JP4745853B2 - 在庫管理ロボットおよびそれによる在庫管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は,RFIDを利用して物品の在庫管理を行う技術に関するものであり,特に,RFIDリーダが取り付けられた在庫管理ロボットによって在庫管理を行う技術における在庫管理ロボットおよび在庫管理方法に関するものである。
RFID(Radio Frequency Identification)は,識別コードなどが記録されたICチップ(RFIDタグ)の情報を,電波や電磁波によって,専用の読取り器(RFIDリーダ)で読み取る技術である。このようなRFIDを利用した物品の在庫管理は,例えば,商品などの物品に取り付けられたRFIDタグの情報をRFIDリーダで読み取ることにより行われる。
無線タグの情報を無線タグリーダで読み取ることにより,在庫管理を行う技術がある(例えば,特許文献1参照)。特許文献1には,無線タグリーダを商品の陳列棚に沿って動かすことにより,商品に取り付けられた無線タグの情報を取得し,商品の在庫管理を行う技術が記載されている。しかし,特許文献1の技術では,無線タグリーダを動かすのに人手が必要であるため,人手をかけずに無線タグの情報を取得することはできない。
これに対し,自律的に走行する装置によって在庫管理を行う技術がある(例えば,特許文献2参照)。特許文献2には,自律的に走行する物品探索収集装置に取り付けられたRFIDリーダによって,物品に取り付けられたRFIDタグの情報を読み取り,物品の在庫管理を行う技術が記載されている。
特開2004−280414号公報 特開2005−320074号公報
特許文献2の物品探索収集装置には,RFIDタグの向きによる情報の読み落としを防ぐため,RFIDリーダを回転駆動する機能を備えている。しかし,RFIDリーダを回転駆動するだけでは,RFIDタグの情報の読み落としを防ぐことはできない。例えば商品棚の奥のほうにRFIDリーダを挿入しなければ商品に取り付けられたRFIDタグの情報を読み取ることができないような場合には,RFIDリーダを回転駆動する機能で対応することができない。
また,特許文献2の物品探索収集装置は,例えば台車上に装置本体が載置され,自動走行または手動走行のいずれも採用することができるようになっているが,ロボットの視覚情報を用いてRFIDタグの情報の読取り位置にRFIDリーダを移動させることについては考えられていない。
本発明は,上記の問題点の解決を図り,物品の在庫管理において,特に物品が商品棚に多数収容されていて読取りIDが衝突したり,RFIDタグの反応電波が微弱で不安定であったような場合にも,物品に取り付けられたRFIDタグの情報の読み落としや読取りミスを防ぐことを可能とし,RFIDリーダを自在に動かしてRFIDタグの情報の読取りを正確に行うことができるようにすることを目的とする。
本発明は,上記の課題を解決するため,自律的に移動を行う在庫管理ロボットにおいて,自在に動かすことが可能なアーム状の可動部位にRFIDリーダを取り付け,RFIDリーダが取り付けられた可動部位を動かすことによりRFIDリーダを物品が載置された棚に差し込み,読取り位置を自在に変更し,物品に取り付けられたRFIDタグの情報を読み取ることを特徴とする。
例えば,スーパーマーケットの店舗内を巡回し,商品に取り付けられたRFIDタグの情報を読み取ることにより在庫管理をする在庫管理ロボットにおいて,アーム状の可動部位にRFIDリーダを取り付ける。RFIDタグの情報を読み取るときには,可動部位を動かしてRFIDリーダを商品棚に差し込みながら読み取る。このとき,ある差し込みの深さでRFIDタグの情報が読み取れなくても,さらに深く商品棚にRFIDリーダを押し込めば,RFIDタグの情報を読み取れる可能性がある。また,商品棚の違う位置にRFIDリーダを差し込みなおしてもよい。
このように,在庫管理ロボットの可動部位を自在に動かしてRFIDリーダの読取り位置を変えることにより,物品に取り付けられたRFIDタグの情報を正確に読み取ることが可能となる。
具体的には,本発明は,自律的に移動を行うための移動手段と,本体とは別に動作する可動部位とを備え,さらに可動部位に取り付けられたRFIDリーダを備え,物品に取り付けられたRFIDタグの情報を可動部位に取り付けられたRFIDリーダで読み取ることにより,物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットであって,あらかじめ登録されたRFID読取りの指示情報であるタスク情報を保持し,在庫管理ロボットを制御する制御手段を備え,制御手段は,タスク情報の指示に従って,移動手段を制御して動かすことにより,RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させ,可動部位を制御して動かすことにより,可動部位に取り付けられたRFIDリーダをRFID読取り位置に移動させ,移動手段または可動部位を制御して動かすことにより,可動部位に取り付けられたRFIDリーダのRFID読取り位置または姿勢を変更しながら,RFIDリーダによって物品に取り付けられたRFIDタグの情報を複数回読取ることにより,複数回の読取り結果を取得し,取得された複数回の読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果を取得することを特徴とする。
RFIDリーダが取り付けられた可動部位を動かすことにより,例えばRFIDリーダを商品棚に差し込むなど,RFIDリーダを好適なRFID読取り位置まで移動させることが可能となるので,物品に取り付けられたRFIDタグの情報を正確に読み取ることが可能となる。また,RFIDリーダがRFIDタグと正対するときに,もっとも強い情報交換が可能となり,読み取り結果の正確性が高まる。さらに,移動手段や可動部位を動かすことによってRFIDリーダの読取り位置を移動させながら複数回のRFID読取りを行い,それら複数回の読取り結果を統計的に処理することにより,より正確なRFIDタグの情報の読取り結果を得ることができるようになる。
また,本発明は,上記の在庫管理ロボットにおいて,ロボットの前面の画像を取得するカメラを備え,制御手段は,少なくとも可動部位の制御に前記カメラから取得された画像を用い,RFIDリーダによるRFID読取り位置への前記可動部位の移動を調整することを特徴とする。すなわち,挿入ポイントの位置の認識を,カメラで撮像した画像情報を用いて行う。
ロボットの移動精度に比較してRFIDリーダの挿入ポイントの位置精度が必要になるが,ロボットの視覚情報を利用することにより可動部位の動きで誤差を補償して精度を確保することが可能になる。
なお,上記の在庫管理ロボットにおいて,制御手段は,取得された読取り結果を評価して再度RFID読取りを行う必要があるか否かを判断し,再度RFID読取りを行う必要があると判断された場合に,移動手段または可動部位を制御して動かすことにより,可動部位に取り付けられたRFIDリーダのRFID読取り位置または姿勢を変更し,RFIDリーダによって再度読み取られた物品に取り付けられたRFIDタグの情報の読取り結果を取得するようにしてもよい。
読取りIDが衝突するなどによりその信頼度が低くなってしまった場合でも,移動手段や可動部位を動かすことによってRFIDリーダの読取り位置や姿勢を変更して再度RFID読取りを行うことにより,より正確なRFIDタグの情報の読取り結果を得ることができるようになる。
また,本発明は,自律的に移動を行うための移動手段と,本体とは別に動作する1または複数の可動部位とを備え,さらに少なくとも1つが可動部位に取り付けられた複数のRFIDリーダを備え,物品に取り付けられたRFIDタグの情報を複数のRFIDリーダで読み取ることにより,物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットであって,あらかじめ登録されたRFID読取りの指示情報であるタスク情報を保持し,在庫管理ロボットを制御する制御手段を備え,制御手段は,タスク情報の指示に従って,移動手段を制御して動かすことにより,RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させ,可動部位に取り付けられたRFIDリーダについては可動部位を制御して動かすことによりRFID読取り位置に移動させ,複数のRFIDリーダによって読み取られた物品に取り付けられたRFIDタグの情報の読取り結果を取得し,取得された複数のRFIDリーダによる読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果を取得することを特徴とする。
少なくとも1つが可動部位に取り付けられた複数のRFIDリーダによる読取り結果を統計的に処理することにより,より正確なRFIDタグの情報の読取り結果を得ることができるようになる。
本発明によって,在庫管理ロボットの可動部位を自在に動かしてRFIDリーダの読取り位置を変えて読取りを行うことにより,物品に取り付けられたRFIDタグの情報を正確に読み取ることができるようになる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。ここでは,スーパーマーケットの商品の在庫管理を在庫管理ロボットで行う例を説明する。なお,在庫管理の対象となる各商品には,情報が記録されたRFIDタグが取り付けられているものとする。
図1は,本発明の実施の形態による在庫管理ロボットの機能構成例を示す図である。在庫管理ロボット1は,制御部10,RFIDリーダ20,可動アーム30,可動アームモータ31,カメラ40,画像前処理部41,移動機構部50,移動用モータ51,ロボット位置センサ60を備える。
制御部10は,CPUおよびメモリからなるコンピュータであり,在庫管理ロボット1の制御を行う。制御部10は,ロボット制御用のプログラム等によって実現されるRFID読取り部11,可動アーム制御部12,読取り目標位置確認部13,移動制御部14,タスク情報記憶部15,フロア情報記憶部16,読取り結果記憶部17を備える。また,RFID読取り部11は,読取り結果評価部110,読取り結果統計処理部111を備える。
RFIDリーダ20は,商品に取り付けられたRFIDタグの情報を読み取る装置である。RFIDリーダ20による読取り結果は,RFID読取り部11に送られる。可動アーム30は,在庫管理ロボット1の可動部位であり,可動アームモータ31によって稼動する。可動アーム30には,先端部にRFIDリーダ20が取り付けられている。カメラ40は,在庫管理ロボット1の周辺の画像を撮像する手段である。
カメラ40によって撮像された画像は,画像前処理部41によって必要な前処理が施され,読取り目標位置確認部13に送られる。移動機構部50は,在庫管理ロボット1が自律的に移動を行うための足となる移動装置である。移動機構部50は,移動用モータ51によって稼動する。ロボット位置センサ60は,在庫管理ロボット1の現在位置の情報を取得するためのセンサ装置である。ロボット位置センサ60によって取得された情報は,移動制御部14に送られる。
制御部10において,RFID読取り部11は,RFIDリーダ20からRFIDタグの情報の読取り結果を取得する手段である。取得された読取り結果は,読取り結果記憶部17に格納される。読取り結果評価部110は,RFIDリーダ20の読取り結果を評価し,再読取りの必要があるかを判断する手段である。読取り結果統計処理部111は,複数の読取り結果の統計処理を行う手段である。
可動アーム制御部12は,可動アームモータ31を制御することにより,可動アーム30を動かす手段である。可動アーム制御部12は,タスク情報記憶部15のタスク情報に記録された商品棚の段数(上下位置)の情報や,読取り目標位置確認部13で確認された読取り目標位置の情報などをもとに可動アーム30を動かすことにより,RFIDリーダ20をRFID読取りのための正確な目標位置に移動することができる。
読取り目標位置確認部13は,タスク情報記憶部15のタスク情報や,カメラ40によって撮像された画像のデータなどの情報をもとに,RFIDリーダ20によるRFID読取りの目標位置である読取り目標位置の確認を行う手段である。例えば,認識マークによる読取り目標位置の確認の場合には,タスク情報に記録された位置識別のための認識マークをカメラ40によって撮像された画像から見つけ出すことにより,読取り目標位置の確認を行う。また,読取り目標位置確認部13は,周知の画像認識処理技術を用いて,カメラ40によって撮像された画像中に商品があるかどうかの確認,商品がある場合に,可動アーム30を挿入するスペースがあるかどうかの確認も行う。
移動制御部14は,移動用モータ51を制御することにより,移動機構部50を動かす手段である。移動制御部14は,タスク情報記憶部15のタスク情報に記録されたフロアにおける商品棚の位置の情報や,フロア情報記憶部16のフロア情報(地図情報),ロボット位置センサ60から取得された在庫管理ロボット1の現在位置などの情報をもとに,在庫管理ロボット1を移動目標位置に移動させる。
タスク情報記憶部15は,タスク情報を記憶する手段である。タスク情報には,RFIDリーダ20によるRFID読取り位置を指示する情報が記録されている。タスク情報には,例えば,フロアにおける商品棚の位置の情報,商品棚の段数(上下位置)の情報,位置識別のための認識マーク,認識コードの情報などが記録されている。このタスク情報があらかじめ登録されていることにより,在庫管理ロボット1は,自律的にRFID読取りを行うことができる。フロア情報記憶部16は,フロア情報を記憶する手段である。フロア情報には,在庫管理を行うフロアの地図情報が記録されている。読取り結果記憶部17は,RFIDリーダ20による読取り結果を記憶する手段である。
図2は,読取り結果テーブルの例を示す図である。図2の読取り結果テーブル170は,読取り結果記憶部17に記憶された読取り結果を,テーブル形式で表現したものである。図2の読取り結果テーブル170は,読取り位置,読取りID,読取り信頼度の項目からなる。読取り位置は,どの商品棚の読取り結果であるかを示す。読取りIDは,RFIDリーダ20によって読み取られたRFIDタグのIDである。読取り信頼度は,RFIDタグからの反応電波の強さなどをもとに得られた値である。ここでは,読取り結果の信頼性が高いものほど数値が高くなっている。
図3は,本実施の形態による在庫管理ロボットの外観の例を示す図である。在庫管理ロボット1は,本体の下部に取り付けられた移動機構部50でフロアを移動する。また,RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を動かすことにより,RFIDリーダ20の位置や姿勢を変えることができる。頭部にカメラ40が取り付けられている。
〔実施の形態1〕
図4は,本発明の実施の形態1の例を示す図である。本実施の形態1では,在庫管理ロボット1の基本動作を説明する。在庫管理ロボット1は,タスク情報に従ってフロアに設置された商品棚9を巡回し,商品の在庫管理を行う。在庫管理ロボット1は,RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を商品棚9に差し込むことにより,商品棚9に存在する各商品に取り付けられたRFIDタグのRFIDを正確に読み取ることができる。
図5は,本実施の形態1のRFID読取り処理フローチャートである。ここでは,スーパーマーケットの商品棚9に存在する商品の在庫管理のために,各商品に取り付けられたRFIDタグの情報を一括読取りする。なお,RFID読取りを行う場所を指示する情報であるタスク情報は,あらかじめ準備されている。
まず,タスク情報からRFID読取りの目的とする商品棚9の位置情報を取得する(ステップS10)。フロア情報と,ロボット位置センサ60が検出した現在位置の情報とをもとに,移動制御部14は,移動用モータ51によって移動機構部50を動かし,在庫管理ロボット1を目的の商品棚9の位置まで移動させる(ステップS11)。ロボット位置センサ60は,例えば天井や壁につけられた画像認識用マークや,床に設置された電波タグなどを利用して,在庫管理ロボット1の現在位置を検出する。
在庫管理ロボット1が目的位置に停止したら,タスク情報からRFID読取りを行う商品棚9の段の情報を取得し,カメラ40でRFIDリーダ20の挿入位置を確認する(ステップS12)。RFIDリーダ20の挿入位置は,在庫管理ロボット1の移動位置よりも,高い位置精度が必要となる。ここでは,カメラ40によって確認を行うことにより,RFIDリーダ20の挿入位置の精度を高めている。なお,RFIDリーダ20の挿入位置の認識のためには,例えば,認識マークや2次元バーコードリーダなどを利用すればよい。
RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を,確認された商品棚9の挿入位置に,設定された深さで挿入し(ステップS13),RFIDリーダ20によって,その商品棚9の商品に取り付けられたRFIDタグの情報の一括読取りを行う(ステップS14)。読取り結果は,読取り結果格納部17に格納される。
RFID読取りが終了すれば,RFIDリーダ20を商品棚9から抜き出す(ステップS15)。タスク情報を確認し,まだすべてのRFID読取りが終了していなければ(ステップS16),ステップS10に戻って次のRFID読取りの処理を行う。すべてのRFID読取りが終了していれば(ステップS16),待機位置に在庫管理ロボット1を移動させて作業を終了する。
〔実施の形態2〕
図6は,本発明の実施の形態2の例を示す図である。本実施の形態2は,RFID読取りに失敗した場合に,RFIDリーダ20の姿勢を変化させて再度RFID読取りを行う形態である。在庫管理ロボット1は,RFIDタグの情報の読取り結果を評価し,読取りIDが衝突するなどによりその信頼度が低いと判断した場合に,可動アーム30の移動速度,差込角度などを調整し,再びRFID読取りを行う。これにより,商品棚9に存在する各商品に取り付けられたRFIDタグの正確な情報の読取りが可能となる。図6の例では,1回目のRFID読取りに失敗し,可動アーム30を動かすことによりRFIDリーダ20の差込角度を変更して2回目のRFID読取りを行っている。
図7は,本実施の形態2のRFID読取り処理フローチャートである。本実施の形態2のRFID読取り処理は,前述の実施の形態1のRFID読取り処理に,RFIDの読取りに失敗したときにRFIDリーダ20の姿勢を変化させて再度RFID読取りを行う処理を追加したものである。
まず,タスク情報からRFID読取りの目的とする商品棚9の位置情報を取得する(ステップS20)。フロア情報と,ロボット位置センサ60が検出した現在位置の情報とをもとに,移動制御部14は,移動用モータ51によって移動機構部50を動かし,在庫管理ロボット1を目的の商品棚9の位置まで移動させる(ステップS21)。
在庫管理ロボット1が目的位置に停止したら,タスク情報からRFID読取りを行う商品棚9の段の情報を取得し,カメラ40でRFIDリーダ20の挿入位置を確認する(ステップS22)。
RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を,確認された商品棚9の挿入位置に,設定された深さで挿入し(ステップS23),RFIDリーダ20によって,その商品棚9の商品に取り付けられたRFIDタグの情報の一括読取りを行う(ステップS24)。
読取り結果評価部110は,読取り結果の評価を行い,読取りが成功したか否かの判定を行う(ステップS25)。読取り結果の評価は,例えば,読取りに至らない微小な反応信号が存在するかの確認や,個数情報と読取り情報との比較などにより行う。
読取りが成功しなかった場合には,RFIDリーダ20の姿勢を変更し(ステップS26),ステップS24に戻って再びRFID読取りを行う。RFIDリーダ20の姿勢の変更とは,可動アーム30を動かすことにより,RFIDリーダ20を前後左右に微小に水平移動や上下移動したり,RFIDリーダ20の前後の傾き,左右の傾き,垂直軸の傾きを変えたりすることをいう。
RFIDリーダ20の姿勢を変化させてRFID読取りを行う方法としては,様々な方法が考えられる。その一例として,RFIDリーダ20の姿勢変更の試行動作のリストを事前に準備しておき,その試行動作リストに従って試行動作を1つ1つ順に実行し,RFID読取りを試みる方法が考えられる。この方法では,試行動作リストの試行動作をすべて試みても読取りが成功しなかった場合には,読取り失敗を記録し,その場所でのRFID読取り処理を終了する。
RFID読取りが終了すれば,RFIDリーダ20を商品棚9から抜き出す(ステップS27)。タスク情報を確認し,まだすべてのRFID読取りが終了していなければ(ステップS28),ステップS20に戻って次のRFID読取りの処理を行う。すべてのRFID読取りが終了していれば(ステップS28),待機位置に在庫管理ロボット1を移動させて作業を終了する。
〔実施の形態3〕
図8は,本発明の実施の形態3の例を示す図である。本実施の形態3は,RFIDの読取りに失敗した場合に,RFIDリーダ20の商品棚9への挿入位置を変えて再度RFID読取りを行う形態である。在庫管理ロボット1は,RFIDの読取り結果を評価し,RFID読取りに失敗したと判断した場合には,近傍の異なる場所に可動アーム30を差し込みなおし,再びRFID読取りを行う。これにより,商品棚9に存在する各商品に取り付けられたRFIDタグの正確なRFID読取りが可能となる。図8の例では,1回目のRFID読取りに失敗し,可動アーム30を動かすことによりRFIDリーダ20の挿入位置を変更して2回目のRFID読取りを行っている。
図9は,本実施の形態3のRFID読取り処理フローチャートである。本実施の形態3のRFID読取り処理は,前述の実施の形態1のRFID読取り処理に,RFIDの読取りに失敗したときにRFIDリーダ20の挿入位置を変更して再度RFID読取りを行う処理を追加したものである。
まず,タスク情報からRFID読取りの目的とする商品棚9の位置情報を取得する(ステップS30)。フロア情報と,ロボット位置センサ60が検出した現在位置の情報とをもとに,移動制御部14は,移動用モータ51によって移動機構部50を動かし,在庫管理ロボット1を目的の商品棚9の位置まで移動させる(ステップS31)。
在庫管理ロボット1が目的位置に停止したら,タスク情報からRFID読取りを行う商品棚9の段の情報を取得し,カメラ40でRFIDリーダ20の挿入位置を確認する(ステップS32)。
RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を,確認された商品棚9の挿入位置に,設定された深さで挿入し(ステップS33),RFIDリーダ20によって,その商品棚9の商品に取り付けられたRFIDタグの情報の一括読取りを行う(ステップS34)。
読取り結果評価部110は,読取り結果の評価を行い,読取りが成功したか否かの判定を行う(ステップS35)。読取りが成功しなかった場合には,RFIDリーダ20の挿入位置を,カメラ40から得た画像で商品の位置を確認しながら変更し(ステップS36),ステップS34に戻って再びRFID読取りを行う。
RFID読取りが終了すれば,RFIDリーダ20を商品棚9から抜き出す(ステップS37)。タスク情報を確認し,まだすべてのRFID読取りが終了していなければ(ステップS38),ステップS30に戻って次のRFID読取りの処理を行う。すべてのRFID読取りが終了していれば(ステップS38),待機位置に在庫管理ロボット1を移動させて作業を終了する。
〔実施の形態4〕
図10は,本発明の実施の形態4の例を示す図である。本実施の形態4は,RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を移動しながら商品棚9に差し込んで複数回のRFID読取りを行い,複数回の読取り結果に対して統計処理を施すことにより,統合された正確な読取り結果を取得する形態である。これにより,商品棚9に存在する各商品に取り付けられたRFIDタグの情報の読取りの正確性が高くなる。
RFIDでは,RFIDタグとRFIDリーダ20との位置関係により,その反応性が変わる。RFIDタグの向きがRFIDリーダ20に正対するときに反応性が最強となり,逆に垂直になると反応しないことがある。すなわち,RFIDリーダ20がRFIDタグに正対するときに最も強い情報交換ができ,その正確性が高まる。RFIDリーダ20の読取り位置を変えて複数回の読取りを行えば,そのうちの何度かは反応性が高い角度からの読取りとなる。
図10の例では,在庫管理ロボット1は,1箇所の読取りポイントでRFIDリーダ20の挿入の深さを3段階に変え,3回のRFID読取りを行っている。この3回の読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果が得られる。
統計処理の例としては,異なる場所からのRFID読取りによって,それぞれのRFIDタグについて少なくとも2回の情報の読取りが完了した場合に,正確な読取りができたものとする方法が考えられる。この例では,最初の読取り位置でRFIDタグの情報の一括読取りを行い,その読取り結果を保持してそれぞれRFIDタグの読取り回数を1回とする。続いて,読取り位置を変えてRFIDタグの情報の一括読取りを行い,すでに保持されているRFIDタグの読取り結果については読取り回数をインクリメントし,まだ保持されていないRFIDタグの読取り結果については新規に情報の読取り結果を保持して読取り回数を1回とする。このような処理を,読取り位置を変えながらすべてのRFIDタグの読取り結果の読取り回数が2以上となるまで繰り返す。
また,統計処理の別の例としては,RFIDタグからの反応電波の強さを信頼性得点に変換し,読み取ったそれぞれのRFIDタグの情報ごとに,複数回の読取りにおける得点の合計があらかじめ定められた点数以上になることをもって,信頼性が確保されたと判断する方法などが考えられる。
図11は,本実施の形態4のRFID読取り処理フローチャートである。本実施の形態4のRFID読取り処理は,前述の実施の形態1のRFID読取り処理に,RFIDリーダ20の挿入の深さを変えて複数回のRFID読取りを行い,複数回のRFID読取り結果の統計を行う処理を追加したものである。
まず,タスク情報からRFID読取りの目的とする商品棚9の位置情報を取得する(ステップS40)。フロア情報と,ロボット位置センサ60が検出した現在位置の情報とをもとに,移動制御部14は,移動用モータ51によって移動機構部50を動かし,在庫管理ロボット1を目的の商品棚9の位置まで移動させる(ステップS41)。
在庫管理ロボット1が目的位置に停止したら,タスク情報からRFID読取りを行う商品棚9の段の情報を取得し,カメラ40でRFIDリーダ20の挿入位置を確認する(ステップS42)。RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を,確認された商品棚9の挿入位置に挿入する(ステップS43)。
商品棚9へのRFIDリーダ20の挿入の深さを変更しながら,RFIDリーダ20によって,その商品棚9の商品に取り付けられたRFIDタグの情報の一括読取りを複数回行う(ステップS44)。読取り結果統計処理部111は,複数回の読取り結果に対して統計処理を行い(ステップS45),統合された読取り結果を取得する。
RFID読取りが終了すれば,RFIDリーダ20を商品棚9から抜き出す(ステップS46)。タスク情報を確認し,まだすべてのRFID読取りが終了していなければ(ステップS47),ステップS40に戻って次のRFID読取りの処理を行う。すべてのRFID読取りが終了していれば(ステップS47),待機位置に在庫管理ロボット1を移動させて作業を終了する。
〔実施の形態5〕
図12は,本発明の実施の形態5の例を示す図である。本実施の形態5は,RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を複数用意し,それらを商品棚9の別々の位置に差し込んでRFID読取りを行い,複数の位置で得られた読取り結果に対して統計処理を施すことにより,統合された正確な読取り結果を取得する形態である。これにより,商品棚9に存在する各商品に取り付けられたRFIDタグの情報の読取りの正確性が高くなる。
図12の例では,在庫管理ロボット1は,第2のRFIDリーダ20’が取り付けられた第2の可動アーム30’を持ち,2箇所の読取りポイントにRFIDリーダ20,20’を挿入してRFIDタグの情報の一括読取りを行っている。この2箇所からの読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果が得られる。なお,第2のRFIDリーダ20’の取り付け場所を,第2の可動アーム30’に限る必要はない。例えば在庫管理ロボット1の前面に第2のRFIDリーダ20’を取り付け,商品棚9の前面からRFID読取りを行うようにしてもよい。当然,RFIDリーダ20の個数を3個以上にしてもよい。
図13は,本実施の形態5のRFID読取り処理フローチャートである。本実施の形態5のRFID読取り処理は,前述の実施の形態1のRFID読取り処理に,第2のRFIDリーダ20’によるRFID読取りを行い,複数位置からの読取り結果の統計を行う処理を追加したものである。
まず,タスク情報からRFID読取りの目的とする商品棚9の位置情報を取得する(ステップS50)。フロア情報と,ロボット位置センサ60が検出した現在位置の情報とをもとに,移動制御部14は,移動用モータ51によって移動機構部50を動かし,在庫管理ロボット1を目的の商品棚9の位置まで移動させる(ステップS51)。
在庫管理ロボット1が目的位置に停止したら,タスク情報からRFID読取りを行う商品棚9の段の情報を取得し,カメラ40でRFIDリーダ20の挿入位置(第1の挿入位置)を確認する(ステップS52)。RFIDリーダ20が取り付けられた可動アーム30を,確認された商品棚9の第1の挿入位置に挿入する(ステップS53)。
さらに,カメラ40で第2のRFIDリーダ20’の挿入位置(第2の挿入位置)を確認する(ステップS54)。第2のRFIDリーダ20’が取り付けられた第2の可動アーム30’を,確認された商品棚9の第2の挿入位置に挿入する(ステップS55)。
それぞれのRFIDリーダ20,20’によって,その商品棚9の商品に取り付けられたRFIDタグの情報の一括読取りを行う(ステップS56)。読取り結果統計処理部111は,2箇所の読取り結果に対して統計処理を行い(ステップS57),統合された読取り結果を取得する。
RFID読取りが終了すれば,RFIDリーダ20を商品棚9から抜き出す(ステップS58)。タスク情報を確認し,まだすべてのRFID読取りが終了していなければ(ステップS59),ステップS50に戻って次のRFID読取りの処理を行う。すべてのRFID読取りが終了していれば(ステップS59),待機位置に在庫管理ロボット1を移動させて作業を終了する。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明はこれに限られるものではない。例えば,前述の実施の形態4では,RFIDリーダ20の位置を変えて複数回のRFID読取りを行っているが,RFIDリーダ20の姿勢を変えて複数回のRFID読取りを行ってもよい。言うまでもなく,RFIDリーダ20の位置と姿勢とを同時に変えて複数回のRFID読取りを行っても構わない。
また,前述の実施の形態3,4では,可動アーム30を動かすことによりRFIDリーダ20の位置を変えているが,可動アーム30と同時に移動機構部50を動かすことにより,RFIDリーダの位置を変えるようにしてもよい。
以上説明した実施の形態の特徴を列挙すると以下のとおりである。
(付記1)
自律的に移動を行うための移動手段と,本体の移動とは別に動作するアーム状の可動部位とを備え,あらかじめ物品に取り付けられたRFIDタグに基づいて物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットであって,
前記アーム状の可動部位に取り付けられたRFIDリーダと,
あらかじめ登録されたRFID読取りの場所の情報を含む読取り指示情報であるタスク情報を保持し,前記在庫管理ロボットを制御する制御手段とを備え,
前記制御手段は,前記タスク情報の指示に従って,前記移動手段を制御して動かすことにより,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させ,前記可動部位を制御して物品が載置されている棚に差し込むことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダをRFID読取り位置に移動させ,前記RFIDリーダによって前記物品に取り付けられたRFIDタグの情報を読取ることにより読取り結果を取得する
ことを特徴とする在庫管理ロボット。
(付記2)
付記1に記載された在庫管理ロボットにおいて,
画像を取得するカメラを備え,
前記制御手段は,少なくとも前記可動部位の制御に前記カメラから取得された画像を用い,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置への前記可動部位の移動を調整する
ことを特徴とする在庫管理ロボット。
(付記3)
付記1または付記2に記載された在庫管理ロボットにおいて,
前記制御手段は,前記取得された読取り結果を評価して再度RFID読取りを行う必要があるか否かを判断し,再度RFID読取りを行う必要があると判断された場合に,前記移動手段または前記可動部位を制御して動かすことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダのRFID読取り位置または姿勢を変更し,前記RFIDリーダによって再度読み取られた前記物品に取り付けられたRFIDタグの情報の読取り結果を取得する
ことを特徴とする在庫管理ロボット。
(付記4)
付記1,付記2または付記3に記載された在庫管理ロボットにおいて,
前記制御手段は,前記移動手段または前記可動部位を制御して動かすことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダのRFID読取り位置または姿勢を変更しながら複数回のRFID読取りの読取り結果を取得し,取得された複数回の読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果を取得する
ことを特徴とする在庫管理ロボット。
(付記5)
自律的に移動を行うための移動手段と,本体の移動とは別に動作する1または複数のアーム状の可動部位とを備え,あらかじめ物品に取り付けられたRFIDタグに基づいて物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットであって,
少なくとも1つが前記アーム状の可動部位に取り付けられた複数のRFIDリーダと,
あらかじめ登録されたRFID読取りの指示情報であるタスク情報を保持し,前記在庫管理ロボットを制御する制御手段とを備え,
前記制御手段は,前記タスク情報の指示に従って,前記移動手段を制御して動かすことにより,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させ,前記可動部位に取り付けられたRFIDリーダについては前記可動部位を制御して物品が載置されている棚に差し込むことによりRFID読取り位置に移動させ,前記複数のRFIDリーダによって前記物品に取り付けられたRFIDタグの情報を読取ることにより読取り結果を取得し,取得された複数のRFIDリーダによる読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果を取得する
ことを特徴とする在庫管理ロボット。
(付記6)
自律的に移動を行うための移動手段と,本体の移動とは別に動作するアーム状の可動部位とを備え,さらに可動部位に取り付けられたRFIDリーダを備え,あらかじめ登録されたRFID読取りの場所の情報を含む読取り指示情報であるタスク情報に従って物品に取り付けられたRFIDタグの情報を前記RFIDリーダで読み取ることにより,物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットによる在庫管理方法であって,
前記タスク情報の指示に従って前記移動手段を制御して動かすことにより,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させる過程と,
前記タスク情報の指示に従って前記可動部位を制御して物品が載置されている棚に差し込むことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダをRFID読取り位置に移動させる過程と,
前記RFIDリーダによって読み取られた前記物品に取り付けられたRFIDタグの情報の読取り結果を取得する過程とを有する
ことを特徴とする在庫管理ロボットによる在庫管理方法。
(付記7)
付記6に記載された在庫管理ロボットによる在庫管理方法において,
前記在庫管理ロボットは,画像を取得するカメラを備え,
前記RFIDリーダをRFID読取り位置に移動させる過程では,前記カメラから取得された画像を用い,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置への前記可動部位の移動を調整する
ことを特徴とする在庫管理ロボットによる在庫管理方法。
本発明の実施の形態による在庫管理ロボットの機能構成例を示す図である。 読取り結果テーブルの例を示す図である。 本実施の形態による在庫管理ロボットの外観の例を示す図である。 本発明の実施の形態1の例を示す図である。 本実施の形態1のRFID読取り処理フローチャートである。 本発明の実施の形態2の例を示す図である。 本実施の形態2のRFID読取り処理フローチャートである。 本発明の実施の形態3の例を示す図である。 本実施の形態3のRFID読取り処理フローチャートである。 本発明の実施の形態4の例を示す図である。 本実施の形態4のRFID読取り処理フローチャートである。 本発明の実施の形態5の例を示す図である。 本実施の形態5のRFID読取り処理フローチャートである。
符号の説明
1 在庫管理ロボット
10 制御部
11 RFID読取り部
110 読取り結果評価部
111 読取り結果統計処理部
12 可動アーム制御部
13 読取り目標位置確認部
14 移動制御部
15 タスク情報記憶部
16 フロア情報記憶部
17 読取り結果記憶部
20 RFIDリーダ
30 可動アーム
31 可動アームモータ
40 カメラ
41 画像前処理部
50 移動機構部
51 移動用モータ
60 ロボット位置センサ

Claims (4)

  1. 自律的に移動を行うための移動手段と,本体の移動とは別に動作するアーム状の可動部位とを備え,あらかじめ物品に取り付けられたRFIDタグに基づいて物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットであって,
    前記アーム状の可動部位に取り付けられたRFIDリーダと,
    あらかじめ登録されたRFID読取りの場所の情報を含む読取り指示情報であるタスク情報を保持し,前記在庫管理ロボットを制御する制御手段とを備え,
    前記制御手段は,前記タスク情報の指示に従って,前記移動手段を制御して動かすことにより,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させ,前記可動部位を制御して物品が載置されている棚に差し込むことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダをRFID読取り位置に移動させ,前記移動手段または前記可動部位を制御して動かすことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダのRFID読取り位置または姿勢を変更しながら,前記RFIDリーダによって前記物品に取り付けられたRFIDタグの情報を複数回読取ることにより,複数回の読取り結果を取得し,取得された複数回の読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果を取得する
    ことを特徴とする在庫管理ロボット。
  2. 請求項1に記載された在庫管理ロボットにおいて,
    画像を取得するカメラを備え,
    前記制御手段は,少なくとも前記可動部位の制御に前記カメラから取得された画像を用い,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置への前記可動部位の移動を調整する
    ことを特徴とする在庫管理ロボット。
  3. 自律的に移動を行うための移動手段と,本体の移動とは別に動作する1または複数のアーム状の可動部位とを備え,あらかじめ物品に取り付けられたRFIDタグに基づいて物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットであって,
    少なくとも1つが前記アーム状の可動部位に取り付けられた複数のRFIDリーダと,
    あらかじめ登録されたRFID読取りの指示情報であるタスク情報を保持し,前記在庫管理ロボットを制御する制御手段とを備え,
    前記制御手段は,前記タスク情報の指示に従って,前記移動手段を制御して動かすことにより,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させ,前記可動部位に取り付けられたRFIDリーダについては前記可動部位を制御して物品が載置されている棚に差し込むことによりRFID読取り位置に移動させ,前記複数のRFIDリーダによって前記物品に取り付けられたRFIDタグの情報を読取ることにより読取り結果を取得し,取得された複数のRFIDリーダによる読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果を取得する
    ことを特徴とする在庫管理ロボット。
  4. 自律的に移動を行うための移動手段と,本体の移動とは別に動作するアーム状の可動部位とを備え,さらに可動部位に取り付けられたRFIDリーダを備え,あらかじめ登録されたRFID読取りの場所の情報を含む読取り指示情報であるタスク情報に従って物品に取り付けられたRFIDタグの情報を前記RFIDリーダで読み取ることにより,物品の在庫管理を行う自律動作型の在庫管理ロボットによる在庫管理方法であって,
    前記タスク情報の指示に従って前記移動手段を制御して動かすことにより,前記RFIDリーダによるRFID読取り位置の近傍まで本体を移動させる過程と,
    前記タスク情報の指示に従って前記可動部位を制御して物品が載置されている棚に差し込むことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダをRFID読取り位置に移動させる過程と,
    前記移動手段または前記可動部位を制御して動かすことにより,前記可動部位に取り付けられた前記RFIDリーダのRFID読取り位置または姿勢を変更しながら,前記RFIDリーダによって読み取られた前記物品に取り付けられたRFIDタグの情報の複数回の読取り結果を取得する過程と
    取得された複数回の読取り結果に対して統計処理を行うことにより,統合された読取り結果を取得する過程とを有する
    ことを特徴とする在庫管理ロボットによる在庫管理方法。
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