JP4743196B2 - 電子機器および電子機器におけるループ判断方法 - Google Patents

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Description

この発明は、電子機器および電子機器におけるループ判断方法に関する。詳しくは、この発明は、データパケットを伝送する伝送路が接続される複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数し、各計数値を閾値と比較してループ状の接続状態を構成している端子、つまり異常接続端子を判断することにより、簡単な構成で、かつ容易に異常接続端子を判断できるようにした電子機器に係るものである。
近年、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダや、セットトップボックス、その他のAVソース(Audio Visual source)から、テレビ受信機、プロジェクタ、その他のディスプレイに対して、デジタル映像信号、すなわち、非圧縮(ベースバンド)の映像信号(以下、「画像データ」という)と、その映像信号に付随するデジタル音声信号(以下、「音声データ」という)とを、高速に伝送する通信インタフェースとして、HDMI(High Definition Multimedia Interface)が普及しつつある。例えば、特許文献1には、HDMI規格の詳細についての記載がある。
また近年、パーソナルコンピュータ(PC)の普及はもとより一般的なコンシューマ製品の環境においてもインターネットに接続される機会が増えてきた。地上波デジタル放送、BSデジタル放送においてはEPGの情報提供の手段として、イーサネット(Ethernet)が定義されており、テレビ、デジタル放送対応機器には通常、RJ−45のコネクタが搭載されている。
また、録画の手段としてもイーサネットを経由した録画対応機器もあり、そのほかに今後IP−TV等インターネット経由の動画の配信等も考えられ、一台の機器に複数のイーサネットのコネクタを持つ機器が今後流通することが考えられる。その場合、接続の仕方によっては、ループ状接続状態が発生する可能性がある。
例えば、特許文献2には、同一のFCS(Frame Check Sequence)値を有するMACフレームの受信フレーム数をカウントし、同一のFCS値を有するMACフレームの一定期間の受信フレーム数が予め設定された閾値以上となった場合に、ネットワークがループ状態に陥ったと判定するループ監視・検出手段が記載されている。
WO2002/078336号公報 特開2006−13737号公報
上述したように、同一のFCS値を有するMACフレームの一定期間の受信フレーム数を用いるものにあっては、MACフレームのFCSフィールドを検索エンジン部に書き込んでおく必要があり、大きなメモリ容量が必要となる。また、同一のFCS値であるか否かを判断する処理が必要となり、構成が複雑となり、CPUの処理負荷も非常に大きくなる。
この発明の目的は、ループ状の接続状態を構成している端子(異常接続端子)を簡単な構成で、かつ容易に判断することにある。
この発明の概念は、
データパケットを伝送する伝送路が接続される複数の端子と、
上記複数の端子が接続されるスイッチングハブと、
上記スイッチングハブを通じて上記データパケットの送受信を行う通信部と、
上記複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数するパケット計数部と、
上記パケット計数部で計数された上記複数の端子の計数値を閾値と比較し、ループ状の接続状態を構成している端子を判断するループ判断部とを備え
上記パケット計数部は、上記スイッチングハブから上記通信部に送られるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数が閾値を超えるとき、上記複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数す
ことを特徴とする電子機器にある。
この発明においては、通信部と複数の端子との間にスイッチングハブが配置されている。通信部は、スイッチングハブを通じて、伝送路にデータパケットを送信し、また、伝送路からデータパケットを受信する。例えば、伝送路の一部は、HDMIケーブルの所定ライン(リザーブラインおよびHPDライン等)により構成されている双方向通信路であってもよい。パケット計数部では、複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数が計数される。この測定は、例えば、電源投入時、一定時間毎、あるいはユーザがHDMIケーブルの抜き差しを行ったとき、さらには、ユーザの指示があったとき、等に行われる。
例えば、パケット計数部では、当該計数が、例えば、スイッチングハブから通信部に送られるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数が閾値を超えるときに、行われる。この場合、最初から複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数する必要がなく、処理負荷が軽減される。
上述したように、データパケットを伝送する伝送路が接続される複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数し、各計数値を閾値と比較してループ状の接続状態を構成している端子、つまり接続異常端子を判断することにより、簡単な構成で、かつ容易に接続異常端子を判断できる。
この発明において、例えば、ループ判断部の判断結果に基づいて、接続異常を伝えるメッセージおよびループ状の接続状態を構成している端子を表示する情報表示部をさらに備える、ようにされてもよい。この場合、ユーザは、接続異常およびループ状の接続状態を構成している端子を認識でき、不正な接続をしている端子の接続を開放して、ループ状接続状態を回避することが容易となる。
また、この発明において、例えば、情報表示部は、接続の変更を促すメッセージをさらに表示する、ようにされてもよい。この場合、ユーザに、不正な接続をしている端子の接続を開放して、ループ状接続状態を回避することを促すことができる。
また、この発明において、例えば、ループ判断部の判断結果に基づいて、ループ状の接続状態を構成している端子を通しての通信を遮断する通信遮断制御部をさらに備える、ようにされてもよい。この場合、不正な接続をしている端子からケーブルを取り外す等の等のユーザの手間を省くことが可能となる。
また、この発明において、例えば、通信遮断制御部は、パケット計数部がブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数するとき、過去に行っている通信の遮断を解除する、ようにされてもよい。このように過去に行っている通信の遮断を解除することで、ケーブルの取り外し、接続変更等で過去とは異なる接続状態になっており、過去に通信の遮断を行った端子が現在はループ状の接続状態を構成していない場合に、ループ判断部の新たな判断結果に基づいて当該端子は通信が可能な状態に自動的に復帰される。
また、この発明において、ループ状の伝送路を構成している端子を通しての通信を遮断するか否かをユーザに選択させるためのユーザ選択部をさらに備え、通信遮断制御部は、ユーザ選択部でユーザにより通信を遮断することが選択されるとき、ループ状の接続状態を構成している端子を通しての通信を遮断する、ようにされてもよい。この場合、ユーザの意に沿わない通信遮断が自動的に行われることを回避できる。
また、この発明において、例えば、通信部は、スイッチングハブを通じて複数の端子に接続されている伝送路にブロードキャストパケットを送出する、ようにされてもよい。この場合、通信部から伝送路にブロードキャストパケットが送出されるため、ブロードキャストパケットの到着個数に基づくループ状の接続状態を構成している端子であるか否かの判断を、確実に行うことができる。
また、この発明において、スイッチングハブは、少なくとも、通信部に送信すべきデータパケットのうちブロードキャストパケットを、この通信部に有線的に送信する、ようにされてもよい。この場合、スイッチングハブから通信部に送られるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数が閾値を超えるか否かの判断、つまり、ループ検出の感度を上げることができる。
また、この発明において、スイッチングハブは、少なくとも、通信部に対する送信帯域を一定帯域に制限する、ようにされてもよい。これにより、ループ状接続状態が存在する場合であっても、通信部へのブロードキャストパケットの供給を抑制でき、通信部の処理負荷を軽減できる。
この発明によれば、データパケットを伝送する伝送路が接続される複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数し、各計数値を閾値と比較してループ状の接続状態を構成している端子を判断するものであり、ループ状の接続状態を構成している端子を簡単な構成で、かつ容易に判断できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのAVシステム100の構成例を示している。
このAVシステム100は、テレビ受信機130にセットトップボックス(STB)150、パーソナルコンピュータ(PC)160、およびアンプ170を介してBD(Blu-ray Disc)レコーダ180が接続されると共に、テレビ受信機130、セットトップボックス150およびBDレコーダ180がブロードバンドルータ(BB Router)110に接続された構成とされている。
このAVシステム100の構成についてさらに説明する。ブロードバンドルータ110は、複数のポート、この実施の形態においては、インターネットに接続するためのWAN(Wide Area Network)側の1個のイーサネット(Ethernet)ポート111aと、LAN(Local Area Network)側の4個のイーサネットポート111b〜111eとを備えている。ここで、「イーサネット」および「Ethernet」は、それぞれ、登録商標である。
シンク機器としてのテレビ受信機130は、5個のネットワーク端子131a〜131eと、6個のポート132a〜132fを備えるスイッチングハブ133と、高速データラインインタフェース134a,134bと、MAC層処理部、PHY層処理部等から構成されている通信部135と、制御部136と、ユーザ操作部137と、表示パネル138とを備えている。
制御部136は、テレビ受信機130の各部の動作を制御する。ユーザ操作部137は、ユーザインタフェースを構成し、制御部136に接続されている。ユーザ操作部136は、テレビ受信機130の図示しない筐体に配置されたキー、釦、ダイアル、あるいはリモコン等で構成される。表示パネル138は、ユーザインタフェース(UI)を構成し、例えば、制御部136から発生される表示信号によるUI画面を表示する。表示パネル138は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(ElectroLuminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成される。
ネットワーク端子131a,131d,131eは、イーサネットポートで構成されている。ネットワーク端子131a,131d,131eは、スイッチングハブ133のポート132b,132e,132fに接続されている。
また、ネットワーク端子131b,131cは、HDMI端子で構成されている。このHDMI端子には、HDMI受信部および高速データラインインタフェースが接続される。ネットワーク端子131b,131cは、高速データラインインタフェース134a,134bを介して、スイッチングハブ133のポート132c,132dに接続されている。図1においては、HDMI受信部の図示は省略されている。
HDMI受信部は、HDMIに準拠した通信により、HDMIケーブルを介して接続されているソース機器から一方向に送信されてくるベースバンドの映像と音声のデータを受信する。高速データラインインタフェースは、HDMIケーブルの所定ライン(この実施の形態においては、リザーブライン、HPDライン)により構成された双方向通信路のインタフェースである。この高速データラインインタフェースは、外部機器(ソース機器)との間で双方向通信を行う通信部を構成している。HDMI受信部および高速データラインインタフェースの詳細は後述する。
スイッチングハブ133は、各ポートに入力されたデータパケットのあて先を解析し、当該データパケットをあて先に対応したポートから出力する。図2は、スイッチングハブ133の構成例を示している。
このスイッチングハブ133は、6個のポート132a〜132f(ポート0〜ポート5)と、PHY層処理部201a〜201fと、トラフィックマネージャ202a〜202fと、スイッチ部203と、コントロールレジスタ204とを備えている。各PHY処理部は、A/Dコンバータ、デスクランブラ・イコライザ、データハンドラ、スクランブラおよびMLT3コンバータにより構成されている。
A/Dコンバータは、受信側端子Rxに入力された信号をA/D変換する。デスクランブラ・イコライザは、A/Dコンバータの出力信号に対して、波形等化処理およびデスクランブル処理を行う。データハンドラは、デスクランブラ・イコライザの出力信号をトラフィックマネージャに供給し、当該トラフィックマネージャからの信号をスクランブラに供給する。スクランブラは、トラフィックマネージャからの信号に対してスクランブル処理を行う。MLT3コンバータは、スクランブラの出力信号に対してMLT3の変調処理を行い、変調データを送信側端子Txに出力する。
トラフィックマネージャ202a〜202fは、スイッチ部203に接続されている。トラフィックマネージャ202a〜202fは、各ポートのPHY層処理部から送られてくるパケットデータを、受信側のFIFOメモリに一時的に格納する。また、このトラフィックマネージャ202a〜202fはスイッチ部203から送られてくるパケットデータを、送信側のFIFOメモリに一時的に格納し、その後に、各ポートのPHY層処理部に送る。
スイッチ部203は、トラフィックマネージャ202a〜202fの受信側のFIFOメモリに格納されたパケットデータを順次読み出し、そのあて先を解析して、あて先に対応したポートのトラフィックマネージャに送る。この場合、あるポートのトラフィックマネージャのFIFOメモリから読み出したデータパケットがブロードキャストパケットである場合には、当該ブロードキャストパケットはスイッチ部203から他の全てのポートのトラフィックマネージャに送られる。
図3は、トラフィックマネージャ202(トラフィックマネージャ202a〜202f)の具体的な構成例を示している。
トラフィックマネージャ202は、受信側のFIFOメモリ231と、パケット入力部232と、送信側のブロードキャストパケット用のFIFOメモリ233と、送信側の非ブロードキャストパケット用のFIFOメモリ234と、パケット出力部235と、帯域制限部236とを有している。
受信側のFIFOメモリ231は、PHY層処理部201(PHY層処理部201a〜201f)から送られてくるデータパケットを一時的に格納する。パケット入力部232は、スイッチ部203から送られてくるデータパケットがブロードキャストパケットであるか非ブロードキャストパケットであるかを判断し、ブロードキャストパケットをFIFOメモリ233に書き込み、非ブロードキャストパケットをFIFOメモリ234に書き込む。
パケット出力部235は、FIFOメモリ233およびFIFOメモリ234からデータパケットを順次読み出し、帯域制限部236を介してPHY層処理部201に送信する。帯域制限部236は、送信帯域を制限する。
トラフィックマネージャ202の動作は、コントロールレジスタ204を介して、制御部136(図1、図2参照)により制御される。この実施の形態において、ポート132a(ポート0)に対応したトラフィックマネージャ202aは、以下のように制御される。
すなわち、制御部136で、後述するループ検出処理を行う際、パケット出力部235は、FIFOメモリ233に格納されているブロードキャストパケットを優先的に読み出して出力する。すなわち、FIFOメモリ233にブロードキャストパケットが存在している限り、当該FIFOメモリ233からブロードキャストパケットを読み出して出力し、当該FIFOメモリ233にブロードキャストパケットが存在しないときのみFIFOメモリ234から非ブロードキャストパケット(ユニキャストパケット、マルチキャストパケット)を読み出して出力する。このように、パケット出力部235がブロードキャストパケットを優先的に出力する状態とすることで、ループ状接続状態の検出(ループ検出)の感度を上げることができる。
また、制御部136で、後述するループ検出処理を行う際、帯域制限部236は、送信帯域を一定帯域に制限する。例えば、通常の送信帯域が100Mbpsであり、ループ検出処理時には1Mbpsに制限される。このように、帯域制限部236が送信帯域を一定帯域に制限する状態とすることで、ループ状接続状態が存在する場合に、通信部135に送信されるブロードキャストパケットの個数を制限でき、制御部(CPU)136の負荷が過大となって、ループ検出処理等に支障を来すことを回避できる。
なお、ポート132b〜132f(ポート1〜ポート5)に対応したトラフィックマネージャ202b〜202fにおいても、後述するループ検出処理を行う際、上述のポート132a(ポート0)に対応したトラフィックマネージャ202aと同様に、パケット出力部235は、FIFOメモリ233に格納されているブロードキャストパケットを優先的に読み出して出力するようにしてもよい。このように、パケット出力部235がブロードキャストパケットを優先的に出力する状態とすることで、ループ状接続状態が存在する場合に、ブロードキャストパケットがループを優先的に流れるようになり、従って、ループ検出の感度、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子の検出感度を上げることができる。
図1に戻って、テレビ受信機130の通信部135は、スイッチングハブ133のポート132aに接続されている。この通信部135は、スイッチングハブ133を通じてデータパケットの送受信を行う。この通信部135は、イーサネットインタフェースを構成している。
なお、図1に示すテレビ受信機130については、上述したように、イーサネットによる通信に関係する部分だけを概略的に示している。このことは、図1に示すセットトップボックス150、パーソナルコンピュータ160、アンプ170およびBDレコーダ180に関しても同様である。
ソース機器としてのセットトップボックス150は、2個のネットワーク端子151a,151bと、3個のポート152a〜152cを備えるスイッチングハブ153と、高速データラインインタフェース154と、MAC層処理部、PHY層処理部等から構成されている通信部155とを備えている。
ネットワーク端子151aは、イーサネットポートで構成されている。このネットワーク端子151aは、スイッチングハブ153のポート152bに接続されている。ネットワーク端子151bは、HDMI端子で構成されている。HDMI端子には、HDMI送信部および高速データラインインタフェースが接続される。ネットワーク端子151bは、高速データラインインタフェース154を介して、スイッチングハブ153のポート152cに接続されている。
HDMI送信部は、HDMIに準拠した通信により、HDMIケーブルを介して接続されているシンク機器に、ベースバンドの映像と音声のデータを一方向に送信する。高速データラインインタフェースは、HDMIケーブルの所定ライン(この実施の形態においては、リザーブライン、HPDライン)により構成された双方向通信路のインタフェースである。この高速データラインインタフェースは、外部機器(シンク機器)との間で双方向通信を行う通信部を構成している。HDMI送信部および高速データラインインタフェースの詳細は後述する。
通信部155は、スイッチングハブ153のポート152aに接続されている。この通信部155は、スイッチングハブ153を通じてデータパケットの送受信を行う。この通信部155は、イーサネットインタフェースを構成している。
ソース機器としてのパーソナルコンピュータ160は、2個のネットワーク端子161a,161bと、3個のポート162a〜162cを備えるスイッチングハブ163と、高速データラインインタフェース164と、MAC層処理部、PHY層処理部等から構成されている通信部165とを備えている。
ネットワーク端子161aは、イーサネットポートで構成されている。このネットワーク端子161aは、スイッチングハブ163のポート162bに接続されている。ネットワーク端子161bは、HDMI端子で構成されている。HDMI端子には、HDMI送信部および高速データラインインタフェースが接続される。ネットワーク端子161bは、高速データラインインタフェース164を介して、スイッチングハブ163のポート162cに接続されている。
HDMI送信部は、HDMIに準拠した通信により、HDMIケーブルを介して接続されているシンク機器に、ベースバンドの映像と音声のデータを一方向に送信する。高速データラインインタフェースは、HDMIケーブルの所定ライン(この実施の形態においては、リザーブライン、HPDライン)により構成された双方向通信路のインタフェースである。この高速データラインインタフェースは、外部機器(シンク機器)との間で双方向通信を行う通信部を構成している。HDMI送信部および高速データラインインタフェースの詳細は後述する。
通信部165は、スイッチングハブ163のポート162aに接続されている。この通信部165は、スイッチングハブ163を通じてデータパケットの送受信を行う。この通信部165は、イーサネットインタフェースを構成している。
リピータ機器としてのアンプ170は、3個のネットワーク端子171a〜171cと、4個のポート172a〜172dを備えるスイッチングハブ173と、高速データラインインタフェース174と、MAC層処理部、PHY層処理部等から構成されている通信部175とを備えている。
ネットワーク端子171a,171bは、イーサネットポートで構成されている。このネットワーク端子171a,171bは、スイッチングハブ173のポート172b,172cに接続されている。ネットワーク端子171cは、HDMI端子で構成されている。HDMI端子には、HDMI送信部および高速データラインインタフェースが接続される。ネットワーク端子171cは、高速データラインインタフェース174を介して、スイッチングハブ173のポート172dに接続されている。
HDMI送信部は、HDMIに準拠した通信により、HDMIケーブルを介して接続されているシンク機器に、ベースバンドの映像と音声のデータを一方向に送信する。高速データラインインタフェースは、HDMIケーブルの所定ライン(この実施の形態においては、リザーブライン、HPDライン)により構成された双方向通信路のインタフェースである。この高速データラインインタフェースは、外部機器(シンク機器)との間で双方向通信を行う通信部を構成している。HDMI送信部および高速データラインインタフェースの詳細は後述する。
通信部175は、スイッチングハブ173のポート172aに接続されている。この通信部175は、スイッチングハブ173を通じてデータパケットの送受信を行う。この通信部175は、イーサネットインタフェースを構成している。
ソース機器としてのBDレコーダ180は、2個のネットワーク端子181a,181bと、3個のポート182a〜182cを備えるスイッチングハブ183と、高速データラインインタフェース184と、MAC層処理部、PHY層処理部等から構成されている通信部185とを備えている。
ネットワーク端子181aは、イーサネットポートで構成されている。このネットワーク端子181aは、スイッチングハブ183のポート182bに接続されている。ネットワーク端子181bは、HDMI端子で構成されている。HDMI端子には、HDMI送信部および高速データラインインタフェースが接続される。ネットワーク端子181bは、高速データラインインタフェース184を介して、スイッチングハブ183のポート182cに接続されている。
HDMI送信部は、HDMIに準拠した通信により、HDMIケーブルを介して接続されているシンク機器に、ベースバンドの映像と音声のデータを一方向に送信する。高速データラインインタフェースは、HDMIケーブルの所定ライン(この実施の形態においては、リザーブライン、HPDライン)により構成された双方向通信路のインタフェースである。この高速データラインインタフェースは、外部機器(シンク機器)との間で双方向通信を行う通信部を構成している。HDMI送信部および高速データラインインタフェースの詳細は後述する。
通信部185は、スイッチングハブ183のポート182aに接続されている。この通信部185は、スイッチングハブ183を通じてデータパケットの送受信を行う。この通信部185は、イーサネットインタフェースを構成している。
上述したように、図1に示すAVシステム100は、テレビ受信機130にセットトップボックス(STB)150、パーソナルコンピュータ(PC)160、およびアンプ170を介してBD(Blu-ray Disc)レコーダ180が接続されている。
すなわち、テレビ受信機130のネットワーク端子131bは、HDMIケーブル211を介してセットトップボックス150のネットワーク端子151bに接続されている。また、テレビ受信機130のネットワーク端子131cは、HDMIケーブル212を介してパーソナルコンピュータ160のネットワーク端子161bに接続されている。また、テレビ受信機130のネットワーク端子131eは、イーサネットケーブル221を介してアンプ170のネットワーク端子171aに接続され、このアンプ170のネットワーク端子171cはHDMIケーブル213を介してBDレコーダ180のネットワーク端子181bに接続されている。
また、上述したように、図1に示すAVシステム100は、テレビ受信機130、セットトップボックス150およびBDレコーダ180がブロードバンドルータ(BB Router)110に接続されている。
すなわち、テレビ受信機130のネットワーク端子131aは、イーサネットケーブル222を介してブロードバンドルータ110のポート111eに接続されている。また、セットトップボックス150のネットワーク端子151aは、イーサネットケーブル223を介してブロードバンドルータ110のポート111cに接続されている。また、BDレコーダ180のネットワーク端子181aは、イーサネットケーブル224を介してブロードバンドルータ110のポート111bに接続されている。
図1に示すAVシステム100においては、シンク機器としてのテレビ受信機130は、HDMIケーブル211を介して、ソース機器としてのセットトップボックス150と、通信を行うことができる。また、シンク機器としてのテレビ受信機130は、HDMIケーブル212を介して、ソース機器としてのパーソナルコンピュータ160と、通信を行うことができる。また、シンク機器としてのテレビ受信機130は、イーサネットケーブル221、アンプ170およびHDMIケーブル213を介して、ソース機器としてのBDレコーダ180と、通信を行うことができる。
また、テレビ受信機130は、イーサネットケーブル222を介してブロードバンドルータ110に接続されているので、インターネットに接続して、例えば、所望のWebページの閲覧を行うことができる。また、セットトップボックス150は、イーサネットケーブル223を介してブロードバンドルータ110に接続されているので、インターネットに接続して、例えば、コンテンツサーバ(図示せず)から、所定のコンテンツのストリーミングあるいはダウンロードを行うことができる。また、BDレコーダ180は、イーサネットケーブル224を介してブロードバンドルータ110に接続されているので、インターネットに接続して、例えば、コンテンツサーバ(図示せず)から、所定のコンテンツのストリーミングあるいはダウンロードを行うことができる。
図4は、ソース機器(セットトップボックス150、パーソナルコンピュータ160,BDレコーダ180)のHDMI送信部(HDMIソース)と、シンク機器(テレビ受信機130)のHDMI受信部(HDMIシンク)の構成例を示している。
HDMI送信部は、一の垂直同期信号から次の垂直同期信号までの区間から、水平帰線区間および垂直帰線区間を除いた区間である有効画像区間(以下、適宜、アクティブビデオ区間ともいう)において、非圧縮の1画面分の画像の画素データに対応する差動信号を、複数のチャネルで、HDMI受信部に一方向に送信するとともに、水平帰線区間または垂直帰線区間において、少なくとも画像に付随する音声データや制御データ、その他の補助データ等に対応する差動信号を、複数のチャネルで、HDMI受信部に一方向に送信する。
すなわち、HDMI送信部は、トランスミッタ81を有する。トランスミッタ81は、例えば、非圧縮の画像の画素データを対応する差動信号に変換し、複数のチャネルである3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部に、一方向にシリアル伝送する。
また、トランスミッタ81は、非圧縮の画像に付随する音声データ、さらには、必要な制御データその他の補助データ等を、対応する差動信号に変換し、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2でHDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部に、一方向にシリアル伝送する。
さらに、トランスミッタ81は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で送信する画素データに同期したピクセルクロックを、TMDSクロックチャネルで、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部に送信する。ここで、1つのTMDSチャネル#i(i=0,1,2)では、ピクセルクロックの1クロックの間に、10ビットの画素データが送信される。
HDMI受信部は、アクティブビデオ区間において、複数のチャネルで、HDMI送信部から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号を受信するとともに、水平帰線区間または垂直帰線区間において、複数のチャネルで、HDMI送信部から一方向に送信されてくる、音声データや制御データに対応する差動信号を受信する。
すなわち、HDMI受信部は、レシーバ82を有する。レシーバ82は、TMDSチャネル#0,#1,#2で、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI送信部から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号と、音声データや制御データに対応する差動信号を、同じくHDMI送信部からTMDSクロックチャネルで送信されてくるピクセルクロックに同期して受信する。
HDMI送信部とHDMI受信部とからなるHDMIシステムの伝送チャネルには、HDMI送信部からHDMI受信部に対して、画素データおよび音声データを、ピクセルクロックに同期して、一方向にシリアル伝送するための伝送チャネルとしての3つのTMDSチャネル#0乃至#2と、ピクセルクロックを伝送する伝送チャネルとしてのTMDSクロックチャネルの他に、DDC(Display Data Channel)83やCECライン84と呼ばれる伝送チャネルがある。
DDC83は、HDMIケーブルに含まれる図示せぬ2本の信号線からなり、HDMI送信部が、HDMIケーブルを介して接続されたHDMI受信部から、E−EDID(EnhancedExtended Display Identification Data)を読み出すために使用される。
すなわち、HDMI受信部は、HDMIレシーバ82の他に、自身の性能(Configuration/capability)に関する性能情報であるE−EDIDを記憶している、EDID ROM(Read Only Memory)85を有している。HDMI送信部は、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部から、当該HDMI受信部のE−EDIDを、DDC83を介して読み出し、そのE−EDIDに基づき、例えば、HDMI受信部を有する電子機器が対応している画像のフォーマット(プロファイル)、例えば、RGB、YCbCr4:4:4、YCbCr4:2:2等を認識する。
CECライン84は、HDMIケーブルに含まれる図示せぬ1本の信号線からなり、HDMI送信部とHDMI受信部との間で、制御用のデータの双方向通信を行うのに用いられる。
また、HDMIケーブルには、HPD(Hot Plug Detect)と呼ばれるピンに接続されるライン86が含まれている。ソース機器は、当該ライン86を利用して、シンク機器の接続を検出することができる。また、HDMIケーブルには、ソース機器からシンク機器に電源を供給するために用いられるライン87が含まれている。さらに、HDMIケーブルには、リザーブライン88が含まれている。
図5は、図4のHDMIトランスミッタ81とHDMIレシーバ82の構成例を示している。
トランスミッタ81は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2にそれぞれ対応する3つのエンコーダ/シリアライザ81A,81B,81Cを有する。そして、エンコーダ/シリアライザ81A,81B,81Cのそれぞれは、そこに供給される画像データ、補助データ、制御データをエンコードし、パラレルデータからシリアルデータに変換して、差動信号により送信する。ここで、画像データが、例えばR(赤),G(緑),B(青)の3成分を有する場合、B成分(B component)はエンコーダ/シリアライザ81Aに供給され、G成分(Gcomponent)はエンコーダ/シリアライザ81Bに供給され、R成分(R component)はエンコーダ/シリアライザ81Cに供給される。
また、補助データとしては、例えば、音声データや制御パケットがあり、制御パケットは、例えば、エンコーダ/シリアライザ81Aに供給され、音声データは、エンコーダ/シリアライザ81B,81Cに供給される。
さらに、制御データとしては、1ビットの垂直同期信号(VSYNC)、1ビットの水平同期信号(HSYNC)、および、それぞれ1ビットの制御ビットCTL0,CTL1,CTL2,CTL3がある。垂直同期信号および水平同期信号は、エンコーダ/シリアライザ81Aに供給される。制御ビットCTL0,CTL1はエンコーダ/シリアライザ81Bに供給され、制御ビットCTL2,CTL3はエンコーダ/シリアライザ81Cに供給される。
エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される画像データのB成分、垂直同期信号および水平同期信号、並びに補助データを、時分割で送信する。すなわち、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される画像データのB成分を、固定のビット数である8ビット単位のパラレルデータとする。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#0で送信する。
また、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される垂直同期信号および水平同期信号の2ビットのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#0で送信する。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される補助データを4ビット単位のパラレルデータとする。そして、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#0で送信する。
エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される画像データのG成分、制御ビットCTL0,CTL1、並びに補助データを、時分割で送信する。すなわち、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される画像データのG成分を、固定のビット数である8ビット単位のパラレルデータとする。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#1で送信する。
また、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される制御ビットCTL0,CTL1の2ビットのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#1で送信する。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される補助データを4ビット単位のパラレルデータとする。そして、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#1で送信する。
エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される画像データのR成分、制御ビットCTL2,CTL3、並びに補助データを、時分割で送信する。すなわち、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される画像データのR成分を、固定のビット数である8ビット単位のパラレルデータとする。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#2で送信する。
また、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される制御ビットCTL2,CTL3の2ビットのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#2で送信する。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される補助データを4ビット単位のパラレルデータとする。そして、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#2で送信する。
レシーバ82は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2にそれぞれ対応する3つのリカバリ/デコーダ82A,82B,82Cを有する。そして、リカバリ/デコーダ82A,82B,82Cのそれぞれは、TMDSチャネル#0,#1,#2で差動信号により送信されてくる画像データ、補助データ、制御データを受信する。さらに、リカバリ/デコーダ82A,82B,82Cのそれぞれは、画像データ、補助データ、制御データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、さらにデコードして出力する。
すなわち、リカバリ/デコーダ82Aは、TMDSチャネル#0で差動信号により送信されてくる画像データのB成分、垂直同期信号および水平同期信号、補助データを受信する。そして、リカバリ/デコーダ82Aは、その画像データのB成分、垂直同期信号および水平同期信号、補助データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、デコードして出力する。
リカバリ/デコーダ82Bは、TMDSチャネル#1で差動信号により送信されてくる画像データのG成分、制御ビットCTL0,CTL1、補助データを受信する。そして、リカバリ/デコーダ82Bは、その画像データのG成分、制御ビットCTL0,CTL1、補助データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、デコードして出力する。
リカバリ/デコーダ82Cは、TMDSチャネル#2で差動信号により送信されてくる画像データのR成分、制御ビットCTL2,CTL3、補助データを受信する。そして、リカバリ/デコーダ82Cは、その画像データのR成分、制御ビットCTL2,CTL3、補助データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、デコードして出力する。
図6は、HDMIの3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で各種の伝送データが伝送される伝送区間(期間)の例を示している。なお、図6は、TMDSチャネル#0,#1,#2において、横×縦が720×480画素のプログレッシブの画像が伝送される場合の、各種の伝送データの区間を示している。
HDMIの3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で伝送データが伝送されるビデオフィールド(Video Field)には、伝送データの種類に応じて、ビデオデータ区間(VideoData period)、データアイランド区間(Data Island period)、およびコントロール区間(Control period)の3種類の区間が存在する。
ここで、ビデオフィールド区間は、ある垂直同期信号の立ち上がりエッジ(activeedge)から次の垂直同期信号の立ち上がりエッジまでの区間であり、水平ブランキング期間(horizontalblanking)、垂直ブランキング期間(vertical blanking)、並びに、ビデオフィールド区間から、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間を除いた区間であるアクティブビデオ区間(Active Video)に分けられる。
ビデオデータ区間は、アクティブビデオ区間に割り当てられる。このビデオデータ区間では、非圧縮の1画面分の画像データを構成する720画素×480ライン分の有効画素(Active pixel)のデータが伝送される。
データアイランド区間およびコントロール区間は、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間に割り当てられる。このデータアイランド区間およびコントロール区間では、補助データ(Auxiliary data)が伝送される。
すなわち、データアイランド区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の一部分に割り当てられている。このデータアイランド区間では、補助データのうち、制御に関係しないデータである、例えば、音声データのパケット等が伝送される。
コントロール区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の他の部分に割り当てられている。このコントロール区間では、補助データのうちの、制御に関係するデータである、例えば、垂直同期信号および水平同期信号、制御パケット等が伝送される。
ここで、現行のHDMIでは、TMDSクロックチャネルで伝送されるピクセルクロックの周波数は、例えば165MHzであり、この場合、データアイランド区間の伝送レートは約500Mbps程度である。
図7は、HDMI端子のピン配列を示している。このピン配列は、タイプA(type-A)の例である。
TMDSチャネル#iの差動信号であるTMDS Data#i+とTMDS Data#i−が伝送される差動線である2本のラインは、TMDS Data#i+が割り当てられているピン(ピン番号が1,4,7のピン)と、TMDS Data#i−が割り当てられているピン(ピン番号が3,6,9のピン)に接続される。
また、制御用のデータであるCEC信号が伝送されるCECライン84は、ピン番号が13であるピンに接続され、ピン番号が14のピンは空き(Reserved)ピンとなっている。また、E−EDID等のSDA(SerialData)信号が伝送されるラインは、ピン番号が16であるピンに接続され、SDA信号の送受信時の同期に用いられるクロック信号であるSCL(Serial Clock)信号が伝送されるラインは、ピン番号が15であるピンに接続される。上述のDDC83は、SDA信号が伝送されるラインおよびSCL信号が伝送されるラインにより構成される。
また、上述したようにソース機器がシンク機器の接続を検出するためのライン86は、ピン番号が19であるピンに接続される。また、上述したように電源を供給するためのライン87は、ピン番号が18であるピンに接続される。
図8は、ソース機器およびシンク機器の高速データラインインタフェースの構成例を示している。この高速データラインインタフェースは、LAN(Local Area Network)通信を行う通信部を構成する。この通信部は、HDMIケーブルを構成する複数のラインのうち、1対の差動ライン、この実施の形態においては、空き(Reserve)ピン(14ピン)に対応したリザーブライン(Ether−ライン)、およびHPDピン(19ピン)に対応したHPDライン(Ether+ライン)により構成された双方向通信路を用いて、通信を行う。
ソース機器は、LAN信号送信回路411、終端抵抗412、AC結合容量413,414、LAN信号受信回路415、減算回路416、プルアップ抵抗421、ローパスフィルタを構成する抵抗422および容量423、比較器424、プルダウン抵抗431、ローパスフィルタを形成する抵抗432および容量433、並びに比較器434を有している。ここで、高速データラインインタフェース(高速データラインI/F)は、LAN信号送信回路411、終端抵抗412、AC結合容量413,414、LAN信号受信回路415、減算回路416により構成されている。
電源線(+5.0V)と接地線との間には、プルアップ抵抗421、AC結合容量413、終端抵抗412、AC結合容量414およびプルダウン抵抗431の直列回路が接続される。AC結合容量413と終端抵抗412の互いの接続点P1は、LAN信号送信回路411の正出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路415の正入力側に接続される。また、AC結合容量414と終端抵抗412の互いの接続点P2は、LAN信号送信回路411の負出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路415の負入力側に接続される。LAN信号送信回路411の入力側には、送信信号(送信データ)SG411が供給される。
また、減算回路416の正側端子には、LAN信号受信回路415の出力信号SG412が供給され、この減算回路416の負側端子には、送信信号(送信データ)SG411が供給される。この減算回路416では、LAN信号受信回路415の出力信号SG412から送信信号SG411が減算され、受信信号(受信データ)SG413が得られる。
また、プルアップ抵抗421およびAC結合容量413の互いの接続点Q1は、抵抗422および容量423の直列回路を介して接地線に接続される。そして、抵抗422および容量423の互いの接続点に得られるローパスフィルタの出力信号は比較器424の一方の入力端子に供給される。この比較器424では、ローパスフィルタの出力信号が他方の入力端子に供給される基準電圧Vref1(+3.75V)と比較される。この比較器424の出力信号SG414は、ソース機器の制御部(CPU)に供給される。
また、AC結合容量414およびプルダウン抵抗431の互いの接続点Q2は、抵抗432および容量433の直列回路を介して接地線に接続される。そして、抵抗432および容量433の互いの接続点に得られるローパスフィルタの出力信号は比較器434の一方の入力端子に供給される。この比較器434では、ローパスフィルタの出力信号が他方の入力端子に供給される基準電圧Vref2(+1.4V)と比較される。この比較器434の出力信号SG415は、ソース機器の制御部(CPU)に供給される。
シンク機器は、LAN信号送信回路441、終端抵抗442、AC結合容量443,444、LAN信号受信回路445、減算回路446、プルダウン抵抗451、ローパスフィルタを構成する抵抗452および容量453、比較器454、チョークコイル461、抵抗462、並びに抵抗463を有している。ここで、高速データラインインタフェース(高速データラインI/F)は、LAN信号送信回路441、終端抵抗442、AC結合容量443,444、LAN信号受信回路445、減算回路446により構成されている。
電源線(+5.0V)と接地線との間には、抵抗462および抵抗463の直列回路が接続される。そして、この抵抗462と抵抗463の互いの接続点と、接地線との間には、チョークコイル461、AC結合容量444、終端抵抗442、AC結合容量443およびプルダウン抵抗451の直列回路が接続される。
AC結合容量443と終端抵抗442の互いの接続点P3は、LAN信号送信回路441の正出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路445の正入力側に接続される。また、AC結合容量444と終端抵抗442の互いの接続点P4は、LAN信号送信回路441の負出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路445の負入力側に接続される。LAN信号送信回路441の入力側には、送信信号(送信データ)SG417が供給される。
また、減算回路446の正側端子には、LAN信号受信回路445の出力信号SG418が供給され、この減算回路446の負側端子には、送信信号SG417が供給される。この減算回路446では、LAN信号受信回路445の出力信号SG418から送信信号SG417が減算され、受信信号(受信データ)SG419が得られる。
また、プルダウン抵抗451およびAC結合容量443の互いの接続点Q3は、抵抗452および容量453の直列回路を介して接地線に接続される。そして、抵抗452および容量453の互いの接続点に得られるローパスフィルタの出力信号は比較器454の一方の入力端子に供給される。この比較器454では、ローパスフィルタの出力信号が他方の入力端子に供給される基準電圧Vref3(+1.25V)と比較される。この比較器454の出力信号SG416は、シンク機器の制御部(CPU)に供給される。
HDMIケーブルに含まれるリザーブライン501およびHPDライン502は、差動ツイストペアを構成している。リザーブライン501のソース側端511は、ソース機器のHDMI端子の14ピンに接続され、当該リザーブライン501のシンク側端521はシンク機器のHDMI端子の14ピンに接続される。また、HPDライン502のソース側端512はソース機器のHDMI端子の19ピンに接続され、当該HPDライン502のシンク側端522はシンク機器のHDMI端子の19ピンに接続される。
ソース機器において、上述したプルアップ抵抗421とAC結合容量413の互いの接続点Q1は、HDMI端子の14ピンに接続され、また、上述したプルダウン抵抗431とAC結合容量414の互いの接続点Q2はHDMI端子の19ピンに接続される。一方、シンク機器において、上述したプルダウン抵抗451とAC結合容量443の互いの接続点Q3はHDMI端子の14ピンに接続され、また、上述したチョークコイル461とAC結合容量444の互いの接続点Q4はHDMI端子の19ピンに接続される。
次に、上述したように構成された、高速データラインインタフェースによるLAN通信の動作を説明する。
ソース機器において、送信信号(送信データ)SG411はLAN信号送信回路411の入力側に供給され、このLAN信号送信回路411から送信信号SG411に対応した差動信号(正出力信号、負出力信号)が出力される。そして、LAN信号送信回路411から出力される差動信号は、接続点P1,P2に供給され、HDMIケーブルの1対のライン(リザーブライン501、HPDライン502)を通じて、シンク機器に送信される。
また、シンク機器において、送信信号(送信データ)SG417はLAN信号送信回路441の入力側に供給され、このLAN信号送信回路441から送信信号SG417に対応した差動信号(正出力信号、負出力信号)が出力される。そして、LAN信号送信回路441から出力される差動信号は、接続点P3,P4に供給され、HDMIケーブルの1対のライン(リザーブライン501、HPDライン502)を通じて、ソース機器に送信される。
また、ソース機器において、LAN信号受信回路415の入力側は接続点P1,P2に接続されていることから、当該LAN信号受信回路415の出力信号SG412として、LAN信号送信回路411から出力された差動信号(電流信号)に対応した送信信号と、上述したようにシンク機器から送信されてくる差動信号に対応した受信信号との加算信号が得られる。減算回路416では、LAN信号受信回路415の出力信号SG412から送信信号SG411が減算される。そのため、この減算回路416の出力信号SG413は、シンク機器の送信信号(送信データ)SG417に対応したものとなる。
また、シンク機器において、LAN信号受信回路445の入力側は接続点P3,P4に接続されていることから、当該LAN信号受信回路445の出力信号SG418として、LAN信号送信回路441から出力された差動信号(電流信号)に対応した送信信号と、上述したようにソース機器から送信されてくる差動信号に対応した受信信号との加算信号が得られる。減算回路446では、LAN信号受信回路445の出力信号SG418から送信信号SG417が減算される。そのため、この減算回路446の出力信号SG419は、ソース機器の送信信号(送信データ)SG411に対応したものとなる。
このように、ソース機器の高速データラインインタフェースと、シンク機器の高速データラインインタフェースとの間では、双方向のLAN通信を行うことができる。
なお、図8において、HPDライン502は、上述のLAN通信の他に、DCバイアスレベルで、HDMIケーブルがシンク機器に接続されたことをソース機器に伝達する。すなわち、シンク機器内の抵抗462,463とチョークコイル461は、HDMIケーブルがシンク機器に接続されるとき、HPDライン502を、HDMI端子の19ピンを介して、約4Vにバイアスする。ソース機器は、HPDライン502のDCバイアスを、抵抗432と容量433からなるローパスフィルタで抽出し、比較器434で基準電圧Vref2(例えば、1.4V)と比較する。
ソース機器のHDMI端子の19ピンの電圧は、HDMIケーブルがシンク機器に接続されていなければ、プルダウン抵抗431が存在するために基準電圧Vref2より低く、逆に、HDMIケーブルがシンク機器に接続されていれば基準電圧Vref2より高い。したがって、比較器434の出力信号SG415は、HDMIケーブルがシンク機器に接続されているときは高レベルとなり、そうでないときは低レベルとなる。これにより、ソース機器の制御部(CPU)は、比較器434の出力信号SG415に基づいて、HDMIケーブルがシンク機器に接続されたか否かを認識できる。
また、図8において、リザーブライン501のDCバイアス電位で、HDMIケーブルの両端に接続された機器が、LAN通信が可能な機器(以下、「e−HDMI対応機器」という)であるか、LAN通信が不可能な機器(以下、「e−HDMI非対応機器」かを、相互に認識する機能を有している。
上述したように、ソース機器はリザーブライン501を抵抗421でプルアップ(+5V)し、シンク機器はリザーブライン501を抵抗451でプルダウンする。抵抗421,451は、e−HDMI非対応機器には存在しない。
ソース機器は、上述したように、比較器424で、抵抗422および容量423からなるローパスフィルタを通過したリザーブライン501のDC電位を基準電圧Vref1と比較する。シンク機器が、e−HDMI対応機器でプルダウン抵抗451があるときには、リザーブライン501の電圧が2.5Vとなる。しかし、シンク機器が、e−HDMI非対応機器でプルダウン抵抗451がないときには、リザーブライン501の電圧がプルアップ抵抗421の存在により5Vとなる。
そのため、基準電圧Vref1が例えば3.75Vとされることで、比較器424の出力信号SG414は、シンク機器がe−HDMI対応機器であるときは低レベルとなり、そうでないときは高レベルとなる。これにより、ソース機器の制御部(CPU)は、比較器424の出力信号SG414に基づいて、シンク機器がe−HDMI対応機器であるか否かを認識できる。
同様に、シンク機器は、上述したように、比較器454で、抵抗452および容量453からなるローパスフィルタを通過したリザーブライン501のDC電位を基準電圧Vref3と比較する。ソース機器が、e−HDMI対応機器でプルアップ抵抗421があるときには、リザーブライン501の電圧が2.5Vとなる。しかし、ソース機器が、e−HDMI非対応機器でプルアップ抵抗421がないときには、リザーブライン501の電圧がプルダウン抵抗451の存在により0Vとなる。
そのため、基準電圧Vref3が例えば1.25Vとされることで、比較器454の出力信号SG416は、ソース機器がe−HDMI対応機器であるときは高レベルとなり、そうでないときは低レベルとなる。これにより、シンク機器の制御部(CPU)は、比較器454の出力信号SG416に基づいて、ソース機器がe−HDMI対応機器であるか否かを認識できる。
図8に示す構成例によれば、1本のHDMIケーブルで映像と音声のデータ伝送と接続機器情報の交換および認証と機器制御データの通信とLAN通信を行うインタフェースにおいて、LAN通信が1対の差動伝送路を介した双方向通信で行われ、伝送路のうちの少なくとも片方のDCバイアス電位によってインタフェースの接続状態が通知されることから、物理的にSCLライン、SDAラインをLAN通信につかわない空間的分離を行うことが可能となる。その結果、DDCに関して規定された電気的仕様と無関係にLAN通信のための回路を形成することができ、安定で確実なLAN通信が安価に実現できる。
なお、図8に示したプルアップ抵抗421が、ソース機器内ではなく、HDMIケーブル内に設けられているようにしてもよい。そのような場合、プルアップ抵抗421の端子のそれぞれは、HDMIケーブル内に設けられたラインのうち、リザーブライン501、および電源(電源電位)に接続されるライン(信号線)のそれぞれに接続される。
さらに、図8に示したプルダウン抵抗451および抵抗463がシンク機器内ではなく、HDMIケーブル内に設けられているようにしてもよい。そのような場合、プルダウン抵抗451の端子のそれぞれは、HDMIケーブル内に設けられたラインのうち、リザーブライン501、およびグランド(基準電位)に接続されるライン(グランド線)のそれぞれに接続される。また、抵抗463の端子のそれぞれは、HDMIケーブル内に設けられたラインのうち、HPDライン502、およびグランド(基準電位)に接続されるライン(グランド線)のそれぞれに接続される。
次に、テレビ受信機130における接続異常状態、つまりループ状接続状態の検出処理(ループ検出処理)について説明する。
この実施の形態においては、制御部136は、ループ状接続状態を検出する処理、つまりループ検出処理を行う場合、ネットワーク端子131a〜131eに到着する、従ってスイッチングハブ133のポート132b〜132fに入力されるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数し、各計数値を閾値と比較してループ状の接続状態を構成しているネットワーク端子を判断する。この意味で、制御部136は、パケット計数部およびループ判断部を構成している。制御部136は、例えば、電源投入時にループ検出処理を行う。
例えば、図9に示すように、スイッチングハブ133のポート132b(ポート1)に、ポート132c(ポート2)の先に接続されている機器をあて先とするユニキャストパケットあるいはマルチキャストパケットが入力された場合、当該パケットはポート132c(ポート2)に出力される。また、図9に示すように、スイッチングハブ133のポート132b(ポート1)に、ブロードキャストパケットが入力された場合、当該ブロードキャストパケットは、他の全てのポートに出力される。
ここで、ポート132b,132cに対応したネットワーク端子131a,131bがループ状の接続状態を構成している場合には、図10に示すように、ブローキャストパケット等のパケットがループを回り続けるため、ポート132bに到着するデータパケットの個数が大幅に増加する。
なお、ユニキャストパケットあるいはマルチキャストパケットに関しては、ループが形成されていない場合であっても、通信状態によっては、その個数が大きくなることがある。これに対して、ブロードキャストパケットの場合、通常の通信状態にあっては、各ポートに到着する個数は極めて少ない。
そのため、上述したように、スイッチングハブ133のポート132b〜132fに入力されるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数し、各計数値を閾値と比較することで、ループ状の接続状態を構成しているネットワーク端子を判断することが可能となる。
図11は、時間経過と累積ブロードキャストパケット量との関係を示している。図11の直線aに示すように、ループ(ループ状の接続状態)が形成されていない場合、累積ブロードキャストパケット量の時間経過に伴う増加量は少ない。しかし、図11の直線bに示すように、ループが形成されている場合、累積ブロードキャストパケット量の時間経過に伴う増加量は非常に大きい。
なお、あるポートに入力されるブロードキャストパケットは、上述したように他の全てのポートに出力される。そのため、上述したようにループが形成されている場合、ポート132a(ポート0)から通信部135に供給されるブローキャストパケットの個数も非常に多くなる。
ブローキャストパケットの個数がある量を超えると、制御部136のCPUは、パケット処理(Kernel処理)のみで、その使用率が100%となり、ループ検出処理等を行えなくなる。そのため、この実施の形態においては、上述したように、制御部136がループ検出処理を行う際、スイッチングハブ133のポート132a(ポート0)から通信部135への送信帯域が一定帯域(例えば、1Mbps)に制限される。図11に破線のハッチングを付している領域は、CPUの処理不能領域を示している。
図11の直線cは、ループが形成されている場合であって、スイッチングハブ133のポート132a(ポート0)から通信部135への送信帯域を一定帯域に制限(Shaping)した場合における、累積ブロードキャストパケット量と時間との関係を示している。この場合、スイッチングハブ133のポート132a(ポート0)から通信部135に供給されるブローキャストパケットの個数は、制御部136のCPUで処理可能な範囲となる。
上述したように、スイッチングハブ133のポート132b〜132fに入力されるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数し、各計数値を閾値と比較することで、ループ状の接続状態を構成しているネットワーク端子を判断するが、閾値THは、例えば、以下のように設定される。すなわち、閾値THは、図11に示すように、一定時間(t1)における直線aの値と直線cの値とのほぼ中間値に設定される。例えば、t1が2〜3秒であるとき、THは200〜300個程度である。
なお、この実施の形態においては、制御部136でループ検出処理を行う際に、通信部135は、スイッチングハブ133を通じて、ネットワーク端子131a〜132fに接続されている伝送路(イーサネットケーブル、HDMIケーブル)に、ブロードキャストパケットを一定周期で送出するように制御される。
基本的にネットワークを流れるデータパケットは圧倒的にユニキャストパケットが多く、ブロードキャストパケットは滅多に流れない。そのため、上述のように、制御部136でループ検出処理を行う際に、伝送路に一定周期でブロードキャストパケットを送出することで、ネットワークにブロードキャストパケットが流れるようになり、ループ検出を確実に行うことができる。
次に、図12のフローチャートを参照して、制御部136のループ検出処理の一例を説明する。
まず、制御部136は、電源が投入されると、ステップST1において、ループ検出処理を開始する。この場合、制御部136は、少なくとも、ポート132a(ポート0)に対応したトラフィックマネージャ202aの状態を、ブロードキャストパケットを優先的に出力する状態とすると共に、送信帯域を一定帯域に制限する状態とする。なお、制御部136は、その他のポート132b〜132f(ポート1〜ポート5)に対応したトラフィックマネージャ202b〜202fの状態も、上述のトラフィックマネージャ202aの状態と同様にしてもよい。また、制御部136は、通信部135からスイッチングハブ133のポート132aに一定周期でブロードキャストパケットを入力し、ネットワークにブロードキャストパケットを流す状態とする。
次に、制御部136は、ステップST2において、スイッチングハブ133のポート132a(ポート0)から通信部135に供給されるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数する。この場合、制御部136は、スイッチングハブ133のコントロールレジスタ204を通じて計数処理を行う。
次に、制御部136は、ステップST3において、ステップST2で計数されたパケット個数が閾値TH(図11参照)を超えたか否かを判定する。パケット個数が閾値THを超えていないときは、制御部136は、直ちにステップST4に進み、ループ検出処理を終了する。この場合、上述したようにステップST1で設定された、ブロードキャストパケットを優先的に出力する状態、および送信帯域を一定帯域に制限する状態、さらには、通信部135からスイッチングハブ133のポート132aに一定周期でブロードキャストパケットを入力する状態を、解除する。
一方、パケット個数が閾値THを超えたとき、制御部136は、接続異常状態、つまりループ状接続状態が検出されたものと判断し、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子を特定する工程に移る。すなわち、パケット個数が閾値THを超えたとき、制御部136は、ステップST5の処理に移る。
このステップST5において、制御部136は、各ネットワーク端子(ネットワーク端子131a〜131e)に到着する、つまりスイッチングハブ133の各ポート(ポート132b〜132f)に入力されるブロードキャストパケットの個数を計数する。この場合、制御部136は、スイッチングハブ133のコントロールレジスタ204を通じて計数処理を行う。
次に、制御部136は、ステップST6において、ステップST5で計数されたパケット個数が閾値TH(図11参照)を超えているネットワーク端子、つまり接続異常端子があるか否かを判断する。接続異常端子がないとき、制御部136は、直ちに、ステップST4に進み、ループ検出処理を終了する。一方、接続異常端子があるとき、制御部136は、ステップST7に進む。
このステップST7において、制御部136は、表示パネル138に、接続異常を伝えるメッセージ、接続異常端子、および接続変更を促すメッセージを表示する。この意味で、制御部136および表示パネル138は、情報表示部を構成している。制御部136は、ステップST7の処理の後、ステップST4において、ループ検出処理を終了する。
図12に示すようなループ検出処理が行われるとき、ループ状接続状態がある場合、つまりループが形成されている場合には、表示パネル138にそれを伝えるメッセージ、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子(接続異常端子)が表示されるので、ユーザは、接続を変更して、接続異常状態を容易に回避できる。
例えば、図1に示すAVシステム100の接続状態にあっては、ネットワーク端子131a,131b,131eが、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子、つまり接続異常端子として、表示パネル136に表示されることが予想される。この場合、接続異常端子に対するケーブル接続を外す等することで、ループ状接続状態を回避することができる。
また、例えば、図13に示すような接続状態にあっては、ネットワーク端子131a,131bが、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子、つまり接続異常端子として、表示パネル136に表示されることが予想される。この場合、接続異常端子に対するケーブル接続を外す等の対処をすることで、ループ状接続状態を回避することができる。また、図14に示すような接続状態にあっては、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子、つまり接続異常端子はないと予想される。
次に、図15のフローチャートを参照して、制御部136のループ検出処理の一例を説明する。
まず、制御部136は、電源が投入されると、ステップST11において、ループ検出処理を開始する。この場合、制御部136は、少なくとも、ポート132a(ポート0)に対応したトラフィックマネージャ202aの状態を、ブロードキャストパケットを優先的に出力する状態とすると共に、送信帯域を一定帯域に制限する状態とする。なお、制御部136は、その他のポート132b〜132f(ポート1〜ポート5)に対応したトラフィックマネージャ202b〜202fの状態も、上述のトラフィックマネージャ202aの状態と同様にしてもよい。また、制御部136は、通信部135からスイッチングハブ133のポート132aに一定周期でブロードキャストパケットを入力し、ネットワークにブロードキャストパケットを流す状態とする。
次に、制御部136は、ステップST12において、スイッチングハブ133のポート132a(ポート0)から通信部135に供給されるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数する。この場合、制御部136は、スイッチングハブ133のコントロールレジスタ204を通じて計数処理を行う。
次に、制御部136は、ステップST13において、ステップST12で計数されたパケット個数が閾値TH(図11参照)を超えたか否かを判定する。パケット個数が閾値THを超えていないときは、制御部136は、直ちにステップST14に進み、ループ検出処理を終了する。この場合、上述したようにステップST11で設定された、ブロードキャストパケットを優先的に出力する状態、および送信帯域を一定帯域に制限する状態、さらには、通信部135からスイッチングハブ133のポート132aに一定周期でブロードキャストパケットを入力する状態を、解除する。
一方、パケット個数が閾値THを超えたとき、制御部136は、接続異常状態、つまりループ状接続状態が検出されたものと判断し、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子を特定する工程に移る。すなわち、パケット個数が閾値THを超えたとき、制御部136は、ステップST15の処理に移る。
このステップST15において、制御部136は、各ネットワーク端子(ネットワーク端子131a〜131e)に到着する、つまりスイッチングハブ133の各ポート(ポート132b〜132f)に入力されるブロードキャストパケットの個数を計数する。この場合、制御部136は、スイッチングハブ133のコントロールレジスタ204を通じて計数処理を行う。
次に、制御部136は、ステップST16において、ステップST15で計数されたパケット個数が閾値TH(図11参照)を超えているネットワーク端子、つまり接続異常端子があるか否かを判断する。接続異常端子がないとき、制御部136は、直ちに、ステップST14に進み、ループ検出処理を終了する。一方、接続異常端子があるとき、制御部136は、ステップST17に進む。
このステップST17において、制御部136は、表示パネル138に、接続異常を伝えるメッセージ、接続異常端子、および接続異常端子の通信遮断をユーザに選択させるためのメッセージを表示する。この意味で、制御部136および表示パネル138は、情報表示部を構成している。そして、制御部136は、ステップST18において、ユーザが通信遮断を選択したか否かを判定する。ここで、接続異常端子が複数存在する場合には表示パネル138には全ての接続異常端子が表示され、ユーザは接続異常端子毎に通信遮断の選択が可能とされる。
ユーザが通信遮断を選択しないとき、制御部136は、直ちにステップST14に進み、ループ検出処理を終了する。一方、ユーザが通信遮断を選択するとき、制御部136は、ステップST19の処理に移る。このステップST19において、制御部136は、通信遮断が選択された接続異常端子の通信を遮断する。この意味で、制御部136は、通信遮断制御部を構成している。そして、その後、制御部136は、ステップST14に進み、ループ検出処理を終了する。
図15に示すようなループ検出処理が行われるとき、ループ状接続状態がある場合、つまりループが形成されている場合には、表示パネル138にそれを伝えるメッセージ、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子(接続異常端子)が表示されるので、ユーザは、接続を変更して、接続異常状態を容易に回避できる。また、この場合、表示パネル138に接続異常端子の通信遮断をユーザに選択させるためのメッセージが表示され、ユーザにより通信遮断が選択された接続異常端子の通信が自動的に遮断される。そのため、不正な接続をしている端子からケーブルを取り外す等の等のユーザの手間を省くことができ、また、ユーザの意に沿わない通信遮断が行われることを回避できる。
なお、図15に示すループ検出処理により通信遮断が設定されたネットワーク端子に関しては、その後に、ケーブルの取り外し、接続変更等を行うことで、ループ状の接続状態を構成しなくなることもある。その場合には、図15に示すループ検出処理で設定された通信遮断が自動的に解除されることが望まれる。
図16のフローチャートは、制御部136における、通信遮断が設定された所定のネットワーク端子における通信の復帰処理を示している。制御部136は、この通信の復帰処理を、例えば、通信遮断をした後、(a)一定時間毎(例えば、1時間毎)、(b)ユーザが復帰確認を機器のメニューから選択して実行したとき、(c)HDMIケーブルの抜き差しを行ったとき、等に行う。
なお、テレビ受信機130の制御部136は、HDMIケーブルの抜き差しがあったことを、HPD信号の電圧レベルの遷移によって検出できる。例えば、HPD信号の電圧レベルが低(L)から高(H)となる場合には、HDMIケーブルの取り付けがあったものと判断でき、逆に、HPD信号の電圧レベルが高(H)から低(L)となる場合には、HDMIケーブルの取り外しがあったものと判断できる。
制御部136は、ステップST21において、通信の復帰処理を開始する。この場合、制御部136は、ポート132b〜132f(ポート1〜ポート5)に対応したトラフィックマネージャ202b〜202fの状態を、ブロードキャストパケットを優先的に出力する状態とする。また、制御部136は、通信部135からスイッチングハブ133のポート132aに一定周期でブロードキャストパケットを入力する状態とする。
次に、制御部136は、ステップST22において、通信が遮断されているネットワーク端子nの通信遮断を解除する。そして、制御部136は、ステップST23において、ネットワーク端子nに到着する、つまりこのネットワーク端子nに接続されたスイッチングハブ133のポートに入力されるブロードキャストパケットの個数を計数する。この場合、制御部136は、スイッチングハブ133のコントロールレジスタ204を通じて計数処理を行う。
次に、制御部136は、ステップST24において、ステップST23で計数されたパケット個数が閾値TH(図10参照)を超えたか否かを判断する。閾値THを超えていないとき、制御部136は、ステップST25において、ネットワーク端子nはループ状接続状態を構成する端子ではなくなったと判断し、ネットワーク端子nの通信を維持し、つまり、ネットワーク端子の通信遮断を解除したままとし、その後に、ステップST26の処理に移る。
一方、閾値THを超えたとき、制御部136は、ステップST27において、ネットワーク端子nはループ状接続状態を構成する端子のままにあると判断し、ネットワーク端子nの通信を再び遮断し、その後に、ステップST26の処理に移る。
ステップST26において、制御部136は、通信が遮断されている他のネットワーク端子があるか否かを判断する。他のネットワーク端子があるとき、制御部136は、ステップST22の処理に戻り、次のネットワーク端子に対する処理に移る。一方、他のネットワーク端子がないとき、制御部136は、ステップST27において、通信の復帰処理を終了する。この場合、上述したようにステップST21で設定された、スイッチングハブ133の各ポート132b〜132fからブロードキャストパケットを優先的に出力する状態、通信部135からスイッチングハブ133のポート132aに一定周期でブロードキャストパケットを入力する状態を、解除する。
図16に示すような通信の復帰処理が行われるとき、電源投入時に通信遮断が設定されたネットワーク端子が、その後の、ケーブルの取り外し、接続変更等でループ状の接続状態を構成しなくなった場合に、当該ネットワーク端子を通信が可能な状態に自動的に復帰させることができる。
なお、図16に示す通信の復帰処理では、通信が遮断されたネットワーク端子を一つずつその遮断を解除し、ループ状の接続状態を構成する端子にあるか否かを確認するものを示したが、通信遮断が設定されたネットワーク端子の全ての遮断を解除し、上述の図15に示すループ検出処理と同様の処理で、各端子がループ状の接続状態を構成する端子にあるか否かを同時に確認するようにしてもよい。
以上説明したように、図1に示すAVシステム100において、テレビ受信機130では、ネットワーク端子131a〜131eに到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数し、各計数値を閾値と比較してループ状の接続状態を構成している端子、つまり異常接続端子を判断するものであり、簡単な構成で、かつ容易に異常接続端子を判断できる。
また、図1に示すAVシステム100において、テレビ受信機130では、ループ状接続状態がある場合、つまりループが形成されている場合には、表示パネル138にそれを伝えるメッセージ、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子が表示されるので、ユーザは、接続を変更して、接続異常状態を容易に回避できる。
また、図1に示すAVシステム100において、テレビ受信機130では、ループ状接続状態がある場合、つまりループが形成されている場合には、表示パネル138に接続異常端子の通信遮断をユーザに選択させるためのメッセージが表示され、ユーザにより通信遮断が選択された接続異常端子の通信が自動的に遮断されるものであり、不正な接続をしている端子からケーブルを取り外す等の等のユーザの手間を省くことができ、また、ユーザの意に沿わない通信遮断が行われることを回避できる。
また、図1に示すAVシステム100において、テレビ受信機130では、制御部136がループ検出処理を行う際に、スイッチングハブ133のポート132a(ポート0)に対応したパケット出力部235がブロードキャストパケットを優先的に出力する状態とされるものであり、ループ状接続状態の検出(ループ検出)の感度を上げることができる。
また、図1に示すAVシステム100において、テレビ受信機130では、制御部136がループ検出処理を行う際に、スイッチングハブ133のポート132a(ポート0)に対応した帯域制限部236が送信帯域を一定帯域に制限する状態とされるものであり、通信部135に送信されるブロードキャストパケットの個数が制限され、制御部(CPU)136の負荷が過大となってループ検出処理等に支障を来すことを回避できる。
また、図1に示すAVシステム100において、テレビ受信機130では、制御部136がループ検出処理を行う際に、スイッチングハブ133の各ポートのパケット出力部235がブロードキャストパケットを優先的に出力する状態とされるものであり、ループ状接続状態が存在する場合に、ブロードキャストパケットがループを優先的に流れるようになり、従って、ループ検出の感度、ループ状接続状態を構成するネットワーク端子の検出感度を上げることができる。
なお、上述実施の形態においては、テレビ受信機130の制御部136は、電源投入時に、ループ検出処理(図12、図15参照)を行うものを示したが、その他のタイミングで行うようにしてもよい。例えば、ユーザのループ検出処理の指示に基づいて、ループ検出処理を行うようにしてもよい。また、例えば、HDMIケーブルの抜き差しがあった場合に、ループ検出処理を行うようにしてもよい。さらには、ループ検出処理を常時行うようにしてもよい。この場合、制御部136は、電源投入後にも、一定周期毎に、ループ検出処理を繰り返し行うことになる。
また、上述実施の形態においては、シンク機器としてのテレビ受信機130でループ検出を行うものを示したが、ソース機器としてのセットトップボックス150、パーソナルコンピュータ160、BDレコーダ180、さらにはリピータ機器としてのアンプ170で、同様に、ループ検出処理を行うようにしてもよい。なお、その場合、表示信号をテレビ受信機130に送り、当該テレビ受信機130の表示パネル138に接続異常などのメッセージを表示するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、各機器をイーサネットケーブル、HDMIケーブルで接続する例を示したが、各機器を接続する伝送路は有線に限定されるものではなく、無線伝送路であってもよい。
この発明は、ループ状の接続状態を構成している端子を簡単な構成で、かつ容易に判断できるものであり、複数のAV機器がネットワーク接続されてなるAVシステムに適用できる。
この発明の実施の形態としてのAVシステムの構成例を示すブロック図である。 テレビ受信機が備えるスイッチングハブの構成例を示すブロック図である。 スイッチングハブを構成するトラフィックマネージャの構成例を示すブロック図である。 ソース機器のHDMI送信部とシンク機器のHDMI受信部の構成例を示すブロック図である。 HDMIトランスミッタとHDMIレシーバの構成例を示すブロック図である。 TMDS伝送データの構造を示す図である。 HDMI端子のピン配列(タイプA)を示す図である。 ソース機器とシンク機器との間でLAN通信を行う通信部の構成例を示す接続図である。 スイッチングハブの動作(ループが存在しない場合)を説明するための図である。 スイッチングハブの動作(ループが存在する場合)を説明するための図である。 時間経過と累積ブロードキャストパケット量との関係を示す図である。 テレビ受信機の制御部におけるループ検出処理の一例を示すフローチャートである。 AVシステムを構成する各機器の接続例を示す図である。 AVシステムを構成する各機器の接続例を示す図である。 テレビ受信機の制御部におけるループ検出処理の他の例を示すフローチャートである。 テレビ受信機の制御部における通信の復帰処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100・・・AVシステム、110・・・ブロードバンドルータ、130・・・テレビ受信機、131a〜131e・・・ネットワーク端子、132a〜132f・・・ポート、133・・・スイッチングハブ、134a,134b・・・高速データラインインタフェース、135・・・通信部(イーサネットインタフェース)、136・・・制御部、137・・・ユーザ操作部、138・・・表示パネル、150・・・セットトップボックス、160・・・パーソナルコンピュータ、170・・・アンプ、180・・・BDレコーダ、211〜213・・・HDMIケーブル、221〜224・・・イーサネットケーブル、231・・・受信側のFIFOメモリ、232・・・パケット入力部、233・・・送信側のブロードキャストパケット用のFIFOメモリ、234・・・送信側の非ブロードキャストパケット用のFIFOメモリ、235・・・パケット出力部、236・・・帯域制限部

Claims (12)

  1. データパケットを伝送する伝送路が接続される複数の端子と、
    上記複数の端子が接続されるスイッチングハブと、
    上記スイッチングハブを通じて上記データパケットの送受信を行う通信部と、
    上記複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数するパケット計数部と、
    上記パケット計数部で計数された上記複数の端子の計数値を閾値と比較し、ループ状の接続状態を構成している端子を判断するループ判断部とを備え
    上記パケット計数部は、上記スイッチングハブから上記通信部に送られるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数が閾値を超えるとき、上記複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数す
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 上記ループ判断部の判断結果に基づいて、接続異常を伝えるメッセージおよび上記ループ状の接続状態を構成している端子を表示する情報表示部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記情報表示部は、接続の変更を促すメッセージをさらに表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 上記ループ判断部の判断結果に基づいて、上記ループ状の接続状態を構成している端子を通しての通信を遮断する通信遮断制御部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 上記通信遮断制御部は、
    上記パケット計数部が上記ブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数するとき、過去に行っている上記通信の遮断を解除する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  6. 上記ループ状の伝送路を構成している端子を通しての通信を遮断するか否かをユーザに選択させるためのユーザ選択部をさらに備え、
    上記通信遮断制御部は、上記ユーザ選択部でユーザにより通信を遮断することが選択されるとき、上記ループ状の接続状態を構成している端子を通しての通信を遮断する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 上記通信部は、上記パケット計数部が上記ブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数するとき、
    上記スイッチングハブを通じて上記複数の端子に接続されている伝送路に上記ブロードキャストパケットを送出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  8. 上記スイッチングハブは、少なくとも、上記通信部に送信すべきデータパケットのうち上記ブロードキャストパケットを、該通信部に優先的に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  9. 上記スイッチングハブは、少なくとも、上記通信部に対する送信帯域を一定帯域に制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  10. 上記複数の端子に接続される上記伝送路の少なくとも一部は、HDMIケーブルの所定ラインにより構成されている双方向通信路である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  11. 上記所定ラインは、リザーブラインおよびHPDラインである
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. データパケットを伝送する伝送路が接続される複数の端子と、
    上記複数の端子が接続されるスイッチングハブと、
    上記スイッチングハブを通じて上記データパケットの送受信を行う通信部とを備える電子機器におけるループ判断方法であって、
    上記複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数するパケット計数ステップと、
    上記パケット計数ステップで計数された上記複数の端子の計数値を閾値と比較し、ループ状の接続状態を構成している端子を判断するループ判断ステップとを有し
    上記パケット計数ステップでは、上記スイッチングハブから上記通信部に送られるブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数が閾値を超えるとき、上記複数の端子に到着するブロードキャストパケットの一定時間あたりの個数を計数す
    ことを特徴とする電子機器におけるループ判断方法。
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