JP2008125852A - 医療用カテーテル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基端部から先端部に連続するルーメンを有する可撓性チューブを備える医療用カテーテル1であって、前記可撓性チューブの先端部に中実の造影マーカー部材2を埋設する構成とした。また、前記可撓性チューブが複数のルーメンを備えており、そのうちのいずれか一つのルーメンに前記造影マーカー部材を埋設する構成とした。
【選択図】 図1
Description
また、カテーテルの形状としては、単管構造のカテーテルや、2本又はそれ以上の管を複合させた構造のカテーテルなど、その医療の目的に応じて種々の構造のものが使用されている。
そのために、可撓性のプラスチック管からなるカテーテルの一部にX線不透過材料からなるコイル状の造影マーカーをチューブの外側に装着したものが既に公開されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カテーテル管の遠位端部にX線造影性元素の粒子を注入して、外径を大きくすることなくX線造影が可能となるバルーンカテーテルが既に公開されている(例えば、特許文献2参照)。
また、X線造影性元素の粒子を注入したカテーテルであれば、カテーテルの径を小さくできると共に、造影マーカーの部分の剛性も低くすることが可能である。しかし、ただ粒子を注入しただけなので、X線を照射した際の造影が薄く、明瞭に造影できないという問題がある。
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、造影マーカー部材をチューブ内に埋設しているので、造影マーカー部分の剛性を低く抑えて柔軟性を有すると共に高いX線造影性を発揮することができる。
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、複数のルーメンのなかの一つのルーメン内に造影マーカー部材を装填するので、カテーテルの径を小さな径に維持することができる。さらに、ルーメン内に造影マーカー部材を埋設しているので、造影マーカー部材が脱落することもなく安全な医療用カテーテルとなる。
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、短寸で小径の中実丸棒の造影マーカーを装填しているので、カテーテルの剛性を高くすることもなく、さらに全体的に柔軟な医療用カテーテルを得ることができる。
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、造影マーカー部材を医療用カテーテル先端の所定位置に確実に固定することができる。
本発明に係る医療用カテーテル1は、図1に示すように、薬液投与や血栓吸引用等の断面積の大きな主ルーメン3と、断面積の小さな第一副ルーメン4とを備える多重ルーメンカテーテルである。前記第一副ルーメン4は、例えばガイドワイヤー挿通用あるいは芯線挿通用のルーメンであって、先端シャフト部10では、そのルーメン終端部を閉塞した状態とされている。
そのために、断面円形の第一副ルーメン4内に埋設する造影マーカー部材2は、X線不透過金属の短寸中実丸棒としている。この中実丸棒の造影マーカー部材2の材質は、例えば、白金、金、タングステン、チタン、アルミニウム、スズ、ニッケル、クロム、ビスマス、銅、亜鉛、鉛、あるいはこれらの合金製とすることができる。特に、生体に対する安全性とX線照射による造影効果の観点から、できるだけ白金製であることが好ましい。
この造影マーカー部材2を埋設する際には、先端シャフト部10の未だ閉塞していない第一副ルーメン4に、前記造影マーカー部材2を装填し、その後で、前記第一副ルーメン4終端部を加熱しながら押圧して閉塞することで、前記造影マーカー部材2を所定位置に固定することができる。
そのために、生体内に挿入するカテーテルの先端部の柔軟性を損なうこともなく、挿入時に不都合な方向に曲がることもなく、生体組織を損傷する危険も小さくなるという効果を発揮することができる。
閉塞するルーメン内に造影マーカー部材2を埋設する構成なので、閉塞する前に、接着剤を用いて所定の位置に位置決めしておくことも可能であり、その後でルーメンを閉塞する操作でさらに強固に固定することができる。この構成であれば、接着剤が血管内に漏洩することもなく、生体に悪影響を与えることもない。
いずれにしても、小径の副ルーメン内に中実丸棒の造影マーカー部材を埋め込む構成であって、脱落する虞もなく、チューブ外側に異物が露出することもない。さらに、中実丸棒の金属製マーカーとしているので、高いX線造影性を発揮する。そのために、埋め込む造影マーカー部材2の長さは1〜2mmの短寸でよく、このような小さい造影マーカー部材2を埋設した医療用カテーテル1であっても、X線による造影効果を発揮し血管内の位置を確実に把握することができる。
また、造影マーカー部材2を、副ルーメン内に埋設する短寸で小径の中実丸棒としているので、カテーテルの剛性を高くすることもなく、全体的に柔軟な医療用カテーテル1を構成することができる。
特に、ダブルルーメンカテーテルやマルチルーメンカテーテル等の、主ルーメン以外に小径の副ルーメンを有するカテーテルに本発明に係る造影マーカー部材2が好適に適用可能であり、先端の空洞となっている副ルーメン部を利用して、カテーテル先端部の柔軟性を維持しながら、高いX線造影性を発揮する医療用カテーテルを得ることができる。
2 造影マーカー部材
3 主ルーメン
4 第一副ルーメン
5 第二副ルーメン
10 先端シャフト部
Claims (4)
- 基端部から先端部に連続するルーメンを有する可撓性チューブを備える医療用カテーテルであって、前記可撓性チューブの先端部に造影マーカー部材を埋設していることを特徴とする医療用カテーテル。
- 前記可撓性チューブが複数のルーメンを備えており、そのうちのいずれか一つのルーメンに前記造影マーカー部材を埋設したことを特徴とする請求項1に記載の医療用カテーテル。
- 前記造影マーカー部材がX線不透過金属の短寸中実丸棒であることを特徴とする請求項1または2に記載の医療用カテーテル。
- 前記造影マーカー部材を埋設しているルーメンが、造影マーカー部材装填後にその終端部を閉塞し、前記造影マーカー部材の設置位置を固定した構成とされていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の医療用カテーテル。
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JPS5522000A (en) * | 1978-08-04 | 1980-02-16 | Wallace Ltd H G | Catheter in vein |
JPH0242647A (ja) * | 1988-08-01 | 1990-02-13 | Ricoh Co Ltd | 光ピツクアツプ装置 |
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2006
- 2006-11-21 JP JP2006314900A patent/JP4752738B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JPS5522000A (en) * | 1978-08-04 | 1980-02-16 | Wallace Ltd H G | Catheter in vein |
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