JP4751030B2 - サウナ型全身美容促進器具 - Google Patents

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Description

本発明はサウナ型全身美容促進器具に関する。さらに詳述すると、本発明は、蒸気を利用して発汗や保湿等の作用を促して美容効果が得られるようにした個人的に使用可能な蒸気浴装置の改良に関する。
昨今の美容ブームの中、加熱された水蒸気を身体全身に当てて血行を高めたり、皮膚の新陳代謝の機能を高めたりするサウナ風呂に近似した効能を得るための蒸気浴手法ないしはそのための装置や器具が利用されている。
また、健康増進や美容を図るため、古くから、ハーブ(本明細書では、薬草類および香味料とする草類を総称して「ハーブ」と称する)が例えばその有用部分を乾燥させる等の処理が施された上で経口用あるいは外用の漢方薬として大いに利用されている。ハーブは、例えば浴湯料として用いられた場合には揮発した精油などが人体に吸入されることによって精神的満足感や鎮静・高揚等を促し、また、湯中に抽出された種々の成分で皮膚を適度に刺激して湯上がり後の温感を維持し冷え症防止にも役立つといった様々な効果を発揮する。
このようなハーブの薬効を踏まえ、特にハーブを浴湯に投入した場合にエキスが分散し効能が希釈されてしまう問題を解消するという観点から、また、痔ろうや婦人病といった疾病等を予防し健康を維持・増進させるには身体の特定の部分に集中的に薬浴を施し得ることも有効であるという観点から、ハーブの水性抽出液を含有する浴液を加熱して蒸気を発生させ、この蒸気を身体の股間部分に接触させるという蒸気浴に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−33630号公報
しかしながら、ハーブから抽出された有効成分を身体の一部に局所的に接触させるだけの蒸気浴方法では全身美容としての効果は得難い面がある。例えば、ハーブの有効成分を股間部分に10〜30分程度の時間をかけて接触させ、股間部分(特に粘膜)の毛細血管などを介して吸収させるという蒸気浴の場合、使用者としては効果を実感しにくいこともある。
また、ハーブであれば何でもいいということはなく、例えば蒸気浴に利用するのであればそれに適した成分なり配合なりがあり、また、身体の個人差や体調などに応じて適宜変化させることができるようにすることも肝要となるが、このような処方はノウハウ的に扱われることがあり、技術としての開示は十分とはなっていない。
そこで、本発明は、局所的にでなく全身へのハーブの薬効を期待できるとともに使用者がそのような薬効を実感しやすいサウナ型全身美容促進器具を提供することを目的とする。さらに、本発明は、身体の個人差や体調に応じてハーブの薬効を使用者自ら選択しうるサウナ型全身美容促進器具を提供することも目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるサウナ型全身美容促進器具は、粉砕されて袋詰めされた薬効ないしは芳香を有する複数種のハーブと、水が張られこの水の中に投入されたハーブを焚き上げる鍋と、該鍋を加熱するヒータと、座の下部に鍋およびヒータを収容するとともに焚き上げられたハーブの蒸気を通過させる通気孔を当該座のいずれかの部位に備える椅子と、該椅子に着座した使用者の身体を覆うとともに内部に閉じ込めたハーブの蒸気で当該使用者の身体を蒸し上げるケープとを有し、椅子の座の背もたれと通気孔との間には使用者の臀部を載置可能な幅を有する座部分が確保されていることを特徴とするものである。
この発明にかかるサウナ型全身美容促進器具においては、まず、鍋およびヒータが椅子の座の下部に収容され、鍋の中に投入されたハーブを焚き上げて蒸気を発生させる。ハーブの薬効を含んだ蒸気は座の通気孔を通過し、使用者が身に付けているケープ中の内側に籠もりサウナのごとく使用者の全身を蒸す。使用者は、一定時間このようなサウナのごとき状態を維持することにより、全身に蒸気を浴びて新陳代謝を促進させるとともに、蒸気中のハーブ成分がもたらす薬効を得る。
請求項2に記載の発明は、サウナ型全身美容促進器具において用いられるハーブが、トウキ(当帰)、センキュウ(川キュウ)、チンピ(陳皮)、チョウジ(丁子)、ガイヨウ(艾葉)、カンギク(甘菊)、ハッカク(八角)、キジツ(枳実)、ビャクシ(白シ)、インチン(茵陳)、ハッカ(薄荷)、サンパクソウ(三白草)およびマオウ(麻黄)の各薬草類の全部または一部を含んで調合されているというものである。
また、このサウナ型全身美容促進器具において使用する鍋は、請求項3に記載の発明のように、木炭を原材料に含む炭鍋であることが好ましい。
さらにこの場合においては、請求項4に記載の発明のように、炭鍋を取り囲む炭板を備えていることも好ましい。
また、このサウナ型全身美容促進器具において使用されるケープは、粉砕された炭を内包しているものであることが好ましい。
この発明にかかるサウナ型全身美容促進器具によると、使用者は、通常のサウナと同様の全身の発汗効果およびこれによる身体の温熱効果が得られることに加え、ハーブの蒸気が奏する作用により身体中の老廃物を排出し、保湿作用により身体中を潤いで満たすといった漢方由来の効果も得ることができる。さらに、蒸気中のハーブの芳香を嗅ぐことにより神経系をリラックスさせることができるという効果も得られる。このような効果は、ハーブの有効成分を身体の一部に局所的に接触させるだけの蒸気浴方法では得難いものであり、本発明のごとく身体を蒸すサウナ型とすることによって全身美容が促進される。また、使用者にとってみても全身について薬効や美容効果があるという実感を得やすい。
また、トウキ(当帰)、センキュウ(川キュウ)、チンピ(陳皮)、チョウジ(丁子)、ガイヨウ(艾葉)、カンギク(甘菊)、ハッカク(八角)、キジツ(枳実)、ビャクシ(白シ)、インチン(茵陳)、ハッカ(薄荷)、サンパクソウ(三白草)およびマオウ(麻黄)の各薬草類の全部または一部が、全身蒸気浴に適するように選択されて配合されるため、これらハーブ類の薬効の相乗効果により、使用者の身体を適度に温めて新陳代謝を活性させるという所期またはそれ以上の漢方由来の薬効と全身美容効果を得ることができる。
また、これらハーブ類の調合割合を変えることによって薬効を抑え気味とすることもできる。例えば、多くの使用者に適すると考えられる通常的な配合に加え、身体を温めることにあまり適していない使用者、あるいはサウナ等によって身体を温め過ぎる行為自体を好ましいと考えない使用者などのことも考慮すると、これよりも身体への刺激を抑えたハーブを用意しておくことが好ましい。これを受け、このような配合ハーブも用意しておくことにより、身体の個人差や体調に応じてハーブの薬効を使用者自ら選択することが可能となり、このような使用者にも安心、納得して使用してもらうことができるようになる。
あるいは、逆に薬効の増加を狙い、体脂肪燃焼と新陳代謝を促進させて更なるダイエット効果を奏することもできる。すなわち、上述の場合とは逆に、更なる健康と美容の増進ひいては脂肪燃焼によるダイエットが達成されるのを期待する使用者も存在するため、通常よりも新陳代謝や脂肪燃焼を促す処方としたハーブも用意しておけばニーズに幅広く応えることが可能となる。このように薬効を増加させた配合ハーブも用意しておくようにした本発明によれば、身体の個人差や体調に応じてハーブの薬効を使用者自ら選択することが可能となり、使用者に高い満足感を与えることができるようになる。
請求項3に記載のサウナ型全身美容促進器具によれば、木炭を原材料に含む炭鍋を用いていることから、ヒータで加熱する際に遠赤外線が生じて炭が持つ種々の作用と効果が発揮される。したがって、ハーブの薬効と遠赤外線による作用との相乗効果が期待でき、全身美容促進器具としてより望ましい構成となる。
さらに請求項4に記載のサウナ型全身美容促進器具によれば、炭鍋を取り囲む炭板を備えていることから、炭鍋が発揮する作用にこの炭板が発揮する作用が加わることによってさらなる効果が発揮される。
請求項5に記載のサウナ型全身美容促進器具によれば、粉砕されてケープに内包された炭の種々の作用と、ハーブの薬効との相乗的な効果が期待できる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図11に本発明の一実施形態を示す。本発明にかかるサウナ型全身美容促進器具は、複数種のハーブ1と、これらハーブ1を焚き上げる鍋2と、鍋2を加熱するヒータ3と、使用者が腰掛ける椅子4と、この椅子4に着座した使用者の身体を覆うケープ5とで構成されている(図1、図9等参照)。鍋2およびヒータ3は椅子4の座4aの下部に収容され(図1等参照)、鍋2の中に投入されているハーブ1を焚き上げて蒸気を発生させる。ハーブ1の薬効を含んだ蒸気は座4aの通気孔4bを通過し、使用者が身に付けているケープ5中の内側に籠もり、サウナのごとく使用者の全身を蒸す。使用者は、一定時間(例えば45分間)このようなサウナのごとき状態を維持することにより、全身を蒸し上げて新陳代謝を促進させるとともに、蒸気中のハーブ成分がもたらす薬効を得る。
ハーブ1は、複数種が配合ないしは処方され、粉砕されて袋詰めされている。保存性向上さらには取扱い性向上の観点からすれば、この袋は、アルミ製などの包装であって湿気を防ぎ長期保存を可能としているものであることが好ましい。本実施形態では、1回の使用(例えば45分間の使用)に適した量(例えば30g)ごとに袋詰めし、使用時、計量することなく1回の使用に適した量ずつ使い切ることができるパッケージングとしている。また、このようなパッケージングとした場合には、1回分のハーブ1を取り出す際に他の袋を開封する必要がないため、残りのハーブ1の保存性に何ら影響を及ぼさないという利点がある。
また、本実施形態では、トウキ(当帰)、センキュウ(川キュウ)、チンピ(陳皮)、チョウジ(丁子)、ガイヨウ(艾葉)、カンギク(甘菊)、ハッカク(八角)、キジツ(枳実)、ビャクシ(白シ)、インチン(茵陳)、ハッカ(薄荷)、サンパクソウ(三白草)およびマオウ(麻黄)という複数種の薬草類のうち全部または一部を選択し、調合して独自のハーブ1を処方している。これら各薬草類の薬効等について簡単に説明すると以下のとおりとなる。
「トウキ(当帰)」
漢方では、根を肝臓や子宮の賦活剤として用いる他、血液と血行の強壮薬としても使われている。全草に強い香りがあり、根の精油は細菌を抑える働きをする。
「センキュウ(川キュウ)」
漢方では婦人病の要薬とされており、トウキ(当帰)と配合することで補血強身に効き目があるとされている。全草に特有の芳香があり、特に根茎の部分に強い香りがある。
「チンピ(陳皮)」
現在国内産100%でまかなわれている生薬の一つである。一般的には、ウンシュウミカンの皮の部分をいい、多種に及ぶ原植物の薬味が「苦・辛」であることから、苦みや刺激性の強いものが良品とされてきた。
「チョウジ(丁子)」
枝葉の密集した常緑樹で、漢方では、胃痛や腹痛をとる目的で処方されるとともに、局部麻酔作用の働きにより、歯痛やリウマチなどにも応用される。
「ガイヨウ(艾葉)」
強い芳香のある多年草である。漢方では消化促進と前進強壮薬として使われている。
「カンギク(甘菊)」
漢方では、解熱・解毒・鎮痛作用の他、めまい・動脈硬化予防に応用されている。
「ハッカク(八角)」
独特の形をした種子と袋果は、中華料理では五香粉の材料にされている。すべての部位に香りがあり、食欲や消化の促進に用いられる。
「キジツ(枳実)」
花からは、香水やアロマセラピー用のネロリ油が採れ、胃・腸の運動改善に役立つ。
「ビャクシ(白シ)」
独特の強い匂いを持ち、脂質代謝の改善作用と頭痛への適用がみられる。
「インチン(茵陳)」
河原や海岸の砂地に野生する多年草である。花穂、種子を薬用部位として活用し、漢方では黄疸、利尿、解熱、咳止めとして知られている。
「ハッカ(薄荷)」
匍匐性のある植物で、数限りなく変種が作り出されている。香料に使う他、発汗作用に優れ、抗ウイルスや継続的な痛みを抑えるために活用される。
「サンパクソウ(三白草)」
7月から8月にかけて花をつけ、全草を煎じ利尿に服用する。腫れものには患部を洗うことで作用する。
「マオウ(麻黄)」
中国北部を中心に採取されるマオウ科のマオウ(麻黄)の地上部の茎から抽出されたエキスである。漢方において麻黄は、発汗薬、喘息薬とされ、呼吸困難、せき、悪寒、頭痛、発熱、疼痛などに用いられる。
以上の各薬草類の全部または一部を配合して処方されたハーブ1は、このサウナ型全身美容促進器具にて使用された場合、各薬草類の薬効の相乗効果を奏し、使用者の身体を適度に温めて新陳代謝を活性させる。このハーブ1は、多くの使用者が一般的に使用できるということを念頭に、激しくはない適度な新陳代謝を促すべく刺激の少ない処方となっている。
このように本実施形態のハーブ1は多くの使用者に適する配合と処方が施されているものであるが、中には身体を温めることにあまり適していない使用者、あるいはサウナ等によって身体を温め過ぎる行為自体を好ましいと考えない使用者などが存在することも想定されることから、本実施形態では、これらの者も安心しあるいは納得して使用できるように別のパッケージも用意することにしている。このパッケージングは、上述の配合に対し、身体の温め度をより抑えた処方となっている。例えば1回分のパッケージングの内容量は変えずに処方を変える場合には、ある薬草類の配合を減らし、その分だけ他の薬草類に置き換えて配合比率を変え、やや控えめな新陳代謝がもたらされるようにする。
その一方で、通常のパッケージング以上の新陳代謝を促すことにより、更なる健康と美容の増進ひいては脂肪燃焼によるダイエットが達成されるのを期待する使用者も存在するため、本実施形態ではこのようなニーズにも応えるべくさらに別のパッケージングをも用意することにしている。このパッケージングは、上述した通常的なパッケージングの配合にさらに別の薬草類を加える等して配合比を変えたもので、通常以上の新陳代謝さらには脂肪燃焼を促す処方としている。
以上のような各パッケージングは、例えば各ハーブ類を乾燥させた後に所定の配合により処方されてから袋詰めされる。なお、このようにパッケージングする際、単にアルミ製等の袋に直接詰めるだけでもよいが、ティーバッグのような通水性の袋にこれらハーブ1を詰めてから外装するようにすれば、使用時にハーブ1が散乱するようなことがなく、また使用後に濾すといった余計な手間がかからなくなるため、使い勝手を向上させるという観点からすれば好ましいといえる(図1、図7参照)。
また、別途オプションとして岩塩などの塩分のパッケージングを用意しておくことも好ましい。ナトリウム、マグネシウム、カリウムをはじめとする多種類のミネラル類が豊富に含まれている例えば岩塩は、ハーブ1とともに焚かれることによって蒸気中にこれら成分を含ませることができ、これら成分による人体の浄化作用を期待することができる。より具体的には、清浄なミネラル成分がイオンとなって体内の酵素と結びつき、代謝を活性化させ、血液の循環を妨げる脂肪やコレステロールを燃焼させて血行を促進するという作用を期待することができる。なお、塩分は、予め適量を取り分けておくという観点ならびに作業を簡便にするという観点からすれば上述したハーブ1とともに同じ袋に詰めておいても構わないが、通常時はハーブ1のみを利用し、必要に応じて塩分を追加できるようにするという点では別のパッケージングとしておくことが好ましい。
次に、鍋2について説明する(図1、図6等参照)。鍋2はハーブ1を焚き上げるのに使用されるもので、その中に水が張られ、ハーブ1が投入された状態で加熱される。したがって、所定の容量、耐熱性、安定性を備えている限りはどのような容器であってもこの器具において鍋2として使用することが可能である。ただし、単にハーブ1を焚き上げるのみならず、その際に併せて遠赤外線を発生することのできる構成とすれば、ハーブ1の薬効と遠赤外線による作用との相乗効果が期待できるという点で全身美容促進器具としてより望ましい。例えば本実施形態では、木炭を原材料に含んだ炭鍋をここでの鍋2として使用することにより、炭が持つ種々の作用、具体的には、人体の細胞老化を抑制する作用、血液や体液を弱アルカリ性に保持する作用、マイナスイオンを放出する作用、天然ミネラルを供給する作用、電磁波を遮断する作用、蒸気中に水分子を細かくして細胞の浄化力を高める作用等、種々の作用が期待できるようにしている。また、ハーブ1中に塩分が含まれている場合には、このような炭鍋中で当該塩分とハーブ1とを焚くことにより、ハーブ1の薬効、遠赤外線の効果、ミネラル成分の作用による相乗効果が期待できる。なお、本実施形態では内蓋2a付きの鍋2とし、湯が溢れ出たり飛散したりするのを抑えるようにしている(図6等参照)。
また、図面中には特に示していないが、このような鍋2を取り囲む炭板(チャコールプレート)を用意することも好ましい。炭板で炭鍋を取り囲んだ場合には、上述したように炭鍋が発揮する作用にこの炭板が発揮する作用が加わることが期待できる。例えば本実施形態においては、椅子4の下部に、鍋2とヒータを取り囲むように炭板をコ字形(チャネル形)に配置するための設置スペース(図1中において符号6で示す)を設けている(図1参照)。
ヒータ3は鍋2を加熱するための器具で、例えば本実施形態では鍋2を底から加熱するIHヒータを使用しているが所定の出力と安全性を備えていればどのような器具でも使用可能である。また、過熱を防止するという観点からすれば空焚き防止機構やタイマーなどを備えている器具も好ましい。ヒータ3の電源コード3aは、引き込み口4gを通して椅子4の例えば後方から引き出されている(図1参照)。
椅子4はこのサウナ型全身美容促進器具の本体を構成しているものであり、耐水性と耐熱性に優れる材質によって形成されている。例えば本実施形態であれば水分を吸収しにくい強度の圧縮材を利用して椅子4を形成しているが、これらの特性を備えたものであればもちろん他部材によって形成されていても構わない。本実施形態のように強度の圧縮材を利用した場合、椅子4の全重量は増えやすいがその分だけ全体としての安定感も増す。また、さらに吸水しにくくするためその表面に塗装を施したり耐水剤を塗布したりしておくことも好ましい。なお、図2等では符号4iにより椅子4の底部四隅に設けられた微調整用のアジャスタを簡単に示している。
また本実施形態では椅子4の後方に背もたれ4dを設け、この美容器具の使用者が使用中にもたれかかった安楽姿勢をとることができるようにしている(図1等参照)。この背もたれ4dの左右には比較的多きめのブラケット4eを取り付け、背もたれ4を支持するのみならずこのブラケット4eが使用者の上半身を左右から保持する部材としても機能するようにしている。ブラケット4eの前方は肘掛け4hとなっている。なお、椅子4の座4aの大きさは通常の椅子と同程度の大きさであってもよいが、本実施形態ではかなり大きめ、具体的にはこの座4a上であぐらをかいた姿勢をとったり、足を組んだいわゆる体育座りの姿勢をとったりすることができる程度の余裕をもった大きさとしている(図10、図11参照)。このため、本実施形態の美容器具の使用者は長時間一定の着座姿勢でいることに疲れても他の姿勢をとりやすく疲労しにくい。
さらに、椅子4は座4aの下部に鍋2およびヒータ3を収容するスペースを備えている(図1等参照)。本実施形態では、座4aの下部の一部を前後へスライド可能な引き出し部4cとし、この引き出し部4cの底板上に上述したヒータ3(および鍋2)を設置可能としている。ヒータ3の設置位置の両側には仕切り板4fが設けられている。また、引き出し部4cを完全に引き出すことにより、その開口部分から、椅子4の底部の炭板設置スペース6へ炭板を出し入れすることが可能となる。引き出し部4cは、ハーブ蒸気が椅子4の前方から漏れ出るのを防ぐため、椅子4の本体側にスライドして開口部を閉めた状態のとき開口部との間に隙間が形成されないように設けられていることが好ましい。
また、椅子4の座4aには、焚き上げられたハーブ1の蒸気を通過させるための通気孔4bが設けられている(図1等参照)。この通気孔4bは、ハーブ蒸気が使用者のケープ5および椅子4の外部へ漏れ出ないかあるいは洩れにくいものとなってさえいれば特にその大きさ及び配置が限定されることはない。例えば本実施形態では、座4の中央やや背もたれ4d寄りの位置を中心に八角形であって座4aの幅のおよそ1/3〜1/4程度の幅を有する通気孔4bを設けている(図5参照)。このように、座4aのほぼ中央に比較的大きめの通気孔4bを設けた場合には、ハーブ蒸気をケープ5内に導き入れやすいという利点がある。また本実施形態ではこの通気孔4bと背もたれ4dとの間に一定幅の座部分を残して当該部分に使用者が臀部を乗せられるようにしているので、使用者はあぐら姿勢や体育座り姿勢を容易にとることができる。加えて、このように座4aのほぼ中央に通気孔4bを配置した本実施形態においては、座4a上で着座姿勢をとる着座者の前方あるいは脚部のあたりをハーブ蒸気が通過することになることから、使用者の臀部や局部の付近に蒸気が直接的に当たるようなことがないし、またヒータ3の輻射熱が臀部や局部に照射されることもない。したがってこのサウナ型全身美容促進器具によれば、蒸気を身体の一部に局所的に接触させる蒸気浴方法(あるいはそのための装置)のように局所的に熱くなることがなく、一定時間(例えば45分間)着座姿勢を維持することが辛くならないという点でも全身美容効果を得やすい。なお、このような通気孔4bにおける切り口の切断面は他の部分に比べて水分を吸いやすいため、この部分に更に塗装を施したりアクリルなどの別部材で覆ったりするなどの処理をしておくことが好ましい。
なお、椅子4は一体型であっても構わないが、全重量が嵩んでいる場合には、分割可能とすれば運搬が容易になるという点で好ましい。本実施形態では座4aの底面にて上下に分割可能としている(図2等参照)。このように分割可能とした場合には、椅子4の下部に載置された椅子4の上部が前後左右に位置ずれしないようにするためのストッパ4jが併せて設置される必要がある。例えば本実施形態では、座4aの底面に、椅子4の下部に収まる枠を設け、この枠を位置ずれを防止するストッパ4jとして機能させている(図2、図3参照)。
ケープ5は、美容器具の使用中に利用されるもので、例えばナイロンなど、内部に導かれたハーブ蒸気を閉じ込めておくことができる材質によって作成されたマント状の着衣である(図9参照)。本実施形態では、ナイロンなどの通常用いられる素材のみならず、粉砕した炭を内部に織り込んだりあるいは素材に付着させるなどして内包させたチャコールケープとすることにより、ハーブ効果と遠赤外線効果の相乗的効果が得られるようにしている。なお、このケープ5は使用者が裸身となって着用することを想定して作成されているものだが、この他、オプションとして、レオタードや水着のようなストレッチ性が高く素肌に密着するような薄手の素材からなるアンダーウェアを着用することも好ましい。例えば下半身には何もつけず上半身のみこのようなアンダーウェアを着用した場合、特に上半身の発汗作用と血行作用を促進するという効果が得られる。このようなアンダーウェアとして好適なものとしては、例えば「ステイヤーズ」(登録商標)のような天然放射性元素鉱物を利用した健康材料(特許第1426696号、特許2101495号参照)からなるウェアなどを挙げることができる。
続いて、本実施形態におけるサウナ型全身美容促進器具の使用方法について簡単に説明する。
まず、引き出し部4cを手前側に引き出し、その中央部にヒータ3をセットする(図1参照)。また、炭板をセットする場合には椅子4の炭板設置スペース6に炭板を並べておく。ヒータ3の電源コード3aを引き込み口4gを通して椅子4の外部へと引き出し、電源に接続する。このヒータ3上の所定位置に鍋2をセットする。
続いて鍋2に所定量(例えば1.5リットル程度)の水を張る(図6参照)。この水の中にハーブ1を投入し、更にオプションとしての塩分を利用する場合には当該塩分も併せて水中に投入する(図7参照)。ハーブ1には、上述した通常的なパッケージング、あるいは処方を変えた別のパッケージングの中から選んだ好みのものを用いる。ここで、ヒータ3のスイッチを入れ、温度調節機を指示された温度(例えば図7中のインジケータに示すような「中」と「強」の間)に設定する。
水が沸騰したら(または所定温度まで到達したら)、ヒータ3の温度調節器を指示された温度(例えば図8中に示すインジケータの「弱」と「中」の間)に変える(図8参照)。この温度設定は使用者の体質、体調、周囲の温度等に応じて適宜変化させることができる。また、タイマー機能が併設されている場合には当該タイマーを所定時間(例えば45分間)に設定する。鍋2の内蓋2aは鍋2中に落としたままの状態としておく。
ここまでできたら、使用者はケープ5を着用した状態で椅子4の中央部に着座し、所定時間そのままの状態を維持する(図9参照)。この際、女性であればあらかじめ化粧を落としておくことが好ましい。使用者は、ハーブ蒸気をケープ5内により効率よく導入させたり、あるいは別の安楽姿勢をとったりするために着座姿勢を細かに変えることが可能である。
以上のようにして美容器具を利用することにより、使用者は、通常のサウナと同様の発汗効果およびこれによる身体の温熱効果が得られることに加え、ハーブの作用により身体中の老廃物を排出し、保湿作用により身体中を潤いで満たすといった漢方由来の効果も得られる。さらに、蒸気中のハーブ1の芳香を嗅ぐことにより神経系をリラックスさせることができるという効果も得られる。また、炭鍋、炭板、チャコールケープという炭を利用した器具・衣類の炭による遠赤外線効果、さらには塩分パッケージングに含まれているミネラル類による効果までもが得られ、これらによる複合的・相乗的な美容促進効果を享受することができる。加えて、本実施形態ではハーブ1について通常的なパッケージングのほか、さらに処方を変えた別のパッケージングを用意していることから、使用者は使用の際に身体の個人差や体調に応じてハーブの薬効を自ら選択することができるというように、ニーズに合わせた幅広い対応が可能となっている。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば上述した実施形態においてはサウナ型全身美容促進器具の本体として椅子4を利用した一実施形態を示したが、これは椅子4に限定されるという意味ではなく、身体をもっと横たえることができるよりベッド状のもの、あるいは全身を立ち姿勢に保持する縦長のもの等を利用することも可能である。
本発明にかかるサウナ型全身美容促進器具の一実施形態を示す図で、椅子を中心に全体の構成の一例を斜視図に表したものである。 本実施形態においてサウナ型全身美容促進器具の本体として用いられる椅子の正面である。 図2に示した椅子の左側面図である。 図2に示した椅子の背面図である。 図2に示した椅子の平面図である。 本実施形態における鍋およびその内蓋を示す図である。 ヒータ上の鍋の中にハーブを投入する様子と、ヒータのインジケータとを示す図である。 水が沸騰しまたは所定温度まで到達した際の鍋とヒータ、およびヒータのインジケータを示す図である。 本発明にかかるサウナ型全身美容促進器具の使用状態の一例を示す図である。 使用者が椅子の座上であぐらをかいた姿勢をとったときの正面からと側面からの様子を概略的に示す図である。 使用者が椅子の座上で足を組んだいわゆる体育座りの姿勢をとったときの正面からと側面からの様子を概略的に示す図である。
符号の説明
1 ハーブ
2 鍋
3 ヒータ
4 椅子
4a 座
4b 通気孔
5 ケープ

Claims (5)

  1. 粉砕されて袋詰めされた薬効ないしは芳香を有する複数種のハーブと、水が張られこの水の中に投入された前記ハーブを焚き上げる鍋と、該鍋を加熱するヒータと、座の下部に前記鍋およびヒータを収容するとともに前記焚き上げられたハーブの蒸気を通過させる通気孔を当該座のいずれかの部位に備える背もたれのある椅子と、該椅子に着座した使用者の身体を覆うとともに内部に閉じ込めた前記ハーブの蒸気で当該使用者の身体を蒸し上げるケープとを有し、前記椅子の前記座の前記背もたれと前記通気孔との間には使用者の臀部を載置可能な幅を有する座部分が確保されていることを特徴とするサウナ型全身美容促進器具。
  2. 前記ハーブは、トウキ(当帰)、センキュウ(川キュウ)、チンピ(陳皮)、チョウジ(丁子)、ガイヨウ(艾葉)、カンギク(甘菊)、ハッカク(八角)、キジツ(枳実)、ビャクシ(白シ)、インチン(茵陳)、ハッカ(薄荷)、サンパクソウ(三白草)およびマオウ(麻黄)の各薬草類の全部または一部を含んで調合されていることを特徴とする請求項1に記載のサウナ型全身美容促進器具。
  3. 前記鍋は、木炭を原材料に含む炭鍋であることを特徴とする請求項1または2に記載のサウナ型全身美容促進器具。
  4. 前記炭鍋を取り囲む炭板を備えていることを特徴とする請求項3に記載のサウナ型全身美容促進器具。
  5. 前記ケープは、粉砕された炭を内包しているものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかひとつに記載のサウナ型全身美容促進器具。
JP2004092348A 2004-03-26 2004-03-26 サウナ型全身美容促進器具 Expired - Lifetime JP4751030B2 (ja)

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