JP4753434B2 - 携帯通信端末 - Google Patents

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本発明は携帯通信端末に関し、特に、端末の置き忘れを高精度で検知してユーザに報知することが可能な携帯通信端末に関する。
携帯電話あるいはPDA等の携帯通信端末は近年の小型化に伴い持ち運びが容易になった反面、出先等に置き忘れることが多く発生するようになった。そこで、このような置き忘れが生じた際にその旨を検知し、利用者に報知する技術が多く提案され、特許文献にも紹介されている(例えば特許文献1参照)。
下記特許文献1に開示された携帯電話の置き忘れ検知装置及び方法は、無線通信機能としてブルートゥース(Bluetooth)を有する携帯電話と、同じく無線通信機能(ブルートゥース)を有する置き忘れ検知装置において、この携帯電話及び置き忘れ検知装置の無線通信機能間でリンクを確立させ、このリンクの確立状態等を監視することにより携帯電話の置き忘れを検知するものが開示されている。また、この置き忘れ検知装置を車両のカーステレオに用い、車両のエンジンキーのアクセサリスイッチと連係することにより置き忘れ判定を行うことも開示されている。そして、置き忘れを検知した際には、自己を特定する固有情報及び現在位置情報の少なくとも一方をあらかじめ設定した通知先に送信することで、携帯電話の置き忘れ場所をユーザに報知するようになっている。
特開2003−348659号公報
上記特許文献1に開示されている置き忘れ検知装置においては、車両のエンジンキーの操作と連動させることにより、上述したように携帯電話の置き忘れを高精度に検知することが可能である。
しかしながら、上記特許文献1の置き忘れ検知装置においては、携帯電話と置き忘れ検知装置との間の無線通信の状態をみて置き忘れが生じたか否かを判断しているので、携帯電話単独では置き忘れを検知することができず、また、無線通信機能としてのブルートゥースを置き忘れ検知装置及び携帯電話の双方に備えていなければならない。また、上記特許文献1に開示されているように、置き忘れ検知装置を車両に搭載するようになせば、車両を使用するユーザにとっては高精度で置き忘れの検知を行うことが可能であるものの、車両を使用しないユーザはこの置き忘れ検知装置を利用することが難しい。
本発明者は上記問題点に鑑み、置き忘れ検知装置等の携帯通信端末以外の装置を用いることなく、高精度に携帯通信端末の置き忘れを検知する方法を種々検討した結果、GPS(Global Positioning System)を用いた携帯通信端末の現在位置情報に基づいて置き忘れが生じているか否かを判断できれば上記問題点を解決することができることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明の目的は、携帯通信端末単体で高精度の置き忘れ検知を実現し得る携帯通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の携帯通信端末は、ネットワーク回線を介して通信を行う通信手段と、各種操作を行う操作手段と、前記携帯通信端末の現在位置を取得する現在位置取得手段と、センサと、計時手段と、各種データを記憶する記憶手段と、置き忘れであるか否かを判別する置き忘れ判別手段と、報知手段と、前記各構成を制御する制御手段と、を備えた携帯通信端末であって、
前記センサは、前記携帯通信端末が静止状態であるか否かを検知する作動検知センサを有し、
前記計時手段は、前記作動検知センサが、前記携帯通信端末が静止状態にあることを示す所定の出力を維持している状態の経過時間を計時し、
前記記憶手段は、携帯通信端末のユーザの滞在頻度の高い位置を特定エリアとして予め設定された特定エリア情報及び前記現在位置取得手段により取得された現在位置の蓄積情報を記憶し、
前記置き忘れ判別手段は、前記計時手段が計時した前記経過時間が所定の時間に至ったことを判定し、かつ前記記憶手段内の特定エリア情報と、前記現在位置の蓄積情報のうち最新の現在位置情報とを比較して前記最新の現在位置情報が前記特定エリア情報の範囲内にない場合に、置き忘れの発生を検知し、
前記制御手段は、前記置き忘れ判別手段により置き忘れである旨が検知された際には、前記報知手段の出力を実行する
ようになしたことを特徴とする。
また、本発明において、前記記憶手段は、更に、前記現在位置取得手段により取得された現在位置の蓄積情報に基づいて演算出力することにより設定された特定エリア情報を記憶することを特徴とする。
また、本発明において、前記報知手段は、
作動報知手段を用いて所定の作動報知を行う第1の処理と、
前記通信手段を介して前記現在位置取得手段により取得した現在位置情報を含む情報を所定の通知先に送信する第2の処理と、
前記記憶手段内には各種データへのアクセスを規制するセキュリティモードが格納されており、前記制御手段により前記セキュリティモードを実行する第3の処理と、
から選択される少なくとも1つの処理を実行するものであることを特徴とする。
また、本発明において、前記報知手段は、前記第1〜第3の処理の何れか1つ乃至複数を段階的に実行することを特徴とする。
また、本発明において、前記セキュリティモードは、前記携帯通信端末の全ての機能を停止するモード又は前記記憶手段内に記憶された所定の情報へのアクセスを規制するモードであることを特徴とする。
また、本発明において、前記センサは、更に、前記携帯通信端末の周囲光を検知する光センサを有し、前記計時手段は、前記携帯通信端末が静止状態にあることを示す前記作動検知センサの出力および前記携帯通信端末の周辺光を検出していることを示す前記光センサの出力を維持している状態の経過時間を計時することを特徴とする。
また、本発明において、前記携帯通信端末はセキュリティモードに移行した後も、前記現在位置取得手段による測位を継続し、前記測位した現在位置情報を所定のサーバに送信することを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏することができる。すなわち、本発明の携帯通信端末によれば、置き忘れを判別する手段として、記憶手段内に携帯通信端末のユーザの滞在頻度の高い位置を特定エリアとして予め設定された特定エリア情報及び前記現在位置取得手段により取得された現在位置の蓄積情報を記憶し、
現在位置取得手段(例えばGPS)で取得した現在位置が登録された特定エリア内であるか否かを判別し、さらに、携帯通信端末が静止状態にあるか否かを検知する作動検知センサの出力も合わせて監視することで置き忘れが発生したか否かを判断するようになっている。そのため、従来技術で示したように、携帯通信端末(携帯電話)以外の装置を用いることなく置き忘れを検知することができるようになる。また、置き忘れが発生しうる状態が検知された時点で報知手段による報知を行うので、置き忘れの発生する前にユーザに警告を行うことができ、置き忘れを未然に防止することも可能である。
また、本発明の好ましい態様によれば、特定エリア情報の設定を行う際に、操作手段から直接入力して設定する方法と、位置情報取得手段によって自動的に設定する方法の何れか又は両方を組み合わせて行うことにより、特定エリア情報の設定がより容易に実行できるようになる。
また、本発明の好ましい態様によれば、報知手段として、作動報知手段によってユーザに報知を行う第1の処理と、所定の通知先に置き忘れの発生を通知する第2の処理と、携帯電話の動作モードをセキュリティモードに移行する第3の処理とからなる処理のうち、いずれか1つまたはこれらを組み合わせて行うことで、確実に置き忘れの報知を実行することができる。特に、これら第1〜第3の処理を組み合わせて実行することにより、ユーザへの直接の報知に加えて置き忘れ発生後のセキュリティ等を実現することができ、第3者による携帯通信端末の悪用も防止することができるようになる。
また、本発明の好ましい態様によれば、上述した第1〜第3の処理の1乃至複数を段階的に行うことによって、特にユーザへの警告を有効に行うことができるようになり、置き忘れの発生を効果的に防止することができるようになる。
また、本発明の好ましい態様によれば、セキュリティモードとして、携帯通信端末の全機能を停止するモードを選択すると、他者による悪用を防止することができるようになる。また、記憶手段内の特定の情報、特に個人情報へのアクセスを制限するようになせば、個人情報が閲覧される危険をなくすることができるとともに、基本的な携帯通信端末の機能は実現できることから、例えば置き忘れ後の携帯通信端末の位置情報を取得すれば、その後の携帯電話の位置を知ることができるようになる。
また、本発明の好ましい態様によれば、センサは、更に、前記携帯通信端末の周囲光を検知する光センサを有し、前記計時手段は、前記携帯通信端末が静止状態にあることを示す前記作動検知センサの出力および前記携帯通信端末の周辺光を検出していることを示す前記光センサの出力を維持している状態の経過時間を計時することにより、より高精度で置き忘れを検知することができるようになる。


また、本発明の好ましい態様によれば、携帯通信端末はセキュリティモードに移行した後も、前記現在位置取得手段による測位を継続し、前記測位した現在位置情報を所定のサーバに送信することにより、置き忘れがあった後の携帯通信端末の位置を追跡することも可能である。


以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための携帯通信端末を例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。なお、以下の実施例には、携帯通信端末として携帯電話を用いた場合について説明するが、他の携帯通信端末、例えばPDA(Personal Digital Assistant)等であっても本発明を適用できることは明白であろう。
図1は本発明の一実施形態に係る携帯電話とサーバとからなる通信システムを示す概略ブロック図であり、図2は特定エリア情報を記憶した管理テーブルを示す図であり、図3は特定エリア情報が設定された状態を地図上に示した図である。本実施例に係る携帯通信端末としての携帯電話10は、ネットワークNWを介してサーバ30に接続されており、全体として通信システムSを形成している。
この通信システムSを構成する携帯電話10は、制御手段11と、表示手段12と、報知手段13と、記憶手段14と、通信手段15と、操作手段16、GPS17と、光センサ18と、3軸センサ19と、計時手段20と、置き忘れ判別手段21とから構成されている。
制御手段11は携帯電話10内の通話機能やネットワーク通信機能、あるいはカメラ機能などの各種機能を包括制御するものであって、CPU及びRAM等からなるマイコンで構成されたものである。また、表示手段12は携帯電話10の本体に取り付けられたLCD、有機EL素子等から構成されるものであり、携帯電話10の各種情報を表示するものである。また、報知手段13は、ユーザに着信等を通知するためのものであって、スピーカ13a、振動子からなるバイブレータ13b及び発光手段として携帯電話10に1乃至複数個設けられたLED13cとから構成されている。
記憶手段14は、HDDあるいは半導体メモリ等から構成されたものであり、内部には特定エリア情報記憶手段14aを備えている。この特定エリア情報記憶手段14aは、特定のエリア情報を登録して記憶するものであって、図2に示すように、登録された位置の緯度及び経度情報からなる1乃至複数個のエリア情報を登録した管理テーブルTから構成されるものである。なお、ここで選択されるエリア情報は、ユーザの自宅や勤務先等、ユーザの滞在頻度の高い位置を設定するものとする。また、この記憶手段14にはGPS17により測位された現在位置情報が蓄積記憶されるようになっている。
通信手段15は通話機能及びネットワーク通信機能を実行するために設けられたものである。また、操作手段16は携帯電話10に設けられた各種キーで構成されたものである。また、GPS17は現在位置取得手段であって、通信衛星からの信号を受信することにより、携帯電話10の現在位置を検知するものである。なお、このGPS17による現在位置の取得は所定時間間隔をおいて常時行われるように設定されている。そして、GPS17で検知された現在位置は、記憶手段14内に蓄積保存されるようになっている。
光センサ18及び3軸センサ19からなるセンサは携帯電話10の状態を検知するために設けられたものであり、光センサ18は携帯電話10の周囲光を検知するものであり、また、3軸センサ19は携帯電話10の向きを検知してその状態を検知するものであり、いずれも置き忘れの判定を行う際に使用されるものである。なお、光センサ18は携帯電話10がカメラ機能を備えている場合にはカメラ機能の際にも用いられ、3軸センサ19は例えば携帯電話10によるナビゲーション機能を実行する際にも用いられる。また、ここでは携帯電話10が3軸センサ19を備えるものとして説明したが、3軸センサ19に代えてヨーレートセンサ(振動型ジャイロスコープ)あるいは振動感知センサなど、携帯電話10の動作を検知できるもの(作動感知センサ)であれば種々変更することができる。
計時手段20は、操作手段16、GPS17及び各種センサ18、19の出力に基づき作動するタイマーであり、所定の出力があった際に計時を開始する。詳しくは、操作手段16、GPS17及び各種センサ18、19の出力が置き忘れの可能性があるものである場合にその状態が維持される時間を計時するようになっている。また、置き忘れ判別手段21は携帯電話10の置き忘れが発生したか否かを判別する判別テーブルを備えており、各種構成の状態を参照して置き忘れ発生の有無を判断するものである。
次に通信システムSを構成するサーバ30について説明する。
サーバ30は、携帯電話10で実行される種々のアプリケーションを実現するために設けられるものであって、図1に示すように、制御手段31と、通信手段32と、通知手段33と、各種DB(データベース)34とから構成されている。
制御手段31は、サーバ30で行われる種々の制御を実行するものである。通信手段32は携帯電話10とネットワークNWを介して接続し、所望のデータの送受信を行うものである。通知手段33は後述する置き忘れが検知された際に携帯電話10から送信される位置情報等のデータを記憶し、ユーザからの要求あるいは予め設定された通知先におき忘れの発生を通知するためのものである。各種DB34は、例えば経路案内等を行うための道路ネットワークDB及び地図DB等から構成されてサーバ30に携帯電話10から要求される情報を作成するためのデータが蓄積されたものである。
上述した構成を備える通信システムSの携帯電話10において、置き忘れ検知を行うための構成について以下に説明を行う。
・特定エリア選択工程
先ず、携帯電話10の置き忘れを検知するために、携帯電話10のユーザ特有の位置情報、例えば自宅や勤務先など、たとえ携帯電話10を置き忘れたとしても容易に見つけ出すことが可能だったり、敢えて長時間置いておくことが考えられるような位置を特定エリアとして登録する。なお、この特定エリア情報は、図2の管理テーブルTに示すように、複数個登録することが可能である。この登録の方法としては、ユーザが操作手段16を直接操作することにより登録を行う方法、及び記憶手段14内に蓄積されたGPS17で取得した現在位置の累計から自動的に登録を行う方法の2つがある。
上で特定エリア情報を登録する1つ目の方法として説明した、操作手段16による直接入力を行う方法については、いくつか考えられる。例えば、登録したい位置の住所が分かっている場合には、住所を入力し、入力された住所の緯度・経度を算出することで特定エリア情報を決定し、登録がなされるようにしたり、あるいは、携帯電話10から通信手段15を介してサーバ30に地図データ要求を送信し、サーバ30の各種DB34内の地図DBより地図データを受信し、受信した地図データを表示手段12に表示して操作手段16で登録したい地点を選択することで特定エリア情報を決定し、登録がなされるようにして、特定エリア情報の登録を行う。
また、上で特定エリア情報を登録する2つ目の方法として説明した、記憶手段14内に蓄積されたGPS17で取得した現在位置の累計から自動的に登録を行う方法は、例えば、記憶手段14内に蓄積された累積位置情報のうち、単位時間当たりで所定回数現在位置として検知された地点はユーザが定期的によく行く地点であるので、この地点は特定エリアであるものとして登録を行うといったものである。なお、ここで説明した特定エリア情報を登録する2つの方法は上で説明したものに限らず、公知の他の方法によるものであってももちろん良い。
なお、上述した方法により登録された特定エリア情報は、図2に示すように特定の緯度・経度情報からなるものであるが、この特定エリア情報は所定の領域を有するエリアである。すなわち、ここで登録された特定エリア情報は、厳密な地点の情報とは異なり、所定の幅を持ったエリアを形成している情報である。この範囲としては建物単位で判別できる程度、例えば選択された地点を中心とする5m四方の領域で特定されようにすると好ましい。なお、本実施例においては、図2に示すように緯度・経度の有効数値を小数点以下4桁として、小数点以下5桁目を四捨五入して特定エリアとの比較を行うようにしており、これにより、特定エリア情報は所定の範囲を示した情報となっている。このようにして登録された特定エリア情報は、図3に地点「P」として分かりやすく示すように、特定のエリア、具体的にはユーザの自宅及び勤務地である。
・置き忘れ報知工程
次に本実施例の携帯電話10において、置き忘れの報知を行う工程を図4を参照して説明する。図4は本発明の置き忘れ報知工程を示すフローチャートである。なお、以下の置き忘れが発生したか否かの判定は置き忘れ判定手段21によって行われる。また、記憶手段14内にはユーザに置き忘れを報知する報知タイミングとなる第1時間t1〜第4時間t4(t1<t2<t3<t4)が予め設定されており、計時手段20により計時された経過時間tが第1〜第4時間t1〜t4に達する毎に所定の報知動作を行うようになっている。
先ず、ステップS01において、GPS17で所定の時間間隔で取得された現在位置情報のうち最新の現在位置情報と、上記特定エリア選択工程において登録された登録テーブルTの特定エリア情報とを比較する。なお、この際GPS17の測位が可能であればGPS17で現在位置情報を取得して特定エリア情報と比較すると好ましいが、GPS17の測位が不可能である場合(例えば地下にいる場合)には直前の現在位置情報を現在位置とみなして比較を行う。そして、ステップS02において、現在位置が特定エリア内であるか否かが判断される。このとき、現在位置が特定エリア内である場合には置き忘れの判別を行う必要がないので、ステップS01に戻って現在位置が特定エリア外になるまでこれらの処理を繰り返し、ステップS02で現在位置が特定エリア外であると判断された場合には、ステップS03において、操作手段16に何らかの操作がなされているか否かを判断する。このとき、操作手段16に何らかの操作があればステップS17に移行し、操作手段16が何らの操作もなされていなければステップS04に移行して、ステップS04において3軸センサ19の出力状態を検知する。このとき、3軸センサ19の出力に所定の変位が生じていれば、携帯電話10は移動中など何らかの動作を行っているということであるので、ステップS17に移行し、3軸センサ19の出力に変位が無い、すなわち携帯電話10が何も動作していなければ、ステップS05に移行して、ステップS05において、光センサ18の出力状態を検知する。このとき、光センサ18に出力がない状態、すなわち周囲光が検知できない場合にはユーザが就寝中である場合が考えられるので、ユーザへの報知は行わないようにするため、ステップS17に移行し、光センサ18に何らかの出力があれば、ステップS06に移行する。
上述のように、特定エリア内に携帯電話10が無く、操作手段16及び各種センサ18、19の出力が置き忘れの可能性がある状態の時には、ステップS06において、フラグFが「1」であるか否か、すなわち、計時手段20が計時中であるか否かが判断され、フラグFが「1」の場合には、ステップS07に移行してフラグFを「1」にセットし、次いでステップS08において計時手段20の計時を開始する。
このように計時手段20における計時が開始されると、その経過時間tが所定の時間に至るまで、計時を継続する。なお、計時がなされている状態で、ステップS02〜S05に示す操作手段16及び各種センサ18、19の出力が検知されたときには、ステップS17に移行する。ステップS17ではフラグFが「1」であるか否かが判別され、フラグFが「1」である場合にはステップS18においてフラグFを「0」にセットし、経過時間tをリセットした後ステップS01に戻る。
計時手段20による計時が開始された後、ステップS12において、その経過時間tが予め設定された第1時間t1を超過したことが検知されると、ステップS13において、第1の報知動作が実行される。第1の報知動作は置き忘れの可能性がある状態が維持されて初めての報知であるので、例えばバイブレーション13bの作動のみなど、比較的小規模の報知に留めるとよい。
第1の報知動作がなされた後、ユーザによる何らかのオペレーション(操作手段16の操作や携帯電話10の移動など)が検知されれば、ステップS17及びS18を経てフラグF及び経過時間tのリセットがなされる。反対に、オペレーションがなされない状態で経過時間tが第2時間t2(>t1)を超過したことがステップS11において検知されると、ステップS14において、第2の報知動作が実行される。第2の報知動作は第1の報知動作よりも大規模な報知を行うべきであるので、例えば第1の報知動作であるバイブレーション13bの動作に加えてLED13cを発光させて報知を行う。
第2の報知動作がなされた後、ユーザによる何らかのオペレーション(操作手段16の操作や携帯電話10の移動など)が検知されれば、ステップS17及びS18を経てフラグF及び経過時間tのリセットがなされる。反対に、オペレーションがなされない状態で経過時間tが第3時間t3(>t2)を超過したことがステップS10において検知されると、ステップS15において、第3の報知動作が実行される。第3の報知動作は第2の報知動作よりも大規模な報知を行うべきであるので、例えば第3の報知動作であるバイブレーション13bの動作及びLED13cの発光に加えて、スピーカ13aによる所定の音声出力により報知を行う。
第3の報知動作がなされた後、ユーザによる何らかのオペレーション(操作手段16の操作や携帯電話10の移動など)が検知されれば、ステップS17及びS18を経てフラグF及び経過時間tのリセットがなされる。反対に、オペレーションがなされない状態で経過時間tが第4時間t4(>t3)を超過したことがステップS09において検知されると、置き忘れ判別手段21は置き忘れが発生したものと判断して、ステップS16において携帯電話10の動作モードの移行を行う。この動作モードの変更とは、ユーザ以外が携帯電話10を操作することがないように通常のモードからセキュリティモードに変更するものであり、このセキュリティモードとしては、例えば携帯電話10の全ての機能を停止するものである。
上述した置き忘れ報知工程においては第1時間〜第4時間t1〜t4の各時間を超過した段階で報知を行うようにしたが、この回数及びその報知手段はこれに限定されるものではなく、種々の組み合わせで実現することが可能であることは明らかである。
また、この置き忘れ報知工程は上述に示したものに限定されるものではない。例えば、ステップS16に示すモード移行では、セキュリティモードとして携帯電話10内に記憶された個人情報へのアクセスのみを制限し、直接ダイヤルして通話を行うような通話機能など、一定の機能のみしか実行できないようなモードに変更するようにしてもよい。また、このモード移行の際に携帯電話10の現在地等を持ち主であるユーザが知ることができるように、記憶手段14内の最新の現在位置情報をサーバ30に送信し、サーバ30の通知手段33において所定の通知先、例えば予め設定されたユーザのメールアドレス宛に送信するようにしても良いし、あるいはサーバ30で携帯電話10の現在位置情報を保持しておき、ユーザから問い合わせがあった際に現在位置等を通知するようにしてもよい。さらには、モード移行がなされてからも携帯電話10のGPS17による現在位置の測位を継続させ、逐次サーバ30に送信するようにすれば、置き忘れがあった後の携帯電話10を追跡することも可能である。
また、特定エリア情報の登録は、図3で示したように特定の地点(「P」)を中心とするエリアとして登録されるものに特定されるものではなく、例えば、図5に示すように、GPS17で測位され記憶手段14に蓄積された位置情報から、ユーザの通常の行動範囲を算出し、その範囲全体を特定エリア情報(「P'」)として登録するようにしてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係る携帯電話とサーバとからなる通信システムを示す概略ブロック図である。 図2は特定エリア情報を記憶した管理テーブルを示す図である。 図3は特定エリア情報が設定された状態を地図上に示した図である。 図4は本発明の置き忘れ報知工程を示すフローチャートである。 図5は他の実施形態としての特定エリア情報が設定された状態を地図上に示した図である。
符号の説明
10 携帯電話
11 制御手段
12 表示手段
13 報知手段
13a スピーカ
13b バイブレータ
13c LED
14 記憶手段
14a 特定エリア情報記憶手段
15 通信手段
16 操作手段
17 GPS
18 光センサ
19 3軸センサ
20 計時手段
21 置き忘れ判別手段
30 サーバ
S 通信システム
T 管理テーブル

Claims (7)

  1. ネットワーク回線を介して通信を行う通信手段と、各種操作を行う操作手段と、前記携帯通信端末の現在位置を取得する現在位置取得手段と、センサと、計時手段と、各種データを記憶する記憶手段と、置き忘れであるか否かを判別する置き忘れ判別手段と、報知手段と、前記各構成を制御する制御手段と、を備えた携帯通信端末であって、
    前記センサは、前記携帯通信端末が静止状態であるか否かを検知する作動検知センサを有し、
    前記計時手段は、前記作動検知センサが、前記携帯通信端末が静止状態にあることを示す所定の出力を維持している状態の経過時間を計時し、
    前記記憶手段は、携帯通信端末のユーザの滞在頻度の高い位置を特定エリアとして予め設定された特定エリア情報及び前記現在位置取得手段により取得された現在位置の蓄積情報を記憶し、
    前記置き忘れ判別手段は、前記計時手段が計時した前記経過時間が所定の時間に至ったことを判定し、かつ前記記憶手段内の特定エリア情報と、前記現在位置の蓄積情報のうち最新の現在位置情報とを比較して前記最新の現在位置情報が前記特定エリア情報の範囲内にない場合に、置き忘れの発生を検知し、
    前記制御手段は、前記置き忘れ判別手段により置き忘れである旨が検知された際には、前記報知手段の出力を実行する
    ようになしたことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記記憶手段は、更に、前記現在位置取得手段により取得された現在位置の蓄積情報に基づいて演算出力することにより設定された特定エリア情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 前記報知手段は、
    作動報知手段を用いて所定の作動報知を行う第1の処理と、
    前記通信手段を介して前記現在位置取得手段により取得した現在位置情報を含む情報を所定の通知先に送信する第2の処理と、
    前記記憶手段内には各種データへのアクセスを規制するセキュリティモードが格納されており、前記制御手段により前記セキュリティモードを実行する第3の処理と、
    から選択される少なくとも1つの処理を実行するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯通信端末。
  4. 前記報知手段は、前記第1〜第3の処理の何れか1つ乃至複数を段階的に実行することを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
  5. 前記セキュリティモードは、前記携帯通信端末の全ての機能を停止するモード又は前記記憶手段内に記憶された所定の情報へのアクセスを規制するモードであることを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
  6. 前記センサは、更に、前記携帯通信端末の周囲光を検知する光センサを有し、前記計時手段は、前記携帯通信端末が静止状態にあることを示す前記作動検知センサの出力および前記携帯通信端末の周辺光を検出していることを示す前記光センサの出力を維持している状態の経過時間を計時することを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の携帯通信端末。
  7. 前記携帯通信端末はセキュリティモードに移行した後も、前記現在位置取得手段による測位を継続し、前記測位した現在位置情報を所定のサーバに送信することを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
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