JP4756980B2 - テレビジョン受信装置 - Google Patents

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本発明はテレビジョン受信装置の制御に関し、より特定的には、視聴者を認識して、認識された視聴者に応じた動作の制御に関する。
テレビジョン受信装置(以下、単に「テレビ」という。)は、視聴者に関わらず、番組の表示を行なう。しかし、放送される番組の種類によっては、たとえば、未成年者にとって好ましくないものも有り、そのような番組については、視聴に一定の制限が課せられたほうが好ましい場合もある。
そこで、たとえば、特開2003−46803号公報(特許文献1)は、不特定人の無制限な操作による誤使用に起因する混乱や不正な操作を防止可能なリモコン装置を開示している。
特開2003−223422号公報(特許文献2)は、デジタル放送による各種サービスのスムーズな提供を実現する個人認証システムを開示している。
特表2004−509490号公報(特許文献3)は、いわゆるセットトップボックスと対話して、コンテンツなどを、リモートコントロールのユーザの識別に基づいて提供できるリモートコントロールデバイスを開示している。
特開2005−117185号公報(特許文献4)は、利用者の設定を切り換えることが可能なデジタルテレビジョン装置を開示している。
さらに、特開2005−167343号公報は、テレビ番組の視聴を妨げることなくメッセージの着信をユーザに報知するメッセージ処理装置を開示している。
特開2003−46803号公報 特開2003−223422号公報 特表2004−509490号公報 特開2005−117185号公報 特開2005−167343号公報
しかしながら、テレビの視聴者に応じて設定を切り換えるためには、何らかの操作が必要とされる場合も多く、設定機能を有するテレビも利便性を欠いていた。
本発明は、上述の問題点を解決するために成されたものであって、その第1の目的は、視聴者に応じた動作を実現できるテレビジョン受信装置を提供することである。
第2の目的は、複数の視聴者が視聴している場合にも、視聴制御の対象となる視聴者に応じた制御が可能なテレビジョン受信装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うテレビジョン受信装置は、放送信号を受信する受信部と、テレビジョン受信装置による動作を制御する制御信号の入力を受け付ける受光部とを備える。制御信号は選局の指示を含む。制御信号は、前記テレビジョン受信装置を制御するリモコン端末によって発信されたものである。テレビジョン受信装置は、選局の指示に基づいて、受信部により受信された放送信号から、選局が指示されたチャンネルの放送信号を取得する選局部と、被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、視聴者を予め撮影することにより生成された画像データから算出された特徴量と、視聴者に応じて選局部による選局が可能なチャンネルを表わす選局データとを格納する記憶部と、選局の指示の入力に応答して、撮像部に視聴者を撮影させる撮影制御手段と、選局の指示の入力に応答して撮影された視聴者の画像データから、視聴者の顔の画像が含まれる画像領域を抽出する検出手段と、画像領域に対応するデータとリモコン端末の光源とに基づいて、顔の画像の特徴量を算出する算出手段と、記憶部に格納されている特徴量と算出手段により算出された特徴量とに基づいて、視聴者がテレビジョン受信装置に登録されている視聴者であるか否かを確認する認証手段と、画像を表示する表示部と、認証手段による確認が成功するまで、撮像部による再撮影を促す文字画像を表示部に表示させる表示制御手段と、視聴者がテレビジョン受信装置に登録されている視聴者であることが確認された場合に、選局データに基づいて選局を制御する制御手段とを備える。
この発明の他の局面に従うテレビジョン受信装置は、視聴者を予め撮影することにより生成された画像データから算出された特徴量と、視聴者に応じてテレビジョン受信装置の動作を制御するための制御データとを格納する記憶部と、視聴者の撮影により生成された画像データを取得する取得手段と、テレビジョン受信装置のリモコン端末によって発信される制御信号を受信する受信手段と、リモコン端末によって発信された制御信号の受信に応答して、記憶部に格納されている特徴量と取得手段により取得された画像データとに基づいて、視聴者がテレビジョン受信装置に登録されている視聴者であるか否かを確認する認証手段と、認証手段による確認の結果に応じて、制御データに基づいてテレビジョン受信装置の動作を制御する制御手段とを備える。認証手段は、前記リモコン端末の光源の位置を特定する特定手段と、取得された前記画像データから、顔の画像データを抽出する抽出手段と、前記光源の位置と、抽出された前記顔の画像データとに基づいて、前記リモコン端末の操作者を特定する操作者特定手段と、特定された前記操作者が前記テレビ受信装置に登録されている視聴者であるか否かを判断する判断手段とを含む。
好ましくは、取得手段は、テレビジョン受信装置に接続されている撮像装置であって被写体を撮影して前記被写体の画像データを出力する撮像装置から出力されるデータの入力を受け付ける外部入力部を含む
好ましくは、取得手段は、被写体を撮影して画像データを生成する撮像部を含む。
好ましくは、テレビジョン受信装置は、認証手段による確認の結果に基づいて、視聴者による再撮影を促す通知手段をさらに備える。
好ましくは、通知手段は、画像を表示する表示部と、再撮影を促す文字画像を表示部に表示させる表示制御手段とを含む。
好ましくは、通知手段は、音声を出力する音声出力部と、再撮影を促す音声を音声出力部に出力させる出力制御手段とを含む。
好ましくは、テレビジョン受信装置は、認証手段による確認の結果に基づいて、視聴者の認証が失敗したことを検知する検知手段をさらに備える。記憶部は、予め定められた基準に従ってテレビジョン受信装置を作動させるために準備された基準データをさらに格納している。制御手段は、視聴者の認証が失敗したことが検知された場合に、基準データに基づいてテレビジョン受信装置の動作を制御する。
好ましくは、抽出手段は、取得された画像データから、複数の顔の画像データを抽出する。操作者特定手段は、光源の位置と、各顔の画像データとに基づいて、リモコン端末の操作者を特定する。
操作者特定手段は、各顔の画像データに基づいて、各顔から目を検出し、特定した目のうち光源の位置よりも上に存在する目を含む顔が特定された視聴者を、リモコン端末の操作者として特定する。
操作者特定手段は、光源の位置よりも上に存在する目を含む複数の顔を特定した場合には、光源の位置からの距離がもっとも短い距離に位置する目を含む顔の視聴者を、操作者として特定する。
好ましくは、記憶部は、予め定められた基準に従ってテレビジョン受信装置を作動させるために準備された基準データをさらに格納している。制御手段は、特定された視聴者が登録されていないことが確認された場合に、基準データに基づいてテレビジョン受信装置の動作を制御する。
好ましくは、記憶部は、テレビジョン受信装置の視聴を制限するために予め設定されたパスワードをさらに格納している。テレビジョン受信装置は、視聴者によるパスワードの入力を受け付ける受付手段と、受付手段を介して入力されたパスワードが予め設定されたパスワードに一致する場合に、視聴の制限を解除する解除手段とをさらに備える。
好ましくは、テレビジョン受信装置は、放送信号を受信する受信部をさらに備える。入力手段は、テレビジョン受信装置による動作を制御する制御信号の入力を受け付ける受光部を含む。制御信号は選局の指示を有している。テレビジョン受信装置は、選局の指示に基づいて、受信部により受信された放送信号から、選局が指示されたチャンネルの放送信号を取得する選局部をさらに備える。制御手段は、視聴者がテレビジョン受信装置に登録されている視聴者であることが確認された場合に、選局データに基づいて選局を制御する。
本発明に係るテレビジョン受信装置によると、視聴者に応じた視聴制御を実現することができる。また、当該テレビジョン受信装置は、複数の視聴者が視聴している場合にも、視聴制御の対象となる視聴者に応じた制御を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るテレビ100の使用態様について説明する。図1は、部屋10にテレビ100が設置されている状態を表わす図である。
部屋10には、テレビ100と椅子11とがそれぞれ配置されている。椅子11には、視聴者12が座っている。視聴者12は、リモコン端末300を有している。テレビ100は、カメラ150とリモコン信号を受信する受光部106とを備える。なお、以下では、説明を簡単にするために、リモコン端末300からの信号がテレビ100のチャンネルを選局するための操作に応答して送信される場合について説明する。しかしながら、本発明に係る技術的思想はこれに限られるものではなく、リモコン端末300の操作に応じて発信される信号に対して同様に適用される。たとえば、テレビ100の音量を変更する場合、テレビ100の表示画面における文字表示のようなオンスクリーンディスプレイその他の場合にも適用可能である。
図2を参照して、テレビ100の構成について説明する。図2は、テレビ100を正面から表わす図である。
テレビ100は、ディスプレイ130と、スピーカ140a,140bと、カメラ1509とを備える。スピーカ140a,140bは、たとえばステレオ音声の出力が可能なスピーカである。スピーカ140a,140bの位置は、図2に示されるものに限られない。たとえば、各スピーカは、テレビ100の筐体の側面に配置されてもよい。カメラ150は、たとえばテレビ100の正面の中心に配置されているが、中心でなくてもよい。
カメラ150は、撮影可能な範囲に存在する被写体を撮影する。被写体には、テレビ100の視聴者、視聴者が操作するリモコン端末等が含まれる。カメラ150は、リモコン端末を撮影する場合、近赤外線光を受光できることが望ましい。したがって、カメラ150は、赤外カットフィルタを有さないものが好ましい。
図3を参照して、テレビ100の構成についてさらに説明する。図3は、テレビ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
テレビ100は、図2に示される構成に加えて、映像音声信号を受信するアンテナ102と、アンテナ102に接続され選局を指示されたチャンネルの映像音声信号を取得するチューナ114と、外部映像音声信号の入力を受け付ける外部入力部104と、リモコン端末300からの信号を受信する受光部106と、テレビ100に対する指示の入力を受け付ける操作部108と、テレビ100の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)110とを備える。CPU110は、メモリ112を含む。リモコン端末300は、テレビ100の動作を制御するための赤外線光を発する。リモコン端末300の構成は、後述する。
テレビ100はさらに、外部入力部104とチューナ114とに接続され、CPU110からの信号に基づいて映像音声信号の出力先を切り換える切換回路116と、CPU110からの信号に基づいて切換回路116から出力される信号を映像信号と音声信号とに分離して出力する信号処理回路120と、映像を表示するディスプレイ130と、信号処理回路120から出力される映像信号をディスプレイ130に出力するためのドライバ128とを備える。
信号処理回路120は、切換回路116からの信号を映像信号と音声信号とに分離する分離回路122と、CPU110からの信号に基づいてディスプレイ130に表示される画像を生成するためのOSD(On Screen Display)回路124とを含む。
テレビ100はさらに、分離回路122から出力される音声信号の入力を受け、CPU110からの指示に基づいて音声信号を増幅して出力するアンプ136a,136bと、アンプ136a,136bからそれぞれ出力される音声信号に基づいて音声を出力するスピーカ140a,140bとを備える。
テレビ100は、さらに、CPU110からの指令に基づいて、メモリ152に格納されている画像データの解析処理を行なう解析装置160を備える。画像データは、カメラ150による撮影によって生成される。あるいは、外部入力部104を介して入力されるものであってもよい。
図4を参照して、テレビ100を実現するCPU110について説明する。図4は、CPU110によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。
CPU110は、入力部410と、リモコン信号受光検知部420と、撮影指令部430と、再撮影指令部440と、ゲスト視聴者制限実行部440と、パスワード認証部450と、出力部460とを含む。
CPU110は、データバスを介して外部からデータの入力を受け付ける。ここで外部とは、解析装置160、受光部106、操作部108をいう。リモコン信号受光検知部420は、受光部106によって受信されたリモコン端末300の信号を特定し、その信号に含まれる指示を検出する。撮影指令部430は、リモコン信号受光検知部420によって検出された撮影指示に基づいて、カメラ150に撮影動作を実行させるための指令を生成する。この指令は、出力部460を介して出力されカメラ150に伝送される。
再撮影指令部440は、解析装置160からの解析結果に基づいて、カメラ150による撮影動作を再び実行させるための指令を生成する。この指令は、出力部460を介して出力されカメラ150に伝送される。ゲスト視聴者制限実行部450は、解析装置160からの解析結果に基づいて、テレビ100の視聴を予め設定されたモードに限定するための指令を生成する。この指令は、出力部470を介して出力され、チューナ114あるいは切換回路116による動作の制限のために使用される。
パスワード認証部460は、受光部106により受信された信号に基づいて、あるいは操作部108に対して行なわれた操作に基づいて入力されたパスワードを検出し、そのパスワードをメモリ112に予め格納されているパスワードとを比較することによる認証処理を実行する。認証の結果、パスワードを入力した視聴者が予め登録されている視聴者である場合には、予め登録されているデータに応じた視聴が可能になる。そうでない場合には、その視聴者は、ゲスト視聴者と判断され、ゲスト視聴者制限実行部450による制限を受けることになる。
図5を参照して、解析装置160の構成について説明する。図5は、解析装置160によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。
解析装置160は、入力部510と、発光位置検出部520と、顔画像領域抽出部530と、特徴量算出部540と、データ書込指令部550と、個人認証部560と、認証結果生成部570と、出力部580とを備える。
入力部510は、信号線(図示しない)を介してCPU110からの指令の入力を受け付ける。入力部510は、メモリ152に格納されているデータの入力を受け付ける。
発光位置検出部520は、カメラ150からの画像データに基づいて、リモコン端末300における発光位置を検出する。顔画像領域抽出部530は、メモリ152から読み出された画像データに基づいて、被写体の顔に相当する画像領域を抽出する。この抽出処理については後述する。
特徴量算出部540は、顔画像領域抽出部530によって抽出された顔の画像領域に対応するデータに基づいて、その画像の特徴量を算出する。特徴量とは、抽出された領域を特定するためのデータから算出される当該領域の画像上の特徴を表わすデータをいう。本実施の形態においては、特徴量には、目の間隔、目と口の間隔、目元と目尻の間隔等が含まれる。これらの特徴量に加えて、目の大きさ、目の領域における瞳の領域の割合等が特徴量として用いられてもよい。あるいは、眉毛、まつげ、肌のほくろのように、白黒の濃淡が表われ易い領域の長さ、面積、形状などが特徴量として用いられてもよい。
データ書込指令部550は、特徴量算出部540によって算出された特徴量をメモリ152に格納させる。格納のための指令は、出力部580を介して出力される。個人認証部560は、特徴量算出部540によって算出された特徴量と、メモリ152に予め格納されている視聴者の特徴量とに基づいて被写体の認証処理を行なう。認証処理は、たとえば算出された特徴量と予め記憶されている特徴量との差異を算出することにより行なわれる。この場合、差異が予め定められた範囲よりも小さい場合には、撮影された被写体は、予め登録されている被写体と同一であると判断される。そうでない場合には、登録されていない被写体が撮影されたと判断されることになる。
認証結果生成部570は、個人認証部560によって認証された結果を表わすデータを生成する。このデータは、出力部580を介してCPU110に対して伝送される。
図6および図7を参照して、テレビ100のデータ構造について説明する。図6は、メモリ152におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。メモリ152は、データを格納する領域610,620を含む。
メモリ152に格納されている画像を特定するためのデータ(画像ID(Identification))は、領域610に格納されている。画像データは、顔画像ファイルとして領域620に格納されている。領域610,620に格納されているデータは、それぞれ関連付けられている。したがって、画像IDが特定されることにより、顔画像ファイルも特定される。
図7は、CPU110の内部のメモリ112におけるデータの格納の一態様を表わす図である。メモリ112は、テーブル710,720,730,740を含む。テーブル710は、データを格納する領域712,714を含む。テレビ100の視聴者を特定するためのデータ(視聴者ID)は、領域712に格納されている。視聴者に応じたテレビ100の制御内容は、領域712に格納されている。領域712,714に格納されているデータは、それぞれ関連付けられている。たとえば、視聴者ID「01」の視聴者は、「0:00から6:00」までテレビ100の視聴者が禁止されている。視聴者ID「02」の視聴者は、チャンネル100のみ視聴が可能とされている。一方視聴者ID「04」は、視聴が禁止されていない。なお、領域714に格納される制御内容は、図7に示されるものに限られない。具体的には、テレビ100が実行可能な動作を規定するものであってもよい。
テーブル720において、ゲスト視聴者による視聴を管理するためのデータは、領域722,724にそれぞれ格納されている。テレビ100の視聴の制御対象は、領域722に格納されている。その制御対象の状態は、領域724に格納されている。領域722,724に格納されているデータは、それぞれ関連付けられている。たとえば制限対象が「チャンネル10」である場合、その状態は選局禁止に設定されている(領域724)。したがってゲスト視聴者は、チャンネル10を選局することができない。
テーブル730において、視聴者を識別するためのデータ(視聴者ID)は、領域732に格納されている。予め登録されたパスワードは、領域734に格納されている。領域732,734に格納されているデータは、それぞれ関連付けられている。したがって、視聴者IDを特定することにより、当該視聴者によって登録されたパスワードが一意に特定される。
テーブル740において、テレビ100の視聴者にカメラ150による再撮影を促すためのデータは、領域742,744にそれぞれ格納されている。このデータは、テキストおよび映像音声のいずれであってもよい。すなわち、テキストデータが使用される場合、そのテキストに対応する文字画像はディスプレイ130に表示される。一方、音声信号が使用される場合、その信号に基づく音声は、スピーカ140a,140bからそれぞれ出力される。
たとえば、OSDメッセージが参照されOSD回路124によって映像に合成される場合、ディスプレイ130は、「再撮影して下さい」というメッセージを表示する。これにより、テレビ100の視聴者は、カメラ150による撮影を再び行なわなければならないことを知ることができる。
図8および図9を参照して、テレビ100に制御信号を送信するリモコン端末300について説明する。図8は、リモコン端末300の外観を表わす図である。
リモコン端末300は、ユーザの操作に応答して赤外線信号を発光するための赤外線発光部360と、情報を表示するディスプレイ302と、視聴者による指示の入力を受け付ける操作部340とを含む。操作部340は、ディスプレイ302に表示されるカーソルの移動と確定の入力を受け付けるキー群304と、数字ボタン306と、アップ/ダウンボタン308とを含む。
キー群304は、カーソルを左右方向あるいは上下方向に移動させるための移動キー324と、押下を検出することにより、選択された項目を確定するためのデータの入力を受け付ける確定ボタン314とを含む。アップ/ダウンボタン308は、チャンネルのアップ/ダウンの指示の入力を受け付ける選局ボタン328と、音量の増減を調整する音量調整ボタン308とを含む。
図9は、リモコン端末300によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。
リモコン端末300は、赤外線発光部360に接続され外部から入力される信号に基づいて予め定められた処理を実行し赤外線信号を発信する制御を実行するための制御回路310と、選局ボタン328の入力に応答して選択されたチャンネルを選局する指示を出力するためのチャンネル選局回路320と、操作部340とを含む。なお、リモコン端末300が通常有するその他の回路、たとえば、音量の増減を調整するための信号を生成する回路、オンスクリーンディスプレイの表示を指令する信号を生成する回路は、当業者にとって容易に理解できるものである。したがって、ここではそれらの説明は述べない。
ここで、図10を参照して、本発明の実施の形態に係るテレビを実現するために行なわれる顔画像データの抽出処理について説明する。図10は、メモリ152に格納された顔画像を概念的に表わす図である。
被写体がテレビ100のディスプレイ130の正面に位置した状態で撮影処理が正常に実行されると、撮影処理によって生成されたデータは、メモリ152に格納される。被写体の顔は、肌色の部分とそうでない部分とを含む。たとえば頭髪、眉あるいは瞳は、多くの場合、黒色である。このような被写体の画像に対してたとえば画像データの2値化処理あるいは濃淡処理を行なうと、濃淡の程度が異なる画像が生成される。
たとえば、図10に示されるように、眉1002a,1002bと、瞳1004a,1004bと、口1008とがそれぞれ認識される。メモリ152の領域における縮尺が予め特定されている場合には、たとえば、目の間隔1012と、目の長さ1010,1014と、口の幅1016と、目尻と口の中心部との距離1018とがそれぞれ算出される。
この場合、たとえば間隔1012の値と間隔1018の値とをそれぞれ左右方向の情報、上下方向の情報としてメモリ152に格納することにより、カメラ150の撮影により生成された画像に対応する被写体がどの位置にいるかを容易に特定することができる。なお、間隔は、画像データを構成する画素数で表現することができる。具体的には、顔の特徴点間の画素数を上述の「間隔」として使用することができる。なお、顔の特徴点は、前述のものに限られず、目、鼻、口その他の顔の認識技術において通常使用されるものであればよい。
図11および図12を参照して、テレビ100の制御構造について説明する。図11は、視聴者を登録するためにCPU110が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
ステップS1110にて、CPU110は、受光部106からの信号に基づいてリモコン端末300により送信された信号の受信を検知する。この信号は、リモコン端末300に対する操作に応答して送信される。当該信号は、たとえば、チャンネルの選局、音量の増減、オンスクリーンディスプレイその他のテレビ100の動作を指示する信号である。ステップS1120にて、CPU110は、リモコン信号から撮影指示を検出したことに基づいて、カメラ150による撮影の指示をカメラ150に対して送信する。ステップS1130にて、CPU110は、カメラ150による撮影に基づいて生成された画像データからリモコン端末300の発光位置を検出する。
ステップS1140にて、CPU110は、撮影によって取得された画像データから、被写体の顔に相当する画像データを抽出する。ステップS1150にて、CPU110は、画像データにより推定される顔と発光位置とを対比する。ステップS1160にて、CPU110は、抽出された画像データが被写体の顔の画像データであるか否かを判断する。抽出された画像データが被写体の顔の画像データである場合には(ステップS1160にてYES)、処理はステップS1180に移される。そうでない場合には(ステップS1160にてNO)、処理はステップS1170に移される。
ステップS1170にて、CPU110は、再撮影を促すメッセージの表示指令をOSD回路124に対して送出する。ステップS1180にて、CPU110は、抽出された画像データを被写体の顔の画像データとしてメモリ152に格納する。
図12は、被写体がリモコン端末を操作したときにCPU110が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。被写体は、すなわちテレビ100の視聴者である。
ステップS1210にて、CPU110は、受光部106により受信された信号に基づいてリモコン端末300からの信号の受信を検知する。ステップS1212にて、CPU110は、その検知に応答して、撮影の指示をカメラ150に対して送出する。カメラ150は、その指示に応答して予め設定された撮影モードを用いて撮影処理を実行する。撮影により生成された画像データは、メモリ152において確保された領域に格納される。
ステップS1214にて、CPU110は、リモコン端末300の発光位置を検出する。ステップS1216にて、CPU110は、撮影により取得された画像データから、被写体の顔に相当する画像データを抽出する。ステップS1218にて、CPU110は、画像データにより推定される顔と発光位置とを対比する。
ステップS1220にて、CPU110は、抽出された画像データが顔の画像データであるか否かを判断する。抽出された画像データが顔の画像データである場合には(ステップS1220にてYES)、処理はステップS1230に移される。そうでない場合には(ステップS1220にてNO)、処理はステップS1280に移される。
ステップS1230にて、CPU110は、取得された画像データとメモリ152に格納されている画像データとを比較することにより認証処理を行なう。ステップS1240にて、CPU110は、認証処理が成功したか否かを判断する。認証処理が成功した場合には(ステップS1240にてYES)、処理はステップS1250に移される。そうでない場合には(ステップS1240にてNO)、処理はステップS1260に移される。
ステップS1250にて、CPU110は、認証された視聴者のデータに基づいてテレビ100における視聴制御を実行する。この制御が実行されると、その視聴者は、予め登録されているデータに基づく視聴のみが可能となる。たとえば、視聴可能なチャンネル、視聴可能な時間が制限される。
ステップS1260にて、CPU110は、認証処理の回数が予め設定された制限回数以内であるか否かを判断する。認証処理の回数が制限回数以内である場合には(ステップS1260にてYES)、処理はステップS1280に移される。そうでない場合には(ステップS1260にてNO)、処理はステップS1270に移される。
ステップS1270にて、CPU110は、予め登録された、ゲスト視聴者用のデータに基づいてテレビ100による視聴制御を実行する。この制御が実行されると、特定の機能のみが可能となる。
ステップS1280にて、CPU110は、再撮影を促すメッセージの表示指令をOSD回路124に対して送出する。この指令が送出されると、OSD回路124は、メモリ112に格納されているデータに基づいてそのデータに応じた文字画像を分離回路122から出力される映像信号に合成する。合成された信号が出力されると、ディスプレイ130は、再撮影を促すメッセージを映像とともに表示する。
図13を参照して、テレビ100の表示態様について説明する。図13は、ディスプレイ130における文字の表示画面を表わす図である。
画面(A)は、テレビ100による認証処理が失敗したときに表示される画面を表わす。画面(B)は、テレビ100による視聴制御が実行されている場合に表示されるメッセージを表わす。画面(B)では、「チャンネル10」が視聴が制限されていることがわかる。
画面(C)は、「0:00から6:00」まで視聴が禁止されていることを表わす画面である。ディスプレイ130は、この画面を表示する際、現在時刻を併せて表示する。このような表示により、視聴者は、現在時間的な制限を受けていることを容易に理解することができる。画面(D)は、パスワードの入力を促すためにディスプレイ130が表示する画面を表わす。視聴者がリモコン端末300のボタンを操作すると、ディスプレイ130は、リモコン端末から送信された信号に応じたデータの入力を受け、その受けた状態を表示する。
画面(E)は、視聴者の認証処理の結果当該視聴者をゲスト視聴者と認定した場合に表示される画面を表わす。このような画面が表示されると、たとえ予め登録された視聴者であってもゲスト視聴者のために割当てられた機能のみに基づく視聴が可能になる。
<変形例>
以下、本実施の形態の変形例について説明する。本変形例に係るテレビ100は、複数の視聴者が存在している場合に、リモコン端末を操作している視聴者を識別できる機能を有する点で、前述の実施の形態に係るテレビと異なる。なお、本変形例に係るテレビは、図3に示されるハードウェア構成と同一のハードウェア構成により実現される。上記の識別機能は、当該処理を実現するためのソフトウェアを実行させることにより、実現される。したがって、ここでは、ハードウェア構成についての説明は、繰り返さない。
図14を参照して、本変形例に係るテレビ100の制御構造について説明する。図14は、CPU110が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
ステップS1410にて、CPU110は、カメラ150に対してリモコン端末300からの光信号を撮影する指示を送出する。カメラ150は、その指示に基づいて予め設定された撮影モードに応じた撮影動作を実行する。ステップS1420にて、CPU110は、撮影により取得された画像データに基づいて光源の位置を特定する。たとえば画像データに対してフィルタ処理を実行し、周囲の領域よりも濃淡の変化度が高い位置を光源として特定する。
ステップS1430にて、CPU110は、複数の顔画像が抽出されたか否かを判断する。この判断は、特定された光源の位置の近傍に複数の顔画像データが存在するか否かに基づいて行なわれる。複数の顔画像が抽出された場合には(ステップS1430にてYES)、処理は、ステップS1440に移される。そうでない場合には(ステップS1430にてNO)、処理は、ステップS1450に移される。
ステップS1440にて、CPU110は、各顔画像と光源の位置とに基づいてリモコン端末300の操作者の顔画像を特定する。たとえば、光源の位置に対して水平方向および上下方向に存在する顔画像の位置が予め設定された範囲内に存在するか否かを判断し、光源に最も近い顔画像を特定することにより、リモコン端末300の操作者の顔画像を特定する。
ステップS1450にて、CPU110は、特定された顔画像の解析処理を実行する。ステップS1460にて、CPU110は、解析結果に基づいて視聴者の認証処理を実行する。ステップS1470にて、CPU110は、認証結果を生成する。このような認証結果が生成されると、CPU110は、メモリ152に予め格納されているデータを参照しつつテレビ100による視聴制限を実行する。
以上のようにして、本発明の実施の形態に係るテレビ100によると、テレビ100は、視聴者によるリモコン端末300の操作に応じて、視聴者を撮影し、視聴者を認証する。当該操作は、チャンネルの選局、音量を増減、オンスクリーンディスプレイの表示のオン/オフの切替えその他のテレビ100の動作を制御する操作を含む。これらの操作は、たとえば、対応するボタンの押下のように、リモコン端末300における通常の操作である。したがって、視聴者による特別な操作を必要とせず、テレビ100に対して、操作者としての情報が提供されることになる。したがって、テレビ100の視聴制御における利便性が向上し得る。
また、リモコン操作に応答した認証処理が実行されることにより、視聴者は、認証処理が行われていることを意識することなく、テレビの視聴に集中することができる。したがって、視聴者は違和感を覚えなくなる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るテレビ1500は、画像の解析機能を有さない点で、当該機能を有するテレビ100と異なる。すなわちテレビ1500は、外部の解析装置によって解析された結果の入力を受けて、入力された結果に基づいて音量の制御その他の機能を実行することができる。この場合、通常の構成を有するテレビジョン受信装置が、テレビ1500として使用可能である。
図15を参照して、本発明の第2の実施の形態に係るテレビ1500のハードウェア構成について説明する。テレビ1500は、図3に示されるテレビ100の構成に対して、カメラとメモリと解析装置160とを有さない。テレビ1500は、CPU110に接続されたインターフェイス1510をさらに備える。インターフェイス1510には、カメラユニット1600が接続ケーブル(図示しない)を介して電気的に接続される。インターフェイス1510は、カメラユニット1600から出力される信号の入力を受け付けて、CPU110に伝送する。
図16を参照して、解析機能を有するカメラユニット1600について説明する。図16は、カメラユニット1600のハードウェア構成を表わすブロック図である。
カメラユニット1600は、CPU1610と、入力部1620と、レンズ1630と、CCD素子1640と、信号処理回路1650と、メモリ1660と、解析装置1670と、インターフェイス1680とを含む。
入力部1620は、外部からの信号の入力を受け付ける。外部から入力される信号には、テレビ1500から入力される制御信号、あるいは、カメラユニット1600がリモコン機能を有する場合には、対応するリモコン端末からの信号等が含まれる。その信号は、CPU1610に伝送される。CPU1610は、入力される信号に基づいてカメラユニット1600のハードウェアの動作を制御する。
レンズ1630は、カメラユニット1600に対して予め定められた位置に配置されている。レンズ1630によって集められた光信号は、CCD素子1640に伝送される。CCD素子1640は、CPU1610からの指示に基づいて駆動し、光信号を電気信号に変換し、生成された電気信号を信号処理回路1650に送出する。
信号処理回路1650は、CPU1610から出力される指示に基づいて、CCD素子1640から出力された電荷に対して予め定められた信号処理を行なう。信号処理回路1650から出力されたデータは、メモリ1660において予め確保された領域に格納される。
解析装置1670は、CPU1610からの指令に基づいてメモリ1660に格納されているデータを読み出し、そのデータを用いて解析処理を実行する。具体的には、解析装置1670は、図3に示される解析装置160によって実現される機能と同様の機能を実現する。
インターフェイス1680は、解析装置1670から出力される信号の入力を受け付ける。インターフェイス1680は、その信号をカメラユニット1600の外部に出力する。これにより、解析結果が、テレビ1500に伝送される。
以上のようにして、本実施の形態に係るテレビ1500によれば、カメラユニット1600からのデータに基づいて視聴制御を実現することができる。したがって、カメラユニット1600をテレビに接続するとともに、視聴制御を実現するためのプログラムあるいは演算回路をテレビに装着することにより、リモコン操作に応答して視聴制御を実現できるテレビを簡易に提供することができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。上記の各実施の形態においては、テレビの視聴者が一人の場合について説明がされているが、視聴者は、複数であってもよい。この場合、リモコン端末の操作者に応じた制御が実行される。たとえば、視聴者の撮影時に合わせて撮影されるリモコン端末の画像と、各視聴者の画像とから、リモコン端末を操作している視聴者が特定される。特定された視聴者がテレビに予め登録されている視聴者であれば、前述のように、登録されているデータに基づいて視聴制御が実行される。
なお、本実施の形態に係るテレビは、以下に示される機能を実現するための構成を除き、第1あるいは第2の実施の形態に係るテレビと同様のハードウェア構成を有する。したがって、ここでは、それらについての説明は繰り返さない。なお、本実施の形態に特有の機能は、たとえば、当該機能を実現するプログラムをCPUに実行させることにより、ソフトウェア的に実現可能である。あるいは、当該機能を実現する回路素子を組み合わせることにより、ハードウェア的に実現してもよい。
図17を参照して、本発明の第3の実施の形態におけるテレビにおけるデータ構造について説明する。図17は、複数の視聴者を撮影することによりメモリ152に格納されたデータの概念を表わす図である。このデータは、リモコン端末の操作に応答して実行されるカメラ150の撮影により生成される。
図17に示されるように、3人の視聴者を表わす画像1710,1720,1730と、リモコン端末300の画像1750とがメモリ152に格納されている。画像1750には、リモコン端末300の赤外線発光部360の光源を表わす画像1751が含まれている。このような場合に、リモコン端末300を操作している視聴者は、たとえば、以下のようにして特定される。
まず、各視聴者とリモコン端末300との位置関係が特定される。位置関係は、たとえば、視聴者とリモコン端末との距離として表わされる。具体的には、位置関係は、各視聴者とリモコン端末との水平方向の距離および垂直方向の距離として表わされる。各距離は、メモリ152に格納されている画像データに基づいて、メモリ上の距離として特定され得る。水平方向あるいは垂直方向の距離は、たとえば、各視聴者の目元と光源との座標により表わされる。
図17に示される例では、画像1710とリモコン端末の画像1750との位置関係は、垂直方向の距離1711と、水平方向の距離1712として特定される。画像1720とリモコン端末の画像1750との位置関係は、垂直方向の距離1721と、水平方向の距離1722として特定される。画像1730とリモコン端末の画像1750との位置関係は、垂直方向の距離1731と、水平方向の距離1732として特定される。このようにして各視聴者とリモコン端末との位置関係が特定された後、以下のようにして、リモコン端末300を操作している視聴者が特定される。
すなわち、視聴者は、通常、目の位置よりも下にリモコン端末300を把持した状態で、操作を行なう。したがって、テレビのCPUは、リモコン端末の位置よりも目の位置が下に位置する視聴者は、リモコン端末を操作していない視聴者と判断する。この判断は、垂直方向の距離1711,1721,1731を導出するために使用された各視聴者の目元の座標と光源の画像1751の座標とに基づいて行なわれる。
図17に示される例では、画像1720,1730に対応する視聴者は、リモコン端末300を操作しない視聴者として認識される。画像1710に対応する視聴者がリモコン端末300を操作している視聴者として認識される。したがって、画像1710に対応する視聴者の情報がテレビに格納されていれば、テレビは、当該情報に応じて視聴制御を実行する。
なお、図17に示される例で、リモコン端末の位置よりも目の位置が上である視聴者が複数存在する場合も考えられる。たとえば、画像1710に隣接して他の画像が抽出された場合である。この場合は、リモコン端末からの距離が近い位置に存在する視聴者がリモコン端末を操作していると判断される。この判断は、たとえば、目元と光源との間隔が水平方向に最も小さい場所に存在する画像を検出することにより行なわれる。
以上のようにして、本変形例によれば、複数の視聴者がテレビを視聴していても、リモコン端末の光源の画像と各視聴者の画像との位置関係に基づいて、リモコン端末300を操作している視聴者を推定することができる。その結果、当該視聴者に応じた視聴制御が実現される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、画像データを取得可能なテレビジョン受信装置、たとえば、CCDカメラを備えたテレビジョン受信装置、画像データを出力可能な撮像装置に接続されたテレビジョン受信装置に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るテレビ100が設置されている状態を表わす図である。 テレビ100を正面から表わす図である。 テレビ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。 CPU110によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。 解析装置160によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。 メモリ152におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 メモリ112におけるデータの格納の一態様を表わす図である。 リモコン端末300の外観を表わす図である。 リモコン端末300によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。 メモリ152に格納された顔画像データを概念的に表わす図である。 CPU110が実行する処理の手順を表わすフローチャート(その1)である。 CPU110が実行する処理の手順を表わすフローチャート(その2)である。 ディスプレイ130における文字の表示画面を表わす図である。 第1の実施の形態の変形例に係るテレビ100のCPU110が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るテレビ1500のハードウェア構成を表わすブロック図である。 カメラユニット1600のハードウェア構成を表わすブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るテレビのメモリ152に格納されたデータの概念を表わす図である。
符号の説明
10 部屋、11 椅子、12 視聴者、100,1500 テレビ、102 アンテナ、104 外部入力部、106 受光部、108 操作部、110,1610 CPU、112,152,312,1660 メモリ、114 チューナ、116 切換回路、120,1650 信号処理回路、122 分離回路、124 OSD回路、128 ドライバ、130,302 ディスプレイ、136a,136b アンプ、140a,140b スピーカ、150 カメラ、160,1670 解析装置、300 リモコン端末、304 キー群、306 数字ボタン、308 アップ/ダウンボタン、310 制御回路、314 確定ボタン、318 音量調整ボタン、320 チャンネル選局回路、324 移動キー、328 選局ボタン、360 赤外線発光部、410,510,1620 入力部、420 リモコン信号受光検知部、440 再撮影指令部、450 ゲスト視聴者制限実行部、460 パスワード認証部、520 発光位置検出部、530 顔画像領域抽出部、540 特徴量算出部、550 データ書込指令部、560 個人認証部、570 認証結果生成部、470,580 出力部、1510,1680 インターフェイス、1600 カメラユニット、1630 レンズ、1640 CCD素子。

Claims (14)

  1. テレビジョン受信装置であって、
    放送信号を受信する受信部と、
    前記テレビジョン受信装置による動作を制御する制御信号の入力を受け付ける受光部とを備え、前記制御信号は選局の指示を含み、前記制御信号は、前記テレビジョン受信装置を制御するリモコン端末によって発信されたものであり、
    前記選局の指示に基づいて、前記受信部により受信された放送信号から、選局が指示されたチャンネルの放送信号を取得する選局部と、
    被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、
    視聴者を予め撮影することにより生成された画像データから算出された特徴量と、前記視聴者に応じて前記選局部による選局が可能なチャンネルを表わす選局データとを格納する記憶部と、
    前記選局の指示の入力に応答して、前記撮像部に視聴者を撮影させる撮影制御手段と、
    前記選局の指示の入力に応答して撮影された視聴者の画像データから、前記視聴者の顔の画像が含まれる画像領域を抽出する検出手段と、
    前記選局の指示の入力に応答して抽出された前記画像領域に対応するデータと前記リモコン端末の光源とに基づいて、前記顔の画像の特徴量を算出する算出手段と、
    前記記憶部に格納されている特徴量と前記算出手段により算出された特徴量とに基づいて、前記選局の指示が前記テレビジョン受信装置に与えられた時の視聴者が前記テレビジョン受信装置に登録されている視聴者であるか否かを確認する認証手段と、
    画像を表示する表示部と、
    前記認証手段による確認が成功するまで、前記撮像部による再撮影を促す文字画像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記視聴者が前記テレビジョン受信装置に登録されている視聴者であることが確認された場合に、前記選局データに基づいて前記選局を制御する制御手段とを備える、テレビジョン受信装置。
  2. テレビジョン受信装置であって、
    視聴者を予め撮影することにより生成された画像データから算出された特徴量と、前記視聴者に応じて前記テレビジョン受信装置の動作を制御するための制御データとを格納する記憶部と、
    視聴者の撮影により生成された画像データを取得する取得手段と、
    前記テレビジョン受信装置のリモコン端末によって発信される制御信号を受信する受信手段と、
    前記リモコン端末によって発信された選局のための制御信号の受信に応答して、前記記憶部に格納されている特徴量と前記取得手段により取得された画像データとに基づいて、前記選局の指示が前記テレビジョン受信装置に与えられた時の視聴者が前記テレビジョン受信装置に登録されている視聴者であるか否かを確認する認証手段と、
    前記認証手段による確認の結果に応じて、前記制御データに基づいて前記テレビジョン受信装置の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記認証手段は、
    前記リモコン端末の光源の位置を特定する特定手段と、
    取得された前記画像データから、顔の画像データを抽出する抽出手段と、
    前記光源の位置と、抽出された前記顔の画像データとに基づいて、前記リモコン端末の操作者を特定する操作者特定手段と、
    特定された前記操作者が前記テレビ受信装置に登録されている視聴者であるか否かを判断する判断手段とを含む、テレビジョン受信装置。
  3. 前記取得手段は、前記テレビジョン受信装置に接続されている撮像装置であって被写体を撮影して前記被写体の画像データを出力する撮像装置から出力されるデータの入力を受け付ける外部入力部を含む、請求項2に記載のテレビジョン受信装置
  4. 前記取得手段は、被写体を撮影して画像データを生成する撮像部を含む、請求項2に記載のテレビジョン受信装置。
  5. 前記認証手段による確認の結果に基づいて、前記視聴者による再撮影を促す通知手段をさらに備える、請求項2に記載のテレビジョン受信装置。
  6. 前記通知手段は、
    画像を表示する表示部と、
    前記再撮影を促す文字画像を前記表示部に表示させる表示制御手段とを含む、請求項5に記載のテレビジョン受信装置。
  7. 前記通知手段は、
    音声を出力する音声出力部と、
    前記再撮影を促す音声を前記音声出力部に出力させる出力制御手段とを含む、請求項5に記載のテレビジョン受信装置。
  8. 前記認証手段による確認の結果に基づいて、前記視聴者の認証が失敗したことを検知する検知手段をさらに備え、
    前記記憶部は、予め定められた基準に従って前記テレビジョン受信装置を作動させるために準備された基準データをさらに格納し、
    前記制御手段は、前記視聴者の認証が失敗したことが検知された場合に、前記基準データに基づいて前記テレビジョン受信装置の動作を制御する、請求項2に記載のテレビジョン受信装置。
  9. 前記抽出手段は、取得された前記画像データから、複数の顔の画像データを抽出し、
    前記操作者特定手段は、前記光源の位置と、各前記顔の画像データとに基づいて、前記リモコン端末の操作者を特定する、請求項2に記載のテレビジョン受信装置。
  10. 前記操作者特定手段は、
    各前記顔の画像データに基づいて、各顔から目を検出し、
    前記特定した目のうち前記光源の位置よりも上に存在する目を含む顔が特定された視聴者を、前記リモコン端末の操作者として特定する、請求項9に記載のテレビジョン受信装置。
  11. 前記操作者特定手段は、
    前記光源の位置よりも上に存在する目を含む複数の顔を特定した場合には、前記光源の位置からの距離がもっとも短い距離に位置する目を含む顔の視聴者を、前記操作者として特定する、請求項10に記載のテレビジョン受信装置。
  12. 前記記憶部は、予め定められた基準に従って前記テレビジョン受信装置を作動させるために準備された基準データをさらに格納し、
    前記制御手段は、特定された前記視聴者が登録されていないことが確認された場合に、前記基準データに基づいて前記テレビジョン受信装置の動作を制御する、請求項9に記載のテレビジョン受信装置。
  13. 前記記憶部は、前記テレビジョン受信装置の視聴を制限するために予め設定されたパスワードをさらに格納し、
    前記視聴者によるパスワードの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を介して入力されたパスワードが前記予め設定されたパスワードに一致する場合に、前記視聴の制限を解除する解除手段とをさらに備える、請求項8または請求項9に記載のテレビジョン受信装置。
  14. 放送信号を受信する受信部をさらに備え、
    前記入力手段は、テレビジョン受信装置による動作を制御する制御信号の入力を受け付ける受光部を含み、前記制御信号は選局の指示を有し、
    前記選局の指示に基づいて、前記受信部により受信された放送信号から、選局が指示されたチャンネルの放送信号を取得する選局部をさらに備え、
    前記制御手段は、前記視聴者が前記テレビジョン受信装置に登録されている視聴者であることが確認された場合に、前記選局データに基づいて前記選局を制御する、請求項2に記載のテレビジョン受信装置。
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