JP4739553B2

JP4739553B2 - 表示ボード

Info

Publication number: JP4739553B2
Application number: JP2001068226A
Authority: JP
Inventors: 伊智郎柴田
Original assignee: ACTA CO., LTD.
Current assignee: ACTA CO., LTD.
Priority date: 2001-03-12
Filing date: 2001-03-12
Publication date: 2011-08-03
Anticipated expiration: 2021-03-12
Also published as: JP2002268561A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スローガン用ボード、短期予定日程表などに使用される表示ボードに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の表示ボードは、多孔質プラスチック板の上に表示用の硬質プラスチック板を張り付けた表示面と、その周囲を金属、プラスチック製のサッシによって補強し、そのコーナー部に掲示用金具を取り付けた構造のものが通常である。
【０００３】
ところが、比較的短期で取り替えられる表示ボードも基本的な構成も同じであって、使用材再生のため、あるいは、廃棄のための考慮は一切払われておらず、分解のためには手間が掛かりすぎるし、廃棄のためには焼却不可能な粗大ごみ化するだけであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、それ自体が通常のゴミ処理によって回収可能であり、軽い上に十分な強度を持ち、安価で、且つ、再使用も可能な表示ボードを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示ボードは、表示用板であるボードと、この表示用板の４辺に取り付けられた枠材と、それぞれの枠材の端部によって形成されたコーナー部を覆うコーナー部材とから形成された焼却処理可能なプラスチック材からなり、前記枠材は表示用板の側縁の幅に合った幅を持つ断面がコの字サッシ状をなし、その側面内側に形成された突条を表示用板の側縁に沿って形成された条溝に挿入することで表示用板に取り付けられており、前記コーナー部材は、表示用板に取り付けられた枠材の外周面を取り包むように断面がコの字状に形成され、また、その両先端に形成された係止突起を枠材の両端に係止することで、各枠材の端部によって形成されたコーナー部に取り付けて各枠材を連結したことを特徴とする。
【０００６】
この表示ボードは、各構成部材は簡単に分解でき再生可能である上、仮にそのまま、燃焼しても環境破壊につながる有害ガスを発生することもない。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明を行き先表示用として、表示面が８５０ｍｍ×６００ｍｍの大きさの表示ボードに適用した実施例によって実施の形態を説明する。
【０００８】
本発明の表示ボードを表示面から見た図１において、１は、厚みが７ｍｍの発泡ポリスチレンプラスチックからなる表示用軽量板としてのボードを示す。そのボード１の側縁に沿って条溝１１が形成されており、ボード１を補強するための枠材２が、この条溝１１に沿って挿入されている。この枠材２の取り付けの態様は図２に示されている。枠材２は、硬質のポリスチレンプラスチックからなり、ボード１の側縁の幅に合った内径幅を持つ断面がコの字をなすサッシ状であって、その側面内側には、ボード１の側縁に沿って形成された条溝１１に対応する箇所に突条２１が形成されている。従って、枠材２の端面からその突条２１をボード１の側縁に沿って形成された条溝１１内に挿入した状態で押し込むことで、図３に示すように、枠材２をボード１に取り付けることができる。
【０００９】
このようにして、図１に示すように、ボード１の４辺に枠材２を取り付けたのち、コーナー部材３を各枠材２の端部によって形成されたコーナー部４に取り付けて、各枠材２を連結することができる。
【００１０】
図３は、このコーナー部材３の取り付けの状態を断面によって示す。同図に示すように、コーナー部材３は、ボード１に取り付けられた枠材２の外周面を取り包むように断面がコの字状に形成された、比較的軟質のポリスチレン又はポリプロピレンからなる。そして、両先端には、ボード１に取り付けられた枠材２の両端に係止される係止突起３１が形成されている。このコーナー部材３には、必要に応じて、つり下げ具、ひも付け穴を設けることができる。
【００１１】
このようにして、枠材２はボード１に条溝１１と突条２１によって固定されており、また、コーナー部材３は、係止突起３１によって枠材２に固定されているので、比較的軟質で軽く脆弱なプラスチック材からでも比較的高い強度の表示ボードを簡単に得ることができる。
【００１２】
【発明の効果】
１．回収可能な表示ボードを簡単に得ることができる。
【００１３】
２．金属枠や金属ボルトを使用しないので、簡単に分解出来再生できる。
【００１４】
３．様々な色合いの表示ボードが得られるので、目的別に色分けした表示ボードが得られる。
【００１５】
４．表示面に発泡ポリスチレンプラスチックを使用しておきながら、表示ボードそのものの反りの発生がなく、比較的強度の維持が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の表示ボードを表示面から見た図である。
【図２】ボードと枠材との取り付けの態様を示す。
【図３】コーナー部材の取り付けの状態を示す。
【符号の説明】
ボード１条溝１１
枠材２突条２１
コーナー部材３係止突起３１
コーナー部４

Claims

ボード（１）と、このボード（１）の４辺に取り付けられた枠材（２）と、それぞれの枠材の端部によって形成されたコーナー部を覆うコーナー部材（３）とから形成された焼却処理可能なプラスチック材からなる表示ボードであって、
前記枠材（２）は、ボード（１）の側縁の幅に合った幅を持つ断面がコの字サッシ状をなし、その側面内側に形成された突条（２１）をボード（１）の側縁に沿って形成された条溝（１１）に挿入することでボード（１）に取り付けられており、
前記コーナー部材（３）は、ボード（１）に取り付けられた枠材（２）の外周面を取り包むように断面がコの字状に形成され、また、その両先端に形成された係止突起（３１）を枠材（２）の両端に係止することで、各枠材（２）の端部によって形成されたコーナー部（４）に取り付けて各枠材（２）を連結した表示ボード。
前記ボード（１）は、その表面硬化可能、印刷可能、または、表示事項をプリントしたフィルムを貼り付け可能とした発泡プラスチックからなり、
前記枠材（２）は、硬質のプラスチックからなり、
かつ、
前記コーナー部材（３）は、軟質のプラスチックからなり、
ボード（１）と枠材（２）とコーナー部材（３）に分解でき、それぞれが再生可能とした請求項１に記載の表示ボード。
前記コーナー部材（３）には、つり下げ具またはひも付け穴を設けた請求項１に記載の表示ボード。