JP4752738B2 - 医療用カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、医療用カテーテルに関し、特に、造影マーカーを備える医療用カテーテルに関するものである。
従来、血管内に挿入・留置するカテーテルを介して、血管内に薬液や栄養を注入したり、血液を採取して検査したり、血液を体外に循環させて血液を透析するなどの医療行為が広く行われている。
また、カテーテルの形状としては、単管構造のカテーテルや、2本又はそれ以上の管を複合させた構造のカテーテルなど、その医療の目的に応じて種々の構造のものが使用されている。
このような生体内に挿入する医療用カテーテルを使用する際には、その生体内における位置を確認しながら医療行為を行うことが望ましく、カテーテルの中に、X線不透過材料を混入させてカテーテルの留置位置を確認できるようにしたものがある。この構成であれば、患者の血管にカテーテルを留置した状態で、X線を照射してX線不透過材料が混入された部分を映し出すことによりカテーテルの位置を確認することができる。
そのために、可撓性のプラスチック管からなるカテーテルの一部にX線不透過材料からなるコイル状の造影マーカーをチューブの外側に装着したものが既に公開されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カテーテル管の遠位端部にX線造影性元素の粒子を注入して、外径を大きくすることなくX線造影が可能となるバルーンカテーテルが既に公開されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−271901号公報(第1−6頁、第1図) 特開平9−239034号公報(第1−8頁、第1図)
しかし、リング状やコイル状の造影マーカーをチューブの外側に装着するカテーテルの場合は、カテーテルの径が大きくなるに伴いその径も大きくなって、造影マーカーの部分の剛性が高くなってしまい、病変部通過性が劣ってしまうという問題を生じる。
また、X線造影性元素の粒子を注入したカテーテルであれば、カテーテルの径を小さくできると共に、造影マーカーの部分の剛性も低くすることが可能である。しかし、ただ粒子を注入しただけなので、X線を照射した際の造影が薄く、明瞭に造影できないという問題がある。
本発明の目的は、上記問題を解決するために、カテーテルの径が大きい場合でも、造影マーカー部分の剛性を低く抑えて柔軟性を有すると共に、高いX線造影性を有する医療用カテーテルを提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、基端部から先端部に連続するルーメンを有する可撓性チューブを備える医療用カテーテルであって、前記可撓性チューブの先端部に中実の造影マーカー部材を埋設していることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、造影マーカー部材をチューブ内に埋設しているので、造影マーカー部分の剛性を低く抑えて柔軟性を有すると共に高いX線造影性を発揮することができる。
請求項2に係る発明は、前記可撓性チューブが複数のルーメンを備えており、そのうちのいずれか一つのルーメンに前記造影マーカー部材を埋設したことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、複数のルーメンのなかの一つのルーメン内に造影マーカー部材を装填するので、カテーテルの径を小さな径に維持することができる。さらに、ルーメン内に造影マーカー部材を埋設しているので、造影マーカー部材が脱落することもなく安全な医療用カテーテルとなる。
請求項3に係る発明は、前記造影マーカー部材がX線不透過金属の短寸中実丸棒であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、短寸で小径の中実丸棒の造影マーカーを装填しているので、カテーテルの剛性を高くすることもなく、さらに全体的に柔軟な医療用カテーテルを得ることができる。
請求項4に係る発明は、前記造影マーカー部材を埋設しているルーメンが、造影マーカー部材装填後にその終端部を閉塞し、前記造影マーカー部材の設置位置を固定した構成とされていることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、造影マーカー部材を医療用カテーテル先端の所定位置に確実に固定することができる。
本発明によれば、可撓性チューブのルーメンの端部に造影マーカー部材を埋設する構成としたので、剛性を高くすることもなく全体的に柔軟であると共に、高いX線造影性を発揮する医療用カテーテルを得ることができる。
以下、本発明に係る医療用カテーテルの実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
本発明に係る医療用カテーテル1は、図1に示すように、薬液投与や血栓吸引用等の断面積の大きな主ルーメン3と、断面積の小さな第一副ルーメン4とを備える多重ルーメンカテーテルである。前記第一副ルーメン4は、例えばガイドワイヤー挿通用あるいは芯線挿通用のルーメンであって、先端シャフト部10では、そのルーメン終端部を閉塞した状態とされている。
そこで、本実施の形態においては、閉塞されるルーメン終端部に造影マーカー部材2を埋設する構成とした。この造影マーカー部材2としては、ルーメン内もしくはチューブ材に埋設可能な形状であればよく、中実丸棒、パイプ状あるいはコイル状のものが適用可能である。いずれの形状の造影マーカー部材2であっても、チューブの先端部に埋設する構成であれば、カテーテルの径が大きい場合でも、造影マーカー部分の剛性を低く抑えて柔軟性を発揮することができる。
また、小径のルーメン内に埋設する際には、その製造容易性と高いX線造影性を発揮するために中実丸棒の造影マーカー部材が好ましい。
そのために、断面円形の第一副ルーメン4内に埋設する造影マーカー部材2は、X線不透過金属の短寸中実丸棒としている。この中実丸棒の造影マーカー部材2の材質は、例えば、白金、金、タングステン、チタン、アルミニウム、スズ、ニッケル、クロム、ビスマス、銅、亜鉛、鉛、あるいはこれらの合金製とすることができる。特に、生体に対する安全性とX線照射による造影効果の観点から、できるだけ白金製であることが好ましい。
この造影マーカー部材2を埋設する際には、先端シャフト部10の未だ閉塞していない第一副ルーメン4に、前記造影マーカー部材2を装填し、その後で、前記第一副ルーメン4終端部を加熱しながら押圧して閉塞することで、前記造影マーカー部材2を所定位置に固定することができる。
上記のように、カテーテルの先端部に、短寸で小径の中実丸棒の造影マーカー部材を埋設した構成の医療用カテーテル1としているので、カテーテル外周部にリング状の造影マーカーを装着した構成よりも柔軟性が向上する。また、小径の副ルーメン内に装填するので、局所的な硬度を低く抑えることができる。さらに、ルーメン終端部を閉塞するので、脱落する虞もない。
そのために、生体内に挿入するカテーテルの先端部の柔軟性を損なうこともなく、挿入時に不都合な方向に曲がることもなく、生体組織を損傷する危険も小さくなるという効果を発揮することができる。
図2には図1のA−A断面を示している。医療用カテーテル1は、例えば、主ルーメン3と第一副ルーメン4と第二副ルーメン5とを備える三つのルーメンを有するトリプルルーメンチューブから構成されており、その中の、例えば芯線を挿通するためのルーメンであり終端部付近が空洞となっている第一副ルーメン4の空洞部内に中実の造影マーカー部材2を装填し、その後で終端を閉塞する構成としている。
閉塞するルーメン内に造影マーカー部材2を埋設する構成なので、閉塞する前に、接着剤を用いて所定の位置に位置決めしておくことも可能であり、その後でルーメンを閉塞する操作でさらに強固に固定することができる。この構成であれば、接着剤が血管内に漏洩することもなく、生体に悪影響を与えることもない。
また、図3に示すような主ルーメン3Aと副ルーメン5Aを備えるダブルルーメンチューブであれば、副ルーメン5Aの端部に埋設することができる。
いずれにしても、小径の副ルーメン内に中実丸棒の造影マーカー部材を埋め込む構成であって、脱落する虞もなく、チューブ外側に異物が露出することもない。さらに、中実丸棒の金属製マーカーとしているので、高いX線造影性を発揮する。そのために、埋め込む造影マーカー部材2の長さは1〜2mmの短寸でよく、このような小さい造影マーカー部材2を埋設した医療用カテーテル1であっても、X線による造影効果を発揮し血管内の位置を確実に把握することができる。
また、造影マーカー部材2を、副ルーメン内に埋設する短寸で小径の中実丸棒としているので、カテーテルの剛性を高くすることもなく、全体的に柔軟な医療用カテーテル1を構成することができる。
上記の構成の医療用カテーテルであれば、カテーテルの径が大きい場合であっても、小径の中実丸棒の造影マーカー部材を埋め込むだけでよく、従来のカテーテルのような大きな径の造影マーカーを用いることに起因する、局所的な硬度の増加や剛性の増加を防止することができる。
さらに、小径の中実丸棒の造影マーカー部材を埋め込む構成であるので、小さな径のカテーテルにも容易に対応可能であり、種々のサイズのカテーテルに好適な造影手段を備える医療用カテーテルを得ることができる。
特に、ダブルルーメンカテーテルやマルチルーメンカテーテル等の、主ルーメン以外に小径の副ルーメンを有するカテーテルに本発明に係る造影マーカー部材2が好適に適用可能であり、端の空洞となっている副ルーメン部を利用して、カテーテル先端部の柔軟性を維持しながら、高いX線造影性を発揮する医療用カテーテルを得ることができる。
上記したように本発明によれば、可撓性チューブのルーメン端部に中実の造影マーカー部材を埋設する構成としたので、高いX線造影性を発揮してチューブの位置が確認容易であり、チューブの剛性を高くすることもなく全体的に柔軟な医療用カテーテルを得ることができる。
本発明に係る医療用カテーテルの一例を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 別実施例の断面図である。
符号の説明
1 医療用カテーテル
2 造影マーカー部材
3 主ルーメン
4 第一副ルーメン
5 第二副ルーメン
10 先端シャフト部

Claims (3)

  1. 基端部から端部に連続する複数のルーメンを有する可撓性チューブを備え、
    前記複数のルーメンのうちいずれか一つのルーメンに短寸中実の造影マーカー部材が埋設している医療用カテーテルであって、
    前記複数のルーメンのうちいずれか一つのルーメンの終端部付近の空洞部内に、
    前記造影マーカー部材が装填され、その後で、前記終端部付近が閉塞されたことを特徴とする医療用カテーテル。
  2. 前記複数のルーメンが、主ルーメンと第一副ルーメンと第二副ルーメンとを備える三つのルーメンを有するトリプルルーメンチューブから構成されている請求項1に記載の医療用カテーテル。
  3. 前記閉塞が、加熱しながら押圧することにより形成される請求項1または2に記載の医療用カテーテル。
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