JP4741612B2 - アダプティブアレイ基地局 - Google Patents
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Description
〔実施例1〕
無線区間に設けられるチャネルは、基本的にユーザ情報を転送する通話チャネル(TCH)と、制御信号を転送する制御チャネル(CCH)とから構成される。そして、CCHからTCHへの移行時や、端末のハンドオーバ時には同期バーストを使って基地局と端末との間で同期確立を図り、その後TCHで通話をする。パーソナルハンディーフォンシステムの場合、同期バーストのフォーマットでは上りの同期ワードUWが32ビット用意されており、TCHのフォーマットでは上りのUWが16ビット用意されている。
1.受信系モジュール14の最終段で変換されたディジタル信号の例えばD/U(Desire/Undesire: 希望波/妨害波)が最大となるように合成し復調する。
2.アンテナANTでの受信の位相を算出して、送信時にはアンテナ端で同等の位相になるように制御する。それによって、通信を行う端末の方向に送信/受信とも指向性を持たせることができる。
3.干渉波と遅延波の到来方向にヌル点を形成することによって抑圧する。
4.n本のアンテナに供給する信号の位相を制御することによって、任意の方向に指向性を持たせてビームを絞って送信することを可能とする。
5.周囲の基地局や通話中、あるいはデータ(通信)のやりとりをしている当該ユーザ端末以外の端末に対して、下り方向に与える干渉を減少させる。
1.モデム部30に対して必要なパラメータおよびタイミングを指示し、モデム部30が受信したデータを処理する。また、空中に輻射すべきデータを作成してモデム部30に渡す。さらに、キャリブレーションによって計算された重み付けによる送信出力の制御を指示する。
2.ユーザ端末(ユーザの端末、以下単にユーザと称す)からのSpatial Signature(受信応答ベクトル)の変化速度を計算する。
3.ユーザからの上りの受信信号レベルRSSIの統計処理をする。
4.空間多重した呼のGOS(Grade Of Service:通話品質)が空間多重でない通常の呼のGOSとできるだけ同じになるようなロジックで空間多重の物理スロット割当てを行う。
5.複数ユーザに対して空間多重で通話を確立する場合は、夫々のユーザへのC/I(Carrier/Interference)がユーザのGOSを良好に保つ為に必要な値以上になるように、夫々のユーザへの重みを計算する。
6.ISDN回線に接続され、これとのインタフェースの処理を実行する。
a.同期バーストを受信した場合:同期バーストを受信した方向に、同期バーストビーム送信を行う。
b.TCHバーストを受信した場合:それを干渉波とみなし、TCHバーストが送られてきた方向にNULLを形成するように同期バーストの送信を行う。
ステップ2:UWエラー数が許容範囲内(国内では4ビット以下、国外では1ビット以下)であった場合には、そのバーストを同期バーストとして処理する。すなわち、次の送信時に、同期バーストが送られてきた方向にアダプティブビーム送信を行う。
ステップ3:UWエラー数が許容範囲を超えていた場合には、そのバーストは同期バーストではないと判断し、次に、TCHバーストか否かをUWエラー数のみで確認する。具体的には、本来TCH(図5)バーストのUW信号に含まれる符号列と、受信したバーストのUW信号の符号列とを比較し、不一致ビット数(UWエラー数)をカウントする。
ステップ4:UWエラー数が許容範囲内(国内では4ビット以下、国外では1ビット以下)であった場合には、そのバーストをTCHバーストとして処理する。すなわち、次の送信時に、TCHバーストが送られてきた方向に同期バースト送信によるアダプティブヌルスティアリングを行う。
〔実施例2〕
図9は、基地局202(アダプティブアレイ基地局)に接続している端末が3機(PS2、PS3、PS4)あり、それらに対してアダプティブビームを送信し、基地局201に接続している端末PS1に対しては干渉を与えないようにNULLを形成している状態を表す図である。3機(PS2〜PS4)と通話状態にある基地局202では、TCH受信モードで3機(PS2〜PS4)からのTCHバーストを受信して、その方向にアダプティブビームを送信する。また、基地局201と通話状態にあるPS1からのTCHバーストを基地局202が受信した場合には、それを妨害波とみなし、その方向にNULLを形成する。このようにアダプティブビーム及びNULLの方向が決まって、送信ウェイトが確定している状態を「送信ウェイトがロックされている」と呼ぶものとする。
条件ア:妨害波RSSI値が希望波RSSI値よりも一定値以上高い。
条件イ:CRCエラー数が一定値以上。
送信ウェイトのアンロックが解除されるのは、下記の両条件を満たす時とする。
条件ア:希望波RSSI値が妨害波RSSI値より十分高い値である。
条件イ:CRCエラー数が一定値以下の時、又は、妨害波となっている呼が切れた時。
期間A:送信ウェイトのアンロック〜アンロック解除。
期間B:送信ウェイトのアンロック〜妨害波となっている呼の切断。
選択方法I:CRCエラー数が1ビット以下のもの。CRCエラー数が1ビット以下のものが複数ある場合、アンロック発生前でアンロック発生時に最も近い時刻にバッファリングしたもの。
選択方法II:CRCエラー数が全て2ビット以上の場合、UWエラー数とCRCエラー数との合計値が最も少ないもの。合計値同一のものが複数ある場合、アンロック発生前でアンロック発生時に最も近い時刻にバッファリングしたもの。
201 基地局
202 アダプティブアレイ基地局
Claims (2)
- 送信対象となる移動通信端末に対して、空間分割多元接続方式での通信を行う基地局において、
通信データのエラー数と時刻情報とを含む送信ウェイト情報を所定期間バッファリングする手段と、
前記バッファリングしてある送信ウェイト情報を用いて、最新の送信ウェイトを生成する手段を備え、
送信ウェイトのアンロックが発生した場合で、
前記バッファリングしてある送信ウェイト情報に含まれる前記エラー数が所定値以下のものが複数ある場合には、前記バッファリングしてある送信ウェイト情報の中から前記時刻情報に基づいて前記送信ウェイトのアンロックが発生する直前にバッファリングした前記エラー数が所定値以下の該送信ウェイト情報から最新の送信ウェイト情報を生成することを特徴とするアダプティブアレイ基地局。 - 送信対象となる移動通信端末に対して、空間分割多元接続方式での通信を行う基地局において、
通信データのエラー数と時刻情報とを含む送信ウェイト情報を所定期間バッファリングする手段と、
前記バッファリングしてある送信ウェイト情報を用いて、最新の送信ウェイトを生成する手段を備え、
送信ウェイトのアンロックが発生した場合であって、前記バッファリングしてある送信ウェイト情報に含まれる前記エラー数が所定値を超えるものが複数ある場合で、
前記時刻情報に基づいて、同時刻に前記バッファリングしてある前記通信データのエラー数と基地局情報のエラー値との合計値が最小の前記送信ウェイト情報が複数存在する場合には、
前記バッファリングしてある送信ウェイト情報の中から前記時刻情報に基づいて前記送信ウェイトのアンロックが発生する直前にバッファリングした前記合計値が最小の該送信ウェイト情報から最新の送信ウェイト情報を生成することを特徴とするアダプティブアレイ基地局。
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JP2001160773A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Toyo Commun Equip Co Ltd | アンテナのビーム制御方法 |
JP2001512631A (ja) * | 1997-02-13 | 2001-08-21 | ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア | 方向性無線通信方法及び装置 |
WO2002023767A1 (en) * | 2000-09-18 | 2002-03-21 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ.) | A method and apparatus in a telecommunications system |
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2008
- 2008-01-29 JP JP2008017625A patent/JP4741612B2/ja not_active Expired - Fee Related
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