JP4745520B2 - 滞留防止用バッフル体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主配管及び該主配管から分岐するノズルを備えた流体輸送用配管における、当該ノズル内の流体の滞留を防止する方法、及び滞留防止用バッフル体に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体の輸送を企図した工場内の配管には、圧力計取り付け、サンプリング、抜液等の様々な目的に応じて、主配管の各部に前記主配管から分岐する形態で多くのノズルが設置されている。
【0003】
このような流体輸送用配管においては、流体は、新たに輸送されてくる流体自身の輸送方向の圧力によって主配管内を移動しており、この主配管から分岐する形態に設けられたノズルは、輸送流体の主流から外れる位置にあるため、このノズル部分に流入した流体は輸送圧力を充分に受けられずに滞留しがちである。
【0004】
こうしてノズル部分に流入した流体が滞留した場合、使用する流体の含有成分によって、例えば重合性物質を含有する流体であれば重合防止効果の低下に伴って該流体が重合し、あるいはまた、結晶性物質を含有する流体であれば温度低下に伴って結晶化が発生するなどの現象が発生する。これらの現象は、ひいては流体そのものの凝固を引き起こし、これによりしばしばノズルを閉塞させ、計器の誤指示やサンプリング、抜液不能等の問題を起こしていた。
【0005】
このような流体の凝固を回避するために、重合性物質を含有する流体については重合防止剤を添加すること、さらにはこの重合防止剤を増量することが周知である。同様に、結晶性物質を含有する流体については、ノズル部分を保温、あるいは温水もしくはスチーム等によりトレースすることが周知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、重合性物質を含有する流体の重合防止のために、重合防止剤を添加もしくは増量することや、結晶性物質を含有する流体の結晶化防止のために保温の強化あるいは温水やスチームでトレースすることは、経済的に不利であり、流体そのものの組成の変更を余儀なくされたり、熱変性成分の利用に制限が加わるなどの問題も含むことになる。
本発明は、これらの問題点を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の滞留防止用バッフル体に係る発明は、主配管及び該主配管から分岐するノズルを備えた流体輸送用配管における当該ノズル内の流体の滞留防止用バッフル体であって、前記ノズル内径未満の幅を有し、前記主配管の内径以上の長さを有する略長方形であり、かつ、前記ノズルに固定した状態で少なくとも一部が主配管内に突き出る長さを有するバッフル板からなり、当該バッフル板は、前記主配管から遠い部分である端部に、前記ノズル内径以上の外径を有するフランジが形成されていることを特徴とする。
【0012】
発明のバッフル体に係る発明は、更に、前記滞留防止用バッフル体の変形として、前記ノズル内径未満の外径を有する内周面を備えた円筒壁と、前記内周面に配設されており、バッフル体をノズル内に配設した状態で少なくとも一部が主配管内に突き出る長さを有するバッフル板とを備えることを特徴とする滞留防止用バッフル体である
【0013】
記バッフル体が円筒壁とバッフル板とを備える場合、このバッフル板は、前記円筒壁の内周面をスライド自在に配設されていることが好ましい。
また、前記内周面には少なくとも一の螺旋状の溝が形成されていることが好ましく、さらに、前記ノズルに固定される前記円筒壁の、前記主配管から遠い部分である端部に、前記ノズル内径以上の外径を有するフランジが形成されていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
主配管から分岐する形状に設けられたノズル内における流体の経時変化、すなわち重合もしくは結晶化等は、前記ノズルが主配管から分岐した形態であるために、該ノズル中に輸送流体の主流による輸送方向の圧力がかからない流体が長時間滞留することによって起こる現象である。よって、前記のような流体の経時変化を防止するには、ノズル内の流体にも輸送流体の主流による輸送圧力が加わり、常に流動して更新されるようにする必要がある。
【0015】
そのために、本発明においては、主配管各部に設置されたノズル内にバッフル体を配設し、このバッフル体の少なくとも一部を前記主配管内に進出させる。このように配設されたバッフル体の作用により、主配管内を移動する流体の少なくとも一部がノズル内に流入し、輸送圧力がノズル内にも及ぶため、ノズル内の流体が常に流動し、更新されることになる。このような構成によれば、前記ノズル内における流体の滞留を効果的に防止することができる。
【0016】
図1に本発明が実施されている配管系の一例を示す。図1において、1は全体の図示を省略する配管系の一部を構成する主配管であり、2は主配管1から分岐するノズルである。ここでは、主配管1及びノズル2を併せて流体輸送用配管3と称する。4は略長方形のバッフル体であり、主配管1の内径以上の長さを有しており、端部には円弧が形成されている。5はバッフル体4の端部に形成されたフランジであり、バッフル体4はフランジ5を介してノズル2に固定されている。
【0017】
図1の中央図は、ノズル2に固定されたバッフル体4が主配管1内に進出した状態での主配管1及びノズル2内の流体の挙動を示す概念図である。左図はこのノズル2を含む主配管1の垂直方向断面(A−A’)図である。右図は、バッフル体4の一部が主配管内に進出しており、主配管内を移動する流体の主流を部分的に遮断する位置にあることを示す、主配管流れ方向投影面積断面(B−B’)図である。
【0018】
本発明方法に使用されるバッフル体は、少なくとも主配管内に進出する部分を備えていればよいが、図1に示す実施態様においては、バッフル体4は、主配管1から分岐するノズル2から少なくともその一部が主配管1内に進出する状態にノズル2内に配設される。図1では、バッフル体4はノズル2の主配管1からの分岐方向延長線に沿って配設されており、これにより、主配管1からのノズル2内に導入される流体の輸送圧力の損失を最小にすることができる。
【0019】
バッフル体4は適切な駆動手段を用いてノズル2内から主配管1内に進退自在としてもよく、この場合、ノズル2内の流動状態を適切に制御することが可能となる。なお、バッフル体4は、少なくともその一部が主配管1内に進出した状態で使用されるが、主配管1内に脱落することの無いよう、その端部には図1に示すように、ノズル内径以上の外径を有するフランジ5を備えるとよい。
【0020】
図1に示すバッフル体4は、主配管1の垂直方向断面積A1とバッフル体4の主配管1内への進出部分の流体流れ方向投影面積A2との関係が、A2=(0.2〜1)×A1となる形状を有している。この関係を維持することのできるバッフル体4であれば、主配管1内の流体をノズル2内に良好に導入することができる。A2<0.2×A1の場合は、バッフル体4が主配管1内の流体の流れを十分に偏向できないので、ノズル2内に流体を導入することが困難となり、好ましくない。
【0021】
さらに、図1に示すバッフル体4は、ノズル2に対して、ノズル2の内径(d)とバッフル板の幅(W)との関係が、W=(0.2〜1)×dとなる形状を有している。この関係を維持することのできるバッフル体4であれば、主配管1からノズル2内に導入された流体をノズル2内の隅々まで良好に行き渡らせることが可能となる。W<0.2×dの場合は、流体の輸送圧力の大小により、ノズル2内に流入した流体が、主配管1に近い部分でバッフル体4とノズル2との間隙を通過して再び主配管1に戻ってしまう場合があり、この場合はノズル2内の隅々まで流体を行き渡らせる効果が薄れ、ノズル2内に滞留が発生するおそれがある。
【0022】
ところで、バッフル体を既存の配管及びノズルに使用する場合、配管及びノズルには多種多様なサイズのものであるため、本発明の方法に使用されるバッフル体は、挿入しようとする配管及びノズルの形状に対応させて容易に製造、装着もしくは脱着できることが好ましい。
【0023】
図2及び図3に、本発明のバッフル体の他の実施の形態の一例を示す。本発明の方法に使用されるバッフル体4は、図2に示されるように先端部に円弧部を有するものであってもよく、また、図3に示されるように先端部が平坦なバッフル板であってもよい。バッフル体4の先端形状は、進出対象とされる主配管の内部形状に適合する形状とすることが好ましい。例えば、主配管内断面が円形の場合は、図2に示すタイプのバッフル体4が好ましく、主配管内断面が方形の場合は図3に示すタイプのバッフル体4が好ましく使用される。
【0024】
バッフル体4の材質としては、主配管内の流体によって加えられる圧力に耐えうるものであれば特に限定されるものではなく、鉄、ステンレス鋼、鋼鉄、アルミニウム等の各種の金属材料或いはそれらの合金といった無機材料、並びに、炭素繊維強化プラスチック等の強化プラスチック材料等を好適に使用することができる。図1に示すバッフル体4は、金属製であれば、鋳造、パンチング、切削等によって製造することが可能であり、強化プラスチック等のプラスチック材料であれば、押出成形等によって製造することができる。
【0025】
本発明の方法の実施の態様を図1を例に挙げて説明すると、本発明の方法では、上記したような流体輸送用配管3において、滞留が発生するおそれのあるノズル2にバッフル体4の端部のフランジ5を固定し、バッフル体4を主配管1内に進出させる。これにより、主配管1内を流れる流体はバッフル体4によって流体抵抗を受け、その一部の流れが偏向されてバッフル体4に沿ってノズル2内に導入される。ノズル2内に導入された流体はノズル2の内部の隅々に行き渡るので、ノズル2内の流体の滞留を防止ないし低減することができる。
【0026】
本発明は、各種の流体を搬送する配管系に用いることができるが、ノズル内の滞留防止の必要性の観点から、主に液体の配管系に好ましく適用することができる。特に本発明を、各種の重合性モノマー等の重合性物質又は結晶性物質を含む液体の配管系に適用した場合には、ノズル内の滞留に起因する重合体或いは結晶体の生成を効果的に防止することができる。このような重合性物質又は結晶性物質としては、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクロレイン等が挙げられる。本発明は、特に(メタ)アクリル酸を含む液体の配管系に好適である。なお、「(メタ)アクリル」とは、慣用されるように、「アクリル」及び/または「メタクリル」を意味する。
【0027】
本発明では、バッフル体として図1〜図3に示したタイプの他に図4に示すものを使用することができる。
【0028】
図4に示すバッフル体4は、図示しないノズルの内径未満の大きさの外径を有し、内周面6’を備えた円筒壁6と、図示しない主配管の外径以上の長さを有し、内周面6’に配設された略長方形のバッフル板4’とから構成されている。ここに示す実施の形態においては、バッフル板4’はバッフル体4の構成要素の一部とされている点が図1又は2のタイプとは異なる。
【0029】
図4のバッフル体4では、円筒壁6は、図示しないノズル内径以上の外径を有するフランジ9をその最上部に備えている。したがって、このバッフル体4はノズルにしっかりと固定され、主配管内に脱落することがない。
【0030】
また、このバッフル体4では、円筒壁6の内周面6’に、円筒壁6の母線方向に沿ってスライド溝7が形成されており、バッフル板4’の両端部がスライド溝7内に嵌合されている。したがって、バッフル板4’は円筒壁6の母線方向に対して摺動自在であり、円筒壁6に対して相対位置を自在に調整することができる。なお、図4の形態では、バッフル板4’の上端部に突出部8が形成されており、バッフル板4’のスライド溝7に沿った移動を制限している。したがって、バッフル板4’は円筒壁6から脱落することはない。
【0031】
図4のバッフル体4を例えば図1の流体輸送用配管において使用する場合は、まず、ノズル2の開口部から主配管1内の方向にバッフル板4’の円弧状端部を向けた状態で円筒壁6を嵌め込んで使用する。円筒壁6はフランジ9の作用によりノズル2に固定され、主配管1内に脱落することはない。次に、スライド溝7に沿ってバッフル板4’を移動させてスライド板4’の一部を主配管1内に進出させる。この場合、スライド板4’の主配管1内への進出の程度は円筒壁6に対するスライド板4’の相対位置を適宜調節することによって制御されるので、ノズル2内への流体の導入量を適切な範囲に容易に制御することが可能である。また、スライド板4’の両端がスライド溝7内に保持されているので、流体の流れ圧力によってスライド板4’が揺動又は振動してノズル2から脱落したり、騒音を発生するようなことがない。そして、このバッフル体4は、円筒壁6をノズル2の開口部に嵌め込むだけで装着できるので、取り付けが容易であるという利点も有する。
【0032】
なお、本発明によるバッフル体として、さらに別の変形例も提案される。図5に例示したバッフル体は、図4のバッフル体と同様の構造を有するが、その円筒壁6の内周面6’に、螺旋溝10が形成されている。図5によって例示される形状以外にも、螺旋溝10は内周面6’上において連続的に形成されていてもよく、また、間欠的に形成されていてもよい。また、螺旋溝10は少なくとも内周面6’の一部に形成されていればよいが、好ましくは、スライド溝7の部分を除く内周面6’の全面に形成されているとよい。このバッフル体においては、バッフル板4’によって主配管内での流れを偏向された流体がバッフル体内に導入された際に、その一部が螺旋溝10に沿って流れるために、ノズル2内で流体の螺旋流が発生する。したがって、ノズル内における螺旋流の撹拌効果によって、ノズル内の隅々まで流体が良好に行き渡って、好ましくない滞留現象を効果的に防止ないし解消することができる。
【0033】
【実施例】
以下に、本発明を、実施例により説明する。
【0034】
(実施例1)
管内断面が内径46mmの円形である主配管と、主配管から垂直に分岐し、主配管から100mmの位置がフランジ構造であるノズル口を有する管内断面が内径20mmの円形であるノズルを有する配管設備において、ノズル口に図2に示す形状のステンレス製バッフル体であって、バッフル板の長さが140mm、幅が18mmで、先端が半径9mmの半円状であるバッフル体を配設した。この配管設備の主配管にメタクリル酸98%、アクリル酸0.5%及びその他の化合物1.5%からなる液を1m/sで1年間流通させ、ノズル内部を観察したところ、重合物は見られなかった。
【0035】
(比較例1)
ノズル口にバッフル体を配設しなかったこと以外は、実施例1と同様に実施した。1年後にノズル内部を観察したところ、メタクリル酸の重合物によりノズルが完全に閉塞していた。
【0036】
(実施例2)
管内断面が内径27mmの円形である主配管と、主配管から垂直に分岐し、主配管から150mmの位置がフランジ構造であるノズル口を有する管内断面が内径20mmの円形であるノズルを有する配管設備において、ノズル口に図3に示す形状のステンレス製バッフル体であって、バッフル板の長さが170mm、幅が15mmで、先端が平坦であるバッフル体を配設した。配管設備の外気温を5℃とし、主配管に液温25℃の高純度メタクリル酸(結晶化温度:16℃)を、1.2m/sで24時間流通させ、ノズル内部を観察したところ、閉塞は見られなかった。
【0037】
(比較例2)
ノズル口にバッフル体を配設しなかったこと以外は実施例2と同様に実施してノズル内部を観察したところ、メタクリル酸の結晶物によりノズルが閉塞していた。
【0038】
【発明の効果】
本発明のバッフル体をノズル内に設置することにより、容易にノズル内の流体の滞留を防止することができる。したがって、特に、重合性物質又は結晶性物質を含む液体の場合は、ノズル内での重合体あるいは結晶体の生成によるノズルの閉塞を良好に抑制ないし解消することができる。
【0039】
また、バッフル体を、ノズルの分岐方向延長に沿って配設する場合は、ノズル内に導入される流体の圧力損失を低減することができ、高い流動性を保ったまま流体をノズル内に導入してノズル内部の滞留を効果的に抑制又は解消することができる。
【0040】
バッフル体に含まれるバッフル板が主配管内に進退自在である場合は、バッフル板の主配管内への進出度を適度に制御することにより、ノズル内への流体の導入量を適切に制御することができる。この場合は、ノズル内への流体の適切な導入のために、主配管の垂直方向断面積(A1)とバッフル体の当該主配管内への進出部分の流体流れ方向投影面積(A2)との関係を、A2=(0.2〜1)×A1とすることができる。また、ノズルの内径(d)と前記バッフル体の幅(W)との関係を、W=(0.2〜1)×dとすることができる。
【0041】
そして、本発明のバッフル体が、ノズル内径未満の外径を有し、内周面を備えた円筒壁と、主配管の外径以上の長さを有し、前記内周面に配設されたバッフル板とを備える場合は、ノズル内へのバッフル体の装着が容易であり、スライド板の揺動又は振動を抑制して、脱落及び騒音の発生を回避することができる。また、前記バッフル板が、前記内周面をスライド自在に配設されている場合は、バッフル板の主配管への進出度の制御がきわめて容易である。そして、前記内周面に少なくとも一の螺旋状の溝が形成されている場合は、ノズル内に流入する流体の高い撹拌効果によってより効果的に滞留を防止ないし解消することができる。なお、前記円筒壁の端部にフランジが形成されている場合は、ノズルへの取り付け箇所から脱落するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるバッフル体をノズル内に配設した状態を表す図である。
【図2】 先端が円弧形状を備えるバッフル体の一例を示す図である。
【図3】 先端が四角形であるバッフル体の一例を示す図である。
【図4】 本発明によるバッフル体の一例を示す図である。
【図5】 本発明によるバッフル体の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…主配管、2…ノズル、3…流体輸送用配管、4…バッフル体。

Claims (5)

  1. 主配管及び該主配管から分岐するノズルを備えた流体輸送用配管における当該ノズル内の流体の滞留防止用バッフル体であって、
    前記ノズル内径未満の幅を有し、前記主配管の内径以上の長さを有する略長方形であり、かつ、前記ノズルに固定した状態で少なくとも一部が主配管内に突き出る長さを有するバッフル板からなり、
    当該バッフル板は、前記主配管から遠い部分である端部に、前記ノズル内径以上の外径を有するフランジが形成されている、滞留防止用バッフル体。
  2. 主配管及び該主配管から分岐するノズルを備えた流体輸送用配管における当該ノズル内の流体の滞留防止用バッフル体であって、
    前記ノズル内径未満の外径を有する内周面を備えた円筒壁と、前記内周面に配設されており、バッフル体をノズル内に配設した状態で少なくとも一部が主配管内に突き出る長さを有するバッフル板とを備えた、滞留防止用バッフル体。
  3. 前記バッフル板が、前記内周面をスライド自在に配設されている、請求項記載の滞留防止用バッフル体。
  4. 前記内周面に少なくとも一の螺旋状の溝が形成されている、請求項又は記載の滞留防止用バッフル体。
  5. 前記ノズルに固定される前記円筒壁の、前記主配管から遠い部分である端部に、前記ノズル内径以上の外径を有するフランジが形成されている、請求項乃至のいずれか一項に記載の滞留防止用バッフル体。
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