JP4751270B2 - 低濃度NOxおよびSPM浄化装置 - Google Patents

低濃度NOxおよびSPM浄化装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばNOx(窒素酸化物)、SPM(粒子状浮遊物質)等の有害物質を含む換気ガスを浄化する換気ガス浄化装置に係り、特にトンネルや地下駐車場等の換気ガス、車両の多い交差点の沿道排ガス等のごとく常温・低濃度の有害物質(NOx、SPM)を含む換気ガスを浄化する低濃度NOxおよびSPM浄化装置に関する。
近年、酸性雨等による周辺環境汚染が問題となりつつあるが、これに伴ってトンネルや地下駐車場等の換気ガス、車両の多い交差点の沿道排ガスなどに含まれるNOx、SPMなどの有害物質の排出規制が次第に強化されてきている。
しかし、現状の沿道排ガスを含む換気ガスはガス性状が常温の空気となっている。その結果、従来一般に使用されている燃焼排ガス中のNOx浄化触媒は、ガス温度が低いために活性化しないことから、前述した換気ガスの浄化には使用できない。
そこで、従来、常温の酸素共存下における換気ガス中に含まれるNOx等を除去する方法として、主として2つの浄化方法が提案されている。
その1つの浄化方法は、換気ガス中のNOx(構成成分は一酸化窒素NOと二酸化窒素NO2)を吸着剤で吸着し除去する乾式のNOx吸着除去法が使用されている。特に、NOx中のNO2が吸着され易い性質をもっているので、換気ガス中のNO2を容易に吸着除去することが可能である。このNOx吸着除去法は、NO2の吸着飽和前に新たな吸着剤を交換することにより、NOxの除去性能を維持することができる。
しかし、換気ガス中のNOxは、通常,約9割のNOと残り1割のNO2との構成成分からなるため、吸着剤によるNO2の吸着除去だけではNOxとしての除去効率が悪い。
そこで、この乾式のNOx吸着除去法は、吸着剤に吸着させる前に換気ガス中にオゾンO3を添加してNOをNO2に変換し、吸着剤によるNOx除去量を増やしている。
また、乾式のNOx吸着除去法は、NO2を十分に吸着した使用済みの吸着剤を、一旦別の再生工場に運び込んだ後、高温加熱処理や薬剤洗浄などを行って再使用可能な状態に再生し、新たに再利用する方法が考えられている(特許文献1参照)。
他のもう1つの浄化方法は、NOxをアルカリ溶液で吸収して除去する湿式のNOx吸収除去法が使用されている。この湿式のNOx吸収除去法は、換気ガス中にアルカリ溶液を噴霧したり、換気ガスをアルカリ溶液中に送り込んでバブリングさせることにより、酸性ガスであるNOxを吸収除去する方法である(特許文献2参照)。
さらに、換気ガス中に含まれるSPMを除去するガス浄化手段として、換気ガス流路中に電気集塵機を設置し、SPMを電気的に捕捉し除去する方式がある。電気集塵機は、放電電極と当該放電電極に対向する集塵電極とからなり、そのうち例えば集塵電極を接地極とし、前記放電電極側に高電圧を印加し、当該放電電極近傍だけ放電してSPMを含む換気ガスを電離してやると、荷電粒子が生成される。このとき、両電極間に高電圧が印加されているので、生成された荷電粒子が静電界の力により集塵電極側に引っ張られる。その際、SPM自体も荷電粒子の影響で帯電し、同様に静電気力により集塵電極に捕捉され、除去される。このSPM除去方式は、換気ガス中のSPMの除去に限らず、燃焼排ガス中の煤塵除去等にも広く普及している乾式の除去方式である。
特開平8−24579号公報(図1) 特開平6−99030号公報(図1)
ところで、以上のような乾式のNOx吸着除去法や湿式のNOx吸収除去法を用いた浄化方法では、比較的手軽に吸着剤を使用することができ、またNOxをアルカリ溶液に吸収させて大気中に出さないこと等から実用化されつつある。
しかしながら、乾式のNOx吸着除去法は、再生工場による吸着剤の新たな再生処理やNO2吸着飽和前の吸着剤の交換処理が必要となるので、運転管理やメンテナンスが煩雑、かつ、コスト高となる問題がある。
また、湿式のNOx吸収除去法は、湿式処理であることから、NOx吸収液の新たな配水処理設備が必要となり、また配水処理設備の運転管理、設備コスト、設置スペースの増加などの問題が出てくる。
さらに、電気集塵機を用いてガス浄化する方式は、SPMの除去は可能であるが、集塵電極に捕捉されたSPMを機械式ハンマー等で払い落として回収する必要があり、また回収されたSPMの2次処理が必要となる。その結果、SPMの回収作業の他、SPMの2次処理運転に関する運転管理が必要となり、さらにメンテナンスによるコスト増、設置スペースの増加等の問題が出てくる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、換気ガス中の有害物質(例えばNOx,SPM等)を捕捉し分解し、新たな処理作業を増やすことなく、環境に影響を与えずに高効率、かつ、確実に浄化するNOxおよびSPM浄化装置を提供することを目的とする。
(1) 上記課題を解決するために、本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置は、酸素の共存する換気ガスのガス排出路上に設けられ、流入される換気ガスに対して放電処理を行う放電部と、この放電部による放電処理により酸化されるNOx(窒素酸化物)の構成成分を吸着除去する吸着部とを有し、前記放電部は、流入される換気ガスに対して放電処理を行うことにより、当該換気ガス中に含むNOxの構成成分であるNO(一酸化窒素)を酸化させてNO2(ニ酸化窒素)を生成する機能と、前記換気ガス中に含むSPM(粒子状浮遊物質)を、放電処理によって生成される荷電粒子と電界場の作用によって捕捉し、かつ、捕捉された物質を燃焼分解する機能とを備えたものである。
なお、前記吸着部としては、オゾン分解作用を示さない吸着剤を使用することを特徴とする。
(2) また、本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置は、前記(1)の構成に新たに、前記放電部入側のガス排出路に設けられ、当該放電部に流入される換気ガス中のNOx量を測定するNOxセンサと、このNOxセンサで測定されるNOxの時間的積算量と予め設定される前記吸着部の吸着飽和前の所定の規定量とを比較し、NOxの時間的積算量が所定の規定量に達したときに前記換気ガスの流入を遮断するとともに、前記放電部及び前記吸着部とを跨ぐような閉ループのガス循環路を形成し、前記放電部内に捕捉されたSPMを、放電処理によって生成された化学的反応活性種を介して燃焼分解させる演算制御手段とを付加した構成である。
(3) また、本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置は、前記(1)の構成に新たに、前記放電部入側のガス排出路に設けられ、当該放電部に流入される換気ガス中のNOx量を測定するNOxセンサと、このNOxセンサで測定されるNOxの時間的積算量と予め設定される前記吸着部の吸着飽和前の所定の規定量とを比較し、NOxの時間的積算量が所定の規定量に達したときに前記換気ガスの流入を遮断し、かつ、酸素を含む新鮮空気を取り込む第1の演算制御手段と、この演算制御手段により取り込んだ新鮮空気から還元ガスを生成し、前記放電部に導入する還元ガス供給装置と、前記放電部及び前記吸着部からなる浄化処理部の入側または出側のガス排出路に設けられ、前記還元ガスの導入によって低下する残留酸素濃度を測定する酸素濃度センサと、この酸素濃度センサで測定される酸素濃度が残存する間に前記放電部内に捕捉されたSPMを放電処理により燃焼分解する第2の演算制御手段とを付加した構成である。
(4) さらに、本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置は、前記(2)の構成に新たに、前記閉ループのガス循環路の形成後に前記放電部内に捕捉されたSPMを燃焼分解した後、酸素を含む新鮮空気を取り込む第1の演算制御手段と、この演算制御手段によって取り込んだ新鮮空気から還元ガスを生成し、前記放電部に導入する還元ガス供給装置と、前記放電部及び前記吸着部からなる浄化処理部の入側または出側のガス排出路に設けられ、前記還元ガスの導入によって低下する残留酸素濃度を測定する酸素濃度センサと、この酸素濃度センサで測定される酸素濃度が残存する間に前記放電部内に捕捉されたSPMを放電処理により燃焼分解する第2の演算制御手段とを付加した構成である。
さらに、本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置は、前記(3)または前記(4)の構成に新たに、前記酸素濃度センサで測定された酸素濃度がゼロになったとき、前記放電部及び前記吸着部とからなる浄化処理部を跨ぐように閉ループのガス循環路を形成し、還元ガス雰囲気下で前記放電部による放電処理により前記吸着部内の吸着NOx成分を還元分解する手段を設けた構成である。
さらに、本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置は、前記NOxセンサで測定されたNOx濃度がゼロになったとき、前記放電部及び前記吸着部への前記換気ガスの流入を再開し、前記ガス循環路の形成を解除した構成に切替えることにより、前記放電部は、導入される換気ガスに対して放電処理を行うことにより、当該換気ガス中に含むNOxの構成成分であるNO(一酸化窒素)を酸化させてNO2(二酸化窒素)を生成する機能と、放電処理により前記換気ガス中に含むSPM(粒子状浮遊物質)を、放電処理により生成される荷電粒子と電界場の作用により捕捉し、かつ、この捕捉された物質を燃焼分解する機能とを設けた構成である。
本発明によれば、換気ガス中の有害物質(例えばNOx,SPM等)を確実に捕捉して分解でき、よって、新たな処理作業を増やすことなく、環境に影響を与えずに高効率、かつ、確実に浄化できるNOxおよびSPM浄化装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置の一実施の形態を示す構成図である。
NOxおよびSPM浄化装置1は、酸素と共存する換気ガス(X)中に含むNOx(窒素酸化物)やSPM(粒子状浮遊物質)などの有害物質を浄化するものであって、換気ガス(X)を浄化して排出するガス排出路2の適宜な個所に設置される。
NOxおよびSPM浄化装置1は、ガス排出路2の上流側から放電部11及び吸着部12の順序で配置され、この放電部11には所望の放電用電圧を供給するために高圧ケーブル線13を介して放電用電源14が接続されている。
また、放電部11入側のガス排出路2にはNOxセンサ15、O2センサ16が設置されている。なお、O2センサ16は放電部11及び吸着部12からなる浄化処理部の出側に設置してもよい。
放電部11は、ガス排出路2から換気ガス(X)の流入による酸化雰囲気下で高電圧の印加による放電処理を行うことにより、有害物質であるNOxの構成成分であるNOを酸化しNO2を生成する機能を有する他、換気ガス(X)中に含むSPMを電気集塵方式の原理を利用して捕捉すると同時に放電によって生成される化学的活性種の作用を利用して捕捉されたSPMを分解し燃焼する機能を持っている。
放電部11の電極構成は、図2及び図3に示すような配置される。
図2は放電部11の下流側に吸着部12を配置した電極配置構成例を示す図である。
図2(a)は、高電圧が印加される棒状の導体電極11aと接地電位に維持される対向導体電極11bとが相対向して配置され、そのうち少なくとも一方の例えば対向導体電極11bは例えばセラミックス等の誘電体11cにより覆われている。複数の導体電極11aと複数の対向導体電極11bは、所要する距離を隔てて交互かつ列状に配置される。なお、棒状の導体電極11aは、棒体,多角形の角材を含むものとする。
図2(b)は、棒状に代えて板状の導体電極11aを用いた例であって、図2(a)と同様な電極配置構成となっている。
なお、図2(a)、(b)は、対向導体電極11b側に誘電体11cを設けたが、逆に導体電極11a側に誘電体11cを設けた構成でもよい。
図2(c)に示す放電部11は、複数の導体電極11a及び複数の対向導体電極11bの双方が誘電体11cで覆った構成でも構わない。
なお、前述した対向導体電極11b側を接地電位とし、導体電極11aに高電圧を印加したが、全く逆に対向導体電極11b側に高電圧を印加してもよい。また、導体電極11aまたは対向導体電極11bを誘電体11cで覆う理由は、放電の安定性を確保することにある。偏った不安定な集中アーク放電をなくすことにある。
このような電極の配置構成とすることにより、導体電極11aと対向導体電極11bとが誘電体11cを介して仕切られた空間を形成し、この空間部分が換気ガス(X)または還元ガス(Y)の流路となる。そして、ガス流路の下流側に吸着部12が配置される。
図3は放電部11内に吸着部12を収納した電極配置構成例を示す図である。
図3(a)に示す吸着部12を含む放電部11は、例えば3個の導体電極11aと4個の対向導体電極11bとが千鳥状に配置され、そのうち導体電極11aが誘電体11cで覆われている。そして、これら3個の導体電極11aと4個の対向導体電極11bとの間の空間部に吸着部12が配置されている。なお、導体電極11aに代えて対向導体電極11b側を誘電体11cで覆う構成でもよい。
図3(b)に示す吸着部12を含む放電部11は、3個の導体電極11a,11a,11aに対して、所定の距離を隔てて1個の平板状対向導体電極11bを対向するように配置した例である。複数の導体電極11a,11a,11aと平板状の対向導体電極11bとの間の空間部に吸着部12が配置されている。
図3(c)に示す吸着部12を含む放電部11は、図3(a)と同様に複数の導体電極11aと複数の対向導体電極11bとを千鳥状に配置するとともに、これら導体電極11a及び対向導体電極11bの双方を誘電体11cで覆ってなる構成である。吸着部12の配置は図3(a)と同じである。
前記放電用電源14は、放電部11を構成する導体電極11aと対向導体電極11bとに対し、正負極性を反転させつつ所望の高電圧を印加することにより、放電部11の放電処理に必要な電力供給を行う。例えば、放電部11を構成する対向導体電極11bを接地電位とし、導体電極11aに対して交流的に高電圧+Vから−V、−Vから+Vと交互に極性を変えながら印加する。Vとしては、例えば5kv〜10kvの高電圧が用いられる。
吸着部12は、放電部11の下流側または放電部11内に設置され、放電部11で生成されたNO2を効率良く吸着及び捕捉し、結果として浄化された浄化ガス(Z)を取り出し、吸着部12の出側に接続されるガス排出路2を介して外部に排出する。
吸着部12の吸着剤としては、後記するように実験の積み重ねの結果、オゾン分解作用を示さないNOx吸着剤を使用することが好ましい。
図4及び図5は吸着剤を決定するための実験結果例を説明する図である。
図4に示す実験結果例は、ガス排出路2から放電部11に流入される換気ガス(X)に対し、放電のみ、放電+吸着剤(アルミナ)の組み合わせ、放電+吸着剤(活性炭)の組み合わせの3種類を選定し、放電入力(放電電力)を変化させたときの換気ガス浄化装置1出口側のO3(オゾン)の発生量を表した図である。
この実験例から明らかなように、放電のみの場合は導体電極11a,11b間の放電作用により、放電入力に比例してO3の発生量が増えている。
一方、放電部11で放電処理を行うと共に吸着部12の吸着剤に活性炭を用いた場合には、換気ガス浄化装置1出口側からほとんどO3が観測されないが、吸着部12の吸着剤として例えばγ―アルミナを用いた場合には放電のみの場合と同等のO3の発生量を観測するに至った。
よって、以上の実験結果例から、活性炭はO3の分解作用を示すことが分る。すなわち、活性炭を用いた場合にはO3が完全に分解されてしまう。
図5は、図4に示す実験結果を踏まえ、空気中の換気ガス(Air)に約4.5ppmのNOガス(一酸化窒素)を混入した状態とし、放電入力を変化させたときのNOx除去量(ΔNOx)の変化を調べた実験例である。
この実験結果例から放電部11による放電処理により、NOをNO2に酸化したところ、活性炭に比べてオゾン分解作用を示さないアルミナの吸着剤を用いた方が、NOx除去効率が優れていることが分る。この結果、NOx吸着剤としては、オゾン分解作用を示さない吸着剤,例えばアルミナを使用するのが好ましい。
次に、図6は本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置の他の実施の形態を示す構成図である。
このNOxおよびSPM浄化装置は、換気ガス浄化装置1のガス排出路2にNOxセンサ15を設置すると共に、当該NOxセンサ15の出力側に演算制御部17を設けた構成である。
換気ガス浄化装置においては、酸化雰囲気下で放電部11による放電処理を行うことにより、NOをNO2に酸化し、生成されたNO2が前述した実験結果のもとに吸着部12の吸着剤である例えばアルミナなどに吸着する。
また、放電部11による放電処理時、例えば対向導体電極11bを接地電位とし、放電用電源14から交流的に交互に正負極性を変えて高電圧を導体電極11aに印加すると、SPMを含む換気ガスが電離し、荷電粒子が生成される。この生成された荷電粒子は静電界の力によって対向導体電極11bに引っ張られ、その影響でSPM自体も帯電し、静電気力により対向導体電極11bに引っ張られて捕捉される。
このとき、NOxセンサ15は、放電部11に流入される換気ガス(X)のNOx量を測定し、演算制御部17に送出する。演算制御部17は、予め過去の経験、実験結果等から決定される吸着剤のNOx吸着飽和量に達する前の規定量が設定されており、NOxセンサ15で測定されるNOx量を所定の周期ごとに取り込み、NOxの時間的積算量を演算する。
そして、演算制御部17は、NOxの時間的積算量と吸着剤のNOx吸着飽和量に達する前の所定の規定量とを比較し、NOx積算量が所定の規定量に達したとき、換気ガス(X)の流入を遮断すると同時に、閉ループ指示信号を送出する。これにより、放電部11及び吸着部12からなる浄化処理部を跨ぐような閉ループのガス循環路18が形成される。よって、浄化処理部内は酸化雰囲気の状態となる。
この状態において、演算制御部17からの指示によって放電用電源14から放電用電圧を高めて放電部11内の放電領域を広げるように放電させると、O2がOとO3とに酸化分解される。この酸化分解で生成されるOが化学的反応活性種となる。なお、化学的反応活性種にはOH等も含む。よって、化学的反応活性種Oが放電部11の対向導体電極11bに捕捉されたSPMの成分であるCと反応し、SPMはCO2とCOとに常温下で放電により高効率に酸化燃焼し分解される。
従って、この実施の形態によれば、放電部11内に補足されるSPMを常温下で放電処理によって酸化燃焼するので、特別に吸着剤を回収したり、SPMの二次的な処理を行う必要が無く、自然に分解させて除去することができる。
図7は本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置の他の実施の形態を示す構成図である。
この実施の形態は、前述したように〇2センサ16を設けると共に、酸素を含む新鮮空気(W)を取り込んで〇2センサ16上流側のガス排出路2に導くようなガス導入路19が設けられている。また、ガス導入路19には新鮮空気(W)から還元ガス(Y)を生成する還元ガス供給装置20が設置される。21は空気流入弁である。
このNOxおよびSPM浄化装置では、演算制御部17は、NOxセンサ15で測定されるNOx量を所定の周期ごとに取り込み、NOxの時間的積算量を演算する。そして、演算されたNOxの時間的積算量と過去の経験、実験結果等から決定される吸着剤のNOx吸着の飽和に達する前の規定量とを比較し、NOx積算量が規定量に達したとき、換気ガス(X)の流入を遮断し、酸化雰囲気下で放電部11の放電用電圧を高めて放電部11内の放電領域を広げるように放電させると、O2がOとO3とに酸化分解される。このうち、Oが化学的反応活性種となり、放電部11の対向導体電極11bに捕捉されたSPMの成分であるCと反応すると、SPMはCO2とCOとに常温下で放電により高効率に酸化燃焼分解する。
このとき、演算制御部22は、換気ガス(X)の流入を遮断すると共に、空気流入弁21を開とする。その結果、還元ガス供給装置20は、新鮮空気(W)を取り込んで還元ガス(Y)を生成し、O2センサ16上流側のガス排出路2に流入し、放電部11及び吸着部12からなる浄化処理部内の酸素を低下させていく。演算制御部17は、放電部11による高電圧の放電処理時、〇2センサ16で測定された酸素濃度を取り込んでおり、放電部11内に酸素が残留する間にSPMを放電で燃焼分解する。演算制御部17は、〇2センサ16による測定結果から酸素濃度がゼロになったとき、空気流入弁21を閉とし、図6に示すように閉ループのガス循環路18を形成し、閉ループの還元ガス雰囲気下で放電部11の放電により、吸着部12に吸着する吸着NOxを還元分解するものである。
還元分解時、NOxセンサ15で測定されたNOx濃度がゼロになったとき、ガス排出路2から換気ガス(X)を放電部11及び吸着部12に流入する図1に示すガス経路とし、再び換気ガス(X)を酸化分解し、吸着部12によるNOxの吸着処理及びSPMの捕捉処理を続ける。
従って、以上のような実施の形態によれば、吸着部12によるNOxの吸着処理,SPMの捕捉処理とSPMの燃焼分解とを行うと共に、酸素の状態を管理することによって再び自動的に換気ガス(X)に含むNOxの吸着処理及びSPMの集塵処理を確実に繰り返すことができる。
図8は本発明に係る換気ガス浄化装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。
この実施の形態は、図6に示す閉ループのガス循環路(図8(a)参照)と図7に示す新鮮空気(W)を還元ガス供給装置25で還元ガス(Y)を生成して導入するガス導入路19(図8(b)参照)とを組み合わせて浄化処理する例である。
すなわち、換気ガス浄化装置は、図8(a)に示すようにNOxセンサ15で測定され、かつ、その測定時間分積算されたNOxの時間的積算量が吸着部12の吸着剤のNOx吸着飽和量に達する前の規定量に達したとき、図8(a)に示すように換気ガス(X)の流入を遮断し、閉ループのガス循環路18を形成する。
この閉ループのガス循環路18を形成し、放電部11内に捕捉されたSPMを燃焼分解する。そして、SPMの燃焼分解後、図8(b)に示すように空気流入弁21を開とし、還元ガス供給装置20が酸素を含む新鮮空気(W)を取り込み、還元ガス(Y)を生成し、放電部11に導入すると、放電部11及び吸着部12からなる浄化処理部内に残留する酸素量を低下していく。
そして、放電部11及び吸着部12からなる浄化処理部の上流側又は下流側に設置されるO2(酸素ガス)濃度を測定し、酸素が残留する間に放電部11内で捕捉されたSPMを放電によって燃焼分解し、〇2センサ16による測定結果から酸素濃度がゼロになったとき、空気流入弁21を閉とし、図9に示すように閉ループのガス循環路18を形成し、閉ループの還元ガス雰囲気下で放電部11の放電により、吸着部12に吸着する吸着NOxを還元分解するものである。還元分解時、NOxセンサ15で測定されたNOx濃度がゼロになったとき、ガス排出路2から換気ガス(X)を放電部11及び吸着部12に流入する図1に示すガス経路とし、再び換気ガス(X)を酸化分解し、吸着部12によるNOxの吸着処理及びSPMの捕捉処理を続ける。
本発明者等の実験によれば、吸着部12に吸着したNOxであるNO及びNO2は、放電部11の放電処理により、何れも還元雰囲気(N2雰囲気)でN2へ還元分解可能であることが分った。
ここで、還元雰囲気下において、閉ループにすることにより、NOXが還元分解する実験例について述べる。
実験例である図10は、N2雰囲気下でNOを約5ppm混合し、放電処理により、NO及びNOxのN2への分解状態をプロットした図である。この実験例から、放電入力を徐々に増加させていくと、NOは分解し、それと同等にNOxが分解されることが分る。
また、図11の実験例は、N2雰囲気下でNO2を約5ppm混入した場合、放電入力に対するNO2、NOxの分解特性を示す図である。この実験例から、NO2とNOxとの間には分解特性に違いがあるものの、何れも放電入力の増加に対してN2へ還元分解することが分る。
さらに、他の実験例としては、図12に示すようにNOx濃度を5ppmから150ppmへと増加させていくと、同一放電入力であっても、NOx分解量が増加することが分る。
本発明者等は、以上のような実験的な知見をもとに、図9のように還元雰囲気で閉ループとすることで、高効率にNOxの還元分解が可能となることを証明することができる。
さらに、本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置のさらに他の実施の形態について説明する。
この発明においては、前記演算制御部17が、酸素濃度ではなく、図9に示す換気ガス浄化装置の入側に設置されたNOxセンサ15で測定されたNOx濃度がゼロになったとき、図1に示す換気ガス排出路2に切替え、換気ガス(X)を放電部11及び吸着部12に導入することにより、換気ガス(X)中のNOx吸着除去及びSPMの捕捉除去かつ分解を行ってもよい。
よって、図1に示す構成を前提とし、この構成に対して図6ないし図9の構成を適宜選択的に組み合わせることにより、換気ガス(X)中のNOx吸着除去及びSPMの捕捉除去かつ分解を行うことができる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置の一実施の形態を示す構成図。 図1に示す放電部内の複数の電極構成例を示す図。 図1に示す放電部内の別の複数の電極構成例を示す図。 吸着剤の種類によるオゾン分解特性を示す図。 吸着剤の種類によるNOx除去特性を示す図。 本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置の他の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置のさらに他の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置のさらに別の他の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るNOxおよびSPM浄化装置のさらに別の他の実施の形態を示す構成図。 NO/N2系におけるNOx分解特性を示す図。 NO2/N2系におけるNOx分解特性を示す図。 NO/N2系におけるNOx分解効率の濃度依存特性を示す図。
符号の説明
1…NOxおよびSPM浄化装置、2…ガス排出路、11…放電部、11a…導体電極、11b…対向導体電極、11c…誘電体、12…吸着部、14…放電用電源、15…NOxセンサ、16…O2センサ、17…演算制御部、18…ガス循環路、19…ガス流入路、20…還元ガス供給装置、21…空気流入弁。

Claims (7)

  1. 酸素の共存する換気ガスのガス排出路上に設けられ、流入される換気ガスに対して放電処理を行うことにより、当該換気ガス中に含むNOxの構成成分であるNO(一酸化窒素)を酸化させてNO 2 (二酸化窒素)を生成する機能及び前記換気ガス中に含むSPM(粒子状浮遊物質)を、放電処理によって生成される荷電粒子と電界場の作用によって捕捉し、かつ、捕捉された物質を燃焼分解する機能を有する放電部と、
    この放電部による放電処理により酸化されるNOx(窒素酸化物)の構成成分を吸着除去する吸着部と
    前記放電部入力側のガス排出路に設けられ、当該放電部に流入される換気ガス中のNOx量を測定するNOxセンサと、
    このNOxセンサで測定されるNOxの時間的積算量と予め設定される前記吸着部の吸着飽和前の所定の規定量とを比較し、NOxの時間的積算量が所定の規定量に達したときに前記換気ガスの流入を遮断するとともに、前記放電部及び前記吸着部とを跨ぐような閉ループのガス循環路を形成し、前記放電部内に捕捉されたSPMを、放電処理によって生成された化学的反応活性種を介して燃焼分解させる演算制御手段と
    を備えたことを特徴とする低濃度NOxおよびSPM浄化装置。
  2. 酸素の共存する換気ガスのガス排出路上に設けられ、流入される換気ガスに対して放電処理を行うことにより、当該換気ガス中に含むNOxの構成成分であるNO(一酸化窒素)を酸化させてNO 2 (ニ酸化窒素)を生成する機能及び前記換気ガス中に含むSPM(粒子状浮遊物質)を、放電処理によって生成される荷電粒子と電界場の作用によって捕捉し、かつ、捕捉された物質を燃焼分解する機能を有する放電部と、
    前記放電部による放電処理により酸化されるNOx(窒素酸化物)の構成成分を、オゾン分解作用を示さない吸着剤を使用することで吸着除去する吸着部と、
    前記放電部入力側のガス排出路に設けられ、当該放電部に流入される換気ガス中のNOx量を測定するNOxセンサと、
    このNOxセンサで測定されるNOxの時間的積算量と予め設定される前記吸着部の吸着飽和前の所定の規定量とを比較し、NOxの時間的積算量が所定の規定量に達したときに前記換気ガスの流入を遮断するとともに、前記放電部及び前記吸着部とを跨ぐような閉ループのガス循環路を形成し、前記放電部内に捕捉されたSPMを、放電処理によって生成された化学的反応活性種を介して燃焼分解させる演算制御手段と
    を備えたことを特徴とする低濃度NOxおよびSPM浄化装置。
  3. 酸素の共存する換気ガスのガス排出路上に設けられ、流入される換気ガスに対して放電処理を行うことにより、当該換気ガス中に含むNOxの構成成分であるNO(一酸化窒素)を酸化させてNO 2 (ニ酸化窒素)を生成する機能及び前記換気ガス中に含むSPM(粒子状浮遊物質)を、放電処理によって生成される荷電粒子と電界場の作用によって捕捉し、かつ、捕捉された物質を燃焼分解する機能を有する放電部と、
    この放電部による放電処理により酸化されるNOx(窒素酸化物)の構成成分を吸着除去する吸着部と、
    前記放電部入力側のガス排出路に設けられ、当該放電部に流入される換気ガス中のNOx量を測定するNOxセンサと、
    このNOxセンサで測定されるNOxの時間的積算量と予め設定される前記吸着部の吸着飽和前の所定の規定量とを比較し、NOxの時間的積算量が所定の規定量に達したときに前記換気ガスの流入を遮断し、かつ、酸素を含む新鮮空気を取り込む第1の演算制御手段と、
    この演算制御手段により取り込んだ新鮮空気から還元ガスを生成し、前記放電部に導入する還元ガス供給装置と、
    前記放電部及び前記吸着部からなる浄化処理部の入側または出側のガス排出路に設けられ、前記還元ガスの導入によって低下する残留酸素濃度を測定する酸素濃度センサと、
    この酸素濃度センサで測定される酸素濃度が残存する間に前記放電部内に捕捉されたSPMを放電処理により燃焼分解する第2の演算制御手段と
    を備えたことを特徴とする低濃度NOxおよびSPM浄化装置。
  4. 酸素の共存する換気ガスのガス排出路上に設けられ、流入される換気ガスに対して放電処理を行うことにより、当該換気ガス中に含むNOxの構成成分であるNO(一酸化窒素)を酸化させてNO 2 (ニ酸化窒素)を生成する機能及び前記換気ガス中に含むSPM(粒子状浮遊物質)を、放電処理によって生成される荷電粒子と電界場の作用によって捕捉し、かつ、捕捉された物質を燃焼分解する機能を有する放電部と、
    前記放電部による放電処理により酸化されるNOx(窒素酸化物)の構成成分を、オゾン分解作用を示さない吸着剤を使用することで吸着除去する吸着部と、
    前記放電部入力側のガス排出路に設けられ、当該放電部に流入される換気ガス中のNOx量を測定するNOxセンサと、
    このNOxセンサで測定されるNOxの時間的積算量と予め設定される前記吸着部の吸着飽和前の所定の規定量とを比較し、NOxの時間的積算量が所定の規定量に達したときに前記換気ガスの流入を遮断し、かつ、酸素を含む新鮮空気を取り込む第1の演算制御手段と、
    この演算制御手段により取り込んだ新鮮空気から還元ガスを生成し、前記放電部に導入する還元ガス供給装置と、
    前記放電部及び前記吸着部からなる浄化処理部の入側または出側のガス排出路に設けられ、前記還元ガスの導入によって低下する残留酸素濃度を測定する酸素濃度センサと、
    この酸素濃度センサで測定される酸素濃度が残存する間に前記放電部内に捕捉されたSPMを放電処理により燃焼分解する第2の演算制御手段と
    を備えたことを特徴とする低濃度NOxおよびSPM浄化装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の低濃度NOxおよびSPM浄化装置において、
    前記閉ループのガス循環路の形成後に前記放電部内に捕捉されたSPMを燃焼分解した後、酸素を含む新鮮空気を取り込む第1の演算制御手段と、この演算制御手段によって取り込んだ新鮮空気から還元ガスを生成し、前記放電部に導入する還元ガス供給装置と、前記放電部及び前記吸着部からなる浄化処理部の入側または出側のガス排出路に設けられ、前記還元ガスの導入によって低下する残留酸素濃度を測定する酸素濃度センサと、この酸素濃度センサで測定される酸素濃度が残存する間に前記放電部内に捕捉されたSPMを放電処理により燃焼分解する第2の演算制御手段とを備えたことを特徴とする低濃度NOxおよびSPM浄化装置。
  6. 請求項3ないし請求項5の何れか一項に記載の低濃度NOxおよびSPM浄化装置において、
    前記酸素濃度センサで測定された酸素濃度がゼロになったとき、前記放電部及び前記吸着部とからなる浄化処理部を跨ぐように閉ループのガス循環路を形成し、還元ガス雰囲気下で前記放電部による放電処理により前記吸着部内の吸着NOx成分を還元分解する手段を設けたことを特徴とする低濃度NOxおよびSPM浄化装置。
  7. 請求項6に記載の低濃度NOxおよびSPM浄化装置において、
    前記NOxセンサで測定されたNOx濃度がゼロになったとき、前記放電部及び前記吸着部への前記換気ガスの流入を再開し、前記ガス循環路の形成を解除する構成に切替えることにより、
    前記放電部は、導入される換気ガスに対して放電処理を行うことにより、当該換気ガス中に含むNOxの構成成分であるNO(一酸化窒素)を酸化させてNO2(ニ酸化窒素)を生成する機能と、放電処理により前記換気ガス中に含むSPM(粒子状浮遊物質)を、放電処理により生成される荷電粒子と電界場の作用により捕捉し、かつ、この捕捉された物質を燃焼分解する機能とを設けたことを特徴とする低濃度NOxおよびSPM浄化装置。
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