JP4740929B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、1の変動表示ゲームにおいて、複数の変動表示を擬似的に行う擬似連変動表示を行う遊技機に関する。
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機は、始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを実行し、該変動表示ゲームの表示結果態様が特別表示結果態様であると、遊技者に有利な特別遊技状態(大当り)を生起可能なもの知られている。
このような従来の遊技機は、特別遊技状態が発生することに対する遊技者の期待感を向上させるために、一回の始動入賞又は一の始動記憶に基づく変動表示ゲームにおいて、複数回連続した擬似的な変動表示を実行する(例えば、特許文献1参照)。なお、複数回連続した擬似的な変動表示のことを、擬似連変動表示という。
特開2004−298337号公報
擬似連変動表示を実行する従来の遊技機は、始動記憶数を報知するための始動記憶数報知手段と、変動表示が実際に実行される回数を報知する変動回数報知手段と、をそれぞれ別の装置で構成していた。
遊技者は、別の装置で構成された始動記憶数報知手段及び変動回数報知手段を視認することによって、実際に実行される変動表示の回数と成立している始動記憶数とを確実に認識できる。また、遊技中において変動表示が開始されたにもかかわらず、始動記憶数が減少しないといったずれが発生したことによる遊技者の混乱を回避し、特別遊技状態(大当り)が発生することに対する遊技者の期待感を向上させることができる。
上記従来の遊技機は、変動回数報知手段が実際に実行される変動表示の回数を遊技者に報知するため、一回の変動表示ゲームで複数の擬似的な変動表示を実行する擬似連変動表示による混乱を防止し、擬似連変動表示によって遊技者の期待感を向上させる。
しかし、変動回数報知手段によって、変動表示が実際に実行される回数が予め報知されてしまう。よって、擬似連変動が発生する場合、遊技者は、擬似連変動が発生するか否かを事前に認識できるため、擬似連変動表示が発生することに対する遊技者の期待感が薄れてしまう。
また、擬似連変動表示は、一の始動記憶に基づいて、複数の識別情報が仮停止状態で停止する擬似変動を複数回行い、さも複数の変動表示が行われるように見せるものである、従来の遊技機は、擬似連変動中に始動記憶報知手段を変化させないものである。このため、遊技者は、擬似変動が停止した場合に始動記憶報知手段を見ても、始動記憶報知手段に変化がないので、現在の変動表示が、擬似連変動表示か通常の変動表示か否かをすぐに確認でき、擬似連変動の本来の効果を果たしていない。
そこで、本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、擬似連変動表示で実行される擬似変動をあたかも通常の変動表示のように認識させることによって、擬似連変動表示の発生に対する遊技者の期待感及び特別遊技状態の発生に対する遊技者の期待感を効果的に向上させる遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、表示状態が変化可能な表示装置の表示領域に複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段と、遊技盤に配設される始動入賞口への遊技球の入賞ごとに前記変動表示ゲームを実行するための始動記憶を記憶する始動記憶手段と、を備え、前記始動記憶手段によって記憶される最先の始動記憶から順に、前記変動表示ゲームを実行し、該変動表示ゲームの結果態様が予め定められた特別結果態様となった場合に、遊技価値の付与として特別遊技状態を生起可能な遊技機において、前記始動記憶に基づく前記変動表示ゲームの変動表示態様を、一回の変動表示からなる通常変動表示態様とするか、擬似変動表示を複数回連続して行う擬似連変動表示態様とするかを決定する変動表示態様決定手段と、前記変動表示態様決定手段によって決定された変動表示態様で前記変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行手段と、
前記始動記憶に対応する始動記憶表示と、前記擬似変動表示の実行を演出するために用いる擬似記憶表示とを所定の態様で組み合わせた複合記憶表示を、前記始動記憶手段に記憶された始動記憶に応じた数だけ前記表示領域に表示させる複合記憶表示手段と、を備え、前記変動表示態様決定手段は、前記変動表示ゲームを前記擬似連変動表示態様で実行すると決定した場合に、当該変動表示ゲームにおける前記擬似変動表示の回数を前記始動記憶手段によって記憶された始動記憶数の範囲内となる回数に設定し、前記複合記憶表示手段は、前記表示領域に表示される前記複合記憶表示のうち、前記擬似記憶表示の表示態様の方が前記始動記憶表示の表示態様よりも背景色とのコントラストが大きくなるよう設定し、前記変動表示ゲームが前記通常変動表示態様で実行される場合には、前記変動表示ゲームが実行されるごとに、前記複合記憶表示を一つずつ消去し、前記変動表示ゲームが前記擬似連変動表示態様で実行される場合には、前記擬似変動表示が実行されるごとに、前記複合記憶表示のうち前記始動記憶表示よりも前記背景色とのコントラストを大きく設定した前記擬似記憶表示を一つずつ消去することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記複合記憶表示手段は、前記変動表示ゲームの実行毎に前記複合記憶表示における前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示との組み合わせ態様を変化させるか否かを決定する態様変化決定手段と、前記態様変化決定手段により組み合わせ態様の変化が決定された場合に、前記表示領域に表示される前記複合記憶表示前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示との組み合せ態様を変化させる組み合わせ態様変化手段と、を備え、前記組み合わせ態様変化手段は、前記複合記憶表示における前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示の表示位置を反転させることで組み合わせ態様を変化させることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記複合記憶表示手段は、前記通常変動表示態様による前記変動表示ゲームの実行中に前記始動記憶手段に新たな始動記憶が記憶された場合には、前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示からなる複合記憶表示を新たに表示する一方、前記擬似連変動表示態様による前記変動表示ゲームの実行中に前記始動記憶手段に新たな始動記憶が記憶された場合には、前記始動記憶表示のみを新たに表示することを特徴とする。
第4の発明は、表示状態が変化可能な表示装置の表示領域に複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段と、遊技盤に配設される始動入賞口への遊技球の入賞ごとに前記変動表示ゲームを実行するための始動記憶を所定の上限値まで記憶する始動記憶手段と、を備え、前記始動記憶手段によって記憶される最先の始動記憶から順に、前記変動表示ゲームを実行し、該変動表示ゲームの結果態様が予め定められた特別結果態様となった場合に、遊技価値の付与として特別遊技状態を生起可能な遊技機において、前記始動記憶に基づく前記変動表示ゲームの変動表示態様を、一回の変動表示からなる通常変動表示態様とするか、擬似変動表示を複数回連続して行う擬似連変動表示態様とするかを決定する変動表示態様決定手段と、前記変動表示態様決定手段によって決定された変動表示態様で前記変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行手段と、前記擬似連変動表示の実行を演出するために用いられる擬似記憶表示を前記始動記憶手段の記憶上限値の数に対応する分だけ前記表示領域に表示させるとともに、前記始動記憶手段に記憶された始動記憶の数に対応する始動記憶表示を前記擬似記憶表示にそれぞれ所定の態様で組み合わせて表示させる複合記憶表示手段と、を備え、前記変動表示態様決定手段は、前記変動表示ゲームを前記擬似連変動表示態様で実行すると決定した場合に、当該変動表示ゲームにおける前記擬似変動表示の回数を前記始動記憶手段の記憶上限値の範囲内となる回数に設定し、前記複合記憶表示手段は、前記変動表示ゲームが前記通常変動表示態様で実行される場合には、当該変動表示ゲームが実行されるごとに、前記擬似記憶表示を消去せずに前記始動記憶表示を一つずつ消去し、前記変動表示ゲームが前記擬似連変動表示態様で実行される場合には、前記擬似記憶表示の表示態様を常態よりも背景色とのコントラストが大きくなるように設定するともに、前記始動記憶表示の表示態様を常態よりも背景色とのコントラストが小さくなるように設定して、前記擬似変動表示が実行されるごとに、前記始動記憶表示を消去せずに常態よりも背景色とのコントラストを大きく設定した前記擬似記憶表示を一つずつ消去することを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4の発明の何れかにおいて、前記複合記憶表示手段は、前記擬似連変動表示態様で実行された前記変動表示ゲームが終了した場合には、当該変動表示ゲーム中に消去した擬似記憶表示を再度表示させることを特徴とする。
第1の発明によれば、擬似記憶表示の表示態様が始動記憶表示の表示態様よりもコントラストが大きくなるよう設定されているため、擬似変動記憶表示を注視しやすくなっており、この擬似記憶表示が、擬似変動表示が実行されるごとに、複合記憶表示のうち擬似記憶表示が一つずつ消去されるので、遊技者は、あたかも始動記憶が消去されているかのように認識するため、変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行されているか、通常の変動表示態様で実行されているかを認識しづらくなる。これによって、擬似連変動表示が発生しているか否かに対する遊技者の期待感及び特別遊技状態(大当り)の発生に対する遊技者の期待感を効果的に向上させることができる。
第2の発明によれば、複合記憶表示の始動記憶表示と擬似記憶表示との組み合わせ態様が一定であると、遊技者は、複合記憶表示のうちの始動記憶表示及び擬似記憶表示のいずれか一方を注視していれば、変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行されているか、通常変動表示態様で実行されているかを認識しやすくなるが、複合記憶表示の始動記憶表示と擬似記憶表示との組み合わせ態様が変化するので、変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行されているか、通常変動表示態様で実行されているかを遊技者が認識しづらくなる。
第3の発明によれば、変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行されている場合において、始動記憶手段に新たに始動記憶が記憶された場合、始動記憶表示及びこれに対応する擬似記憶表示が新たに表示されてしまうと、遊技者が、現在実行中の変動表示ゲームが擬似連変動表示で実行されていることを認識してしまう可能性が高くなる。しかし、擬似記憶表示よりも背景色とのコントラストが小さい始動記憶表示が新たに表示されるので、変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行されているか、通常変動表示態様で実行されているかを遊技者が認識しづらくなる。
第4の発明によれば、変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行される場合に、擬似記憶表示の表示態様を常態よりも背景色とのコントラストが大きくなるよう設定するとともに、始動記憶表示の表示態様を常態よりも背景色とのコントラストが小さくなるように設定しているので、擬似変動記憶表示を注視しやすくなっており、この擬似記憶表示が、擬似変動表示が実行されるごとに、変動表示態様決定手段によって決定された擬似変動表示の実行回数のうちまだ実行されていない擬似変動表示の実行回数を示すように、擬似記憶表示を消去されるので、遊技者は、あたかも始動記憶が消去されているかのように認識するため、変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行されているか、通常の変動表示態様で実行されているかを認識しづらくなる。これによって、擬似連変動表示が発生しているか否かに対する遊技者の期待感及び特別遊技状態(大当り)の発生に対する遊技者の期待感を効果的に向上させることができる。
第5の発明によれば、擬似連変動表示態様で実行された変動表示ゲームが終了した場合に、当該変動表示ゲーム中に消去した擬似記憶表示を再度表示させるので、次に実行される変動表示ゲームが擬似連変動表示態様で実行される場合であっても、遊技者に違和感を与えることなく、擬似記憶表示を消去していく演出を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図11を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態の説明において記す前後上下左右とは、遊技者が遊技機1に向かって見た方向を指すものとする。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図9を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の遊技機1の外観斜視図である。
遊技機(パチンコ遊技装置)1の前面枠3は本体枠(外枠)2にヒンジ4を介して開閉回動可能に組み付けられる。遊技盤5(図2参照)は前面枠3の表側に形成された収納部(図示省略)に収装される。また、前面枠3には、遊技盤5の前面を覆うカバーガラス(透明部材)を備えたガラス枠18が取り付けられている。
ガラス枠18のカバーガラスの周囲には、装飾光が発光される装飾部材9が備えられている。この装飾部材9の内部にはランプやLED等からなる装飾装置9A(図3参照)が備えられている。この装飾装置9Aを所定の発光態様によって発光することによって、装飾部材9が所定の発光態様によって発光する。
ガラス枠18の左右には、音響(例えば、効果音)を発するスピーカ30が備えられている。また、ガラス枠18の上方には照明ユニット10が備えられている。照明ユニット10の内部には、装飾装置9Aが備えられている。
照明ユニット10の右側には、遊技機1のエラー発生や前面枠3の開放をホール店員に通知するためのエラー/ガラス枠解放表示ランプ29が備えられている。
前面枠3の下部の開閉パネル20には図示しない打球発射装置に遊技球を供給する上皿21が、固定パネル22には灰皿15、下皿23及び打球発射装置の操作部24等が備えられている。下皿23には、下皿23に貯まった遊技球を排出するための下皿球抜き機構16が備えられる。前面枠3下部右側には、ガラス枠18を施錠するための鍵25が備えられている。
また、遊技者が操作部24を回動操作することによって、打球発射装置は、上皿21から供給される遊技球を発射する。
また、上皿21の上縁部には、遊技者からの操作入力を受け付けるためのセレクトスイッチ40及び操作スイッチ41が備えられている。
遊技者がセレクトスイッチ40を操作することによって、演出表示装置8(図2参照)における変動表示ゲームの演出内容を選択することができる。また、遊技者が操作スイッチ41を操作することによって、演出表示装置8における変動表示ゲームに、遊技者の操作を介入させた演出を行うことができる。
図2は、本発明の第1実施形態の遊技機の遊技盤5の正面図である。
遊技盤5の表面には、ガイドレール55で囲われた略円形状の遊技領域51が形成される。遊技領域51は、遊技盤5の四方に各々設けられた樹脂製のサイドケース52及びガイドレール55によって構成される。遊技領域51の右下側のサイドケース52は、前面の中央部が黒色透明の証紙プレート53で覆われている。また、遊技領域51の右上及び右下に設けられたサイドケース52には、遊技盤5を前面枠3に対して固定するための取付部54が設けられている。
遊技領域51には、ほぼ中央に変動表示装置(演出表示装置)8が設けられるセンターケース26が配置される。演出表示装置8はセンターケース26に設けられた凹部に、センターケース26の前面より奥まった位置に取り付けられている。すなわち、センターケース26は演出表示装置8の周囲を囲い、演出表示装置8の表示領域から突出して設けられている。
演出表示装置8は、例えば、LCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン管)等で表示画面が構成されている。表示画面の画像を表示可能な領域(表示領域)には、複数の変動表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別情報(特別図柄)や特図変動表示ゲームを演出するキャラクタが表示される。図6に示すように、表示画面に設けられた変動表示領域601には、識別情報として割り当てられた三つの特別図柄(例えば、「0」〜「9」までの図柄及び「A」、「B」の英文字による12種類の図柄)が変動表示(可変表示)して特図変動表示ゲームが行われる。その他、表示画面には遊技の進行に基づく画像(例えば、大当たり表示、ファンファーレ表示、エンディング表示等)が表示される。
センターケース26の左側には、普通図柄始動ゲート31が設けられる。センターケース26の左下側には、三つの一般入賞口32が備えられ、センターケース26の右下側には、一つの一般入賞口32が備えられている。
センターケース26の下側には、球見せ演出装置43が配置される。球見せ演出装置43は、開閉可能な普通変動入賞装置33を備える第1始動入賞口34、球見せ演出部44、入賞した遊技球を球見せ演出装置43内へ導く第2始動入賞口42を備える。なお、第1始動入賞口34の上側には、入賞した遊技球を球見せ演出装置43へ導く第2始動入賞口42が配置されている。
球見せ演出部44では、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示が行われる場合に、擬似連変動表示で行われる擬似変動のうち、いずれかの擬似変動において、第2始動入賞口42へ入賞した遊技球を遊技者に視認可能にする。
第1特図始動センサ34A(図3参照)及び第2特図始動センサ42Aが検知する遊技球の通過毎に記憶される特図入賞記憶数は、図6に示すように、演出表示装置8の複合記憶表示部602に表示される。また、演出表示装置8の特図入賞記憶数表示部には、変動表示ゲームの特別図柄が変動表示中か否かを示す情報も表示される。
なお、複合記憶表示部602は、図7に示すように、変動表示ゲームが行われる回数を示す始動記憶表示部603及び擬似連変動表示中に行われる擬似変動が行われるごとに一つずつ減少する擬似記憶表示部604を含む。
図7では、始動記憶表示部603が擬似記憶表示部604の外側に位置する第1表示形態であるが、擬似記憶表示部604が始動記憶表示部603の外側に位置する第2表示形態であってもよい。第1表示形態であるか第2表示形態であるかは、変動表示ゲームが開始される場合に演出制御装置150によってランダムに決定される。
第1表示形態の場合であっても、第2表示形態の場合であっても、擬似記憶表示部604の表示色は、始動記憶表示部603の表示色よりも、背景色とのコントラストが大きくなるように設定されている。なお、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604は、図7で詳細を説明する。
また、センターケース26の上側には、図示しない大入賞口と、遊技球を大入賞口へ受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)又は遊技球を大入賞口へ受け入れやすい開状態に変換するアーム37と、を備えた特別変動入賞装置36が配置される。
遊技機1では、図示しない発射装置から遊技領域51に向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることによって遊技が行われる。打ち出された遊技球は、遊技領域51内の各所に配置された釘や風車等の方向転換部材によって転動方向を変えながら遊技領域51を流下し、普通図柄始動ゲート31、一般入賞口32、第1始動入賞口34、第2始動入賞口42又は特別変動入賞装置36に入賞するか、遊技領域51の最下部に設けられたアウト口39から排出される。
なお、第1始動入賞口34の状態には、普通変動入賞装置33の開閉によって、遊技球が入賞しやすい状態と遊技球が入賞しにくい状態とがある。
通常、普通変動入賞装置33は閉状態であり、第1始動入賞口34は、遊技球が入賞しにくい状態である。普通図柄始動ゲート31を遊技球が通過することによって、普図変動表示ゲームが実行され、普図変動表示ゲームの結果、当たり状態が発生すると、普通変動入賞装置33が開状態に変換され、第1始動入賞口34は遊技球が入賞し易い状態となる。
一般入賞口32への遊技球の入賞は、一般入賞口32に備えられた一般入賞口センサ32a〜32n(図3参照)によって検出される。
第1始動入賞口34への遊技球の入賞は第1特図始動センサ34A(図3参照)によって検出される。また、第2始動入賞口42への遊技球の入賞は、第2特図始動センサ42Aによって検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された特別図柄乱数カウンタ値は、遊技制御装置100内の特図記憶領域に特別図柄入賞記憶として所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。そして、この特別図柄入賞記憶の記憶数は、演出表示装置8の特別図柄入賞記憶数表示部(複合記憶表示部)に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶数表示部の表示に基づいて、演出表示装置8にて特図変動表示ゲームを行う。
第1始動入賞口34又は第2始動入賞口42へ遊技球の入賞があると、演出表示装置8では、前述した数字等で構成される特別図柄(識別情報)が左(第一特別図柄)、右(第二特別図柄)、中(第三特別図柄)の順に変動表示を開始して、特図変動表示ゲームに関する画像が表示される。つまり、演出表示装置8では、特別図柄入賞記憶の記憶数に対応する特別図柄変動表示ゲームが行われ、興趣向上のために多様な表示を演出する。なお、擬似連変動表示は、第2始動入賞口42に遊技球が入賞した場合にのみ行われる。
第1始動入賞口34又は第2始動入賞口42への入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の当たり乱数値が当たり値であるとき)には特図変動表示ゲームの結果として表示図柄により特定の結果態様(特別結果態様)が導出されて、大当たり状態となる。具体的には、演出表示装置8の特別図柄入賞記憶表示部では、当たり図柄である一桁の特別図柄で停止して、演出表示装置8は、三つの特別図柄が揃った状態(大当り図柄)で停止する。このとき、特別変動入賞装置36は、大入賞口ソレノイド38(図3参照)への通電によって、アーム37が閉状態から図2に示す開状態になり、大入賞口が所定の時間(例えば、30秒)だけ、遊技球を受け入れない閉状態から遊技球を受け入れやすい開状態に変換される。すなわち、特別変動入賞装置36に備えられた大入賞口が所定の時間又は所定数の遊技球が入賞するまで大きく開くので、この間遊技者は多くの遊技球を獲得することができるという特典が付与される。
特別変動入賞装置36への遊技球の入賞は、カウントセンサ36A(図3参照)によって検出される。
普通図柄始動ゲート31への遊技球の通過は、普図始動センサ31A(図3参照)で検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された普通図柄乱数カウンタ値は、遊技制御装置100内の普図記憶領域に普通図柄入賞記憶として所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。そして、この普図入賞記憶の記憶数は、演出表示装置8の図示しない普図入賞記憶数表示部に表示される。
普図入賞記憶があると、遊技制御装置100は、普図入賞記憶に基づいて普図入賞記憶数表示部で普図変動表示ゲームを開始する。すなわち、普通図柄始動ゲート31への通過検出が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、通過検出時の普図乱数カウンタ値が当たり値であるときには)には、普図入賞記憶数表示部に表示される普通図柄が当たり状態で停止し、当たり状態となる。このとき、普通変動入賞装置33は、普電ソレノイド90(図3参照)への通電により、第1始動入賞口34への入口が所定の時間だけ開放するように変換され、遊技球の第1始動入賞口34への入賞が許容される。なお、普通変動入賞装置33の開放時間は、例えば、確率変動状態及び変動時間短縮状態では2.9秒間、通常遊技状態では0.5秒間として、遊技状態に応じて開放態様が変化するとよい。
このようにして、一般入賞口32、第1始動入賞口34、又は特別変動入賞装置36に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が排出制御装置210(図3参照)によって制御される払出ユニットから、前面枠3の上皿21又は下皿23に排出される。
図3は、本発明の第1実施形態の遊技機の遊技制御装置100及び演出制御装置150を中心とする制御系を示すブロック構成図である。
遊技制御装置100は、遊技用マイコン101、入力I/F(Interface)105、出力I/F(Interface)106及び外部通信端子107を備える。
遊技用マイコン101は、CPU102、ROM(Read Only Memory)103及びRAM(Random Access Memory)104を備える。
CPU102は、遊技を統括的に制御する主制御装置であって、遊技制御を司る。ROM103は、遊技制御のための不変の情報(プログラム、データ等)を記憶している。RAM104は、遊技制御時にワークエリアとして利用される。
遊技制御装置100には外部通信端子107が設けられており、外部通信端子107からは、遊技制御装置100に一意に設定された識別番号を出力することができ、この外部通信端子107に検査装置や管理用コンピュータ(いわゆる、ホールコン)を接続することで、管理用コンピュータが遊技機1を識別することができる。
CPU102は、入力I/F105を介して各種検出装置(第1特図始動センサ34A、第2特図始動センサ42A、普図始動センサ31A、カウントセンサ36A、及び一般入賞口センサa32a〜一般入賞口センサn32n)からの検出信号を受けて、大当り抽選等、種々の処理を行う。
また、CPU102は、出力I/F106を介して、普電SOL(ソレノイド)90、大入賞口SOL(ソレノイド)38及び排出制御装置210に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
普電SOL90は、第1始動入賞口34に備わる普通変動入賞装置33を開放して、第1始動入賞口34への入口が所定の時間だけ開放させる。
大入賞口SOL38は、アーム37を動作させ、特別変動入賞装置36の大入賞口が所定の時間だけ、遊技球を受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から遊技球を受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)にする。
排出制御装置210は、遊技制御装置100からの賞球指令信号に基づいて、払出ユニットを動作させ、賞球を排出させるための装置である。また、排出制御装置210は、遊技機1に併設されるカード球貸ユニットからの貸球要求信号に基づいて、払出ユニットの動作を制御し貸球を排出させるための装置である。
また、CPU102は、出力I/F106を介して、遊技機1に関する情報である盤用外部情報125を管理用コンピュータに出力する。
遊技制御装置100は、変動開始コマンド、客待ちデモコマンド、ファンファーレコマンド、確率情報コマンド、及びエラー指定コマンド等を、演出制御指令信号として、演出制御装置150へ送信する。
また、遊技制御装置100は、停電時に遊技制御装置100に電源を供給するバックアップ電源(図示省略)に接続されている。これによって、停電時においても、遊技制御装置100は動作可能である。
演出制御装置150は、これらのコマンドを受信することによって、遊技制御装置100が管理している遊技状態の遷移を把握することができる。
演出制御装置150は、演算処理を実行するCPU151、プログラム及びデータを記憶するROM152、CPU151の動作時のワークエリアとなるRAM153、通信I/F154、CPU151の演算処理の結果に基づいて実際に画像を演出表示装置8に表示制御するGDP(Grapphics Drawing Processor)155、及び演出表示装置8に表示される画像データを記憶する画像ROM156を備える。
CPU151は、ROM152に記憶されたプログラムを実行し、遊技制御装置100からの信号に基づいて、種々の演出を行うための演算処理を行う。
また、CPU151は、画像制御情報(スプライトデータやポリゴンデータ等で構成される図柄表示情報、背景画面情報、動画オブジェクト画面情報等)を演算して、演出表示装置8に表示する画像信号を生成する。
GDP155は、画像ROM156に記憶された画像データ及びCPU151が画像制御情報を演算した内容に基づいて、例えば、画像のポリゴン描画(または、通常のビットマップ描画)を行うとともに、各ポリゴンに所定のテクスチャを貼り付けてRAM153のフレームバッファに記憶する。
GDP155は、点描画、線描画、トライアングル描画、テクスチャマッピング、アルファブレンディング、シェーディング処理(グローシェーディングなど)、陰面消去(Zバッファ処理など)等の描画処理も行う。これらの描画処理がされた画像信号は、RAM153のフレームバッファに記憶される。
そして、GDP155は、RAM153のフレームバッファに記憶された画像を所定のタイミング(垂直同期信号V_SYNC、水平同期信号H_SYNCのタイミング)で演出表示装置8へ送信する。
ここで、フレームバッファは複数のフレームバッファをそれぞれRAM153の所定の記憶領域に設定しておき、GDP155は任意の画像に重ね合わせて(オーバーレイ)出力することも可能である。
GDP155には、クロック信号を供給する発振器(図示省略)が接続されている。発振器が生成するクロック信号はGDP155の動作周期を規定し、また、発振器から出力されるクロック信号に基づいて、垂直同期信号(V_SYNC)及び水平同期信号(H_SYNC)が生成され、演出表示装置8へタイミング信号として出力される。
演出制御装置150と遊技制御装置100とを接続する通信I/F154には、信号伝達方向規制手段であるバッファが設けられる。よって、遊技制御装置100と演出制御装置150との間の通信は、遊技制御装置100から演出制御装置150への信号入力のみが許容され、演出制御装置150から遊技制御装置100への信号出力は禁止されている。これによって、演出制御装置150から遊技制御装置100に不正な信号が入力されることを防止することができる。なお、遊技制御装置100と演出制御装置150との間で双方向通信を行う場合には、バッファに双方向バッファを用いることもできる。
演出制御装置150には、演出表示装置8、スピーカ30及び装飾装置9Aが接続される。
スピーカ30は、演出制御装置150からの音制御指令信号に基づいて、遊技中に再生される楽曲、及び遊技の効果音等を出力する。
装飾装置9Aは、演出制御装置150からの装飾制御指令信号に基づいて、発光する。
なお、スピーカ30及び装飾装置9Aを、演出制御装置150に接続せずに、遊技制御装置100に直接接続するように構成してもよい。
次に、演出制御装置150の各種処理について図4及び図5を用いて説明する。
演出制御装置150は、所定のタイミングで割込信号を発生させている。そして、割込信号が発生した場合、演出制御装置150は、各種演出を行うためのメイン処理を実行する。図4及び図5に示す各種処理は、メイン処理の中で実行される。
図4は、本発明の第1実施形態の変動パターン決定処理のフローチャートである。
まず、演出制御装置150は、遊技制御装置100から受信したコマンドに変動表示ゲームを開始するコマンドである変動開始コマンドがあるか否かを判定する(401)。
そして、演出制御装置150は、受信した変動開始コマンドに含まれる変動パターン情報の値が、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示を行うように設定された特定値であるか否かを判定する(402)。
ステップ402の処理で、受信した変動開始コマンドに含まれる変動パターン情報の値が特定値でないと判定された場合、演出制御装置150は、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示を行わず、通常の変動表示を行う。
演出制御装置150は、通常の変動表示を行う変動パターンを含む複数の通常変動パターンテーブルから、受信した変動開始コマンドに含まれる変動パターン情報に対応する変動パターンテーブルを任意に選択する。そして、演出制御装置150は、選択した変動パターンテーブルに含まれる複数の変動パターンから一つの変動パターンを任意に選択し(403)、変動パターン決定処理を終了し、メイン処理に戻る。
一方、ステップ402の処理で、受信した変動開始コマンドに含まれる変動パターン情報の値が特定値であると判定された場合、演出制御装置150は、始動記憶数を取得する(404)。
そして、演出制御装置150は、ステップ404の処理で取得した始動記憶数がゼロであるか否かを判定する(405)。
ステップ405の処理で、取得した始動記憶数がゼロであると判定された場合、変動表示ゲームを開始すると、複合記憶表示602は何も表示されないので、擬似連変動表示を行っても、擬似変動表示の終了ごとに、擬似変動表示部604を変化させることはできないので、通常の変動表示を行うため、ステップ403の処理に進む。
一方、ステップ405の処理で、ステップ404の処理で取得した始動記憶数がゼロでないと判定された場合、演出制御装置150は、擬似連変動表示において行われる擬似変動表示の回数を始動回数以下に設定する(406)。
これは、始動記憶数より大きい数の擬似変動表示部604が表示されないので、擬似変動表示の回数が始動回数よりも大きく設定されると、擬似連変動表示が終了しても、擬似変動表示部604が消去されなくなり、遊技者が違和感を感じるためである。
そして、演出制御装置150は、ステップ406の処理で設定された擬似変動表示の回数に対応し擬似連変動表示態様を設定し(407)、変動パターン決定処理を終了し、メイン処理に戻る。
図5は、本発明の第1実施形態の記憶表示態様設定処理のフローチャートである。
まず、演出制御装置150は、変動表示ゲームが演出表示装置8で開始されるか否かを判定する(501)。
ステップ501の処理で、変動表示ゲームが演出表示装置8で開始されると判定された場合、演出制御装置150は、複合記憶表示部602を第1表示態様又は第2表示態様のいずれかで表示するかを決定するために、表示態様選択用乱数を取得する(502)。
そして、ステップ502の処理で取得した表示態様選択用乱数が特定の値であるか否かを判定する(503)。
ステップ502の処理で取得した表示態様選択乱数が特定の値であると判定された場合、演出制御装置150は、複合記憶表示部602の表示態様を第1表示態様に設定し(504)、ステップ506の処理に進む。第1表示態様は、図7に示すように、始動記憶表示部603が擬似記憶表示部604の外側に位置する表示態様である。
一方、ステップ502の処理で取得した表示態様選択乱数が特定の値でないと判定された場合、演出制御装置150は、複合記憶表示部602の表示態様を第2表示態様に設定し(505)、ステップ506の処理に進む。第2表示態様は、擬似記憶表示部604が始動記憶表示部603の外側に位置する表示態様である。
次に、演出制御装置150は、始動記憶数を取得する(506)。
そして、演出制御装置150は、ステップ506の処理で取得した始動記憶数に対応する始動記憶表示数を表示するように設定する(507)。始動記憶表示数は、表示する始動記憶表示部603の個数を示す。
演出制御装置150は、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示が実行中であるか否かを判定する(508)。
ステップ508の処理で、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示が実行中でないと判定された場合、演出制御装置150は、ステップ507の処理で設定された始動記憶表示数と同じ擬似記憶表示数を設定し(509)、ステップ513の処理に進む。擬似記憶表示数は、表示する擬似記憶表示部604の個数を示す。
一方、ステップ508の処理で、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示が実行中であると判定された場合、演出制御装置150は、擬似連変動表示において行われる擬似変動表示が停止(仮停止)したか否かを判定する(510)。なお、擬似連変動表示において最後に行われる擬似変動表示では識別情報が完全に停止(本停止)する。しかし、擬似連変動表示において行われる最後以外の擬似変動表示では識別情報が完全に停止せずに、ゆれ変動を続ける仮停止状態で停止する。ステップ510の処理では、一回の擬似変動が終了したか否かを判定するため。識別情報が完全に停止した場合であっても、識別情報が仮停止した場合であっても、停止したものとみなす。
ステップ510の処理で、擬似連変動表示において行われる擬似変動表示が停止したと判定された場合、演出制御装置150は、図4に示すステップ406の処理で設定した擬似変動表示の回数のうち、まだ実行していない擬似変動表示の回数を更新する(511)。具体的には、演出制御装置150は、前回のまだ実行していない擬似変動表示の回数から1を減算する。
そして、演出制御装置150は、更新されたまだ実行していない擬似変動表示の回数分の擬似記憶表示数を設定し(512)、ステップ513の処理に進む。
一方、ステップ510の処理で、擬似連変動表示において行われる擬似変動表示が停止していないと判定された場合、演出制御装置150は、擬似変動表示が停止していないため、まだ実行していない擬似変動表示の回数を更新する必要はなく、また擬似記憶表示部604も変更する必要がないため、ステップ511の処理及びステップ512の処理を実行しないで、ステップ513の処理に進む。
次に、演出制御装置150は、ステップ512の処理で設定された擬似記憶表示数と同じ複合記憶表示数を設定する(513)。複合記憶表示数は、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602の数を示す。
そして、演出制御装置150は、現在設定されている始動記憶表示数と現在設定されている擬似記憶表示数との差を、始動記憶表示部603のみが表示される単一記憶表示数として設定し(514)、記憶表示態様処理を終了する。ステップ406の処理で、始動記憶数より大きい数の擬似変動表示の実行回数が設定されることはないので、始動記憶表示数は、擬似記憶表示数以上の値である。したがって、ステップ514の処理では、複合記憶表示部602において、始動記憶表示部602のみが表示される数を決定する。
図6は、本発明の第1実施形態の演出表示装置8に表示される表示画面の説明図である。
演出表示装置8は、左、中、及び右に識別情報を変動表示させる変動表示領域601、並びに始動記憶数及び擬似変動数を表示する複合記憶表示部602を含む。変動表示領域601の下側に複合記憶表示部602が位置する。
図7は、本発明の第1実施形態の複合記憶表示部602の説明図である。
複合記憶表示部602は、合計四つの二重丸で表され、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604を含む。第1表示態様が選択されている場合、内側の丸は擬似記憶表示部604を示し、図7に示すように、外側の丸は始動記憶表示部603を示す。一方、第2表示態様が選択されている場合、内側の丸は始動記憶表示部603を示し、外側の丸は擬似記憶表示部604を示す。
なお、第1表示態様及び第2表示態様のいずれが選択された場合であっても、擬似記憶表示部604の表示色は、始動記憶表示部603の表示色よりも、背景色(背景画面の色)とのコントラストが大きくなるように設定されている。これによって、遊技者は、背景色とのコントラストが大きく設定された擬似記憶表示部604を、始動記憶表示部603よりも注視しやすくなり、擬似変動表示が停止されるごとに、注視されやすい擬似記憶表示部604が変化するので、遊技者に、さも一つの始動記憶に基づく変動表示ゲームが行われているように見せることができる。
図8は、本発明の第1実施形態の第1表示態様が選択されている場合の複合記憶表示部602の表示状態の遷移の説明図である。
まず、この遊技機1では、始動記憶数が三つである場合に、通常の変動表示が行われている(801)。この場合、擬似連変動表示が行われていないので、図5に示すステップ509の処理で始動記憶表示部数「3」と同じ擬似記憶表示数「3」が設定される。ステップ513の処理で、擬似記憶表示数「3」と同じ複合記憶表示数「3」が設定されるため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602の数は三つである。
また、ステップ514の処理で、現在の始動記憶表示数「3」と擬似記憶表示数「3」との差「0」の単一記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は存在しない。
そして、状態801で行われていた通常の変動表示が停止して、擬似連変動表示が開始されると、始動記憶数が1減少する(802)。演出制御装置150は、擬似連変動表示の開始後にすぐに実行される記憶表示態様設定処理のステップ507の処理で、始動記憶表示数「2」が設定され、ステップ509の処理でステップ509の処理で始動記憶表示部数「2」と同じ擬似記憶表示数「2」が設定される。ステップ513の処理で、擬似記憶表示数「2」と同じ複合記憶表示数「2」が設定されるため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602の数は二つである。
擬似連変動表示で行われる擬似変動表示の回数は、現在の始動記憶数が2であるので、ステップ406の処理で始動記憶数以下(一回又は二回)に設定され得るが、図8では、二回に設定されているものとする。
擬似変動表示が一回終了した場合について状態803を用いて説明する。この場合、擬似変動表示中に第1始動入賞口34又は第2始動入賞口42に遊技球が新たに入賞したものとする。したがって、この時点での始動記憶数は3である。
擬似変動表示が一回終了した場合、残りの擬似変動表示の回数は一回であるので、ステップ512の処理で擬似記憶表示数は1に設定される。そして、ステップ513の処理で、擬似記憶表示数と同じ複合記憶表示数が設定されているため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602は、一つである。
また、ステップ514の処理で、現在の始動記憶表示数「3」と擬似記憶表示数「1」との差「2」の単一記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は、二つである。
そして、擬似連変動表示において最後に実行される擬似変動表示が終了した場合、残りの擬似変動表示の回数は0回であるので、ステップ512の処理で擬似記憶表示数は0に設定される。そして、ステップ513の処理で、擬似記憶表示数と同じ複合記憶表示数が設定されているため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602は存在しない。
また、ステップ514の処理で、現在の始動記憶表示数「3」と擬似記憶表示数「0」との差「3」の単一記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は、三つである。
そして、擬似連変動表示が行われた後に、行われる変動表示ゲームで通常の変動表示が行われる場合について状態805及び状態806を用いて説明する。
擬似連変動表示が終了すると、始動記憶数は1減少し「2」となる。そして、擬似連変動表示が終了した後、すぐに実行される記憶表示態様設定処理のステップ508の処理で、擬似連変動表示の実行中でないと判定され、始動記憶表示数「2」と同じ擬似記憶表示数「2」が設定される。
そして、ステップ513の処理で、擬似記憶表示数「2」と同じ複合記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602の数は二つである。
また、ステップ514の処理で、現在の始動記憶表示数「2」と擬似記憶表示数「2」との差「0」の単一記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は存在しない。
そして、擬似連変動表示が行われた後に、行われる変動表示ゲームで通常の変動表示が開始される場合に実行される記憶表示態様設定処理において、ステップ502の処理で取得した表示態様選択用乱数が特定の値であるか否かがステップ503の処理で判定される。
ステップ503の処理で表示態様選択用乱数が特定の値であると判定され、第1表示態様が選択された場合、状態805に示すように、複合記憶表示部602の外側が始動記憶表示部603であって、内側が擬似記憶表示部604となるように表示される。
また、ステップ503の処理で表示態様選択用乱数が特定の値でないと判定され、第2表示態様が選択された場合、状態806に示すように、複合記憶表示部602の内側が始動記憶表示部603であって、外側が擬似記憶表示部604となるように表示される。
図9は、本発明の第1実施形態の第2表示態様が選択されている場合の複合記憶表示部602の表示状態の遷移の説明図である。
図8と同じく、始動記憶数が三つで、通常の変動表示が行われる(901)。この場合、擬似連変動表示が行われていないので、図5に示すステップ509の処理で始動記憶表示部数「3」と同じ擬似記憶表示数「3」が設定される。ステップ513の処理で、擬似記憶表示数「3」と同じ複合記憶表示数「3」が設定されるため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602の数は三つである。
また、ステップ514の処理で、現在の始動記憶表示数「3」と擬似記憶表示数「3」との差「0」の単一記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は存在しない。
そして、状態901で行われていた通常の変動表示が停止して、擬似連変動表示が開始されると、始動記憶数が1減少する(902)。演出制御装置150は、擬似連変動表示の開始後にすぐに実行される記憶表示態様設定処理のステップ507の処理で、始動記憶表示数「2」が設定され、ステップ509の処理で始動記憶表示部数「2」と同じ擬似記憶表示数「2」が設定される。ステップ513の処理で、擬似記憶表示数「2」と同じ複合記憶表示数「2」が設定されるため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602の数は二つである。
そして、すぐに擬似連変動表示が開始される。
図8と同じく、擬似連変動表示で行われる擬似変動表示の回数は、二回に設定されているものとする。
擬似変動表示が一回終了した場合について状態903を用いて説明する。この場合、擬似変動表示中に第1始動入賞口34又は第2始動入賞口42に遊技球が新たに入賞したものとする。したがって、この時点での始動記憶数は3である。
擬似変動表示が一回終了した場合、残りの擬似変動表示の回数は一回であるので、ステップ512の処理で擬似記憶表示数は「1」に設定される。そして、ステップ513の処理で、擬似記憶表示数と同じ複合記憶表示数が設定されているため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602は、一つである。
また、ステップ514の処理で、現在の始動記憶表示数「3」と擬似記憶表示数「1」との差「2」の単一記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は、二つである。
そして、擬似連変動表示において最後に実行される擬似変動表示が終了した場合(904)、残りの擬似変動表示の回数は0回であるので、ステップ512の処理で擬似記憶表示数は0に設定される。そして、ステップ513の処理で、擬似記憶表示数と同じ複合記憶表示数が設定されているため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602は存在しない。
また、ステップ514の処理で、現在の始動記憶表示数「3」と擬似記憶表示数「0」との差「3」の単一記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は、三つである。
そして、擬似連変動表示が行われた後に、行われる変動表示ゲームで通常の変動表示が行われる場合について状態905及び状態906を用いて説明する。
擬似連変動表示が終了すると、始動記憶数は1減少し「2」となる。そして、擬似連変動表示が終了した後、すぐに実行される記憶表示態様設定処理により、擬似記憶表示数「2」と同じ複合記憶表示数が設定されるため、始動記憶表示部603及び擬似記憶表示部604が共に表示される複合記憶表示部602の数は二つに設定され、また、始動記憶表示部603のみが表示される複合記憶表示部602は存在しない。
そして、擬似連変動表示が行われた後に、行われる変動表示ゲームで通常の変動表示が開始される場合に実行される記憶表示態様設定処理において、ステップ502の処理で取得した表示態様選択用乱数が特定の値であるか否かがステップ503の処理で判定される。
ステップ503の処理で表示態様選択用乱数が特定の値であると判定され、第1表示態様が選択された場合、状態906に示すように、複合記憶表示部602の外側が始動記憶表示部603であって、内側が擬似記憶表示部604となるように表示される。
また、ステップ503の処理で表示態様選択用乱数が特定の値でないと判定され、第2表示態様が選択された場合、状態905に示すように、複合記憶表示部602の内側が始動記憶表示部603であって、外側が擬似記憶表示部604となるように表示される。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図10及び図11を用いて説明する。
なお、第2実施形態の演出制御装置150は、第1実施形態の変動パターン決定処理(図4参照)を実行するが、第1実施形態と同じ処理であるので、説明を省略する。
第2実施形態では、複合記憶表示部602の外側が始動記憶表示部603であり、内側が擬似記憶表示部604である。
図10は、本発明の第2実施形態の記憶表示態様設定処理のフローチャートである。
まず、演出制御装置150は、始動記憶数を取得する(1001)。
次に、演出制御装置150は、取得した始動記憶数に対応する始動記憶表示数を設定する(1002)。
演出制御装置150は、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示が実行中であるか否かを判定する(1003)。
ステップ1003の処理で、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示が実行中でないと判定された場合、演出制御装置150は、始動記憶表示部603の表示色が濃く表示される状態と薄く表示される状態を所定時間間隔で繰り返す諧調表示を行う(1004)。
そして、演出制御装置150は、擬似記憶表示数を最大(始動記憶数の上限値)に設定する(1005)。この場合、擬似記憶表示部604は、最大で四つ表示されるので、擬似記憶表示数は4に設定される。
そして、演出制御装置150は、擬似記憶表示部604の表示色を薄く表示される状態に設定し(1006)、記憶表示態様設定処理を終了し、メイン処理に戻る。なお、擬似記憶表示部604の薄く設定された表示色は、始動記憶表示部603の濃く設定された表示色と始動記憶表示部603の薄く設定された表示色との中間のコントラストである。
一方、ステップ1003の処理で、変動表示ゲームにおいて擬似連変動表示が実行中であると判定された場合、演出制御装置150は、始動記憶表示部603の諧調表示を停止し、始動記憶表示部603の表示色を薄く表示される状態(背景色とのコントラストが小さい状態)に設定する(1007)。
次に、演出制御装置150は、擬似記憶表示部604の表示色を濃く表示される状態(背景色とのコントラストが大きい状態)に設定する(1008)。なお、擬似記憶表示部604の濃く設定された表示色は、始動記憶表示部603の濃く設定された表示色よりも、濃く設定される。
そして、演出制御装置150は、擬似連変動表示において行われる擬似変動表示が停止したか否かを判定する(1009)。ステップ1009の処理では、一回の擬似変動が終了したか否かを判定するため。識別情報が完全に停止した場合であっても、識別情報が仮停止した場合であっても、停止したものとみなす。
ステップ1009の処理で、擬似連変動表示において行われる擬似変動表示が停止したと判定された場合、演出制御装置150は、図4に示すステップ406の処理で設定した擬似変動表示の回数のうち、まだ実行していない擬似変動表示の回数を更新する(1010)。具体的には、演出制御装置150は、前回のまだ実行していない擬似変動表示の回数から1を減算する。
そして、演出制御装置150は、更新されたまだ実行していない擬似変動表示の回数分だけ擬似記憶表示数に設定し(1011)、記憶表示態様設定処理を終了し、メイン処理に戻る。
図11は、本発明の第2実施形態の複合記憶表示部602の表示状態の遷移の説明図である。
図11の状態1001に示すように、擬似連変動が実行されていない間は、全ての擬似記憶表示部604が表示されている。
そして、第1始動入賞口34又は第2始動入賞口42に遊技球が入賞するごとに、始動記憶表示部603が表示されていき、状態1102A及び状態1102Bは、四つの遊技球が第1始動入賞口34又は第2始動入賞口42に入賞した状態の複合記憶表示部602の状態である。
なお、擬似連変動が実行されていない間、図10に示すステップ1004の処理で、始動記憶表示部603は、諧調表示が実行されているので、状態1102Aに示すように始動記憶表示部603の表示色が薄く表示される状態と、状態1102Bに示すように始動記憶表示部603の表示色が濃く表示される状態とが所定時間間隔で繰り返される。
なお、始動記憶表示部603で諧調表示が実行されている場合、擬似記憶表示部604の薄く設定された表示色は、始動記憶表示部603の濃く設定された表示色と始動記憶表示部603の薄く設定された表示色との中間の色であるため、遊技者は始動記憶表示部603と擬似記憶表示部604とを見分けることができる。
そして、変動表示ゲームが擬似連変動表示で実行された場合、始動記憶数が1減少するため、擬似連変動表示の開始後すぐに実行される記憶表示態様設定処理におけるステップ1002の処理で、1減少した始動記憶数「3」に対応した始動記憶表示数「3」が設定される。この場合、図4に示すステップ406の処理により、始動記憶数より大きい擬似変動回数は設定されないので、始動記憶表示数が1減少すると同時に、擬似記憶表示数も1減少する。なお、図11では、図4に示すステップ406の処理で、擬似変動回数は「3」と設定されたものとする。
このため、状態1103に示すように、始動記憶表示部603が三つ表示され、擬似記憶表示部604も三つ表示されている。
そして、ステップ1007の処理で、始動記憶表示部603の諧調表示を停止し、始動記憶表示部603の表示色が薄く表示される状態に設定され、ステップ1008の処理で、擬似記憶表示部604の表示色が濃く表示される状態に設定されるので、状態1103に示すように、始動記憶表示部603は薄い表示色で表示され、擬似記憶表示部604は濃い表示色で表示される。
そして、1回目の擬似変動表示が終了した場合、ステップ1010の処理で、残りの擬似変動回数「2」を算出し、ステップ1011の処理で、残りの擬似変動回数「2」に対応する擬似変動表示数「2」が設定される。よって、状態1104に示すように、三つの始動記憶表示部603が表示されたまま、表示されている擬似記憶表示部604の数が1減少する。
次に、2回目の擬似変動表示が終了した場合、ステップ1010の処理で、残りの擬似変動回数「1」を算出し、ステップ1011の処理で、残りの擬似変動回数「1」に対応する擬似変動表示数「1」が設定される。よって、状態1105に示すように、三つの始動記憶表示部603が表示されたまま、表示されている擬似記憶表示部604の数が状態1104から1減少する。
次に、3回目、つまり最後擬似変動表示が終了した場合、ステップ1010の処理で、残りの擬似変動回数「0」を算出し、ステップ1011の処理で、残りの擬似変動回数「0」に対応する擬似変動表示数「0」が設定される。よって、状態1106に示すように、三つの始動記憶表示部603が表示されたまま、表示されている擬似記憶表示部604の数が状態1104から1減少し、擬似記憶表示部604は表示されていない。
そして、擬似連変動表示変動が終了して、次に実行される変動表示ゲームが通常の変動表示である場合、始動記憶数が1減少するため、擬似連変動表示の開始後すぐに実行される記憶表示態様設定処理におけるステップ1002の処理で、始動記憶数「2」に対応した始動記憶表示数「2」が設定されるため、状態1107に示すように、二つの始動記憶表示部603が表示される。
また、ステップ1004の処理で始動記憶表示部603の諧調表示が実行され、ステップ1005の処理で擬似記憶表示数に最大「4」が設定され、ステップ1006の処理で擬似記憶表示部604の表示色が薄く表示される状態に設定される。
したがって、状態1107に示すように、四つの擬似記憶表示部604が薄い表示色で表示されている。
なお、今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。また、本発明の範囲は前述した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明は、本発明に係る遊技機は、擬似連変動表示を行うパチンコ遊技機、コイン遊技機等の遊技機に適用することができる。
本発明の第1実施形態の遊技機の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態の遊技機の遊技制御装置及び演出制御装置を中心とする制御系を示すブロック構成図である。 本発明の第1実施形態の変動パターン決定処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態の記憶表示態様設定処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態の演出表示装置に表示される表示画面の説明図である。 本発明の第1実施形態の複合記憶表示部の説明図である。 本発明の第1実施形態の第1表示態様が選択されている場合の複合記憶表示部の表示状態の遷移の説明図である。 本発明の第1実施形態の第2表示態様が選択されている場合の複合記憶表示部の表示状態の遷移の説明図である。 本発明の第2実施形態の記憶表示態様設定処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態の複合記憶表示部の表示状態の遷移の説明図である。
符号の説明
1 遊技機
5 遊技盤
8 演出表示装置
31 普通図柄始動ゲート
31A 普図始動センサ
32 一般入賞口
33 普通変動入賞装置
34 第1始動入賞口
36 特別変動入賞装置
42 第2始動入賞口
601 変動表示領域
602 複合記憶表示部
603 始動記憶表示部
604 擬似記憶表示部

Claims (5)

  1. 表示状態が変化可能な表示装置の表示領域に複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段と、遊技盤に配設される始動入賞口への遊技球の入賞ごとに前記変動表示ゲームを実行するための始動記憶を記憶する始動記憶手段と、を備え、
    前記始動記憶手段によって記憶される最先の始動記憶から順に、前記変動表示ゲームを実行し、該変動表示ゲームの結果態様が予め定められた特別結果態様となった場合に、遊技価値の付与として特別遊技状態を生起可能な遊技機において、
    前記始動記憶に基づく前記変動表示ゲームの変動表示態様を、一回の変動表示からなる通常変動表示態様とするか、擬似変動表示を複数回連続して行う擬似連変動表示態様とするかを決定する変動表示態様決定手段と、
    前記変動表示態様決定手段によって決定された変動表示態様で前記変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行手段と、
    前記始動記憶に対応する始動記憶表示と、前記擬似変動表示の実行を演出するために用いる擬似記憶表示とを所定の態様で組み合わせた複合記憶表示を、前記始動記憶手段に記憶された始動記憶に応じた数だけ前記表示領域に表示させる複合記憶表示手段と、を備え、
    前記変動表示態様決定手段は、前記変動表示ゲームを前記擬似連変動表示態様で実行すると決定した場合に、当該変動表示ゲームにおける前記擬似変動表示の回数を前記始動記憶手段によって記憶された始動記憶数の範囲内となる回数に設定し、
    前記複合記憶表示手段は、
    前記表示領域に表示される前記複合記憶表示のうち、前記擬似記憶表示の表示態様の方が前記始動記憶表示の表示態様よりも背景色とのコントラストが大きくなるよう設定し、
    前記変動表示ゲームが前記通常変動表示態様で実行される場合には、前記変動表示ゲームが実行されるごとに、前記複合記憶表示を一つずつ消去し、
    前記変動表示ゲームが前記擬似連変動表示態様で実行される場合には、前記擬似変動表示が実行されるごとに、前記複合記憶表示のうち前記始動記憶表示よりも前記背景色とのコントラストを大きく設定した前記擬似記憶表示を一つずつ消去することを特徴とする遊技機。
  2. 前記複合記憶表示手段は、
    前記変動表示ゲームの実行毎に前記複合記憶表示における前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示との組み合わせ態様を変化させるか否かを決定する態様変化決定手段と、
    前記態様変化決定手段により組み合わせ態様の変化が決定された場合に、前記表示領域に表示される前記複合記憶表示前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示との組み合せ態様を変化させる組み合わせ態様変化手段と、を備え、
    前記組み合わせ態様変化手段は、前記複合記憶表示における前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示の表示位置を反転させることで組み合わせ態様を変化させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記複合記憶表示手段は、
    前記通常変動表示態様による前記変動表示ゲームの実行中に前記始動記憶手段に新たな始動記憶が記憶された場合には、前記始動記憶表示と前記擬似記憶表示からなる複合記憶表示を新たに表示する一方、
    前記擬似連変動表示態様による前記変動表示ゲームの実行中に前記始動記憶手段に新たな始動記憶が記憶された場合には、前記始動記憶表示のみを新たに表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 表示状態が変化可能な表示装置の表示領域に複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段と、遊技盤に配設される始動入賞口への遊技球の入賞ごとに前記変動表示ゲームを実行するための始動記憶を所定の上限値まで記憶する始動記憶手段と、を備え、
    前記始動記憶手段によって記憶される最先の始動記憶から順に、前記変動表示ゲームを実行し、該変動表示ゲームの結果態様が予め定められた特別結果態様となった場合に、遊技価値の付与として特別遊技状態を生起可能な遊技機において、
    前記始動記憶に基づく前記変動表示ゲームの変動表示態様を、一回の変動表示からなる通常変動表示態様とするか、擬似変動表示を複数回連続して行う擬似連変動表示態様とするかを決定する変動表示態様決定手段と、
    前記変動表示態様決定手段によって決定された変動表示態様で前記変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行手段と、
    記擬似連変動表示の実行を演出するために用いられる擬似記憶表示を前記始動記憶手段の記憶上限値の数に対応する分だけ前記表示領域に表示させるとともに、前記始動記憶手段に記憶された始動記憶の数に対応する始動記憶表示を前記擬似記憶表示にそれぞれ所定の態様で組み合わせて表示させる複合記憶表示手段と、を備え、
    記変動表示態様決定手段は、前記変動表示ゲームを前記擬似連変動表示態様で実行すると決定した場合に、当該変動表示ゲームにおける前記擬似変動表示の回数を前記始動記憶手段の記憶上限値の範囲内となる回数に設定し、
    前記複合記憶表示手段は、
    前記変動表示ゲームが前記通常変動表示態様で実行される場合には、当該変動表示ゲームが実行されるごとに、前記擬似記憶表示を消去せずに前記始動記憶表示を一つずつ消去し、
    前記変動表示ゲームが前記擬似連変動表示態様で実行される場合には、前記擬似記憶表示の表示態様を常態よりも背景色とのコントラストが大きくなるように設定するともに、前記始動記憶表示の表示態様を常態よりも背景色とのコントラストが小さくなるように設定して、前記擬似変動表示が実行されるごとに、前記始動記憶表示を消去せずに常態よりも背景色とのコントラストを大きく設定した前記擬似記憶表示を一つずつ消去することを特徴とする遊技機。
  5. 前記複合記憶表示手段は、前記擬似連変動表示態様で実行された前記変動表示ゲームが終了した場合には、当該変動表示ゲーム中に消去した擬似記憶表示を再度表示させることを特徴とする請求項1からの何れか一つに記載の遊技機。
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