JP4755066B2 - 帯域制御装置および帯域制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、双方向通信に係るフレームを受信し、該フレームを送信することで通信を中継する帯域制御装置および帯域制御方法に関する。
中継対象のトラフィックを装置内のバッファ(Queue)に一旦格納し、当該バッファからのフレームを読み出して送信する際に最低帯域保証や優先制御等の帯域制御(Bandwidth Control)を行い、重要度の高いトラフィックの遅延または廃棄を防ぐ帯域制御装置がある。
帯域制御装置では、サーバからのフレーム受信時にフロー(Flow)の識別を行い、予め設定した中継優先度に基づいてフローごとにバッファを割り当てる。ここで、トラフィックがバースト的に到着した場合に、送信レートを平均化するための機能としてシェーピング機能がある。シェーピング機能は設定した出力レートを超えるフレームを装置内バッファにバッファリングする機能である。また、バッファからの出力ルールには最低帯域保証や優先制御などの方法が用いられる。
このような従来技術として、例えば可変長パケットに対する帯域制御機能に関する技術(特許文献1を参照)がある。また、多重アクセスシステムにおいて、測定された通信量に基づいて新しいコネクションを許可する技術がある(特許文献2を参照)。
特開2003−198611号公報 特開平11−298532号公報
一般的な企業ネットワークではLAN(Local Area Network)の帯域が広く、WAN(Wide Area Network)の帯域が狭い構成となっている。このようなネットワーク上で通信が行われる場合、LANからWANに入る入り口において帯域の差を原因とする輻輳が発生し、重要度の高い業務に係る通信やVoIP等の通信に遅延または廃棄が発生するという問題がある。
この問題への対策として、従来、帯域制御機能を持つネットワーク機器(以下、「帯域制御装置」と称する。)が利用されている(図1、図2を参照)。システム設計に沿って帯域制御装置を導入する場合、まず見込みユーザ数、コンテンツのサイズからピーク時のトラフィック量を推定する。その推定結果に基づいて、ピーク時のトラフィック量に耐えられるだけのネットワーク帯域を用意し、それに見合ったバッファサイズをもつ帯域制御装置を導入することとなる。
しかし、サーバおよび帯域制御装置を含めたシステム導入後、そのシステムを利用するユーザ数が増加し、帯域制御装置の持つバッファが溢れるレートでトラフィックがサーバから送信されると、フレーム廃棄によりクライアントとサーバ間の通信が途切れる、タイムアウトが発生する、などの問題が生じる(図3、図4を参照)。
ここで、増加したユーザ分のトラフィックを含めた容量までバッファのサイズを大きくすればフレーム廃棄を回避できるが、帯域制御装置のバッファサイズは通常固定であり、バッファサイズを増やすためのメモリ増設は出来ないことが一般的である。また、メモリを増設出来たとしても、メモリの部品コストが高いという問題がある。
本発明は、上記した問題に鑑み、帯域制御装置内のバッファサイズを増加することなく、フレーム廃棄の発生を回避し、処理可能なユーザ数およびトラフィック量を増やすことを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するために、リクエストに対して発生すると予測されるレスポンスのトラフィック量の見積結果に基づいてリクエストの転送制御を行うことにより、間接的にレスポンストラフィックの流量制御を行うこととした(図5を参照)。
詳細には、本発明は、受信フレームのうち、他の処理装置に対するデータ送信要求であるリクエストフレームを保持するフレーム保持手段と、受信フレームのうち、前記データ送信要求を受けて他の処理装置から送信されたデータを含むレスポンスフレームのサイズを計測し、該計測されたサイズに基づいて、前記リクエストフレームに対する応答として受信されると予測されるレスポンスフレームによるトラフィックの量である予測トラフィック量を算出するレスポンス計測手段と、前記フレーム保持手段からフレームを読み出すタイミングを変化させることでフレームの流量を制御する帯域制御手段であって、前記レスポンス計測手段によって算出された予測トラフィック量に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、該リクエストフレームの流量を制御することで該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームの流量を間接的に制御する流量制御を行う帯域制御手段と、を備える帯域制御装置である。
本発明は、予測トラフィック量を算出することで、リクエストフレームの流量制御によって間接的にレスポンスフレームの流量を制御することを可能としている。リクエストフレームに比べ、リクエストされたデータを含むレスポンスフレームの方がサイズが大きいことが通常であるため、より小さなバッファ消費量で、より大きなトラフィックを制御することが可能となる。
即ち、本発明に拠れば、従来の帯域制御装置と同等のバッファサイズで、従来の帯域制御装置よりも格段に多くのユーザ数およびトラフィック量を扱い、輻輳による遅延又は廃棄を防止することが可能となる。
なお、予測トラフィック量の算出手段としては、計測対象のレスポンスフレームのサイズを収集して、1のリクエストフレームに対して発生するトラフィック量の平均値や中央値を算出する方法がある。更に予測トラフィック量の精度を高めたい場合には、リクエストされるURL単位のレスポンストラフィック量の平均値や、サーバに置かれているコンテンツの個別サイズを算出することとしてもよい。
また、本発明は、前記レスポンスフレームによるトラフィック量を計測する流量計測手段を更に備え、前記帯域制御手段は、前記流量計測手段によって所定の値を超える前記トラフィック量が計測されたときに、前記流量制御を開始することとしてもよい。
トラフィック量が所定の値を超えたときに流量制御を開始することで、通常は従来の流量制御を行い、必要となったときに適切なタイミングで本発明の流量制御を開始することが可能となる。
また、前記フレーム保持手段は、該フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を前記帯域制御手段に通知し、前記帯域制御手段は、前記フレーム保持手段によって通知された前記バッファ情報が示す前記フレーム保持
手段によって保持されているフレームの量が所定の閾値以下である場合に、前記流量制御を終了することとしてもよい。
このような構成とすることで、フレーム保持手段の状況に応じて、動的に流量制御を終了することが可能となる。ここで、通知されるバッファ情報は、リクエストトラフィックに係るフレーム保持手段のバッファ情報のみでもよいが、リクエストトラフィックに係るバッファ情報と、レスポンストラフィックに係るバッファ情報との双方が通知されることとしてもよい。
リクエストトラフィックに係るバッファに余裕があると判断し、流量制御を終了した場合、送信済みのリクエストフレームに対するレスポンスフレームで、レスポンストラフィックに係るバッファが溢れてしまう可能性がある。リクエストトラフィックに係るバッファ情報とレスポンストラフィックに係るバッファ情報との双方の示すフレーム量に基づいて流量制御の終了タイミングを判断することで、このような状況が発生することを防止出来る。
また、本発明は、受信フレームのうち、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に、前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別する情報と共に保持する制御対象フロー保持手段を更に備え、前記帯域制御手段は、受信したフレームに係るフローについて、前記制御対象フロー保持手段によって保持される前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別する情報を基に検索し、前記流量制御が無効である場合は、前記流量制御を開始しないこととしてもよい。
本発明は、上記したような流量制御を行うことを特徴としているため、リクエストに対するレスポンスのサイズが大きい通信ほど、少量のバッファで大量のトラフィックを間接的に制御できることとなり、本発明を適用することによって得られる効果が大きい。
即ち、上記構成を備えることで、特定のフローごとに流量制御の有効/無効を判断し、本発明を適用することによって得られる効果が大きい特定のフローのみに流量制御を適用することが可能となる。
また、前記フレーム保持手段は、受信フレームのうち、前記レスポンスフレームを保持し、前記フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を定期的に取得することで、前記フレーム保持手段の利用状況を監視し、前記バッファ情報の示すフレームの量が所定の閾値を超えた場合に、前記帯域制御手段に前記流量制御を開始させるバッファ監視手段を更に備えてもよい。
本発明に拠れば、フレーム保持手段によって保持されているフレームの量が所定の閾値を超えるまでは従来の方法で流量制御を行い、フレームの量が所定の閾値を超えた場合に前記流量制御を開始することで、フレーム保持手段のバッファを有効に使うことが可能となる。
また、本発明は、受信フレームがリクエストフレームであるか否かを識別し、受信フレームがリクエストフレームである場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させ、受信フレームがリクエストフレームでない場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させずに送信するリクエスト識別手段を更に備えてもよい。
本発明に拠れば、リクエストフレームのみを流量制御の対象とすることで、フレーム保持手段のバッファに利用するメモリ量および流量制御のためのCPU使用量を削減するこ
とが可能となる。
また、本発明は、受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、該レスポンスフレームのトラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算するレスポンストラフィック量減算手段と、を更に備え、前記フレーム保持手段は、受信フレームのうち、前記レスポンスフレームを保持し、前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行うこととしてもよい。
総予測トラフィック量は、ある時点における、今後受信されると予測されたレスポンスフレームに係るトラフィックの総量である。この総予測トラフィック量が、その時点におけるフレーム保持手段の空き容量を上回ることは、フレーム保持手段におけるバッファ溢れが発生する可能性が高いということを意味する。
即ち、上記構成を備えることで、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較し、予測トラフィック量がフレーム保持手段の空き容量を上回った場合に、リクエストフレームの転送を止める、又はリクエストフレームの転送レートを下げる、等の対処を行うことが可能となる。
但し、上記構成によれば、未応答サイズ保持手段に加算されるトラフィック量は予測トラフィック量であり、減算されるトラフィック量は実際のレスポンストラフィック量である。この場合、未応答サイズ保持手段に記録された総予測トラフィック量に誤差が発生する。このため、本発明に係る帯域制御装置の構成を以下に示す構成としてもよい。
即ち、受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に保持する予測トラフィック量保持手段と、前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、前記予測トラフィック量保持手段によって保持されるフロー毎の前記予測トラフィック量から、送信するレスポンスフレームに対応する予測トラフィック量を取得し、取得した予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算する予測トラフィック量減算手段と、を更に備え、前記フレーム保持手段は、受信フレームのうち、前記レスポンスフレームを保持し、前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行うこととする。
上記構成を備えることで、未応答サイズ保持手段に加算された予測トラフィック量は、対応するレスポンスフレームが受信されることで加算された分だけ減算されることとなる。即ち、先述した誤差の発生を防止することが可能となる。
更に、本発明は、コンピュータが実行する方法、又はコンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラムとしても把握することが可能である。また、本発明は、そのようなプログラムをコンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録
したものでもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
本発明によって、帯域制御装置内のバッファサイズを増加することなく、フレーム廃棄の発生を回避し、処理可能なユーザ数およびトラフィック量を増やすことが可能となる。
本発明に係る帯域制御装置および帯域制御方法の実施の形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、HTTP(HyperText Transfer Protocol)通信を対象に、QoS(Quality Of Service)制御を行う場合の例を示す。HTTP通信は、一般的にリクエストメッセージのサイズに対してレスポンスメッセージのサイズが非常に大きくなるため、リクエストメッセージを止めることで大量のレスポンストラフィックを止めることが可能である(図6を参照)。
但し、本発明の対象はHTTPに限定するものではなく、上記の特徴を持つリクエスト/レスポンス型の通信を行うトラフィックであれば、本発明を適用することが出来る。
<第一の実施形態>
図7は、本実施形態におけるネットワーク構成の概略を示す図である。クライアント40およびサーバ50は夫々異なるLAN30a、30bに接続され、クライアント40が所属するLAN(以下、拠点LANと称する。)30aと、サーバ50が所属するLAN(以下、データセンタLANと称する。)30bは、WAN20を介して接続されている。LAN30a、30bとWAN20の間には、ゲートウェイ10a、10bが配置されており、ゲートウェイ10a、10bは通信方法や通信速度等が異なるLAN30a、30bとWAN20間における通信を仲介する。ここで、WAN20とデータセンタLAN30bとの間に配置されたゲートウェイ10bは、本発明における帯域制御装置10bとして機能する。なお、本実施形態で帯域制御装置10bによって仲介される通信のうち、データセンタLAN30b内の端末(主にサーバ50)宛のトラフィックを上り(uplink)トラフィック、拠点LAN30a内の端末(主にクライアント40)宛のトラフィックを下り(downlink)トラフィックと称する。
LAN30bとWAN20においては、LAN30bの方が帯域幅が広いことが通常である。このため、LAN30bからWAN20に向けて大量のフレームが送信されると、ゲートウェイ10bにおいて輻輳が発生し、フレームの破棄などが発生する。本実施形態では、LAN30bの帯域幅を1Gbps(Giga bits per second)、WAN20の帯域幅を100Mbps(Mega bits per second)とする。
図8は、本実施形態における帯域制御装置10bのハードウェア構成の概略を示す図である。帯域制御装置10bは、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable
Read Only Memory)103、ROM(Read Only Memory)104、NIC(Network Interface Card)105等を有し、これらはバスを介して接続されている。
CPU101は、中央処理装置であり、RAM102等に展開された命令およびデータを処理することで、RAM102、EEPROM103、NIC105等を制御する。R
AM102は、主記憶装置であり、CPU101によって制御され、各種命令やデータが書き込まれ、読み出される。EEPROM103は、補助記憶装置であり、主に帯域制御装置10bの電源を落としても保持したい情報が書き込まれ、読み出される。NIC105は、ネットワークインターフェースであり、LAN30b又はWAN20より信号を受信し、LAN30b又はWAN20へ信号を送信する。
図9は、本実施形態における帯域制御装置10bが備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。CPU101がRAM102又はROM104に展開されたプログラムを実行することで、帯域制御装置10bは、フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、帯域制御部14u、14d、レスポンス計測部15、および流量計測部16を備える装置として機能する。
フロー識別部11u、11dは、受信フレームのヘッダ情報(例えば、送信元IPアドレスと宛先IPアドレス等。)からフローの特定を行い、フロー番号を決定する。ここで、ヘッダ情報とフロー番号との対応関係は予め管理者により設定されているものとする。本実施形態では、送信元または送信先アドレスがサーバ50であるフレームには全てフロー番号1が付与される。
廃棄制御部12u、12dは、フロー識別部11u、11dからフレームおよびフロー番号を取得し、フレーム保持部13u、13d内の該当するフロー番号のQueueの状態を確認し、空きがあればフレーム保持部13u、13dに受信フレームを渡す。空きがない場合、受信フレームは廃棄される。
フレーム保持部13u、13dは、内部に複数のQueueを有し、廃棄制御部12u、12dより渡されたフレームをフロー番号が該当するQueueに格納する。図10は、本実施形態におけるフレーム保持部13u、13dの内部構成を示す図である。本実施形態において、フレーム保持部13u、13dは上りトラフィック用Queueと下りトラフィック用Queueを夫々10個ずつ有し、各Queueは夫々2MBの容量を持つ。また、帯域制御部14u、14dからのフレーム取得依頼を受けて、該当するQueueのフレームを帯域制御部14u、14dに渡す。更に、上りフレーム保持部13uは、フレームと同時にQueueの空き状況を帯域制御部14uに渡す。
帯域制御部14u、14dは、予め設定された帯域制御ルールに基づいてフレーム保持部13u、13dに対してフレーム取得依頼を発行し、その後フレーム保持部13u、13dから渡されたフレームをLAN30b又はWAN20に転送する。通常、接続されているLAN30b又はWAN20の帯域を超えないようにフレーム保持部13u、13dよりフレームを取得し、NIC105を介して送信するものとする。本実施形態における下りトラフィックの制御において、帯域制御部14dは、上記した通常の帯域制御ルールに従って、優先制御および最低帯域保障等を含む帯域制御を行う。
これに対し、本実施形態における上りトラフィックの制御において、帯域制御部14uは、通常は上記した通常の帯域制御ルールに従って帯域制御を行うが、流量計測部16から後述する流量調整指示を受け取ると、レスポンス計測部15からの予測トラフィック量算出結果とWAN20の送信帯域を基にリクエストの転送間隔を決定する。また、この転送間隔ごとに、フレーム保持部13uに対してフレーム取得依頼を発行し、フレーム保持部13uから渡されたフレームをデータセンタLAN30bに転送する(流量制御)。また、帯域制御部14uは、Queue空き状況を上りフレーム保持部13uより受信し、Queueが空または所定の空き容量が確認できた時点で流量制御を終了する。なお、ここで監視されるQueueは、上りトラフィック用Queueのみでもよいが、上りトラ
フィック用Queueと下りトラフィック用Queueとの双方を監視し、共に十分な空き容量が確認された時点で流量制御を終了することとするのが好ましい。上りトラフィック用Queueのみで終了判断を行い、流量制御を終了した場合、送信済みのリクエストフレームに対するレスポンスフレームで、下りトラフィック用Queueが溢れてしまう可能性があるからである。
レスポンス計測部15は、受信フレームのうち、レスポンスメッセージに関連するフレームのフレームサイズを計測し、1リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィック量を計測する。そして、計測された各リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィック量から、1リクエストメッセージに対するレスポンストラフィックの平均サイズを算出する。算出結果は予測トラフィック量として帯域制御部14uに渡される。なお、複数フレームでレスポンスメッセージが形成されている場合は、受信フレームのヘッダ情報から同一のリクエストメッセージに対するレスポンスフレームであるか否かを判別し、同一のリクエストメッセージに対するレスポンスフレームのサイズを総計することで、1リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィック量を計測する。
流量計測部16は、サーバ50からのフレーム流量を1.0msec単位で計測し、WAN20の物理帯域以上のフレーム受信レート(本実施例では100Kbps(Kilo
bits per second)=12.5KB(Kilo Bytes)/msec(ミリ秒)以上)になった時点で流量調整指示を帯域制御部14uに発行する。流量計測部16は、流量計測のために例えば図11に示すような、1.0msec毎の受信バイト数を計測するカウンタを保持している。
図12は、本実施形態における上りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、NIC105によってデータセンタLAN30b宛のフレームが受信されたことを契機として開始され、CPU101によって制御される。
ステップS101では、フローの識別が行われる。フロー識別部11uは、受信したフレームのヘッダ情報を参照し、フローの識別を行う。本実施形態では、フレームのヘッダ情報からサーバ50宛のフレームであることが識別できた場合、フロー識別部11uは、受信したフレームのフロー番号を1とする。また、それ以外のフレームについても、フレームのヘッダ情報からフローが識別され、適切なフロー番号が付される。フロー識別部11uは、識別結果および受信フレームを廃棄制御部12uに渡す。その後、処理はステップS102へ進む。
ステップS102では、Queueの空き状況が判定される。廃棄制御部12uは、該当するフロー番号のQueueに、受信フレームを記録することが可能なだけの空きがあるか否かを判定する。該当するQueueに空きがないと判定された場合、処理はステップS103へ進む。該当するQueueに空きがあると判定された場合、処理はステップS104へ進む。
ステップS103では、フレームが廃棄される。廃棄制御部12uは、Queueに空きがないため、受信フレームを廃棄する。その後、本フローチャートに示された処理は終了する。
ステップS104では、Queueにフレームが格納される。廃棄制御部12uは、上りフレーム保持部13uに受信フレームを渡す。受信フレームを受けた上りフレーム保持部13uは、受信フレームを該当するフロー番号の上りトラフィック用Queueに記録する。その後、処理はステップS105へ進む。
ステップS105では、流量調整指示の有無が判定される。帯域制御部14uは、後述する流量計測部16より流量調整指示が発行されているか否かを判定する。流量調整指示が発行されている場合、処理はステップS106へ進む。流量調整指示が発行されていない場合、処理はステップS107へ進む。
ステップS106では、フレーム送信後、転送間隔が経過したか否かが判定される。帯域制御部14uは、流量調整指示が発行されていた場合に、適切な流量でリクエストフレームを転送するために、前回のフレーム送信後から転送間隔が経過したか否かを判定する。ここで、転送間隔とは、WAN20からデータセンタLAN30bへのフレームを転送すべき間隔を示す時間(単位はmsec)である。転送間隔の算出方法については後述する(ステップS208を参照)。帯域制御部14uは、転送間隔が経過したと判定されるまで、ステップS106の処理を繰り返す。転送間隔が経過したと判定された場合、処理はステップS107へ進む。
ステップS107では、Queueから受信フレームの読み出しが行われる。帯域制御部14uは、上りフレーム保持部13uにフレーム取得依頼を発行し、これを受けた上りフレーム保持部13uは、該当するQueueから、最も以前にQueueに入れられた受信フレームを読み出し、帯域制御部14uへ渡す。その後、処理はステップS108へ進む。
ステップS108では、受信フレームがデータセンタLAN30bへ送信される。帯域制御部14uは、ステップS107で上りフレーム保持部13uより渡されたフレームを、データセンタLAN30bに接続されているNIC105へ渡す。その後、NIC105によって受信フレームがLAN30bへ送出されることで、受信フレームの転送が完了し、本フローチャートに示された処理は終了する。
図13は、本実施形態における下りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、NIC105によってWAN20宛のフレームが受信されたことを契機として開始され、CPU101によって制御される。
ステップS201では、フローの識別が行われる。フロー識別部11dは、受信したフレームのヘッダ情報を参照し、フローの識別を行う。例えば、フレームのヘッダ情報から該フレームの送信元がサーバ50であることが識別できた場合、フロー識別部11dは、受信したフレームのフロー番号を1とする。フロー識別部11dは、識別結果および受信フレームを廃棄制御部12dに渡す。その後、処理はステップS202へ進む。
ステップS202では、受信フレームがレスポンスフレームであるか否かが判定される。ここで、レスポンスフレームとは、サーバ50が、クライアント40から受信したリクエストフレームに対する応答としてクライアント40宛に送信したフレームである。レスポンス計測部15は、受信したフレームが前記レスポンスフレームであるか否かを判定する。受信フレームがレスポンスフレームであると判定された場合、処理はステップS203へ進む。受信フレームがレスポンスフレームではないと判定された場合、処理はステップS205へ進む。
ステップS203では、レスポンスメッセージが完成したか否かが判定される。レスポンス計測部15は、受信したフレームが、これまでに受信したフレームとの組み合わせで、複数フレームに分割されたレスポンスメッセージを完成させるフレームであるか否かを判定する。即ち、ステップS203では、サーバ50が1リクエストメッセージに対して
送信するレスポンスのトラフィック量を算出するために、フレームに分割された全てのレスポンスフレームが受信されたか否かが判定される。レスポンスメッセージが完成したと判定された場合、処理はステップS204へ進む。レスポンスメッセージが完成していないと判定された場合、処理はステップS205へ進む。
ステップS204では、予測トラフィック量の算出が行われる。レスポンス計測部15は、サーバ50が1リクエストメッセージに対して送信した全てのレスポンスフレームのサイズを計測し、合計することで、1リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィック量を算出する。そして、算出された各リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィック量から、1リクエストメッセージに対するレスポンストラフィックの平均サイズを算出する。レスポンス計測部15は、この算出結果を予測トラフィック量として帯域制御部14uへ渡す。その後、処理はステップS205へ進む。
ステップS205では、流量カウンタ加算が行われる。流量計測部16は、受信フレームのサイズを、流量カウンタに加算する。この流量カウンタは、データセンタLAN30bからWAN20への1.0msecあたりの流量を算出するためのカウンタである。その後、処理はステップS206へ進む。
ステップS206では、前回の流量判定(ステップS207)から1.0msecが経過したか否かが判定される。流量計測部16によって、前回の流量判定から1.0msecが経過したと判定された場合、処理はステップS207へ進む。即ち、ステップS207の処理は、約1.0msecに一度実行される。前回の流量判定から1.0msecが経過していないと判定された場合、処理はステップS209へ進む。
ステップS207では、流量判定が行われる。流量計測部16は、流量カウンタの示す流量が、WAN20へ送信可能な帯域幅を超えているか否かを判定する。即ち、流量計測部16は、流量カウンタの示す1.0msecあたりのデータセンタLAN30bからWAN20へ送信されるフレームのサイズの合計と、WAN20の1.0msecあたりの帯域幅を比較する。この比較判定が行われた後、流量カウンタはリセットされる。流量が帯域幅を超えていると判定された場合、処理はステップS208へ進む。流量が帯域幅を超えていないと判定された場合、処理はステップS209へ進む。
ステップS208では、流量調整指示が発行される。流量計測部16は、データセンタLAN30bからWAN20への流量がWAN20の帯域幅を超えているため、流量調整指示を帯域制御部14uへ発行する。ここで、WAN20からデータセンタLAN30bへのフレームを転送する転送間隔が算出される。帯域制御部14uは、後述するレスポンス計測部15によって算出された予測トラフィック量、およびWAN20の帯域を基に、WAN20からデータセンタLAN30bへのフレームを転送すべき転送間隔を算出する。本実施形態では、転送間隔は、予測トラフィック量をWAN20の帯域で割ることで算出される(単位はmsec)。この算出結果が、単位時間当たりにデータセンタLAN30bへ転送してよいリクエストフレームの数である。その後、処理はステップS209へ進む。
ステップS209では、Queueの空き状況が判定される。廃棄制御部12dは、該当するフロー番号のQueueに、受信フレームを記録することが可能なだけの空きがあるか否かを判定する。該当するQueueに空きがないと判定された場合、処理はステップS210へ進む。該当するQueueに空きがあると判定された場合、処理はステップS211へ進む。
ステップS210では、フレームが廃棄される。廃棄制御部12dは、Queueに空
きがないため、受信フレームを廃棄する。その後、本フローチャートに示された処理は終了する。
ステップS211では、Queueにフレームが格納される。廃棄制御部12dは、受信フレームを下りフレーム保持部13dの該当するQueueに記録する。その後、処理はステップS212へ進む。
ステップS212では、Queueから受信フレームの読み出しが行われる。帯域制御部14dは、下りフレーム保持部13dにフレーム取得依頼を発行し、これを受けた下りフレーム保持部13dは、該当するQueueから、最も以前にQueueに入れられた受信フレームを読み出し、帯域制御部14dへ渡す。その後、処理はステップS213へ進む。
ステップS213では、受信フレームがWAN20へ送信される。帯域制御部14dは、ステップS212で下りフレーム保持部13dより読み出されたフレームを、WAN20に接続されているNIC105へ渡す。その後、NIC105によって受信フレームがWAN20へ送出されることで、受信フレームの転送が完了し、本フローチャートに示された処理は終了する。
ここで、100台のクライアント40端末から送信されたHTTPリクエストメッセージが0.5msec間隔で帯域制御装置10bに到着した場合の処理の流れを、図12および図13のフローチャートを用いて説明する。なお、HTTPリクエストメッセージのサイズは400バイトとし、サーバ50および各クライアント40端末は1フレームで1KBまでのコンテンツを送信できるものとする。即ち、HTTPリクエストメッセージは1フレームで送信される。また、帯域制御装置10bがサーバ50にHTTPリクエストメッセージを転送した後、サーバ50からのレスポンスフレームが帯域制御装置10bに到着するまでにかかる時間を2.0msecとする。
帯域制御装置10bがサーバ50に最初のリクエストメッセージを転送すると(ステップS108)、これを受けたサーバ50は、リクエストされたコンテンツ(サイズを100KBとする)を100分割し、レスポンスフレームとして1KB分ずつクライアント40宛に送信する。ここで、計算の簡略化のため1レスポンスフレームのサイズは1KBとし、フレームの有する各種ヘッダのサイズは無視することとする。即ち、リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィックは0.5msec単位で100KB、即ちLAN30bの帯域である1Gbpsに達するため、レスポンスのトラフィック量がWAN20の帯域(100Mbps)を上回り、従来の帯域制御装置10bでは、すぐに下りフレーム保持部13dのQueueが溢れてしまう。
本実施形態に係る帯域制御装置10bがサーバ50から送信されたレスポンスフレームを受信すると、レスポンス計測部15は、分割送信されたレスポンスフレームを全て受信した時点でこれらのレスポンスフレームのサイズを合計し、1リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィック量を算出する(ステップS204)。ここでは、1リクエストメッセージに対するレスポンスのトラフィック量は100KBとなる。レスポンス計測部15は、このサイズ(100KB)を予測トラフィック量として帯域制御部14uに渡す。
また、流量計測部16は1.0msec単位でデータセンタLAN30bからのトラフィックを計測する。本実施形態では、1リクエストメッセージに対するレスポンスメッセージのフレームをLAN30bの帯域の上限である1Gbps(0.8msec単位で100KB)受信しており、WAN20の帯域(1Mbps)を超えているため、流量計測
部16は、帯域制御部14uに対して流量調整指示を発行する(ステップS208)。
流量調整指示を受けた帯域制御部14uは、レスポンス計測部15による予測トラフィック量(100KB)と、WAN20の帯域(100Mbps=12.5KB/msec)より、データセンタLAN30bへのフレーム送信速度を8.0msec単位で1フレームに変更する(ステップS106)。このため、流量調整指示後にサーバ50から受信されるレスポンスメッセージの流量は、8.0msec単位で100KB、即ち12.5KB/msecとなるため、下りフレーム保持部13dからWAN20に送信可能な帯域と同等となり、下りフレーム保持部13dがレスポンスフレームで溢れることはない。
即ち、本実施形態に拠れば、上りフレーム保持部を用いた帯域制御として、リクエストフレームの送信タイミング(間隔)を下りトラフィックのトラフィック量に応じて調整することで、下りトラフィックの送信レートを調整し、下りフレーム保持部のオーバーフローが抑制される。これによって、下りフレーム保持部に格納される各ユーザのレスポンスフレームに対する帯域制御(例えば、優先制御、最低帯域保障)が実施可能な状態を保つことが可能となる。以上から、従来の帯域制御装置10bと同等のバッファサイズで、下りトラフィックについて帯域制御を実施可能なユーザ数、帯域制御が施されるトラフィック量を増やすことが可能となる。
<第二の実施形態>
以下に、第二の実施形態を説明する。第二の実施形態におけるネットワーク構成および帯域制御装置10bのハードウェア構成は、第一の実施形態と同様であるため、説明を省略する。図14は、本実施形態における帯域制御装置10bが備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。CPU101は、RAM102又はROM104に展開されたプログラムを実行することで、フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、帯域制御部14u、14d、レスポンス計測部15、流量計測部16、又は制御対象フロー保持部17として機能する。
制御対象フロー保持部17は、フロー識別部11u、11dで識別を行うフローごとに流量制御の有効/無効の設定を保持する。本実施形態ではフロー番号と、該フロー番号に対応するフローについての流量制御の有効(1)/無効(0)を示すフラグを保持する。この内容は予め管理者等により設定されているものとする。本エントリの構成例を図15に示す。
流量計測部16は、受信フレームのフロー番号で制御対象フロー保持部17を検索し、フラグが有効を示す場合、サーバ50からのフレーム流量を1.0msec単位で計測し、WAN20の物理帯域以上のフレーム受信レートになった時点で当該フロー番号に対する流量調整指示を帯域制御部14uに渡す。
また、本実施形態における上りトラフィックの制御において、帯域制御部14uは、通常は第一の実施形態において説明した通常の帯域制御ルールに従って帯域制御を行うが、流量計測部16から流量調整指示を受け取ると、指定されたフロー番号に該当するQueueに対して、レスポンス計測部15からの予測トラフィック量とWAN20の送信帯域を基にリクエストフレームの転送間隔を決定し、流量制御を行う。
フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、およびレスポンス計測部15の機能は、第一の実施形態と同様であるため、これらについての説明は省略する。
図16は、本実施形態における下りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、NIC105によってWAN20宛のフレームが受信されたことを契機として開始され、CPU101によって制御される。
ステップS301からステップS305までに示された処理は、図13のステップS201からステップS205までに示された処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS306では、フロー番号に対応するフラグの検索要求が行われる。流量計測部16は、制御対象フロー保持部17にフロー番号を示して検索要求を行う。その後、処理はステップS307へ進む。
ステップS307では、該当するフロー番号について流量制御が有効であるか又は無効であるかが判定される。制御対象フロー部は、ステップS306での検索要求を受けて、該当するフロー番号に対応するフラグを読み出し、フラグの内容から有効(1)又は無効(0)を判定する。該当するフロー番号について流量制御が有効であると判定された場合、処理はステップS308へ進む。該当するフロー番号について流量制御が無効であると判定された場合、処理はステップS311へ進む。
ステップS311からステップS315までに示された処理は、図13のステップS209からステップS213までに示された処理と同様であるため、説明を省略する。
即ち、該当するフロー番号について流量制御が有効である場合は、ステップS308以降の流量調整指示の発行処理が行われ、該当するフローに係る下りトラフィックの流量が一定以上である場合に流量調整指示が発行される。これに対し、該当するフロー番号について流量制御が無効である場合は、ステップS308からステップS310に示された処理がスキップされ、該当するフローに係る下りトラフィックの流量が一定以上である場合にも、流量調整指示は発行されない。
即ち、本実施形態に拠れば、特定フローごとに流量制御の有無を判断することで、特定のフローのみに流量制御を適用することが可能となる。
<第三の実施形態>
以下に、第三の実施形態を説明する。第三の実施形態におけるネットワーク構成および帯域制御装置10bのハードウェア構成は、第一の実施形態と同様であるため、説明を省略する。図17は、本実施形態における帯域制御装置10bが備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。CPU101は、RAM102又はROM104に展開されたプログラムを実行することで、フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、帯域制御部14u、14d、レスポンス計測部15、又はバッファ監視部18として機能する。
フレーム保持部13u、13dは、第一の実施形態において説明した機能を果たすCPU101であり、本実施形態では更に、各Queueの空き状況をバッファ監視部18に随時通知する。
バッファ監視部18は、下りフレーム保持部13dの各Queueの空き状況を監視し、40%以上のQueueの利用率になった時点で流量調整指示を帯域制御部14uに発行する。これを受けた帯域制御部14uは、第一の実施形態において流量計測部16より流量調整指示を受けた場合と同様に、上記バッファ監視部18より発行された流量調整指示に従って、前述の流量制御(図12のステップS106およびステップS107を参照
)を行う。
フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、帯域制御部14u、14d、およびレスポンス計測部15の機能は、第一の実施形態と同様であるため、これらについての説明は省略する。
図18は、本実施形態におけるバッファ監視処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、所定の間隔で定期的に実行され、CPU101によって制御される。
ステップS401では、Queue利用率が所定の比率を超えているか否かが判定される。バッファ監視部18は、下りフレーム保持部13dよりQueueの空き状況を取得し、Queue利用率が所定の比率を超えているか否かを判定する。本実施形態では、所定の比率を40%とする。Queue利用率が40%を超えていると判定された場合、処理はステップS402へ進む。Queue利用率が40%を超えていないと判定された場合、本フローチャートに示された処理は終了する。
ステップS402では、流量調整指示が発行される。バッファ監視部18は、データセンタLAN30bからWAN20へのトラフィック用Queue利用率が所定の比率(40%)を超えているため、流量調整指示を帯域制御部14uへ発行する。ここで、WAN20からデータセンタLAN30bへのフレームを転送する転送間隔が算出される。帯域制御部14uは、レスポンス計測部15によって算出された予測トラフィック量、およびWAN20の帯域を基に、WAN20からデータセンタLAN30bへのフレームを転送すべき転送間隔を算出する。その後、本フローチャートに示された処理は終了する。
即ち、本実施形態に拠れば、下りトラフィック用のQueueにフレームが所定の量溜まるまでは従来の方法でQueue制御を行い、下りトラフィック用のQueueに所定の量フレームが溜まった後に流量制御を開始することで、下りのフレームQueueを有効に使うことが可能となる。
<第四の実施形態>
以下に、第四の実施形態を説明する。第四の実施形態におけるネットワーク構成および帯域制御装置10bのハードウェア構成は、第一の実施形態と同様であるため、説明を省略する。図19は、本実施形態における帯域制御装置10bが備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。CPU101は、RAM102又はROM104に展開されたプログラムを実行することで、リクエスト識別部19、フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、帯域制御部14u、14d、レスポンス計測部15、又は流量計測部16として機能する。
リクエスト識別部19は、WAN20からの受信フレームの識別を行い、該フレームがHTTPリクエストメッセージの場合、フロー識別部11uにフレームを渡し、該フレームがHTTPリクエストメッセージに係るフレームでない場合、そのフレームをデータセンタLAN30bに転送する。
フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、帯域制御部14u、14d、レスポンス計測部15、および流量計測部16の機能は、第一の実施形態と同様であるため、これらについての説明は省略する。
図20は、本実施形態における上りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御
の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、NIC105によってデータセンタLAN30b宛のフレームが受信されたことを契機として開始され、CPU101によって制御される。
ステップS501では、受信したフレームがHTTPリクエストメッセージに係るフレームであるか否かが判定される。リクエスト制御部は、受信フレームのヘッダ情報等(フレームサイズ、プロトコル番号、ポート番号、メッセージ内容等)から、該フレームがHTTPリクエストメッセージに係るフレームであるか否かを判定する。受信フレームがHTTPリクエストメッセージに係るフレームであると判定された場合、処理はステップS502へ進む。受信フレームがHTTPリクエストメッセージに係るフレームではないと判定された場合、処理はステップS509へ進む。
ステップS502以降の処理は、図12に示されたステップS101からステップS108の処理と同様であるため、説明を省略する。
即ち、帯域制御装置10bがWAN20から受信したフレームがHTTPリクエストメッセージに係るフレームではなく、例えば、ICMPのEchoリクエストフレーム等であった場合、該フレームは、流量調整指示に基づく流量制御を受けることなく、データセンタLAN30bへ転送される。
即ち、本実施形態に拠れば、HTTPリクエストメッセージのみを流量制御の対象とすることで、上りトラフィックのQueueに利用するメモリ量および流量制御のためのCPU使用量を削減することが可能となる。
<第五の実施形態>
以下に、第五の実施形態を説明する。第五の実施形態におけるネットワーク構成および帯域制御装置10bのハードウェア構成は、第一の実施形態と同様であるため、説明を省略する。図21は、本実施形態における帯域制御装置10bが備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。CPU101は、RAM102又はROM104に展開されたプログラムを実行することで、フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、帯域制御部14u、14d、レスポンス計測部15、未応答サイズカウント部23、予測トラフィック量保持部21、又はクライアント送信部22として機能する。
未応答サイズカウント部23は、データセンタLAN30bにリクエストメッセージを送信したが、WAN20にレスポンスメッセージを送信していないレスポンスメッセージの予測トラフィック量をフローごとにカウントし、保持する未応答サイズカウンタを有する。図22は、本実施形態における未応答サイズカウンタの構成例を示す図である。
予測トラフィック量保持部21は、HTTPリクエストメッセージごとに、リクエストメッセージの送信対象のURL、サーバ50IPアドレス、クライアント40IPアドレス、フロー番号および予測トラフィック量等のリクエスト識別情報を保持する。この構成例を図23に示す。
クライアント送信部22は、レスポンスメッセージの送信時に、メッセージに付与されているURL、サーバ50IPアドレス、クライアント40IPアドレス等のリクエスト識別情報から予測トラフィック量保持部21のエントリを検索し、該当するフロー番号および予測トラフィック量を取得する。未応答サイズカウント部23のカウンタ値から前記予測トラフィック量だけ減算する。
また、帯域制御部14u、14dは、通常は第一の実施形態において説明した通常の帯域制御ルールに従って帯域制御を行う。ここで、本実施形態における上りトラフィックに係る制御において、帯域制御部14uは、データセンタLAN30bに対してHTTPリクエストメッセージを送信する前に、上記未応答サイズカウント部23のカウンタ値をレスポンス計測部15から得た予測トラフィック量分だけ加算する。また、この際に対象のURL、サーバ50IPアドレス、クライアント40IPアドレス、フロー番号および予測トラフィック量を予測トラフィック量保持部21に渡す。
更に、帯域制御部14uは、未応答サイズカウント部23のカウンタ値がQueueの空きサイズを超えた時点でフレーム保持部13uからのフレーム読み出しを停止する。未応答サイズカウント部23の値が下りトラフィック用のQueueの空きサイズを超えていない場合、フレーム保持部13uに対してフレーム取得依頼を渡し、フレーム保持部13uから渡されたフレームをデータセンタLAN30bに転送する。
フロー識別部11u、11d、廃棄制御部12u、12d、上り/下りフレーム保持部13u、13d、帯域制御部14u、14d、およびレスポンス計測部15の機能は、第一の実施形態と同様であるため、これらについての説明は省略する。
図24は、本実施形態における上りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、NIC105によってデータセンタLAN30b宛のフレームが受信されたことを契機として開始され、CPU101によって制御される。
ステップS601からステップS604の処理は、図12に示されたステップS101からステップS104の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS605では、未応答サイズカウンタが下りトラフィック用Queueの空きサイズを超えているか否かが判定される。帯域制御部14uは、未応答サイズカウント部23から未応答サイズカウンタの値を取得し、該カウンタが下りトラフィック用Queueの空きサイズを超えているか否かを判定する。本実施形態において、Queueのサイズは2MBであるため、下りトラフィック用Queueの空きサイズは「2MB−現時点での下りトラフィック用Queueの使用容量」である。未応答サイズカウンタの値は、以降サーバ50からレスポンスフレームとして受信されると予測されるトラフィックのサイズを示しており、これが下りトラフィック用Queueの空きサイズを超えるということは、Queueが溢れる可能性があるということを意味するからである。未応答サイズカウンタが下りトラフィック用Queueの空きサイズを超えていない場合、Queue溢れは予測されないため、処理はステップS606へ進む。未応答サイズカウンタが下りトラフィック用Queueの空きサイズを超えている場合、Queue溢れが予測されるため、未応答サイズカウンタが2MB以下となるまで、ステップS605の判定処理が繰り返される。
ステップS606では、Queueから受信フレームの読み出しが行われる。帯域制御部14uは、上りフレーム保持部13uにフレーム取得依頼を発行し、これを受けた上りフレーム保持部13uは、該当するQueueから、最も以前にQueueに入れられた受信フレームを読み出し、帯域制御部14uへ渡す。その後、処理はステップS607へ進む。
ステップS607では、予測トラフィック量が記録される。予測トラフィック量保持部21は、リクエストメッセージの送信対象のURL、サーバ50IPアドレス、クライアント40IPアドレス、フロー番号および該リクエストメッセージに対して発生すると予
測されるレスポンスの予測トラフィック量をRAM102に記録する。ここで記録される予測トラフィック量は、本処理以前にレスポンス計測部15によって算出された予測トラフィック量である。その後、処理はステップS608へ進む。
ステップS608では、未応答サイズカウンタに予測トラフィック量が加算される。未応答サイズカウント部23は、ステップS607で予測トラフィック量保持部21によって保持された予測トラフィック量を、未応答サイズカウンタに加算する。その後、処理はステップS609へ進む。
ステップS609では、受信フレームがデータセンタLAN30bへ送信される。帯域制御部14uは、ステップS606で上りフレーム保持部13uより渡されたフレームを、データセンタLAN30bに接続されているNIC105へ渡す。その後、NIC105によって受信フレームがLAN30bへ送出されることで、受信フレームの転送が完了し、本フローチャートに示された処理は終了する。
図25は、本実施形態における下りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、NIC105によってWAN20宛のフレームが受信されたことを契機として開始され、CPU101によって制御される。
ステップS701からステップS708の処理は、図13に示されたステップS201からステップS204、およびステップS209からステップS212の処理と同様であるため、説明を省略する。即ち、本実施形態では、第一の実施形態に係る図13に示された、流量計測部16によるステップS205からステップS208の処理は行われない。流量計測部16に代わって、帯域制御部14uが、未応答サイズカウント部23より取得したカウンタ値に基づいて、流量制御の開始/終了を判定するためである。
ステップS709では、レスポンスメッセージが完成したか否かが判定される。クライアント送信部22は、受信したフレームが、これまでに受信したフレームとの組み合わせで、複数フレームに分割されたレスポンスメッセージを完成させるフレームであるか否かを判定する。レスポンスメッセージが完成したと判定された場合、処理はステップS710へ進む。レスポンスメッセージが完成していないと判定された場合、処理はステップS712へ進む。
ステップS710では、受信フレームに係るレスポンスメッセージの予測トラフィック量が読み出される。クライアント送信部22は、レスポンスメッセージの送信元のURL、サーバ50IPアドレス、クライアント40IPアドレス、フロー番号を基に、予測トラフィック量保持部21から該当する予測トラフィック量を読み出す。その後、処理はステップS711へ進む。
ステップS711では、未応答サイズカウンタから予測トラフィック量が減算される。未応答サイズカウント部23は、ステップS710で読み出された、レスポンスメッセージに係る予測トラフィック量を未応答サイズカウンタから減算する。即ち、リクエストメッセージに対するレスポンスメッセージが全て受信されたため、該リクエストメッセージをサーバ50に転送した時にステップS608で加算された、該リクエストメッセージに対する予測トラフィック量を減算する。リクエストメッセージの転送時にカウンタを加算し(ステップS608を参照)、これに対するレスポンスメッセージの転送時にカウンタを減算することで、未応答サイズカウンタには、データセンタLAN30bにリクエストメッセージを送信したが、WAN20にレスポンスメッセージを送信していないレスポンスメッセージの予測トラフィック量、即ち、下りトラフィック用Queueに確保してお
くべき空き容量の値が保持される。この未応答サイズカウンタの値が図24に示すステップS605の処理で取得され、Queue溢れの予測を行うための判定指標となる。その後、処理はステップS712へ進む。
ステップS712では、受信フレームがWAN20へ送信される。クライアント送信部22は、ステップS708で下りフレーム保持部13dより読み出されたフレームを、WAN20に接続されているNIC105へ渡す。その後、NIC105によって受信フレームがWAN20へ送出されることで、受信フレームの転送が完了し、本フローチャートに示された処理は終了する。
本実施形態に拠れば、下りトラフィック用のQueueの空きサイズ以上のHTTPリクエストがサーバ50に集中することがなくなり、サーバ50の処理遅延によるフレーム廃棄の確率を低減することが可能となる。
また、本発明は、以下のような付記的事項を含むものである。
<その他>
本発明は、以下のように特定することが出来る。
(付記1)
双方向通信に係るフレームを受信し、該フレームを送信することで通信を中継する帯域制御装置であって、
受信フレームのうち、他の処理装置に対するデータ送信要求であるリクエストフレームを保持するフレーム保持手段と、
受信フレームのうち、前記データ送信要求を受けて他の処理装置から送信されたデータを含むレスポンスフレームのサイズを計測し、該計測されたサイズに基づいて、前記リクエストフレームに対する応答として受信されると予測されるレスポンスフレームによるトラフィックの量である予測トラフィック量を算出するレスポンス計測手段と、
前記レスポンス計測手段によって算出された予測トラフィック量に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、該リクエストフレームの流量制御を行う帯域制御手段と、
を備える帯域制御装置。
(付記2)
前記レスポンスフレームによるトラフィック量を計測し、該トラフィック量が所定の値を超えたときに、前記帯域制御手段に対して前記流量制御の開始を指示する流量計測手段を更に備え、
前記帯域制御手段は、前記流量制御の開始の指示を受けて、前記流量制御を開始する、
付記1に記載の帯域制御装置。
(付記3)
前記フレーム保持手段は、該フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を前記帯域制御手段に通知し、
前記帯域制御手段は、前記フレーム保持手段によって通知された前記バッファ情報が示す前記フレーム保持手段によって保持されているフレームの量が所定の閾値以下である場合に、前記流量制御を終了する、
付記2に記載の帯域制御装置。
(付記4)
受信フレームのうち、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に、前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別する情報と共に保持する制御対象フロー保持手段を更に備え、
前記流量計測手段は、受信したフレームに係るフローについて、前記制御対象フロー保持手段によって保持される前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別
する情報を基に検索し、前記流量制御が無効である場合は、前記帯域制御手段に対して前記流量制御の開始を指示しない、
付記2又は付記3に記載の帯域制御装置。
(付記5)
前記フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を定期的に取得することで、前記フレーム保持手段の利用状況を監視し、前記バッファ情報の示すフレームの量が所定の閾値を超えた場合に、前記帯域制御手段に対して前記流量制御の開始を指示するバッファ監視手段を更に備える、付記1に記載の帯域制御装置。
(付記6)
受信フレームがリクエストフレームであるか否かを識別し、受信フレームがリクエストフレームである場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させ、受信フレームがリクエストフレームでない場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させずに送信するリクエスト識別手段を更に備える、付記2又は付記3に記載の帯域制御装置。(付記7)
受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、
前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、該レスポンスフレームのトラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算するレスポンストラフィック量減算手段と、
を更に備え、
前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行う、
付記1に記載の帯域制御装置。
(付記8)
受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に保持する予測トラフィック量保持手段と、
前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、前記予測トラフィック量保持手段によって保持されるフロー毎の前記予測トラフィック量から、送信するレスポンスフレームに対応する予測トラフィック量を取得し、取得した予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算する予測トラフィック量減算手段と、
を更に備え、
前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行う、
付記1に記載の帯域制御装置。
(付記9)
受信フレームのうち、他の処理装置に対するデータ送信要求であるリクエストフレームを保持するフレーム保持ステップと、
受信フレームのうち、前記データ送信要求を受けて他の処理装置から送信されたデータを含むレスポンスフレームのサイズを計測し、該計測されたサイズに基づいて、前記リクエストフレームに対する応答として受信されると予測されるレスポンスフレームによるト
ラフィックの量である予測トラフィック量を算出するレスポンス計測ステップと、
前記レスポンス計測ステップで算出された予測トラフィック量に基づいて、前記フレーム保持ステップで保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、該リクエストフレームの流量制御を行う帯域制御ステップと、
を備える帯域制御方法。
(付記10)
前記レスポンスフレームによるトラフィック量を計測し、該トラフィック量が所定の値を超えたときに、前記帯域制御ステップに対して前記流量制御の開始を指示する流量計測ステップを更に備え、
前記帯域制御ステップでは、前記流量制御の開始の指示を受けて、前記流量制御が開始される、
付記9に記載の帯域制御方法。
(付記11)
受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持ステップと、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持ステップに加算する予測トラフィック量加算ステップと、
前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、該レスポンスフレームのトラフィック量を前記未応答サイズ保持ステップから減算するレスポンストラフィック量減算ステップと、
を更に備え、
前記帯域制御ステップでは、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持ステップの空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持ステップで保持されるリクエストフレームを送信するタイミングが調整され、前記流量制御を行う、
付記9に記載の帯域制御方法。
(付記12)
受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持ステップと、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持ステップに加算する予測トラフィック量加算ステップと、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に保持する予測トラフィック量保持ステップと、
前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、前記予測トラフィック量保持ステップで保持されるフロー毎の前記予測トラフィック量から、送信するレスポンスフレームに対応する予測トラフィック量を取得し、取得した予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持ステップから減算する予測トラフィック量減算ステップと、
を更に備え、
前記帯域制御ステップでは、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持ステップの空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持ステップで保持されるリクエストフレームを送信するタイミングが調整され、前記流量制御を行う、
付記9に記載の帯域制御方法。
(付記13)
双方向通信に係るフレームを受信し、該フレームを送信することで通信を中継する処理装置を、
受信フレームのうち、他の処理装置に対するデータ送信要求であるリクエストフレームを保持するフレーム保持手段と、
受信フレームのうち、前記データ送信要求を受けて他の処理装置から送信されたデータを含むレスポンスフレームのサイズを計測し、該計測されたサイズに基づいて、前記リクエストフレームに対する応答として受信されると予測されるレスポンスフレームによるト
ラフィックの量である予測トラフィック量を算出するレスポンス計測手段と、
前記レスポンス計測手段によって算出された予測トラフィック量に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、該リクエストフレームの流量制御を行う帯域制御手段と、
として機能させる帯域制御プログラム。
(付記14)
前記処理装置を、前記レスポンスフレームによるトラフィック量を計測し、該トラフィック量が所定の値を超えたときに、前記帯域制御手段に対して前記流量制御の開始を指示する流量計測手段として更に機能させ、
前記帯域制御手段は、前記流量制御の開始の指示を受けて、前記流量制御を開始する、
付記13に記載の帯域制御プログラム。
(付記15)
前記フレーム保持手段は、該フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を前記帯域制御手段に通知し、
前記帯域制御手段は、前記フレーム保持手段によって通知された前記バッファ情報が示す前記フレーム保持手段によって保持されているフレームの量が所定の閾値以下である場合に、前記流量制御を終了する、
付記14に記載の帯域制御プログラム。
(付記16)
前記処理装置を、受信フレームのうち、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に、前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別する情報と共に保持する制御対象フロー保持手段として更に機能させ、
前記流量計測手段は、受信したフレームに係るフローについて、前記制御対象フロー保持手段によって保持される前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別する情報を基に検索し、前記流量制御が無効である場合は、前記帯域制御手段に対して前記流量制御の開始を指示しない、
付記14又は付記15に記載の帯域制御プログラム。
(付記17)
前記処理装置を、前記フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を定期的に取得することで、前記フレーム保持手段の利用状況を監視し、前記バッファ情報の示すフレームの量が所定の閾値を超えた場合に、前記帯域制御手段に対して前記流量制御の開始を指示するバッファ監視手段として更に機能させる、付記13に記載の帯域制御プログラム。
(付記18)
前記処理装置を、受信フレームがリクエストフレームであるか否かを識別し、受信フレームがリクエストフレームである場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させ、受信フレームがリクエストフレームでない場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させずに送信するリクエスト識別手段として更に機能させる、付記14又は付記15に記載の帯域制御プログラム。
(付記19)
前記処理装置を、
受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、
前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、該レスポンスフレームのトラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算するレスポンストラフィック量減算手段と、
として更に機能させ、
前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行う、
付記13に記載の帯域制御プログラム。
(付記20)
前記処理装置を、
受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、
受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に保持する予測トラフィック量保持手段と、
前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、前記予測トラフィック量保持手段によって保持されるフロー毎の前記予測トラフィック量から、送信するレスポンスフレームに対応する予測トラフィック量を取得し、取得した予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算する予測トラフィック量減算手段と、
として更に機能させ、
前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行う、
付記13に記載の帯域制御プログラム。
帯域制御装置の利用例を示す図 従来技術における帯域制御装置の構成例を示す図 従来技術におけるフレーム廃棄発生時の状況を示す図である。 従来技術においてフレーム廃棄が発生する状況を示すグラフである。 本発明の原理構成を示す図 実施形態におけるトラフィックの特徴を示す図である。 実施形態におけるネットワーク構成の概略を示す図である。 実施形態における帯域制御装置のハードウェア構成の概略を示す図である。 実施形態における帯域制御装置が備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。 実施形態におけるフレーム保持部の内部構成を示す図である。 実施形態における流量計測カウンタの構成の概略を示す図である。 実施形態における上りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態における下りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態における帯域制御装置が備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。 実施形態におけるフロー毎の流量制御の有効/無効フラグを保持するエントリの構成の概略を示す図である。 実施形態における下りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態における帯域制御装置が備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。 実施形態におけるバッファ監視処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態における帯域制御装置が備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。 実施形態における上りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態における帯域制御装置が備える各機能による受信フレームの処理の流れの概要を示す図である。 実施形態における未応答サイズカウンタの構成例を示す図である。 実施形態において予測トラフィック量保持部が保持するリクエスト識別情報の構成例を示す図である。 実施形態における上りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態における下りトラフィックに対する1フレーム受信毎の帯域制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10a ゲートウェイ
10b 帯域制御装置
20 WAN
30a 拠点LAN
30b データセンタLAN
40 クライアント
50 サーバ

Claims (9)

  1. 受信フレームのうち、他の処理装置に対するデータ送信要求であるリクエストフレームを保持するフレーム保持手段と、
    受信フレームのうち、前記データ送信要求を受けて他の処理装置から送信されたデータを含むレスポンスフレームのサイズを計測し、該計測されたサイズに基づいて、前記リクエストフレームに対する応答として受信されると予測されるレスポンスフレームによるトラフィックの量である予測トラフィック量を算出するレスポンス計測手段と、
    前記レスポンス計測手段によって算出された予測トラフィック量に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、該リクエストフレームの流量制御を行う帯域制御手段と、
    を備える帯域制御装置。
  2. 前記レスポンスフレームによるトラフィック量を計測する流量計測手段を更に備え、
    前記帯域制御手段は、前記流量計測手段によって所定の値を超える前記トラフィック量が計測されたときに、前記流量制御を開始する、
    請求項1に記載の帯域制御装置。
  3. 前記フレーム保持手段は、該フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を前記帯域制御手段に通知し、
    前記帯域制御手段は、前記フレーム保持手段によって通知された前記バッファ情報が示す前記フレーム保持手段によって保持されているフレームの量が所定の閾値以下である場合に、前記流量制御を終了する、
    請求項2に記載の帯域制御装置。
  4. 受信フレームのうち、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に、前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別する情報と共に保持する制御対象フロー保持手段を更に備え、
    前記帯域制御手段は、受信したフレームに係るフローについて、前記制御対象フロー保持手段によって保持される前記流量制御の有効又は無効を示す情報を、前記フローを識別する情報を基に検索し、前記流量制御が無効である場合は、前記流量制御を開始しない、
    請求項2又は請求項3に記載の帯域制御装置。
  5. 前記フレーム保持手段は、受信フレームのうち、前記レスポンスフレームを保持し、
    前記フレーム保持手段によって保持されているフレームの量に関連する情報であるバッファ情報を定期的に取得することで、前記フレーム保持手段の利用状況を監視し、前記バッファ情報の示すフレームの量が所定の閾値を超えた場合に、前記帯域制御手段に前記流量制御を開始させるバッファ監視手段を更に備える、
    請求項1に記載の帯域制御装置。
  6. 受信フレームがリクエストフレームであるか否かを識別し、受信フレームがリクエストフレームである場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させ、受信フレームがリクエストフレームでない場合、該受信フレームを前記フレーム保持手段に保持させずに送信するリクエスト識別手段を更に備える、請求項2又は請求項3に記載の帯域制御装置。
  7. 受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、
    受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、
    前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、該レスポンスフレームのトラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算するレスポンストラフィック量減算手段と、
    を更に備え、
    前記フレーム保持手段は、受信フレームのうち、前記レスポンスフレームを保持し、
    前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行う、
    請求項1に記載の帯域制御装置。
  8. 受信したリクエストフレームに対応するレスポンスフレームのうち、未受信であるレスポンスフレームの総予測トラフィック量を保持する未応答サイズ保持手段と、
    受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段に加算する予測トラフィック量加算手段と、
    受信したリクエストフレームに対応する前記予測トラフィック量を、リクエストフレームと該リクエストフレームに対応するレスポンスフレームとの組み合わせであるフロー毎に保持する予測トラフィック量保持手段と、
    前記リクエストフレームに対応するレスポンスフレームを送信する際に、前記予測トラフィック量保持手段によって保持されるフロー毎の前記予測トラフィック量から、送信するレスポンスフレームに対応する予測トラフィック量を取得し、取得した予測トラフィック量を前記未応答サイズ保持手段から減算する予測トラフィック量減算手段と、
    を更に備え、
    前記フレーム保持手段は、受信フレームのうち、前記レスポンスフレームを保持し、
    前記帯域制御手段は、前記総予測トラフィック量と前記フレーム保持手段の空き容量とを比較した結果に基づいて、前記フレーム保持手段によって保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、前記流量制御を行う、
    請求項1に記載の帯域制御装置。
  9. 受信フレームのうち、他の処理装置に対するデータ送信要求であるリクエストフレームを保持するフレーム保持ステップと、
    受信フレームのうち、前記データ送信要求を受けて他の処理装置から送信されたデータ
    を含むレスポンスフレームのサイズを計測し、該計測されたサイズに基づいて、前記リクエストフレームに対する応答として受信されると予測されるレスポンスフレームによるトラフィックの量である予測トラフィック量を算出するレスポンス計測ステップと、
    前記レスポンス計測ステップで算出された予測トラフィック量に基づいて、前記フレーム保持ステップで保持されるリクエストフレームを送信するタイミングを調整し、該リクエストフレームの流量制御を行う帯域制御ステップと、
    を備える帯域制御方法。
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