヤから離間した方の溝壁によって形成することにより、蓋部材の閉止時にのみ作用し、蓋部材の開放時には作用しない緩衝構造が極めて簡単なものになる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記保持溝には、前記被案内部材を抜止めする抜け止め片が備えられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、蓋部材の開閉動作により被案内部材が保持溝内で昇降を繰り返しても、被案内部材が保持溝に設けられた抜け止め片に阻止されることにより、保持溝から外れるような不都合の発生が確実に防止される。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記蓋部材は、原稿の画像を読み取って前記装置本体に内装された露光装置へ伝送する原稿読取装置であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、装置本体の上面を閉止する蓋部材としての原稿読取装置は、上部に原稿が載置されるコンタクトガラスを有しているとともに、内部に原稿画像を走査するための機構や光学系、さらにはCCD(charge coupled device)イメージセンサ等が装着された重量物であり、かかる重量物が請求項1の蓋部材として適用されることにより、画像読取装置は、開放操作が容易になるとともに、閉止が緩やかに行われ、急激な閉止による内部構造への悪影響が回避される。
請求項1記載の発明によれば、ダンパー装置を保持する保持部材に、蓋部材の開放動作に応じダンパー装置を中継ギヤのセクトギヤに対する噛合が解消される退避位置に案内する一方、蓋部材の閉止動作に応じダンパー装置を中継ギヤがセクトギヤに噛合する噛合位置に案内する案内部材が設けられることにより、この案内部材は、従来採用されていた複雑な構造のワンウエイクラッチと比較してその構造を極めて簡単なものにすることができるため、高価なワンウエイクラッチを設けなくてもよい分、部品点数および部品コストの低減かを達成することができる。
又、ダンパー装置に案内部材に案内される被案内部材を設けるとともに、保持部材に、セクトギヤの歯面に中継ギヤの歯面を対向させた状態で被案内部材を保持する保持溝を設け、案内部材を、保持溝における前記セクトギヤの歯面と対向し、かつ、セクトギヤから離間した方の溝壁によって形成することにより、蓋部材の閉止時にのみ作用し、蓋部材の開放時には作用しない緩衝構造を極めて簡単なものにすることができる。
請求項記載の発明によれば、保持溝には被案内部材を抜止めする抜け止め片が備えられているため、蓋部材の開閉動作により被案内部材が保持溝内で昇降を繰り返しても、被案内部材が保持溝から外れるような不都合の発生を確実に防止することができる。
請求項記載の発明によれば、重量物である画像読取装置を請求項1の蓋部材として適用することにより、開放操作が容易になるとともに、閉止が緩やかに行われ、急激な閉止による内部構造への悪影響を回避することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置10の一実施形態を示す図であり、図1(A)は、外観の斜視図、図1(B)および図1(C)は側面断面視の説明図であって、図1(B)は、原稿読取装置30が閉止姿勢S1に姿勢設定された状態、図1(C)は、原稿読取装置30が開放姿勢S2に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図1においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
まず、図1(A)に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称されるものであり、内部に各種の画像形成用の部材が装着された装置本体20とこの装置本体20の上部に連結部11を介して設けられた原稿読取装置(蓋部材)30とから基本構成され、装置本体20と原稿読取装置30との間であって装置本体20の頂部に定着処理済みの用紙Pが排紙される排紙トレイ12が形成されている。前記連結部11は、装置本体20の後部に立設されている。
前記装置本体20は、箱形を呈した下部外装カバー体21の中に、図1(A)および図1(B)に示すように、感光体ドラム22、帯電装置23、露光装置24、現像装置25、クリーニング装置26および定着装置27等が装着されて構成されている。下部外装カバー体21の底部には、挿脱自在の用紙カセット28が装着されている。画像形成処理に際しこの用紙カセット28から用紙Pが1枚ずつ感光体ドラム22へ給紙され、ここでこの用紙Pに原稿読取装置30で読み取られた画像情報に基づく画像が転写されるようになっている。
前記感光体ドラム22は、軸心回りに回転可能に設けられ、回転しながらその周面に静電潜像およびトナー像が形成されるものであり、周面のトナー像が用紙Pに転写されることにより用紙Pに対し転写処理が施されるようになっている。
前記帯電装置23は、軸心回りに回転している感光体ドラム22の周面に一様な電荷を付与するものであり、前記露光装置24は、この一様な電荷が形成された感光体ドラム22の周面に原稿読取装置30で読み取られた原稿画像の画像情報に基づく光線を照射して静電潜像を形成させるものであり、前記現像装置25は、感光体ドラム22の周面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成させるものであり、前記クリーニング装置26は、用紙Pに対するトナー像の転写処理後の感光体ドラム22周面に残留している残留トナーを取り除いて清浄化するものである。
また、前記定着装置27は、感光体ドラム22の周面から転写された用紙Pのトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部に発熱体を備えた定着ローラ271と、周面がこの定着ローラ271の周面に当接される加圧ローラ272とからなり、転写処理後の用紙Pは、これら定着ローラ271と加圧ローラ272との間を通過する間に定着ローラ271からの熱を得て定着処理が施されるようになっている。
そして、定着処理後の用紙Pは、前記連結部11の内部を通って上昇され、当該連結部11の前方位置に設けられた排紙トレイ12へ向けて排出されるようになっている。
前記原稿読取装置30は、扁平な直方体状を呈する上部外装カバー体31内に原稿画像を読み取るための各種の部材、例えば、光源ランプ、反射鏡、これら光源ランプおよび反射鏡を移動させる移動機構および反射鏡を介して原稿面の反射光が入光されるCCD(charge coupled device)イメージセンサ等が内装されるとともに、上面に開閉可能な原稿押さえカバー32が設けられている。
前記上部外装カバー体31の上面開口には原稿を載置するためのコンタクトガラス33(図1(B))が嵌め込まれている。前記原稿押さえカバー32は、後端縁部分の所定部位を支点として正逆回動することで開閉可能とされ、閉止されることでコンタクトガラス33上に載置された原稿を押さえ得るようになっている。
前記上部外装カバー体31の前部には、外方に向けて突設された操作台311が設けられ、この操作台311上に備えられた各種の操作キー類に対して所定の押釦操作を行うことで設定された条件に従った画像形成処理が実行されるようになっている。
本実施形態においては、トナーの装填された現像装置25が着脱可能に装置本体20に装着されている。そして、トナーが消費されてしまうと新しい現像装置25と更新されるようになっている(図1(C))。
このような現像装置25の新旧入れ替えのために、図1(C)に示すように、排紙トレイ12の前方側が所定の水平軸回りに反時計方向に向け回動して下部外装カバー体21の前方上部を開放し得るようになっている。この排紙トレイ12の開放操作時に、当該排紙トレイ12がその上方の原稿読取装置30と干渉するため、排紙トレイ12を開放するときには、これに先立って閉止姿勢S1(図1(B))に姿勢設定されている原稿読取装置30を開放姿勢S2(図1(C))に姿勢変更させることが行われる。
前記原稿読取装置30は、その後端下部が連結部11の上部に設けられた左右方向に延びる支持軸(水平軸)34回りに回動自在に軸支され、図1(B)に示す閉止姿勢S1に姿勢設定された状態で支持軸34回りに時計方向に向けて回動されることにより、図1(C)および図2に示すように、開放姿勢S2に姿勢変更されるようになっている。従って、現像装置25の新旧交換を行うときは、図1(C)に示すように、まず、原稿読取装置30を開いて開放姿勢S2に姿勢設定させた状態で排紙トレイ12が開放される。
そして、装置本体20の上面前方位置には、図略の軸回りに回動自在に軸支された突支アーム29が設けられ、原稿読取装置30が開放された状態でこの突支アーム29が当該原稿読取装置30を支持することにより、原稿読取装置30の開放姿勢S2が維持されるようになっている。
このように構成された画像形成装置10において、装置本体20と原稿読取装置30との間には、原稿読取装置30の開閉動作を緩衝する緩衝機構40が介設されている。以下、緩衝機構40について図2〜図4を基に説明する。図2は、緩衝機構40を説明するための画像形成装置10の部分斜視図である。また、図3は、緩衝機構40の一実施形態を示す斜視図であり、図3(A)は、ダンパー装置43が保持部材44から外された状態、図3(B)は、ダンパー装置43が保持部材44に装着された状態をそれぞれ示している。また、図4は、保持部材44の一実施形態を示す拡大斜視図であり、保持部材44とダンパー装置43との位置関係をも示している。なお、図2〜図4におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず、図2に示すように、緩衝機構40は、原稿読取装置30から下方に向けて突設されて装置本体20内に侵入したセクトギヤ41と、装置本体20側に設けられて前記セクトギヤ41に噛合する中継ギヤ42と、この中継ギヤ42に同心で連結されたダンパー装置43と、このダンパー装置43を保持する保持部材44とを備えて構成されている。
前記セクトギヤ41は、曲率中心が前記支持軸34の軸心となるように曲率周面が円弧状に設定されている。かかるセクトギヤ41は、上端が原稿読取装置30の上部外装カバー体31の前端右側角部に固定され、下方に向かって垂下されている。
一方、前記ダンパー装置43および保持部材44は、セクトギヤ41と対応するように装置本体20の右側上縁部に設けられた平面視で矩形状の水平な上縁部フレーム板201に装着されている。
上縁部フレーム板201は、図2に示すように、装置本体20の後部上面に設けられた原稿読取装置30を支持する支持フレーム209の右側前縁部から前方に向かって突設されている。かかる上縁部フレーム板201には、図3(A)に示すように、後方左角部に前記支持台433を装着するための平面視でL字形状を呈した鈎形縁堰202が設けられている。
また、この鈎形縁堰202の左右方向に延びる部分および上縁部フレーム板201上には、上縁部フレーム板201上に装着された支持台433を位置決めする前後で互いに対向した位置決め突起203がそれぞれ突設されている。
また、上縁部フレーム板201上におけるこれら一対の位置決め突起203の右方位置には、前後方向に延びた前記保持部材44を装着するための保持部材装着凹部204が凹設され、保持部材44は、この保持部材装着凹部204に位置決め状態で嵌め込まれるようになっている。
前記ダンパー装置43は、図3(A)に示すように、左右方向に延びる短尺の円筒状のケーシング(被案内部材)431と、このケーシング431に同心で内装された左右方向に延びるダンパー軸(ギヤ軸)432と、このダンパー軸432の周面から径方向に向けて突設された図略の複数の邪魔板と、前記ケーシング431を一体的に支持する平面視で矩形状の支持台433とを備えている。
前記ダンパー軸432は、ケーシング431と同心で当該ケーシング431から右方に向けて突設されている。前記中継ギヤ42は、かかるダンパー軸432におけるケーシング431から右方へ突出した右端部に同心で一体回転可能に外嵌されている。
前記ケーシング431内には、緩衝オイルが充填され、内装された邪魔板がダンパー軸432回りに一体回転することによる緩衝オイルの抵抗によってダンパー装置43が緩衝作用を発揮するようになっている。
従って、原稿読取装置30を開閉することによりセクトギヤ41を支持軸34回りに正逆回動させると、このセクトギヤ41の回動は、中継ギヤ42およびダンパー軸432を介してダンパー装置43内の邪魔板に伝達され、当該邪魔板がダンパー軸432回りに回転して緩衝オイルを攪拌することにより、このときの抵抗で原稿読取装置30の閉止動作が緩やかに行われることになる。
前記支持台433は、その左縁部が前記ケーシング431の左面側下部が固定され、これによってケーシング431が本発明に係る被案内部材として支持台433から右方に突出した状態になっている。かかる支持台433には、前後の縁部に前記一対の位置決め突起203と対応した位置決め溝434がそれぞれ凹設され、これら一対の位置決め溝434が対応した位置決め突起203にそれぞれ嵌め込まれることにより、ダンパー装置43は、前後左右への移動が規制された状態で位置決め突起203に案内されつつ上下方向への移動が許容されるようになっている。
前記各位置決め突起203は、ダンパー装置43が後述する下方位置(噛合位置)L1(図5(A)参照)にレベル設定された状態で、対応した各位置決め溝434が当該各位置決め突起203にそれぞれ嵌り込む一方、ダンパー装置43が後述する上方位置(退避位置)L2(図5(B)参照)にレベル設定された状態で、位置決め溝434が位置決め突起203から外れるように上下寸法が設定されている。
そして、保持部材44に支持されたダンパー装置43が上方位置L2にレベル設定されることにより位置決め溝434が位置決め突起203から外れ、これによってダンパー装置43が保持部材44から前後に向かうのを阻止するべく、上縁部フレーム板201における保持部材44の左方位置には左衝立突起205が上方に向けて突設されているとともに、鈎形縁堰202の前後方向に延びる部分には右衝立突起206が上方に向けて突設されている。
前記保持部材44は、図4に示すように、前後方向に長尺の基礎角材441と、この基礎角材441の略中央部から上方に向かって突設された、ダンパー装置43を支持して下方位置L1と上方位置L2との間で当該ダンパー装置43のレベル変化を案内する二股部材422とを備えている。
基礎角材441は、前記上縁部フレーム板201の保持部材装着凹部204(図3)に位置決め状態で嵌め込み得るように寸法設定されている。従って、基礎角材441が保持部材装着凹部204に一旦嵌め込まれた装着されると、この装着状態は極めて安定したものになる。
前記二股部材422は、前後方向の中央部より若干前方位置から上方に向かって突設された前方支柱443と、同若干後方位置から上方に向かって突設された後方支柱444とからなっている。これら前後の支柱443,444間に前記ダンパー装置43のケーシング431を保持する保持溝445が形成されている。この保持溝445の溝底は、曲率半径がケーシング431の外周の半径より僅かに大きい円弧状に形成された円弧溝446とされ、これによってダンパー装置43が下方位置L1に位置設定された状態で、ケーシング431の周面が円弧溝446に溝面に密着するようになっている。
前記後方支柱444の前縁面は、基礎角材441の延びる方向に対し垂直に形成されているのに対し、前方支柱443の後縁面は、円弧溝446から前方に向けて先上がりに傾斜した傾斜面(溝壁)447とされている。この傾斜面447は、基礎角材441の延びる方向に対する傾斜角度が略60°に設定され、これによりケーシング431が傾斜面447に沿って上限位置より若干下位レベルまで上昇した状態で中継ギヤ42の前記セクトギヤ41に対する噛合が解消されるようになされている。
そして、前記前後の支柱443,444の各上端部における対向面には、互いに対向方向に向けて突設された抜け止め片448がそれぞれ設けられている。これら一対の抜け止め片448間の距離は、ケーシング431の外径寸法より若干短めとされ、これによってケーシング431は、保持溝445内から上方に向けて抜止めされるようになっている。
以下、このように構成された緩衝機構40の作用について図5を基に説明する。図5は、緩衝機構40の作用を説明するための側面断面視の説明図であり、図5(A)は、ダンパー装置43が下方位置L1にレベル設定された状態、図5(B)は、ダンパー装置43が上方位置L2にレベル設定された状態をそれぞれ示している。なお、図5における矢印による方向表示は、図1の場合と同様(−Y:前方、+Y:後方)である。
まず、原稿読取装置30を支持軸34(図2)回りに反時計方向に向けて回動させることにより当該原稿読取装置30を閉止する方向に操作すると、セクトギヤ41が、図5の(A)に矢印で示すように、下方に向けて移動し、これによってセクトギヤ41の歯が中継ギヤ42の歯を下方に向けて押圧するため、中継ギヤ42には、当該中継ギヤ42をダンパー軸432回りに時計方向に回転させる力が加わるとともに、ダンパー装置43には、中継ギヤ42を介して下方位置L1にレベル設定されている当該ダンパー装置43を下方に向かわせる力が作用する。
しかしながら、ケーシング431は、保持溝445の底部の円弧溝446に嵌り込んでいるため、当該円弧溝446に阻止されてダンパー装置43が下方へ移動することはなく、従って、中継ギヤ42がダンパー軸432回りに時計方向に回転し、これによってダンパー装置43の作用で原稿読取装置30はセクトギヤ41を介して閉止動作が緩衝されて緩やかに閉止されることになる。
これに対し、ダンパー装置43が、図5(A)に示すように、下方位置L1にレベル設定された状態で原稿読取装置30が開放動作されると、セクトギヤ41は上昇し中継ギヤ42の歯と噛合しているセクトギヤ41の歯は、当該中継ギヤ42の歯を上方に向かって押圧するため、これによって中継ギヤ42には当該中継ギヤ42をダンパー軸432回りに反時計方向に回転させる力が加わるとともに、ダンパー装置43には、中継ギヤ42を介して当該ダンパー装置43を上方に向かわせる力が作用する。
ところで、ダンパー装置43は、その重量が当該ダンパー装置43の緩衝力より小さく(軽く)設定されているため、セクトギヤ41が上昇してもセクトギヤ41と噛合している中継ギヤ42が回転しない状態でダンパー装置43は、ケーシング431が保持溝445の傾斜面447に沿って上昇しつつ持ち上げられることになる。
そして、ダンパー装置43が持ち上げられると、図5(B)に示すように、今までセクトギヤ41の歯と噛合していた中継ギヤ42の歯は、セクトギヤ41の歯から外れるため、セクトギヤ41の上昇動作が中継ギヤ42を介してダンパー装置43の緩衝動作に伝達されなくなる。従って、原稿読取装置30を開放するに際しては、原稿読取装置30は、その開放動作がダンパー装置43の緩衝作用から縁切り状態になり、これによって速やかに開放される。
一旦開放された原稿読取装置30を閉止するに際しては、ダンパー装置43が自重で下方位置L1へ下降した状態になっているため、先に説明したように、原稿読取装置30は、その閉止動作がダンパー装置43により緩衝され、緩やかに閉止されることになる。
以上詳述したように、本発明に係る画像形成装置10は、画像形成用の各種部材が内装された装置本体20と、装置本体20の上部の一縁部に設けられた水平軸34回りに正逆回動することにより蓋部材としての装置本体20の上面に対し閉止姿勢S1と開放姿勢S2との間で姿勢変更する原稿読取装置30とを備えてなるものであり、装置本体20と原稿読取装置30との間に原稿読取装置30の開閉動作を緩衝する緩衝機構40が介設されている。
そして、緩衝機構40は、原稿読取装置30から突設されて装置本体20内に侵入し、かつ、支持軸34の軸心を曲率中心とするセクトギヤ41と、装置本体20に設けられ、かつ、セクトギヤ41に噛合する、ダンパー軸432回りに回転可能な中継ギヤ42を備えたダンパー装置43と、ダンパー装置43を保持する保持部材44とを有しているため、開放状態の原稿読取装置30を閉止するに際しては、この閉止動作は、中継ギヤ42がセクトギヤ41に噛合する下方位置L1に位置している保持部材44に保持されたダンパー装置43に、セクトギヤ41およびこのセクトギヤ41に噛合した中継ギヤ42を介して伝達され、ダンパー装置43の緩衝作用で原稿読取装置30の閉止動作が緩衝されるため、原稿読取装置30は緩やかに閉止される。
これに対し、閉止状態の原稿読取装置30を開放するに際しては、中継ギヤ42がセクトギヤ41に噛合する下方位置L1に位置していたダンパー装置43がこの開放動作により、中継ギヤ42のセクトギヤ41に対する噛合が解消される上方位置L2に位置変更されるため、原稿読取装置30の開放動作は、ダンパー装置43とは縁切り状態になり、これによって原稿読取装置30はダンパー装置43の緩衝作用を受けることなく容易、かつ、速やかに開放される。
そして、ダンパー装置43を保持する保持部材44に、原稿読取装置30の開放動作に応じダンパー装置43を中継ギヤ42のセクトギヤ41に対する噛合が解消される上方位置L2に案内する一方、原稿読取装置30の閉止動作に応じダンパー装置43を中継ギヤ42がセクトギヤ41に噛合する下方位置L1に案内する傾斜面447を設けることにより、この傾斜面447は、従来採用されていた複雑な構造のワンウエイクラッチと比較してその構造を極めて簡単なものにすることができるため、高価なワンウエイクラッチを設けなくてもよい分、部品点数および部品コストの低減かを達成することができる。
また、ダンパー装置43に、傾斜面447に案内される被案内部材としてのケーシング431を設ける一方、保持部材44には、セクトギヤ41の歯面に中継ギヤ42の歯面を対向させた状態でケーシング431を保持する保持溝445を設けられているため、原稿読取装置30が閉止された状態では、ダンパー装置43のケーシング431が保持部材44の保持溝445の溝底に位置して中継ギヤ42がセクトギヤ41に噛合している。この状態で原稿読取装置30を開放するとセクトギヤ41が中継ギヤ42との下方位置L1で支持軸34回り上方へ向かって回転するため、これによって中継ギヤ42がセクトギヤ41と反対方向に向けて回動しようとするが、保持溝445におけるセクトギヤ41の歯面と対向し、かつ、セクトギヤ41から離間した方の溝壁である傾斜面447は、溝底の円弧溝446から先上がりに傾斜しているため、セクトギヤ41からの力の伝達を受けた中継ギヤ42は、この傾斜面447を上方に向けて斜めに移動し、これによってセクトギヤ41との噛合状態が解消される。
そして、この移動で中継ギヤ42の歯がセクトギヤの歯から外れると、中継ギヤ42は、自重によって下降しようとするが、中継ギヤ42の歯がセクトギヤ41の次の歯によって再度押し上がられるため、中継ギヤ42は、セクトギヤ41と対向した歯がセクトギヤ41の支持軸34回りの回転に応じて順次上昇してくるセクトギヤ41の歯とカチカチと衝突した状態になって常に押し上げられ、結局、中継ギヤ42およびケーシング431を備えたダンパー装置43は、原稿読取装置30が開放動作を行っている間中保持溝445の溝底に戻ることはなく、原稿読取装置30の開放動作は、ダンパー部材とは縁切り状態になる。
これに対し、一旦開放された原稿読取装置30を閉止するに際しては、原稿読取装置30の閉止動作によりセクトギヤ41は支持軸34回りに開放時とは逆方向に回転して中継ギヤ42と噛合しているセクトギヤ41の歯は下降するため、セクトギヤ41と噛合している中継ギヤ42の歯に上方へ向かう力が作用しなくなるばかりか、逆に下方へ向かう力が作用し、これによってケーシング431が自重およびダンパー装置43の重量で傾斜面447に沿って下降して円弧溝446に到達する。そして、ケーシング431が保持溝445の溝底に到達すると、中継ギヤ42とセクトギヤ41との噛合状態が確実になり、以後、セクトギヤ41の支持軸34回りの回転が中継ギヤ42を介してダンパー装置43に伝達され、これによって原稿読取装置30の閉止動作が緩やかになる。
このように、ダンパー装置43に傾斜面447に案内されるケーシング431を設けるとともに、保持部材44に、セクトギヤ41の歯面に中継ギヤ42の歯面を対向させた状態でケーシング431を保持する保持溝445を設け、傾斜面447を、保持溝445におけるセクトギヤ41の歯面と対向し、かつ、セクトギヤ41から離間した方の溝壁(すなわち傾斜面447)によって形成することにより、原稿読取装置30の閉止時にのみ作用し、原稿読取装置30の開放時には作用しない緩衝構造を極めて簡単なものにすることができる。
また、保持溝445には、ケーシング431を抜止めする抜け止め片448が設けられているため、原稿読取装置30の開閉動作によりケーシング431が保持溝445内で昇降を繰り返しても、ケーシング431が保持溝445に設けられた抜け止め片448に阻止されることにより、保持溝445から外れるような不都合の発生を確実に防止することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、本発明に係る蓋部材として原稿読取装置30が採用されているが、本発明は、蓋部材が原稿読取装置30であることに限定されるものではなく、軸回りに上下方向に向け正逆回動して開閉するように装置本体20に設けられた排紙トレイ12や、図示はしていないが各所に設けられた各種の開閉蓋に適用することができる。
(2)上記の実施形態においては、本発明に係る案内部材として保持部材44の前方支柱443に形成された本発明に係る溝壁としての傾斜面447によって形成されているが、本発明は、案内部材が傾斜面447であることに限定されるものではなく、例えば、所定の基端軸回りに回動自在に軸支され、かつ、先端側がダンパー軸432を回動自在に軸支した揺動アームを設け、この揺動アームがセクトギヤ41の歯面の方向に傾くように設置位置を設定し、この揺動アームが傾いた状態で中継ギヤ42がセクトギヤ41に噛合するようにしてもよい。かかる揺動アームを案内部材として採用した場合であっても、原稿読取装置30を開放するときにはセクトギヤ41がダンパー装置43と縁切り状態になる一方、原稿読取装置30を閉止するときは、当該原稿読取装置30の閉止動作がセクトギヤ41を介してダンパー装置43に伝達される。
(3)上記の実施形態においては、上縁部フレーム板201に左衝立突起205および右衝立突起206が設けられ、これら左右の衝立突起205,206によって中継ギヤ42およびダンパー装置43が左右に抜け出すのを防止するようになされているが、こうする代わりにダンパー装置43の支持台433に凹設された位置決め溝434が嵌り込む、上縁部フレーム板201側に設けられた一対の位置決め突起203の高さを高くしてもよい。こうすることで左右の衝立突起205,206をわざわざ設けなくてもダンパー装置43が保持溝445から左右に抜け出ることを防止することができる。
(4)上記の実施形態においては、傾斜面447の傾斜角度を略60°に設定しているが、本発明は、傾斜面447が略60°であることに限定されるものではなく、状況に応じて60°未満であってもよいし、60°を超えてもよい。
(5)上記の実施形態においては、本発明に係る被案内部材としてダンパー装置43のケーシング431が採用されているが、本発明は、被案内部材が内部に緩衝部材が装填されたケーシング431であることに限定されるものではなく、別体としての専用の被案内部材を採用してもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す図であり、(A)は、外観の斜視図、(B)および図1(C)は側面断面視の説明図であって、(B)は、原稿読取装置が閉止姿勢に姿勢設定された状態、(C)は、原稿読取装置が開放姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。 緩衝機構を説明するための画像形成装置の部分斜視図である。 緩衝機構の一実施形態を示す斜視図であり、(A)は、ダンパー装置が保持部材から外された状態、(B)は、ダンパー装置が保持部材に装着された状態をそれぞれ示している。 保持部材の一実施形態を示す拡大斜視図である。 緩衝機構の作用を説明するための側面断面視の説明図であり、(A)は、ダンパー装置が下方位置にレベル設定された状態、(B)は、ダンパー装置が上方位置にレベル設定された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 画像形成装置 11 連結部
12 排紙トレイ 20 装置本体
201 上縁部フレーム板 202 鈎形縁堰
203 位置決め突起 204 保持部材装着凹部
205 左衝立突起 206 右衝立突起
209 支持フレーム
21 下部外装カバー体 22 感光体ドラム
23 帯電装置 24 露光装置
25 現像装置 26 クリーニング装置
27 定着装置 271 定着ローラ
272 加圧ローラ 28 用紙カセット
29 突支アーム 30 原稿読取装置(蓋部材)
31 上部外装カバー体 311 操作台
32 カバー 33 コンタクトガラス
34 支持軸(水平軸) 40 緩衝機構
41 セクトギヤ 42 中継ギヤ
422 二股部材 43 ダンパー装置
431 ケーシング(被案内部材)
432 ダンパー軸(ギヤ軸)
433 支持台 434 位置決め溝
44 保持部材 441 基礎角材
443 前方支柱 444 後方支柱
445 保持溝 446 円弧溝
447 傾斜面(溝壁) 448 抜け止め片
L1 下方位置(噛合位置) L2 上方位置(退避位置)
P 用紙 S1 閉止姿勢
S2 開放姿勢

Claims (3)

  1. 画像形成用の各種部材が内装された装置本体と、前記装置本体の上部の一縁部に設けられた水平軸回りに正逆回動することにより装置本体の上面に対し閉止姿勢と開放姿勢との間で姿勢変更する蓋部材とを備えてなる画像形成装置において、
    前記装置本体と前記蓋部材との間に蓋部材の開閉動作を緩衝する緩衝機構が介設され、
    前記緩衝機構は、前記蓋部材から突設されて前記装置本体内に侵入し、かつ、前記支持軸の軸心を曲率中心とするセクトギヤと、
    前記装置本体に設けられ、かつ、前記セクトギヤに噛合する、ギヤ軸回りに回転可能な中継ギヤを備えたダンパー装置と、
    前記ダンパー装置を保持する保持部材とを有し、
    前記保持部材は、前記蓋部材の開放動作に応じ前記ダンパー装置を前記中継ギヤの前記セクトギヤに対する噛合が解消される退避位置に案内する一方、前記蓋部材の閉止動作に応じ前記ダンパー装置を前記中継ギヤが前記セクトギヤに噛合する噛合位置に案内する案内部材を有し
    前記ダンパー装置は、前記案内部材に案内される被案内部材を有し、
    前記保持部材は、前記セクトギヤの歯面に前記中継ギヤの歯面を対向させた状態で前記被案内部材を保持する保持溝を有し、
    前記案内部材は、前記保持溝における前記セクトギヤの歯面と対向し、かつ、セクトギヤから離間した方の溝壁によって形成され、
    前記溝壁は、溝底から先上がりに傾斜していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記保持溝には、前記被案内部材を抜止めする抜け止め片が備えられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記蓋部材は、原稿の画像を読み取って前記装置本体に内装された露光装置へ伝送する原稿読取装置であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
JP2006130719A 2006-05-09 2006-05-09 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4757705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006130719A JP4757705B2 (ja) 2006-05-09 2006-05-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006130719A JP4757705B2 (ja) 2006-05-09 2006-05-09 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007306155A JP2007306155A (ja) 2007-11-22
JP4757705B2 true JP4757705B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=38839746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006130719A Expired - Fee Related JP4757705B2 (ja) 2006-05-09 2006-05-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4757705B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6098495B2 (ja) 2013-12-06 2017-03-22 ブラザー工業株式会社 開閉装置及び画像記録装置
JP6493110B2 (ja) * 2015-09-09 2019-04-03 ブラザー工業株式会社 開閉装置、画像形成装置及び複合機
JP7318503B2 (ja) * 2019-07-26 2023-08-01 セイコーエプソン株式会社 記録装置、開閉装置
CN116818899B (zh) * 2023-08-31 2023-11-03 明德润和机械制造(天津)有限公司 一种用于显示面板边缘缺陷检测的装置及测试方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102850A (ja) * 1993-10-08 1995-04-18 Oki Electric Ind Co Ltd 電子写真記録装置のカバー開閉機構
JP2003241460A (ja) * 2002-02-14 2003-08-27 Ricoh Elemex Corp 画像形成装置
JP2005154115A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Seiko Epson Corp 記録装置、排出用スタッカの開閉装置及び液体噴射装置
JP2006083551A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Oki Data Corp カバー開閉機構及び該カバー開閉装置を備えた画像形成装置
JP4550666B2 (ja) * 2005-05-23 2010-09-22 船井電機株式会社 プリンタ指詰め防止システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007306155A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5223210B2 (ja) 画像形成装置
JP5100763B2 (ja) 原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5175899B2 (ja) 画像形成装置
JP6204248B2 (ja) 操作パネル支持機構およびそれを備えた画像形成装置
US7784786B2 (en) Image forming apparatus
JP5810729B2 (ja) 画像形成装置
JP4757705B2 (ja) 画像形成装置
JP5250585B2 (ja) 画像形成装置
JP2007293017A (ja) 画像形成装置
JP2006042003A (ja) 画像入出力装置
JP7130435B2 (ja) 画像形成装置
JP5193993B2 (ja) 画像形成装置
JP6222473B2 (ja) 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置
JP2009267591A (ja) 画像形成装置
JP5970419B2 (ja) 画像形成装置
CN102455620B (zh) 图像形成装置
JP7196705B2 (ja) 画像形成装置
JP2008139493A (ja) 画像形成装置
JP2019204024A (ja) 画像形成装置
JP2009080147A (ja) 画像形成装置
JP5348636B2 (ja) 画像形成装置
JP5874806B2 (ja) 画像形成装置
JP2019016566A (ja) スイッチ機構及び画像形成装置
JP2006349936A (ja) プロセスカートリッジ
EP3330806B1 (en) Image-forming device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4757705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees