JP4752180B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、電動ドリルなどの電動工具の電池電源として好適な電池パックに関するものである。
電動工具のハイパワー化に伴ってその電池電源として構成された電池パックは大きな放電電力が出力できるものが要求される。この要求を満たすために多数の単電池をパックケース内に収めた電池パックが用いられている。しかし、電動工具は手持ち操作されるものであるため、電池パックはより小型でより軽量なものが求められている。一般的には電池としてニッケル−カドミウム蓄電池あるいはニッケル−水素蓄電池が用いられているが、重量エネルギー密度や体積エネルギー密度の点で充分に満足できるものではなく、多数の単電池を必要とするため電池パックが大きく重くなるため電動工具の操作性が低下する課題や、多数の電池が密集配置されるため電池の放熱性に課題を有していた。
前記ニッケル−カドミウム蓄電池やニッケル−水素蓄電池に比して重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度が優れた二次電池としてリチウムイオン二次電池などの非水電解液二次電池が知られており、これを用いて電池パックを構成すると、同一出力電力における電池パックの小型軽量化を促進することが可能である。中でも扁平角形のリチウムイオン二次電池を用いると、円筒形の電池を用いた場合よりスペース効率に優れた電池パックの構成が可能となる。
しかし、リチウムイオン二次電池のような非水電解液を用いる二次電池は水溶液系の二次電池に比して電解液の伝導度が低いため、大電流の放電を行うと放電反応による発熱が大きく、二次電池の放熱が充分になされるように配慮する必要がある。上記角形非水電解液二次電池の冷却を促進するために、並列配置した複数の二次電池の隣接間に梁状のスペーサを配し、複数の二次電池を並列方向から結束して一体化した電気自動車用の組電池が知られている(特許文献1参照)。この組電池では、並列配置した複数の二次電池の間にスペーサによる間隔を設けて結束しているので、間隔内に強制送風することにより二次電池が冷却される。
特開平08−212986号公報(第3〜5頁、図1)
リチウムイオン二次電池のような非水電解液を用いる二次電池は、大電流の放電を行うと放電反応による発熱が大きく、発熱による熱膨張により極板群及び電解液を収容した電池缶に膨らみが発生し、電池缶による極板群の緊迫力が低下するため、正極板と負極板との間の電解液を介した接触に不良が発生しやすくなる。特に、扁平角形に形成された二次電池では、発熱に伴って電池缶の最大面積平坦面に大きな膨らみが発生しやすくなるため、電池缶を肉厚に形成して剛性を高める必要があるために、重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度に優れ、スペース効率のよい角形の非水電解液二次電池の特徴が損なわれてしまう問題がある。
上記従来技術に示した電気自動車用の組電池のように大型の二次電池であれば、剛性の高い電池缶を使用して二次電池を構成し、複数の二次電池の間にスペーサを配して両側から締め付ける結束を行うことにより、温度上昇に伴う二次電池の膨らみを抑制することはできるが、小型の二次電池を使用した電池パックでは電池缶の肉厚も薄く、結束構造を設けるために電池パックが大型化してしまう課題があった。
本発明が目的とするところは、扁平角形に形成された複数の二次電池の温度上昇に伴なう二次電池の膨らみを防止する構造を備えた電池パックを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、電池缶内に極板群及び電解液を収容して開口端を封口板によって封口し、前記封口板に極端子が設けられてなる複数の二次電池をパックケース内に収容してなる電池パックであって、前記二次電池の長手方向中央部分の断面積に対応する開口形状寸法の開口部を二次電池の数以上形成したセンターフレームに複数の二次電池を前記中央部分が前記開口部に収まるように装填することにより、前記中央部分を周囲から囲んだ状態に保持し、前記二次電池の両端がそれぞれ端子側フレーム、底側フレームで保持され、前記複数の二次電池がパックケース内に収容されてなることを特徴とする。
また、二次電池は、扁平角形に形成され、その最大面積平坦面が所定間隔を隔てて互いに対面するように並列配置するのが好ましい。
上記構成によれば、複数の二次電池はそれぞれフレームに形成された開口部に電池缶の略中央部分を挿入して並列配置され、前記開口部は電池間の略中央部分が挿入できる最小の断面形状寸法に形成されているので、電池缶の最大面積平坦面は両側から幅規制された状態となり、充放電に伴なう温度上昇により最大面積平坦面が外方に膨らむことが規制される。従って、電池缶の膨らみによって内部に収容された極板群の層間に接触不良が発生することがなく、温度上昇によって電池性能が低下することが抑制される。また、フレームによって複数の二次電池が並列配置された間に間隙が形成されるので、各二次電池の放熱性が向上し、温度上昇が抑えられる結果、膨らみの発生を抑制する効果も得られる。
上記構成において、フレームは、パックケースの機器への装着面又は接地面に対し、最大面積平坦面が略垂直方向となるように二次電池を保持するように構成することによって複数の二次電池の間に垂直方向の間隙が形成され、空気の流れが円滑になされ、強制送風した場合にも空気の流れが二次電池間に形成されるので、二次電池の放熱が効果的になされる。
また、並列配置する複数の二次電池を同一方向にしてフレームに装填することにより、複数の二次電池を直列及び/又は並列接続し、あるいは導電部位を遮蔽して防水、防湿構造を形成するのに有効となる。
本発明によれば、複数の二次電池はそれぞれ電池缶の最大面積平坦面を両側から幅規制する開口部に挿入してフレームに保持されるので、開口部に幅規制されて電池缶に膨らみが生じることが抑制され、温度上昇に伴なう電池缶の膨らみにより極板の層間に接触不良が発生することが防止される。また、複数の二次電池はフレームによる隣り合う間に間隙を形成して並列に配置されるので、間隙内に空気流通がなされて温度上昇が抑制される。
図1は、実施形態に係る電池パック1を示すもので、図9に示すように、電動工具Aに装着して電動工具Aの駆動電源となるように構成されている。また、電動工具Aの使用により電池容量が減少したときには、電動工具Aから取り外し、図10に示すように、充電器Bに装填することにより、充電することができる。電動工具A又は充電器Bへの装着は、パックケース5の上方に設けられた装着部20の両側面に形成された摺動溝20aに電動工具A又は充電器Bに設けられた凸条部が嵌入するように電池パック1を押し込むと、装着部20の中央に保持されたコネクタケース12に設けられた接続プラグ14が電動工具A又は充電器Bのソケットに挿入されて電気的接続がなされると共に電池パック1は装着される。
この電池パック1は、図2に分解図示するように、パックケース5内に10個の二次電池2と、この二次電池2の充放電制御や電池保護制御などを行う電池管理回路を構成した回路基板3とを収容し、二次電池2の放熱を促す送風ファン4を一体に組み込んで構成されている。
前記二次電池2は、扁平直方体の外形に形成されたリチウムイオン二次電池が適用されており、図2に示すように、この二次電池2の最大面積平坦面がパックケース5の底面に対して垂直方向になり、所定間隔を隔てて互いに対向するようにして、10個の二次電池2が並列配置されている。このように10個の二次電池2を所定間隔を隔てて並列配置された状態に保持するために、図4に示すように、二次電池2の長手方向中央部分の断面積に対応する開口形状寸法の電池収容部(開口部)17を10箇所に形成したセンターフレーム7により二次電池2の中央部分が保持され、二次電池2の両端がそれぞれ端子側フレーム6、底側フレーム8で保持されている。
図3に示すように、二次電池2は、有底角筒に形成された電池缶24内に、長尺に形成した正極板と負極板とをセパレータを介して巻回した巻回型極板群、もしくは複数の正極板と負極板とをセパレータを介して積層した積層型極板群を挿入し、電池缶24の開口端に封口板23を溶接して電池缶24の開口端を封口し、電池缶24内に電解液を注入して電池缶24内が密閉される。前記封口板23には正極板に接続した正極端子21が封口板23と電気的に絶縁して設けられ、封口板23及び電池缶24は二次電池2の負極端子を構成する。
二次電池2は大電流の放電や過充電等の原因により温度上昇すると、熱膨張や電解液の気化などによって電池缶24に膨らみが生じ、それは電池缶24の側面となる最大面積平坦面に顕著に現れる。電池缶24内に収容された極板群は、それが巻回型であっても積層型であっても正極板と負極板とがセパレータを介して積層された状態に電池缶24の両側の最大面積平坦面の間で挟圧され、セパレータに含浸された状態で存在する電解液中を移動するイオンが正極板と負極板との間で行き来することにより充放電反応がなされる。電池缶24に膨らみが生じると、積層間の密着状態が損なわれ、積層間に隙間が発生すると、イオン移動度に不具合が生じ、充放電反応が充分になされない状態となる恐れがある。
図4に示すように、センターフレーム7は、10個の二次電池2をそれぞれ電池収納部17に挿入すると、二次電池2をその電池缶24の略中央部分を周囲から囲んだ状態に保持するので、二次電池2は膨らみが生じないように挟圧された状態となる。因みに、本実施形態に適用した二次電池2の短手方向幅は10mmであり、電池収容部17の短手方向幅は10.4mmに形成されているので、組み立て当初では二次電池2を電池収容部17にスムーズに挿入でき、電池缶24の膨らみは電池収容部17の幅で規制されるため、電池缶24の膨らみによる二次電池2の性能低下は抑制される。
10個の二次電池2はそれぞれを同一方向にしてセンターフレーム7の各電池収容部17に挿入され、二次電池2の底面側には電池缶24の底部形状寸法に対応する形状寸法の底部収容凹部18が並列形成された底側フレーム8が装着される。二次電池2の封口板23側には、図5(b)に示すように、内側に二次電池2の封口板23側を収容する封口部収容凹部19が形成され、その凹部底面には正極端子21を貫通させる正極接続窓25と、封口板23の一部板面を覗かせた負極接続窓26とが形成された端子側フレーム6が装着される。この端子側フレーム6の外側には、図5(a)に示すように、回路基板3を収容する基板収容凹部28と、10個の二次電池2を直列接続すると共に各二次電池2を回路基板3に接続する直列接続板9、正極接続板10、負極接続板11を収容する接続板収容凹部27とが形成されている。接続板収容凹部27の底面には、前記正極接続窓25と負極接続窓26とが開口している。
10個の二次電池2を端子側フレーム6、センターフレーム7、底側フレーム8で囲って互いに接合した後、図6に示すように、端子側フレーム6に形成された正極接続窓25と負極接続窓26から、図7に示す直列接続板9を隣り合う二次電池2にまたがって正極端子21と封口板23とに当接させ、正極接続部41を正極端子21に、負極接続部42を封口板23にそれぞれスポット溶接して10個の二次電池2を直列接続する。直列接続された正極側の接続端となる二次電池2の正極端子21には正極接続板10が、直列接続された負極側の接続端となる二次電池2の封口板23には負極接続板11がスポット溶接される。図7は直列接続板9の例を示すものであるが、直列接続板9、正極接続板10、負極接続板11には、それぞれ回路基板3に接続するための基板接続突起29が形成されている。
10個の二次電池2に直列接続板9、正極接続板10、負極接続板11がスポット溶接された端子側フレーム6の基板収容凹部28に回路基板3を収納すると、直列接続板9、正極接続板10及び負極接続板11に形成された基板接続突起29が回路基板3に形成された接続穴に挿入されるので、各基板接続突起29は回路基板3に半田付けされる。この接続構造により、10個の二次電池2それぞれを回路基板3に接続するためにリード配線することなく各二次電池2は回路基板3に接続され、回路基板3において基板接続突起29の間の電圧から各二次電池2個々の電池電圧を測定することができ、回路基板3に構成された電池保護回路は各二次電池2個々の電池電圧から二次電池2を過充電、過放電から保護する制御を実行し、充放電制御回路は電池電圧及び電池温度の測定に基づく充放電制御を実行する。
基板収容凹部28に収容された回路基板3と、センターフレーム7上に配置されるコネクタケース12内に設けられる送風ファン4及び接続プラグ14との間にリード接続がなされた後、回路基板3は樹脂モールドされる。樹脂モールドは、リード線の接続部分を含む電子部品の実装面に溶融した樹脂を流し込んで固化させることにより、回路基板3の電気的絶縁性が強化されると同時に防湿・防水性を図ることができる。より好ましくは、基板収容凹部28内を埋めるように溶融した樹脂を流し込んで固化させると、回路基板3の全面が樹脂で包み込まれ、回路基板3と端子側フレーム6とが樹脂モールドが施される。この樹脂モールドにより回路基板3上に実装された電子部品の防湿対策が図られる他、パックケース5に形成された通気穴13a,13bなどから浸入した水により電気的障害が発生することを防止することができる。
上記のように二次電池2及び回路基板3が一体に組み合わされた後、図2に示すように、4面に保護板16が配置され、センターフレーム7上に配した送風ファン4を囲ってコネクタケース12を配した後、右ケース5a及び左ケース5bからなるパックケース5を閉じて、図1に示したような電池パック1に完成される。
この電池パック1は、図9に示すように、電動工具Aにスライド装着されると、コネクタケース12内に設けられた接続プラグ14が電動工具Aに設けられた接続ソケットに接続され、電動工具Aの始動スイッチのON操作により電動工具Aに駆動電力を供給する電力供給回路が閉じられる。電動工具Aの駆動負荷が大きくなると二次電池2からの放電量も増加するため温度上昇し、電池管理回路により所定温度が検出されると、電池管理回路は送風ファン4が駆動されるように制御するので、二次電池2は送風空気により冷却される。リチウムイオン二次電池における放電は発熱反応となるので、大電流放電により電動工具Aが使用されると二次電池2の温度上昇は激しく、電池管理回路は送風により二次電池2が60℃以下の温度状態で使用されるように送風ファン4を制御する。特に、真夏の炎天下のような高温環境では使用以前に二次電池2の温度が40℃を越える場合も想定でき、そのような環境下で電動工具Aが使用されると温度上昇も大きくなるので、電池管理回路は二次電池2の温度が高いときには電動工具Aの使用の如何にかかわらず送風ファン4を駆動して二次電池2を冷却し、二次電池2の温度が60℃を越えるような場合には電動工具Aに対する電力供給を停止して送風ファン4の駆動により二次電池2の温度が低下するように制御する。
送風ファン4は、その回転によりパックケース5内に外気を取り込む吸気ファンとして構成され、吸気した外気を二次電池2に吹き付けて冷却する。電池パック1を電動工具Aに装着すると、コネクタケース12は電動工具Aの電池パック装着面に当接するので、コネクタケース12の吸気口32に対向する電動工具Aの電池パック装着面には開口部が形成され、図9に示すように、電動工具Aの電池パック1の装着部位の側面には前記開口部に通じる外気取り入れ口aが形成される。
図8に白抜き矢印で示すように、送風ファン4はパックケース5内のセンターフレーム7上に配設されているので、送風ファン4が駆動されると、吸気口32から吸気された外気は所定間隔で並列配置された二次電池2の対向間を通過し、パックケース5の下に開口する下方通気穴13aから排出される空気流路が形成されるので、電動工具Aを駆動する大きな放電電流により温度上昇する二次電池2が冷却され、温度上昇が抑制される。また、センターフレーム7上に設けられた整流板15は、送風ファン4から送風されてきた空気の流れを両側に流して送風ファン4の直下にある二次電池2だけでなく端方向にある二次電池2にも送風空気を送ることができ、全ての二次電池2が均等に冷却されるように作用する。この整流板15に開口径及び開口位置を調整して開口部を形成することにより、整流板15の下に位置する二次電池2にも送風空気が当たるように調整することができ、各二次電池2に対する空冷状態を均等化して電池温度が平均化されるように調整することができる。
電池パック1は、それが電動工具Aに装着されたとき、図9に示すように、電動工具Aの最下部と電池パック1の底面とが同一高さ位置となる寸法に形成することにより、電動工具Aを床面などに安定して立てることができる。図8に示すように、パックケース5の二次電池2の長手方向断面は、下方の両側に下方窪み31a及び上方の両側に上方窪み31bが形成され、この下方及び上方の各窪み31a,31bにそれぞれ下方通気穴13a、上方通気穴13bが形成されている。この下方及び上方の各窪み31a,31bが形成されていることにより、電動工具Aを立てた状態、即ち電動工具Aの駆動が停止されている状態でも下方通気穴13aは塞がれることはなく、破線矢印で示すように、下方通気穴13aから流入した外気が二次電池2の間を通って上方通気穴13bに抜ける空気の流れが形成される。特に、電動工具Aを駆動した後では二次電池2の温度が上昇しており、その熱によって上方通気穴13bに流れる上昇気流が発生し、それに伴って下方通気穴13aから外気が流入して二次電池2の間を通って上方通気穴13bに流れる空気の流れが形成され、温度上昇した二次電池2は送風ファン4が停止している状態でも冷却作用が促進され、速やかに二次電池2の温度を低下させることができる。
上記下方及び上方の各通気穴13a,13bは二次電池2の冷却に効果的に作用するが、雨中など水滴が飛散するような環境で電動工具Aが使用された場合や、水溜りのある床面に電動工具Aが置かれたような場合に、下方及び上方の各通気穴13a,13bから水が浸入する恐れがある。図8に示すように、パックケース5内に水が浸入しても、各二次電池2の封口板側は端子側フレーム6に囲われ、回路基板3は樹脂モールド30によって被覆されているので、通電部分に水が浸入することはなく、過酷な環境下での使用が想定される電動工具Aの電池パック1としての安全性が確保される。
電動工具Aの駆動により電池容量が低下した場合には、電動工具Aから電池パック1を取り外し、図10に示すように、充電器Bに装着することにより二次電池2に対する充電がなされる。電池パック1は充電器Bに装着するときには、図示するように天地方向を逆にして充電器Bに装着され、充電器Bの電池パック1の装着位置に設けられた通風口から充電器B内の空気を吸気し、充電器Bの排熱と同時に充電中の二次電池2を冷却する。充電器Bの側にも排気ファンが設けられている場合には、送風ファン4と合わせた送風を実施すると、より効果的な冷却がなされる。
使用直後の電動工具Aから取り外された電池パック1では、二次電池2の温度が充電に適した温度以上になっていることが予想でき、電池温度は電池管理回路で検出されると共にコネクタを通じて充電器B側でも検出されるので、電池温度が45℃以上である場合には充電は開始されず、電池温度が45℃以下になるように送風による冷却が継続された後に充電が開始されるように制御される。
以上説明した電池パック1では、二次電池2として扁平角形のものを適用しているが、円筒形に形成した二次電池を適用することも可能であり、本構成により同様の効果が得られる。
本発明に係る電池パックは、複数の二次電池は隣り合う間に間隙を設けて並列配置されるので、二次電池の配列間に空気流通が円滑になされて温度上昇が抑制され、各二次電池はそれぞれフレームの開口部内に略中央部分が挿入されて幅規制されているので、温度上昇による膨らみが抑制されるので、大電流の放電を行う電池パックを構成するのに好適な構造が得られる。
実施形態に係る電池パックの外観構成を示す斜視図。 同上電池パックの構成要素を示す分解斜視図。 同上電池パックに適用した二次電池の構成を示す斜視図。 二次電池を保持するセンターフレームの構成を示す斜視図。 端子側フレームの構成を(a)外面側と、(b)内面側とで示す斜視図。 複数の二次電池と回路基板の接続構造を示す側面図。 直列接続板の構成を示す斜視図。 二次電池に対する空気流通構造を示す断面図。 電動工具に対する装着構造を説明する側面図。 充電器に対する装着構造を説明する側面図。
符号の説明
1 電池パック
2 二次電池
3 回路基板
4 送風ファン
5 パックケース
6 端子側フレーム
7 センターフレーム
8 底側フレーム

Claims (4)

  1. 電池缶内に極板群及び電解液を収容して開口端を封口板によって封口し、前記封口板に極端子が設けられてなる複数の二次電池をパックケース内に収容してなる電池パックであって、
    前記二次電池の長手方向中央部分の断面積に対応する開口形状寸法の開口部を二次電池の数以上形成したセンターフレームに、複数の二次電池を前記中央部分が前記開口部に収まるように装填することにより、前記中央部分を周囲から囲んだ状態に保持し、前記二次電池の両端がそれぞれ端子側フレーム、底側フレームで保持され、前記複数の二次電池がパックケース内に収容されてなることを特徴とする電池パック。
  2. 二次電池は、扁平角形に形成され、その最大面積平坦面が所定間隔を隔てて互いに対面するように並列配置された請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記センターフレームは、パックケースの機器への装着面又は接地面に対し、最大面積平坦面が垂直方向となるように二次電池を保持するようにパックケース内に配設されてなる請求項2に記載の電池パック。
  4. 複数の二次電池を同一方向にして前記センターフレームに装填した請求項1〜3いずれか一項に記載の電池パック。
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