JP4740729B2 - Icソケット - Google Patents

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Description

本発明は、ICパッケージの検査を行うために用いるICソケットに関する。詳しくは、例えばBGA(ボールグリッドアレイ)型やLGA(ランドグリッドアレイ)型のような、ほぼ球状またはパッド状の外部接点(電極)が、パッケージ下面に微細ピッチで多数配設されたICパッケージを、バーンインテストに供する際に好適に用いることができるICソケットに関する。
近年におけるICパッケージの小型化、高性能化に伴い、BGA型やLGA型等のICパッケージの外部接点の数が増大、高密度化し、結果として各接点間のピッチが、例えば0.5mm以下の微細ピッチになってきている。
このようなICパッケージのバーンインテストを行う場合、多数のICソケットを装着したテストボードをバーンインテスト装置に多段状に装填して効率良くテストを行うために、ICソケットにもコンパクト化が要求される。
一方、ICソケットに対しICパッケージを簡単に装着できるようにするために、ICソケットを大きく開口する必要がある。また、ICソケットのコンタクト(接触装置)も多ピン化するので、ICパッケージ下面の各接点と、対応するコンタクトとを確実に接触させることが必要であり、これら要求に対応するために、各種のソケット構造が提案されている(例えば特許文献1,2等参照)。
特開2000−150092号公報 特開2003−168532号公報
ところで、ICパッケージ下面の多数の接点を、ICソケットの各コンタクトに確実に接触させるためには、出来るだけ大きな押圧部材でもってICパッケージを押圧することが好ましいが、その場合、ICソケットを大きく開口するための所定の高さが必要になり、ICソケットが大型化(高寸化)してしまう。このようなICソケットを用いると、バーンインテスト装置への多段状の装填に限りがあり、テスト効率が低下してしまう。
また、多数の接点を有するICパッケージでは、各接点やコンタクトに酸化膜などが付着するなどして、各接点とコンタクトとの間で接触不良(導通不良)が生じる虞れがあり、テスト精度が低下する虞れがある。
本発明はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ICパッケージの各接点を各コンタクトに確実に接触させることが出来ると共に、ICパッケージの着脱を容易に行うことが出来る、コンパクトな構造のICソケットを提供することにある。また、本発明の他の目的は、ICパッケージ下面の多数の接点と、ICソケットの各コンタクトとの接触、導通が確実になされるようにすることにある。
以上の目的を達成するために、本発明に係るICソケットは、ICパッケージが収容されるソケット本体と、該ソケット本体に配設され前記ICパッケージ下面の各接点に接触可能な複数のコンタクトと、前記ソケット本体に対し上下動可能に装着され付勢部材により上昇方向へ付勢されたカバー部材と、前記ICパッケージを押圧して前記各接点を対応するコンタクトに接触させる押圧部材と、該押圧部材を移動させる駆動機構とを備え、
前記押圧部材が、前記ICパッケージを押圧する押圧位置と、前記ICパッケージの着脱が自在となる退避位置との間を移動可能であり、且つ前記駆動機構により、前記カバー部材が上昇位置にある時に前記押圧部材を前記押圧位置に、前記カバー部材が下降位置にある時に前記押圧部材を前記退避位置に、それぞれ位置させるICソケットであって、
前記駆動機構が、前記カバー部材と一体に上下動するラックギヤ部材と、前記ソケット本体に設けた縦長状軸孔にて回転且つ上下動自在に軸支され前記ラックギヤ部材と噛み合う円形歯車と、該円形歯車と一体に回動する作動アームを有すると共に、該作動アームの先端に前記押圧部材が回動自在に軸支され、
前記ソケット本体の側壁に、前記作動アームの回動を案内する回動案内溝と、該回動案内溝下端に連設され前記押圧位置にある前記作動アームの内外方向への摺動を案内する摺動案内溝からなる案内部を形成すると共に、前記作動アーム先端における前記押圧部材軸支位置の手前には、前記案内部に挿入される案内軸を設け、
上昇位置にあるカバー部材を前記付勢部材に抗して下降させた時に、前記ラックギヤ部材が下降して前記円形歯車が前記縦長状軸孔に沿って下降するに伴い、前記押圧部材が前記押圧位置にて前記摺動案内溝に沿って内外方向へ摺動した後、前記作動アームが前記回動案内溝に沿って正方向に回動するのに伴って前記押圧部材が前記退避位置へ移動し、
下降位置にあるカバー部材が上昇した時に、前記ラックギヤ部材が上昇して前記円形歯車が回転するのに伴い、前記作動アームが前記回動案内溝に沿って逆方向に回動して、前記押圧部材が前記押圧位置へ移動した後、前記円形歯車が前記縦長状軸孔に沿って上昇するのに伴い、前記押圧部材が前記押圧位置にて前記摺動案内溝に沿って内外方向へ摺動するように形成したことを特徴とする。
このような構成によれば、カバー部材の上下動ストロークを出来るだけ小さくして、コンパクトな構造のソケットとしながら、ICソケットを大きく開口することができる。
しかも、カバー部材の上下動に伴い、押圧部材が押圧位置にて内外方向へ摺動するので、これに伴いICパッケージも摺動して、該パッケージ下面の各接点が対応するコンタクトと擦れ、各接点やコンタクトに付着した酸化膜を剥して、各接点とコンタクトを確実に導通させることができる。
また、より好ましくは、前記ラックギヤ部材の上部を前記カバー部材に軸支して内外方向へ揺動自在とすると共に、前記円形歯車を軸支する縦長状軸孔の中途部を内外方向へ拡張する。
さらに、ICパッケージ下面の各接点を対応するコンタクトに確実に接触させるためには、前記押圧部材が、所定の大きさの板状押圧部材であることが好ましい。
このような板状押圧部材を用いて、コンパクトなソケット構造としながら、ICソケットを大きく開口し得るようにするためには、前記板状押圧部材が、前記ICソケットの一半部側と他半部側に対応するよう二分割されており、それぞれの板状押圧部材に対応する前記駆動機構が対称位置に配設されていることが好ましい。
前記複数のコンタクトの数及びその配置形態が、前記ICソケット下面の各接点の数及びその配置形態に応じて変更可能に形成されていることが好ましい。具体的には、例えば、コンタクトを抜差し自在に挿着することができる通孔をソケット本体に多数形成し、各通孔に選択的にコンタクトを挿着し得るようにした態様をあげることができる。
このように構成した場合、接点の数及びその配置形態が異なる複数種のICパッケージに対応可能なICソケットとして提供することができる。
前記ソケット本体に、前記付勢部材が着脱自在に装填される収容部を複数設け、前記各収容部に選択的に付勢部材を装填し得るよう形成すると良い。
この場合、テストするICパッケージの接点の増減に応じて、適数の付勢部材を適所の収容部に選択的に装填することで、押圧部材による押圧力を、テストするICパッケージ毎に適宜に調整することができる。
本発明に係るICソケットは以上説明したように構成したので、限定された空間内において、押圧部材を、押圧位置と退避位置の間で効率よく移動させることができる。
よって、コンパクトな構造でありながら、押圧部材によりICパッケージをしっかりと押圧して各接点とコンタクトを確実に接触させることが出来ると共に、ICソケットを大きく開いてICパッケージの着脱を容易に行うことが出来る、新規なICソケットを提供することができた。
また、二分割された板状押圧部材を用いることでよりコンパクトなソケット構造とすることが出来、押圧部材を内外摺動させるようにすることでICパッケージの各接点とコンタクトとをより確実に導通させることが出来る。
さらに、接点の数及びその配置形態が異なる複数種のICパッケージに対応可能としたり、テストするICパッケージ毎に押圧部材による押圧力を適宜に調整可能とするなど、多くの効果を有する。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づき説明する。
図1は本例のICソケットaを構成するソケット本体1とカバー部材2の分解斜視図、図2,図3は本例のICソケットaの縦断面図で、押圧部材19,19が押圧位置(図2),退避位置(図3)にある状態をそれぞれ示す。図4,図5はICソケットaに内蔵された複数のコンタクト(接触装置)bを表す要部拡大断面図で、押圧部材19,19が押圧位置(図4),退避位置(図5)にある状態をそれぞれ示す。図6はソケット本体1の縦断面図、図7はラックギヤ部材21の側面図、図8は円形歯車22と作動アーム23の側面図、図9〜図13は作動状態を表す要部拡大断面図である。
ICソケットaは、ICパッケージcが収容されるソケット本体1、該ソケット本体1に配設されICパッケージ下面の各接点c1に接触可能な複数のコンタクトb、ソケット本体1に対し上下動可能に装着されスプリング(付勢部材)15により上昇方向へ付勢されたカバー部材2、ICパッケージcを押圧して各接点c1を対応するコンタクトbに接触させる押圧部材19,19、各押圧部材19,19を押圧位置、退避位置に移動させる駆動機構20,20を備えている。
本例の検査対象であるICパッケージcは、ほぼ球状またはパッド状の接点(電極)c1が下面に微細ピッチでマトリックス状に多数配設されたものであり、ICソケットaのソケット本体1には、ICパッケージcが載承される支持プレート6の下方に、前記各接点c1と対応して、複数のコンタクトbがマトリックス状に多数配設されている。
すなわちソケット本体1は、図1に示すように底面部中央に開口3を備えており、図4,図5に示すように、その開口3内に下部プレート4、上部プレート5を固定し、上部プレート5の上方に支持プレート6を昇降可能に配設してある。それら各プレート4,5,6には、上下に連通する貫通孔4a,5a,6aがマトリックス状に多数形成されており、これら貫通孔4a,5a,6a内にコンタクトbが摺動可能に内装されている。
支持プレート6は、ソケット本体1に内蔵された不図示のコイルバネにより、上下動可能に支持されると共に上方へ付勢されている。また、支持プレート6の貫通孔6aの上部には、ICパッケージcの各接点c1が収容される凹部7が形成され、それら凹部7に、各コンタクトbにおける上部接触端子11の上端11aが臨んで、接点c1に接離するようになっている。
コンタクトbは、下部プレート4の貫通孔4aに摺動自在に内装された金属薄板製の下部接触端子10、上部プレート5の貫通孔5aに摺動自在に内装され下端11bが下部接触端子10に常に摺接する金属薄板製の上部接触端子11、下部接触端子10における二又状上半部分の上端10aと上部接触端子11の中間鍔部11cとの間に配設されたコイルバネ12からなり、該コイルバネ12により、下部接触端子10が下方(テストボードd方向)へ、上部接触端子11が上方(支持プレート6に載承されたICパッケージc下面の接点c1方向)へ、それぞれ付勢されている。そして、下部接触端子10は、通常時はその下端10bが下部プレート4の下面から突出しているが、バーンインテストを行うためにICソケットaをテストボードdに装着した際、該テストボードdの配線パターンに接触、導通すると共に、コイルバネ12の付勢力に抗して上昇するようになっている。下部接触端子10の上半部分は二又状に分岐されて左右の弾性片10c,10cを構成し、そのバネ作用により、両弾性片10c,10cの上端10a,10aが上部接触端子11の下端11bに常に摺接するよう形成されている(図4,図5参照)。
上部接触端子11の下半部は先端(下端)に向けて先細状のテーパー部11dになっており、該上部接触端子11が下降した際(図4)、左右弾性片10c,10cのバネ作用により、該上部接触端子11を上昇方向へ付勢する作用が働くようになっている。
前記した各プレート4,5,6には、前述の貫通孔4a,5a,6aが、本例の検査対象であるICパッケージcの各接点c1の数よりも多く形成されていて、前記複数のコンタクトbの数及びその配置形態が、ICソケット下面の各接点の数及びその配置形態に応じて変更可能に構成されている。すなわち、ICソケット下面の各接点の数及びその配置形態に合わせて、対応する貫通孔4a,5a,6a内に各コンタクトbを内装し得るようになっている。
ソケット本体1は底部の四辺に立ち上がる前後,左右の側壁13,13、14,14を備え、前後の側壁13,13の中央一箇所と、左右の側壁14,14の複数箇所には、カバー部材2を上昇方向へ付勢するスプリング15が着脱自在に装填される収容部16が複数形成されている。そして、前記コンタクトbの数等に応じて、各収容部16に選択的にスプリング15を装填し得るようになっている。
カバー部材2は、前記した支持プレート6へのICパッケージcの着脱を自在とする開口17を備えた枠状に形成され、その開口17の周囲に、前記各収容部16に挿入される昇降ガイドピン18が垂設されている。
押圧部材19は、支持プレート6に載承されたICパッケージcの各接点c1を、対応するコンタクトbに接触させ得る大きさの板状部材であって、ICソケットcの一半部側と他半部側に対応するよう左右に二分割されており、それぞれの押圧部材19,19に対応して、駆動機構20,20が左右対称位置に配設されている。それぞれの押圧部材19,19は、支持プレート6に載承されたICパッケージcを押圧する押圧位置(図2)と、支持プレート6に対するICパッケージcの着脱が自在となる退避位置(図3)との間を移動可能になっている。
詳しくは、各駆動機構20,20により、カバー部材2が上昇位置にある時に各押圧部材19,19が押圧位置に、カバー部材2が下降位置にある時に各押圧部材19,19が退避位置に、それぞれ位置するよう構成されている。
各駆動機構20は、カバー部材2と一体に上下動するラックギヤ部材21,21、このラックギヤ部材21,21と噛み合う円形歯車22,22、この円形歯車22,22と一体に回動する作動アーム23を有し、作動アーム23の先端に押圧部材19が回動自在に軸支されている。
ラックギヤ部材21は、図7に示すように、四角形状の枠部21aの一辺部に上方へ延出する腕部21bを備えると共に、その一辺部の内縁にラックギヤ21cを形成したもので、腕部21bの上端に配設した軸21dを、カバー部材2の前後の側壁2a,2aの上縁左右端に設けた軸孔2b,2bに挿入することで、カバー部材2と一体に上下動すると共に、カバー部材2の(ソケット本体1の)内外方向に対し揺動自在に支持されている。
尚、軸孔2bは、図1に示すように、カバー部材2の側壁2a,2aにおける左右端に一箇所宛、計四箇所形成され、ラックギヤ部材21は各駆動機構20において両端に一つ宛、計四個配設される。
円形歯車22は、図8に示すように、前記ラックギヤ21cに噛み合うギヤ部22aを備えたもので、ソケット本体1の前後の側壁13,13の中高部位に形成した縦長状軸孔13a内に挿入される軸22bにより、回転且つ上下動自在に軸支されている。
尚、円形歯車22は、前記ラックギヤ部材21に対応して、各駆動機構20において両端に各一箇宛、計四箇配設されるが、各駆動機構20の両端の円形歯車22,22同士は、連結部22cにより連結されて一緒に回転する。縦長状軸孔13aは、図6に示すように、ソケット本体1における前後の側壁13,13の左右端に一箇所宛、計四箇所に形成される。また、該軸孔13aの中途部13bは内外方向へ拡張され、湾曲状の内縁13c,外縁13dにより軸22bの上下動を案内して、作動アーム23の回動中心を後述の如くガイドするようになっている。
作動アーム23は、図8に示すように、円形歯車22,22の連結部22cから外方へ向けて延出するよう一体形成されて、両端の円形歯車22,22と一体に回動するようになっており、その先端に配設した押圧部材用軸23aにより、押圧部材19が回動自在に支持されている。
作動アーム23の先端における前記押圧部材用軸23aの手前部分には、後述する案内部30に挿入される案内軸23bが配設され、その案内部30によって、作動アーム23の回動と摺動が後述の如くガイドされるようになっている。
ソケット本体1の前後の側壁13,13には、作動アーム23の回動を案内する円弧状の回動案内溝31と、この回動案内溝31の下端に連設され前記押圧位置にある作動アーム23の内外方向への摺動を案内する横方向(内外方向)へ伸びる摺動案内溝32からなる案内部30が、各駆動機構20に対応して両端に一箇所宛、計四箇所に形成されている。
そして、これらラックギヤ部材21、円形歯車22、作動アーム23、案内軸23b、案内部30、縦長状軸孔13a等により、各押圧部材19,19が以下のように作動するよう構成される。
すなわち、スプリング15の付勢力によりカバー部材2が上昇位置にある時、各駆動機構20のラックギヤ部材21,21も上昇位置にあると共に、円形歯車22,22が縦長状軸孔13a内の上端位置にあり、円形歯車22,22の連結部22cからソケット本体1の内部中心に向けて延出する作動アーム23先端に軸支された各押圧部材19,19が押圧位置にあって、支持プレート6に載承されたICパッケージcを下方へ押圧し、各接点c1とコンタクトbが接触、導通する(図2,図9)。
この状態から、カバー部材2をスプリング15に抗して押し下げた時、ラックギヤ部材21,21も下降しながら揺動し、円形歯車22,22が正回転すると共にその軸22bが縦長状軸孔13aの内縁13cでガイドされて下降しながら、該軸孔13aの中途部13b位置にて内方へ移動し、押圧部材19(作動アーム23)が、押圧位置にて、摺動案内溝32に沿って内方へ摺動する(図10)。次に、軸22bが内縁13cでガイドされて、円形歯車22が回転しながら外方へ移動し、押圧部材19(作動アーム23)が、押圧位置にて、摺動案内溝32に沿って外方へ摺動する(図11)。さらに、円形歯車22の回転に伴い作動アーム23が、回動案内溝31に沿って外方へ向けて回動し、押圧部材19が退避位置へ向けて移動する(図12)。カバー部材2を下降位置まで押し下げると、押圧部材19が退避位置まで移動し、ICパッケージcの着脱が自在となる(図13)。
図13の状態から、カバー部材2の押し下げを開放すると、前記と逆の作動を行う。すなわち、スプリング15によりカバー部材2と一緒に各ラックギヤ部材21が上昇しながら揺動し、各円形歯車22が逆回転すると共に縦長状軸孔13aの外縁13dで軸22bがガイドされて上昇するに伴い、各作動アーム23が内方へ向けて回動しながら回動中心(軸22b)が上昇し、各押圧部材19が、回動案内溝31に沿って押圧位置へ移動してICパッケージcを押圧すると共に、押圧位置にて、摺動案内溝32に沿って前記と逆の順序で内外方向へ摺動する。
また、押圧部材19の押圧位置での内外摺動により、支持プレート6上のICパッケージcも摺動して、各接点c1が対応するコンタクトbと擦れ、各接点c1やコンタクトbに付着した酸化膜を剥して、各接点c1とコンタクトbを確実に導通させることができる。
以上、本発明に係るICソケットの実施形態例を図面に基づき説明したが、本発明は図示例に限定されるものではなく、各請求項記載の技術的思想の範疇において、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
実施形態例のICソケットにおけるソケット本体とカバー部材の分解斜視図。 同ICソケットの縦断面図で、押圧部材が押圧位置にある状態を示す。 図2において、押圧部材が退避位置にある状態を示す。 同ICソケットに内蔵された複数のコンタクトを表す要部拡大断面図で、押圧部材が押圧位置にある状態を示す。 図4において、押圧部材が退避位置にある状態を示す。 同ICソケットにおけるソケット本体の縦断面図。 同ICソケットにおけるラックギヤ部材の側面図。 同ICソケットにおける円形歯車と作動アームの側面図。 同ICソケットの作動を表す要部の断面図で、押圧部材が押圧位置にある状態を示す。 同ICソケットの作動を表す要部の断面図で、押圧部材が押圧位置にて内方へ摺動した状態を示す。 同ICソケットの作動を表す要部の断面図で、押圧部材が押圧位置にて外方へ摺動した状態を示す。 同ICソケットの作動を表す要部の断面図で、押圧部材が退避位置へ移動する途中状態を示す。 同ICソケットの作動を表す要部の断面図で、押圧部材が退避位置にある状態を示す。
符号の説明
a:ICソケット
1:ソケット本体
2:カバー部材
13a:縦長状軸孔
15:スプリング(付勢部材)
16:収容部
19:押圧部材
20:駆動機構
21:ラックギヤ部材
22:円形歯車
23:作動アーム
23b:案内軸
30:案内部
31:回動案内溝
32:摺動案内溝
b:コンタクト
c:ICパッケージ
c1:接点
d:テストボード

Claims (6)

  1. ICパッケージが収容されるソケット本体と、該ソケット本体に配設され前記ICパッケージ下面の各接点に接触可能な複数のコンタクトと、前記ソケット本体に対し上下動可能に装着され付勢部材により上昇方向へ付勢されたカバー部材と、前記ICパッケージを押圧して前記各接点を対応するコンタクトに接触させる押圧部材と、該押圧部材を移動させる駆動機構とを備え、
    前記押圧部材が、前記ICパッケージを押圧する押圧位置と、前記ICパッケージの着脱が自在となる退避位置との間を移動可能であり、且つ前記駆動機構により、前記カバー部材が上昇位置にある時に前記押圧部材を前記押圧位置に、前記カバー部材が下降位置にある時に前記押圧部材を前記退避位置に、それぞれ位置させるICソケットであって、
    前記駆動機構が、前記カバー部材と一体に上下動するラックギヤ部材と、前記ソケット本体に設けた縦長状軸孔にて回転且つ上下動自在に軸支され前記ラックギヤ部材と噛み合う円形歯車と、該円形歯車と一体に回動する作動アームを有すると共に、該作動アームの先端に前記押圧部材が回動自在に軸支され、
    前記ソケット本体の側壁に、前記作動アームの回動を案内する回動案内溝と、該回動案内溝下端に連設され前記押圧位置にある前記作動アームの内外方向への摺動を案内する摺動案内溝からなる案内部を形成すると共に、前記作動アーム先端における前記押圧部材軸支位置の手前には、前記案内部に挿入される案内軸を設け、
    上昇位置にあるカバー部材を前記付勢部材に抗して下降させた時に、前記ラックギヤ部材が下降して前記円形歯車が前記縦長状軸孔に沿って下降するに伴い、前記押圧部材が前記押圧位置にて前記摺動案内溝に沿って内外方向へ摺動した後、前記作動アームが前記回動案内溝に沿って正方向に回動するのに伴って前記押圧部材が前記退避位置へ移動し、
    下降位置にあるカバー部材が上昇した時に、前記ラックギヤ部材が上昇して前記円形歯車が回転するのに伴い、前記作動アームが前記回動案内溝に沿って逆方向に回動して、前記押圧部材が前記押圧位置へ移動した後、前記円形歯車が前記縦長状軸孔に沿って上昇するのに伴い、前記押圧部材が前記押圧位置にて前記摺動案内溝に沿って内外方向へ摺動するように形成したことを特徴とするICソケット。
  2. 前記ラックギヤ部材の上部を前記カバー部材に軸支して内外方向へ揺動自在とすると共に、前記円形歯車を軸支する縦長状軸孔の中途部を内外方向へ拡張したことを特徴とする請求項1記載のICソケット。
  3. 前記押圧部材が、前記ICパッケージ下面の各接点を、対応する前記コンタクトに接触させ得る大きさの板状押圧部材であることを特徴とする請求項1又は2記載のICソケット。
  4. 前記板状押圧部材が、前記ICソケットの一半部側と他半部側に対応するよう二分割されており、それぞれの板状押圧部材に対応する前記駆動機構が対称位置に配設されていることを特徴とする請求項3記載のICソケット。
  5. 前記複数のコンタクトの数及びその配置形態が、前記ICソケット下面の各接点の数及びその配置形態に応じて変更可能に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のICソケット。
  6. 前記ソケット本体に、前記付勢部材が着脱自在に装填される収容部を複数設け、前記各収容部に選択的に付勢部材を装填し得るよう形成したことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載のICソケット。
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