JP4746448B2 - データ伝送システム及び放送用映像伝送システム - Google Patents

データ伝送システム及び放送用映像伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の送信端末から送信される大容量データを、複数の受信端末で輻轄なく同時に受信可能なデータ伝送システムに関するものである。
また、本発明は、複数のテレビカメラにより撮像された超高精細映像信号を複数の受信装置において輻輳することなく同時に再生できる放送映像伝送システムに関するものである。
従来の高精細映像(HDTV)は非圧縮信号でも1.5Gbps程度であり、安価な同軸ケーブルによる電気信号の直列伝送が可能である上、長距離伝送のために光伝送を用いる場合にも、波長分散などの光学現象により伝送特性が著しく劣化することはなかった。近年、デジタルシネマやスーパーハイビジョンなど、超高精細かつ大容量の映像技術が登場し、チャンネル当たり最大48Gbpsの信号を同時に多チャンネル伝送可能なシステムが求められている。
一方、光通信では、既に1波長あたり約10Gbpsの伝送速度を有するSDH(同期デジタルハイアラーキ)や10Gイーサネットが実用化されており、10Gbps程度までであれば伝送装置の低廉化が進んでいる。また、波長分割多重システム用の光合分波フィルタに代表される光学デバイスが安価に得られるようになっている。
放送に用いる映像信号を伝送する高速ネットワークが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この既知の高速ネットワークは、ループ型の回線を用いることを特徴として、放送型の映像データを複数の端末が容易に送受信可能な時分割多重による光ネットワークシステムとして構築されている。
特開2001−352313号公報
映画やアニメーションの信号と異なり、生放送などで用いられる映像信号の伝送では、即時性が求められることから、非圧縮信号の伝送が望ましい。また、即時性を確保するために大きな遅延は許容されず、仮に回線輻輳時に伝送パケットの消失が発生しても、再送によりこれを回復することができない。従って、超高精細映像を伝送するネットワークでは、超高速な映像信号を安定に伝送する技術が極めて重要である。
一方、10Gbpsを超える直列信号の高速伝送では、速度が上昇するにつれて、高周波電気信号としての扱いにくさが増すばかりか、光信号の波長分散や偏波モード分散の影響が著しくなるなど技術課題が多く、システムの低廉化が困難である。
さらに、前述した特許文献に記載の放送型光ネットワークシステムでは、映像データ自体が回線の波長当たりの伝送容量を超える場合は想定されておらず、超高精細映像のリアルタイム伝送には適合しないものである。
本発明はこのような技術的背景のもとでなされたものであり、本発明の目的は、複数の端末から送信される超高精細映像などの大容量データを、複数の受信端末で、輻輳なく同時に受信できる低廉なデータ伝送システム並びに当該データ伝送システムに用いられる送信端末及び受信端末を提供することである。
さらに、本発明の別の目的は、放送番組の作成に当たり、大容量映像データを安定して高速伝送することができる放送映像伝送システムを提供することにある。
本発明によるデータ伝送システムは、データ源から出力される大容量データ信号をそれぞれ異なる波長帯域の光データ信号に変換し、時分割光データ信号として出力するN個(Nは2以上の自然数)のデータ送信装置と、
前記N個のデータ送信装置から出力される光データ信号を波長多重して伝送光を出力する波長多重器と、
光伝送路を介して前記波長多重器に接続され、受信した伝送光をM個(Mは2以上の自然数)の伝送光に分配する分配器と、
前記分配器にそれぞれ接続され、受信した伝送光から、選択したデータ送信装置から出力される光データ信号を再生するM個のデータ受信装置とを具え、
前記各データ送信装置は、データ源から出力される大容量データ信号を伝送回線の伝送速度に合致した複数の並列信号に変換するデータ変換手段と、データ変換手段から出力される複数の並列信号を互いに波長の異なる光信号に変換する複数の光変換器と、前記光変換器から出力される光信号を波長多重して、所定の波長帯域の光データ信号を出力する波長多重器とをそれぞれ有し、
前記データ受信装置は、選択した波長帯域に分布する信号光を選択的に出力する可変波長帯域通過フィルタ、及び、K個(Kは2以上の自然数)の出力ポートを有し、前記可変波長帯域通過フィルタから出力される光データ信号を所定の波長周期で前記出力ポートに順次出力する周期性フィルタを有する波長選択器と、波長選択器から出力され、異なる波長の複数の信号光をそれぞれ電気信号に変換する光電変換器と、前記光電変換器から出力される信号を多重又は分離して前記大容量データ信号を出力する変換手段とをそれぞれ有することを特徴とする。
本発明では、送信端末において、大容量リアルタイムデータ信号を伝送回線の伝送速度に合致した複数の並列信号に変換し、これら並列信号を互いに波長の異なる光信号に変換し、波長多重して光データ信号として出力する。さらに、複数の送信端末に対して送信信号光の波長帯域を割り当て、各送信端末から出力され互いに異なる波長帯域に分布する光データ信号を主波長多重器により波長多重して伝送光として出力する。このように、多チャンネルの異なったデータを互いに異なる波長帯域の信号光として伝送するため、データの輻輳が発生しないデータ伝送システムが構築される。しかも、送信時にデータを伝送回線の速度に合致した速度に並列処理するため、高価な高速直列信号伝送システムを用いることなく、大容量リアルタイムデータを比較的安価な伝送装置で伝送することができる。
本発明によるデータ伝送システムの好適実施例は、時分割データ受信装置は、選択した波長帯域に分布する光データ信号光を選択的に出力する可変波長帯域通過フィルタと、K個(Kは2以上の自然数)の出力ポートを有し、前記可変波長帯域通過フィルタから出力される光データ信号を所定の波長周期で前記出力ポートに順次出力する周期性フィルタとを有する波長選択器を具えることを特徴とする。本発明では、受信側の波長選択器を共通化することができるため、一層低廉価が可能である。
本発明によるデータ送信装置では、データ源から出力される送信データが直列データの場合、前記データ変換手段は、入力した送信データをK1個の分離データに分離するデータ分離器として構成され、当該データ分離器から出力される分離データの速度をB1とし、前記送信データの伝送速度をR1とした場合、前記K1は、R1をB1で除算することにより得られる整数とする。
また、データ源から出力される送信データが並列データの場合、前記データ変換手段は、入力した送信データをK2個の多重データに多重化するデータ多重器として構成され、当該データ多重器から出力される多重データの速度をB2とし、前記送信データの伝送速度をR2とした場合、前記K2は、R2をB2で除算することにより得られる整数とする。
尚、除算した結果が整数ではない場合、小数を繰り上げた整数を分離データ数K1又は多重データ数K2として用いる。また、データ多重器において付加データを追加する場合、あらかじめ送信データの伝送速度に加算して多重データ数を定めることができる。
本発明による放送用映像伝送システムは、テレビカメラから出力される超高精細映像信号をそれぞれ異なる波長帯域の映像信号に変換し、時分割映像信号として出力するN個(Nは2以上の自然数)の送信端末と、
前記N個の送信端末から出力される映像信号を波長多重して伝送光として出力する波長多重器と、
光伝送路を介して前記波長多重器に接続され、受信した伝送光をM個(Mは2以上の自然数)の伝送光に分配する分配器と、
前記分配器にそれぞれ接続され、受信した伝送光から、選択した送信端末から出力される映像信号を選択的に再生するM個(Mは2以上の自然数)の受信端末とを具え、
各送信端末は、テレビカメラから出力される超高精細映像信号を伝送回線の伝送速度に合致した複数の並列信号に変換する手段と、前記複数の並列信号を互いに波長の異なる光信号に変換する光変換器と、前記光信号を波長多重して所定の波長帯域の映像信号を出力する波長多重器とをそれぞれ有し、
各受信端末は、受信した伝送光から、選択した波長帯域に分布する信号光を選択的に出力する可変波長帯域通過フィルタ、及び、K個(Kは2以上の自然数)の出力ポートを有し、前記可変波長帯域通過フィルタからの出力光を所定の波長周期で各出力ポートに順次出力する周期性フィルタを有する波長選択器と、波長選択器から出力され、それぞれ異なる波長の複数の信号光をそれぞれ電気信号に変換するK個の光電変換器と、前記光電変換器から出力される信号を多重又は分離して前記超高精細映像データ信号を出力する変換手段とをそれぞれ有することを特徴とする。
本発明を用いれば、一般に高価な高速直列信号伝送システムを用いずに、超高精細映像などの大容量リアルタイムデータを比較的廉価な装置で、かつ輻輳なく伝送することができる。また、受信側の波長選択器が、受信側端末で共通化できるため、低廉化が可能である。従って、超高精細映像をリアルタイムで伝送する必要のある放送番組作成システムに好適なデータ伝送システムが構築される。
以下では、本発明のデータ伝送システムについて説明し、詳細な構成及び動作について、順次説明していくこととする。
はじめに、本発明を放送用の映像信号伝送システムに適用した場合の全体構成について説明する。図1は本発明による放送用の映像信号伝送システムの一例を示す線図である。本例では、スタジオA〜Cと調整室W及びYとの間で大容量のデータ信号をリアルタイムで伝送する。スタジオAには、データ源である2台のテレビカメラが配置され、映像A1及びA2が撮像される。これらの映像は切り換えられて1つの送信端末に供給される。スタジオBにおいては、2台のカメラが配置され、映像B1及びB2が出力され、これらの映像B1及びB2は別々の送信端末を経て送信される。さらに、スタジオCには1台のカメラが配置され、当該カメラから映像C1が出力され、送信端末を介して送信される。
各テレビカメラから出力される映像信号は送信端末により互いに異なる波長帯域の光信号に変換され、光ファイバを介して中継器1に設けた主波長多重器に送信される。主波長多重器は、送信端末から送信されてくる映像信号を波長多重して伝送光として送出する。伝送光は光伝送路を伝搬し、中継器2に設けた分配器に入力する。
分配器には多数の受信端末が接続され、調整室Wには4台の受信端末が配置され、調整室Yには2台の受信端末が配置されている。勿論、スタジオB及びCにも受信端末が配置される。各受信端末において映像A、B1、B2、Cのうちからいずれか1つの映像が選択され、再生されてモニタ上に表示される。
図2は本発明による大容量リアルタイムデータ伝送システムの一例を示すブロック図であり、送信端末及び受信端末の詳細な構成を示す。本例では、データ源から大容量リアルタイムデータが並列データとして送信端末に送信される例について説明する。データ源に接続されている送信端末としてN個の時分割多重送信器110−1〜110−Nを用いる。N系統のデータ源から出力される並列データの並列数をP1とし、各系統の並列データを送信並列データ1〜送信並列データNとする。尚、N個の時分割多重送信器110−1〜110−Nは、送信光信号が分布する波長帯域が相違するだけで他の構成は同一であるため、時分割多重送信器110−1について説明する。
送信並列データ1は時分割多重送信器110−1に入力される。時分割多重送信器110−1はデータ多重器111、K個の光変換器112−1〜112−K、副波長多重器113を有する。送信並列データ1はデータ多重器111において、K個の多重データ1−1〜1−Kに多重される。多重データ1−1〜1−Kは光変換器112−1〜112−Kにより、送信信号光2−1〜2−Kに変換される。送信信号光2−1〜2−Kは副波長多重器113により波長多重され、 送信光群1として主波長多重器140に入力される。
送信並列データ1は P1個の直列データで構成されており、伝送速度の合計をトータル伝送速度R1[bps]とする。また、多重データ1−1〜1−K及び送信信号光2−1〜2−Kの速度をB1[bps]とする。一般に速度 B1[bps]を上昇させるほど伝送が困難になることから個々の装置・デバイスが高価になるため、B1[bps]の速度を伝送回線の速度に限定することで経済的な伝送システムにすることができる。このとき、多重データの個数Kは、R1/B1で表される。 R1/B1が割り切れない場合には小数を繰り上げた整数とする。また、多重ヘッダや誤り訂正符号など、データ多重器において付加データを追加する場合には、あらかじめ R1に加算して多重数を定める。なお、光変換器112−1〜112−Kの波長を決定する方法については後述する。
送信並列データ2〜Nについては、それぞれ時分割多重送信器110−2〜110−Nにおいて、 送信並列データ1と同様な処理を行い、送信光群2〜Nを出力し、中継器に配置されている主波長多重器140に入力する。主波長多重器140において、送信光群1〜Nをさらに波長多重することで伝送光1が形成される。
伝送光1は、光伝送路150を経て、別の中継器に配置されている1対 M分配器160によりM個に分配され、M個の受信端末である時分割分離受信器170−1〜170Mに入力する。なお、光伝送路150は、光ファイバや光増幅器で構成される。
M個の時分割分離受信器170−1〜170−Mはそれぞれ同一の構成であるため、時分割分離受信器170−1について説明する。時分割分離受信器170−1は波長選択器171、 K個の光電変換器172−1〜172−K、及びデータ分離器173を有する。波長選択器171では、はじめに、伝送光1を構成する送信光群1〜Nの中から、所望の送信並列データから変換された送信光群のみを選択し、次に、K波波長多重された送信光群を1光波ごとにK分波して、K個の受信信号光1−1〜1−Kを出力する。なお、波長選択器171の動作については、図3,図4を用いて詳しく後述する。受信信号光2−1〜2−Kは、 光電変換器172−1〜172−Kにより受信データ1−1〜1−Kに変換され、データ分離器173により、P1個の直列データで構成される受信並列データ1に変換出力される。なおデータ分離器173ではデータ多重器111で行われる信号処理の逆処理を行う。
時分割分離受信器170−2〜170−Mは、同様の手順により、伝送光1から所望の受信並列データ2〜Mを出力する。
以上が図2に示すデータ伝送システムの構成と信号の流れである。本システムでは、複数の散在する地点から同時に多チャンネルのデータを送信し、複数の受信点において全てのチャンネルのデータを同時に選択することができる。また、多チャンネルの異なったデータを異なる波長で伝送するため、原理的にデータの輻轤が発生しない。また、送信時にデータを適切な速度に並列化処理するため、装置の低廉化が可能である。
次に、送信する大容量リアルタイムデータが直列データである場合の構成法について述べる。図3は本発明が適用された実施例の大容量リアルタイムデータ配信システムの構成を示すブロック図である。なお、図2と同様の機能及び効果を有するブロックについては説明を省略する。
送信データがN系統ある場合、それぞれのデータを送信データ1〜送信データ Nとする。送信並列データ1は時分割分離送信器210−1に入力される。時分割分離送信器210−1はデータ分離器211、 K個の光変換器212−1〜212−K、副波長多重器213で構成する。送信データ1はデータ分離器211において、 K個の分離データ1−1〜1−Kに分離される。分離データ1−1〜1−Kは光変換器212−1〜212−Kにより、送信信号光2−1〜2−Kに変換される。送信信号光2−1〜2−Kは副波長多重器213により波長多重され、送信光群1として主波長多重器240に入力される。
送信データ1の伝送速度をR2[bps]とし、分離データ1−1〜1−K及び送信信号光2−1〜2−Kの速度をB2[bps]とする。このとき、分離データの個数Kは、 R2/B2で表される。 H2/B2が割り切れない場合には小数を繰り上げた整数とする。また、分離のためのヘッダや誤り訂正符号など、データ分離器において付加データを追加する場合には、あらかじめR2に加算して分離数Kを求める。
送信データ2〜Nについては、それぞれ、時分割分離送信器210−2〜210−Nにおいて、送信データ1と同様な処理を行い、送信光群2〜Nを出力し、主波長多重器240に入力する。
信号光群1〜N、主波長多重器240、光伝送路250、1対 M分配器260および伝送光2については、図2に示したシステムの動作と同様であるため省略する。
時分割多重受信器270−1は波長選択器271、K個の光電変換器272−1〜272−K、データ多重器273を有する。波長選択器271の動作は、図1の波長選択器171と同様の動作である。選択された受信信号光2−1〜2−Kは光電変換器272−1〜272−Kにより受信データ1−1〜1−Kに変換され、データ多重器273により直列データである受信データ1〜Mに変換出力される。なお、データ多重器273では、データ分離器211で行われる信号処理の逆処理を行う。
時分割多重受信器270−2〜270−Mは、同様の手順により、伝送光2から所望の受信データ2〜Mを出力する。
以上が図2に示す伝送システムの構成と信号の流れである。
次に、波長選択器171について詳しく説明する。
図4は、波長選択器171の一例の構成を示すブロック図である。図5は、伝送光1についての波長特性、可変光波長帯通過フィルタ301及び周期性フィルタ302の K個の出力ポート1〜Kの信号光波形を示す模式図である。
伝送光1は送信光群1〜Nの波長多重信号である。一例として、送信並列データ1〜Nが全て伝送されている状態では、図5のように並んだ波長多重信号となる。ここで、送信光群1の信号光波長をλ11、λ12、… λ1K、送信光群2の信号光波長をλ2122,…λ2K、送信光群Nの信号光波長をλN1,λN2、…λNKとする。
可変光波長帯通過フィルタ301は、所望の波長帯域の信号光を選択的に出力する。すなわち、各送信端末毎に規定されている波長帯域の送信信号光を選択的に出射させる作用を果たす。はじめに、可変光波長帯通過フィルタ301において、伝送光1の送信光群1〜Nのいずれかの光群が選択され、被帯域制限伝送光1に変換される。周期性フィルタ302は波長分離器として動作し、 K個の出力ポートを有している。その選択動作は図5に示すとおり、ポートごとに波長特性が異なる。各ポートの選択動作は全て一定の波長間隔λの周期性を有しており、全ての通過帯域が互いに重複しないように配置する。
ここで、光変換器112の信号光波長は周期性フィルタ302の通過帯域の配置と一致するように設定しなければならない。例えば、ポートKの通過帯域に合致するように、λN1、λN2、…λNKを選ぶ。
可変光波長帯通過フィルタ301により、既に送信光群が選択された信号が周期性フィルタ302に入力されるため、受信信号光1−1〜1−Kはそれぞれ単一波長の信号光となる。図5のように、可変波長帯域通過フィルタ301により、送信光群Kが選択された場合、周期性フィルタのポート1からはλN1のみ、ポート2からはλN2のみ、ポート KからはλNKのみが出力される。従って、受信側で多チャンネルの信号光から所望の信号を選択する場合に可変波長帯域通過フィルタ301を設定するだけでよい。
以上が図4に示す波長選択器の構成と信号の流れである。
なお、図4及び図5に示すような周期性フィルタを実現する方法として、例えばマイクロリング共振器型光ルーティング素子を用いることができる。
本発明は上述した実施例だけに限定されず種々の変形へ変更が可能である。例えば、上述した実施例では、スタジオと調整室との間のデータ伝送を例にして説明したが、中継現場と局舎との間のデータ伝送にも適用することができる。また、データ源としてテレビカメラを用いたが、再生装置をデータ源として用い再生装置から出力されるデータの伝送にも利用することができ、また、受信端末からの出力をモニタ上に表示するだけでなく記録装置に記録する場合にも適用することができる。さらに、本発明によるデータ伝送システムは、放送映像伝送システム以外の各種大容量データ伝送システムにも適用することが可能である。
本発明によるデータ伝送システムを放送用の映像伝送システムに適用した例を示す線図である。 本発明によるデータ伝送システムの第1実施例を示す線図である。 本発明によるデータ伝送システムの第2実施例を示す線図である。 波長選択器の一例を示す線図である。 波長選択器の選択動作を示す模式図である。
符号の説明
110−1〜110−N 時分割多重送信器
111 データ多重器
112−1〜112−N 光変換器
113,213 副波長多重器
140,240 主波長多重器
150 光伝送路
160,260 1対M分配器
170−1〜170−M 時分割分離受信器
171 波長選択器
172−1〜172−M 光電変換器
173 データ分離器
210−1〜210−N 時分割分離送信器
211 データ分離器
212−1〜212−K 光変換器
270−1〜270−M 時分割多重分離器
272−1〜272−K 光電変換器
301 可変光波長帯域通過フィルタ
302 周期性フィルタ

Claims (5)

  1. データ源から出力される大容量データ信号をそれぞれ異なる波長帯域の光データ信号に変換し、時分割光データ信号として出力するN個(Nは2以上の自然数)のデータ送信装置と、
    前記N個のデータ送信装置から出力される光データ信号を波長多重して伝送光を出力する波長多重器と、
    光伝送路を介して前記波長多重器に接続され、受信した伝送光をM個(Mは2以上の自然数)の伝送光に分配する分配器と、
    前記分配器にそれぞれ接続され、受信した伝送光から、選択したデータ送信装置から出力される光データ信号を再生するM個のデータ受信装置とを具え、
    前記各データ送信装置は、データ源から出力される大容量データ信号を伝送回線の伝送速度に合致した複数の並列信号に変換するデータ変換手段と、データ変換手段から出力される複数の並列信号を互いに波長の異なる光信号に変換する複数の光変換器と、前記光変換器から出力される光信号を波長多重して、所定の波長帯域の光データ信号を出力する波長多重器とをそれぞれ有し、
    前記データ受信装置は、選択した波長帯域に分布する信号光を選択的に出力する可変波長帯域通過フィルタ、及び、K個(Kは2以上の自然数)の出力ポートを有し、前記可変波長帯域通過フィルタから出力される光データ信号を所定の波長周期で前記出力ポートに順次出力する周期性フィルタを有する波長選択器と、波長選択器から出力され、異なる波長の複数の信号光をそれぞれ電気信号に変換する光電変換器と、前記光電変換器から出力される信号を多重又は分離して前記大容量データ信号を出力する変換手段とをそれぞれ有することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記データ源から出力される大容量データ信号が直列データ信号の場合、前記データ変換手段は、入力した送信データをK1個の分離データに分離するデータ分離器として構成され、当該データ分離器から出力される分離データの速度をB1とし、前記送信データの伝送速度をR1とした場合、前記K1は、R1をB1で除算することにより得られる整数とすることを特徴とする請求項に記載のデータ送信装置。
  3. 前記データ源から出力される送信データが並列データの場合、前記データ変換手段は、入力した送信データをK2個の多重データに多重化するデータ多重器として構成され、当該データ多重器から出力される多重データの速度をB2とし、前記送信データの伝送速度をR2とした場合、前記K2は、R2をB2で除算することにより得られる整数とすることを特徴とする請求項に記載のデータ送信装置。
  4. テレビカメラから出力される超高精細映像信号をそれぞれ異なる波長帯域の映像信号に変換し、時分割映像信号として出力するN個(Nは2以上の自然数)の送信端末と、
    前記N個の送信端末から出力される映像信号を波長多重して伝送光として出力する波長多重器と、
    光伝送路を介して前記波長多重器に接続され、受信した伝送光をM個(Mは2以上の自然数)の伝送光に分配する分配器と、
    前記分配器にそれぞれ接続され、受信した伝送光から、選択した送信端末から出力される映像信号を選択的に再生するM個(Mは2以上の自然数)の受信端末とを具え、
    各送信端末は、テレビカメラから出力される超高精細映像信号を伝送回線の伝送速度に合致した複数の並列信号に変換する手段と、前記複数の並列信号を互いに波長の異なる光信号に変換する光変換器と、前記光信号を波長多重して所定の波長帯域の映像信号を出力する波長多重器とをそれぞれ有し、
    各受信端末は、受信した伝送光から、選択した波長帯域に分布する信号光を選択的に出力する可変波長帯域通過フィルタ、及び、K個(Kは2以上の自然数)の出力ポートを有し、前記可変波長帯域通過フィルタからの出力光を所定の波長周期で各出力ポートに順次出力する周期性フィルタを有する波長選択器と、波長選択器から出力され、それぞれ異なる波長の複数の信号光をそれぞれ電気信号に変換するK個の光電変換器と、前記光電変換器から出力される信号を多重又は分離して前記超高精細映像データ信号を出力する変換手段とをそれぞれ有することを特徴とする放送用映像伝送システム。
  5. 請求項に記載の放送用映像伝送システムにおいて、前記送信端末はスタジオに配置され、前記受信端末のうち一部の受信端末は調整室に配置されていることを特徴とする放送用映像伝送システム。
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