JP4752304B2 - 画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4752304B2
JP4752304B2 JP2005097572A JP2005097572A JP4752304B2 JP 4752304 B2 JP4752304 B2 JP 4752304B2 JP 2005097572 A JP2005097572 A JP 2005097572A JP 2005097572 A JP2005097572 A JP 2005097572A JP 4752304 B2 JP4752304 B2 JP 4752304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
displayed
display
row
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005097572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006276625A (ja
Inventor
護 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005097572A priority Critical patent/JP4752304B2/ja
Publication of JP2006276625A publication Critical patent/JP2006276625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4752304B2 publication Critical patent/JP4752304B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

本発明は、画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにかかり、特に記憶性液晶を使って画像を表示させる画像表示装置、画像表示装置の表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
現在、記憶性液晶を使ったディスプレイを備える画像表示装置が実用化されている。記憶性液晶のディスプレイは、いったん表示された画像を電力の供給を受けることなく維持することが可能であることから、省電力化、小型・軽量化の要望の強い電子書籍のビューアとして注目されている。
ただし、記憶性液晶を使ったディスプレイは、非記憶性の液晶ディスプレイに比べて書き替えの速度が低い。このため、表示されている文書の画像等をスクロール、あるいは改ページする場合、画像の書き替えにかかる時間が比較的長く、非記憶性の液晶ディスプレイよりも応答性の点で劣ることになる。
ディスプレイのスクロールにかかる時間をより短縮するための従来技術としては、例えば、特許文献1、特許文献2が挙げられる。特許文献1は、表示の対象となる画像のデータを分割してバッファメモリに記憶しておき、バッファメモリからデータを読み出すことによってデータの転送速度を高めるものである。
また、特許文献2は、地図の画像を表示することを想定してなされたものであって、ディスプレイに分割された画像を表示させ、必要な画像だけをスクロールさせるものである。
特開平5−019743号公報 特開平5−249880号公報
しかしながら、上記した従来技術は、いずれも記憶性液晶のディスプレイを想定してなされたものでなく、一般的なディスプレイのスクロールの速度を高めるためになされた発明である。このため、記憶性液晶の物性に起因する書き速度を非記憶性のディスプレイと同程度に高めるほどの効果を得られるものではない。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであって、記憶性液晶を使ったディスプレイにあっても高速に画面をスクロールし、充分な応答性が得られる画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の画像表示装置は、記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面と、前記表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換える表示制御手段と、を備える画像表示装置であって、前記表示制御手段は、前記表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像を表示する場合、当該第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させることを特徴とする。
このような発明によれば、記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換える表示制御手段が、表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像を表示する場合、この第2の画像を、第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させることができる。
本発明は、表示画面に現在表示されている画像の端部の行に続く画像を、この端部の画像と反対の端部に表示することができる。このような構成は、文書画像を所定の行数分だけ書き替えることによって一般のスクロールと同様に次の行を表示させることができ、記憶性液晶の表示画面を高速にスクロールできるものといえる。また、このような構成により、本発明は、充分な応答性が得られる画像表示装置を提供することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に表示させた後、さらに第2の画像に続く画像であって、現在表示されていない第3の画像を表示する場合、前記表示制御手段は、当該第3の画像を、前記第2の画像と隣接させながら第1の画像が表示されている端部に向かい、所定の行数ごとに順次表示させることを特徴とする。
このような発明によれば、さらに第2の画像に続く画像であって、現在表示されていない第3の画像を表示する場合、先に表示されていた画像を書き替えることなく新たな画像を順次連続して表示させるので、新たな画像の書き替えにあっても画像を所定の行数分書き替えればよく、記憶性液晶の表示画面を高速にスクロールすることができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記表示制御手段は、所定の行数分の新たな画像を表示する際、新たな画像と共に先に表示されていた画像との境界を示す画像を表示させることを特徴とする。
このような発明によれば、新たに表示された所定の行数分の画像と先に表示されていた画像との境界を明示して表示画面における画像の視認性を高めることができる。
また、本発明の表示制御方法は、記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換え可能な画像表示装置において、画像の表示を制御する表示制御方法であって、前記表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像の表示の指示を受け付けるスクロール指示受付ステップと、前記スクロール指示受付ステップにおいて第2の画像表示の指示を受け付けた場合、前記第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数だけ表示させる第1のスクロール表示ステップと、前記第1のスクロール表示ステップにおいて表示された第2の画像に続く画像であって、現在表示されていない第3の画像を表示する場合、当該第3の画像を、前記第2の画像と隣接させながら第1の画像が表示されている端部に向かい、所定の行数ごとに順次表示させる第2のスクロール表示ステップと、を含むことを特徴とする。
このような発明によれば、記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換え可能な画像表示装置において、表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像を表示する場合、この第2の画像を、第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させることができる。
本発明は、表示画面に現在表示されている画像の端部の行に続く画像を、この端部の画像と反対の端部に表示することができる。また、さらに新たな画像を表示する場合、先に表示されていた画像を書き替えることなく新たな画像を順次連続して表示させるので、新たな画像の書き替えにあっても画像を所定の行数分書き替えればよい。このような構成は、文書画像を所定の行数分だけ書き替えることによって一般のスクロールと同様に次の行を表示させることができ、記憶性液晶の表示画面を高速にスクロールできるものといえる。また、このような構成により、本発明は、充分な応答性が得られる表示制御方法を提供することができる。
また、本発明の表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換え可能な画像表示装置において、画像の表示を制御する表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像の表示の指示を受け付けるスクロール指示受付ステップと、前記スクロール指示受付ステップにおいて第2の画像表示の指示を受け付けた場合、前記第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させる第1のスクロール表示ステップと、前記第1のスクロール表示ステップにおいて表示された第2の画像に続く画像であって、現在表示されていない第3の画像を表示する場合、当該第3の画像を、前記第2の画像と隣接させながら第1の画像が表示されている端部に向かい、所定の行数ごとに順次表示させる第2のスクロール表示ステップと、を含むことを特徴とする。
このような発明によれば、記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換え可能な画像表示装置において、表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像を表示する場合、この第2の画像を、第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させることができる。
本発明は、表示画面に現在表示されている画像の端部の行に続く画像を、この端部の画像と反対の端部に表示することができる。また、さらに新たな画像を表示する場合、先に表示されていた画像を書き替えることなく新たな画像を順次連続して表示させるので、新たな画像の書き替えにあっても画像を所定の行数分書き替えればよい。このような構成は、文書画像を所定の行数分だけ書き替えることによって一般のスクロールと同様に次の行を表示させることができ、記憶性液晶の表示画面を高速にスクロールできるものといえる。また、このような構成により、本発明は、充分な応答性が得られる表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することができる。
以下、図を参照して本発明の一実施形態にかかる画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを説明する。
図1は、本実施形態の画像表示装置の外観を示した図である。画像表示装置は、記憶性液晶のディスプレイ101を有する薄型のビューアとして構成されている。画像表示装置は、ディスプレイ101に表示されている画像をスクロールする、あるいは画像の表示範囲を変更する十字キー103、現在表示されているページを前ページまたは次ページに改ページするカーソルキー102a、102bを備えている。十字キー103、カーソルキー102a、102bは、指示した操作内容の確定等に使用される確定キー104a、104bと共に操作部105を構成する。
図2は、図1に示した画像表示装置のブロック図である。本実施形態の画像表示装置は、画像表示装置を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)201を備えている。CPU201は、画像表示装置に装着されたメモリカード208からメモリカードコントローラ207によって読み出されたコンテンツのデータを処理し、表示装置コントローラ204に渡す。
表示装置コントローラ204は、CPU201が処理したデータに基づいてディスプレイ101を駆動して画像を描画する。描画された画像の書き換えは、操作部105を介して入力されるユーザの指示にしたがって行われる。
また、本実施形態の画像表示装置は、CPU201の処理に必要なデータやプログラムが保存されているフラッシュROM(FLASH ROM)202、CPU201のワークメモリ等としても機能するメモリ206を備えている。さらに、通信装置211を備え、通信コントローラ205を介して他の装置と通信し、通信によって得られたデータをもディスプレイ101に表示することができる。
以上の構成は、バスによって相互に接続されていて、バスはバスコントローラ210によって制御されている。
図3は、ディスプレイ101及び表示装置コントローラ204の構成をより詳細に説明するための図である。表示装置コントローラ204は、走査制御部204a、ゲートドライバ204b、ソースドライバ204cでなる。ディスプレイ101は、コレステリック液晶を用いた表示体であって、ゲートドライバ204b、ソースドライバ204cによって駆動される電極を備えている。
ゲートドライバ204bによって駆動される電極と、ソースドライバ204cによって駆動される電極とは、互いに直行する方向に延び、両者の交点にある素子がオンした場合、素子に対応する画素の反射率が変化して画像を形成する。本実施形態は、このようなディスプレイ101の書き替えにあたり、走査制御部204aがゲートドライバ204bを制御して行を単位としてディスプレイを書き替えることが可能である。
すなわち、ゲートドライバ204bは、ディスプレイ101の行方向に延びる電極を駆動し、ソースドライバ204は、ディスプレイ101の列方向に延びる電極を駆動する。走査制御部204aは、ゲートドライバ204bを制御して電極を所定の数ごとに駆動させ、ディスプレイ101をライン単位で書き替えることができる。このような走査制御部204aは、ディスプレイ101に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換える表示制御手段として機能する。
図4は、電極とラインとの関係を説明するための図である。本実施形態では、ディスプレイ101の1行を20本の電極によって駆動する。例えば、ディスプレイ101の1行は、Y1、Y2、Y3、・・・Y20の20本の電極を用いて駆動されている。また、ディスプレイ101のn行は、Yn、Yn+1、Yn+2、・・・、Yn+19の20本の電極を用いて駆動されている。
走査制御部204aは、ディスプレイ101を1行ごとに書き替える場合、この行を駆動する20本の電極だけをゲートドライバ204bに駆動させる。また、2行ごとに書き替える場合、この2行を駆動する合計40本の電極だけをゲートドライバ204bに駆動させる。
本実施形態の画像表示装置では、走査制御部204aが、ユーザが十字キー103を操作してディスプレイ101の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像(行画像)に続く画像であって、現在表示されていない第2の行画像を表示する場合、第2の行画像を第1の行画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させる。このような動作を、図5、図6を用いて以下に説明する。
なお、メモリカード208に保存されているコンテンツとしては、画像データと文字コードを主体とした文書データ、XMLやPDFのような構造化文書データが考えられる。本実施形態では、このようなコンテンツのうち文書データを例にしてスクロールの動作を説明する。ただし、本実施形態は、文書データに適用されることに限定されるものでなく、画像データ等にも適用可能であることは言うまでもない。
図5(a)、(b)、(c)、(d)は、ディスプレイ101に現在表示されている文書を示す画像(文書画像)のさらに上方の文書画像を表示させるための処理(上スクロール)を説明するための図である。図5(a)は、スクロール前に表示されている文書画像を示している。(b)は、(a)に示した文書画像を表示している画像表示装置に対し、ユーザが十字キー103の上方向を示す部分を1回押下して1行分上スクロールしたときに表示される文書画像を示している。
1行分上スクロールした場合、本実施形態の画像表示装置では、ディスプレイ101の上端に現在表示されている24行目の行画像に続く画像であって、現在表示されていない23行目の行画像を表示する。このとき、本実施形態では、23行目の行画像が24行目の行画像が表示されている上端部と異なる側の下端部に表示される(図5(b))。
また、走査制御部204aは、24行目の行画像と共に、先に表示されていた画像(図5(b)では44行目の行画像)との境界を示す画像である区切線画像501を表示させる。
図5(c)は、ユーザが、さらに十字キー103の上方向を示す部分を21回押下して21行分上スクロールしたときに表示される文書画像を示している。走査制御部204aは、23行目の行画像を下端の行に表示させた後、さらに23行目の行画像に続く行画像であって、現在表示されていない22行目の行画像を表示する場合、22行目の行画像を23行目の行画像と隣接させながら24行目の行画像が表示されている上端部に向かい、所定の行数ごとに順次表示させる。
このような動作を21回繰り返したことにより、本実施形態の画像表示装置は、ディスプレイ101に図5(c)に示した文書画像を表示することになる。
図5(c)に示した文書画像は、さらに1回上スクロールの操作をすることによって区切線画像501がない図5(d)に示す文書画像になる。
また、図6(a)、(b)、(c)、(d)は、ディスプレイ101に現在表示されている文書を示す画像(文書画像)のさらに下方の文書画像を表示させるための処理(下スクロール)を説明するための図である。図6(a)は、スクロール前に表示されている文書画像を示している。(b)は、(a)に示した文書画像を表示している画像表示装置に対し、ユーザが十字キー103の下方向を示す部分を1回押下して1行分下スクロールしたときに表示される文書画像を示している。
1行分下スクロールした場合、本実施形態の画像表示装置では、ディスプレイ101の下端に現在表示されている23行目の行画像に続く画像であって、現在表示されていない24行目の行画像を表示する。このとき、本実施形態では、24行目の行画像が23行目の行画像が表示されている下端部と異なる側の上端部に表示される(図6(b))。
また、走査制御部204aは、24行目の行画像と共に、先に表示されていた画像(図6(b)では3行目の行画像)との境界を示す画像である区切線画像501を表示させる。
図6(c)は、ユーザが、さらに十字キー103の下方向を示す部分を21回押下して21行分下スクロールしたときに表示される文書画像を示している。走査制御部204aは、24行目の行画像を上端の行に表示させた後、さらに24行目の行画像に続く行画像であって、現在表示されていない25行目の行画像を表示する場合、25行目の行画像を24行目の行画像と隣接させながら23行目が表示されている下端部に向かって順次表示させる。このような動作を21回繰り返したことにより、本実施形態の画像表示装置は、ディスプレイ101に図6(c)に示した文書画像を表示することになる。
図6(c)に示した文書画像は、さらに1回下スクロールの操作をすることによって区切線画像501がない図6(d)に示す文書画像になる。
以上述べた本実施形態は、一般的なスクロールのようにスクロール操作する間繰り返しディスプレイ101の全面を書き替えることがない。このため、より短時間のうちに現在表示されている文書の上または下の文書画像を表示させることができる。
また、本実施形態は、新たに文書画像を表示させる場合、新たな文書画像を連続する文書画像と異なる側の端部に配置させる。そして、文書画像をさらに連続して表示させる場合にも、直前に表示された文書画像に連続させて新たな文書画像を表示する。このため、ユーザは、新たに表示された文書画像を、この文書画像と連続する文書画像と共にディスプレイ101上で見ることができる。この点は、ユーザの文書の理解を助け、スクロールにかかる再操作回数を低減して画像表示装置の操作性を高めることができる。
また、本実施形態は、新たに表示された文書画像と以前に表示されていた文書画像との間に区切線画像501を表示させている。このため、新たに表示された文書画像の位置を明示し、ディスプレイ101における文書画像の視認性を高めることができる。
また、本実施形態は、構造化された文書データを取り扱う場合、現在表示されている文書画像の上下数行分の文書画像を生成するデータを文書構造に基づいて作成し、スクロールの指示がなされる以前にメモリ等にキャッシュしておくことも可能である。このようにした場合、文書画像作成の時間が実質的に短縮できるため、さらに高速なスクロールが可能となる。
より具体的には、本実施形態は、以下のようなシステムに適用した場合、以下の効果を得ることができる。
(想定するシステム)
ディスプレイの大きさ 800×600(SVGA)
1ライン描画時間 1msec
スクロールを行う単位 20ライン
従来のスクロール方法で縦方向のスクロールを行った場合には、画面書き換えのみで800(ライン)×1(msec)=800msecの時間を必要とする。一方、本実施形態のように行単位で文書画像を書き替えてスクロールした場合、20(ライン)×1(msec)=20msecの時間で書き換えが完了する。
なお、本実施形態は、以上述べた実施形態に限定されるものではない。すなわち、本実施形態では、新たに表示された文書画像と先に表示されていた文書画像との境界を示す画像として区切線画像501を採用した。区切線画像501は、走査制御部204aが行方向に延びる電極を所定の数駆動することによって表示できるため、本実施形態においては境界線を簡易に示すことができる。しかし、本実施形態は、境界線をどのような画像によって表示するものであってもよい。
また、本実施形態は、電極を20本単位に駆動させ、新たな文書画像を1行単位に表示させるものとした。しかし、本実施形態は、このような構成に限定されるものでなく、任意の行数ごとにディスプレイ101を書き替えて文書画像を表示するものであってもよい。さらに、1行分の画素の反射率を変化させる電極は20本に限定されるものでなく、何本であってもよい。
図7、図8は、以上述べた本実施形態の画像表示装置装置においてなされる画像表示方法を説明するためのフローチャートであって、いずれもCPU201によって実行される。また、図7は、上スクロールの方法を説明するためのフローチャートであって、図8は、下スクロールの方法を説明するためのフローチャートである。
図7に示した上スクロールは、操作部105を介してなされるユーザの上スクロールの指示によって開始する。上スクロールの開始後、CPU101は、ディスプレイ101における区切線画像501の位置(N行目であるか)を把握する(S701)。ステップS701の判断の結果、区切線画像501がないと判断された場合(N=0)、ディスプレイ101の下端にある最終行と最終行の1つ上にある行(最終行−1行目)に位置する電極(走査線)を走査制御部204aに選択させる(S702)。
続いて、走査制御部204aは、CPU201の制御により、選択された電極上にある画素をリセットする(S703)。そして、最終行に上端部にある行の前行の文字画像を表示し、最終行−1行目に区切線画像501を表示する(S704)。
ステップS701の判断において、区切線画像501が1行目あると判断された場合(N=1)、CPU101は、ディスプレイ101の1行目に位置する電極(走査線)を走査制御部204aに選択させる(S705)。続いて、走査制御部204aは、CPU201の制御により、選択された電極上にある画素をリセットし(S706)、1行目に新たな文書画像を表示させる(S707)。
また、ステップS701の判断において、区切線画像501が1行目以外の行にあると判断された場合(上記以外)、CPU101は、ディスプレイ101のN行目とN行目の1つ上にある行(N−1行目)に位置する電極(走査線)を走査制御部204aに選択させる(S708)。そして、CPU201の制御により、選択された電極上にある画素をリセットし(S709)、N−1行目に新たな文字画像を表示し、N行目に区切線画像501を表示する(S710)。
以上の処理の後、上スクロール処理が終了する。
図8に示した下スクロールは、操作部105を介してなされるユーザの下スクロールの指示によって開始する。下スクロールの開始後、CPU101は、ディスプレイ101における区切線画像501の位置(N行目であるか)を把握する(S801)。ステップS801の判断の結果、区切線画像501がないと判断された場合(N=0)、ディスプレイ101の上端にある1行目と1行目の1つ下にある2行目に位置する電極(走査線)を走査制御部204aに選択させる(S802)。
続いて、走査制御部204aは、CPU201の制御により、選択された電極上にある画素をリセットする(S803)。そして、1行目に下端部にある行の次行の文字画像を表示し、2行目に区切線画像501を表示する(S804)。
また、ステップS801の判断において、区切線画像501が最終行あると判断された場合(N=最終行)、CPU101は、ディスプレイ101の最終行に位置する電極(走査線)を走査制御部204aに選択させる(S805)。続いて、走査制御部204aは、CPU201の制御により、選択された電極上にある画素をリセットし(S806)、最終行に新たな文書画像を表示させる(S807)。
また、ステップS801の判断において、区切線画像501が最終行以外の行にあると判断された場合(上記以外)、CPU101は、ディスプレイ101のN行目とN行目の1つ下にある行(N+1行目)に位置する電極(走査線)を走査制御部204aに選択させる(S808)。そして、CPU201の制御により、選択された電極上にある画素をリセットし(S809)、N1行目に新たな文字画像を表示し、N+1行目に区切線画像501を表示する(S710)。
以上の処理の後、下スクロール処理が終了する。
なお、以上述べた本実施形態の画像表示方法をコンピュータに実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、本実施形態の画像表示方法をコンピュータに実行させるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
本発明の一実施形態の画像表示装置の外観を示した図である。 図1に示した画像表示装置のブロック図である。 本発明の一実施形態のディスプレイ及び表示装置コントローラの構成をより詳細に説明するための図である。 図3に示した電極とラインとの関係を説明するための図である。 本発明の一実施形態の上スクロールを説明するための図である。 本発明の一実施形態の下スクロールを説明するための図である。 本発明の一実施形態の上スクロールを説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態の下スクロールを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
101 ディスプレイ、102a,102b カーソルキー、103 十字キー、104a,104b 確定キー,105 操作部、204a 走査制御部、204b ゲートドライバ、204c ソースドライバ、204 表示装置コントローラ、205 通信コントローラ、206 メモリ、208 メモリカード、207 メモリカードコントローラ

Claims (4)

  1. 記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面と、
    前記表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換える表示制御手段と、を備える画像表示装置であって、
    前記表示制御手段は、前記表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像を表示する場合、当該第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させると共に、前記第2の画像と、前記第2の画像と共に表示され、かつ前記第2の画像よりも先に表示されていた画像との境界を示す画像と、を表示させることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に表示させた後、さらに第2の画像に続く画像であって、現在表示されていない第3の画像を表示する場合、前記表示制御手段は、当該第3の画像を、前記第2の画像と隣接させながら第1の画像が表示されている端部に向かい、所定の行数ごとに順次表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換え可能な画像表示装置において、画像の表示を制御する表示制御方法であって、
    前記表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像の表示の指示を受け付けるスクロール指示受付ステップと、
    前記スクロール指示受付ステップにおいて第2の画像表示の指示を受け付けた場合、前記第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数だけ表示させる第1のスクロール表示ステップと、
    前記第1のスクロール表示ステップにおいて表示された第2の画像に続く画像であって、現在表示されていない第3の画像を表示する場合、当該第3の画像を、前記第2の画像と隣接させながら第1の画像が表示されている端部に向かい、所定の行数ごとに順次表示させる第2のスクロール表示ステップと、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  4. 記憶性液晶でなる画素を行及び列方向に複数配置して画像を表示する表示画面に表示されている画像を画素の行を単位にして書き換え可能な画像表示装置において、画像の表示を制御する表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記表示画面の上端または下端の行に現在表示されている第1の画像に続く画像であって、現在表示されていない第2の画像の表示の指示を受け付けるスクロール指示受付ステップと、
    前記スクロール指示受付ステップにおいて第2の画像表示の指示を受け付けた場合、前記第2の画像を、前記第1の画像が表示されている端部と異なる側の端部に所定の行数分表示させる第1のスクロール表示ステップと、
    前記第1のスクロール表示ステップにおいて表示された第2の画像に続く画像であって、
    現在表示されていない第3の画像を表示する場合、当該第3の画像を、前記第2の画像と隣接させながら第1の画像が表示されている端部に向かい、所定の行数ごとに順次表示させる第2のスクロール表示ステップと、
    を含むことを特徴とする表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2005097572A 2005-03-30 2005-03-30 画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム Expired - Fee Related JP4752304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097572A JP4752304B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097572A JP4752304B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006276625A JP2006276625A (ja) 2006-10-12
JP4752304B2 true JP4752304B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=37211434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005097572A Expired - Fee Related JP4752304B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4752304B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06324668A (ja) * 1993-05-13 1994-11-25 Toshiba Corp 画面表示方法及び表示装置
JPH0756706A (ja) * 1993-08-19 1995-03-03 Sharp Corp 文書編集装置
JPH09281939A (ja) * 1996-02-15 1997-10-31 Ricoh Co Ltd 表示装置
JP3951193B2 (ja) * 1996-02-26 2007-08-01 ソニー株式会社 通信端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006276625A (ja) 2006-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101297290B1 (ko) 리스트 표시장치
JP5015208B2 (ja) ディスプレイ上に分割画面を表示する方法及び電子装置
JP5616039B2 (ja) ディスプレイのスクリーンを部分的にズームする方法とその方法を適用する電子デバイス
JP5163182B2 (ja) 画像書き換え制御装置および情報表示装置
JP2006064910A (ja) 表示装置
JP4752304B2 (ja) 画像表示装置、表示制御方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP5338189B2 (ja) 携帯端末装置及びそのプログラム
JP4826174B2 (ja) 表示装置
JP5124926B2 (ja) 表示装置
JP5278058B2 (ja) 表示装置
JP3897772B2 (ja) ファイル名作成装置及びファイル名作成プログラム
JP4547902B2 (ja) 表示装置
US9576540B2 (en) Operating an electrophoretic display with first and second operating formats
JPS63149759A (ja) 文書編集装置
JP2004220621A (ja) データ表示装置及び方法及びデータ表示プログラムを記録した記録媒体
JPH04347721A (ja) 手書き文字入力装置
JP2004287351A (ja) 半導体集積回路
JP2004303105A (ja) 図形表示制御装置及びプログラム
JP5445646B2 (ja) 表示装置
JP2007226679A (ja) 情報表示装置
JPS63155356A (ja) 文書編集装置
JP2005208344A (ja) コレステリック液晶の駆動方法及び駆動装置
JP2014203255A (ja) タッチパネル付き表示装置及びその駆動方法
JP2005228074A (ja) 組み込み用コンピュータ、bios初期化方法、biosプログラムおよび情報記憶媒体
JP2006235445A (ja) データ電極駆動回路及び画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080327

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110408

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees