JP4750145B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動手段により駆動される主動可動体とその主動可動体の動作に従動する従動可動体とを備えたパチンコ機、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機では、近年、大型の液晶表示手段を搭載したものが主流となっており、各社とも、その液晶表示手段に表示する演出画像等により他社製品との差別化を図ってきたが、液晶表示手段に表示するバーチャルな演出画像による差別化のみではもはや他社製品との差別化を十分に図ることが難しくなってきている。そこで、画像による演出に機械的な動作を組み合わせてより演出効果を高めようと、例えば液晶表示手段の近傍に可動体を設けたものが開発されているが、例えば特許文献1に記載された発明では、1つの駆動手段により主動可動体(駆動扉)を動作させると共に、別の従動可動体(従動扉)を、その主動可動体の一部の動作に従動させることで、一つの駆動手段の駆動により二つの可動体に夫々異なる動作をさせることを可能としている。
特開2007−061487号公報
ところで、二つの可動体のうち、一方の主動可動体が他方の従動可動体の一部分を構成するような関係にある場合、即ち例えば従動可動体が「顔」を、主動可動体がその構成部分である「瞳」を表しているような場合には、従動可動体()は停止させたままで主動可動体()のみを往復移動させる動作パターンと、主動可動体と従動可動体とを同時に往復移動させる動作パターンとが考えられる。このような二種類の動作パターンは、各可動体毎に駆動手段を設ければ容易に実現が可能であるが、一つの駆動手段で二つの可動体を共に動作させようとする場合には実現が困難であった。
例えば特許文献1に記載された発明では、主動可動体(駆動扉)がその可動範囲を往復する際にその往路の一部区間と復路の一部区間とで従動可動体(従動扉)が連れ動かされるようになっているが、従動可動体が主動可動体に従動する際の両者の相対位置関係が往路側と復路側とで異なるため、上記のような二種類の動作パターンを一つの駆動手段の駆動制御により実現することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、二つの可動体のうちの一方のみを往復動作させる動作パターンと、両方の可動体を同時に往復動作させる動作パターンとを、一つの駆動手段の駆動制御のみで切り換えることが可能な遊技機を提供することにある。
本発明は、第1主動限界位置と第2主動限界位置との間の主動範囲内で移動可能な主動可動体43と、第1従動限界位置と第2従動限界位置との間の従動範囲内で移動可能な従動可動体44と、前記主動可動体43を前記主動範囲内で往復駆動する駆動手段45とを備え、前記従動可動体44は、前記主動範囲の一部の連動区間における前記主動可動体43の動作に従動するように構成された遊技機において、前記主動範囲内の所定位置から前記第2主動限界位置までが前記連動区間、前記所定位置から前記第1主動限界位置までが非連動区間となっており、前記従動可動体44は前記第1従動限界位置側に向けて付勢されており、前記主動可動体43が前記連動区間を前記第2主動限界位置側に駆動される際に前記従動可動体44が前記付勢力に抗して連れ動かされ、前記主動可動体43が前記連動区間を前記所定位置側に駆動される際には前記従動可動体44は前記付勢力により前記主動可動体43と共に移動し、前記主動可動体43が前記非連動区間内を駆動される際には前記従動可動体44は前記付勢力により前記第1従動限界位置に保持され、前記主動可動体43が前記非連動区間内を駆動されて前記第1主動限界位置にきたとき、前記主動可動体43が前記第1従動限界位置にある前記従動可動体44に略当接して前記従動可動体44の前記第2従動限界位置側への移動を規制するように構成されているものである。
本発明によれば、二つの可動体43,44のうちの一方の主動可動体43のみを往復動作させる動作パターンと、二つの可動体43,44を同時に往復動作させる動作パターンとを、一つの駆動手段45の駆動制御のみで切り換えることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の左右一側、例えば左側のヒンジ3を介して縦軸心廻りに開閉及び着脱自在に枢着された内枠4とを備えている。
内枠4には、その上部側に図2に示す遊技盤5等が、下部側に発射手段(図示省略)等が夫々配置されており、その内枠4の前側には、遊技盤5の前側を覆うガラス扉6と、そのガラス扉6の下側で発射手段等の前側を覆う下部開閉扉7とがヒンジ3と同じ側のヒンジ8により開閉及び着脱自在に枢着されている。ガラス扉6には、遊技盤5側の遊技領域5aに対応するガラス窓9が設けられ、また下部開閉扉7には、発射手段に供給するための遊技球を貯留する貯留皿10、発射手段を作動させるための発射ハンドル11等が設けられている。
遊技盤5の前側には、発射手段により発射された遊技球を案内するガイドレール12が略環状に装着されると共に、そのガイドレール12内の遊技領域5aには、その略中央にセンターケース13が配置され、更にそのセンターケース13の左側に通過ゲート14が、下側に開閉式入賞手段15及び大入賞手段16が配置される他、普通入賞手段17等の各種遊技部品が装着されている。
センターケース13は、遊技盤5に形成された装着孔に対して前側から着脱自在に装着される前構造体21(図2)と、後側に液晶表示ユニット等の画像表示手段22が装着され且つ前構造体21に対応して遊技盤5の裏側に着脱自在に装着される後構造体23(図3,図4)と、一又は複数、例えば二つの可動演出手段24,25とを備えている。
後構造体23は、図3,図4に示すように、前側が開放した略箱形に形成され且つその背壁26に画像表示手段22(図2)の表示画面に対応する矩形状の開口部27が形成された本体ケース28と、この本体ケース28の前縁側から遊技盤5の背面に沿う鍔状に設けられた固定壁29とを一体に備え、本体ケース28の背壁26の後側に画像表示手段22を装着した状態で、固定壁29を遊技盤5の背面側に固定することにより遊技盤5に着脱自在に装着されている。なお、可動演出手段24,25は共に本体ケース28内に収容され、例えば上部可動演出手段24は開口部27の上側に、側部可動演出手段25は開口部27の側方に夫々配置されている。
前構造体21は、図2に示すように、その略中央に後構造体23側の開口部27に対応する表示窓31を備えた枠状に形成されており、表示窓31の側方には側部可動演出手段25を前側から視認可能とするための演出窓32が、表示窓31の上側には上部可動演出手段24を前側から略覆う上装飾部33が、表示窓31の下側にはワープ入球口34に入球した遊技球を左右方向に自由に転動させた後に前側に落下させるステージ35が、夫々設けられている。
以下、側部可動演出手段25の構成について、図5〜図11を参照しつつ詳述する。側部可動演出手段25は、図5〜図10に示すように、駆動ベース体41と、この駆動ベース体41に装着された左右方向の水平軸(横軸)42によりその軸廻りに揺動自在に支持された主動可動体43と、同じく水平軸42によりその軸廻りに揺動自在に支持された従動可動体44と、主動可動体43を駆動する回転駆動手段(駆動手段)45と、この回転駆動手段45を駆動ベース体41に装着する駆動ホルダ46と、主動可動体43が所定位置にあることを検出する位置検出スイッチ47と、駆動ベース体41を後構造体23側に固定するための台座48とを備えている。
駆動ベース体41は、下部ベース部51とその上側の上部ベース部52とを一体に備えている。下部ベース部51は、略鉛直な下部前面板51aと、この下部前面板51aの外縁部から後ろ向きに突設される左右一対の下部側壁部51b,51b及び下側の下壁部51cとを備えている。下部前面板51aには、その左右方向中央部に前後に貫通する縦長状の可動体装着孔53が形成されると共に、その可動体装着孔53の左右の前面側が一対の基板装着部54,54となっている。
可動体装着孔53は、下部側壁部51bに略平行な左右一対の縦枠板53a,53aと略水平な上下一対の横枠板53b,53bとよりなる縦長矩形状の枠体で取り囲まれている。また、基板装着部54には、LED基板55側の位置決め孔55aに対応する位置決め突起54a、LED基板55側のねじ挿通孔55bに対応するねじ止め基部54b、及びLED基板55側の縁部に係合可能な固定爪54cが設けられており、LED56を前側に向けた状態でLED基板55がねじ止め固定されている。
また、下部ベース部51には、下部側壁部51b,51b及び縦枠板53a,53aを貫通する貫通孔58が左右方向に水平に設けられており、この貫通孔58内に水平軸42が挿通されている。
上部ベース部52は、上端側が下端側よりも僅かに後退した傾斜状の上部前面板52aと、この上部前面板52aの外縁部から後ろ向きに突設される上部側壁部52b及び上壁部52cとを備えている。
また、駆動ベース体41の前面側には、可動体装着孔53の上側に従動上限規制部59が、可動体装着孔53の下側に従動下限規制部60が夫々設けられている。従動上限規制部59及び従動下限規制部60は、例えば前向き突出状に設けられた上下方向の板状突起59a,60aが夫々左右方向に所定間隔で複数枚配置されて構成されている。
また、駆動ベース体41の背面側には、台座48に固定するための複数の固定脚部61と、駆動ホルダ46を固定するための複数の固定基部62とが夫々後ろ向き突出状に設けられている。
主動可動体43は、図6,図7等に示すように、主動パネル63と、水平軸42により回転自在に支持されるギヤプレート64と、このギヤプレート64に固定され且つ主動パネル63を支持する主動支持ベース65とを備えており、所定の主動下限位置(第1主動限界位置)と主動上限位置(第2主動限界位置)との間の主動範囲内で水平軸42廻りに揺動自在となっている。
主動パネル63は、例えば光透過性を有する不透明な合成樹脂製で、前向き膨出状の緩やかな曲面に形成された横長状の装飾板63aと、その装飾板63aの外周に沿って後ろ向き突出状に設けられる周壁63bとを一体に備えており、LED基板55の前側を覆うように配置され、左右方向中央の被固定部63cにおいて後側の主動支持ベース65に着脱自在に固定されている。装飾板63aの前面側には、図8に示すように、例えば被固定部63cの左右両側に人間の「瞳」を表す装飾(以下、「瞳」マーク66という)が施されている。
ギヤプレート64は、駆動ベース体41側の可動体装着孔53内に配置され、水平軸42を挿通可能な支持筒部67が中心部に、回転駆動手段45側の駆動ギヤ68が噛合する被駆動ギヤ69が外縁部に夫々一体に設けられており、回転駆動手段45の駆動により水平軸42廻りに揺動可能となっている。
主動支持ベース65は、ギヤプレート64の一面側に着脱自在にねじ止めされるベース板65aと、このベース板65aの前縁側の固定部65bとを一体に備え、この固定部65bに対して前側から主動パネル63が着脱自在にねじ止めされている。固定部65bは、例えばギヤプレート64の前縁側を覆うようにベース板65aの前縁側からギヤプレート64側に延設されている。
また、ギヤプレート64と主動支持ベース65との間には、それらギヤプレート64と主動支持ベース65とに跨って設けられる錘ホルダ70内に錘70aが収容されている。この錘70aは、水平軸42に対してその前後の重量を略釣り合わせるためのもので、錘ホルダ70は、例えば支持筒部67に対して主動パネル63とは反対側、即ち後側に一又は複数、例えば上下に二つ設けられている。
更に、例えば主動支持ベース65には、その後部側に位置検出スイッチ47に対応する被検出部47aが突設されている。
回転駆動手段45は、例えばステッピングモータにより構成されており、図6に示すように、その駆動軸45aを水平軸42と平行に向けた状態で、駆動ホルダ46を介して駆動ベース体41の後側に装着されている。
駆動ホルダ46は、駆動ベース体41の背面側に主動可動体43を後側から覆うように着脱自在に装着されており、水平軸42に略垂直に配置された左右の側壁71a,71bと、それら側壁71a,71b間を左右に接続する後壁72と、駆動ベース体41側の固定基部62に対応して前端側の複数箇所、例えば上下両端部及び右端部に配置される固定壁73とを一体に備え、固定壁73が駆動ベース体41側の固定基部62に対して後側からねじ止めされている。
左側壁71aには、その上部側に挿通孔74が形成されており、回転駆動手段45はその挿通孔74を介して駆動軸45aを駆動ホルダ46内に突出させた状態で左側壁71aの外面側に着脱自在に固定されている。なお、駆動軸45aの先端側には駆動ギヤ68が固定されており、この駆動ギヤ68が駆動ホルダ46内で主動可動体43側の被駆動ギヤ69に噛合している。
駆動ホルダ46の後壁72は、その上部側が駆動ギヤ68を後側から覆うギヤカバー72a、下部側が主動可動体43を後側から覆う可動体カバー72bとなっている。後壁72の背面側には、後側の台座48にねじ止め固定するための固定基部72cが後ろ向き突出状に設けられている。
また、可動体カバー72bの背面側には、例えば透過形フォトセンサにより構成される位置検出スイッチ47が、基板75を介して着脱自在に装着されている。この位置検出スイッチ47は、可動体カバー72bに形成された開口76を介して駆動ホルダ46内に突出し、図10に示すように主動可動体43が主動範囲内の所定位置、例えば主動下限位置に来たときにその後部側の被検出部47aを検出するように構成されており、図示しない駆動制御手段が、この位置検出スイッチ47からの検出信号に基づいて回転駆動手段45を駆動制御するようになっている。
駆動ベース体41及び駆動ホルダ46は、図5等に示すように台座48を介して後構造体23の前側に着脱自在に固定されている。台座48は、略矩形状の背板77と、この背板77から駆動ベース体41側の固定脚部61に対応して前向きに突設される複数、例えば四つの脚支持部78と、例えばこれら脚支持部78間を縦横に接続するように背板77の前側に突設される囲いリブ79と、背板77から後ろ向きに突設され且つ後構造体23側にねじ止め固定される複数の固定基部80とを一体に備えており、駆動ベース体41及び駆動ホルダ46を、正面よりも若干画像表示手段22側、即ち左側に傾けた状態で後構造体23の前側に支持している。
従動可動体44は、水平軸42により回転自在に支持される従動支持ベース81と、この従動支持ベース81の前側に着脱自在に装着される従動パネル82とを備えており、所定の従動下限位置と従動上限位置との間の従動範囲内で水平軸42廻りに揺動自在となっている。
従動支持ベース81は、例えば正面視略矩形状の枠体で、その内側の嵌合孔83に主動可動体43側の主動パネル63が後側から遊嵌しており、その左右両端部後側に着脱自在に固定される一対の軸受部材84,84を介して水平軸42の両端側に回転自在に支持されている。
従動支持ベース81の背面側には、駆動ベース体41側の従動上限規制部59に対応する従動上限当接部85が嵌合孔83の上側に沿って設けられ、駆動ベース体41側の従動下限規制部60に対応する従動下限当接部86が嵌合孔83の下側に沿って設けられている。従動上限当接部85及び従動下限当接部86は、例えば図10に示すように従動支持ベース81の背面側から前向き凹入状に形成されており、図11(c)に示すように従動可動体44が従動上限位置にきたときに従動上限当接部85の前壁85aが従動上限規制部59に前側から当接し、図11(a)に示すように従動可動体44が従動下限位置にきたときに従動下限当接部86の前壁86aが従動下限規制部60に前側から当接するようになっている。
また、従動支持ベース81の前側には、主動可動体43側の例えば主動パネル63の上面側に対応する主動上限規制部87が嵌合孔83の上側に沿って設けられ、主動パネル63の下面側に対応する主動下限規制部88が嵌合孔83の下側に沿って設けられている。主動上限規制部87及び主動下限規制部88は、例えば嵌合孔83の内側に向けて突出する前後方向の板状突起87a,88aが夫々左右方向に所定間隔で複数枚、例えば二枚配置されて構成されており、図11(b)に示すように例えば従動可動体44が従動下限位置にある状態で主動可動体43が主動上限位置にきたときに主動パネル63の上端側が主動上限規制部87の下端側に下側から当接し、図11(a)に示すように主動可動体43が主動下限位置にきたときに主動パネル63の周壁63bの下面側が主動下限規制部88の上端側に上側から当接するようになっている。
なお、従動支持ベース81には、従動パネル82側のねじ止め基部89に対応するねじ止め固定部90が複数設けられている。
従動パネル82は、不透明な合成樹脂製で、例えば人間の「顔」を象った立体形状に形成されており、従動支持ベース81及びその後側の駆動ベース体41を前側から覆うように従動支持ベース81の前側に装着され、その背面側から後ろ向きに突設されたねじ止め基部89が従動支持ベース81側のねじ止め固定部90にねじ止め固定されている。
また、従動パネル82には、その「顔」形状における「目」に対応する位置に左右一対の透視窓91,91が例えば開口状に形成されており、主動可動体43と従動可動体44とが所定の相対位置関係となって主動パネル63側の「瞳」マーク66が従動パネル82側の透視窓91に一致したとき(図11(a),(b))、前側から見て人間が目を開いた状態が表現され、「瞳」マーク66が透視窓91の下側に外れたとき(図8,図11 (a))、人間が目を閉じた状態が表現されるように構成されている。
以上のような従動可動体44は、従動支持ベース81側の従動下限当接部86が駆動ベース体41側の従動下限規制部60に前側から当接する従動下限位置(図11(a))と、従動支持ベース81側の従動上限当接部85が駆動ベース体41側の従動上限規制部59に前側から当接する従動上限位置(図11(c))との間の従動範囲内で水平軸42廻りに揺動自在であると同時に、その重心が水平軸42よりも前側にあるため、自重により下向きに付勢されて通常時には従動下限位置(図11(a))に保持されている。
また、主動可動体43は、従動可動体44が従動下限位置にあるときにその主動下限規制部88に上側から当接した状態が主動下限位置(図11(a))、その状態から上昇して従動可動体44側の主動上限規制部87に下側から当接した状態が中間位置(所定位置)(図11(b))、その中間位置から従動可動体44と共に更に上昇し、従動可動体44が従動上限位置に達した状態が主動上限位置(図11(c))となっており、その主動下限位置から主動上限位置までの主動範囲のうち、主動下限位置から中間位置までの範囲が従動可動体44側と連動しない非連動区間、中間位置から主動上限位置までの範囲が従動可動体44側と連動する連動区間となっている。
そして、その非連動区間内では、主動可動体43が主動下限位置にあるときには「瞳」マーク66が透視窓91の下側に隠れて目を閉じた状態(図11(a))となり、主動可動体43が中間位置にあるときには「瞳」マーク66が透視窓91と一致して目を開いた状態(図11(b))となるように構成されている。即ち、主動可動体43が非連動区間内で上下に揺動する動作が、目を開閉する動作に対応している。
また、連動区間内では、「瞳」マーク66が透視窓91と一致したままで従動可動体44が上向きに揺動するため(図11(b),(c))、主動可動体43が連動区間内で上下に揺動する動作が、目を開いたままで顔を上下に振る動作に対応している。
以上のような構成の側部可動演出手段25の駆動制御について簡単に説明する。通常時には、主動可動体43は回転駆動手段45の駆動により主動下限位置又はその近傍で保持されている(図11(a))。即ち、従動可動体44は自重により下向きに付勢され、その下部側の従動下限当接部86が駆動ベース体41側の従動下限規制部60に前側から当接した従動下限位置で保持されており、更に主動可動体43は従動可動体44側の主動下限規制部88に上側から当接する主動下限位置又はその近傍で保持されている。またこのとき、位置検出スイッチ47が主動可動体43側の被検出部47aを検出した状態となっている。
主制御手段から側部可動演出手段25の駆動制御手段に対して主動可動体43の動作指令が出力されると、駆動制御手段は、所定の動作パターンに従って回転駆動手段45の駆動制御を開始し、回転駆動手段45はまず主動可動体43を上昇させる方向に作動する。これにより、主動可動体43の主動パネル63は水平軸42廻りに上昇するが、主動可動体43が中間位置に達するまでの非連動区間内は、従動可動体44側は自重により従動下限位置にそのまま保持される。そして、主動可動体43が中間位置に到達したとき、主動パネル63の「瞳」マーク66が従動可動体44側の透視窓91と一致して、前側から見て人間が目を開いた状態が表現される(図11(a)→(b))。
また、主動可動体43が中間位置に到達したとき、主動可動体43の主動パネル63の上端側が従動可動体44側の主動上限規制部87に下側から当接する。従って、主動可動体43が中間位置から更に上側の連動区間内を上昇する際には、その主動可動体43と共に従動可動体44側の従動パネル82が上昇し、前側から見て人間が目を開いた状態で顔を上げる動作が表現される(図11(b)→(c))。
そして、従動可動体44側が、その従動上限当接部85が駆動ベース体41側の従動上限規制部59に前側から当接する従動上限位置又はその近傍に到達すると、主動可動体43の上昇駆動はその位置、即ち主動上限位置又はその近傍で停止される(図11(c))。
続いて、主動可動体43が図11(c)に示す状態から降下方向に駆動されると、その主動可動体43が中間位置に到達するまでの連動区間内では、従動可動体44はその自重によって主動可動体43と共に降下し、前側から見て人間が目を開いた状態で顔を下げる動作が表現される(図11(c)→(b))。そして、主動可動体43が中間位置を過ぎると、従動可動体44は従動下限位置に到達してその動作が停止するため、主動可動体43のみが降下し、前側から見て人間がうつむいたままで目を閉じる動作が表現される(図11(b)→(c))。そして、位置検出スイッチ47が主動可動体43側の被検出部47aを検出したとき、又はその直後、即ち主動可動体43が主動下限位置又はその近傍に到達したときに回転駆動手段45による駆動が停止される。
以上説明したように、本発明のパチンコ機に搭載された側部可動演出手段25は、主動範囲内の所定の中間位置から従動上限位置までが連動区間、その中間位置から従動下限位置までが非連動区間となっており、従動可動体44は従動下限位置側に向けて付勢されており、主動可動体43が連動区間を主動上限位置側、即ち上向きに駆動される際に従動可動体44がその自重に抗して上向きに連れ動かされ、主動可動体43が連動区間を中間位置側、即ち下向きに駆動される際には従動可動体44はその自重により主動可動体43と共に下向きに移動し、主動可動体43が非連動区間内を駆動される際には従動可動体44はその自重により従動下限位置に保持されるように構成されているため、二つの可動体43,44のうちの一方のみを往復動作させる動作パターンと、それら二つの可動体43,44を同時に往復動作させる動作パターンとを、一つの回転駆動手段45の駆動制御のみで切り換えることが可能である。
主動可動体43と従動可動体44とは同一の水平軸42廻りに揺動自在に支持されており、主動可動体43には水平軸42に対してその前後の重量を略釣り合わせるための錘70aが装着されているため、回転駆動手段45による駆動負荷を平滑化でき、可動体43,44をよりスムーズに駆動することができる。
また、主動可動体43が主動下限位置にあるとき、自重により従動下限位置に保持されている従動可動体44に略当接して従動可動体44の従動上限位置側への移動を規制するように構成されているため、主動可動体43が主動下限位置で停止しているとき、従動可動体44に振動等が加わっても従動可動体44が不用意に動作することを防止できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では主動可動体43と従動可動体44とを一つの水平軸42廻りに揺動自在としたが、主動可動体43と従動可動体44とを異なる軸廻りに揺動自在としてもよい。
主動可動体43と従動可動体44とは、回転方向に限らず所定方向に往復移動可能で、且つ従動可動体44が一方向に付勢されていればよく、例えば主動可動体43と従動可動体44とを共に水平方向に往復移動可能に支持して従動可動体44をその移動方向の一方側にバネ等により弾性付勢してもよい。
なお、実施形態ではパチンコ機について例示したが、アレンジボール機、雀球遊技機等の他の弾球遊技機はもちろん、スロットマシン等の弾球遊技機以外の各種遊技機でも同様に実施可能であることはいうまでもない。
本発明の一実施形態を示すパチンコ機の全体斜視図である。 遊技盤の正面図である。 センターケースを構成する後構造体の正面図である。 センターケースを構成する後構造体の分解斜視図である。 側部可動演出手段の斜視図である。 側部可動演出手段の分解斜視図である。 側部可動演出手段の駆動ベース体及び主動可動体の分解斜視図である。 側部可動演出手段の正面図である。 図8におけるA−A断面図である。 図9におけるB−B断面図である。 側部可動演出手段の動作説明図である。
符号の説明
42 水平軸(横軸)
43 主動可動体
44 従動可動体
45 回転駆動手段(駆動手段)
70a 錘

Claims (3)

  1. 第1主動限界位置と第2主動限界位置との間の主動範囲内で移動可能な主動可動体(43)と、第1従動限界位置と第2従動限界位置との間の従動範囲内で移動可能な従動可動体(44)と、前記主動可動体(43)を前記主動範囲内で往復駆動する駆動手段(45)とを備え、前記従動可動体(44)は、前記主動範囲の一部の連動区間における前記主動可動体(43)の動作に従動するように構成された遊技機において、前記主動範囲内の所定位置から前記第2主動限界位置までが前記連動区間、前記所定位置から前記第1主動限界位置までが非連動区間となっており、前記従動可動体(44)は前記第1従動限界位置側に向けて付勢されており、前記主動可動体(43)が前記連動区間を前記第2主動限界位置側に駆動される際に前記従動可動体(44)が前記付勢力に抗して連れ動かされ、前記主動可動体(43)が前記連動区間を前記所定位置側に駆動される際には前記従動可動体(44)は前記付勢力により前記主動可動体(43)と共に移動し、前記主動可動体(43)が前記非連動区間内を駆動される際には前記従動可動体(44)は前記付勢力により前記第1従動限界位置に保持され、前記主動可動体(43)が前記非連動区間内を駆動されて前記第1主動限界位置にきたとき、前記主動可動体(43)が前記第1従動限界位置にある前記従動可動体(44)に略当接して前記従動可動体(44)の前記第2従動限界位置側への移動を規制するように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記従動可動体(44)はその自重により略下向きに付勢されており、前記主動可動体(43)が前記所定位置から前記第2主動限界位置まで上昇する際に、前記主動可動体(43)側の所定部が前記従動可動体(44)側に下側から係合して前記従動可動体(44)を連れ動かし、前記主動可動体(43)が前記連動区間を降下する際には前記従動可動体(44)は自重より前記主動可動体(43)と共に降下し、前記主動可動体(43)が前記非連動区間内を駆動される際には前記従動可動体(44)はその自重により前記第1従動限界位置に保持されるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記主動可動体(43)と前記従動可動体(44)とは同一横軸(42)廻りに揺動自在に支持されており、前記主動可動体(43)には前記横軸(42)に対してその前後の重量を略釣り合わせるための錘(70a)を装着したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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