JP4740181B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、放熱構造を有したデジタルカメラに関する。
近年、CCDイメージセンサなどの撮像素子で撮像した画像をデジタルデータとしてメモリカードなどの電子記憶媒体に記憶するデジタルカメラが普及している。この種のデジタルカメラは、撮像素子などの他、CPUなどが実装された回路基板、画像確認用の液晶モニタ(LCD)ユニット、電池などを備えている。これら構成部品は画像の撮像に際して発熱し、筐体内の温度は上昇する。高温になることで、デジタルカメラは正常に動作できなくなる。特に撮像素子は、熱ノイズを発生するので、劣化した画像が得られることになる。
このため、デジタルカメラは、筐体内の温度上昇を抑える放熱構造を採用している。例えば、撮像素子パッケージの一部を熱伝導率の高い部材で構成したり(例えば、特許文献1参照)、撮像素子を熱伝導率の高い部材に固定したりするものが挙げられる。(例えば、特許文献2,3参照)。また、ゴムシートや金属製の板を幾層にも重ねて放熱経路を構成するものある(例えば、特許文献4参照)。
あるいは、レンズとともに撮像素子が内蔵されるレンズ鏡筒を、熱伝導率の異なる複数の部材で構成したり(例えば、特許文献5参照)、熱伝導率の高いフレームに撮像素子を固定したりするものもある(例えば、特許文献6参照)。
特開2001−177023号公報 特開2001−326840号公報 特開2004−104632号公報 特開2005−252547号公報 特開2006−121646号公報 特開2006−345196号公報
しかしながら、特許文献1記載の構造は、撮像素子パッケージの構造が複雑であり、その製造コストや工数に問題がある。また、特許文献2〜4記載の構造は、別途部材を設ける必要があり、小型化の望まれるデジタルカメラにおいては好ましくない。
また、特許文献5記載の構造は、撮像素子が内蔵されるレンズ鏡筒を有したデジタルカメラに適用範囲が限定され、特許文献6記載の構造は、レンズ鏡筒が筐体内に埋め込まれたデジタルカメラに適用範囲が限定される。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、撮像素子が発する熱を効率良く放出するデジタルカメラを、別途部品を設けることなく低コストに提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデジタルカメラは、撮影レンズが組み込まれたレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒が差し込まれる開口部が形成された筐体と、前記開口部から露呈するように設けられ、前記レンズ鏡筒を保持する鏡筒保持手段と、前記鏡筒保持手段に固定された撮像素子とを備えたデジタルカメラにおいて、前記鏡筒保持手段は、前記筐体よりも熱伝導率が高い素材からなるとともに、前記鏡筒保持手段は、前記開口部から露呈する面が、前記鏡筒保持手段よりも熱伝導率が低く熱放射率が高い素材からなる皮膜で覆われていることを特徴とする。
なお、撮像素子は、筐体よりも熱伝導率が高い素材からなるシートを介して鏡筒保持手段に固定されていることが好ましい。
または、鏡筒保持手段は、撮像素子が固定される柔軟性シートと、柔軟性シートの周縁が固定されるとともにレンズ鏡筒を保持する保持部とから構成されていることが好ましい。
本発明のデジタルカメラによれば、前方カバーに形成された開口部の内側に設けられた鏡筒保持手段と、前方カバーの少なくとも開口部周縁を形成する部品とは、後方カバーよりも熱伝導率が高い素材からなるので、撮像素子が発する熱を、鏡筒保持手段から筐体を伝って効率良く前方に放出することができる。また、既存部品の素材を変更したことにより、別途部品を設ける必要はない。そのため、小型化を妨げるようなことはなく且つ低コストに製造することができる。
また、鏡筒保持手段は、撮像素子が固定される柔軟性シートと、柔軟性シートの周縁が固定されるとともにレンズ鏡筒を保持する保持部とから構成されているので、デジタルカメラに加わる衝撃は柔軟性シートに吸収され、直接撮像素子に伝わることが防止されている。
また、別の発明のデジタルカメラによれば、筐体に形成された開口部から露呈するように設けられた鏡筒保持手段は、筐体よりも熱伝導率が高い素材からなるので、撮像素子が発する熱を、鏡筒保持部材を伝って効率良く前方に放出することができる。また、上記同様、小型化を妨げるようなことはなく且つ低コストに製造することができる。
また、鏡筒保持手段は、開口部から露呈する面が、鏡筒保持手段よりも熱伝導率が低く熱放射率が高い素材からなる皮膜で覆われているので、放熱効率はさらに良くなる。また、ユーザが、放熱する鏡筒保持手段に触れて火傷することが防止されている。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態のデジタルカメラ11について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、デジタルカメラ11の筐体12は、ポリカーボネート(PC)からなる前方カバー13と、ポリカーボネートより熱伝導率の低い素材からなる後方カバー14と、から構成される。前方カバー13の前面には、撮影レンズ15を保持したレンズ鏡筒16が組み込まれている。
筐体12の上面には、デジタルカメラ11の電源状態を切り替える電源スイッチ17、シャッタレリーズ操作に用いられるシャッタボタン18、各種モードを切り替える機能モードダイヤル19、及びポップアップ式のストロボ装置20などが設けられている。
また、後方カバー14の後面には、電子ビューファインダを構成するファインダ接眼窓21(図2参照)、各種画像などを表示する液晶表示ディスプレー(LCD)22(図2参照)、及びズーミングを行うズーム操作部(図示せず)などが設けられている。
デジタルカメラ11にて撮影が行われる場合、先ず、ズーム操作部が利用されズーミングが行われる。これにより、焦点距離が可変される。シャッタボタン18が半押しされると、周知のオートフォーカス装置が作動して被写体距離を測定し、その測定信号に応じてピント合わせが行われる。そして、シャッタボタン18が全押しされると、撮影が行われる。
図2に示すように、前方カバー13の前面には、レンズ鏡筒16が差し込まれる開口部が形成されている。この開口部の内側には、レンズ鏡筒16を保持するための保持板(鏡筒保持手段)23が取り付けられている。保持板23は、前方カバー13と同様、ポリカーボネートからなり熱伝導性に優れている。レンズ鏡筒16の後端には係止爪16aが形成され、保持板23には係止爪16aと係合する貫通孔が形成されている。この貫通孔に係止爪16aが係合することで、レンズ鏡筒16は、保持板23に保持され前方カバー13に組み付けられる。
保持板23のレンズ鏡筒16が保持される一方の面には、受光部24の前方が透明材料25で塞がれたCCDイメージセンサ26が固定されている。CCDイメージセンサ26は、撮影レンズ15を透過して入射する被写体光を撮像する。CCDイメージセンサ26は撮像するに際し発熱するが、その熱は、保持板23から前方カバー13を伝って筐体12前方へ効率良く放出される。この保持板23から前方カバー13を伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。なお、保持板23及び前方カバー13の熱伝導率は2[W/m・K]以上であり、後方カバー14の熱伝導率は0.5[W/m・K]以下であることが好ましい。
なお、上記第1実施形態のデジタルカメラ11において、CCDイメージセンサ26は、保持板23に直接固定される場合を例に説明したが、第2実施形態のデジタルカメラ31(図3参照)に示すように、熱伝導率の高い部材を介して固定されていても良い。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態のデジタルカメラ31について、図面を参照しながら説明する。図3に示すように、保持板23のレンズ鏡筒16が保持される一方の面には、受光部24の前方が透明材料25で塞がれたCCDイメージセンサ26が、シート32を介して固定されている。シート32は、後方カバー14より熱伝導率の高い素材からなる。CCDイメージセンサ26が発する熱は、シート32から保持板23と前方カバー13とを伝って筐体12前方へ効率良く放出される。このシート32から保持板23と前方カバー13とを伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。なお、シート32の熱伝導率は、1[W/m・K]以上であることが好ましい。なお、第1実施形態のデジタルカメラ11(図1及び図2参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
なお、上記各実施形態のデジタルカメラ11,31において、前方カバー13は、ポリカーボネートで一体的に成型されている場合を例に説明したが、これに限定されず、第3,4実施形態のデジタルカメラ36,41(図4及び図5参照)のように、前方カバー38の一部の素材だけがポリカーボネートであっても良い。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態のデジタルカメラ36について、図面を参照しながら説明する。図4に示すように、デジタルカメラ36の筐体37は、前方カバー38と後方カバー14とから構成される。前方カバー38の前面には、レンズ鏡筒16が組み込まれている。
前方カバー38の前面には、ポリカーボネートからなる筒状の周縁部38aを有した開口部が形成され、この開口部には、レンズ鏡筒16が差し込まれる。開口部の内側には保持板23が取り付けられ、レンズ鏡筒16は、保持板23に保持され前方カバー38に組み付けられる。
CCDイメージセンサ26が発する熱は、保持板23から前方カバー38の周縁部38aを伝って筐体37前方へ効率良く放出される。この保持板23から前方カバー38の周縁部38aを伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。なお、周縁部38aの熱伝達率は2[W/m・K]以上であり、その他前方カバー38の熱伝導率は0.5[W/m・K]以下であることが好ましい。なお、第1実施形態のデジタルカメラ11(図1及び図2参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態のデジタルカメラ41について、図面を参照しながら説明する。図5に示すように、保持板23のレンズ鏡筒16が保持される一方の面には、受光部24の前方が透明材料25で塞がれたCCDイメージセンサ26が、シート32を介して固定されている。CCDイメージセンサ26が発する熱は、シート32から保持板23と前方カバー38の周縁部38aとを伝って筐体37前方へ効率良く放出される。このシート32から保持板23と前方カバー38の周縁部38aとを伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。なお、第3実施形態のデジタルカメラ36(図4参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
なお、上記各実施形態のデジタルカメラ11,31,36,41において、レンズ鏡筒16を保持する保持板23は、筐体12,37の開口部内側に設けられている場合を例に説明したが、第5,6実施形態のデジタルカメラ46,51(図6及び図7参照)に示すように、レンズ鏡筒16を保持する保持部材49が、筐体47の開口部から露呈するように設けられていても良い。
[第5実施形態]
以下、本発明の第5実施形態のデジタルカメラ46について、図面を参照しながら説明する。図6に示すように、デジタルカメラ46の筐体47は、前方カバー48と後方カバー14とから構成される。前方カバー48の前面には、レンズ鏡筒16が組み込まれている。
前方カバー48には開口部が形成され、この開口部にはレンズ鏡筒16を保持するための保持部材(鏡筒保持手段)49が露呈するように設けられている。保持部材49は、カバー48,14より熱伝導率の高い素材からなる。保持部材49は筒状であり、筐体47の内側の一端に、係止爪16aと係合する貫通孔が形成された保持面49aが形成されている。この貫通孔に係止爪16aが係合することで、レンズ鏡筒16は、保持部材49に保持され前方カバー48に組み付けられる。
保持面49aのレンズ鏡筒16が保持される一方の面には、受光部24の前方が透明材料25で塞がれたCCDイメージセンサ26が固定されている。CCDイメージセンサ26は、撮像するに際し発熱するが、その熱は、保持部材49を伝って筐体47前方へ効率良く放出される。この保持部材49を伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。なお、保持部材49はポリカーボネートからなり、その熱伝導率は2[W/m・K]以上であることが好ましい。また、前方カバー48の熱伝導率は、0.5[W/m・K]以下であることが好ましい。なお、第1実施形態のデジタルカメラ11(図1及び図2参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
[第6実施形態]
以下、本発明の第6実施形態のデジタルカメラ51について、図面を参照しながら説明する。図7に示すように、保持面49aのレンズ鏡筒16が保持される一方の面には、受光部24の前方が透明材料25で塞がれたCCDイメージセンサ26が、シート32を介して固定されている。CCDイメージセンサ26が発する熱は、シート32から保持部材49を伝って筐体47前方へ効率良く放出される。このシート32から保持部材49を伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。なお、第5実施形態のデジタルカメラ46(図6参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
なお、上記各実施形態のデジタルカメラ11,31,36,41,46,51では、筐体12,37,47に加わる衝撃が、直接CCDイメージセンサ26に伝わってしまう。そこで以下に示す第7,8,9実施形態のデジタルカメラ56,61,66(図8、図9及び図10参照)のように、筐体12,37,47に加わる衝撃が、直接CCDイメージセンサ26に伝わらない工夫がされていても良い。
[第7実施形態]
以下、本発明の第7実施形態のデジタルカメラ56について、図面を参照しながら説明する。図8に示すように、前方カバー13の開口部の内側には、レンズ鏡筒16を保持するための保持部材(鏡筒保持手段)57が取り付けられている。保持部材57は、開口部を有した保持板(保持部)58と、その開口部を塞ぐように設けられたグラファイトからなるシート(柔軟性シート)59と、から構成される。保持部材57は、後方カバー14より熱伝導率の高い素材からなる。保持板58には、係止爪16aと係合する貫通孔が形成されている。この貫通孔に係止爪16aが係合することで、レンズ鏡筒16は、保持部材57に保持され前方カバー13に組み付けられる。
シート59のレンズ鏡筒16が保持される一方の面には、受光部24の前方が透明材料25で塞がれたCCDイメージセンサ26が固定されている。CCDイメージセンサ26が発する熱は、シート59から保持板58と前方カバー13とを伝って筐体12前方へ効率良く放出される。このシート59から保持板58と前方カバー13とを伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。また、CCDイメージセンサ26がシート59に固定されているので、筐体12に加わる衝撃はシート59に吸収され、直接CCDイメージセンサ26に伝わることが防止されている。なお、保持板58の熱伝導率は2[W/m・K]以上であり、シート59の熱伝導率は100[W/m・K]以上であることが好ましい。なお、第1実施形態のデジタルカメラ11(図1及び図2参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
[第8実施形態]
以下、本発明の第8実施形態のデジタルカメラ61について、図面を参照しながら説明する。図9に示すように、前方カバー38の開口部の内側には、保持部材57が取り付けられ、レンズ鏡筒16は、保持部材57に保持され前方カバー38に組み付けられる。
CCDイメージセンサ26が発する熱は、シート59から保持板58と前方カバー38の周縁部38aを伝って筐体37前方へ効率良く放出される。このシート59から保持板58と前方カバー38の周縁部38aを伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。また、CCDイメージセンサ26がシート59に固定されているので、筐体37に加わる衝撃はシート59に吸収され、直接CCDイメージセンサ26に伝わることが防止されている。なお、第3実施形態のデジタルカメラ36(図4参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
[第9実施形態]
以下、本発明の第9実施形態のデジタルカメラ66について、図面を参照しながら説明する。図10に示すように、前方カバー48には開口部が形成され、この開口部にはレンズ鏡筒16を保持するための保持部材(鏡筒保持手段)67が露呈するように設けられている。保持部材67は、カバー48,14より熱伝導率の高い素材からなる。保持部材67は、筒状の保持部68と、その後端を塞ぐように設けられたグラファイトからなるシート(柔軟性シート)69と、から構成される。保持部68には、係止爪16aと係合する貫通孔が形成されている。この貫通孔に係止爪16aが係合することで、レンズ鏡筒16は、保持部材67に保持され前方カバー48に組み付けられる。
シート69のレンズ鏡筒16が保持される一方の面には、受光部24の前方が透明材料25で塞がれたCCDイメージセンサ26が固定されている。CCDイメージセンサ26が発する熱は、シート69から保持部68を伝って筐体47前方へ効率良く放出される。このシート69から保持部68を伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。また、CCDイメージセンサ26がシート69に固定されているので、筐体47に加わる衝撃はシート69に吸収され、直接CCDイメージセンサ26に伝わることが防止されている。なお、保持部68はポリカーボネートからなり、その熱伝導率は2[W/m・K]以上であることが好ましい。また、シート69の熱伝導率は、100[W/m・K]以上であることが好ましい。なお、第5実施形態のデジタルカメラ46(図6参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
なお、上記5,6,9実施形態のデジタルカメラ46,51,66では、CCDイメージセンサ26が発する熱を筐体筐体47前方へ放出する保持部材49,67の表面が過熱して、ユーザに火傷を負わせる虞がある。そこで、以下に示す第10,11,12実施形態のデジタルカメラ71,76,81(図11、図12及び図13参照)のように、保持部材49,67の表面が過熱することを防止する工夫がなされていても良い。
[第10実施形態]
以下、本発明の第10実施形態のデジタルカメラ71について、図面を参照しながら説明する。図11に示すように、保持部材49の外部に露呈する面は、保持部材49より熱伝導率が低く熱放射率が高い素材からなる皮膜72で覆われている。
CCDイメージセンサ26は、撮像するに際し発熱するが、その熱は、保持部材49から皮膜72を伝って筐体47前方へ効率良く放出される。この保持部材49から皮膜72を伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。また、保持部材49の外部に露呈する面が熱伝導率の低い皮膜72で覆われているので、ユーザに火傷を負わせることを防止している。なお、皮膜72は、熱伝達率が0.5[W/m・K]以下であって、熱放射率が0.8[ε]以上であることが好ましい。また、皮膜72の厚さは、0.1[mm]以下であることが好ましい。さらに、保持部材49はアルミニウムからなり、その熱伝導率が50[W/m・K]以上であって、熱放射率が0.1[ε]以下であることが好ましい。なお、第5実施形態のデジタルカメラ46(図6参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
[第11実施形態]
以下、本発明の第11実施形態のデジタルカメラ76について、図面を参照しながら説明する。図12に示すように、保持部材49の外部に露呈する面は、皮膜72で覆われている。
CCDイメージセンサ26は、撮像するに際し発熱するが、その熱は、シート32から保持部材49と皮膜72とを伝って筐体47前方へ効率良く放出される。このシート32から保持部材49と皮膜72とを伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。また、保持部材49の外部に露呈する面が熱伝導率の低い皮膜72で覆われているので、ユーザに火傷を負わせることを防止している。なお、保持部材49はアルミニウムからなり、その熱伝導率が50[W/m・K]以上であって、熱放射率が0.1[ε]以下であることが好ましい。なお、第6実施形態のデジタルカメラ51(図7参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
[第12実施形態]
以下、本発明の第12実施形態のデジタルカメラ81について、図面を参照しながら説明する。図13に示すように、保持部68の外部に露呈する面は、保持部68より熱伝導率が低く熱放射率が高い素材からなる皮膜72で覆われている。
CCDイメージセンサ26は、撮像するに際し発熱するが、その熱は、シート69から保持部68と皮膜72とを伝って筐体47前方へ効率良く放出される。このシート69から保持部68と皮膜72とを伝う熱伝達経路を有することで、CCDイメージセンサ26が過熱することが防止されている。また、CCDイメージセンサ26がシート69に固定されているので、筐体47に加わる衝撃はシート69に吸収され、直接CCDイメージセンサ26に伝わることが防止されている。さらに、保持部68の外部に露出する面が熱伝導率の低い皮膜72で覆われているので、ユーザに火傷を負わせることを防止している。なお、保持部68はアルミニウムからなり、その熱伝導率が50[W/m・K]以上であって、熱放射率が0.1[ε]以下であることが好ましい。なお、第9実施形態のデジタルカメラ66(図10参照)と同じ構成については、同一の符号を付すなどして詳しい説明を省略する。
なお、上記各実施形態のデジタルカメラ11,31,36,41,46,51、56,61,66,71,76,81において、レンズ鏡筒16が筐体12,37,47に組み付けられている場合を例に説明したが、これに限定されるのではなく、レンズ鏡筒が着脱自在に取り付けられていても良い。
また、上記各実施形態において、各種部品の素材として、ポリカーボネート、グラファイト、アルミニウムなどを挙げたが、これは一例に過ぎず、同様の性質を有した素材であればその種類は問わない。
第1実施形態のデジタルカメラの外観斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第2実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第3実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第4実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第5実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第6実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第7実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第8実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第9実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第10実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第11実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。 第12実施形態のデジタルカメラの部分断面図である。
符号の説明
11,31,36,41,46,51、56,61,66,71,76,81 デジタルカメラ
12,37,47 筐体
13,38,48 前方カバー
14 後方カバー
15 撮影レンズ
16 レンズ鏡筒
17 電源スイッチ
18 シャッタボタン
19 機能モードダイヤル
20 ストロボ装置
21 ファインダ接眼窓
22 液晶表示ディスプレー(LCD)
23 保持板(鏡筒保持手段)
24 受光部
25 透明材料
26 CCDイメージセンサ
32 シート
38a 周縁部
49,57,67 保持部材(鏡筒保持手段)
58 保持板(保持部)
59,69 シート(柔軟性シート)
68 保持部
72 皮膜

Claims (3)

  1. 撮影レンズが組み込まれたレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒が差し込まれる開口部が形成された筐体と、前記開口部から露呈するように設けられ、前記レンズ鏡筒を保持する鏡筒保持手段と、前記鏡筒保持手段に固定された撮像素子とを備えたデジタルカメラにおいて、
    前記鏡筒保持手段は、前記筐体よりも熱伝導率が高い素材からなるとともに、
    前記鏡筒保持手段は、前記開口部から露呈する面が、前記鏡筒保持手段よりも熱伝導率が低く熱放射率が高い素材からなる皮膜で覆われていることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記撮像素子は、前記筐体よりも熱伝導率が高い素材からなるシートを介して前記鏡筒保持手段に固定されていることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記鏡筒保持手段は、前記撮像素子が固定される柔軟性シートと、前記柔軟性シートの周縁が固定されるとともに前記レンズ鏡筒を保持する保持部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
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