JP2960227B2 - 窒素酸化物除去装置 - Google Patents
窒素酸化物除去装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
Description
【産業上の利用分野】本発明は、環境悪化の主原因の一
つである、自動車および工場から排出される排出後の窒
素酸化物を環境中で除去し、環境浄化を目的とする窒素
酸化物除去装置に関するものである。
つである、自動車および工場から排出される排出後の窒
素酸化物を環境中で除去し、環境浄化を目的とする窒素
酸化物除去装置に関するものである。
【従来の技術】近年、自動車の増加とともに、排ガス中
の窒素酸化物による環境汚染が問題になってきており、
環境維持のため、住環境、ビル、オフィ−ス環境、およ
び自動車排ガスで充満する自動車用トンネル内で、窒素
酸化物を除去、浄化することが求められている。従来、
この種の窒素酸化物を除去する装置として活性炭を使う
ものがあるが、活性炭の場合、せっかく吸着した二酸化
窒素を一酸化窒素に変えてしまい、窒素酸化物の総量が
減らず窒素酸化物除去が確実に行えない。またオゾン酸
化により五酸化二窒素まで酸化し、水洗除去する方法、
或は窒素と酸素に還元分解する方法とあるが、いづれも
相当なエネルギ−を要するとともに、除去効率の点で劣
るという状態である。
の窒素酸化物による環境汚染が問題になってきており、
環境維持のため、住環境、ビル、オフィ−ス環境、およ
び自動車排ガスで充満する自動車用トンネル内で、窒素
酸化物を除去、浄化することが求められている。従来、
この種の窒素酸化物を除去する装置として活性炭を使う
ものがあるが、活性炭の場合、せっかく吸着した二酸化
窒素を一酸化窒素に変えてしまい、窒素酸化物の総量が
減らず窒素酸化物除去が確実に行えない。またオゾン酸
化により五酸化二窒素まで酸化し、水洗除去する方法、
或は窒素と酸素に還元分解する方法とあるが、いづれも
相当なエネルギ−を要するとともに、除去効率の点で劣
るという状態である。
【発明が解決しようとする課題】このように従来の窒素
酸化物除去装置では、窒素酸化物除去を確実に行えない
ということ、および省エネ的でないという課題があっ
た。本発明は上記課題を解決するもので、住環境および
ビル、オフィ−ス環境等比較的、窒素酸化物濃度が低濃
度の場所、および自動車用トンネル内等、比較的一酸化
窒素濃度が高い場所での、高効率で確実、省エネ的な窒
素酸化物除去装置を提供することを第1の目的とする。
第2の目的は、洗浄再生機能を持たせた窒素酸化物除去
装置を提供することにある。
酸化物除去装置では、窒素酸化物除去を確実に行えない
ということ、および省エネ的でないという課題があっ
た。本発明は上記課題を解決するもので、住環境および
ビル、オフィ−ス環境等比較的、窒素酸化物濃度が低濃
度の場所、および自動車用トンネル内等、比較的一酸化
窒素濃度が高い場所での、高効率で確実、省エネ的な窒
素酸化物除去装置を提供することを第1の目的とする。
第2の目的は、洗浄再生機能を持たせた窒素酸化物除去
装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、予備荷電部と集塵極板およ
び集塵対向極板とを備えた電気集塵部と、前記電気集塵
部の後段に設けられたキレ−トタイプのイオン交換樹脂
を用いてなる窒素酸化物除去フィルタとを備えてなる構
成としたものである。また、第2の目的を達成するため
の第2の手段は、予備荷電部と集塵極板および集塵対向
極板とを備えた電気集塵部と、前記電気集塵部の後段に
設けられたキレ−トタイプのイオン交換樹脂を用いてな
る窒素酸化物除去フィルタと、前記窒素酸化物除去フィ
ルタのキレ−トタイプのイオン交換樹脂を定期的にアル
カリ洗浄する洗浄手段と、前記洗浄後の洗浄廃液を排出
する排出手段とを備えてなる構成としたものである。
成するための第1の手段は、予備荷電部と集塵極板およ
び集塵対向極板とを備えた電気集塵部と、前記電気集塵
部の後段に設けられたキレ−トタイプのイオン交換樹脂
を用いてなる窒素酸化物除去フィルタとを備えてなる構
成としたものである。また、第2の目的を達成するため
の第2の手段は、予備荷電部と集塵極板および集塵対向
極板とを備えた電気集塵部と、前記電気集塵部の後段に
設けられたキレ−トタイプのイオン交換樹脂を用いてな
る窒素酸化物除去フィルタと、前記窒素酸化物除去フィ
ルタのキレ−トタイプのイオン交換樹脂を定期的にアル
カリ洗浄する洗浄手段と、前記洗浄後の洗浄廃液を排出
する排出手段とを備えてなる構成としたものである。
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、自
動車用トンネル内等で多く発生し、吸着除去しにくい一
酸化窒素を、電気集塵部の予備荷電部で発生するオゾン
の酸化作用で、二酸化窒素に変換し、キレ−トタイプの
イオン交換樹脂で、容易に除去浄化されるとともに、同
時に流入してくる塵埃粒子を予備荷電部で荷電、帯電さ
せ、集塵極板と集塵対向極板とにより電気集塵除去し、
後段のキレ−トタイプのイオン交換樹脂が流入してくる
塵埃による汚れ、吸着性能の劣化を防止し、二酸化窒素
の吸着性能の維持、長寿命化が図られ、また、予備荷電
部でガス分子のイオン化、すなわちガス分子でもある窒
素酸化物のイオン化が行われ、後段のキレ−トタイプの
イオン交換樹脂にイオン吸着され易くなり、吸着・浄化
性能の一層の向上が図れることができるものである。ま
た、第2の手段の構成により、キレ−トタイプのイオン
交換樹脂に吸着した窒素酸化物をアルカリ洗浄すること
により、吸着能力再生することができるものである。
動車用トンネル内等で多く発生し、吸着除去しにくい一
酸化窒素を、電気集塵部の予備荷電部で発生するオゾン
の酸化作用で、二酸化窒素に変換し、キレ−トタイプの
イオン交換樹脂で、容易に除去浄化されるとともに、同
時に流入してくる塵埃粒子を予備荷電部で荷電、帯電さ
せ、集塵極板と集塵対向極板とにより電気集塵除去し、
後段のキレ−トタイプのイオン交換樹脂が流入してくる
塵埃による汚れ、吸着性能の劣化を防止し、二酸化窒素
の吸着性能の維持、長寿命化が図られ、また、予備荷電
部でガス分子のイオン化、すなわちガス分子でもある窒
素酸化物のイオン化が行われ、後段のキレ−トタイプの
イオン交換樹脂にイオン吸着され易くなり、吸着・浄化
性能の一層の向上が図れることができるものである。ま
た、第2の手段の構成により、キレ−トタイプのイオン
交換樹脂に吸着した窒素酸化物をアルカリ洗浄すること
により、吸着能力再生することができるものである。
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1〜
図3を参照しながら説明する。まず、図1及び図2に示
すように、窒素酸化物除去フィルタ1は枠体2内にキレ
−トタイプのイオン交換樹脂3が設けられ、前後をフィ
ルタ4a、4bがキレ−トタイプのイオン交換樹脂3を
挟んだ状態で構成されている。窒素酸化物除去装置5
は、流入口6の後段に電気集塵部7が設けられており、
電気集塵部7は予備荷電部8と集塵極板9および集塵対
向極板10とから構成されている。予備荷電部8は放電
電極11と対向電極極板12と放電昇圧電源13とから
成り立っている。集塵昇圧電源14は集塵対向極板10
の昇圧電源である。電気集塵部7の後段に窒素酸化物除
去フィルタ1が設けられている。流出口15は浄化空気
の流出口である。上記構成により、窒素酸化物除去フィ
ルタ1はキレ−トタイプのイオン交換樹脂3の飛散を、
フィルタ4a、4bが防ぎ、流入してくる汚染ガス中の
窒素酸化物を、キレ−トタイプのイオン交換樹脂3が吸
着除去し浄化する。 そして、この窒素酸化物除去フィル
タ1を用いた窒素酸化物除去装置5について、図3を参
照しながら次に説明する。自動車用トンネル内等塵埃が
多く、ニ酸化窒素に比べて一酸化窒素濃度が高い汚染ガ
スが、窒素酸化物除去装置5の流入口6から流入し、電
気集塵部7に入ると、予備荷電部8の放電電極11と対
向電極極板12と放電昇圧電源13との働きによる電離
作用により、ガス分子がイオン化し、多数のイオンが生
成し、生成したイオンが塵埃粒子に衝突し、流入汚染ガ
ス中の塵埃粒子が荷電・帯電される。荷電・帯電された
塵埃粒子は、集塵極板9、集塵対向極板10および集塵
昇圧電源14の働きにより、クーロン力で集塵極板9に
集塵除去される。同時に、荷電時の放電作用によりオゾ
ンが発生し、オゾン酸化により、後段の窒素酸化物除去
フィルタ1で吸着除去しにくい一酸化窒素を、吸着除去
し易いニ酸化窒素に変換する。これにより、電気集塵部
7の放電電極11と対向電極12の予備荷電部8を窒素
酸化物が通過する際、放電・電離作用により発生するオ
ゾンで酸化されるとともに、電離作用により、ガス分子
である窒素酸化物がイオン化されて、後段のキレ−トタ
イプのイオン交換樹脂3にイオン吸着され易くなる。電
気集塵部7により、塵埃粒子が除去され、かつ一酸化窒
素がニ酸化窒素に変換された汚染ガスは、後段の窒素酸
化物除去フィルタ1に流入し、塵埃粒子によるキレ−ト
タイプのイオン交換樹脂3のニ酸化窒素吸着除去浄化能
力を劣化させることなく長寿命化が図れ、ニ酸化窒素が
効率良く吸着除去され、清浄空気となって、流出口15
から浄化、流出する。また、ガス分子である窒素酸化物
がイオン化されており、後段のキレ−トタイプのイオン
交換樹脂3にイオン吸着され易く、それだけ吸着・浄化
性能が向上する。住環境、ビル、オフィ−ス環境等比較
的、窒素酸化物の濃度が低濃度の場所でも、同様に電気
集塵部7により、一酸化窒素が二酸化窒素に変換され、
後段の窒素酸化物除去フィルタ1に流入し、塵埃粒子に
よるキレ−トタイプのイオン交換樹脂3のニ酸化窒素吸
着除去浄化能力を劣化させることなく、ニ酸化窒素が効
率良く吸着除去、浄化される。つぎに本発明の第2実施
例について、図4を参照しながら説明する。なお、第1
実施例と同一の部分については、同一番号を付し詳細な
説明は省略する。図に示すように、窒素酸化物除去装置
16の流入口に流入口6が設けられ、後段に、電気集塵
部7が設けられており、電気集塵部7は予備荷電部8と
集塵極板9および集塵対抗極板10とから構成されてい
る。予備荷電部8は放電電極11と対向電極極板12と
放電昇圧電源13とから成り立っている。集塵昇圧電源
14は集塵対向極板10の昇圧電源である。電気集塵部
7の後段に窒素酸化物除去部17が設けられている。窒
素酸化物除去部17はキレ−トタイプのイオン交換樹脂
3とキレ−トタイプのイオン交換樹脂3を挟んで前後に
設けられたフィルタ4a、4bとから成り立っている。
窒素酸化物除去部17内の上部に、洗浄手段である洗浄
部18が設けられている。洗浄部18はシャワ−19、
洗浄ポンプ20、切り替え弁21、アルカリ液タンク2
2および水タンク23から成り立っている。窒素酸化物
除去部17の下方に、排水槽24の上部にパンチングメ
タル25が設けられている。排水槽24から排水するポ
ンプとして、排水ポンプ26が設けられている。上記構
成により、自動車用トンネル内等の塵埃粒子と一酸化窒
素を多く含む汚染ガスは電気集塵部7で、集塵除去され
るとともに、一酸化窒素は二酸化窒素に変換される。二
酸化窒素は後段の窒素酸化物除去部17にキレ−トタイ
プのイオン交換樹脂3で吸着除去され、流出口15か
ら、清浄空気となって排出される。キレ−トタイプのイ
オン交換樹脂3の吸着除去が飽和すると、洗浄手段であ
る洗浄部18により、キレ−トタイプのイオン交換樹脂
3をアルカリ洗浄再生させる。すなわち、洗浄ポンプ2
0によりアルカリ液タンク22から、アルカリ液をシャ
ワ−19を介して噴霧アルカリ洗浄し、吸着除去した窒
素酸化物を洗いだし再生させる。その後、切り替え21
を切り替えて、水タンク23中の水にて、キレ−トタイ
プのイオン交換樹脂3を水洗する。アルカリ洗浄および
水洗後の廃液は、排水槽24に、パンチングメタル25
を通って流入する。その後、中和処理のため排水ポンプ
26により排出される。洗浄後のキレ−トタイプのイオ
ン交換樹脂3は、しばらくならし運転し、風乾後本運転
に入る。この結果、キレ−トタイプのイオン交換樹脂3
を再生使用することができる。なお、風乾を早めるた
め、60℃程度の熱乾燥として窒素酸化物除去部17
に、ヒ−タを設けても良い。このように本発明の第2実
施例の窒素酸化物除去装置によれば、キレ−トタイプの
イオン交換樹脂3を、洗浄再生使用することができる。
図3を参照しながら説明する。まず、図1及び図2に示
すように、窒素酸化物除去フィルタ1は枠体2内にキレ
−トタイプのイオン交換樹脂3が設けられ、前後をフィ
ルタ4a、4bがキレ−トタイプのイオン交換樹脂3を
挟んだ状態で構成されている。窒素酸化物除去装置5
は、流入口6の後段に電気集塵部7が設けられており、
電気集塵部7は予備荷電部8と集塵極板9および集塵対
向極板10とから構成されている。予備荷電部8は放電
電極11と対向電極極板12と放電昇圧電源13とから
成り立っている。集塵昇圧電源14は集塵対向極板10
の昇圧電源である。電気集塵部7の後段に窒素酸化物除
去フィルタ1が設けられている。流出口15は浄化空気
の流出口である。上記構成により、窒素酸化物除去フィ
ルタ1はキレ−トタイプのイオン交換樹脂3の飛散を、
フィルタ4a、4bが防ぎ、流入してくる汚染ガス中の
窒素酸化物を、キレ−トタイプのイオン交換樹脂3が吸
着除去し浄化する。 そして、この窒素酸化物除去フィル
タ1を用いた窒素酸化物除去装置5について、図3を参
照しながら次に説明する。自動車用トンネル内等塵埃が
多く、ニ酸化窒素に比べて一酸化窒素濃度が高い汚染ガ
スが、窒素酸化物除去装置5の流入口6から流入し、電
気集塵部7に入ると、予備荷電部8の放電電極11と対
向電極極板12と放電昇圧電源13との働きによる電離
作用により、ガス分子がイオン化し、多数のイオンが生
成し、生成したイオンが塵埃粒子に衝突し、流入汚染ガ
ス中の塵埃粒子が荷電・帯電される。荷電・帯電された
塵埃粒子は、集塵極板9、集塵対向極板10および集塵
昇圧電源14の働きにより、クーロン力で集塵極板9に
集塵除去される。同時に、荷電時の放電作用によりオゾ
ンが発生し、オゾン酸化により、後段の窒素酸化物除去
フィルタ1で吸着除去しにくい一酸化窒素を、吸着除去
し易いニ酸化窒素に変換する。これにより、電気集塵部
7の放電電極11と対向電極12の予備荷電部8を窒素
酸化物が通過する際、放電・電離作用により発生するオ
ゾンで酸化されるとともに、電離作用により、ガス分子
である窒素酸化物がイオン化されて、後段のキレ−トタ
イプのイオン交換樹脂3にイオン吸着され易くなる。電
気集塵部7により、塵埃粒子が除去され、かつ一酸化窒
素がニ酸化窒素に変換された汚染ガスは、後段の窒素酸
化物除去フィルタ1に流入し、塵埃粒子によるキレ−ト
タイプのイオン交換樹脂3のニ酸化窒素吸着除去浄化能
力を劣化させることなく長寿命化が図れ、ニ酸化窒素が
効率良く吸着除去され、清浄空気となって、流出口15
から浄化、流出する。また、ガス分子である窒素酸化物
がイオン化されており、後段のキレ−トタイプのイオン
交換樹脂3にイオン吸着され易く、それだけ吸着・浄化
性能が向上する。住環境、ビル、オフィ−ス環境等比較
的、窒素酸化物の濃度が低濃度の場所でも、同様に電気
集塵部7により、一酸化窒素が二酸化窒素に変換され、
後段の窒素酸化物除去フィルタ1に流入し、塵埃粒子に
よるキレ−トタイプのイオン交換樹脂3のニ酸化窒素吸
着除去浄化能力を劣化させることなく、ニ酸化窒素が効
率良く吸着除去、浄化される。つぎに本発明の第2実施
例について、図4を参照しながら説明する。なお、第1
実施例と同一の部分については、同一番号を付し詳細な
説明は省略する。図に示すように、窒素酸化物除去装置
16の流入口に流入口6が設けられ、後段に、電気集塵
部7が設けられており、電気集塵部7は予備荷電部8と
集塵極板9および集塵対抗極板10とから構成されてい
る。予備荷電部8は放電電極11と対向電極極板12と
放電昇圧電源13とから成り立っている。集塵昇圧電源
14は集塵対向極板10の昇圧電源である。電気集塵部
7の後段に窒素酸化物除去部17が設けられている。窒
素酸化物除去部17はキレ−トタイプのイオン交換樹脂
3とキレ−トタイプのイオン交換樹脂3を挟んで前後に
設けられたフィルタ4a、4bとから成り立っている。
窒素酸化物除去部17内の上部に、洗浄手段である洗浄
部18が設けられている。洗浄部18はシャワ−19、
洗浄ポンプ20、切り替え弁21、アルカリ液タンク2
2および水タンク23から成り立っている。窒素酸化物
除去部17の下方に、排水槽24の上部にパンチングメ
タル25が設けられている。排水槽24から排水するポ
ンプとして、排水ポンプ26が設けられている。上記構
成により、自動車用トンネル内等の塵埃粒子と一酸化窒
素を多く含む汚染ガスは電気集塵部7で、集塵除去され
るとともに、一酸化窒素は二酸化窒素に変換される。二
酸化窒素は後段の窒素酸化物除去部17にキレ−トタイ
プのイオン交換樹脂3で吸着除去され、流出口15か
ら、清浄空気となって排出される。キレ−トタイプのイ
オン交換樹脂3の吸着除去が飽和すると、洗浄手段であ
る洗浄部18により、キレ−トタイプのイオン交換樹脂
3をアルカリ洗浄再生させる。すなわち、洗浄ポンプ2
0によりアルカリ液タンク22から、アルカリ液をシャ
ワ−19を介して噴霧アルカリ洗浄し、吸着除去した窒
素酸化物を洗いだし再生させる。その後、切り替え21
を切り替えて、水タンク23中の水にて、キレ−トタイ
プのイオン交換樹脂3を水洗する。アルカリ洗浄および
水洗後の廃液は、排水槽24に、パンチングメタル25
を通って流入する。その後、中和処理のため排水ポンプ
26により排出される。洗浄後のキレ−トタイプのイオ
ン交換樹脂3は、しばらくならし運転し、風乾後本運転
に入る。この結果、キレ−トタイプのイオン交換樹脂3
を再生使用することができる。なお、風乾を早めるた
め、60℃程度の熱乾燥として窒素酸化物除去部17
に、ヒ−タを設けても良い。このように本発明の第2実
施例の窒素酸化物除去装置によれば、キレ−トタイプの
イオン交換樹脂3を、洗浄再生使用することができる。
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、自動車用トンネル内等、塵挨粒子が多く、
一酸化窒素濃度が高い汚染ガスの窒素酸化物を、効率良
く除去でき、窒素酸化物除去フィルタ−の塵埃による劣
化を防ぐ効果のある窒素酸化物除去装置を提供できる。
また、キレ−トタイプのイオン交換樹脂のアルカリ洗浄
機構を設けることにより、キレ−トタイプのイオン交換
樹脂を取り外すことなく、再生でき、維持管理が容易
で、簡便で、効率良く除去、浄化できる効果のある窒素
酸化物除去装置を提供できる。
明によれば、自動車用トンネル内等、塵挨粒子が多く、
一酸化窒素濃度が高い汚染ガスの窒素酸化物を、効率良
く除去でき、窒素酸化物除去フィルタ−の塵埃による劣
化を防ぐ効果のある窒素酸化物除去装置を提供できる。
また、キレ−トタイプのイオン交換樹脂のアルカリ洗浄
機構を設けることにより、キレ−トタイプのイオン交換
樹脂を取り外すことなく、再生でき、維持管理が容易
で、簡便で、効率良く除去、浄化できる効果のある窒素
酸化物除去装置を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例の窒素酸化物除去フィルタ
の縦断面図
の縦断面図
【図2】同平面斜視断面図
【図3】同窒素酸化物除去装置の縦断面図
【図4】同第2実施例の窒素酸化物除去装置の説明図
1 窒素酸化物除去フィルタ 3 キレ−トタイプのイオン交換樹脂 4a フィルタ 4b フィルタ 7 電気集塵部 8 予備荷電部 9 集塵極板 17 窒素酸化物除去部 18 洗浄部 19 シャワ− 20 洗浄ポンプ 21 切り替え弁 22 アルカリ液タンク 23 水タンク 24 排水槽 26 排水ポンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 予備荷電部と集塵極板および集塵対向極
板とを備えた電気集塵部と、前記電気集塵部の後段に設
けられたキレ−トタイプのイオン交換樹脂を用いてなる
窒素酸化物除去フィルタとを備えてなる窒素酸化物除去
装置。 - 【請求項2】 予備荷電部と集塵極板および集塵対向極
板とを備えた電気集塵部と、前記電気集塵部の後段に設
けられたキレ−トタイプのイオン交換樹脂を用いてなる
窒素酸化物除去フィルタと、前記窒素酸化物除去フィル
タのキレ−トタイプのイオン交換樹脂を定期的にアルカ
リ洗浄する洗浄手段と、前記洗浄後の洗浄廃液を排出す
る排出手段とを備えてなる窒素酸化物除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28844491A JP2960227B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 窒素酸化物除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28844491A JP2960227B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 窒素酸化物除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05123533A JPH05123533A (ja) | 1993-05-21 |
JP2960227B2 true JP2960227B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17730293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28844491A Expired - Fee Related JP2960227B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 窒素酸化物除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2960227B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4752204B2 (ja) * | 2004-07-15 | 2011-08-17 | パナソニック株式会社 | 燃料電池発電装置 |
JP4751270B2 (ja) * | 2006-08-09 | 2011-08-17 | 株式会社東芝 | 低濃度NOxおよびSPM浄化装置 |
JP5638303B2 (ja) * | 2010-07-23 | 2014-12-10 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | トンネル内ガス処理設備 |
KR102039717B1 (ko) * | 2018-03-09 | 2019-11-01 | 삼성중공업 주식회사 | 배기 오염물질 처리장치 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01224031A (ja) * | 1988-03-03 | 1989-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 窒素酸化物除去装置 |
JPH0226612A (ja) * | 1988-07-18 | 1990-01-29 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | ガス体中の微量イオンの捕捉方法及びガス体浄化方法及びガス体浄化フィルター装置 |
JPH0245129U (ja) * | 1988-09-22 | 1990-03-28 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP28844491A patent/JP2960227B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05123533A (ja) | 1993-05-21 |
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