JP4752100B2 - タイヤバンド成形ドラム装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤバンド成形ドラム装置に係わり、更に詳しくはタイヤバンド成形ドラム上においてスチールカーカス部材の端末部をスプライス(接合)する時に、余長を設けることなく、突き合わせ接合することが出来るタイヤバンド成形ドラム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スチールラジアルタイヤの組立時は、図4及び図5に示すように、インナーライナー1,ビード補強部材2,サイド部材3を、周方向に多分割された拡縮可能な複数のセグメント4から構成されるバンド成形ドラム5上で組立て後、スチールカーカス部材6を貼付け、スチールカーカス部材6の両端部をエアーモーター等の回転駆動装置9により回転駆動される傘歯歯車状の一対のトーインローラ7a,7b等から成るスプライス装置7(ジッパー装置等とも呼称されている)で引き寄せながら接合することが行われている。
【0003】
そして、スチールカーカス部材6の接合時、スプライス装置7におけるローラ等の内側ガイド8のスペースを得るために、スチールカーカス部材6の周方向に余長(3〜4mm)を設けてスプライス(接合)しているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、スチールカーカス部材6に余長を設けてスプライスする場合、スプライス作業完了後に余長を含めた長めのスチールカーカス部材6を内部部材側へ押し込む必要があり、このためスチールカーカス部材6に打ち込まれているスチール打ち込み本数が他の部分に比べて部分的に密になり、タイヤのバランスが悪化し、偏摩耗の要因となっていた。
【0005】
この発明の目的は、スチールカーカス部材のスプライス時に、余長を設けることなくスプライス作業ができるようにしたので、スプライス作業完了後に余長含めた長さ部分を内部部材側へ押し込む作業が不要となり、スチールカーカス部材のエンド分布の安定化を図り、材料コストの軽減化を図ることが出来るタイヤバンド成形ドラム装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、スチールカーカス部材の端末接合部の接合時に、スチールカーカス部材の端末接合部と対応する前記セグメントを単独で縮径出来るように構成し、前記スチールカーカス部材の端末接合部の下部に、接合装置の内側ガイド部材を進退移動可能に配設したことを要旨とするものである。
【0007】
この発明は、上記のように構成したので、スチールラジアルタイヤの組立時、バンド成形ドラム上において、スチールカーカス部材のスプライス時に余長を設けることなくスプライス作業ができ、この結果、スプライス作業完了後に余長含めた長さ部分を内部部材側へ押し込む作業が不要となり、スチールカーカス部材のエンド分布の安定化を図り、材料コストの軽減化を図ることが出来るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
【0009】
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説明は省略する。
【0010】
図1は、この発明を実施したタイヤバンド成形ドラム装置の一部断面図を示し、10は周方向に多分割された拡縮可能な複数のセグメント11から構成されるタイヤバンド成形ドラムを示し、このタイヤバンド成形ドラム10は、スチールカーカス部材6の端末接合部6xに対応する前記セグメント11の一部11aを、リンク機構またはカム機構等の拡縮機構12を介して単独に拡縮出来るように構成されている。
【0011】
即ち、単独に拡縮するセグメント11aは、縮径時に、少なくともインナーライナー1,ビード補強部材2,サイド部材3等で構成される内側部材層及び内側ガイド部材13を収容し、かつ接合するスチールカーカス部材6の端末部6xが、他のスチールカーカス部材6の表面と面一となる位置まで下降するように構成されている。
【0012】
また前記スチールカーカス部材6の端末接合部6xの下部には、ローラ等の内側ガイド部材13が進退移動可能に配設され、この内側ガイド部材13は、スチールカーカス部材6の端末接合時に、前記単独に縮径したセグメント11aの空間部Xに侵入してスチールカーカス部材6の端末接合部6xの下面側を支持するように構成されている。
【0013】
なお、図1及び図2における14は、スチールカーカス部材6の端末接合時に使用する仕切り板、15は傘歯歯車状の一対のトーインローラ7a,7b等から成るスプライス装置7をスチールカーカス部材6の端末接合部に沿って走行させるシリンダー等の走行装置、9は一対のトーインローラ7a,7bを回転駆動させるエアーモーター等の回転駆動装置であり、一対のトーインローラ7a,7b等から成るスプライス装置7でスチールカーカス部材6の端末接合部を引き寄せながら接合するものである。
【0014】
以上のように、この発明の実施形態では、スチールラジアルタイヤの組立時にスチールカーカス部材6の端末接合部に対応するセグメント11aを、単独に拡縮出来るように構成したので、スチールラジアルタイヤの組立時、バンド成形ドラム上においてスチールカーカス部材6のスプライス時に、従来のような余長を設けることなくスプライス作業ができ、この結果、スプライス作業完了後に余長含めた長さ部分を内部部材側へ押し込む作業が不要となり、スチールカーカス部材6のエンド分布の安定化を図ることが出来るものである。
【0015】
また、この発明の実施形態では、上述したようにスチールカーカス部材6の周方向におけるエンド分布安定性を得ることが出来る反面、インナーライナー1,ビード補強部材2,サイド部材3等で構成される内側部材層は、部分閉じ動作、元への復帰動作、開動作時に部分的に圧縮、引っ張り応力を生じるが、内側部材層は、ゴム層が中心であり、ヒステリシスの発生しない領域にあることから、品質上においては全く問題なくスプライス作業を行うことが出来る。
【0016】
【発明の効果】
この発明は、上記のようにスチールカーカス部材の端末接合部の接合時に、スチールカーカス部材の端末接合部と対応する前記セグメントを単独で縮径出来るように構成し、前記スチールカーカス部材の端末接合部の下部に、接合装置の内側ガイド部材を進退移動可能に配設したので、以下のような優れた効果を奏するものである。
(a).スチールカーカス部材のスプライス時に、余長を設けることなくスプライス作業ができ、この結果スプライス作業完了後に余長含めた長さ部分を内部部材側へ押し込む作業が不要となり、またスプライス前後におけるスチールカーカス部材のエンド分布の安定化(スチールコードの打ち込み本数が一定)を図ることができ、従って品質の向上を図ることが出来る。
(b).タイヤの静的アンバランス量の改善を図ることが出来る。
(c).従来必要とされたスプライス部の余長が不要となったことで、材料コストの軽減化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したタイヤバンド成形ドラム装置の一部断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】スチールカーカス部材の端末部接合部における接合時の断面説明図である。
【図4】従来のタイヤバンド成形ドラム上でスプライス作業を行う場合の説明図である。
【図5】従来のスチールカーカス部材の端末部接合部における断面説明図である。
【符号の説明】
1 インナーライナー
2 ビード補強部材
3 サイド部材
4 セグメント
5 タイヤバンド成形ドラム
6 スチールカーカス部材
6x スチールカーカス部材の端末接合部
7 スプライス装置
7a,7b トーインローラ
8 内側ガイド
9 回転駆動装置
10 タイヤバンド成形ドラム
11 セグメント
11a セグメントの一部
12 拡縮機構
13 内側ガイド部材
14 仕切り板
15 走行装置
Claims (2)
- 周方向に多分割された拡縮可能な複数のセグメントから構成されるタイヤバンド成形ドラム装置において、
スチールカーカス部材の端末接合部の接合時に、スチールカーカス部材の端末接合部と対応する前記セグメントを単独で縮径出来るように構成し、前記スチールカーカス部材の端末接合部の下部に、接合装置の内側ガイド部材を進退移動可能に配設したことを特徴とするタイヤバンド成形ドラム装置。 - 前記単独に拡縮出来るセグメントは、縮径時に、少なくとも内側部材層,内側ガイド部材を収容し、かつ接合するスチールカーカス部材の端末部が、他のスチールカーカス部材の表面と面一となるように構成する請求項1に記載のタイヤバンド成形ドラム装置。
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