JP4756108B1 - 遊技用の液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 3D表示タイプの液晶表示装置(ユニット)の構成にあたり、主体となる2D表示タイプの液晶表示ユニットと表示変換透視盤との互いの表示基準合せを手早く簡単に精度良くなし得るとともに、両者を容易に分離できるようにして、液晶表示ユニット自体を2D専用ディスプレイに復旧再使用し得るようにした液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】 2D表示タイプの液晶表示ユニット11と、画像表示面11Aを前向きにして液晶表示ユニット11を着脱可能に収容保護し得る後枠ケース12と、表示変換スクリーン17を設けたバリア13と、後枠ケース12の前側に対して分離可能に組付け整合されてバリア13と液晶表示ユニット11とを覆蓋状に保護する前枠ケース14と、を備え、バリア13の後面側には、液晶表示ユニット11の外周保護枠16の前面に対して剥離可能に圧着し得る厚さt1の圧着材18と、分離可能に密接し得る圧縮変形可能な厚さt2(>t1)の緩衝材19を夫々配設すると共に、前枠ケース14の透視窓20の周囲内側縁に、バリア13の前面外周縁に対して分離可能に圧接して不動化保持し得る圧縮変形可能な押圧材21を配設した液晶表示装置10によって達成される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技用の液晶表示装置に係り、詳しくは例えば遊技機に装備されて遊技内容の進行に応じて、遊技表示情報(例えば図柄組合せ)等を展開して遊技者に表示するための液晶表示装置に関するものである。
遊技媒体にパチンコ球を利用するパチンコ機や、コインを利用するスロットマシンに代表される遊技機では、遊技内容の展開に応じて、遊技表示情報等を表示する手段の一つとして、近年、特に3D表示タイプ(立体的表示タイプ)の液晶表示装置が多用されつつある。
前述の3D液晶表示装置によれば、遊技者の気運を高める背景画像はもとより、何よりも強い関心、興趣が持たれる特別遊技(大当り遊技ともいう)の成立に関与する遊技表示情報としての図柄組合せゲームを展開・表示するために好適化されている。
特開2011−017788号公報 特開2010−529495号公報
3D液晶表示装置は、その構成・形態として3D専用の液晶表示ユニットを備えたものあるいは、従来の2D表示タイプの液晶表示ユニットに表示変換透視盤(2Dから3Dに表示を変換するもの)を組み合わせたものが用いられる。前者の構成とする場合には、専用の装置を必要とするため、非常に高価なものとなってしまう。
後者の構成とする場合には、前者の構成よりも低いコストで済み、表示変換透視盤を取り外すことにより、2D表示タイプの液晶表示ユニットを再使用できるので、この構成が採用されることが多い。但し、この場合には、液晶表示ユニットと表示変換透視盤との位置を極めて精密に合わせる必要があり(この位置を「表示基準合せ」と言う)、精密な位置の調整が絶対的に重要で不可欠とされている。しかし、未だに適正な専用整合機器等がないこと、また仮に専用整合機器を利用するとしても精確な整合組付けは依然として煩雑で手間・熟練を要する作業であった。このため、3D表示タイプの液晶表示ユニットを構成する部品の1点毎を専門経験、視覚技術の高い作業者による手作業に依存せざるを得ない状況となっており、2D表示タイプの液晶表示ユニットに対して表示変換透視盤を精確に表示基準合せ状態に確保したもとで、組付、製造しなければならなかった。上記内容を詳細に説明すると、次の通りである。
3D表示用の液晶表示装置の基本的な主要構成は、例えば図11の分解斜視図に略示するように2D表示タイプの液晶表示ユニット100と、3D表示用の表示変換透視盤101(パララックスバリア方式の場合には、板ガラスの裏面(又は表面)に表示変換スクリーン101Aを印刷貼付したもの)と、3D表示ユニットの外郭保護ケース体をなす後枠ケース102と、前枠ケース103とを備えている。
3D表示ユニットの組付け手順としては、図12の説明図に略示する通りである。まず、表示用作業台上において、2D表示タイプの液晶表示ユニット100を載置したもとで、同ユニット表面(図では上面)の画像表示面の上側に、表示変換スクリーン101Aを上面にして表示変換透視盤101と位置決め保持具104を載せる。位置決め保持具104には、表示変換透視盤101とほぼ同等の開口104Aが設けられており、表示変換透視盤101を開口104Aに嵌め込んだ状態で、表示変換透視盤101の位置合わせを行える。液晶表示ユニット100に対する表示変換透視盤101の表示基準合せとして、液晶表示ユニット100の画像表示面に表示される表示基準マーク(例えば十字形マーク)を表示変換透視盤101の表示変換スクリーン101Aの表面において、前後、左右の各方向、角度から視認しながら、表示変換透視盤101を平面的に変位移動させて、表示基準マークの立体表示に最適とされる位置を調整して表示基準合せ(十字形マークの表示合せ)を行う(図12(A))。
次いで、液晶表示ユニット100に対する表示変換透視盤101の表示基準合せを調整した後、表示基準位置合わせを確保した状態で、位置決め保持具104を残し、表示変換透視盤101を一旦取り外す(図12(B))。
次に、表示変換透視盤101の左右、上下の4周縁に接着した接着材(両面テープ)の剥離紙を剥して、表示変換透視盤101を前記位置決め保持具104で確保されている位置から、液晶表示ユニット100の画像表示面に押し合せてそのまま強く押圧して接着材を以って、液晶表示ユニット100に整合圧着する(図12(C))。
最後に、位置決め保持具104を取り外すことにより、3D表示タイプの液晶表示ユニットが製造される(図12(D))。
こうして、表示変換透視盤101を所定の位置に固定した後には、前述のように組付けられた3D表示タイプの液晶表示ユニットを、外郭保護ケース体をなす後枠ケース102内に位置決め収容し、次いで表示変換透視盤101の前面側に前枠ケース103を覆せるように嵌め合せ、この前枠ケース103を後枠ケース102の表面側に位置決めして、両ケースの左右、上下の各縁の必要箇所をネジ止めして、3D表示タイプの液晶表示ユニットを収容した状態で、外郭保護ケース体を組付して、1台単位の3D液晶表示装置としている。このように、2D表示タイプの液晶表示ユニットと表示変換透視盤との位置決め作業には、非常に手間が掛かり熟練を必要としていた。
また、3D表示タイプの液晶表示装置において、前記表示変換透視盤を分離して、元の2D表示タイプの液晶表示ユニットに戻す場合には、両者を強固に接着している両面テープを無理に取り外す際に、液晶表示ユニットを破損したり、両面テープの粘着部分が残って液晶表示ユニット自体の再使用が困難となることがあった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、2D表示タイプの液晶表示ユニットと、バリアとの互いの表示基準合せを手早く簡単に精度良くなし得るとともに、両者を簡単かつ楽に分離できるようにして、液晶表示ユニット自体を、正規・純正の2D専用ディスプレイとして復旧再使用し得るようにしたものである。
上記目的を達成するための発明に係る遊技用の液晶表示装置は、遊技機に装備されて遊技スタート信号入力毎に基いて各種複数の図柄を変動表示停止して図柄組合せゲームを展開し得る液晶表示装置において、
電子的表示制御基板で表示制御されて遊技者が視認し得る画像表示面に前記図柄を表示停止し得る2D表示タイプの液晶表示ユニットと、画像表示面を前向きにして前記液晶表示ユニットを着脱可能に収容保護し得る後枠ケースと、平面的画像を立体的画像に表示変換し得る表示変換スクリーンを形成して前記液晶表示ユニットの画像表示面に対して表示基準合せ条件で整合固定される表示変換透視盤と、前記表示変換透視盤を透視し得る透視窓を開口形成して前記後枠ケースの前側に対して分離可能に組付け整合されて前記表示変換透視盤を覆蓋状に保護する前枠ケースと、を備え、
前記表示変換透視盤の外周縁に、前記液晶表示ユニットの外周保護枠の各支持縁の前面に対して、剥離可能に圧着し得る厚さt1の圧着材と、分離可能に密接し得る圧縮変形可能な厚さt2(>t1)の緩衝材とを夫々配設すると共に、前記前枠ケースの透視窓の周囲内側縁に、前記表示変換透視盤の前面外周縁に対して分離可能に圧接して不動化保持し得る圧縮変形可能な押圧材を配設し、前記液晶表示ユニットの画像表示面側に前記表示変換透視盤を重ね合せて液晶表示ユニットの外周保護枠の各支持縁の前面に前記緩衝材を当接させた状態のもとで、前記表示変換透視盤を平面移動調整して前記表示基準合せを行い、この表示基準合せ後に前記表示変換透視盤を前記液晶表示ユニットに押し付けて前記緩衝材を圧縮変形させた状態で前記圧着材を前記外周保護枠の各支持縁前面に密に圧着させて固定化保持し、前記前枠ケースを前記表示変換透視盤の前側から被せ嵌めて前記後枠ケースの前側に組付けた状態で前記押圧材が表示変換透視盤の外周縁前面に圧接して固定化保持し前記後枠ケースと前枠ケースとの間に前記液晶表示ユニットと表示変換透視盤とが前記表示基準合せ条件に保持されたまま収容されて構成された3D表示タイプの液晶表示ユニットを備えたことを特徴とする。
本発明において、「表示変換透視盤」とは、2D表示タイプの画像表示面の前面において、適正な表示基準合わせ(表示マーク合せ)位置に置くことで、3D表示を可能とする透視盤のことを意味する。そのような表示変換透視盤としては、パララックスバリア方式によって立体視を行えるようにするパララックスバリア(単に、バリアとも言う)や、レンチキュラスクリーン方式によって立体視を行えるようにするレンチキュラレンズなどが含まれる。なお、表示変換透視盤の表示変換スクリーンは、透視盤の後面側(液晶表示ユニットに近い面側)又は前面側(液晶表示ユニットから遠い面側)のいずれに設けても良い。
圧着材とは、一般的な接着・粘着テープ類ではなく、軟質弾力性を有し押圧力(指圧力程度)で外周保護枠周縁の平滑面(平坦面)に密着して、表示変換透視盤と液晶表示ユニットとの相対的な位置関係をズレなく好適に固定化維持し得る一方、押圧力と反対方向(浮上げ方向)の離隔力を以って容易かつきれいに剥離(分離)し得る性質を持つ材料を意味し、例えばゴム状のもの(ナイロン系、ビニール系のものも可能)を使用できる。そのような製品として、例えば NE-tak 衝撃吸収クッション材 STM シリーズ(日栄化工株式会社製)を用いることができる。
緩衝材とは、適当な弾性を備え、圧縮(収縮)可能な物質(例えば、ポリウレタンなど)から構成できる。そのような製品として、例えばPORON(ポロン)PETサポート薄物シリーズ(更に例えば、SR-S32Pなど、(株)ロジャースイノアック製)を用いることができる。
本発明によれば、2D表示タイプの液晶表示ユニットを主体として3D用の表示変換スクリーンを持つ表示変換透視盤を重ね合せて構成される3D表示タイプの液晶表示ユニットを備えた液晶表示装置において、液晶表示ユニットに対して、表示変換透視盤を手早く簡単かつ精密・精確に表示基準合せした条件で組付けて、表示誤差が少ない適正かつ良好な3D表示タイプの液晶表示ユニットを構成できる。これにより、3D表示タイプの液晶表示装置の効率的な量産ひいては遊技機の生産性の向上を図ることができる。
また、このように構成された液晶表示装置については、外部保護枠ケースの後枠ケースと前枠ケースとを分離したもとで、表示変換透視盤を手作業にて手早く簡単に取外すことができるので、これにより損傷の無い2D表示タイプの液晶表示ユニットを純正、正規ディスプレイユニットとして有効に復旧再利用することができる。このため、予め相当数単位で造り留め(つくりだめ)したとしても、3D表示タイプの液晶表示ユニットを、簡単な手作業で表示変換透視盤を分離して、2D表示タイプの液晶表示ユニットに戻して使用対応することができる。
本発明の一実施例における液晶表示装置の実施態様を略示する遊技盤の正面図である。 同上遊技盤の背面図である。 液晶表示装置の主要構成を分解状態で略示する斜視図である。 バリアを略示する斜視図である。 前枠ケースを略示する斜視図である。 3D表示タイプの液晶表示ユニットの組立前の部分側断面図である。 3D表示タイプの液晶表示ユニットの組立工程手順を段階的に例示する説明図である。(A)は、バリアを外周保護枠の上面に載せて、緩衝材にて支持されており、スライド移動可能な状態を、(B)は、所定の表示基準合せを行った後に、前枠ケースによってバリアを前面から押圧し、緩衝材を圧縮変形して、圧着材を支持縁に密着固定した状態を、それぞれ示す側断面図である。 3D表示タイプの液晶表示ユニットの組立工程手順における主要部を略示する説明図である。(A)は、バリアを外周保護枠の上面に載せて、緩衝材の厚みt3によって支持されており、スライド移動可能な状態を、(B)は、バリアが押圧されて、緩衝材が圧縮変形され、圧着材が僅かに圧縮されて支持縁に密着固定した状態を、それぞれ示す側断面図である。 変形例におけるバリアの裏面側を示す斜視図である。 変形例において、液晶表示ユニットの外周保護枠に固定されたバリアを取り外すときの様子を示す拡大斜視図である。 従来の3D表示タイプの液晶表示ユニットを分解して略示する斜視図である。 従来の3D表示タイプの液晶表示ユニットの組立工程手順を段階的に例示する説明図である。
次に、本発明の実施形態について、図表を参照しつつ説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を変更することなく様々な形態で実施することができる。また、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶ。
以下、本発明に係る液晶表示装置について、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら詳述する。
本実施例の液晶表示装置10は、第1図に略示するように遊技機の代表例の一つであるパチンコ機1の遊技盤2の遊技領域3内の中央に設置されており、スタート信号入力に基づいて各種の図柄(数字、アルファベット、各種キャラクタ、果物)を順次表示し得る図柄組合せ表示装置の例を主体として示す。なお、スタート信号入力は、遊技盤2に設けられた所定の始動入賞口4に遊技球が入賞して、所定のスイッチで検出される毎に、同スイッチの検出信号に基づいて、制御基板(図示せず)側から発信される図柄変動信号を意味している。本実施例では、パララックスバリア方式によって行われる3D表示に従った構成にて説明する。
本実施例の液晶表示装置10の基本的な構成としては、第3図に略示するように、従来より使用されている横長方形状の2D表示タイプの液晶表示ユニット11と、この液晶表示ユニット11を収容保護する後枠ケース12と、液晶表示ユニット11の前面側(画像を表示する面側)に表示変換透視盤として表示基準合せの条件で整合保持される横長方形状のバリア13と、このバリア13を収容し覆蓋保護した状態で後枠ケース12の前側に位置決め整合状態でビス止め結合される横長方形状の前枠ケース14とが含まれる。これらの構成が、整合組付けされて1台の3D表示タイプの液晶表示ユニットとして構成されている。後枠ケース12と前枠ケース14は、液晶表示ユニット11とバリア13とを整合して組合せた状態で分離又は組付け可能な保護枠ケースとされる。
後枠ケース12は、透明な硬質の合成樹脂材(例えば、ポリカーボネートなど)により、方形枠状に形成されている。後枠ケース12は、方形状に形成された開口12Bの前面側から液晶表示ユニット11を着脱可能に収容保護する。後枠ケース12の左右枠縁、及び上下枠縁には、組立て用のビスをねじ込み可能なボス12Aが配置成形されている。
液晶表示ユニット11の表面側には画像表示面11Aが設けられており、図示しない表示制御基板からの所定の表示信号に基づき、背景動画とは別に各種複数の図柄(数字、アルファベット、キャラクタ、果物等)が変動表示可能とされている。画像表示面11Aの中央部には、表示基準マーク(例えば、十字形)が表示可能とされており、この表示基準マークを利用して、バリア13との位置決めである表示基準合せが行われる(後に詳述する)。画像表示面11Aは、方形状のディスプレイ本体11Bの前面に設けられている。ディスプレイ本体11Bの後面側は、金属製の背板(図示せず)で強化保護されている。ディスプレイ本体11Bの裏側には、表示制御基板(図示せず)が通電接続配置されて、画像表示面11Aに表示される背景画像、動画各種の図柄などの表示を制御する。ディスプレイ本体11Bの外周四辺縁(画像表示面11Aを除く左右、及び上下の端縁部)には、金属性の外周保護枠16が装着されて、ディスプレイ本体11Bを保護している。この外周保護枠16の四辺(左右、上下)の支持縁16A(幅10〜15mm位)が、バリア13の載置固定縁として平滑面(平坦面)とされる。
表示変換透視盤としてのバリア13は、長方形状の板ガラスを主体として構成され、その裏面(すなわち画像表示面11Aと対向する面側)において、外周縁10〜15mm位を除いた方形面域に亘り、3D表示変換用の表示変換スクリーン17が形成されている。なお、表示変換スクリーン17を形成する方法としては、板ガラスの裏面に直接に印刷加工する方法や、印刷スクリーンを裏面に貼り付ける方法などがある。本発明は、表示変換スクリーンの形成方法には拘わらずに実施できる。
バリア13の後面の外周縁には、図4に示すように、外周保護枠16の各支持縁16Aの前面に対して剥離可能に圧着(密着)し得る厚さt1の圧着材18と、外周保護枠16に対して分離可能に密接し得る圧縮(収縮)変形可能な厚さt2(>t1)の緩衝材19とが配置されている。本実施例では、圧着材18と緩衝材19とは、共に幅5〜8mm程度の帯状とされており、バリア13の左右縁と上下縁とに予め接着材(例えば両面テープ)で接着されている(図4には説明の都合上、一部の圧着材18と緩衝材19を外した状態を示しているが、これらの部材は矢印A方向に移動して接着されている)。圧着材18は、接着性や粘着性がなく、かつ平滑面(すなわち、金属製の外周保護枠16)に対して押圧力で密に圧着する軟質弾力性を備えている。また、緩衝材19は、所定の弾性(すなわち、バリア13を液晶表示ユニット11の上面に載置したときに、バリア13の自重を支えて圧縮変形せず、圧着材18と外周保護枠16との接触を防止する程度の弾性)を備えており、適当な押圧力によって弾性圧縮変形して、圧着材18と外周保護枠16との圧着を許容する、つまり圧着材18が外周保護枠16の支持縁16Aの表面に圧着し得る性質を備えている。
図5に示すように、前枠ケース14は、透明な硬質の合成樹脂材(例えば、ポリカーボネートなど)で方形枠状に形成されている。前枠ケース14の中央には、バリア13の表示変換スクリーン17の全面域を直接目視し得る方形広さの透視窓20が開口されている。前枠ケース14の枠外周の左右枠縁及び上下枠縁には、後枠ケース12の各ボス12Aに整合する位置に、組立て用のビス孔14Aが配置形成されている。前枠ケース14と後枠ケース12とは、前後に2分割形態で分離及び結合可能に形成されている。両ケース12,14が位置決め組立て結合されることで、内部に液晶表示ユニット11とバリア13とを収容保護する。
また、前枠ケース14の透視窓20の周囲内側縁には、バリア13の板ガラス部分の前面外周縁に対して分離可能に圧接して不動化保持し得る圧縮変形可能な押圧材21(例えば前記緩衝材19と同効質材)が設けられている(図5には、側方及び下方の押圧材21を分離して示してある。実際には、矢印B方向に向かって前枠ケース14に予め接着されている)。
次に、上記のように構成された本実施例の液晶表示装置10の組立工程手順について、図6〜図8を参照しつつ説明する。
図6には、3D表示タイプの液晶表示ユニットの組立前の様子を示した。まず、作業台(図示しない)上に水平状態で載置される後枠ケース12内に、画像表示面11Aが上向きとなるように液晶表示ユニット11を収容する。
次に、液晶表示ユニット11の画像表示面11Aに向けて、バリア13の表示変換スクリーン17を後面対向して載せる。この状態において、バリア13外周囲の裏面側に設けた緩衝材19は、液晶表示ユニット11の外周保護枠16の支持縁16Aの上面に当接したまま押圧されていない未圧縮状態であるから、圧着材18の下面と外周保護枠16の支持縁16Aの上面との間には、所定の間隙t3(=t2−t1)が存在しており、バリア13の表示変換スクリーン17と液晶表示ユニット11の画像表示面11Aとの間に間隙が存在し、両者が上下離隔した対向状態(バリア13が未だ浮いた状態)にある(図7(A)及び図8(A)を参照)。
前記バリア13の未圧着状態で、液晶表示ユニット11に対するバリア13の表示基準合せ操作を目視手作業にて行う。すなわち、図示しない表示制御基板を介して、画像表示面11Aに3D表示のための表示基準マーク(例えば、十字形マーク)を表示させておき、バリア13の上面から表示変換スクリーン17と表示基準マークを透視しながら左右、上下の各平面方向(画像表示面11Aと平行な向き)に微小な変位調整を行い、表示基準マークを適正に立体視できる状態となるように確認する。
前述の表示基準合せ(表示マーク合せ)が適正に調整できた状態で、バリア13の上面側から外周縁全体を強く液晶表示ユニット11に押付ける。これにより、バリア13外周囲の下面側に設けた緩衝材19が液晶表示ユニット11の外周保護枠16の支持縁16Aの上面に圧縮変形された状態で密接するとともに、圧着材18が若干の圧縮肉厚変形をして(又は、ほぼ元の厚さt1のままで)、バリア13が外周保護枠16の支持縁16Aの上面に強く圧着(密着)された状態で不動化保持される。こうして、バリア13は左右、前後の平面方向の位置ずれを生ずることなく液晶表示ユニット11に固定化される。このとき、圧着材18と緩衝材19とは、圧着材18の厚みt1よりも僅かに小さいか、それと同等な厚さt4(≦t1)となっている(図7(B)及び図8(B)を参照)。
こうして、液晶表示ユニット11に対してバリア13が表示基準合せされて不動化維持された状態において、前枠ケース14をバリア13の上から被せながら後枠ケース12に位置決め整合し、ボス12Aとビス孔14Aにビス(図示せず)を締付けて組付け結合する。これにより、前枠ケース14の各押圧材21がバリア13の外周上面に圧縮変形状態で圧接してバリア13を前面側から押込み保護し、両枠ケース12,14内にバリア13及び液晶表示ユニット11が上下一体化重合した状態で収容保護されて、3D表示タイプの液晶表示ユニットの組立が完了する。なお、必要に応じて、バリア13と液晶表示ユニット11とを分離させる場合には、圧着材18と外周保護枠16との圧着状態を解除することにより、容易に行える。すなわち、前述のように構成された3D表示タイプの液晶表示ユニット11において、ビスを取り外して前記前枠ケース14を後枠ケース12から組外し(分離)したもとで、例えばヘラ状用具を利用して前記バリア13を例えば左上又は右上の方向に傾けるように軽く押し上げることにより(図8(B)中の矢印Tを参照)、前記圧着材18が外周保護枠16の支持縁16A上面から無理なく容易に剥離して、バリア13を液晶表示ユニット11から手早く簡単に分離することができる。この際、液晶表示ユニット11、バリア13のいずれにもヘラ状用具のキズ跡等を付けることはない。
上記のようにして組み立てた液晶表示装置10について、振動試験機(EMIC製F-2000BS/A-E08)を用いた振動試験を行った(正弦波振動試験条件:X,Y,Z方向について、5〜500Hz、9.8m/s2p、0.5oct/min、各方向1時間)ところ、試験後にも両者間のズレ等を生ずることなく適正な表示基準合せの条件を満たし、維持した。
このように本実施形態によれば、2D表示タイプの液晶表示ユニット11を主体として3D用の表示変換スクリーン17を持つバリア13を重ね合せて構成される3D表示タイプの液晶表示ユニットを備えた液晶表示装置10において、液晶表示ユニット11に対して、バリア13を手早く簡単かつ精密・精確に表示基準合せした条件で組付けて、表示誤差が少ない適正かつ良好な3D表示タイプの液晶表示ユニットを構成できる。
また、このように構成された液晶表示装置10については、外部保護枠ケースの後枠ケース12と前枠ケース14とを分離したもとで、バリア13を手作業にて手早く簡単に取外すことができるので、これにより損傷の無い2D表示タイプの液晶表示ユニット11を純正、正規ディスプレイユニットとして有効に復旧再利用することができる。
<変形例>
次に、図9及び図10を参照しつつ、変形例について説明する。なお、説明の重複を避けるため、上記実施例と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
上記実施例では、圧着材18はバリア13の左右両側縁に、緩衝材19はバリア13の上下両側縁に設けていた。変形例では、図9に示すように、緩衝材19はバリア30の四隅付近に設け、圧着材18は左右及び上下の四辺に設けられている。各緩衝材19と圧着材18との間には、適当な間隔31が設けられている。このような構成とすれば、3D表示タイプの液晶表示ユニットを組み立てる際には、上記実施例と同様に行える。
一方、3D表示タイプの液晶表示装置から2D表示タイプの液晶表示ユニット11に戻す場合には、図10に示すように、バリア30と外周保護枠16との間に僅かに空いた間隔31に取外し用の楔形ヘラ状の治具32を挿入(矢印X方向)することで、バリア30を図示上方へ容易に剥離することができる。このため、液晶表示ユニット(装置)について、3D表示タイプから2D表示タイプに簡単に構成変換することができる。
なお、液晶表示ユニット11については、外周保護枠16が不要省略されたタイプでは、画像表示面11Aを除く外周囲縁で平坦(平滑)面に前記圧着材18、緩衝材19が各々圧着、圧接するようにしてもよい。
1…パチンコ機(遊技機)
2…遊技盤
3…遊技領域
10…液晶表示装置
11…液晶表示ユニット
11A…画像表示面
11B…ディスプレイ本体
12…後枠ケース
12A…ボス
12B…開口
13、30…バリア(表示変換透視盤)
14…前枠ケース
14A…ビス孔
16…外周保護枠
16A…支持縁
17…表示変換スクリーン
18…圧着材
19…緩衝材
20…透視窓
21…押圧材
t1…圧着材の厚さ
t2…緩衝材の厚さ
t3…(未圧着状態における緩衝材の厚さt2)−(圧着材の厚さt1)

Claims (1)

  1. 遊技機に装備されて遊技スタート信号入力毎に基いて各種複数の図柄を変動表示停止して図柄組合せゲームを展開し得る液晶表示装置において、
    電子的表示制御基板で表示制御されて遊技者が視認し得る画像表示面に前記図柄を表示停止し得る2D表示タイプの液晶表示ユニットと、画像表示面を前向きにして前記液晶表示ユニットを着脱可能に収容保護し得る後枠ケースと、平面的画像を立体的画像に表示変換し得る表示変換スクリーンを形成して前記液晶表示ユニットの画像表示面に対して表示基準合せ条件で整合固定される表示変換透視盤と、前記表示変換透視盤を透視し得る透視窓を開口形成して前記後枠ケースの前側に対して分離可能に組付け整合されて前記表示変換透視盤を覆蓋状に保護する前枠ケースと、を備え、
    前記表示変換透視盤の外周縁に、前記液晶表示ユニットの外周保護枠の各支持縁の前面に対して、剥離可能に圧着し得る厚さt1の圧着材と、分離可能に密接し得る圧縮変形可能な厚さt2(>t1)の緩衝材とを夫々配設すると共に、前記前枠ケースの透視窓の周囲内側縁に、前記表示変換透視盤の前面外周縁に対して分離可能に圧接して不動化保持し得る圧縮変形可能な押圧材を配設し、前記液晶表示ユニットの画像表示面側に前記表示変換透視盤を重ね合せて液晶表示ユニットの外周保護枠の各支持縁の前面に前記緩衝材を当接させた状態のもとで、前記表示変換透視盤を平面移動調整して前記表示基準合せを行い、この表示基準合せ後に前記表示変換透視盤を前記液晶表示ユニットに押し付けて前記緩衝材を圧縮変形させた状態で前記圧着材を前記外周保護枠の各支持縁前面に密に圧着させて固定化保持し、前記前枠ケースを前記表示変換透視盤の前側から被せ嵌めて前記後枠ケースの前側に組付けた状態で前記押圧材が表示変換透視盤の外周縁前面に圧接して固定化保持し前記後枠ケースと前枠ケースとの間に前記液晶表示ユニットと表示変換透視盤とが前記表示基準合せ条件に保持されたまま収容されて構成された3D表示タイプの液晶表示ユニットを備えたことを特徴とする遊技用の液晶表示装置。
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