JP4755204B2 - 並列残差補償を用いた適応重み付き干渉除去のためのシステム、装置及び方法 - Google Patents

並列残差補償を用いた適応重み付き干渉除去のためのシステム、装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、多元接続通信システムに関し、特に、多元接続干渉の抑制を強化するシステム、装置及び方法に関する。
一般的に言えば、セルラ通信システムとは、例えばセルなど一定のサービスエリア内で、複数のユーザに同時に通信チャネルを供給するものである。このような通信チャネルには、アップリンク、すなわち移動体端末から基地局への通信チャネル、及びダウンリンク、すなわち基地局から移動体端末への通信チャネルが含まれ、多数のユーザを対象に、双方向の多元接続通信を可能にしている。しかし、採用されている多元接続通信方式にかかわらず、一定のセル内でサービス可能なユーザの数は、ある上限によって制限される。
例えば、時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)システムにおいては、各セルに収容できるユーザ数は、アップリンク及びダウンリンクの周波数帯域内で得られるタイムスロットの数、Mによって制限される。このような周波数帯域は、連続した時間周波数平面として表すことができ、時間周波数平面内にM個のタイムスロットが得られることになる。例えば、それぞれの基地局と同時に通信できる移動体端末の数がMである場合には、M番目のユーザは、アップリンクのM番目のタイムスロット内の信号エネルギーを低デューティサイクルで送信する。基地局から移動体端末へのダウンリンクの受信についても、同様に制限される。
一方、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システムでは、信号エネルギーが時間周波数平面の全体にわたって連続的に分布しており、そのため各ユーザは広帯域符号化信号波形を採用することによって時間周波数平面全体を共用する。このように、CDMAシステムにおいて同時に収容できるユーザ数は、時間周波数平面内で得られるタイムスロットの数によって制限されるものではなく、通信チャネル内に存在するユーザの数と、CDMAシステムが採用している処理利得(PG:Processing Gain)の値との関数となる。CDMAシステムのPGは、単位がヘルツ(Hz:Hertz)の拡散信号の帯域幅と、単位がHzのデータ信号帯域幅との比率として定義される。
特定のCDMAチャネル内で送信を行うユーザの数は、不要な受信信号電力の総量に影響し、故にCDMAチャネル内の多元接続ユーザがもたらす妨害信号電力の尺度となる。したがって、CDMA受信器で見られるPG及び妨害信号電力に応じて、特定のCDMAチャネルが収容可能なユーザ数に関する上限を計算してもよい。
例えば、送信されるデータ信号の情報帯域幅が9600Hzであり、このデータ信号の伝送帯域幅が1.152メガヘルツ(Mhz:Megahertz)である場合、PG=1152000/9600=120、すなわち20.8デシベル(dB:decibels)となる。更に、CDMA通信システムの許容性能に必要なビットエネルギー対雑音電力スペクトル密度比(Eb/No:bit energy−to−noise spectral density ratio)が6dBとすれば、14.8dBを上回る妨害信号電力が存在する場合であっても、通信利用者の目的は達せられる。すなわち、受信器が許容する妨害余裕度は、20.8−6=14.8dBになると計算される。このように、スペクトル拡散帯域幅内の全てのユーザが場所にかかわらず、理想的な電力制御方式を介して同一量の信号電力を基地局アンテナに供給するのであれば、当該CDMAチャネルによって102.08=120の多元接続(MA:Multiple Access)ユーザを収容することができる。
故に、CDMA通信システムの構想は、最大数の同一チャネル通信利用者を収容することによって、妨害余裕度を拡張することである。上述のように、これらの同一チャネル通信利用者は、周波数時間平面を同時に占拠し、したがって、CDMA受信器から見ると干渉、又は妨害電力の原因となる。理論上は、CDMAチャネル内のMAユーザに起因する多元接続干渉(MAI:Multiple Access Interference)は、それぞれの信号が互いに直交であるならばゼロにまで減らすことができる。しかし実際には、非同期に到着する信号の遅延及び減衰した信号レプリカについては、その元来の成分に対して直交ではないため、同一チャネル干渉、すなわち他の符号からの相互相関は依然として存在する。同様に、隣接セルから受信した信号は非同期であり、したがって帰属セルから受信した信号と直交ではないため、MAIの一因となる。
従来型のCDMA受信器は、各ユーザの信号について、あたかもそれが唯一存在する信号であるかのようにして、このユーザの信号波形に整合したフィルタのバンクを用いて復調する。ユーザの信号は、他のコードとの相互相関、すなわち干渉も含んでいるため、ユーザ数が増えるか又は干渉信号の相対的な電力が大きくなるにつれて、整合フィルタは次第に性能が低下してくる。したがって、この干渉の存在下において、N個の候補となるメッセージのうちのいずれが送信メッセージであるかを受信器が判定できるようになることが肝要である。
周知のように、最大事後確率(MAP:maximum a posteriori probability)の受信器原理を利用した最尤(ML:Maximum Likelihood)系列検出器は、干渉の存在下で上述のような判定を実行するのに最適な受信器である。しかしながら、ML系列検出器の複雑度は、処理の対象となる符号の数と指数関数的に関連し、そのため計算及び記憶の実施が極めて困難となる。
性能と複雑度との間でうまくトレードオフを達成しようとする先行技術の試みにより、多数のマルチユーザ検出(MUD:Multi−User Detection)を研究する動きが出てきた。中でも、多段並列干渉除去(PIC:Parallel Interference Cancellation)技術は、計算の複雑度が比較的低く性能も良いため、実時間実装に有望なアルゴリズムを提示している。特に文献では、完全PIC(Complete−PIC)及び部分的PIC(Partial−PIC)アルゴリズムが注目を集めている。
完全PICは、減算型干渉除去方式であり、前段からのシンボル検出が正しいことを前提としている。続いて、前段の検出からMAI推定値が作成され、次にこれを完全に受信信号から差し引く。シンボル検出の一部に誤りがあった場合、例えばシステム負荷が大きかったり又は反復の初期段階であったりした場合は、結果として誤った干渉推定値がもたらされ、これを受信信号から差し引いた際には以前にも増して干渉を取り込むことになり得る。この現象は、従来型の完全PIC方式におけるいわゆる「ピンポン」現象につながる。
上記のような状況で、推定干渉全体を除去してしまうことは好ましくない。そこで、MAIの部分的な除去、すなわち部分的PICを、各段に重みを採用することによって実行してもよい。この重みは、それぞれの重みの値が0から1の間の値を取るという制約を伴い、試行錯誤によって求められる。完全PICを相当に上回る能力強化が部分的PICにより達成されるとはいえ、各段で使用される重みの選択が性能に著しい影響を及ぼすことは周知である。したがって、重みの選択が正確でないと、決して容認できない性能特性となる。
MAI軽減の技術は発展し続けているが、その一方で、これらの技術の超大規模集積回路(VLSI:Very Large Scale Integration)実装の実行可能性を検討してきた研究活動はほとんどない。完全PIC及び部分的PICアルゴリズムは、比較的複雑でない計算で優れた性能を発揮するが、一方、これらの実時間ハードウェア実装は、依然として極めて困難である。上述のアルゴリズムを実用化することは、特に、ハードウェア資源を効率的に適用して低電力及び低コストを設計上達成することのできる実行可能なVLSIアーキテクチャを見つけることにかかっている。
したがって、通信産業においては、既存の技術よりも計算の複雑度を更に低下させるMAI軽減アルゴリズムが必要とされている。加えて、計算の複雑度を低下させて、MAI軽減アルゴリズムに固有の特性を利用してVLSIの実装を補うことが望ましい。本発明は、上述及びその他の必要性を満たし、先行技術のMAI軽減方法に優るその他の利点を供給する。
先行技術における上述の限界を克服するために、更に本明細書を読んで理解することにより明らかになるその他の限界を克服するために、本発明は、MAI抑圧の強化のための多段並列残差補償(PRC:Parallel Residue Compensation)受信器に関するシステム、装置及び方法を開示する。本発明は、適応正規化最小二乗平均(NLMS:Normalized Least Mean Square)アルゴリズムから計算されたユーザ固有の重みを使用することによって、MAI推定の精度の向上を可能にしている。このような方法で、マルチユーザ間の共通性及びMAI抑制アルゴリズム自体の特性を利用することにより、直接的な干渉除去が回避され、アルゴリズムの複雑度の低下が達成される。
本発明の一実施形態によれば、多段の、正規化最小二乗平均(NLMS)による並列残差補償(PRC)受信器には、マルチユーザ信号を受信するように結合され、各ユーザの復調ビットストリームのグループを表すデータシンボルを供給するようになっている整合フィルタ段が備わっている。受信器には、更に、データシンボルを受信するように結合され、各ユーザのデータシンボルの変調表現を生成してマルチユーザ信号のレプリカを作成するようになっている信号復元器と、マルチユーザ信号のレプリカを受信するように結合され、このレプリカの重み付き推定値を計算するようになっているNLMSブロックと、レプリカの重み付き推定値及びマルチユーザ信号を受信するように結合され、レプリカの重み付き推定値及びマルチユーザ信号から共通残差信号を生成するようになっている並列補償残差(PRC)ブロックとが備わっている。共通残差信号は、最終的には、各ユーザのデータシンボルに関連する干渉を除去するために各ユーザのデータシンボルから差し引かれる。
本発明の別の実施形態によれば、マルチユーザ通信システムにおいて複数のユーザから送信されるシンボルを推定する方法には、マルチユーザ信号の重み付き推定値を計算することと、マルチユーザ信号からマルチユーザ信号の重み付き推定値を差し引くことによって共通残差信号を生成することと、各ユーザの干渉除去済み信号を得るために各ユーザの信号を共通残差信号で補償することと、各ユーザの送信シンボルの推定値を得るために各ユーザの干渉除去済み信号をフィルタリングすることとが含まれる。
本発明の別の実施形態によれば、正規化最小二乗平均(NLMS)による並列残差補償(PRC)受信器を含む符号分割多元接続(CDMA)チップセットが検討されている。受信器には、マルチユーザ信号を受信するように結合され、各ユーザの変調ビットストリームのグループを表すデータシンボルを供給するようになっており、更に、各ユーザのデータシンボル用に変調表現を生成してマルチユーザ信号のレプリカを作成するようになっている信号復元回路が備わっている。CDMAチップセットによる受信器は、更に、マルチユーザ信号のレプリカを受信するように結合され、マルチユーザ信号とマルチユーザ信号の重み付きレプリカとの差として生成される第1及び第2の重み付け信号を累積するようになっているNLMS回路を備え、マルチユーザ信号のレプリカには、第1の拡散符号ビットストリームと、第1及び第2のデータストリームとが含まれる。CDMAチップセットによる受信器は、更に、マルチユーザ信号の重み付きレプリカを受信するように結合され、マルチユーザ信号の重み付きレプリカから第1及び第2の誤差信号を生成するようになっている並列残差補償(PRC)回路を含む。第1及び第2の誤差信号は、各ユーザのデータシンボルと関連する干渉を除去するために、各ユーザのデータシンボルから差し引かれる。
本発明の別の実施形態によれば、正規化最小二乗平均(NLMS)による並列残差補償(PRC)受信器を実装してマルチユーザ信号の各ユーザに関する多元接続干渉を軽減する方法が検討される。この方法は、ユーザの2つのグループについて作用するように2つの並列処理経路を構築し、そこでは各処理経路が組合せ論理を用いて実装されユーザの各グループについて逐次的に作用するようになっている。各処理経路における逐次的作用には、ユーザのグループの各ユーザのシンボルを推定することと、ユーザのグループの各ユーザの重み付きシンボルを計算することと、ユーザのグループの各ユーザの加重和チップ信号を計算することと、各ユーザの加重和チップ信号から検出ビットベクトルを生成することと、検出ビットベクトルの各ビットと各ユーザのシンボル推定値との間に差を生成することと、各ユーザの重み付きシンボルにこの差を加えることと、検出ビットベクトルの全てのビットが処理された時点で各シンボルに関する干渉除去済み信号を生成することとが含まれる。
本発明を特徴付ける前述あるいは他の様々な利点及び新規性の特徴は、本明細書に添付され本明細書の一部を成す請求項の中で詳細に示される。しかしながら、本発明、その利点、及び本発明の使用によって達せられる目的をより深く理解するために、本発明によるシステム、装置及び方法の代表的な例を図示及び説明し、本明細書の更に別の一部を成す図面及びそれに伴う説明を参照されたい。
本発明は、添付の図面に示された実施形態に関連して説明される。
本特許文書の開示の一部は、著作権保護を受けている。本特許文書又は本特許開示は特許商標局の特許ファイル又は記録に掲載されているものであり、著作権所有者は、誰でもこれを複製できることに異存はないが、それ以外のあらゆることに関しては著作権を完全に留保する。
以下に記載する各種の例示的な実施形態の説明においては、本明細書の一部を成し、本発明を実践することのできる様々な実施形態を図解している添付の図面を参照する。当然のことながら、本発明の範囲を逸脱することなく構造上及び操作上の変更を施すことが可能であり、したがって他の実施形態を利用してもよい。
なお、以下の記載において表1に示す文字の置換えを行っている。
Figure 0004755204
本発明は、全般的には、新規の、多段並列残差補償(PRC)受信器のアーキテクチャを供給し、符号分割多元接続(CDMA)システムにおける多元接続干渉(MAI)の抑制を強化する。適応正規化最小二乗平均(NLMS)アルゴリズムにより計算される一連の重みを用いて、干渉推定の精度が高められる。上記のアルゴリズムは、完全又は部分的な干渉除去のいずれかを前提にしている従来型の並列干渉除去(PIC)アルゴリズムに対して、著しい性能の向上を達成している。
複雑度を低下させる目的で、PRCの構造を導き出すために多符号処理の共通性を抽出して使用し、直接的な干渉除去を回避する。導き出されたPRC構造は、干渉除去の複雑度を、ユーザ数の二乗に比例する複雑度から、ユーザ数に対してリニアな複雑度へと低下させる。
更に、本発明は、単純な加減乗除ユニット(SMU:Sumsub−MUX−Unit)組合せ論理を用いて、拡張可能なシステムオンチップ(SoC:System−on−Chip)のVLSIアーキテクチャを検討する。提示されたアーキテクチャは、専用の乗算器を使用することを避け、それによりハードウェア資源の割り当てを少なくとも10倍改善するのに効果を発揮する。上述のアーキテクチャをFPGAシステムにおいて実装するのに、効率的なPrecision−Cによる高レベル合成(HLS:High Level Synthesis)設計手法が適用される。マルチレベルの並列処理及びパイプライン化を検証することによってハードウェア効率の良さが達成され、従来型の設計に対して大幅な改善がもたらされる。
本発明の原理による一実施形態では、強化されたMAI抑制アルゴリズムが、特定用途集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)の中に実装され、これが更に各CDMAチップセットの物理層(PHY:physical layer)処理エンジンの中に組み込まれている。この実装には、NLMS重み更新、PRC、及び整合フィルタのコンポーネント群のパイプライン型アーキテクチャが含まれる。加えて、本発明は、SMU組合せ論理が専用の乗算器に取って代わるように、論理素子を最適化することを検討している。あるいは別の実施形態では、必要とされるタイムクリティカルなブロックの実時間処理に適切なレベルの並列処理及びパイプライン化が実現できるのであれば、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)を使用してもよい。
本発明の適用は、基地局及び移動体端末内でスペクトル拡散技術を利用するあらゆるセルラ通信に関して検討されている。このような通信システムには、例えばCDMA2000に適合するCDMAシステム、広帯域CDMA(WCDMA:Wideband CDMA)、WCDMAの高速ダウンリンクパケット接続(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)システム、及びその他の大容量多元接続通信プロトコルが挙げられる。
図1は、マルチユーザ通信システム100の例示的なシステム図を表しており、ユーザ1からユーザKまでは、対応する基地局(図示せず)へのCDMAアップリンク物理層のK人のユーザを表している。図1でCDMAアップリンクが強調されているものの、ここに図示されてはいないが対応するダウリンクも同様にあることが、当業者には当然理解される。1からKのユーザは、加法性白色ガウス雑音(AWGN:Additive White Gaussian Noise)114と推定される雑音を伴う共通単一経路チャネル116を共に使用しており、そのため、1人のユーザを隣のユーザから見分けるのに、伝送ビットを変調する直交又はほぼ直交の符号を使用している。拡散ブロック108から112の直交符号、いわゆる拡散シーケンスが、必要な変調を実行する。
チャネルエンコーダ102から106は、マルチユーザ通信システム100に誤り訂正能力を提供し、これにより、離散時間型入力系列が、冗長性を示している離散時間型出力系列にマッピングされる。上記の冗長性は、雑音平均化特性を備えるのに効力を発揮し、それにより雑音、ひずみ、フェージングなどを原因とするチャネル効果に対するデコーダ128の脆弱性を抑えることができる。
CDMA通信システム100は、任意の数の変調方式を用いてもよいが、ここでは説明のために、拡散ブロック108から112における四位相偏移変調(QPSK:QuadriPhase Shift Keying)の変調方式について述べる。このような変調方式を使用することにより、送信器におけるk番目のユーザのn番目のデータシンボルは、バイナリビットのグループ{bk o(n),bk 1(n)}∈{0,1}を用いてコンスタレーションポイントにマッピングされる。変調器(図示せず)におけるシンボル出力は、等確率で
Figure 0004755204
によって表される。AWGNチャネルでは、受信器130が受信した複素ベースバンド信号は、n番目のシンボルのi番目のチップにあるとき、
Figure 0004755204
で表され、式中、αk (n)及びPk (n)は、k番目のユーザの、複素チャネル振幅及び送信電力である。ck[i+(n−1)N]は、k番目のユーザの、n番目のシンボルのi番目のチップにおける拡散符号であり、{+/−1}の値を取る。Nは拡散因子、K∈[1,N]はアクティブユーザ数、及びz(i)は両側電力スペクトル密度No/2の複素加法性ガウス雑音の標本値である。
1つのシンボル期間内のN個のチップ標本をベクトルにまとめると、受信ベクトルの式は、
Figure 0004755204
で表すことができる。整合フィルタ118から122を使用して受信信号の逆拡散を行うとよく、更にマルチユーザのシンボルの軟推定値を、
Figure 0004755204
で生成するとよい。ここで、frakt−R=[bar−C*bar−CH]/Nは、拡散符号の相互相関行列であり、上付き文字のHは、エルミート共役を意味する。MAIが現れるのは、相互相関行列frakt−Rが単位行列に等しくない場合である。tilde−SMF0の要素、すなわちk番目のユーザのシンボル推定値は、
Figure 0004755204
によって得られる。
次に、チャネル推定ブロック132及びマルチユーザ検出器126を用いたチャネル推定段階によって整合フィルタ出力が修正され、マルチユーザのチャネルデコーダ128へ送られる。デコーダでは、推定ビットが、
Figure 0004755204
で検出される。式中「・/」は、配列右除算を意味する。式(6)及び(7)のベクトルの要素は、
Figure 0004755204
によって得られる。
マルチユーザ検出器126の実装に際して使用されている特定のマルチユーザ検出器の一群は、干渉除去(IC:Interference Cancellation)、特に並列干渉除去(PIC)を用いている。これは、PICを用いると計算要求の軽減及びハードウェア本位の構造を実現することができるので、目的とするユーザ以外の全てのユーザによって生じる干渉を除去することをコンセプトにしている。従来は、反復多段PIC方式が使用されており、それによれば1つの特定の段の入力は、その前段の推定ビットである。(m−1)番目の段のビット推定値を各ユーザの伝送ビットと仮定すると、m番目の段における各ユーザにとっての干渉の推定値は、当該の特定ユーザを除いて、信号を復元することによって求められる。
しかしながら、先に述べたように、初期の段の推定値が十分に正確なものでない場合には、PICアルゴリズムによって、信号に更なる干渉を取り込むことになりかねない。したがって、より正確な干渉除去を実現するために、本発明により各段に一連の部分的重みを取り入れる。個々の重みは、シンボル推定の精度にしたがって各ユーザ用に選択される。受信信号r(i)と全ユーザの推定信号の加重和との間の二乗ユークリッド距離をコスト関数と定義すると、コスト関数の平均二乗誤差(MSE:Mean Squared Error)を最小化することによって、最適な重みが
Figure 0004755204
のように得られる。このとき、m番目の段における全ユーザの硬判定シンボルの加重和は、
Figure 0004755204
によって得られる。
ここで、W(m)=[w1 m2 m・・・wK m]は、m番目の段の重み付けベクトルであり、
Figure 0004755204
は、PICの復元器内のマルチユーザ拡散器の出力ベクトルである。
m番目の段における所望の応答と推定値との残差を、ε(m)(i)=r(i)−hat−rW (m)(i)と定めると、MMSE最適化の式(9)は、ビット間隔でチップレートに基づいて機能する反復更新の式である
Figure 0004755204
において、正規化最小二乗平均(NLMS)アルゴリズムによって解くことができる。式中、μはステップサイズであり、hat−Ω(m-1)は、NLMSアルゴリズムへの入力ベクトルである。適応PICにおける各ユーザに対する干渉は、直接形式では、K人の全ユーザに関して、
Figure 0004755204
で推定される。
干渉が除去された状態のチップレベル信号は、
Figure 0004755204
で各ユーザ用に生成され、シンボルは、
Figure 0004755204
で検出される。
計算の複雑度は、機能ユニットの数など必要なハードウェア資源のコストを決めるので、PIC方式の実装において最も重要な検討事項の1つとなる。K人のユーザの1つのチップにおける直接形式PICの複雑度は、4K*(K−1)の実数乗算、2Kの実数加算、及び2Kの減算となる。更に、各ユーザループに関してハードウェア比較器にマッピングされた1つの「if」文があり、それによりループ構造が一様でなくなり、パイプライン化につながらない。そこで、本発明によれば、全ユーザに関する計算の規則性が考慮されており、そのため「干渉推定」及び「干渉除去」の順序は変更される。
本発明によるアーキテクチャでは、故に、以下のステップを実行する。第1に、
Figure 0004755204
で、全ユーザの重み付き信号を合計することによって加重和チップ関数を計算し、チップレート標本中の受信信号の重み付き推定値を求める。
第2に、
Figure 0004755204
で、元の信号からの1回の減算によって、全ユーザの共通残差信号が生成される。
第3に、
Figure 0004755204
で、各ユーザに残差を補償し、干渉除去済みチップ信号を得る。
最後に、上記の式(14)のように、訂正済みの信号にマルチユーザ「チップ整合フィルタ」を実行すればよい。このように、上述の4ステップで概説される手順によって、チップレベルPRC(CL−PRC:Chip−Level PRC)構造が実装される。
更に、整合フィルタと、式(15)、(16)及び(17)の残差補償ステップを合わせて考慮することにより、0番目の段のマルチユーザ整合フィルタ出力を利用して、シンボルレベルPRC(SL−PRC:Symbol−Level PRC)アーキテクチャを生成することができる。各ユーザの重み付きシンボルに対して「拡散」に続き更に「整合フィルタ」プロシージャを行うことは、チップレベルでは冗長である。故に、整合フィルタリングは、加重和チップに関してのみ必要であり、
Figure 0004755204
で実行される。最終的に、
Figure 0004755204
によって、訂正済み信号の軟判定整合フィルタ出力がシンボルレベルで生成される。
式(13)の最適な重み付きシンボル(WS:Weighted Symbol)は、式(13)の拡散に先立って、
Figure 0004755204
のように計算されてもよく、続いてレジスタ又はアレイに保存されてもよい。
直接形式(DF:Direct−Form)PIC構造、CL−PRC構造、及びSL−PRC構造の複雑度の要旨が表2に示されている。干渉除去の複雑度は、DF−PICにおけるO(K2*N)から、PRCアーキテクチャにおけるユーザ数と線形を成すO(K*N)の順に低減していることがわかる。SL−PRCアーキテクチャはCL−PRCと類似しているとはいえ、SL−PRCアーキテクチャのチップインデックスのためのループチェーンは、よりコンパクトで、かつパイプライン化及び並列処理アーキテクチャのスケジューリングに対して一様であり、そのため、SL−PRCアーキテクチャはCL−PRCアーキテクチャに比べてより高速な設計を創出しやすい。
Figure 0004755204
ここで図2を参照すると、本発明の原理による概念上のSoCアーキテクチャが例示されており、ここでは設計サイクルの全ての局面を対象とするスケーラブルな検証ソリューションが供給され、検証上のギャップを減じている。図2のシステムレベルのVLSI設計は、NLMSによる適応PRCアーキテクチャの一実施形態を例示しており、これは、いくつかのサブシステムブロック(SB:Subsystem Blocks)に分割され、この分割はそれぞれの機能及び各SBが示すタイミング関係によっている。各SBは、1つのPrecision−C設計ブロックを表し、ここで各SBは、例えば適切なハードウェア設計言語(HDL:Hardware Design Language)デザイナを使用するなどにより、パイプライン構成202に縦続接続される。各SBはいくつかの処理要素(PE:Processing Elements)を含み、これらはパイプライン構成204及び/又は並列構成206のいずれかに構成される。PEレベルでのパイプライン化及び並列処理は、アルゴリズムにおけるループ構造を反映し、最適化に関して最大の機会を有する。PEは、機能ユニット(FU:Functional Units)210のレジスタ、メモリ、乗算器、加算器などのハードウェア資源にマッピングされて、それぞれが並列構成208の付加的レベルを示している。
図3を参照すると、本発明によるビットベクトルジョイント変調器306、拡散器308、及び多符号結合器310の、面積制約アーキテクチャが図示されている。送信器において、K人のユーザの入力ビットストリームは、
Figure 0004755204
のように単一ワードのビットベクトルバッファ302に収容され、それによりストレージ資源を節約する。K人のユーザの拡散符号が、
Figure 0004755204
のように結合して符号ベクトルROM312を形成してもよい。
ベクトルバッファ302からビットが読み取られ、直列から並列への変換器304を介して、並列の、I/Qビットストリームへと変換される。図3のハードウェア構成において、ビットベクトルジョイント変調器306及び拡散器308は、ループアーキテクチャ上で共通性を利用するように合併させられる。拡散器308の乗算は、ビットレベルの組合せ論理を使用して乗算器の使用を避けるように設計されている。組合せ論理のハードウェア設計のスクリプトは、下記の符号セグメント(23)によって示される。
Figure 0004755204
K人のユーザは、論理的には並列に処理されることができるが、システムクロックが十分に高速であるならば、実時間の要件を満たしながらK人の全ユーザが逐次的に処理されてもよい。図3を検分すると分かるように、組合せ論理を使用して効率的なVLSIアーキテクチャが設計されており、そこでは変調器306及び拡散器308が、シフトレジスタ、ANDゲート、及びK人のユーザの拡散符号ビットによって制御されるマルチプレクサを利用している。多符号結合器310は、最小限の設計エリアを使用して実時間要件を達成することのできる累積器アーキテクチャを利用して、信号SIsum(i)及びSQsum(i)を作成する。
受信器分割のブロック図である図4を参照すると、アルゴリズムにおけるループ構造及び本質的なタイミングが最適化されてパイプライン化及び並列処理を実現するようになっており、加えて更に最適化されることによって、冗長な計算を削減し、タイミング衝突を回避し、レジスタ及びメモリ並びに機能ユニットを共用する。機能ユニット402から412が、最適化のために論理的に組み合わされているのが分かる。
本発明による多段NLMS受信器のシステムレベルアーキテクチャ400は、第1段として、機能ユニット402の中で多符号整合フィルタを利用する。K個の符号に関する第1段の整合フィルタ出力は、シンボルレベルPRCのために、メモリブロックS_MF0[K]414に保存される。復調器DEMOD1からDEMODKの出力において、K人のユーザの検出ビットが、QPSK変調のためにB0及びB1の2ワードに収容される。復元器404は、直列から並列へ変換された後の検出ビットを受け取り、それにより、変調器MOD1からMODK及び拡散ユニットSP1からSPKを介して検出ビットを用いた信号の復元を実施することができる。復元器404の出力は、重み計算のために機能ユニット406の第1段NLMSブロックに引き渡され、同時に、第1段PRC処理のためにバッファリングされる。干渉除去済み信号は、併合された整合フィルタ及び復調器のユニット(MFU+DEMU:Matched Filter and Demodulator Unit)408によって、K人のユーザ用に検出される。NLMS−PRCブロックの多段ハードウェアユニット410から412は、M個の段用にパイプラインモードで展開し、検出ビットは多段処理のために後続の段Mへと引き渡され、更に、様々なチェーンにおける処理上の遅延のバランスを保つために、必要に応じてFIFOが適用される。
図5は、図4のマルチユーザ整合フィルタブロック402の例示的な実施形態を図示しており、並列した2つの逆拡散器ユニット(DSU:DeSpreader Unit)+MFUエンジン502及び506を伴うアーキテクチャが設計されている。この設計は、拡散符号の特性を利用して組合せロジックによって実装され、それにより乗算回路を不要にしている。K人のユーザは、K/2人の2つのグループに分割され、各グループのユーザは、例えば図2に例示されるように、1つのPEを逐次的に利用する。MFUからの暫定的な結果は、個々のデュアルポートランダムアクセスメモリ(DPRAM:Dual Port Random Access Memory)ベクトル504及び508にそれぞれ保存され、続いて、累積器514及び516にそれぞれ累積される。各入力チップ標本Re[i]及びIm[i]に関しては、K/2人のユーザの拡散符号C1[i]及びC2[i]が、それぞれ符号ベクトルROM510及び512から逐次的にシフトされてきて、このチップ標本に乗算される。シンボルが累積器514及び516によって累積されたのを受けて、シンボル準備完了(SYMBOL READY)の信号がアサートされ、復調器ユニットにシンボル推定値を読み取る必要のあることを知らせる。
先に述べたように、このアルゴリズムは、式(11)に例示されるような、広範囲にわたるフィードバックを伴う除算及び乗算の演算を利用しているため、1からMのNLMS段は、スループット上の重大な障害となっている。NLMS設計ブロックは、チップに基づいた複雑なNLMSアルゴリズムを受け入れ、式(10)及び(11)で説明されるように、各シンボルの全ユーザ用に最適な重みを計算する。本発明の適応NLMSアルゴリズムをハードウェアにマッピングするには、効果的な分割のためのデータフロー及びタイミングに対して特に関心が払われる。
LMSアルゴリズムを並列及びパイプライン型のアーキテクチャにマッピングする従来の方法では、係数更新に遅延を取り込むか、あるいは過度のハードウェア要求を課すことになる。しかし、本発明によれば、NLMS適合のためにハードウェア効率のよいパイプライン型アーキテクチャが考慮されており、これは、遅延を伴うことなく、標準のLMSアーキテクチャと実質的に変わらない出力及び誤差信号を供給するものである。更に、本発明によるアーキテクチャのスループットは、入力ベクトルの長さすなわちユーザ数と無関係である。
上述の式(10)及び(11)を再度参照すると、トップレベルのループ構造L1及びL2との対応関係を導き出すことができる。L1ループは、式(10)による各シンボルに関するチップ毎の更新のために再帰的なループを表し、一方、L2ループは、式(11)によって1つのシンボルが用意されたら、レジスタからメモリブロックまでの重み推定値を更新する。ループL1及びL2は、図6のブロック図に例示されるようにハードウェアユニットへマッピングされる。
ループL1は、ブロック602及び604で示す第2レベルの2つのループによって例示される。ブロック602及び604は、ユーザインデックスに対応しており、ブロック602が現在の重みに基づいて受信信号の重み付き推定値を計算し、ブロック604がユーザK人分の反復重みを計算する。符号インデックスk及びチップインデックスiのループ構造にしたがって、NLMSブロックが、以下の主要な2つの機能に分割されるとよい。すなわち、式(10)で表されるようなブロック602の加重和機能(WSF:Weighted Sum Function)、及び式(11)で表されるようなブロック604の重み付き適応機能(WAF:Weighted Adaption Function)である。
WSFブロック602においては、ブロック614のデパッキングユニット(DPU:De−Packing Unit)によって、推定硬判定ビットがビットベクトルB0及びB1から抽出される。下記式(24)のオメガベクトルは、送信器におけるのと同じ変調器拡散器ユニット(MSU:Modulator Spreader Unit)を用いて推定ビット及び拡散符号ベクトルC[i]から生成され、続いてメモリブロック又はレジスタファイルのいずれかに保存される。同じループ構造の中で、チップ重み付けユニット(CWU:Chip−Weighting−Unit)/複素加算ユニット(CAU:Complex−Add−Unit)616が式(10)に表されるように、レプリカの加重和を生成する。受信信号のレプリカは、次に、式(16)のように、受信チップ標本値から差し引かれて残差を形成する。式(24)のオメガベクトル及び式(16)の残差は、次に、WAFブロック604に送られる。
Figure 0004755204
オメガベクトルには、最初に残差を乗算じ、次に係数μ/normを乗算する。この数量は、次に、重み付けの前の反復に加算され、Wtmp[K]スペース610にライトバックされる。この処理は、1つのシンボル内の全チップに対して反復して行われる。各シンボルに対する重みの用意が整い次第、重み負荷処理(WLP:Weight Load Process)606が干渉除去のために最適な重み608を載せる。
ピンポンバッファ612は、NLMSブロックが重みを計算している間、次のシンボルの入力チップ標本を記憶するように設計されている。NLMSのL1構造においては、カウンタ618が反復を制御しており、各シンボルの第1のチップに関して、式(25)の重みベクトルの初期値620が、SCALE_NUM=2Bwでスケールされる各ユーザのチャネル推定値となるようになっている。ここでBWはスケーリングシステムのビット幅である。
Figure 0004755204
まとめとして、WSF602及びWAF604のループのスクリプトを以下の符号セグメントの式(26)及び(27)にそれぞれ示す。
Figure 0004755204
WSFブロック602においては、変調のベクトル処理がK人の全ユーザに対して成される。WAFブロック604においては、ベクトルhat−Ωre[k]及びhat−Ωim[k]のノルムを計算する必要がある。オメガベクトルのノルムの単純な計算は、次のように行われる。
Figure 0004755204
式(28)は、2K個の乗算及び(K−1)個の加算の複雑度を有する。hat−Ωre[k]及びhat−Ωim[k]が、それぞれメモリアレイに保存されている場合、それにより複雑度は2K個のメモリ読み込み分増加することになる。しかし、QPSKに関しては、hat−s1 (m-1)∈{±1±j}及びck(i)∈{±1}であるので、各シンボル用にノルムを個別に計算する必要はない。‖hat−Ω‖2=2Kの数量は一定であることが分かるので、したがって除算は、log2(2K)の右側シフトによって実施すればよい。ステップサイズμはそれほど精密な値である必要がないため、μとノルムとを組合せて1つの係数にし、これに続いてlog2(K)だけ右へシフトすることが可能となる。これはオフラインで定数として計算してもよい。
ブロック602及び604のMSU及びCWUを実装している従来型の設計では、Kユーザの完全にパイプライン型の加算のために、ブロック616のCAU用に6の乗算及びツリーレイアウトを必要とする。しかし、hat−Sre(k),hat−Sim(k),hat−Ωre(k),hat−Ωim(k),及びCi(k)は{+/−1}の値をとるので、これらの値を表すために{0,1}を代わりに使用し、K人のユーザをベクトルワードB0、B1及びCiに収容してもよい。ビット単位の値は、b0=(B0>>k)&1;b1=(B1>>k)&1;及びCk(i)=(C[i]>>k)&1のように、ベクトルワードから抽出される。hat−Ωre(k)及びhat−Ωim(k)の実際の値は、表3に示されるように、拡散符号の各種入力ビット及び硬判定ビットに基づく真理値表から導き出すことができる。加えて、hat−Ωre(k)及びhat−Ωim(k)を表すのに{0,1}を{+/−1}の代わりに使用することによって、論理設計は、
Figure 0004755204
になることが分かる。
Figure 0004755204
式(10)及び(11)のような、2ビットの値{+/−1}を有するhat−Ω(m-1)の乗算は、1ビットの値{0,1}を有するhat−Ωre(k)及びhat−Ωim(k)のデコーダで制御されているマルチプレクサ(MUX:Multiplexer)回路を用いて実施してもよい。式(10)における乗算は、次に、加算減算MUXユニット(SMU)の重み付きシンボルのもの(SMUw:SMU for Weighted symbols)として、
Figure 0004755204
のように実施してもよい。
同様の構造は、式(11)の中の[hat−Ω(m-1)(i)]*ε(m)(i)に関しても、誤差のSMUブロック(SMUe:SMU block for Error)として
Figure 0004755204
のように、使用することができる。
1つのSMUw/SMUe702に関する回路論理が図7に表されており、累積器710への符号及び入力のみが4入力MUX708によって制御されている。SMU702がSMUw又はSMUeのいずれとして機能するか、その違いを決定するのは、MUX708への入力並びに接続ネットワーク(CN:Connection Network)706の構成である。選択デコーダ704によって、元のオメガベクトルに置き換わるSEL[K]信号が生成され、次に、この信号は、表3に示すようにMUX708の制御に使用される。なお、表4は、SMU702のSMUw及びSMUe両構成に関するCN706の構成を決定するものである。
Figure 0004755204
図6を再度参照すると、上述のように、NLMSアルゴリズムのWSFブロック602及びWAFブロック604は、図7の基本的なSMU設計ブロックを使用して統合してもよいことが分かる。例えば、本発明による一実施形態では、SMUw及びSMUeの2つのエンジンを並列に配置したものが図8のように示される。ブロック802及び804のWSF機能において、K人のユーザがK/2人のユーザの2つのブロックに分割され、ここで選択デコーダ812及び816が、ビットストリームC[i]、B[0]及びB[1]をそれぞれ受信して、SMUw814及び818の選択信号SEL1[K/2]及びSEL2[K/2]を生成する。SMUw814及び818は、一時重みメモリブロック824及び826からの入力も受信する。
CAU806が上記各経路の2つの部分を加えることで総加重和チップ信号が得られ、次にこれは元の受信信号、Re[i]及びIm[i]から差し引かれて誤差信号が生成され、続いてWAFブロック808及び810のSMUe820及び822へそれぞれ転送される。全ての加重和チップ信号が信号μ_normで乗算されたら、前の反復からの重みによる調整を施され、一時重みメモリブロック824及び826へ書戻される。このように、各エンジンがK/2人のユーザの逐次的処理に関して単一のプロセッサとして機能し、それにより、従来型の乗算器設計に比べて、VLSI面積及びタイミング収束の最適化が著しく向上する。
本発明の原理による別の実施形態では、図7の基本的なSMU設計ブロックを使用して、上述の式(15)から(19)のような、加重和整合フィルタ(WSMF:Weighted−Sum−Matched−Filter)及び残差補償(RC:Residual−Compensatoin)ブロックを実装することができる。図8のNLMSブロックと同様に、図9の、シンボルレベルの重み付きシンボル用加算減算MUXユニット(SMUws:Sum−sub−MUX−Unit for Weighted Symbol)のブロック図が、ビットウェア組合せ論理によって設計されて、式(20)で計算されるようにws[k]を生成してもよい。このような事例では、SMUws908は、B[0]及びB[1]のベクトルによって始動する選択デコーダ914によってのみ制御される。重み整合フィルタユニット(WMFU:Weight−Matching−Filter−Unit)910に内在するMUXは、WMFU910のユーザインデックスkに基づく累積に際して、拡散符号C[i]によって制御されて最適な加重和チップ信号hat−rW,opt(i)を累積する。
図9に例示されるような基本的なSMUwsの設計モジュールに基づき、式(15)から(19)に表されるWSMF及びPRC処理に関する完全なデータ経路理論ブロック図は、図10のように示される。並列のPE1002及び1004は、組合せ論理で構築されてK/2人のユーザの2つのグループに対して作用しており、各グループのユーザは、それぞれのPEを逐次的に利用する。PE1002及び1004のそれぞれにおいて、最適な重み1006及び1020が、SMUws1008及び1022のそれぞれに入力され、重み付きシンボルws[k]1010及びws[k]1024、並びに加重和チップ信号であるhat−rW,opt(i)を計算する。加重和チップ信号は、次にWMFU1012及び1026によって検出されて、hat−frakt−R[k]の信号1014及び1028を形成し、これが次にk番目のユーザのシンボル推定値であるtilde−SMFO[k]から差し引かれて、更に重み付きシンボル1010及び1024にしたがって加算される。この処理は、tilde−S[m]の干渉除去済み信号の整合フィルタ出力1018及び1032を確認することで終了する。シンボルが全て累積されたら、シンボル準備完了(SYMBOL READY)の信号がアサートされ、復調器ユニットにシンボル推定値を読み取るよう働きかける。
なお、図10のアーキテクチャでは、従来より使われているような汎の乗算器を必要としない。それ故に、ビットレベルの組合せ論理VLSIを使用して、クロックレートの著しい改善、並びに設計に必要とされる構成可能論理ブロック(CLBs:Configurable Logic Blocks)の数の削減を実現することができる。クロックレートの改善により、各ユーザ及び各チップの処理に関する時間資源の拡大が促進される。
上述のように、本発明によるVLSIアーキテクチャは、Precision−C手法を用いて実装される。例示的な設計の実装では、実時間設計の仕様は、WCDMA、及びWCDMAの高速ダウンリンクパケット接続(HSDPA)システムに対応したPrecision−C手法を用いて分析することができる。特に、上記のシステムのダウンリンク無線マルチメディアサービスのチップレートは3.84MHzであり、拡散利得は16である。動作中のクロックレートが38.4MHzとすれば、各チップに10サイクルの資源が作り出され、各シンボルには160サイクルの資源が作り出されることになる。
特定の設計における遅延は、必要なサイクル数の、動作中のクロックレートに対する比率、すなわち
Figure 0004755204
によって決定される。この式(33)は、したがって、遅延を削減するのに2つの変数を使用できることを示唆している。つまり、必要なサイクル数、Ncycleを減らすか、又は動作中のクロック周波数、fclkを増やすかのいずれかである。いくつかの異なる機能ユニットを備えたPEに関しては、クリティカル経路によって、達成可能な最速のクロックレートが決定する。クリティカル経路における遅延は全ての機能ユニットの遅延の累積であるので、クロック周波数を増加するには、通常、タイミング再生が必要とされる。しかしながら、設計が複雑になると、設計の仕様が変更した場合、従来の設計手法を用いたタイミング再生は極めて困難である。
利用可能な各種の記憶ハードウェアを検討する際には、スピードとサイズとの間にトレードオフが存在する。例えば、レジスタファイルがデータアレイをマッピングするのに適用されている場合、これらには、1つのサイクルにおいて並列に接続可能である。故に、レジスタファイルの使用によって、並列性が向上する傾向がある。一方、多機能ユニットを共用するために複数レジスタファイルが必要とされる場合、MUXによってこの多機能ユニットに対する入力を制御しなければならない。しかし、MUXは設計サイズの主要な要因になり得るため、並列性を追加した結果、より大きなチップ面積が必要な設計になることも多い。
このように、アーキテクチャ上の多様な制約を伴うVLSI実装の効率を最大にするには、マッピング及びパイプライン化の様々な選択肢を検証することが望ましい。加えて、合成を通じて検証などをすることにより、乗算器に基づいたアーキテクチャと、本発明によるSMUに基づいたアーキテクチャとの、啓発的な比較がもたらされる。例えば、乗算器に基づいたNLMSアーキテクチャを最適化すると、2697のCLB、91のブロック乗算器、147のサイクル、及び48.4MHzの動作クロック周波数が必要な設計ができあがる。それに対して、本発明による最適化されたSMUに基づくNLMSアーキテクチャでは、3477のCLB、9のASIC乗算器、151のサイクル、及び59MHzの動作周波数が必要な例示的な設計ができあがる。このように、SMUに基づく設計が160サイクルの資源制約の内にとどまるとはいえ、必要な乗算器の数を10分の1に減らすことに加えて、使用周波数の向上ももたらす。本明細書で説明したその他のSMUに基づくアーキテクチャについても、同様の結果を得ることができる。
本発明は、CDMAシステムにおけるMAI抑制の適応PRCアルゴリズムを検討している。本発明によるアルゴリズムは、従来型のPIC及びPPICアルゴリズムに比べて干渉除去の確実性レベルを高め、かつ精度を向上するために、一連の重みを利用することを検討している。加えて、適応PRCの計算アーキテクチャは、冗長計算を削減して効率的なVLSI設計を容易にするように最適化されている。VLSI設計の効率の良さを達成できる主な要因は、専用のASIC乗算器の使用を避けるために、組合せ論理回路を利用していることである。
前述の、本発明の例示的な実施形態に関する記述は、例示及び説明のために提示されてきた。これは網羅的に示そうとするものではなく、開示された形態そのものに本発明を限定しようとするものではない。上述に教示した点に照らして、多様な変更及び変形が可能である。例えば、適応PRCアルゴリズムのアーキテクチャのスピードとサイズとの間におけるトレードオフは、1つの設計制約を他のものに優先させる目的で行われてもよい。このような場合には、サイズをスピードに対して優先させてもよく、それにより特定のアーキテクチャに必要なCLBの数を減少でき、同時に動作クロックの最大周波数を減少させることができる。本発明の範囲は、この詳細な記述によって制限されるものではなく、本明細書に添付されている請求項によって判断されるものである。
マルチユーザ通信システムの例示的なシステム図である。 本発明による例示的なシステムオンチップ(SoC)アーキテクチャを示す図である。 本発明による例示的な変調器の面積制約アーキテクチャを示す図である。 本発明による多段正規化最小二乗平均(NLMS)受信器の例示的なシステムレベルアーキテクチャを示す図である。 本発明による例示的なマルチユーザ整合フィルタブロックを示す図である。 本発明による各シンボルをチップ毎に更新する例示的なループ構造を示す図である。 本発明による基本的な加減乗除ユニット(SMU)設計ブロックの例示的なブロック図を示す図である。 図7の基本的なSMU設計ブロックの並列配置の例示的なブロック図を示す図である。 本発明による例示的なSMU重み付きシンボル(SMUws)ブロック図を示す図である。 本発明による例示的な加重和整合フィルタ(WSMF)及び残差補償(RC)のブロック図を示す図である。

Claims (18)

  1. 多段の、正規化最小二乗平均(NLMS:Normalized Least Mean Square)による並列残差補償(PRC:Parallel Residue Compensation)受信器であって、
    a)マルチユーザ信号を受信し、b)前記マルチユーザ信号の複数のユーザを2つのグループに区分し、c)前記複数のユーザごとに復調ビットストリームのグループを表すデータシンボルを供給するように構成した整合フィルタ段と、
    前記データシンボルを受信するように結合され、各ユーザのデータシンボルの変調表現を生成して前記マルチユーザ信号のレプリカを作成するようになっている信号復元器と、
    前記マルチユーザ信号の前記レプリカを受信するように結合され、前記レプリカの重み付き推定値を計算するようになっているNLMSブロックであって、前記NLMSブロックは前記2つのグループのユーザに対して逐次的に作用する2つの並列処理経路を含み、該2つの並列処理経路はそれぞれ、専用の第1及び第2の組合せ論理ブロックを備え、
    前記第1組合せ論理ブロック(SMUw)によって、前記マルチユーザ信号のレプリカを拡散符号ベクトルで乗算して前記レプリカのチップごとに硬判定ビットベクトルを抽出するステップであって、データシンボル当たり少なくとも1つのチップが存在するステップと、
    前記硬判定ビットベクトルを累積シンボル重み値で乗算して前記レプリカのチップごとに重み付き推定値を生成するステップと、
    前記レプリカのチップごとの前記重み付き推定値から前記マルチユーザ信号を減算して残差信号を生成するステップと、
    第2組合せ論理ブロック(SMUe)によって、前記累積シンボル重み値を前記残差信号と前記硬判定ビットベクトルとの積に加算するステップと、
    前記データシンボルのチップごとの重みが累積されて前記レプリカの重み付き推定値になったとき、最終シンボル重み値を供給するステップと、
    を実行することによって前記レプリカの重み付き推定値を反復計算する、NLMSブロックと、
    前記レプリカの前記重み付き推定値及び前記マルチユーザ信号を受信するように結合された並列補償残差(PRC)ブロックであって、該PRCブロックは前記2つのグループのユーザに逐次的に作用する2つの並列処理経路を含み、該並列処理経路はそれぞれ専用の第3組合せ論理ブロックを備え、
    前記第3組合せ論理ブロック(SMUws)によって、前記レプリカの重み付き推定値を用いて、重み付きシンボル及び重み付き合計チップ信号を計算するステップと、
    記マルチユーザ信号から共通残差信号を生成するステップであって、前記共通残差信号、各ユーザのデータシンボルから減算して各ユーザのデータシンボルに関連する干渉を除去するステップと、
    を実行するPRCブロックと、
    を備える受信器。
  2. 前記NLMSブロックが、前記レプリカの各チップの前記硬判定ビットベクトルを保存するように結合されているメモリブロックを備える請求項に記載の受信器。
  3. 前記マルチユーザ信号のレプリカが、第1拡散符号ビットストリーム並びに第1及び第2のデータストリームを含み、前記NLMSブロックの前記処理経路がそれぞれ、前記第1拡散符号ビットストリーム並びに前記第1及び第2のデータストリームを受信するように結合され、前記第1拡散符号ビットストリーム並びに前記第1及び第2のデータストリームのそれぞれのビット値に応じた第1及び第2の選択信号を生成するようになっている第1選択デコーダを備え
    前記第1組合せ論理ブロックは、前記第1及び第2の選択信号並びに前記第1及び第2の重み付け信号を受信するように結合され、前記第1及び第2の重み付け信号の和の累積を供給するようになっており、前記第1及び第2の重み付き信号の符号が前記第1及び第2の選択信号によって決定される第1マルチプレクサ回路を備え
    前記第2組合せ論理ブロックは、前記第1及び第2選択信号並びに前記第1及び第2の誤差信号を受信するように結合され、前記第1及び第2の誤差信号の和を供給するようになっており、前記第1及び第2の誤差信号の符号が前記第1及び第2の選択信号によって決定される第2マルチプレクサ回路を備える、
    請求項に記載の受信器。
  4. 前記第1選択デコーダが、前記第1及び第2の選択信号を生成する複数の組合せ論理ゲートを含む請求項に記載の受信器。
  5. 前記組合せ論理ゲートが、
    前記第1拡散符号ビットストリームと前記第1データストリームとの排他的論理和が前記第1選択信号を生成する第1排他的論理和ゲートと、
    前記第1拡散符号ビットストリームと前記第2データストリームとの排他的論理和が前記第2選択信号を生成する第2排他的論理和ゲートと、
    を含む請求項に記載の受信器。
  6. 前記第1マルチプレクサ回路が、
    前記第1及び第2の重み付け信号を受信するように結合され、前記第1重み付け信号と前記2重み付け信号との和を第1出力として供給し前記第1重み付け信号と前記第2重み付け信号との反転和を第2出力として供給するようになっている加算器と、
    前記第1及び第2の重み付け信号を受信するように結合され、前記第1重み付け信号と前記第2重み付け信号との差を第1出力として供給し前記第1重み付け信号と前記第2重み付け信号との反転差を第2出力として供給するようになっている減算器と、
    を含む請求項に記載の受信器。
  7. 前記第1マルチプレクサ回路が、前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力を受信するように結合されて、前記第1選択信号に応じて前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力のうちの1つを選択するようになっている第1マルチプレクサを含む請求項に記載の受信器。
  8. 前記第1マルチプレクサ回路が、前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力を受信するように結合されて、前記第2選択信号に応じて前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力のうちの1つを選択するようになっている第2マルチプレクサを更に含む請求項に記載の受信器。
  9. 前記第1マルチプレクサ回路が、前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力を予め定められた経路指定方式に従って前記第1及び第2のマルチプレクサへ送信するように結合されている接続ネットワークを更に含む請求項に記載の受信器。
  10. 前記第2マルチプレクサ回路が、
    前記第1及び第2の誤差信号を受信するように結合され、前記第1誤差信号と前記2誤差信号との和を第1出力として供給し、前記1誤差信号と前記2誤差信号との反転和を第2出力として供給するようになっている加算器と、
    前記第1及び第2の誤差信号を受信するように結合され、前記第1誤差信号と前記第2誤差信号との間の差を第1出力として供給し、前記第1誤差信号と前記第2誤差信号との間の反転差を第2出力として供給するようになっている減算器と、
    を含む請求項に記載の受信器。
  11. 前記第2マルチプレクサ回路が、前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力を受信するように結合され、前記第1選択信号に応じて前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力のうちの1つを選択するようになっている第1マルチプレクサを更に含む請求項10に記載の受信器。
  12. 前記第2マルチプレクサ回路が、前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力を受信するように結合され、前記第2選択信号に応じて前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力のうちの1つを選択するようになっている第2マルチプレクサを更に含む請求項11に記載の受信器。
  13. 前記第2マルチプレクサ回路が、前記加算器及び前記減算器の前記第1及び第2の出力を予め定められた経路指定方式に従って前記第1及び第2のマルチプレクサへ送信するように結合されている接続ネットワークを更に含む請求項12に記載の受信器。
  14. 前記NLMSブロックが、前記処理経路双方の第1組合せ論理ブロックから出力を受信するように結合された1つの複素加算ユニット(CAU)を更に備える請求項1に記載の受信器。
  15. マルチユーザ信号のユーザごとに多元接続干渉を軽減するために正規化最小二乗平均(NLMS)による並列残差補償(PRC)受信器を実装する方法であって、
    前記マルチユーザ信号の複数のユーザを2つのグループに区分し、前記複数のユーザごとに復調ビットストリームのグループを表すデータシンボルを供給するステップと、
    各ユーザのデータシンボルの変調表現を生成して前記マルチユーザ信号のレプリカを作成するステップと、
    2つのユーザグループに作用するように2つの並列処理経路を確立するステップであって、各処理経路が各ユーザグループに逐次的に作用する第1,第2及び第3の組合せ論理ブロックを備え、前記逐次的作用が、
    前記第1組合せ論理ブロック(SMUw)によって、前記マルチユーザ信号のレプリカを拡散符号ベクトルで乗算して前記レプリカのチップごとに硬判定ビットベクトルを抽出するステップであって、データシンボル当たり少なくとも1つのチップが存在するステップと、
    前記硬判定ビットベクトルを累積シンボル重み値で乗算して前記レプリカのチップごとに重み付き推定値を生成するステップと、
    前記レプリカのチップごとの前記重み付き推定値から前記マルチユーザ信号を減算して残差信号を生成するステップと、
    第2組合せ論理ブロック(SMUe)によって、前記累積シンボル重み値を前記残差信号と前記硬判定ビットベクトルの積に加算するステップと、
    前記データシンボルのチップごとの重みが累積されて前記レプリカの重み付き推定値になったとき、最終シンボル重み値を供給するステップと、
    前記第3組合せ論理ブロック(SMUws)によって、前記レプリカの重み付き推定値を用いて、重み付きシンボル及び重み付き合計チップ信号を計算するステップと、
    前記マルチユーザ信号から共通残差信号を生成するステップであって、前記共通残差信号を、各ユーザのデータシンボルから減算して各ユーザのデータシンボルに関連する干渉を除去するステップと、
    を実行することによって前記レプリカの重み付き推定値を反復計算するステップと、
    を有する方法。
  16. 前記マルチユーザ信号のレプリカが、第1拡散符号ビットストリーム並びに第1及び第2のデータストリームを含み、前記第1及び第2の組合せ論理ブロックが第1及び第2マルチプレクサ回路を含み、前記方法が更に、
    前記第1拡散符号ビットストリーム並びに前記第1及び第2のデータストリームのそれぞれのビット値に応じた第1及び第2の選択信号を生成するステップと、
    前記第1組合せ論理ブロックによって、前記第1及び第2の重み付け信号の和の累積を供給するステップであって、前記第1及び第2の重み付き信号の符号が前記第1及び第2の選択信号によって決定されるステップと、
    前記第2組合せ論理ブロックによって、前記第1及び第2の誤差信号の和を供給するステップであって、前記第1及び第2の誤差信号の符号が前記第1及び第2の選択信号によって決定されるステップと、
    を有する請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1マルチプレクサ回路によって、前記第1重み付け信号と前記第2重み付け信号との和を第1出力として供給し、前記第1重み付け信号と前記第2重み付け信号との反転和を第2出力として供給するステップと、
    前記第2マルチプレクサ回路によって、前記第1重み付け信号と前記第2重み付け信号との差を第1出力として供給し、前記第1重み付け信号と前記第2重み付け信号との反転差を第2出力として供給するステップと、
    を更に有する請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2マルチプレクサ回路によって、前記第1誤差信号と前記第2誤差信号との和を第1出力として供給し、第1誤差信号と第2誤差信号との反転和を第2出力として供給するステップと、
    前記第1誤差信号と前記第2誤差信号との間の差を第1出力として供給し、前記第1誤差信号と前記第2誤差信号との間の反転差を第2出力として供給するステップと、
    を更に有する請求項16に記載の方法。
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