JP4751994B1 - 有隔膜電解槽及び無隔膜電解槽を有する電解水製造装置 - Google Patents

有隔膜電解槽及び無隔膜電解槽を有する電解水製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
電解水製造装置に複数の電解槽を設けつつも、装置の製造コストを抑えることのできる電解水製造装置を提供する。
【解決手段】
1つの電解槽で用いる電極板を他の電解槽で用いる電極板と兼用して電解水製造装置を構成する。即ち、槽内を、槽の対向する1側壁に平行に少なくとも3枚の電極板で水密に分割することにより、複数の電解室(有隔膜電解室、無隔膜電解室)を形成してなる電解部と、;少なくとも3枚の電極板を交互に直流電源の陽極及び陰極に接続する配線と、;各電解室に電解原水を供給する電解原水供給管と、;各電解室から各電解水を外部に取り出す電解水取出し管と、;により電解水製造装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電解水製造装置に関する。より詳細には、電解において陽極側に生成する陽極電解水、陰極側に生成する陰極電解水、及びこれらが混合された混合電解水の3種類の電解水を生成することができる電解水製造装置に関する。
一般に、電解水製造装置には、隔膜を隔てて一対の電極が配設される有隔膜電解槽を備えるものと、隔膜を設けずに一対の電極が配設される無隔膜電解槽を備えるものとがあり、それぞれ目的に応じて利用されている。
有隔膜電解槽では、陽極側に酸性の電解水が、陰極側にアルカリ性の電解水がそれぞれ生成される(以下、それぞれ「陽極電解水」、「陰極電解水」ともいう)。有隔膜電解槽を用いる電解水製造装置では、通常、陽極電解水と陰極電解水とは別々に採取される。
電解原水(電解される前の水)には、電解質が含まれている。電解原水に含まれる電解質が塩化物の場合、生成される陽極電解水には電極反応生成物である塩酸、次亜塩素酸、溶存酸素が含まれる。次亜塩素酸は、強力な塩素化作用と酸化作用を示すことから、陽極電解水は殺菌等に利用されている。一方、陰極電解水は飲用のアルカリイオン水として広く知られている。アルカリイオン水製造装置は医療器具等として市販され、広く普及している。
無隔膜電解槽では、電解により生成される陽極電解水と陰極電解水とが混合される(以下、「混合電解水」ともいう)ため、pHは中性に保たれる。無隔膜電解槽で電解されて得られる水は、電解原水と比較して溶存酸素濃度、溶存水素濃度、次亜塩素酸濃度等が変化している。これらの値は、電解原水に含まれる溶質の種類や濃度、電解原水に付与される電解エネルギーの大きさ等により決定される。一般に、高い電解エネルギーを用いて製造される電解水は、上記溶存酸素濃度、溶存水素濃度、次亜塩素酸濃度等を大きく変化させることができる。この混合電解水は各種用途に利用されている。
陽極電解水と陰極電解水、混合電解水を1つの装置で得るためには、有隔膜電解槽と無隔膜電解槽との両方を備える必要がある。また、電解水の製造能力を高めるためには、電解水製造装置内に複数の電解槽を備えることが望ましい。しかし、電解槽に配設される電極板は白金等の貴金属が用いられることが多いため、複数の電解槽を備える電解水製造装置は製造コストが高い。
特許文献1には、有隔膜電解槽と無隔膜電解槽とを備える電解水製造装置が記載されている。この装置は、有隔膜電解槽と無隔膜電解槽とが分離して設けられている。そのため、電解水製造装置内に設ける電解槽の数を増やすと、電極板の使用枚数が増え、最終的にはこれらを支持する筐体が大きくなり、製造コストが高くなる。
特開平10−118654
本発明の目的は、複数の電解槽を備える電解水製造装置の製造コストを下げるとともに、装置の簡略化を図ることにある。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、電解槽で用いる電極板を隣接する電解槽で用いる電極板と兼用して電解水製造装置を構成することに想到し、本発明を完成するに至った。
上記課題を解決する本発明は以下に記載するものである。
〔1〕
槽内を、槽の対向する1側壁と平行に少なくとも3枚の電極板で水密に分割することにより、各電極板によって仕切られる複数の電解室を形成し、少なくとも1の電解室内に前記電極板と平行に取り付けた隔膜で電解室を2分割することにより陽極室と陰極室とを有する有隔膜電解室を構成するとともに、残りの電解室で無隔膜電解室を構成してなる電解部と、
少なくとも3枚の電極板を交互に直流電源の陽極及び陰極に接続する配線と、
各有隔膜電解槽の陽極室及び陰極室と、無隔膜電解室とに切り替えてこれらに電解原水を供給する電解原水供給管と、
その一端を各陽極室に連結してなり、各陽極室内の各陽極電解水を外部に取り出す陽極電解水取出し管と、
その一端を各陰極室に連結してなり、各陰極室内の各陰極電解水を外部に取り出す陰極電解水取出し管と、
遊離塩素除去フィルタを介装するとともに、その一端を各無隔膜電解室に連結してなり、各無隔膜電解室から混合電解水を外部に取り出す混合電解水取出し管と、
を有する電解水製造装置。
本発明の電解水製造装置(以下、「本装置」ともいう)は、装置を構成する電極板の枚数を削減できる。また、装置の筐体を小さくできる。そのため、製造コストやメンテナンスコストが低い。
本装置は、複数の電解槽を備えるため、高い電解エネルギーが付与された電解水を製造できる。
図1は、本装置の一構成例を示す概略構成図である。 図2(A)〜(D)は、それぞれ電極板の兼用の態様を示す説明図である。 図3は、電解部の他の構成例を示す説明図である。 図4は、本装置の他の構成例を示す概略構成図である。 図5は、本装置の他の構成例を示す概略構成図である。
(1)本装置の構成
先ず、本装置の構成について説明する。図1は、本装置の一構成例を示す概略構成図である。
図1中、100は電解水製造装置で、50は電解部である。内部が中空の箱状の電解部50の内部には、対向する側壁51、53と平行に陽極板21、23、25、27と陰極板31、33、35とが交互に配設されている。電解部50の内部は、陽極板23、25及び陰極板31、33、35によって液密に6つの空間に仕切られている。陽極板21、23、25、27は不図示の直流電源の陽極に、陰極板31、33、35は不図示の前記直流電源の陰極にそれぞれ配線により接続されている。
陽極板21と陰極板31との間、陽極板23と陰極板33との間、陽極板25と陰極板35との間には、陽極板21、23、25及び陰極板31、33、35と平行に、それぞれ隔膜41、43、45が張設されている。
上記構成により、陽極板21と陰極板31とから成る一対の電極板、隔膜41、側壁51、53と直交する側壁55、57から構成される有隔膜電解槽aと、
陽極板23と陰極板33とから成る一対の電極板、隔膜43、側壁55、57から構成される有隔膜電解槽cと、
陽極板25と陰極板35とから成る一対の電極板、隔膜45、側壁55、57から構成される有隔膜電解槽eと、
が、電解部50の内部に形成される。
同様に、陰極板31と陽極板23とから成る一対の電極板、側壁55、57から構成される無隔膜電解槽bと、
陰極板33と陽極板25とから成る一対の電極板、側壁55、57から構成される無隔膜電解槽dと、
陰極板35と陽極板27とから成る一対の電極板、側壁55、57から構成される無隔膜電解槽fと、
が、電解部50の内部に形成される。
有隔膜電解槽aには、陽極板21、隔膜41、側壁55、57によって囲われる陽極室81と、隔膜41、陰極板31、側壁55、57によって囲われる陰極室82とが形成されている。同様に、有隔膜電解槽cには、陽極板23、隔膜43、側壁55、57によって囲われる陽極室84と、隔膜43、陰極板33、側壁55、57によって囲われる陰極室85とが形成されている。有隔膜電解槽eには、陽極板25、隔膜45、側壁55、57によって囲われる陽極室87と、隔膜45、陰極板35、側壁55、57によって囲われる陰極室88とが形成されている。
無隔膜電解槽bには、陰極板31、陽極板23、側壁55、57によって囲われる混合電解室83が形成されている。同様に、無隔膜電解槽dには、陰極板33、陽極板25、側壁55、57によって囲われる混合電解室86が形成されている。無隔膜電解槽fには、陽極板35、陽極板27、側壁55、57によって囲われる混合電解室89が形成されている。
本装置において、有隔膜電解槽aを構成する陰極板31と、無隔膜電解槽bを構成する陰極板31とは同一である。同様に、無隔膜電解槽bを構成する陽極板23と、有隔膜電解槽cを構成する陽極板23とは同一、有隔膜電解槽cを構成する陰極板33と、無隔膜電解槽dを構成する陰極板33とは同一、無隔膜電解槽dを構成する陽極板25と、有隔膜電解槽eを構成する陽極板25とは同一、有隔膜電解槽eを構成する陰極板35と、無隔膜電解槽fを構成する陰極板35とは同一である。即ち、陰極板31、33、35及び陽極板23、25は、1枚の電極板が2つの電解槽で兼用されている。この電解部50に用いる電極板の数は合計で7枚である。
陽極室81を構成する側壁55には電解原水供給口81aが形成され、陽極室81を構成する側壁57には陽極電解水排出口81bが形成されている。同様に、陽極室84を構成する側壁55には電解原水供給口84a、側壁57には陽極電解水排出口84bが形成されている。陽極室87を構成する側壁55には電解原水供給口87a、側壁57には陽極電解水排出口87bが形成されている。
陰極室82を構成する側壁55には電解原水供給口82aが形成され、陰極室82を構成する側壁57には陰極電解水排出口82bが形成されている。同様に、陰極室85を構成する側壁55には電解原水供給口85a、側壁57には陰極電解水排出口85bが形成されている。陰極室88を構成する側壁55には電解原水供給口88a、側壁57には陰極電解水排出口88bが形成されている。
混合電解室83を構成する側壁55には電解原水供給口83aが形成され、混合電解室83を構成する側壁57には混合電解水排出口83bが形成されている。同様に、混合電解室86を構成する側壁55には電解原水供給口86aが形成され、混合電解室86を構成する側壁57には混合電解水排出口86bが形成されている。混合電解室89を構成する側壁55には電解原水供給口89aが形成され、混合電解室89を構成する側壁57には混合電解水排出口89bが形成されている。
11は一端から電解原水を供給する電解原水供給管である。電解原水供給管11の他端には流路切り換えバルブ15が接続されている。流路切り換えバルブ15には、有隔膜電解槽a、c、eに電解原水を供給する供給管17の一端と、無隔膜電解槽b、d、fに電解原水を供給する供給管19の一端とが切り換え可能に接続されている。
供給管17の他端側は分岐して、電解原水供給口81a、82a、84a、85a、87a、88aにそれぞれ接続されている。供給管19の他端側は分岐して、電解原水供給口83a、86a、89aにそれぞれ接続されている。
陽極電解水排出口81b、84b、87bには、陽極電解水取り出し管61の一端側が分岐して接続されている。陰極電解水排出口82b、85b、88bには、陰極電解水取り出し管63の一端側が分岐して接続されている。混合電解水排出口83b、86b、89bには、混合電解水取り出し管65の一端側が分岐して接続されている。混合電解水取り出し管65には遊離塩素除去フィルタ71が介装されている。
陽極板21、23、25、27及び陰極板31、33、35は、電気化学的に不活性な金属材料で形成されている。金属材料としては、白金、白金合金等が好ましい。これら電極板の厚さは0.1〜2.0mmが好ましく、0.5〜1.5mmが特に好ましい。陽極板と陰極板との間隔は3.0〜1.0mmであり、2.0〜1.0mmが好ましい。
隔膜41、43、45としては、イオン交換膜や、無電荷膜等、電解隔膜として従来使用されているものが適宜使用できる。例えば、日本ゴアテックス社製の非荷電膜(商品名:ゴアテックスSGT-010-135-1)が用いられる。
遊離塩素除去フィルタ71は、電解槽の下流側であればどこに設置されていても良い。遊離塩素除去フィルタ71は、活性炭やゼオライト等を吸着剤とする公知のフィルタを用いることができる。なお、電解水を飲用目的としない場合、遊離塩素除去フィルタは介装されていなくても良い。遊離塩素除去フィルタは電解部の上流側にさらに設置されていても良い。
流路切り換えバルブ15は、図1においては三方バルブを使用したが、これに限られず、ボールバルブやフロート式弁等の流路を自在に切り換え出来るものであればあらゆるものを用いることができる。
本装置100の電解部50の下流側の構成は任意に構成できる。
図4、5は、本電解水製造装置の他の構成例を示す概略構成図である。図1に記載される電解水製造装置と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4において、電解水製造装置200の陽極電解水取り出し管61には塩素除去フィルタ73が介装されている。塩素除去フィルタ73により陽極電解水に含まれる塩酸、次亜塩素酸等は除去される。
図5において、電解水製造装置300の陽極電解水取り出し管61と陰極電解水取り出し管63とは配管67に接続されている。配管67には塩素除去フィルタ75が介装されている。配管67において陽極電解水と陰極電解水とは混合され、この混合された電解水に含まれる塩酸、次亜塩素酸等は塩素除去フィルタ75により除去される。
塩酸、次亜塩素酸等が除去された電解水は飲用に供することができる。
(2)本装置の動作
次に、図1に記載の電解水製造装置100を用いて電解水を製造する際の各部の動作について説明する。図1中の矢印は、装置内における水の流れ方向を示す。電解原水供給管11の一端から供給される電解原水は流路切り換えバルブ15に送られる。
流路切り換えバルブ15が供給管17に供給するように切り替えられている場合、電解原水は供給管17を経て供給口81a、82a、84a、85a、87a、88aから陽極室81、84、87内及び陰極室82、85、88内にそれぞれ供給される。陽極室81、84、87内及び陰極室82、85、88内に供給される電解原水は、陽極板21、23、25、27及び陰極板31、33、35に印加される直流電圧電流により電解される。
電解により、陽極室81、84、87内には陽極電解水がそれぞれ生成し、陰極室82、85、88内には陰極電解水がそれぞれ生成する。陽極電解水は、排出口81b、84b、87bから陽極電解水取り出し管61を通って装置外部に取り出される。この陽極電解水は酸性の電解水として各種用途に利用される。陰極電解水は、排出口82b、85b、88bから陰極電解水取り出し管63を通って装置外部に取り出される。この陰極電解水はアルカリ性の電解水として各種用途に利用される。
流路切り換えバルブ15が供給管19に供給するように切り替えられている場合、電解原水は供給管19を経て供給口83a、86a、89aから混合電解室83、86、89内にそれぞれ供給される。混合電解室83、86、89内に供給される電解原水は、陽極板23、25及び陰極板31、33、35に印加される直流電圧電流により電解される。電解により、混合電解室83、86、89内には混合電解水がそれぞれ生成する。混合電解水は、排出口83b、86b、89bから混合電解水取り出し管65に介装されている遊離塩素除去フィルタ71を通って装置外部に取り出される。この混合電解水は中性の電解水として各種用途に利用される。
各電解槽a〜fにおいて電極板に印加する電流は、毎分1Lの流速を有する電解原水に対して0.5A以上が好ましく、1A〜5Aが特に好ましい。0.5A未満の場合は、電解水中の溶存酸素量を電解原水よりも高くすることができない。また、電解水中に水素を溶存させることができない。
各電解槽a〜fに供給される電解原水の流量は0.5〜10L/minが好ましく、1〜5L/minが特に好ましい。
電解原水はとしては、水道水や井戸水、塩化ナトリウム等の電解質が溶解する水が挙げられる。
電解原水の水溶性無機塩等のイオン強度は、各水溶性無機電解質の合計で0.1mM以上であることが好ましく、0.1〜0.5mMであることが特に好ましい。本装置内に電解質添加装置を設けておき、本装置内で電解原水に電解質を添加しても良い。
本装置100には、有隔膜電解槽及び無隔膜電解槽が各3つずつ設けられている。そのため、電解槽が1つしか設けられていない電解水製造装置と比較して、1つの電解槽が処理する水量を小さくできる。即ち、本装置100を用いて製造される電解水は、従来の装置を用いて製造される電解水に比べて、電解水に付与される電解エネルギーを高くすることができる。高い電解エネルギーを用いて製造される電解水は、pH、酸化還元電位、溶存酸素濃度、溶存水素濃度、次亜塩素酸濃度等を大きく変化させることができる。
電解原水にはCl、Cl、OCl等の形態で塩素が含まれる。この塩素は、電解により次亜塩素酸を生成する。次亜塩素酸は殺菌作用を有する。この電解水を殺菌目的で使用する場合には、遊離塩素除去フィルタを通さずに装置外に取り出すことが好ましい。一方、電解水を飲用目的で使用する場合、次亜塩素酸は除去される必要がある。
本装置100における電解原水の供給は、電解原水供給管11の一端を水道の蛇口に接続することにより行うことができる。この場合、本装置内における電解原水及びこれを電解して得られる電解水の移送は、水道の水圧により行うことができる。
(3)電極板の兼用の態様
本装置は電極板の枚数を従来よりも減らすことができる。従来、各電解槽には2枚の電極板が必要であり、電解槽をn個有する電解水製造装置には(2n)枚の電極板が必要である。本装置は、1つの電解槽を構成する陽極板及び/又は陰極板が他の電解槽を構成する電極板と兼用されるため、必要な電極板の枚数は最低で(n+1)枚である。
電極板の兼用の態様としては図2に示す組合せが考えられる。図2(A)は、有隔膜電解槽と無隔膜電解槽とが組み合わされている。図2(A)中、101、102、103は電極板である。電極板101と102との間には、隔膜104が張設され、有隔膜電解槽が形成されている。電極板102と103とにより無隔膜電解槽が形成されている。即ち、電極板102は有隔膜電解槽の電極板を構成するとともに、無隔膜電解槽の電極板を構成する。
図2(B)は、2つの有隔膜電解槽が組み合わされている。図2(B)中、111、112、113は電極板である。電極板111と112との間には、隔膜114が張設され、有隔膜電解槽が形成されている。また、電極板112と113との間には、隔膜115が張設され、他の有隔膜電解槽が形成されている。即ち、電極板112は1つの有隔膜電解槽の電極板を構成するとともに、他の有隔膜電解槽の電極板を構成する。
図2(C)は、無隔膜電解槽と有隔膜電解槽とが組み合わされている。図2(C)中、121、122、123は電極板である。電極板121と122とにより無隔膜電解槽が形成されている。また、電極板122と123との間には、隔膜124が張設され、有隔膜電解槽が形成されている。即ち、電極板122は無隔膜電解槽の電極板を構成するとともに、有隔膜電解槽の電極板を構成する。
図2(D)は、2つの無隔膜電解槽が組み合わされている。図2(D)中、131、132、133は電極板である。電極板131と132とにより無隔膜電解槽が形成されている。また、電極板132と133とにより他の無隔膜電解槽が形成されている。即ち、電極板132は1つの無隔膜電解槽の電極板を構成するとともに、他の無隔膜電解槽の電極板を構成する。
上記電解槽の組合せにより、電解部は任意に設計できる。図3は、電解部の他の構成例を示す説明図である。電解部150には、陽極室116、118、105と、陰極室117、119、106と、混合電解室107、134、135とが形成されている。即ち、図中左から有隔膜電解槽−有隔膜電解槽−有隔膜電解槽−無隔膜電解槽−無隔膜電解槽−無隔膜電解槽が設けられている。この電解部150に用いる電極板の数は合計で7枚である。
100、200、300・・・電解水製造装置
50・・・電解部
11・・・電解原水供給管
15・・・流路切り換えバルブ
17、19・・・供給管
21、23、25、27・・・陽極板
31、33、35・・・陰極板
41、43、45・・・隔膜
51、53、55、57・・・側壁
61・・・陽極電解水取り出し管
63・・・陰極電解水取り出し管
65・・・混合電解水取り出し管
67・・・配管
71、73、75・・・遊離塩素除去フィルタ
81、84、87・・・陽極室
82、85、88・・・陰極室
83、86、89・・・混合電解室
81a〜89a・・・供給口
81b〜89b・・・排出口
150・・・電解部
101〜103、111〜113、121〜123、131〜133・・・電極板
104、114、115、124・・・隔膜
105、116、118、126・・・陽極室
106、117、119、127・・・陰極室
107、125、134、135・・・混合電解室

Claims (1)

  1. 槽の対向する1側壁に沿って前記1側壁と平行に一対の電極板を槽内に備えるとともに、
    前記槽内を、前記1側壁と平行に少なくとも枚の電極板で水密に分割することにより、前記少なくとも1枚の電極板によって仕切られる複数の電解室を形成し、
    少なくとも1の電解室内に前記少なくとも1枚の電極板と平行に取り付けた隔膜で電解室を2分割することにより陽極室と陰極室とを有し、一対の電極板を備える有隔膜電解を構成するとともに、残りの電解室で無隔膜電解室を有し、一対の電極板を備える無隔膜電解槽を構成してなる電解部と、
    槽内の電極板を交互に直流電源の陽極及び陰極に接続する配線と、
    三方バルブを介装してなり、この三方バルブを切り換えることにより、下記(1)〜(3)、
    (1)各有隔膜電解槽の陽極室及び陰極室、
    (2)各無隔膜電解槽の無隔膜電解室、
    (3)各有隔膜電解槽の陽極室、陰極室及び無隔膜電解槽の無隔膜電解室、
    の何れかに電解原水を供給する電解原水供給管と、
    その一端を各陽極室に連結してなり、各陽極室内の各陽極電解水を外部に取り出す陽極電解水取出し管と、
    その一端を各陰極室に連結してなり、各陰極室内の各陰極電解水を外部に取り出す陰極電解水取出し管と、
    遊離塩素除去フィルタを介装するとともに、その一端を各無隔膜電解室に連結してなり、各無隔膜電解室から混合電解水を外部に取り出す混合電解水取出し管と、
    を有し、
    前記三方バルブを切り換えることにより、製造される電解水が下記の(a)〜(c)、
    (a)陽極電解水と陰極電解水、
    (b)混合電解水、
    (c)陽極電解水と陰極電解水及び混合電解水、
    の何れかに切り換わる電解水製造装置。
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