JP4751757B2 - 無端ベルト走行装置および画像形成装置 - Google Patents
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また、カラー画像形成装置の別の例としては、例えば感光体、帯電手段、現像手段、転写手段等を備えた複数の画像形成部を中間転写体に沿って並設し、各画像形成部でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像形成をそれぞれ行い、各画像形成部で形成したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、中間転写体上で4色を重ね合わせたカラー画像を形成し、このカラー画像を中間転写体から転写材に一括して転写し、定着手段で定着してカラー画像を得る所謂タンデム型のカラー画像形成装置が知られている。なお、タンデム型のカラー画像形成装置では、中間転写体を用いずに、複数の画像形成部を転写材搬送手段に沿って並設し、各画像形成部で形成したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を転写材搬送手段で搬送される転写材に順次重ね合わせて転写し、転写材上で4色を重ね合わせたカラー画像を形成し、このカラー画像を定着手段で定着してカラー画像を得るものも知られている。
また、定着ベルトにおいても、ベルト走行時に蛇行や片寄りが発生すると、当該定着ベルトの破損や、ジャム、紙詰まりが発生するという問題があり、また、定着ベルトの蛇行による画像ずれ(画像汚れ)が生じることにもなる。
例えば特許文献1(特開平6−278894号公報)に記載の従来技術では、中間転写ベルトの片寄りによる主走査方向の色ずれを防止し、色ずれの無い良好な画像形成を可能とする画像形成装置を提供するために、中間転写ベルトを駆動するローラの少なくとも一つのローラにテーパ形状を持たせ、一定方向に寄り力を持たすことで、片寄っていく方向と反対側に寄り止めガイドを設けることにより、中間転写ベルトの蛇行を防止している。
しかし、特許文献1に記載の従来技術では、寄り止めガイドが常にローラの端部に接触したままの状態となるため、寄り止めガイドの接触面の精度や貼り付け精度によるベルトの蛇行の発生を防ぐことは困難であると考えられる。
しかし、特許文献2に記載の従来技術では、無端ベルトの幅方向への変動を測定するためのセンサーが必要であり、さらにその数値から書き込みタイミングへと反映するための計算を行う演算手段やメモリ等も必要となり、コストがかかるという問題がある。
しかし、特許文献3に記載の従来技術では、ステアリングモジュールやエッジセンサ、記憶部等を必要とし、蛇行を修正するための構成が複雑となり、コストがかかるという問題がある。
しかし、特許文献4に記載の従来技術では、蛇行を制御するという点では各ローラと無端ベルトのねじれ等によるベルトの寄り力や、更には無端ベルト一周での貼付け誤差による蛇行は発生すると考えられる。
また、本発明は、その無端ベルト走行装置を備え、転写材の搬送不良、あるいは画像の色ずれ、色ムラ等の低減を図ることができ、高精度で高解像度の画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の第1の手段は、互いに平行に設けられた複数のローラと、該複数のローラ間に掛け渡された無端ベルトを備え、前記複数のローラのうちのいずれか一つのローラを駆動ローラとして回転させることにより、前記無端ベルトを周方向に走行させる無端ベルト走行装置において、前記無端ベルト裏面の幅方向の少なくとも一方側に、該無端ベルトの幅方向へのベルト寄りを防止するための少なくとも一本の帯状の弾性体からなる寄り止めガイドを設け、該寄り止めガイドを前記複数のローラの外側に配置し、かつ、前記寄り止めガイドは、前記無端ベルトの走行方向に対して傾けて固定した構成であり、かつ、前記寄り止めガイドを、前記無端ベルトの幅方向両側に設けたことを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、第1または第2の手段の無端ベルト走行装置において、前記寄り止めガイドは前記無端ベルトの走行方向において継ぎ目部を有し、その継ぎ目部において隙間が開いており、該隙間部分の段差が、前記無端ベルトの走行方向上流側において該無端ベルトの内側(すなわち無端ベルトの中心側)になることを特徴とする。
また、本発明の第6の手段は、第4の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトを、前記定着手段の定着ベルトとすることを特徴とする。
さらに本発明の第7の手段は、第4の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトを、前記像担持体を構成する感光体ベルトとすることを特徴とする。
さらに本発明の第8の手段は、第4の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトを、前記中間転写体を構成する中間転写ベルトとすることを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第6の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記定着ベルトの転写材搬送領域の外側に固定したことを特徴とする。
さらに本発明の第11の手段は、第7の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記感光体ベルトの画像形成領域の外側に固定したことを特徴とする。
さらに本発明の第12の手段は、第8の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記中間転写ベルトの画像転写領域の外側に固定したことを特徴とする。
さらに第2の手段の無端ベルト走行装置のように、前記寄り止めガイドが、前記無端ベルトの走行方向の上流側において該無端ベルトの縁方向(すなわち、ベルトの外側方向)に広がるように傾けて固定されていることにより、無端ベルトの寄り方向で対向する寄り止めガイドとローラとが接触する部分を、寄り止めガイドの継ぎ目部分に限定することが可能となり、寄り止めガイドによる蛇行の影響を少なくすることが可能となる。
また、同様に、第10の手段の画像形成装置では、第6の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記定着ベルトの転写材搬送領域の外側に固定したことにより、寄り止めガイドによるベルト上の凹凸形状の影響が転写材に与えられないため、より安全な転写材の搬送と定着が可能となる。
また、同様に、第12の手段の画像形成装置では、第8の手段の画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記中間転写ベルトの画像転写領域の外側に固定したことにより、寄り止めガイドによるベルト上の凹凸形状の影響が画像転写領域に与えられないため、より高精度で高解像度な画像の提供が可能となる。
まず、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を図4を参照して説明する。この画像形成装置は、タンデム型のカラープリンタの一例であり、画像形成部を収納した装置本体100と、その装置本体100の下部に設置された給紙部200を備えている。なお、画像形成装置が複写機の場合には、装置本体100の上部に原稿画像の読取装置(スキャナ)や画像処理部が設置され、また、ファクシミリや複合機の場合には、更に通信機能等が備えられる。
なお、図4では中間転写ベルト8を用いているが、中間転写ベルトの代わりに転写材搬送ベルトを配置し、転写材搬送ベルトで搬送される転写材に各色のトナー像を直接転写する方式としても良い。
中間転写ユニット5は、駆動ローラと従動ローラからなる複数のローラ51,52,53,54と、該複数のローラに掛け渡された中間転写ベルト5−1と、1次転写手段10(図示の例では転写ローラであるが、転写ブラシや、非接触の転写チャージャでもよい)で構成されており、この中間転写ユニット5の右側には、2次転写手段(例えば2次転写ローラ)14が設けられている。また、図示を省略しているが、感光体ユニット6や中間転写ユニット5の下方には給紙部が設けられている。
また、図5に示した構成のカラー画像形成装置においては、感光体ユニット6の感光体ベルト6−1、中間転写ユニット5の中間転写ベルト5−1に無端ベルト走行装置が用いられている。
また、定着ベルトにおいても、ベルト走行時に蛇行が発生すると、当該定着ベルトの破損や、ジャム、紙詰まりが発生するという問題があり、また、定着ベルトの蛇行による画像ずれ(画像汚れ)が生じることにもなる。
図1は無端ベルト走行装置1の一例を示したものであり、無端ベルト1−1と該無端ベルトを張架する複数のローラのうちの一つのローラ(ここでは駆動ローラとする)1−2と寄り止めガイド2とをベルト裏面側から見た概略要部平面図である。この無端ベルト走行装置1では、駆動ローラ1−2を駆動させることにより図中の矢印1−3の方向に無端ベルト1−1を走行させる。一般に無端ベルト走行装置1では、無端ベルト1−1を走行させた際に、幅方向の一方側(例えば図中の矢印1−4の方向)に無端ベルト1−1が寄っていく性質を持っており、このため相対的に考えると駆動ローラ1−2は無端ベルト1−1に対して上記寄り方向1−4とは逆方向に移動することになる。したがって、無端ベルト1−1に対するローラ1−2の一端側の相対的な移動(移動軌跡)は、図中の矢印3−1で示すように、ベルト走行方向1−3に対して僅かに傾いたものとなり、無端ベルト1−1の外側に向かって移動する状態となる。
図1、図2に示した実施例では、無端ベルト1−1の幅方向の一方側に寄り止めガイド2を設けた例を示したが、無端ベルト1−1の寄り方向が一定でなく、温度、湿度等の環境の影響により寄り方向が変化するような場合には、寄り止めガイドが無い側で無端ベルト1−1が駆動ローラ1−2から脱落し、破損する恐れがある。そこで、本実施例の無端ベルト走行装置1では、図3に示すように、寄り止めガイド2−1,2−2及び2−3,2−4を、無端ベルト1−1の幅方向両側に設けたものである。
実施例2で説明した無端ベルト走行装置1では、図3に示したように、無端ベルト1−1の裏面の幅方向両側に設けた寄り止めガイド2−1,2−2及び2−3,2−4は、いずれもベルト走行方向1−3の上流側でベルト外側に広がるように傾斜させて固定している。しかし、無端ベルト1−1の寄り方向が一方側に偏っており(例えば無端ベルト1−1が前述の後寄り方向に移動する場合)、寄り止めガイドの継ぎ目部以外では寄り方向が変化しないような場合には、図6に示すように、ベルトの後寄り方向の移動により駆動ローラ1−2に近づいていく側(前側とする)の寄り止めガイド2−1,2−2はベルト走行方向1−3の上流側でベルト外側に広がるように傾斜させて固定する必要があるが、他方側(後側)の寄り止めガイド2−5,2−6は、前側の寄り止めガイド2−1,2−2と平行に設けても(すなわち、ベルト走行方向1−3の上流側でベルト内側に向けて傾斜させても)、無端ベルト1−1の蛇行への影響は少ない。
前述した図4あるいは図5に示すような構成の画像形成装置においては、画像情報の高精度な再現性の要求のため、より高精度で高解像度の画像形成が求められている。そこで本実施例では、図4あるいは図5に示すような構成の画像形成装置の無端ベルト使用部分に、実施例1または実施例2あるいは実施例3で説明した無端ベルト走行装置1を適用することで、より高精度で高解像度の画像形成を可能としている。以下、具体的な実施例を示す。
一例として、図4に示すような構成の画像形成装置では、転写材搬送ユニット13の転写材搬送ベルト13−1は、より高精度な画像形成のために、蛇行によるスキューが少ない転写材搬送を行うことが求められているが、実施例1または実施例2あるいは実施例3で説明した無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図4に示す画像形成装置の転写材搬送ユニット13の転写材搬送ベルト13−1として適用することにより、転写材搬送ベルト13−1の蛇行を軽減することができ、蛇行の影響による転写材のスキュー量の軽減が行われるため、より高精度で高解像度な画像の提供が可能となる。
図4に示すような構成の画像形成装置では、定着装置15の定着ベルト15−1は、排紙部16(あるいは図示しない後処理装置等)に定着された転写材Pを搬送するためにスキュー量が小さい転写材の搬送が求められているが、実施例1または実施例2あるいは実施例3で説明した無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図4に示す画像形成装置の定着装置15の定着ベルト15−1として適用することにより、定着ベルト15−1の蛇行を軽減することができ、蛇行の影響による転写材のスキュー量の軽減が行われるため、転写材の搬送不良や定着不良を防止でき、より高精度で高解像度な画像の提供が可能となる。
図5に示すような構成の画像形成装置では、Y,C,M,Bkの各色の色のずれを軽減するために、感光体ベルト6−1の蛇行による色ずれの発生が課題となっているが、実施例1または実施例2あるいは実施例3で説明した無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図5に示す画像形成装置の感光体ユニット6の感光体ベルト6−1として適用することにより、感光体ベルト6−1の蛇行を軽減することができ、蛇行の影響による色ずれ量の軽減が行われるため、より高精度で高解像度な画像の提供が可能となる。
図4あるいは図5に示すような構成の画像形成装置では、中間転写ベルト5−1に重ね合わせて転写される各色の画像の色ずれを軽減するために、中間転写ベルト5−1の蛇行による色ずれの発生が課題となっているが、実施例1または実施例2あるいは実施例3で説明した無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図4あるいは図5に示す画像形成装置の中間転写ユニット5の中間転写ベルト5−1として適用することにより、中間転写ベルト5−1の蛇行を軽減することができ、蛇行の影響による転写画像の色ずれ量の軽減が行われるため、より高精度で高解像度な画像の提供が可能となる。
次に本発明の無端ベルト走行装置1で寄り止めガイド2の傾き方向を規定した理由と効果を検証した実施例を以下に示す。
図7は、図4と同様の構成の画像形成装置にレーザー変位計を取り付けて中間転写ベルトに設けた寄り止めガイドの傾き方向と蛇行量の関係を測定する場合の一例を示す図である。本発明に係る無端ベルト走行装置1は、中間転写ユニット5に適用され、中間転写ベルト5−1に寄り止めガイドが設けられている。ここで、図8は、図7に示す画像形成装置に取り付けて測定に用いた中間転写ベルト5−1の寄り止めガイド5−2(5−2−1,5−2−2及び5−2−5,5−2−6)の固定例と、レーザー変位計17−1,17−2による測定例を示す図である。図8に示すように、中間転写ベルト5−1の裏面の前側に配置した寄り止めガイド5−2−1,5−2−2は、ベルト走行方向1−3の上流側でベルト内側(幅方向の中心側)に向くように傾斜させて固定されており、ベルト裏面の後側に配置した寄り止めガイド5−2−5,5−2−6は、ベルト走行方向1−3の上流側でベルト外側(幅方向の外側)に広がるように傾斜させて固定されている。
また、図7、図8に示すように、シアン(C)用の感光体4Cとブラック(Bk)用の感光体4Bkが、中間転写ベルト5−1に対向する位置には、中間転写ベルト5−1の幅方向(寄り方向)5−4の変位を測定するためのレーザー変位計17−1,17−2が配置されている。
図7、図8に示すようにレーザー変位計17−1,17−2を配置し、レーザー変位計17−1,17−2からのレーザー光を、全長(周長)が1200mmであり、線速282mm/sで走行する中間転写ベルト5−1の寄り止めガイド5−2(5−2−1,5−2−2及び5−2−5,5−2−6)に照射し、その動きを計測した。図9の最上段のグラフは、ブラック(Bk)の画像の1次転写位置に配置したレーザー変位計17−2による計測結果であり、図9の上から2段目のグラフは、シアン(C)の画像の1次転写位置に配置したレーザー変位計17−1による計測結果であり、各グラフの横軸は時間(sec)、縦軸は変位量(mm)である。中間転写ベルト5−1の両側に設けた寄り止めガイド5−2−1,5−2−2及び5−2−5,5−2−6の継ぎ目部はベルト周長に対して1箇所づつであり、中間転写ベルトが1周する周期(約4.26秒)で変位量がプラス側からマイナス側に急激に変化している箇所は、寄り止めガイド5−2−1,5−2−2及び5−2−5,5−2−6の継ぎ目部を通過したことを示している。
無端ベルト1−1の寄り止めガイド2の貼り付けてある面は、他の面と比較すると凹凸となる可能性がある。このため、実施例4−1のように、無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図4に示す画像形成装置の転写材搬送ユニット13の転写材搬送ベルト13−1として適用した場合、寄り止めガイド2の貼り付け位置が転写材搬送面にくることにより、転写材にダメージを与えることがある。そこで、本実施例では、無端ベルト走行装置1における寄り止めガイド2の固定位置として、寄り止めガイドを転写材搬送ベルトの転写材搬送領域の外側に固定する。より具体的には、図11に示すように、無端ベルト1−1の帯状の斜線領域18を転写材搬送領域とした場合に、この転写材搬送領域18の外側に寄り止めガイド2(2−1,2−2及び2−5,2−6)を貼り付ける。このようにしたことにより、寄り止めガイドによるベルト上の凹凸形状の影響が転写材に与えられないため、より安全な転写材の搬送が可能となる。
無端ベルト1−1の寄り止めガイド2の貼り付けてある面は、他の面と比較すると凹凸となる可能性がある。このため、実施例4−2のように、無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図4に示す画像形成装置の定着ユニット15の定着ベルト15−1として適用した場合、寄り止めガイド2の貼り付け位置が転写材搬送面にくることにより、転写材にダメージを与えることがある。そこで、本実施例では、無端ベルト走行装置1における寄り止めガイド2の固定位置として、寄り止めガイドを転写材搬送ベルトの転写材搬送領域の外側に固定する。より具体的には、図11に示すように、無端ベルト1−1の帯状の斜線領域18を転写材搬送領域とした場合に、この転写材搬送領域18の外側に寄り止めガイド2(2−1,2−2及び2−5,2−6)を貼り付ける。このようにしたことにより、寄り止めガイドによるベルト上の凹凸形状の影響が転写材に与えられないため、より安全な転写材の搬送と定着が可能となる。
無端ベルト1−1の寄り止めガイド2の貼り付けてある面は、他の面と比較すると凹凸となる可能性がある。このため、実施例4−3のように、無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図5に示す画像形成装置の感光体ユニット6の感光体ベルト6−1として適用した場合、寄り止めガイド2の貼り付け位置が画像形成に関係する部分にくることにより、色ずれの原因となる可能性がある。そこで、本実施例では、無端ベルト走行装置1における寄り止めガイド2の固定位置として、寄り止めガイドを感光体ベルトの画像形成領域の外側に固定する。より具体的には、図11に示すように、無端ベルト1−1の帯状の斜線領域18を画像形成領域とした場合に、この画像形成領域18の外側に寄り止めガイド2(2−1,2−2及び2−5,2−6)を貼り付ける。このようにしたことにより、寄り止めガイドによるベルト上の凹凸形状の影響が画像形成領域に与えられないため、より高精度で高解像度な画像の提供が可能となる。
無端ベルト1−1の寄り止めガイド2の貼り付けてある面は、他の面と比較すると凹凸となる可能性がある。このため、実施例4−4のように、無端ベルト走行装置1の無端ベルト1−1を、図4または図5に示す画像形成装置の中間転写ユニット5の中間転写ベルト5−1として適用した場合、寄り止めガイド2の貼り付け位置が画像転写に関係する部分にくることにより、色ずれの原因となる可能性がある。そこで、本実施例では、無端ベルト走行装置1における寄り止めガイド2の固定位置として、寄り止めガイドを中間転写ベルトの画像転写領域の外側に固定する。より具体的には、図11に示すように、無端ベルト1−1の帯状の斜線領域18を画像転写領域とした場合に、この画像転写領域18の外側に寄り止めガイド2(2−1,2−2及び2−5,2−6)を貼り付ける。このようにしたことにより、寄り止めガイドによるベルト上の凹凸形状の影響が画像転写領域に与えられないため、より高精度で高解像度な画像の提供が可能となる。
1−1:無端ベルト
1−2:駆動ローラ
1−3:無端ベルトの走行方向
1−4:無端ベルトの寄り方向
2:寄り止めガイド
2−1,2−3,2−5:上流側の寄り止めガイド
2−2,2−4,2−6:下流側の寄り止めガイド
4(4Y,4C,4M,4Bk):感光体(像担持体)
5:中間転写ユニット
5−1:中間転写ベルト(中間転写体)
5−2(5−2−1,5−2−2及び5−2−5,5−2−6):寄り止めガイド
5−3:中間転写ベルトの走行方向
5−4:中間転写ベルトの寄り方向
6:感光体ユニット
6−1:感光体ベルト(像担持体)
7,7Y,7C,7M,7Bk:帯電装置
8:光書込み装置
9Y,9C,9M,9Bk:現像装置
10,10Y,10C,10M,10Bk:1次転写手段
11,11Y,11C,11M,11Bk:感光体クリーニング装置
12:レジストローラ
13:転写材搬送ユニット
13−1:転写材搬送ベルト
13−2,13−3:転写材搬送ベルトのローラ
14:2次転写手段
15:定着ユニット
15−1:定着ベルト
15−2:定着ローラ
15−3:補助ローラ
15−4:加圧ローラ
16:排紙部
17−1,17−2:レーザー変位計
51,52,53,54:中間転写ベルトのローラ
61,62,63:感光体ベルトのローラ
100:が造詣西部
200:給紙部
P:転写材
Claims (12)
- 互いに平行に設けられた複数のローラと、該複数のローラ間に掛け渡された無端ベルトを備え、前記複数のローラのうちのいずれか一つのローラを駆動ローラとして回転させることにより、前記無端ベルトを周方向に走行させる無端ベルト走行装置において、
前記無端ベルト裏面の幅方向の少なくとも一方側に、該無端ベルトの幅方向へのベルト寄りを防止するための少なくとも一本の帯状の弾性体からなる寄り止めガイドを設け、該寄り止めガイドを前記複数のローラの外側に配置し、かつ、前記寄り止めガイドは、前記無端ベルトの走行方向に対して傾けて固定した構成であり、かつ、前記寄り止めガイドを、前記無端ベルトの幅方向両側に設けたことを特徴とする無端ベルト走行装置。 - 請求項1記載の無端ベルト走行装置において、
前記寄り止めガイドは、前記無端ベルトの走行方向の上流側において該無端ベルトの縁方向に広がるように傾けて固定されていることを特徴とする無端ベルト走行装置。 - 請求項1または2記載の無端ベルト走行装置において、
前記寄り止めガイドは前記無端ベルトの走行方向において継ぎ目部を有し、その継ぎ目部において隙間が開いており、該隙間部分の段差が、前記無端ベルトの走行方向上流側において該無端ベルトの内側になることを特徴とする無端ベルト走行装置。 - 像担持体に潜像を形成し、該潜像を現像手段で現像して顕像化し、該顕像を直接または中間転写体を介して転写材に転写し、転写材に転写された画像を定着手段で定着して画像を形成する画像形成装置において、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無端ベルト走行装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置の無端ベルトを、前記転写材を搬送する転写材搬送ベルトとすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置の無端ベルトを、前記定着手段の定着ベルトとすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置の無端ベルトを、前記像担持体を構成する感光体ベルトとすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置の無端ベルトを、前記中間転写体を構成する中間転写ベルトとすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記転写材搬送ベルトの転写材搬送領域の外側に固定したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記定着ベルトの転写材搬送領域の外側に固定したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項7記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記感光体ベルトの画像形成領域の外側に固定したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8記載の画像形成装置において、
前記無端ベルト走行装置における寄り止めガイドの固定位置として、前記寄り止めガイドを前記中間転写ベルトの画像転写領域の外側に固定したことを特徴とする画像形成装置。
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