JP4740706B2 - 不正画像検出装置、方法、プログラム - Google Patents

不正画像検出装置、方法、プログラム Download PDF

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本発明は、不正画像検出装置、方法、およびプログラムに関する。
従来より、Webページにて、インターネット・ショッピングを実現する方法が知られている(例えば、特許文献1)。この技術では、Webページにアクセスするユーザが関心を持つように、Webページの商品情報を陳列制御する方法が開示されている。
特開2002−15231号公報
しかしながら、この方法では、以下に説明するような課題が残る。
インターネット・ショッピングでは、Webページにアクセスするユーザが、ユーザ自らの画像や文章等の情報をアップロードする場合がある。例えば、オークション・サイトでは、不特定多数の人々が出品する商品情報として文章や画像をアップロードすることで、オークション・サイトのWebページが構成される。
上述のようなオークション・サイトでは、多数の画像が日々アップロードされているため、場合によっては不正画像がアップロードされ、多くの人々がアクセスするWebページに不正画像が掲載され閲覧されてしまう場合がある。
現状では、Webページ上に掲載される画像は、その画像が、例えば、公序良俗に反する画像や著作権のある画像の違法コピーなどのような不正画像であったとしても、アップロードすることが可能であり、このような画像の掲載を機械的に防止することはできない。
このユーザからアップロードされる膨大な画像は、サービス提供者の監視員により不正画像かどうかをチェックしているのが現状であるが、このような方法では多くの手間がかかり、またすべての画像をチェックするのは難しい。
したがって、本発明は、このようなインターネット・ショッピングやオークションなどにおいて、商品情報としてユーザによってアップロードされる画像の人間による監視負担を軽減することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するための手段として以下の装置、制御する方法、および、プログラムを提供する。
(1)ユーザ端末とネットワークを介して接続された不正画像検出装置であって、
ユーザ端末からの画像データを受信する受信手段と、受信手段が受信した画像データをハッシュ化するハッシュ手段と、ハッシュ手段がハッシュ化した画像データのハッシュ値と、一以上の不正画像データのハッシュ値を記憶するハッシュ値記憶手段(例えば、ブラックリスト画像のハッシュ値データベース)と、画像データのハッシュ値と同一のハッシュ値を、一以上の不正画像データのハッシュ値から検出するハッシュ値検出手段と、ハッシュ値検出手段により、同一のハッシュ値が検出されなかったことに応じて、画像データの画素を一または複数の経路に沿って抽出するマップ手段と、この抽出した画素を示す第1マップ値と、一以上の不正画像データの画素を前記の一または複数の経路に沿って抽出した第2マップ値を記憶するマップ値記憶手段(例えば、ブラックリスト画像のマップ値データベース)と、第2マップ値のうち、第1マップ値とを所定の割合で同一と判断されるマップ値を検出するマップ値検出手段と、を備えた不正画像検出装置。
上記の構成によれば、ユーザ端末から受信した画像データが不正画像であった場合には、これを検出することが可能である。ここで、「不正画像」とは、上記の不正画像検出装置の使用者がなんらかの理由で検出したいと考える画像を意味し、必ずしも公序良俗に反する画像や、違法コピー画像などに限定されるものではない。この検出においては、画像データのハッシュ値を比較することに加えて、画像平面上で定義された経路で画素を抽出したマップ値を比較する。したがって、ハッシュ値が異なるために、不正画像ではないと判断された画像であっても、マップ値の比較により、マップ値が所定の割合で同一であれば、不正画像であると判断することが可能である。結果として、従来よりも正確に不正画像の検出を行うことが可能となる。
(2)上記(1)に記載の不正画像検出装置を含む不正画像掲載防止装置であって、
画像データと所定の割合で同一と判断されたマップ値を検出しなかった場合に、画像データを記憶する記憶手段(例えば、ユーザのアップロードした画像データベース)と、他のユーザ端末からアクセスを受付け、前記記憶手段に記憶した画像データを、他のユーザ端末に送信する画像データ送信手段と、を備えた不正画像掲載防止装置。
上記の構成によれば、ユーザ端末から受信した画像データを、前記の不正画像検出装置が所定の割合で同一と判断されたマップ値を検出しなかった場合にのみ画像データを不正画像掲載防止装置(例えば、サーバ)の記憶手段に記憶する。すなわち、この不正画像掲載防止装置は、ユーザ端末から送信された画像データが不正画像であると判断した場合には、画像データを記憶しないため、このユーザ端末からのアップロードを不可能にする。したがって、例えば、Webページ上に掲載される画像が、公序良俗に反する不正画像であるならば、不正画像掲載防止装置は自動でこの画像のアップロードを禁止することが可能である。
(3)上記(1)に記載の不正画像検出装置であって、
一または複数の経路を定義するパス関数の中からユーザ端末からの画像データの種類に応じて、一または複数のパス関数を操作員に選択させる手段を備えた不正画像検出装置。
上記の構成によれば、あらかじめ定義された複数のパス関数の中から、画像の種類や特徴によって最適なパス関数を不正画像検出装置の操作員が選択することが可能である。ここで、パス関数とは、画像をXY平面としたときの任意の関数である。
(4)上記(2)に記載の不正画像掲載防止装置であって、
ユーザ端末からの画像データのマップ値とマップ値記憶手段に記憶されたマップ値との類似度に応じて、前記画像データを記憶手段に記憶させるかどうかを監視員に判定させる手段を備えた不正画像掲載防止装置。
上記の構成によれば、不正画像検出装置が所定の割合で同一と判断しなかった場合でも、比較した画像のマップ値が所定の類似度以上である場合、すなわち不正画像検出装置による判断がグレーな場合には、アップロードされた画像と、所定の範囲の類似度のマップ値に対応する元の画像とを、不正画像掲載防止装置の監視員に比較させ最終判断をすることが可能である。
本発明によれば、ネットワークを経由してユーザが商品情報としてアップロードしようとする膨大な画像に対して、監視員による監視、チェックを軽減させることが可能である。
以下、発明の実施形態を用いて本発明を説明する。ただし、実施形態の中の構成要素やその組み合わせは、他のバリエーションが可能であり、クレームに係る発明を限定するものでない。
図1は、本発明に係る不正画像検出装置およびこれを含んだ不正画像掲載防止装置によって、不正画像のアップロードを防止する一つのシステムの概略構成図を示した図である。
インターネット・ショッピングやオークションの商品出品者は、ユーザ端末1から出品したい商品の情報の一部として、インターネット3を介して画像データをアップロードしようとする。アップロードしようとする画像は、まずサービス提供者側の不正画像掲載防止装置4に含まれる不正画像検出装置10で受信し、不正画像であるかどうかの検査を受ける。不正画像でないと判断された画像は、記憶手段19(例えば、ユーザのアップロードされた画像を蓄積するデータベース)に登録され、他の利用者であるユーザ端末2からの要求に応じて、画像データ送信手段21によって送信される。図では簡単のため不正画像掲載防止装置4は一つの装置として示されているが、複数のサーバなどで構成してもよい。
不正画像掲載防止装置4には、本発明に係る不正画像検出装置10が含まれ、不正画像検出装置10は、主として、受信手段11、ハッシュ手段12、ハッシュ値記憶手段13、ハッシュ値検出手段14、マップ手段15、マップ値記憶手段16、マップ値検出手段17、および出力手段18から構成される。ここで、受信手段11は、不正画像掲載防止装置4内に存在する構成をとってもよい。また、ハッシュ値記憶手段13、マップ値記憶手段16は、不正画像掲載防止装置4とは別体の装置に含まれて不正画像検出装置10と通信を介してデータを送受信してもよい。
まず、ユーザが画像をアップロードしようとした場合、受信手段11は、ユーザからアップロードされた画像を受信する。受信した画像データは、いったんバッファとしてRAMやハードティスクなどに一時的に格納されてもよいが、ここでは図示を省略している。
つぎに、ハッシュ手段12によって、受信したユーザ画像のハッシュ値を求める。ここで「ハッシュ値」とは検索対象のデータを一定の規則にしたがって整数に変換したものであり、データ全体を比較する場合に比べハッシュ値を比較することによって高速に検索できる利点がある。全体のデータからハッシュ値に変換するためのハッシュ関数は、MD5(Message Digest 5)、CRC32(Cyclic Redundancy Checksum 32bit)、SHA1(Secure Hash Algorithm 1)など、広く知られている関数を用いてよい。不正画像検出装置10は、このパス関数の選択を操作員により行わせる選択手段を備えてもよい。
ハッシュ手段12によって得られたハッシュ値は、ハッシュ値記憶手段13にあらかじめ不正画像として登録された画像のハッシュ値と、ハッシュ値検出手段14によって比較される。ハッシュ値記憶手段13は、過去に不正画像として認定され登録された画像のハッシュ値を記憶するいわばブラックリスト画像のハッシュ値のデータベースである。ハッシュ値検出手段14は、ユーザ画像のハッシュ値と、このブラックリスト画像のハッシュ値と同一のものを検出すると、当該ユーザ画像は、すでに登録された不正画像と同一であるとみなし、その旨を出力手段18を介して出力して処理を終了する。一般的に、異なる画像ファイルのハッシュ値が同一となることはないからである。
しかし、上記ハッシュ値の比較だけでは、不正画像にごく一部にでも変更を加えた画像を検出することはできない。実際、ユーザが商品画像をアップロードする際には、システム提供者によって画像サイズに制限が定められているため、図2(a)で示すように元の画像(オリジナル画像)にクリッピングを行って不要な背景部分を除去することが通常行われている。
また、たとえコピーライトなどが埋め込まれている画像であっても、適切な改ざん防止技術が埋め込まれていない限り画像の編集が可能であり、図2(b)のようにコピーライトの部分は簡単に除去できてしまう。さらに、図2(c)や図2(d)のような反転や変形することもハッシュ値による検出を避けるためによく用いられる手法である。
この例のように、たとえ一部でも画像データの編集を行えば画像ファイルのハッシュ値は異なるため、単にハッシュ値の比較だけで同一画像か否かを判断することは不適当である。このため、不正画像検出装置10はさらに以下の手段を備えている。
図1において、ハッシュ値記憶手段13の中にユーザ画像のハッシュ値と同一のハッシュ値が検出されなかった場合は、マップ手段15によって、ユーザがアップロードした画像のマップ値を生成する。ここで、「マップ値」とは、色空間のカラー値(カラー濃度)を所定の一つまたは複数の経路(パス)に沿って画素(ピクセル)毎に求めることによって得られる。パスの定義、マップ値の生成方法については後述する。
マップ手段15によって得られたマッブ値は、つぎにマップ値記憶手段16にあらかじめ不正画像として登録された画像のマップ値とマップ値検出手段17によって比較される。マップ値記憶手段16は、ハッシュ値記憶手段13と同様に、過去に不正画像として認定され登録された画像のマップ値を記憶する、いわばブラックリスト画像のマップ値デーダベースである。
マップ値検出手段17は、比較したブラックリストのマップ値とユーザ画像のマップ値の「類似度」を、出力手段18を介して出力する。ここで、「類似度」とは、カラー値(例えばRGB各成分の濃度)が同一、またはある範囲内で同一とみなされる画素数のパス全体の画素数に対しての割合で定義される。つまり、あるパスnのライン上に含まれる画素数をPn、そのうち同一または同一とみなされた画素数をQnとすれば、類似度=Qn/Pnとなる。
出力手段18は、比較された二つの画像の類似度と画像のID、画像サイズ、などを出力データとして含み、この出力は、通常のCRTや液晶画面に直接操作員に表示する他、ファイルとして他のシステムの出力としてもよい。
不正画像検出装置10が出力した結果、不正画像掲載防止装置4内の判定手段20によって、アップロードしたユーザ画像を記憶手段19に保持するかどうかを決定する。記憶手段19とは、ユーザのアップロード画像を最終的に格納するデータベースであり、このデータベースに保持された画像が、他の利用者の求めに応じて画像データ送信手段21によって検査済みの正規の画像として商品情報の一部としてWebページに表示される。
なお、判定手段20については、後述の実施例で説明する。
図3は、前述のマップ値を求めるための経路(パス)を定義する「パス関数」を示したものである。一般に画像中の画素の座標は左上を原点(0,0)としてXY平面上の座標で表されるので、パス関数も左上を原点とするx、yを整数とする任意の関数f(x,y)を用いる。ただし、パスには方向性があり、パス関数には方向を示す情報が付加される。パス関数は、XY平面上の任意の関数を用いることが可能であるが、実際には計算量の簡単さから、一つまたは複数の直線(ライン)の組み合わせで構成された単純な関数を用いるのが扱いやすい。
図4にパス関数の具体例を示す。図4(a),図4(b)は一本のラインのみでパス関数を定義した最も単純な例である。また、図4(c)〜図4(f)には他のパス関数の例を示した。前述したとおり、各パス関数にはパスの方向を示す情報が付加される。例えば、図4(e)の関数では、始点(a,b),中間点(a,b),(a,b),(a,b),終点(a,b)が付随情報として付加される。
実際に、どのパス関数を用いるかは、画像データの特性ごとに複数のパス関数の検出率の評価値をデータとして蓄積するデータベースを参照してヒューリスティックに決定することができる。
画像データの特性の分類は、システム管理者の判断によって直感的に決定してもよいが、既存の画像類似度や画像特徴抽出技術(例えば特開2003−303188、特開2000−285141)などを用いて分類することも可能である。
図5は、二つの画像のマップ値を比較する概念図を示したものである。既に述べたようにマップ値とは、パス関数で定義されたパス上に存在するすべての画素のカラー値(カラー濃度)の集合である。図5の例ではパス関数は左から右方向への一本の単純なラインで定義されている。マップ値の比較とは、この方向性を考慮したパス関数上の画素のすべてについてカラー値を順に比較することである。以下、マップ値、カラー値についてさらに詳しく説明する。
インターネットを介してアップロードされる画像の多くは圧縮画像形式であり、一般的には、JPEG(Joint Photograh Experts Group of CCUIT ISO/IEC)形式が広く用いられている。JPEG形式のカラー画像は、RGB(赤、緑、青)表色系に変換されCRTや液晶などの画面に表示される。
JPEGでは表色系としてYC(Yは明るさを表す輝度、Cは輝度と青レベルの差、Cは輝度と赤レベルの差を表す)が用いられるが、YCとRGBとは相互に変換が可能である。ここでは、JPEGを例に揚げたが、インターネットで広く用いられる他の圧縮画像形式であるGIF(Graphic Interchange Format)形式やPNG(Portable Network Graphic)形式であったとしても、RGBに変換した後の表色系について考えればよい。ただし、GIF形式では、256色までしか表現できない。
以下、変換後のRGB表色系が24ビットカラー(いわゆる1670万色フルカラー)として説明する。
まずマップ値は、既に述べたようにパス上の画素のカラー値の集合であり、{C,C,・・・・,C}のように表すものとする。
ここで、nは一つのパス関数で定義されたパス上の画素数であり、パスの始点からパスの方向に沿って数えi番目の画素に対応するRGB成分をC(R,G,B)(i=1,…,n)と表記する。R,G,Bは、24ビットカラーの場合、それぞれ1バイト(0〜255)の値をとるため、各画素のカラー値は3バイトである。
図5で示すように、検査画像と比較画像が一致するかどうかは、この画素のカラー値を各RGB成分毎に比較することによって判断する。ただし、ここでは画素iと画素jの比較において、RGB各成分値が完全に一致していなくとも、一定の範囲で同一と判定することができる。
すなわち、RGB成分の各許容度(マージン)をσ,σ,σとし、検査画像の画素をC(R,G,B)と、比較画像の画素をC(R,G,B)とすれば、|R−R|<=σ、|G−G|<=σ、|B−B|<=σの場合に、CとCは同一のカラー値であるとみなされる。
ここで、許容度σ,σ,σは、経験的に求めてもよいし、既存のカラーマッチング技術などを用いて決定してもよい。
許容度を用いるのは、元の画像データを色調の調整処理などを施した後に圧縮・保存した場合には、上記のマップ値を比較するときのRGBカラー値は、元の画像データから得られるRGBカラー値と異なるからである。
以下、オークション・サイトにおける実施例を用いて本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。
図6は、本発明に係る不正画像検出装置によって検出されたデータに基づいて、サービス提供者の不正画像掲載防止装置の監視員が最終的に不正画像と判断するための画面構成例を示している。
図6では、本発明に係る不正画像検出装置10(図1参照)による出力に基づき検出結果画面70に複数のパス関数によって検出された画像の類似度が表示されている。使用するパス関数は一つでもよいが精度を向上させるため複数用いることが通常望ましい。ここで検出結果画面70では、パス関数の評価値を蓄積するためにあらかじめ選択された二つのパス関数(パス関数1、パス関数2)による結果を同時に表示している。
本実施例ではパス関数1、パス関数2以外にもさらに複数のパス関数を用いることが可能なため、マップ値記憶手段16すなわちブラックリスト画像のマップ値データベースには一つの画像に対して多くのパス関数のマップ値が記憶されている。
この実施例では、パス関数が検出した類似度がある一定の範囲にある場合に、機械的に不正画像として認識することができる。例えば、ユーザのアップロード画像とブラックリスト画像のマップ値の類似度が90%以上の場合は不正画像とみなし、機械的にアップロードを拒否したり、類似度60%未満の場合は、不正画像とみなさずアップロードを機械的に許可することも可能である。
さらに、図6においては、右側の画面71に、不正画像掲載防止装置上で不正画像の監視を行う監視員に対する画像検査画面の例を示している。検査画像72には選択されたパス関数1で定義されるパスが矢印75として同時に表示されている。監視員が検出結果画面70から検査する範囲(図6の70a)をマウス操作で指定すると、検査画像72と選択された類似度の範囲にあるブラックリストのマップ値に対応する画像が比較画像群73に縮小表示される。実際には検査範囲70aは、あらかじめ決定された検査すべき類似度の範囲がデフォルトとして表示されるようにしてもよい。比較画像群73の各画像はさらに細部の比較のため拡大表示することも可能である。このように、パス関数による判定が困難な場合、いわゆるグレーゾーンにある場合には、監視員はこの範囲に属する画像を比較画像群73に表示し、比較画像群73の中に検査画像72と一致するものがあるかどうかを判断することができる。
監視員が、検査画像72と一致する画像が、ブラックリスト中の上記の類似度の範囲にある比較画像群73の中に存在すると判断した場合は(この例では比較画像のNo.4)、画面71の下の検出ボタン74を押す。この処理をパス関数2についても同様に実行し、検査の精度を上げることができる。このようにグレーゾーンにある場合は、最終的に操作員がチェックし、不正画像であると判断した場合にはユーザ画像のアップロードが拒否される。この場合ユーザ端末の画面にはその旨が表示される。
上記不正検出装置の出力結果および監視員による判断結果は、パス関数の評価値として図7で示すように、画像の種類、検査画像と比較画像のサイズ、およびパス関数が検出した判定類似度のデータがパス関数ごとに集積される。
蓄積されたパス関数の評価値の統計は、グラフ化されパス関数の以後の選択に参照することができる。例えば、蓄積されたパス関数評価値は、画像の種類またはカテゴリによってさらに分類され、パス関数の評価値が高い順にパス関数を複数並べて表示し、パス関数の選択手段に用いるなどの学習機能をもたせることもできる。
このように、不正画像検出装置と不正画像のアップロード防止手段を用いて、従来の人間にのみによるアップロードされる膨大な画像の監視の負担を軽減させることができる。また、不正画像装置が同一とみなす範囲をパラメータとして調整できるので、柔軟でかつ経験側により検出精度が向上する学習機能を備えたシステムを構築することも可能である。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記オークションの実施形態に限られるものではない。上記実施形態に多様なバリエーションまたは改良を加えることが可能である。
本発明の実施形態である不正画像検出装置10およびこれを含む不正画像掲載防止装置4(図1参照)、の制御で用いられる方法は、コンピュータ上のプログラムによっても実現可能である。上記プログラムを格納する記憶媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線または半導体システム(または、装置または機器)あるいは伝搬媒体であることができる。この記憶媒体の例には、半導体またはソリッド・ステート記憶装置、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータ可読の媒体の例には、半導体またはソリッド・ステート記憶装置、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータ・ディスケット、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リードオンリー・メモリ(ROM)、リジッド磁気ディスクおよび光ディスクが含まれる。現時点における光ディスクの例には、コンパクト・ディスク−リードオンリー・メモリ(CD−ROM)、コンパクト・ディスク−リード/ライト(CD−R/W)およびDVDが含まれる。
図1は、本発明に係る不正画像検出装置および不正画像の掲載を防止する不正画像掲載防止装置の構成を示す図面である。 図2は、画像データの編集の例を示す図面である。 図3は、パス関数の概念を示す図面である。 図4は、パス関数の具体例を示す図面である。 図5は、ユーザ画像と、比較画像のマップ値の比較を示す図面である。 図6は、不正画像検査装置の出力に基づき、操作員による判定画面の実施例を示す図面である。 図7は、パターン関数の評価値項目の例を示す図面である。
符号の説明
1 ユーザ端末1
2 ユーザ端末2
3 インターネット
4 不正画像掲載防止装置
10 不正画像検出装置
11 受信手段
12 ハッシュ手段
13 ハッシュ値記憶手段
14 ハッシュ値検出手段
15 マップ手段
16 マップ値記憶手段
17 マップ値検出手段
18 出力手段
19 記憶手段
20 判定手段
21 画像データ送信手段
50 検査画像
51 検査画像のマップ値
52 比較画像
53 比較画像のマップ値
70 不正画像検出装置の結果出力表示画面
70a 判定グレーゾーン
71 不正画像判定画面
72 検査画像
73 比較画像群
74 検出ボタン
75 パス

Claims (6)

  1. ユーザ端末とネットワークを介して接続された不正画像検出装置であって、
    前記ユーザ端末からの画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記画像データをハッシュ化するハッシュ手段と、
    前記ハッシュ手段がハッシュ化した前記画像データのハッシュ値と、一以上の不正画像データのハッシュ値を記憶するハッシュ値記憶手段と、
    前記画像データのハッシュ値と同一のハッシュ値を、前記一以上の不正画像データのハッシュ値から検出するハッシュ値検出手段と、
    前記ハッシュ値検出手段により、同一のハッシュ値が検出されなかったことに応じて、前記画像データの画素を一または複数の経路に沿って抽出するマップ手段と、
    前記抽出した画素を示す第1マップ値と、一以上の不正画像データの画素を前記一または複数の経路に沿って抽出した第2マップ値を記憶するマップ値記憶手段と、
    前記第2マップ値のうち、前記第1マップ値と、所定の割合で同一と判断されるマップ値を検出するマップ値検出手段と、
    を備えた、不正画像検出装置。
  2. 請求項1に記載の不正画像検出装置を含む不正画像掲載防止装置であって、
    前記画像データの前記第1マップ値と所定の割合で同一と判断された前記第2マップ値を検出しなかった場合に、前記画像データを記憶する記憶手段と、
    他の前記ユーザ端末からアクセスを受付け、前記記憶手段に記憶した画像データを、他の前記ユーザ端末に送信する画像データ送信手段と、
    を備えた、不正画像掲載防止装置。
  3. 請求項1に記載の不正画像検出装置であって、
    前記一または複数の経路を定義するパス関数の中から前記ユーザ端末からの画像データの種類に応じて、一または複数の前記パス関数を操作員に選択させる手段を備えた、不正画像検出装置。
  4. 請求項2に記載の不正画像掲載防止装置であって、
    前記ユーザ端末からの画像データの前記第1マップ値と前記マップ値記憶手段に記憶された前記第2マップ値との類似度に応じて、前記画像データを記憶手段に記憶させるかどうかを監視員に判定させる手段を備えた、不正画像掲載防止装置。
  5. ユーザ端末からネットワークを介してアップロードされた画像の不正画像検出方法であって、
    前記ユーザ端末からの画像データを受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて受信した前記画像データをハッシュ化するステップと、
    前記ハッシュ化するステップにおいてハッシュ化した前記画像データのハッシュ値と、一以上の不正画像データのハッシュ値を記憶するハッシュ値記憶ステップと、
    前記画像データのハッシュ値と同一のハッシュ値を、前記一以上の不正画像データのハッシュ値から検出するハッシュ値検出ステップと、
    前記ハッシュ値検出ステップにより、同一のハッシュ値が検出されなかったことに応じて、前記画像データの画素を一または複数の経路に沿って抽出するマップ化ステップと、
    前記抽出した画素を示す第1マップ値と、一以上の不正画像データの画素を前記一または複数の経路に沿って抽出した第2マップ値を記憶するマップ値記憶ステップと、
    前記第2マップ値のうち、前記第1マップ値と、所定の割合で同一と判断されるマップ値を検出するマップ値検出ステップと、
    を含む、不正画像検出方法。
  6. ユーザ端末からネットワークを介してアップロードされた画像の不正画像検出をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラムであって、
    前記ユーザ端末からの画像データを受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて受信した前記画像データをハッシュ化するステップと、
    前記ハッシュ化するステップにおいてハッシュ化した前記画像データのハッシュ値と、一以上の不正画像データのハッシュ値を記憶するハッシュ値記憶ステップと、
    前記画像データのハッシュ値と同一のハッシュ値を、前記一以上の不正画像データのハッシュ値から検出するハッシュ値検出ステップと、
    前記ハッシュ値検出ステップにより、同一のハッシュ値が検出されなかったことに応じて、前記画像データの画素を一または複数の経路に沿って抽出するマップ化ステップと、
    前記抽出した画素を示す第1マップ値と、一以上の不正画像データの画素を前記一または複数の経路に沿って抽出した第2マップ値を記憶するマップ値記憶ステップと、
    前記第2マップ値のうち、前記第1マップ値と、所定の割合で同一と判断されるマップ値を検出するマップ値検出ステップと、
    をコンピュータに実行させる、コンピュータ・プログラム。
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