JP4747429B2 - 電子機器及びデータダウンロード処理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯端末(PDA)用のアドインソフトを通信ネットワークを介しパーソナルコンピュータ(PC)にダウンロードして利用するための電子機器及びデータダウンロード処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、PDA(personal digital assistants)を所有しているユーザが、当該PDA用のアドインソフトをインターネットからパーソナルコンピュータ(PC)へ有償あるいは無償でダウンロードし、これをさらにPDAへインストールして利用することが一般に行われている。
【0003】
パーソナルコンピュータにダウンロードしたPDA用のアドインソフトは、ユーザ自身のPDAだけでなく、他の複数のPDAに対してもシンクロ機能などを利用して転送しインストールすることができる。
【0004】
従って、ネット上のソフト配信サイトにおいて無償で提供されているソフトについては、あるユーザのパーソナルコンピュータにダウンロードした後に、如何なるユーザのPDAに対し転送インストールされても問題はないが、有償で提供されているソフトについて、購入ユーザ以外の第3のユーザが所有するPDAに対して転送インストールするのは不正なコピーであり問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、従来のソフト配信システムでは、配信ソフトの中に当該ソフトのコピー回数を制限するためのコピー防止機能を予め含ませたものもあるが、ソフト購入ユーザではない第3者のPDAへのインストールを適切に防止することはできない問題があった。
【0006】
また、配信ソフトの中に当該ソフトの他の機器へのダウンロードあるいはコピーを行うと、該ソフトそれ自体を消滅させ、更なるダウンロードやコピーを防止する機能を予め含ませたものもあるが、このような場合、他の機器側でダウンロードあるいはコピーされたソフトを誤って消去してしまうと、再度ネット上から有償でのソフト配信を受けなければならないという問題がある。
【0007】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、ネット配信される携帯端末用のソフトと携帯端末との電子機器用同期ソフトとを特定の携帯機器専用とし、他の携帯端末での利用を防止することが可能になる電子機器及びデータダウンロード処理プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係る電子機器は、ネットワークを介して配信された携帯端末用のソフトを携帯端末にダウンロードする電子機器であって、ネットワークを介して、当該電子機器との同期機能を有する携帯端末用ソフトと、対応する電子機器用同期ソフトとのデータ配信を受けるソフト受信手段と、前記携帯端末の固有情報を検知する固有情報検知手段と、前記固有情報検知手段により検知された携帯端末の固有情報を、前記携帯端末用ソフトに対応付けた固有情報付端末ソフトを当該携帯端末にダウンロードして設定する端末ソフト設定手段と、前記固有情報検知手段により検知された携帯端末の固有情報を前記電子機器用同期ソフトに対応付けた固有情報付機器ソフトを当該電子機器に設定する機器ソフト設定手段と、を有し、前記固有情報付端末ソフトは前記携帯端末専用のソフトであり、前記固有情報付機器ソフトは前記携帯端末との専用の同期ソフトであることを特徴とする。
【0009】
このような本発明に係る電子機器では、ネットワークを介して当該電子機器との同期機能を有する携帯端末用ソフトと対応する電子機器用同期ソフトとを受信すると、前記携帯端末の固有情報が検知され、この固有情報を前記携帯端末用ソフトに対応付けた固有情報付端末ソフトが当該携帯端末にダウンロードされて設定される。またこの固有情報を前記電子機器用同期ソフトに対応付けた固有情報付機器ソフトが当該電子機器本体に設定される。そして固有情報付端末ソフトは前記携帯端末専用のソフトであり、前記携帯端末と固有情報の異なる他の携帯端末では利用できず、他の携帯機器での利用を防止することが可能になる。また前記固有情報付機器ソフトは当該固有情報の携帯端末との専用の電子機器用同期ソフトであるので、電子機器は適切に該当の固有情報の携帯端末とのみ通信接続することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施形態に係るデータ配信システムの全体の構成を示す図である。
【0012】
このデータ配信システムは、インターネットなどの通信ネットワークNを介して、PDA用のアドインソフトを有償で配信するための配信サーバ10を備え、この配信サーバ10が接続された通信ネットワークN上には、多数のユーザの自宅用PC20…や会社用PC20a…が接続されている。
【0013】
そして、各自宅用PC20や会社用PC20aに対しては、Bluetoothを用いた近距離通信手段やRS232Cの配線接続などにより、PDA30と相互に通信可能な構成とされる。
【0014】
このようなデータ配信システムでは、例えばPDA(1)30用と自宅PC20用の一対のアドインソフトであるスケジュール管理ソフトを、自宅PC20から通信ネットワークN上の配信サーバ10のホームページにアクセスして配信してもらい購入することができる。
【0015】
このような場合に、自宅PC20に配信された当該ユーザが所有するPDA(1)30用のスケジュール管理ソフトと、このPDA(1)30用のスケジュール管理ソフトと対応して使用される自宅PC20用のスケジュール管理ソフトが、当該PDA(1)30以外の他の機器(PDA(2)30′など)では使用できないように、自宅PC20に配信されたPDA(1)30用のスケジュール管理ソフト及びこれに対応する自宅PC20用のスケジュール管理ソフトを、当該PDA(1)30専用のソフトとして更新する必要がある。
【0016】
すなわち、自宅PC20に配信されたPDA(1)30用のソフトを、当該PDA(1)30にダウンロードしてインストールする際に、該PDA(1)30のIDなど、固有の番号によって暗号化して保存しておく機能を、当該配信ソフトそのものに付加しておくことで、自宅PC20から所有のPDA(1)30へ一旦ダウンロードした後に、他の機器(PDA(2)30′など)に対しダウンロードしても当該他の機器では起動不能な状態とすることができる。
【0017】
また、このような暗号化によって配信ソフトをその配信利用先であるPDA(1)30専用のソフトに更新する手法に代えて、次のような専用化の手法もある。
【0018】
すなわち、自宅PC20から配信サーバ10に対するPDA(1)30用のスケジュール管理ソフト(26a)及びこれに対応する自宅PC20用ソフト(26b)の配信要求に応じて、図1における矢印(1)に示すように、配信サーバ10から当該各ソフト(26a,26b)をネット配信するのに伴い、矢印(2)に示すように、自宅PC20から所有のPDA(1)30にダウンロードするソフト(26a)には、当該PDA(1)30固有のIDを対応付けたPDA(1)30の専用ソフト(36b)としてインストールし、また、自宅PC20に配信された各ソフト(26a,26b)も、矢印(3)に示すように、前記PDA(1)30から検知したIDを対応付けたPDA(1)30の専用ソフトとして保存する。
【0019】
こうすることにより、矢印(4)に示すように、例えば自宅PC20のスケジュール管理ソフト(26b)で管理されるスケジュールデータと、当該ユーザ所有のPDA(1)30のスケジュール管理ソフト(36b)で管理されるスケジュールデータとのデータを同期させる、所謂シンクロ処理を行う際には、当該各ソフト(26b)(36b)に対応付けられたIDの一致を判断してシンクロ処理が行われる。
【0020】
また、前記PDA(1)30において、例えばバッテリ切れにより格納ソフトが消滅したことで、矢印(5)に示すように、自宅PC20に保存されているPDA(1)用のソフト(26a)の再設定を行う場合には、再設定の対象となるPDA(1)30のIDが自宅PC20内に保存されているPDA用ソフト(26a)に対応付けられたIDと一致することを判断して再インストールが行われる。
【0021】
また、矢印(6)に示すように、他のPDA(2)30′に対して自宅PC20に保存されているPDA用ソフト(26a)をダウンロードしてインストールしようとした場合には、インストール先のPDA(2)30′のIDが自宅PC20内に保存されているPDA用ソフト(26a)に対応付けられたIDと一致しないと判断されることで、当該他のPDA(2)30′に対する前記PDA(1)30専用ソフト(26a)の不正なインストールは防止される。
【0022】
さらに、自宅PC20にPDA(1)30の専用の対応ソフトとして保存されたPC用ソフト(26b)は、例えば矢印(7)に示すように、当該ユーザが使用する会社PC20aにそのまま転送して記憶させることで、(8)に示すように、前記同様にIDを判断して、ユーザ所有のPDA(1)30専用の対応PCソフト(26a)として起動させることができる。
【0023】
図2は前記データ配信システムにおける配信サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0024】
配信サーバ10は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU11が備えられる。
【0025】
CPU11は、EEP−ROMなどのメモリ12に予め記憶された配信サーバ制御プログラム、あるいはCD−ROMやフロッピディスクなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれた配信サーバ制御プログラム、あるいはネットワークN上の他のコンピュータ端末から電送制御部15を介して前記メモリ12に読み込まれた配信サーバ制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶された配信サーバ制御プログラムは、ネットワークNを介して電送制御部15に受信される自宅PC20…などのコンピュータ端末からの信号に応じて起動される。
【0026】
前記CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読取部14、電送制御部15が接続される他に、RAMなどのワークメモリ16、現在時刻の計時や時間の計算を行う時計部17などが接続される。
【0027】
図3は前記データ配信システムの配信サーバ10のメモリ12に予め格納されるサーバ制御プログラム及び配信データベースを示す図である。
【0028】
この配信サーバ10のメモリ12には、当該配信サーバ10の全体の動作を司るサーバシステムプログラムが記憶される他に、電送制御部15を介して通信ネットワークN上の各コンピュータ端末とデータ通信するための通信プログラム12a、通信ネットワークN上のコンピュータ端末からの要求に基づきPDA用のアドインソフトを配信すると共に、その要求元のコンピュータ端末にリンクされたPDAに対してインストールさせるためのデータ配信&PDA設定プログラム12b、及びスケジュール管理ソフトなどの各種PDA用のアドインソフトが格納される配信データベース12cが記憶される。
【0029】
図4は前記データ配信システムにおける通信ネットワークN上のコンピュータ端末である自宅PC20の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0030】
自宅PC20は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU21が備えられる。
【0031】
CPU21は、EEP−ROMなどのメモリ22に予め記憶されたPC制御プログラム、あるいはCD−ROMやフロッピディスクなどの外部記録媒体23から記録媒体読取部24を介して前記メモリ22に読み込まれたPC制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上の他のコンピュータ端末から電送制御部25を介して前記メモリ22に読み込まれたPC制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ22に記憶されたPC制御プログラムは、入力部28aからのユーザ操作に応じた入力信号、あるいはBluetoothによる近距離通信部29に受信されるPDA(1)30、そして他の携帯端末(PDA(2)30′)などからの信号に応じて起動される。
【0032】
前記CPU21には、前記メモリ22、記録媒体読取部24、電送制御部25、入力部28a、近距離通信部29が接続される他に、RAMなどのワークメモリ26、現在時刻の計時や時間の計算を行う時計部27、表示部28bなどが接続される。
【0033】
図5は前記データ配信システムの自宅PC20のメモリ22に予め格納されるPC制御プログラムを示す図である。
【0034】
この自宅PC20のメモリ22には、当該自宅PC20の全体の動作を司るPCシステムプログラムが記憶される他に、電送制御部25を介して通信ネットワークN上の各Webサイトのコンピュータ端末とデータ通信したり近距離通信部29を介してPDA30とデータ通信したりするための通信プログラム22a、配信サーバ10から配信されたPDA用のアドインソフトを当該配信サーバ10からの指示に基づきリンク先のPDAにダウンロードすると共に当該配信ソフトをダウンロード先のPDA専用のソフトとして設定するためのダウンロード&PDA設定プログラム22b、PDAとのデータシンクロ処理を行うためのPDAシンクロプログラム22c、この自宅PC20に保存されたPDA用ソフトをPDAに対し再ダウンロードしてインストールするための再登録プログラム22dなどが記憶される。
【0035】
図6は前記データ配信システムの自宅PC20のワークメモリ26に記憶されるデータの内容を示す図である。
【0036】
この自宅PC20のワークメモリ26には、前記配信サーバ10から配信されたPDA用のアドインソフト(スケジュール管理ソフトなど)及びこれに対応するPC用のソフト(PDA用のスケジュール管理ソフトとシンクロ可能なPC用ソフトなど)が、それぞれ前記ダウンロード&PDA設定プログラム22bに従い、例えばPDA(1)30専用のPDA用ソフト26a、対応PCソフト26bとして設定記憶される。
【0037】
図7は前記データ配信システムにおける自宅PC20とシンクロするPDA30の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0038】
PDA30は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU31が備えられる。
【0039】
CPU31は、EEP−ROMなどのメモリ32に予め記憶されたPDA制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記録媒体33から記録媒体読取部34を介して前記メモリ32に読み込まれたPDA制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上の他のコンピュータ端末から電送制御部35を介して前記メモリ32に読み込まれたPDA制御プログラム、あるいはBluetoothによる近距離通信部39を介して自宅PC20からダウンロードされRAMなどのワークメモリ36にインストールされたPDA制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ32やワークメモリ36に記憶されたPDA制御プログラムは、入力部38aからのユーザ操作に応じた入力信号、あるいはBluetoothによる近距離通信部39に受信される自宅PC20、そして他のコンピュータ端末などからの信号に応じて起動される。
【0040】
前記CPU31には、前記メモリ32、記録媒体読取部34、電送制御部35、ワークメモリ36、入力部38a、近距離通信部39が接続される他に、現在時刻の計時や時間の計算を行う時計部37、表示部38bなどが接続される。
【0041】
図8は前記データ配信システムのPDA30のメモリ32に予め格納されるPDA制御プログラムを示す図である。
【0042】
このPDA30のメモリ32には、当該PDA30の全体の動作を司るPDAシステムプログラムが記憶される他に、電送制御部35を介して通信ネットワークN上の各コンピュータ端末とデータ通信したり近距離通信部39を介して自宅PC20とデータ通信したりするための通信プログラム32a、配信サーバ10から自宅PC20に配信され該自宅PC20からダウンロードされるPDA用のアドインソフトを当該PDA専用のソフトとして設定するためのPDA設定プログラム32b、自宅PC20とのデータシンクロ処理を行うためのPCシンクロプログラム32c、前記自宅PC20に保存されたPDA用ソフトをこのPDA30に再インストールするための再登録プログラム32dなどが記憶される。
【0043】
図9は前記データ配信システムのPDA30のワークメモリ36に記憶されるデータの内容を示す図である。
【0044】
このPDA30のワークメモリ36には、当該PDA30固有の識別コードであるPDA−ID36a、配信サーバ10から自宅PC20に配信され該自宅PC20からダウンロードされてインストールされたPDA用のアドインソフト(スケジュール管理ソフトなど)が、前PDA設定プログラム32bに従い、例えば当該PDA(1)30専用のPDA用ソフト36bとして設定記憶される。
【0045】
次に、前記構成のデータ配信システムにおけるデータ配信機能について説明する。
【0046】
図10は前記データ配信システムにおける配信サーバ10から自宅PC20,PDA(1)30への一連のデータ配信,ダウンロード処理を示すフローチャートであり、同図(A)は配信サーバ10におけるデータ配信&PDA設定処理を示すフローチャート、同図(B)は自宅PC20におけるダウンロード&PDA設定処理を示すフローチャート、同図(C)はPDA(1)30におけるPDA設定処理を示すフローチャートである。
【0047】
自宅PC20(図4〜図6参照)の入力部28aを操作して、電送制御部25を介し通信ネットワークN上のWebサイトである配信サーバ10(図2,図3参照)のホームページHPへアクセスすると(ステップA1)、配信サーバ10では、メモリ12内の配信データベース12cに格納されているPDA用のアドインソフトの一覧を掲載したホームページHPのデータが生成され、電送制御部15を介して通信ネットワークN上の自宅PC20へ送信される(ステップS1)。
【0048】
すると、自宅PC20では、前記配信サーバ10から送られたPDA用のアドインソフトの一覧を掲載したホームページHPのデータが表示部28bに表示され(ステップA2)、この表示部28bに表示された配信サーバ10のHP画面において、例えばスケジュール管理ソフトなどの所望のPDA用アドインソフトを指定操作すると(ステップA3)、配信サーバ10では、前記指定されたPDA用スケジュール管理ソフトとこれに対応して組み合わされるPC用スケジュール管理ソフトとがメモリ12内の配信データベース12cから読み出され、前記アドインソフトの指定の有った自宅PC20へ送信される(ステップS2)<図1の(1)>。
【0049】
自宅PC20において、前記配信サーバ10から配信されたPDA用スケジュール管理ソフトとこれに対応するPC用スケジュール管理ソフトとが受信されると、当該受信されたPDA用ソフト(26a)及び対応PCソフト(26b)は何れもワークメモリ26に記憶される(ステップA4)。
【0050】
すると、続く配信サーバ10から自宅PC20への当該PCユーザの所有するPDA(1)30とのリンク設定、すなわち無線またはケーブルによる接続を促すリンク設定指示(ステップS3)に従って、自宅PC20では、当該自宅PC20とPDA(1)30とのリンク設定を促すリンク設定指示メッセージが表示部28bに表示され(ステップA5)、これに応じたユーザ操作により、前記PDA(1)30とそのそれぞれの近距離通信部29,39を介したリンクの設定が確認されると(ステップA6)、当該PDA(1)30とのリンクの設定完了通知が配信サーバ10へ送信される(ステップA7)。
【0051】
すると、配信サーバ10では、前記リンク先のPDA(1)30に対するID検知を促す指示データが自宅PC20へ送信され(ステップS4)、これに応じた自宅PC20でのPDA30に対するID検知処理(ステップA8)により、当該PDA30において、メモリ36内に予め格納されている固有の識別コードであるID[123***]が読み出され、前記自宅PC20へ送信される(ステップB1)。
【0052】
また、配信サーバ10では、自宅PC20のワークメモリ26に記憶されたPDA用ソフト(26a)を、リンク中のPDA(1)30にダウンロードさせると共に、当該PDA(1)30の検知IDを対応付けて設定させるための指示データが、自宅PC20へ送信される(ステップS5)。
【0053】
すると、自宅PC20のワークメモリ26に記憶されたPDA用ソフト(26a)が読み出され、このPDA用ソフト(26a)に対し、前記ステップA8の処理に従って検知されたリンク中のPDA(1)30のID[123***]が対応付けて設定されると共に、このPDA(1)IDの設定済みのPDA用ソフト(26a)が当該PDA(1)30へダウンロードされ(ステップA9)、PDA(1)30におけるワークメモリ36内にPDA(1)専用ソフト(36b)としてインストールされる(ステップB2)<図1の(2)>。
【0054】
さらに、配信サーバ10から、自宅PC20に配信格納されたPDA用ソフト(26a)及び対応PCソフト(26b)に対して前記PDA(1)30の検知IDを対応付けて設定させるための指示データが、当該自宅PC20へ送信され(ステップS6)、これに従い自宅PC20では、前記ステップA8の処理に従って検知されたリンク中のPDA(1)30のID[123***]が、ワークメモリ26b内に配信されて記憶されているPDA用ソフト(26a)及び対応PCソフト(26b)のそれぞれに対応付けて設定され、当該各ソフト(26a,26b)がPDA(1)専用ソフト及びPDA(1)専用対応ソフトとして更新されて登録される(ステップA10)<図1の(3)>。
【0055】
すると、配信サーバ10では、前記自宅PC20の所有者の銀行口座に対し、前記PDA用ソフト(26a)及び対応PCソフト(26b)の配信料金の課金処理が実行され、課金完了通知が自宅PC20へ送信される(ステップS7)。
【0056】
すると、自宅PC20では、前記配信サーバ10から通知された課金完了通知が受信され、表示部28bに表示される(ステップA11)。
【0057】
一方、前記ステップA6において、自宅PC20にてPDA(1)30とのリンク設定が確認されない場合には、前記配信サーバ10から配信されてワークメモリ26内に格納されたPDA用ソフト(26a)及び対応PCソフト(26b)は消去され(ステップA6→A12)、PDAリンクのエラーメッセージが表示部28bに表示される(ステップA13)。
【0058】
このような、配信サーバ10から自宅PC20,PDA(1)30への一連のデータ配信,ダウンロード処理により、配信サーバ10から自宅PC20へ配信されたPDA用ソフト及び対応PCソフトのそれぞれを、リンク先のPDA(1)30からの検知ID[123***]を対応付けたPDA(1)専用のソフト26a及び対応PCソフト26bとして登録すると共に、このPDA(1)のIDを対応付けたPDA用ソフトをPDA(1)30にダウンロードしてインストールし、PDA(1)専用のソフト36bとして設定できるようになる。
【0059】
図11は前記データ配信システムにおけるPC20とPDA30との間で行われる一連のシンクロ処理を示すフローチャートであり、同図(A)はPC側シンクロ処理を示すフローチャート、同図(B)はPDA側シンクロ処理を示すフローチャートである。
【0060】
PC20とPDA30との間でそのそれぞれの近距離通信部29,39を介したリンクの設定が行われ、シンクロ処理が開始されると、まず、PDA30では、メモリ36内に予め格納されているID36aが検知され(ステップE1)、同メモリ36内にインストールされて記憶されているPDA用ソフト36bに対応付けられて設定されたPDA(1)のIDと一致するか判断される(ステップE2)。
【0061】
すなわち、例えば他のPDA(2)30′に対し、自宅PC20のワークメモリ26に登録されているPDA(1)専用(ID設定済み)のソフト26aが、不正にダウンロードされてインストールされている場合に、このシンクロ処理を行うと、前記ステップE1において検知された当該他のPDA(2)30′のIDは、ステップE2において、前記自宅PC20から不正にインストールされてそのメモリ36に記憶されているPDA(1)専用(ID設定済み)のソフト36bに対応付けられたPDA(1)のIDとは一致しないと判断されるので、シンクロエラーとして処理される。
【0062】
一方、前記自宅PC20とPDA(1)30とのシンクロ処理<図1の(4)>において、当該PDA(1)30の検知ID[123***]と該PDA(1)30にインストールされているPDA(1)専用(ID設定済み)のソフト36bに対応付けられたPDA(1)ID[123***]と一致すると判断されると(ステップE1,E2)、そのPDA用ソフトの対応PCソフトが存在するか判断される(ステップE3)。
【0063】
そして、対応PCソフトが存在すると判断された場合には、当該PDA30内のワークメモリ36にインストールされているPDA(1)専用(ID設定済み)のソフト36bに対応付けられたPDA(1)−ID[123***]が検知され(ステップE3→E4)、自宅PC20から受信される当該自宅PC20内に登録されている対応PCソフト26bに対応付けられたPDA−IDと一致するか判断される(ステップE5)。
【0064】
一方、自宅PC20では、このシンクロ処理が開始されると、まず、シンクロ先のPDA(1)30内にシンクロ対応するPDA用ソフトが存在するか判断される(ステップD1)。
【0065】
ここで、例えば自宅PC20に登録されている対応PCソフト26bがスケジュール管理ソフトであって、シンクロ先のPDA(1)30内にインストールされているPDA用ソフト36bがスケジュール管理ソフトである場合に、シンクロ対応するPDA用ソフトが存在すると判断された場合には、当該自宅PC20内のワークメモリ26に登録されている対応PCソフト26bに対応付けられたPDA(1)−ID[123***]が検知され(ステップD1→D2)、PDA(1)30へ送信される(ステップD3)。
【0066】
そして、PDA(1)30側でのステップE5において、前記自宅PC20から受信された当該自宅PC20内に登録されている対応PCソフト26bに対応付けられたPDA(1)−ID[123***]と、前記ステップE4において検知された当該PDA30内にインストールされているPDA(1)専用ソフト36bに対応付けられたPDA(1)−ID[123***]と一致すると判断された場合には、対応PCソフト26bによる管理データの表示許可が自宅PC20へ通知され(ステップE6)、これに従い、自宅PC20では、対応PCソフト26bに基づき管理されるデータ(この場合、スケジュールデータ)が表示部28bに表示される(ステップD4)。
【0067】
ここで、前記自宅PC20の表示部28bに表示された対応PC(スケジュール管理)ソフト26bに基づき管理されているスケジュールデータの一覧をユーザが確認し、PDA(1)30側で管理されているスケジュールデータとの違いによる変更や更新の必要に応じ、PDA(1)30においてシンクロの実行が指示されると(ステップE7)、PDA(1)30側と自宅PC20側とで管理されているそれぞれのスケジュールデータ同士で、その異なるデータについて最新のタイムスタンプが付された方のデータにシンクロされる(ステップD5・E8)。
【0068】
このような、PC20とPDA30との間で行われる一連のシンクロ処理により、PDA(1)30にインストールされているPDA用ソフト36aと自宅PC20に登録されている対応PCソフト26bとのそれぞれに対応付けられたPDA−IDの一致判断やPDA30それ自体の検知IDとの一致判断に従って、当該各ソフト36b,26bにより管理されるデータのシンクロが実行されるようになり、他のPDA(2)30′に不正にインストールされたPDA(1)専用ソフト36bとの間で自宅PC20における対応PCソフト26bとのデータシンクロが行われるのを防止できる。
【0069】
図12は前記データ配信システムにおけるPC20とPDA30との間で行われるPDA用ソフトの再登録処理を示すフローチャートであり、同図(A)はPC側再登録処理を示すフローチャート、同図(B)はPDA側再登録処理を示すフローチャートである。
【0070】
前記配信サーバ10から自宅PC20に対するPDA用ソフトの配信に伴い、当該自宅PC20からPDA(1)30にダウンロードされて該PDA(1)専用ソフト36bとしてインストールされたプログラムデータが、バッテリ切れなどによって消滅してしまった場合に、PC20とPDA30との間でそのそれぞれの近距離通信部29,39を介したリンクの設定が行われ、再登録処理が開始されると、まず、自宅PC20からPDA(1)30に対してPDA−IDの検知指示が送信される(ステップF1)。
【0071】
すると、PDA(1)30では、前記自宅PC20からのID検知指示に従いメモリ36内に予め登録されている当該PDA(1)30固有のID[123***]36aが検知され(ステップG1)、自宅PC20へ送信される(ステップG2)。
【0072】
そして、自宅PC20において、前記リンク中のPDA(1)30から送信された当該PDA(1)30のIDが受信されると(ステップF2)、ワークメモリ26内に保存されているPDA用ソフト26aに対応付けられて設定されたPDA−IDが検知され(ステップF3)、前記受信されたPDA(1)ID[123***]と一致するか判断される(ステップF4)。
【0073】
ここで、前記PDA(1)30から検知されたPDA(1)のID[123***]とワークメモリ26内に保存されているPDA用ソフト26aに対応付けられて設定されたPDA(1)のID[123***]が一致すると判断され、この自宅PC20に対しリンク中のPDA(1)30がソフト配信上正しいPDAであることが確認されると、当該ワークメモリ26内に保存されているPDA(1)ID設定済みの専用ソフト26aがPDA(1)30に対して再ダウンロードされ(ステップF4→F5)、PDA(1)30において、そのメモリ36内にPDA(1)専用のソフト36bとして再インストールされる(ステップG3)。
【0074】
一方、前記自宅PC20に対し、他のPDA(2)30′がリンクされてこの再登録処理が実施された場合<図1の(6)>には、前記ステップF4において、当該他のPDA(2)30′から検知されたPDA(2)ID[456***]とワークメモリ26内に保存されているPDA用ソフト26aに対応付けられて設定されたPDA(1)ID[123***]が一致しないと判断され、再登録エラーとして処理される。
【0075】
このような、PC20とPDA30との間で行われるPDA用ソフトの再登録処理により、自宅PC20に対しリンク中のPDA(1)30がソフト配信上正しいPDAであることが確認された場合にのみ当該PC20に保存されているPDA用ソフト26aのPDA(1)30に対する再登録が実施されるようになり、他のPDA(2)30′に対して不正な登録が行われるのを防止することができる。
【0076】
また、前記自宅PC20に登録保存されたPDA(1)専用の対応PCソフト26bを会社PC20aに転送することで<図1の(7)>、この会社PC20aにおいても、ユーザ所有のPDA(1)30との間で、専用の対応PCとして動作させることができる<図1の(8)>。
【0077】
したがって、前記構成のデータ配信システムにおけるデータ配信機能によれば、配信サーバ10から自宅PC20に対するPDA用ソフト及び対応PCソフトの配信に際し、自宅PC20に配信したPDA用ソフトには、リンク中のPDA(1)30のIDを検知し対応付けてPDA(1)専用に設定し、該PDA(1)30にダウンロードしてインストールさせ、また、自宅PC20に配信記憶させたPDA用ソフト及び対応PCソフトも、前記リンク中のPDA(1)30からの検知IDを対応付けたPDA(1)専用のソフト26a及び対応PCソフト26bとして更新して登録保存するようにしたので、PDA(1)30にインストールされたPDA用ソフト36bに基づく動作処理や自宅PC20とのシンクロ処理に際しては、PDA(1)30におけるIDと前記PDA用ソフト36bに対応付けられたPDA−IDとの一致や自宅PC20内に登録されている対応PCソフト26bに対応付けられPDA−IDとの一致が確認された場合のみ、当該各処理を実行させることができ、前記配信サーバ10から自宅PC20及びPDA(1)30に対するソフト配信・インストールの後に、自宅PC20に登録保存されているPDA用ソフト26aを他のPDA(2)30′に転送して利用できるようにすることを防止できるようになる。
【0078】
なお、前記実施形態では、配信サーバ10により通信ネットワークNを介してPC20やPDA30に配信するデータとして、アドインソフトを対象に説明したが、これに限らず有償で配信されるデータについては全て、その配信先・登録先のIDを対応付けた専用のデータとして設定登録し、当該データ利用の都度、機器IDとの一致確認を行うことにより、他の機器へのコピーによる不正な利用を防止することができる。
【0079】
なお、前記実施形態において記載したデータ配信システムにおけるデータ配信処理及びその配信データの利用手法、すなわち、図10(A)に示す配信サーバ10におけるデータ配信&PDA設定処理、図10(B)に示す自宅PC20におけるダウンロード&PDA設定処理、図10(C)に示すPDA30におけるPDA設定処理、図11(A)に示すPC側シンクロ処理、図11(B)に示すPDA側シンクロ処理、図12(A)に示すPC側再登録処理、図12(B)に示すPDA側再登録処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13,23,33に格納して配布することができる。そして、通信ネットワークNとの接続機能を有するWebサーバ10やPC20,PDA30などのコンピュータは、この外部記録媒体13,23,33に記憶されたプログラムを各記録媒体読取部14,24,34によってメモリ12,22,32に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明したデータ配信機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0080】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述したデータ配信機能を実現することもできる。
【0081】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る電子機器によれば、ネットワークを介して当該電子機器との同期機能を有する携帯端末用ソフトと対応する電子機器用同期ソフトとを受信すると、前記携帯端末の固有情報が検知され、この固有情報を前記携帯端末用ソフトに対応付けた固有情報付端末ソフトが当該携帯端末にダウンロードされて設定される。またこの固有情報を前記電子機器用同期ソフトに対応付けた固有情報付機器ソフトが当該電子機器本体に設定される。そして固有情報付端末ソフトは前記携帯端末専用のソフトであり、前記携帯端末と固有情報の異なる他の携帯端末では利用できず、他の携帯機器での利用を防止することが可能になる。また前記固有情報付機器ソフトは当該固有情報の携帯端末との専用の電子機器用同期ソフトであるので、電子機器は適切に該当の固有情報の携帯端末とのみ通信接続することができる。
【0083】
よって、ネット配信される携帯端末用のソフトと携帯端末との電子機器用同期ソフトとを特定の携帯機器専用とし、他の携帯端末での利用を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ配信システムの全体の構成を示す図。
【図2】前記データ配信システムにおける配信サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】前記データ配信システムの配信サーバ10のメモリ12に予め格納されるサーバ制御プログラム及び配信データベースを示す図。
【図4】前記データ配信システムにおける通信ネットワークN上のコンピュータ端末である自宅PC20の電子回路の構成を示すブロック図。
【図5】前記データ配信システムの自宅PC20のメモリ22に予め格納されるPC制御プログラムを示す図。
【図6】前記データ配信システムの自宅PC20のワークメモリ26に記憶されるデータの内容を示す図。
【図7】前記データ配信システムにおける自宅PC20とシンクロするPDA30の電子回路の構成を示すブロック図。
【図8】前記データ配信システムのPDA30のメモリ32に予め格納されるPDA制御プログラムを示す図。
【図9】前記データ配信システムのPDA30のワークメモリ36に記憶されるデータの内容を示す図。
【図10】前記データ配信システムにおける配信サーバ10から自宅PC20,PDA(1)30への一連のデータ配信,ダウンロード処理を示すフローチャートであり、同図(A)は配信サーバ10におけるデータ配信&PDA設定処理を示すフローチャート、同図(B)は自宅PC20におけるダウンロード&PDA設定処理を示すフローチャート、同図(C)はPDA(1)30におけるPDA設定処理を示すフローチャート。
【図11】前記データ配信システムにおけるPC20とPDA30との間で行われる一連のシンクロ処理を示すフローチャートであり、同図(A)はPC側シンクロ処理を示すフローチャート、同図(B)はPDA側シンクロ処理を示すフローチャート。
【図12】前記データ配信システムにおけるPC20とPDA30との間で行われるPDA用ソフトの再登録処理を示すフローチャートであり、同図(A)はPC側再登録処理を示すフローチャート、同図(B)はPDA側再登録処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 …配信サーバ
20 …自宅PC
20′…会社PC
30 …PDA(1)
30′…他のPDA(2)
11,21,31…CPU
12,22,32…プログラムメモリ
12a,22a,32a…通信プログラム
12b…データ配信&PDA設定プログラム
12c…配信データベース
22b…ダウンロード&PDA設定プログラム
22c…PDAシンクロプログラム
22d…PC側再登録プログラム
32b…PDA設定プログラム
32c…PCシンクロプログラム
32d…PDA側再登録プログラム
13,23,33…外部記録媒体
14,24,34…記録媒体読取部
15,25,35…電送制御部
16,26,36…ワークメモリ
26a…PC内PDA用データ
26b…対応PCデータ
36a…固有識別コード(ID)
36b…PDA内PDA用データ
17,27,37…時計部
28a,38a…入力部
28b,38b…表示部
29,39…近距離通信部
N …通信ネットワーク
Claims (4)
- ネットワークを介して配信された携帯端末用のソフトを携帯端末にダウンロードする電子機器であって、
ネットワークを介して、当該電子機器との同期機能を有する携帯端末用ソフトと、対応する電子機器用同期ソフトとのデータ配信を受けるソフト受信手段と、
前記携帯端末の固有情報を検知する固有情報検知手段と、
前記固有情報検知手段により検知された携帯端末の固有情報を、前記携帯端末用ソフトに対応付けた固有情報付端末ソフトを当該携帯端末にダウンロードして設定する端末ソフト設定手段と、
前記固有情報検知手段により検知された携帯端末の固有情報を前記電子機器用同期ソフトに対応付けた固有情報付機器ソフトを当該電子機器に設定する機器ソフト設定手段と、
を有し、
前記固有情報付端末ソフトは前記携帯端末専用のソフトであり、前記固有情報付機器ソフトは前記携帯端末との専用の同期ソフトである、ことを特徴とする電子機器。 - 前記電子機器はネットワークを介して他の電子機器と通信接続され、
前記固有情報付機器ソフトを当該他の電子機器に設定する他機器ソフト設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - いずれかの携帯端末から当該携帯端末の固有情報を受信する固有情報受信手段と、
この固有情報受信手段により受信された携帯端末の固有情報が、前記端末ソフト設定手段により対応づけられた携帯端末の固有情報と一致するか否かを判別する固有情報一致判別手段と、
この固有情報一致判別手段により一致すると判別された場合に、前記固有情報付機器ソフトを当該電子機器に再設定する機器ソフト再設定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。 - ネットワークを介して配信された携帯端末用のソフトを携帯端末にダウンロードする電子機器のコンピュータを制御するためのデータダウンロード処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
ネットワークを介して配信された当該電子機器との同期機能を有する携帯端末用ソフトと、対応する電子機器用同期ソフトとのデータ配信を受けるソフト受信手段、
前記携帯端末の固有情報を検知する固有情報検知手段、
前記固有情報検知手段により検知された携帯端末の固有情報を、前記携帯端末用ソフトに対応付けた固有情報付端末ソフトを当該携帯端末にダウンロードして設定する端末ソフト設定手段、
前記固有情報検知手段により検知された携帯端末の固有情報を前記電子機器用同期ソフトに対応付けた固有情報付機器ソフトを当該電子機器に設定する機器ソフト設定手段、
として機能させるようにし、
前記固有情報付端末ソフトは前記携帯端末専用のソフトであり、前記固有情報付機器ソフトは前記携帯端末との専用の同期ソフトである、ことを特徴とするコンピュータ読み込み可能なデータダウンロード処理プログラム。
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